JPH06235565A - 空調スペースの温度を調節する冷凍装置及びその作動方法 - Google Patents

空調スペースの温度を調節する冷凍装置及びその作動方法

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JPH06235565A
JPH06235565A JP5325874A JP32587493A JPH06235565A JP H06235565 A JPH06235565 A JP H06235565A JP 5325874 A JP5325874 A JP 5325874A JP 32587493 A JP32587493 A JP 32587493A JP H06235565 A JPH06235565 A JP H06235565A
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refrigeration system
heat
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Dale Thomas Johnson
トーマス ジョンソン デール
Roland L Roehrich
ルイス ローリッチ ローランド
Herman H Viegas
ハーモジオ ヴィーガス ハーマン
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Thermo King Corp
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Thermo King Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温流体をより有効且つ効果的に利用できる
輸送式と定置式の両方の用途に適した低温流体利用の空
調及び冷凍装置に関する。 【構成】 加熱サイクルと冷却サイクルにより空調スペ
ース(14)の空気を調和する冷凍装置(10)が、熱
交換器(42)及びヒートパイプ(58)を有する。低
温流体(18)は冷却サイクル中、熱交換器を通って循
環する。加熱サイクル中、低温流体の流れが停止され、
熱がヒートパイプを経て熱交換器中に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に空調及び冷凍装
置に関し、特に、低温流体(cryogen)を利用する定置又
は据付け及び輸送式空調及び冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明を解決しようとする課題】輸送式
冷凍装置は、車両、ストレート形トラック、トレーラー
トラック、冷凍コンテナ等の冷凍スペース(以下、「空
調スペース」という)の空気を調和し、空調スペースの
空気は所定の設定温度の周り又はその近傍の狭い温度範
囲に調節される。かかる空調及び冷凍装置は従来、機械
的な冷凍サイクル中にクロロフルオロカーボン(以下、
「CFC」と称する)冷媒を利用している。機械的冷凍
サイクルでは、原動機(多くの場合、内燃機関であり、
例えばディーゼルエンジンである)によって駆動される
冷媒圧縮機が必要である。成層圏オゾン(O3 )に対す
るCFCの予想減少効果に鑑みて、空調及び冷凍装置内
で使用されているCFCに代わる実用的な手段が研究模
索されている。
【0003】低温流体、即ち極低温液体状態(very col
d liquid state)に圧縮されたガス、例えば二酸化炭素
(CO2 )及び窒素(N2 )を空調及び冷凍装置内に使
用することが特に魅力あるものになっている。というの
は、CFCが不要になることに加えて、圧縮機及び関連
の原動機が不要になるからである。低温流体を利用する
本発明者の知っている冷凍装置は、空調スペースからの
空気と熱交換関係にある熱交換器の感何時又は複数の流
体流路を通して低温流体を循環させることにより冷却サ
イクルを行わせる。設定温度保持のため加熱サイクルが
必要な場合、又は霜取りサイクルが必要な場合、適当な
バーナ及び可燃性燃料で低温流体を加熱し、そして加熱
した低温流体を空調スペースの熱交換器の単一又は複数
の流体流路を通して循環させる。かくして、低温流体は
冷却サイクル中に膨張し、低温流体と熱源に関連した燃
料、例えばプロパン、液化天然ガス等の両方を膨張させ
て加熱及び霜取りサイクルを行わせる。
【0004】輸送式と定置式の両方の用途に適してい
て、搭載式の低温流体容器が所与のものである場合、輸
送用途において長い運転時間が得られるだけでなくコス
トの安い運転状態が得られるよう低温流体を一層有効且
つ効果的に利用する新規且つ改良型の低温流体利用空調
及び冷凍装置を提供することが望ましく、これが本発明
の目的である。「冷凍装置」という用語は、以下、空調
用途と冷凍用途の両方、さらに輸送式と定置式の両方を
含むよう以下用いる。
【0005】液体状態の低温流体は、生鮮品、例えばレ
タスと関連のある温度よりも非常に低い温度状態で送り
だされる場合があり、そして/または「送り出されたま
まの」温度はある特定の冷凍品にとっては十分な低さに
はなっていない。かくして、凍結品を適当に空調する能
力を損なうことなく、スポット凍結の恐れを最少限に抑
えて生鮮品を収容しているスペースを効果的に空調する
低温流体を用いる冷凍装置を提供することが望ましく、
これが本発明のもう1つの目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】広義には、本発明は、加
熱手段及び低温冷却手段によってそれぞれ行なわれる加
熱サイクル及び冷却サイクルにより、選択された設定温
度近傍の所定の温度範囲に調節されるべき空調スペース
と関連した冷凍装置に関する。本発明の第1の実施例で
は、冷凍装置は、ヒートパイプ手段を備えた少なくとも
1つの熱交換器及び流体流路を構成する手段を含む。冷
却サイクルを行なわせるよう、熱交換器の流体流路と低
温冷却手段を作動的に相互に連結させるための手段が設
けられる。加熱サイクルを行なわせるよう、加熱手段が
熱をヒートパイプ手段に加える。冷却及び加熱サイクル
中、送風機手段が空気を空調スペースと熱交換器との間
で循環させる。
【0007】送風機手段は好ましくは、低温流体供給源
から、任意の時点において空調スペースの要件の関数と
して直接にまたは間接に受け入れられる蒸発低温流体に
よって駆動される蒸気駆動モータを含む。例えば、低温
流体は、加熱サイクル中、しかも、ナルサイクル中、即
ち設定温度維持のために空調スペースが加熱サイクルも
冷却サイクルも必要としない時においても供給源から直
接受け入れられる。冷却サイクル中、低温流体は供給源
から熱交換器を介して間接的に得ることができる。ヒー
トパイプ手段を加熱する加熱手段は、可燃性燃料の供給
源及び加熱サイクル中燃料を燃焼させてヒートパイプ手
段を加熱するための手段を含む。同一の燃料供給源によ
って動作を行なう追加の加熱手段が設けられており、追
加の加熱手段は低温流体を蒸気駆動モータ手段に導入す
る前に、蒸発低温流体を監視するのに用いられる。本発
明の好ましい実施例では、ヒートパイプ及び熱交換器の
流体流路は同一の熱伝導性の伝熱フィンと熱流通関係を
なして配置されている。
【0008】本発明の要旨はまた、空調スペースを、冷
媒源及び熱交換器手段により所定温度範囲の選択された
設定温度に冷却する方法であって、所定の熱力学特性を
備えた冷媒を選択し、前記温度範囲を少なくとも第1及
び第2のセグメントに区分し、冷媒の熱力学特性に従っ
て、温度範囲の前記セグメントの各々について圧力範囲
を選択し、それにより対応の方は圧力範囲を得、前記対
応の方は圧力範囲を生じさせる膨脹装置を準備し、前記
膨脹装置を冷媒源と熱交換器手段との間で選択可能な平
行な流路内に連結して温度範囲の各々のセグメントと関
連した温度関連流路を得、温度範囲のどのセグメントが
選択された設定温度と関連しているかを決定し、決定さ
れた温度セグメントと関連のある圧力関連流路を選択し
て冷媒の流れを冷媒源と熱交換器手段との間に差し向け
ることを特徴とする方法にある。また本発明の要旨は、
空調スペースを、所定の温度範囲内の選択された設定温
度に冷却する冷凍装置であって、冷媒源と、熱交換器手
段と、冷媒源と熱交換器手段との間で平行に連結される
複数の選択可能な圧力関連流路を構成する手段とを有
し、圧力関連流路は冷媒を、所定温度範囲を所定セグメ
ントに区分するよう選択された互いに異なる所定圧力の
状態で熱交換器手段に与え、前記冷凍装置は、空調スペ
ースの冷却目標温度である前記選択された設定温度を含
む温度範囲のセグメントに応じて冷媒源から熱交換器手
段への冷媒の流れが得られるよう圧力関連流路のうち一
方を作動的に選択する手段を含むことを特徴とする冷凍
装置にある。
【0009】また本発明の要旨は、空調スペースの温
度、少なくとも冷却サイクルにより選択された設定温度
に近い所定の温度範囲に調節する冷凍装置であって、冷
凍装置は低温流体冷却手段を液体の状態で含み、前記冷
凍装置は、流体流路を構成する熱交換器手段と、熱交換
器手段内の液体低温流体の重圧により冷却サイクルを行
なうよう熱交換器手段の流体流路と低温流体冷却手段を
作動的に相互に連結するための制御可能な調節弁手段を
含む手段と、熱交換器手段から出る蒸発低温流体の過熱
の度合を求めるための手段と、調節弁手段を制御してあ
る質量流量の液体低温流体を蒸発低温流体中の過熱の度
合の関数として熱交換器手段に与えるための制御手段と
を含むことを特徴とする冷凍装置にある。
【0010】本発明の好ましい実施例では、液体低温流
体の質量流量を調節する冷凍装置は、空気を空調スペー
スから引き出し、空気を熱交換器手段と熱交換関係をな
して移動させ、調和空気を空調スペース内に送り出す送
風機手段とを有する。送り出された調和空気の温度を検
出する手段が設けられる。制御手段が、調節弁手段及び
低温流体冷却手段から熱交換器手段への液体低温流体の
質量流量を送り出された調和空気の温度の関数として制
御し、送り出された調和空気の温度が所定の床値よりも
低くならないよう質量流量を減少させる。
【0011】また本発明の要旨は、空調スペースの温度
を、少なくとも冷却サイクルにより、選択された設定温
度に近い所定の温度範囲に調節するための冷凍装置を作
動する方法であって、冷凍装置は液体の状態の低温流体
冷却手段及び熱交換器手段を有し、前記方法は、低温流
体冷却手段から熱交換器手段への液体低温流体の流量を
調節して、熱交換器手段内における液体低温流体の蒸発
により冷却サイクルを行なわせ、熱交換器手段から出る
蒸発低温流体の過熱の度合を求め、低温流体冷却手段か
ら熱交換器手段への液体低温流体の質量流量を、蒸発低
温流体中の過熱の度合の関数として制御することを特徴
とする方法にある。
【0012】好ましい実施例では、本発明の方法はま
た、空気を空調スペースから引き出す段階と、空気を熱
交換器手段と熱交換関係をなして移動させる段階と、調
和空気を空調スペース内に送り出す段階と、送り出され
た調和空気の温度を検出する段階と、低温流体冷却手段
から熱交換器手段への液体低温流体の質量流量を送り出
された調和空気の温度の関数として制御する段階とを有
し、該制御段階では、質量流量を減少させて、送り出さ
れた調和空気の温度が所定の床値よりも低くならないよ
うにする段階を含む。
【0013】本発明の内容は、例示的に示すにすぎない
図面と関連して以下の詳細な説明を読むと一層明らかに
なろう。
【0014】
【実施例】以下の説明及び請求項で用いられている「空
調スペース」という用語は、食品その他の腐敗しやすい
物品の保存、工業製品の輸送のための適切な環境の維
持、人に快適さを与えるためのスペースの空調(空気調
和)等のための温度及び/又は湿度が調節されるべき、
定置又は据付け及び輸送用途を含む任意のスペースをい
う。「冷凍装置」という用語は、人に快適さを与える空
調システムと腐敗しやすい食品の保存及び工業製品の輸
送のための冷凍システムの両方を総称するのに用いられ
ている。また、空調スペースの温度を、選択された設定
温度に調節するという場合、空調スペースの温度は選択
された設定温度に近い所定の温度範囲に調節されるとい
うことである。図において、常開の弁が白抜きの円で示
され、常閉の弁が円の中に×を付けて示されている。当
然のことながら、関連の電気又は電子制御装置(以下、
「電気制御装置」という)の切替えにより、図示の消勢
状態を逆にすることができる。図において、弁へ向いた
矢印は、弁が電気制御装置により制御され、或いは制御
可能であることを示している。
【0015】本発明は、冷凍装置が選択された設定温度
に調節されるべき単一の空調スペースと連携している場
合における使用に適し、また本発明は、冷凍装置が区画
化された用途と連携している場合、即ち、空調スペース
が選択された設定温度に個々に調節されるべき少なくと
も第1及び第2の別々の空調スペースに分けられている
場合における使用にも適している。区画化された用途で
は、例えば一方の空調スペースを冷凍品の空調に用い、
他方を生鮮品に用い、或いは所望ならばそれらを組み合
わせて使用しても良い。
【0016】今図面を参照し、特に図1を参照すると、
空調スペース用として好適であり、特にストレート型ト
ラック、トレーラートラック、コンテナ等に使用するも
のとして最適な冷凍装置10が示されている。なお、
「車両」という用語は、一般に冷凍装置を利用する種々
の輸送用車両を総称するよう用いられている。
【0017】より詳細に述べると、図1は、本発明の教
示に従って構成された冷凍装置10の斜視図を示してお
り、冷凍装置10は例示目的で述べるとトレーラーであ
る車輌12のノーズ11にスイッチされた状態が示され
ている。後で説明する低温流体及び燃料供給容器または
タンクが任意適当な位置、例えば車輌12のノーズまた
は前壁11に取り付けられ、或いはその下側15から吊
り下げられている。
【0018】次に図12を参照すると、図1に示す冷凍
装置10の例示の態様の詳細な線図が示されている。
【0019】冷凍装置10は、あらかじめ選択された設
定温度に調節される単一空調スペース14を備えた車輌
12に使用でき、しかも、空調スペース14が、選択さ
れた設定温度(互いに異なる空調スペースにおいて異な
る場合がある)に個々に調節される2または3以上の別
個の空調スペースに区画化され、或いは区分されている
場合にも使用できる。
【0020】図2に示す冷凍装置10は低温冷却手段1
3を有する。低温冷却手段13は、例えば符号18で示
す適当な低温流体、例えば液体窒素(N2 )、または液
体二酸化炭素(CO2 )の入った搭載型断熱または真空
供給容器16を有する。容器16はまた、低温流体20
を、液体レベルの上方においては蒸気の状態で守備をし
ている。例えば、全体の22で示す適当な地上支援装置
(トラックを含む)を弁26を含む供給ラインまたは導
管24に連結することにより容器16を選択された低温
流体で満たすのがよい。
【0021】容器16内の蒸気圧は、圧力発生及び調整
装置28によって所定値よりも高く維持され、かかる圧
力発生及び調整装置28内では、導管30,31がそれ
ぞれ圧力発生手段33を供給容器16の下方点と上方点
に連結している。導管30(これは容器16の下方点と
圧力発生手段33とを連結している)は、容器16内の
圧力が下がると液体の流れを可能にする弁32を含む。
圧力発生装置33は蒸発コイル34を有し、かかる蒸発
コイル34は周囲温度に直接露されるか或いは後述のよ
うにハウジング35内に配置するのがよい。導管31、
これは、圧力発生手段33と供給容器16の上方点とを
連結している)は、容器16内の圧力が下がると蒸気の
流れを可能にする弁36を有する。圧力読取り安全弁3
8が、容器16内の蒸気圧を直接検出できる点において
導管31内に設けられている。また、通気弁40が充填
プロセスを容易にするよう設けられている。弁40は、
必要ならば、充填中に地上支援装置22に連結するのが
よい。
【0022】弁32は、容器16内の圧力が所定値まで
下がると開く。所定値は、液体低温流体18が、冷凍装
置10の冷却サイクルと関連した流体流路(矢印37で
示す)内に流れるだけでなく圧力発生装置28内にも流
れることができるよう選択されている。低温流体がCO
2 である場合所定値は、CO2 の三重点、即ち75.1
3psiaよりも高い値に選択されており、この場合、圧力
発生装置28は、容器16内の蒸気圧を例えば少なくと
も約80psiaに調整している。
【0023】上述のように、弁32は液体低温流体を蒸
発コイル34内に導入し、蒸発コイル34(これは蒸発
温度、例えば車輌12の外部の周囲温度に露される)は
液体低温流体を暖めてこれを蒸発させる。後述する本発
明の実施例においては、蒸発コイル34は、加熱及び霜
取りサイクル中に用いられる燃料の燃焼の生成物によ
り、さらにより高いファン馬力を生じさせるのに用いら
れる燃料から生じるガスを利用することにより、或いは
暖かい低温流体を大気中へ放出される前に用いることに
より、特に低い周囲温度条件の間、周囲よりもより高い
温度に露される場合がある。
【0024】CO2 を適当な低温流体の例として用いる
と、送り出された時の特性の第1の例においては、容器
16を、初期圧力が約100psia及び初期温度が約−5
8°F(−50℃)のCO2 で満たし、かかる条件は輸
送式冷凍装置の公称温度制御範囲の温度の下限を熱力学
的に満足させる。当然のことながら、その他の圧力及び
温度も用いることができる。第2の例については、液体
低温流体18は、地上支援装置22から圧力が300ps
ia、温度が0°F(−17.8℃)の状態で送り出され
たCO2 であるのがよい。第1の例では、低温流体の温
度は、単一の関連空調スペースまたは単一または複数の
連携状態にある空調スペース内の任意所望の設定温度を
熱力学的に保つのに十分低い。第2の例では、冷凍装置
10の従来の選択可能な冷却範囲の下限は、低温流体の
「送り出されたときの」温度、即ち送出し温度の十分下
になる。例えば、選択可能な範囲の下限は−20°F
(−28.9℃)である。冷凍装置10は、後述するよ
うに送出し温度の如何にかかわらず、空調スペース14
の所要の温度を満足するよう低温流体の蒸発温度を選択
し、または調節するための手段を含む。
【0025】冷凍装置10は熱交換器手段42を有す
る。熱交換器手段42は、1または2以上の流体流路4
4、例えば従来複数の相互に連結された金属製ヘアピン
チューブ46で形成されたものを含み、かかるヘアピン
チューブ46は、チューブからチューブまで延びる複数
の密に間隔をおいた金属製伝熱フィン48と熱的に接触
関係にある。全体を符号44で示す単一または複数の流
体流路は、熱交換器構造体52の第1の部分50を形成
し、第1の部分50は第1及び第2の長さ方向端部5
4,56、所定の長さ方向寸法L1を備え、或いは全体
的に均等な装置を用いてもよい。
【0026】熱交換器手段42はさらに複数のヒートパ
イプ58を有し、ヒートパイプ58はヘアピンチューブ
46と伝熱関係にある同一のフィン48と熱交換関係を
なして延びている。ヒートパイプ58は、適当な液体、
例えばアンモニア(NH3 )または水を収容した端部が
閉鎖された金属製管、例えば任意所望の横断面形状の銅
製の管を含む従来構成のものであるのがよい。液体は加
熱されると蒸発して蒸発熱を吸収し、蒸気は冷却される
と凝縮して液体になり、凝縮熱を放出する。適当なウィ
ッキング材料、またはその均等物を例えば銅製の巻取ス
クリーンまたはメッシュを、ヒートパイプの管状外側シ
ェルの内部に配置して、凝縮液がヒートパイプの蒸発端
部に戻るようにするのがよい。
【0027】ヒートパイプ58は、熱交換器構造体52
の第1の部分50と良好な熱伝達関係をなして配置され
ている。ヒートパイプ58は、任意所望の向き、水平、
鉛直、またはそれらの間の任意の角度をなして取り付け
ることができる。熱交換器構造体52の第1の部分50
へのヒートパイプ58の所要の良好な熱伝達を得るため
に、ヒートパイプを第1の部分50にクランプするか、
或いはヒートパイプをフィン48に設けられた締まり嵌
め、即ちプレス嵌め開口部及びその均等手段を貫通して
設けてもよい。
【0028】図2に示す本発明の実施例では、ヒートパ
イプ58は実質的に水平に向いており、ヒートパイプ5
8は熱交換器構造体52の下方部分または第2の部分6
0を形成する。第2の部分60は、第1の部分50の第
1の長さ方向端部54と一致する第1の長さ方向端部及
び第2の長さ方向端部62を有する。第2の部分60
は、第1の部分50の長さ方向寸法のL1よりもかなり
長い長さ方向寸法のL2を備え、第2の部分60はかく
して、第1の部分50の第2の長さ方向端部を越えて延
びる構造体64を含む。また、この第2の部分60のこ
の外方へ延びる構造体64は、ヒートパイプからヒート
パイプへ延びる複数の密に間隔をおいた金属製の平行な
電熱フィン66を含むのがよい。第2の部分60の外方
へ延びる構造体64は、ヒートパイプ58の蒸発端部を
形成し、この蒸発端部には、後述するように加熱または
霜取りサイクル中熱が加えられる。
【0029】熱交換器手段42は、開口部68と隣接し
ている車輌12のノーズ部分11の外側壁に取り付けら
れている。送風機手段70は空気を空調スペース14か
ら開口部68を通って引き込み、この「戻り空気」は矢
印72で示されている。送風機手段70は空気を空調ス
ペース14から熱交換器構造体52の中へ、これと熱交
換関係をなして強制的に送り込み、この空調された送り
出し空気は矢印74で示されている。送り出し空気74
は調和空気を開口部68を通って差し向ける送り出しプ
レナム76を経て空調スペース14により流入する。任
意的に用いられる霜取りダンパ78を送り出しプレナム
76内に配置するのがよく、霜取りダンパ78は開放位
置と、調和空気が空調スペース14内へ送り出されない
ようにする閉鎖位置を有する。送風機手段70は霜取り
サイクル中、作動を停止させる場合、霜取りダンパ78
は不要である。
【0030】電気制御装置モジュールまたはコントロー
ラ80が、空調スペース14の温度を所定の設定温度に
保持するのに空調スペース14が冷却サイクルを必要と
するか加熱サイクルを必要とするかを判別する。設定温
度は、設定温度セレクタ82によって選択される。また
制御装置80は、熱交換器構造体52上に生じる霜及び
氷を除去するのに霜取りサイクルが必要な時期を判定す
る。電気制御装置80への追加の入力は、戻り空気温度
センサ84、送り出し空気温度センサ86、熱交換器構
造体52の表面温度を検出する温度センサ88、周囲温
度センサ90及び送風機手段70と関連した温度センサ
92からの入力を含む。
【0031】低温冷却手段13は、上述の流体流路37
を経て熱交換器手段42の流体流路44に連結されてい
る。流体流路37は、液体低温流体18の流量を制御す
る流量制御弁94を備えた導管93及び流体流路44に
連結された導管96を有する。低温流体18が選択され
た設定温度の要件を熱力学的に満たす温度、例えば送出
し温度が−58°F(−50℃)で常時送り出される場
合、導管96に直接連結するのがよい。低温流体を、選
択された温度範囲の温度下限を熱力学的に満足しない温
度で送り出される場合、第1及び第2の選択可能な平行
枝部98,100は第1及び第2のT継手102,10
4を介して導管93と96との間に連結されている。第
1の平行な枝部98は、弁108を備えた導管106を
含み、第2の平行な枝部100は膨脹弁112を備えた
導管110を有している。膨脹弁112は、固定オリフ
ィスを有するのがよく、所望ならば調節可能なオリフィ
スを有してもよい。
【0032】制御装置80により、空調スペース14
が、温度セレクタ82によって選択された設定温度を達
成しまたは保持するのに冷却サイクルを必要とすること
が検出されると、制御装置80は、選択された設定温度
及び容器16内の低温流体18の温度の関数として平行
な枝部98または100のうちいずれか一方を選択す
る。もし例えば低温流体18が上述の例で用いられた2
種類の温度、即ち0°F(−17.8℃)または−58
°F(−50℃)のうち一方の温度状態で送り出される
ならば、制御装置80に接続されているセレクタスイッ
チ114を用いて、いずれの温度の低温流体が用いられ
ているかどうかを制御装置80に指示するのがよい。例
えば、スイッチ114は、その第1の位置116では論
理1の入力を与え、第2の位置118では論理0の入力
を与え、電源は、電池120であるものとして示されて
いる。例えば、論理1の入力を用いると、2つの送出し
温度のうちの低い方が示され、論理0が用いられると2
つの温度のうち高い方の温度が示される。
【0033】容器16内の低温流体18が、2種類の温
度のうち低い方の温度、即ち、輸送式冷凍装置10の完
全な温度範囲全体を熱力学的に取り扱う温度の状態にあ
る場合、制御装置80は、枝部100を閉じたままの状
態で、第1の枝部98を選択して弁108を開放する。
容器16内の低温流体18が2種類の温度のうち高い方
の温度状態にある場合、制御装置80は、選択された設
定温度が所定の値、例えば+20°F(−6.7℃)よ
りも高いか低いかを判定する。設定温度がこの所定の値
よりも高い場合、それにより、低温流体18の「供給さ
れた時の」温度が熱力学的に適当であることが示され、
弁112は閉鎖され弁108は開放される。設定温度が
所定値またはそれよりも低い場合、それにより、「供給
された時の」温度が熱力学的に適当でないことが示さ
れ、電気制御装置80は弁108を閉鎖し、膨脹弁11
2は動作されて、低温流体18の温度を下げると共にそ
れと対応する蒸発温度を、選択された設定温度を熱力学
的に満足する温度の値まで下げるオリフィスサイズを生
じさせる。
【0034】本発明の好ましい実施例では、セレクタス
イッチ114は、温度センサまたは圧力センサ121を
設けることによって不要となる。センサ121は、容器
16内の低温流体18または20の温度または蒸気圧を
検出するよう配置されており、センサ121の出力は制
御装置80に接続されている。制御装置80は正しい流
体流路を決定し、かくして正しい膨脹を行なわせて低温
流体の実際の特性に応じて所望の蒸発温度が得られるよ
うにし、スイッチ114の作動における誤差の恐れをな
くしている。
【0035】導管96は流体流路44の入口端部122
に入り、入口端部は複数の平行な流体流路を用いる場合
ヘッダである。空調スペースの戻り空気72は、送風機
手段70によって熱交換器構造体52上をそしてその中
を移動し、熱を戻り空気72から奪い、調和空気74を
空調スペース14内に送り戻す。戻り空気72から奪っ
た熱は流体流路44を通って流れる低温流体を蒸発さ
せ、これを過熱する。蒸発した低温流体は、導管112
4を介して出口端126のところで熱交換器構造体52
から出る。かかる出口端部126はまた、2以上の流体
流路44を用いる場合にはヘッダである。例えば、導管
124を通って流れる低温流体の温度を検出するよう配
置されたセンサ125を用いることにより、熱交換器4
2の出口端部126における低温流体の流体の温度が求
められる。センサ125の出力は制御装置80に接続さ
れている。例えば、霜取りサイクルが必要であるときを
検出するためのセンサ125またはセンサ88或いはこ
れらの両方を用いるのがよい。
【0036】空調スペース14が1または2以上の追加
の空調スペースを形成するよう区画化されている場合、
第1の例として、導管124を隣接の区画室内の熱交換
器に連結するのがよく、この追加の熱交換器は、熱交換
器手段42と関連した温度よりも高い温度の空調スペー
スと関連している。第2の例として、液体低温流体を追
加の空調スペースの単一または複数の熱交換器内で蒸発
させることが望ましい場合、導管93または導管96か
らの液体低温流体が、適当な導管、弁類、及び制御手段
を介して、熱交換器42と関連して説明したようにかか
る追加の熱交換器の各々に与えるのがよい。第2の例で
は、第1の区画室からの使用した低温流体を、適当な加
熱手段により加熱し、追加の区画室内の熱交換器に差し
向け、加熱及び霜取りサイクル中、熱を追加の区画室に
与えるのがよい。
【0037】蒸発した低温流体は、最後の熱交換器から
出た後大気中へ放出される。しかしながら、特に輸送式
冷凍用途に適した本発明の好ましい実施例では、蒸発し
た低温流体は送風機手段70に動力を供給するよう用い
られる。送風機手段70は、ブロワまたはファン130
を駆動する容器モータまたは蒸気駆動タービン(以下、
蒸気モータ128と総称する)を含む。同日出願の米国
特許出願第07/982,764号に開示されているよ
うに、ブロワまたはファン130に対する独立の制御が
組み込まれており、ブロワまたはファン130は、冷却
及び加熱サイクル中、しかも空調スペース14の空気を
冷却したり加熱したりすることなく、例えば空調スペー
ス14内の選択された設定温度維持のために冷凍装置1
0が加熱も冷却も必要としない場合に開始されるナルサ
イクルの間、空気を空調スペース14中に循環させるこ
とができる。かくして、冷却サイクル中、暖かい蒸発低
温流体を大気中に放出させることなく、これを低温流体
差向け手段132を介して、蒸気モータ128の入力側
に連結された入力導管134に差し向ける。蒸気モータ
128は、空調スペース14と熱交換器42との間で空
気の循環を行なわせるための唯一の動力源であるのがよ
く、或いは蒸気モータは、電池、同期機、発電機、内燃
機関等によって駆動されるファンまたはブロワを補充す
るものであってもよい。本発明の定置用途では、電気幹
線に接続された電気モータを、蒸気モータに代えて或い
はこれと関連して用いてもよい。また定置用途では、消
費した低温流体を集めて再び圧縮するのがよい。
【0038】同日出願の米国特許出願第07/982,
364号の教示によれば、低温流体差向け手段132は
好ましくは、適当な導管を介して導管124に連結され
た入力端部140及び導管134に連結された出力端部
142を備えた熱交換器を含む加熱手段136を有す
る。加熱手段136はさらに、可燃性燃料、例えばプロ
パン、液体天然ガス、ディーゼル燃料等の供給源14
4、バーナ146、及び弁150を介して燃料供給源1
44とバーナ146との間に連結される導管148を含
む。定置用途では、熱を、電気、高温液体、蒸気、排ガ
ス等を含む他の適当な源から得ることができる。かくし
て、蒸気モータ128を出る蒸発低温流体のエネルギー
が、空気流れセンサ152または例えば蒸気モータ12
8と関連した速度またはRPMセンサ手段151によっ
て検出できる空調スペース14内の所望の空気流量を生
じさせるには不十分である場合、制御装置80は弁15
0を開いて燃料を点火し、それにより符号154で示す
火炎を生じさせる。温かくなった低温流体は、導管15
6を経て蒸気モータ128から流出し、導管156は、
低温流体を大気中へ直接放出するか、或いは隣接の区画
室内で加熱及び霜取りサイクルを助けるよう消費された
低温流体を用いることと関連して上述したように、或い
は後で説明するようにもう一度用いるのがよい。
【0039】冷却サイクルを終えて冷凍装置10の作動
を停止させると、熱交換器手段42の入力側の弁、例え
ば弁94を閉鎖し、そして熱交換器手段42の出口端部
または出力端部126と加熱手段136の入力端部14
0の間で低温流体流路中の熱交換器手段42の出力側に
設けられている弁を閉じることにより、例えば弁157
を導管124中に設けることにより低温流体流路中の遮
断による隔離を行なうことが望ましい。
【0040】空調スペース14が、設定温度を達成する
と共に、または保持するのに加熱サイクルを必要とし、
或いは熱交換器構造体52を霜取りするのに加熱サイク
ルを必要とする場合、流量制御弁94を閉じる。その理
由は、加熱サイクルを行なうよう熱交換器手段42の流
体流路44中では低温流体が用いられないからである。
熱は、熱交換器構造体52の第2の部分60の外方に延
びる構造体64(ヒートパイプ58を含む)に、燃料供
給源144または異なる燃料供給源に連結できるバーナ
158及び弁162を含む導管160を介して加えられ
る。制御装置80は弁162を開放してバーナ158を
点火し、それによりヒートパイプ58を加熱してその中
の流体を蒸発させる火炎164を生じさせる。ヒートパ
イプ58内の高温蒸発流体は、熱交換器構造体52の第
1の部分50間で移動し、冷却フィン48によって凝縮
され、凝縮熱をフィン48に放出し、かかる熱はフィン
48によって上方に伝えられてヘアピンチューブ46に
伝達される。送り出し空気74は、この加熱構造体52
から熱をピックアップし、これを空調スペース14に送
り込む。かくして、低温流体の加熱及び消費を行なうこ
となく、加熱及び霜取りサイクルが行なわれ、冷却サイ
クルのため及び蒸気モータ128の駆動のための低温流
体が節約される。これは、従来の低温流体利用システム
によって教示されているように冷却サイクルと加熱サイ
クルの両方を行なうよう単一の手段として用いられる低
温流体供給源がすぐに少なくなってしまう低い周囲温度
の場合に特に重要である。
【0041】熱を、熱交換器52の外方に延びる構造体
64内のヒートパイプ58の部分に直接加えるのではな
く、外方に延びる構造体64は、ヒートパイプ58の熱
付加端部が浸漬されている液体充填エンクロージャを含
むのがよい。例えば、バーナ158を用いてエンクロー
ジャを加熱することにより、液体充填エンクロージャ内
の液体を加熱し、加熱された液体により、ヒートパイプ
58が加熱される。かかる実施例では、例えばヒートパ
イプ58はそれぞれ、アングルまたは曲り部を有するの
がよく、かかる曲り部により、熱付加端部は液体充填エ
ンクロージャ内へ下方に差し向けられる。液体充填エン
クロージャ内の液体の沸点は、ヒートパイプ58内の液
体の蒸発温度よりも高い必要がある。液体充填エンクロ
ージャの適当な液体は例えばエチレングリコールであ
る。液体中に浸漬されているヒートパイプ58の熱付加
端部は所望ならばフィンが設けられていても或いは設け
られていなくてもよい。
【0042】霜取りサイクルは上述した加熱サイクルと
類似しているが、加熱された空気がダンパ78を閉じる
ことにより霜取りサイクル中は空調スペース14内に入
らないようになっている点において異なる。霜取りサイ
クルは、タイマー、手動スイッチ、フィン48のうち1
つに連結された温度センサー88、熱交換器手段42か
らの冷媒の出口温度を検出する温度センサー125、プ
ログラム化されたアルゴリズム等によって開始できる。
温風が霜取りサイクル中空調スペース14内に入らない
ようにすることは、好ましくは、蒸気モータ128への
低温流体の供給を止め、霜取りサイクル中、低温流体を
保存し、霜取りダンパ78を不要にすることにより達成
される。霜取りダンパ78が設けられている場合、これ
を閉じて蒸気モータ128を霜取りサイクル中動作状態
のままにしておくことが望ましく、これにより霜取り時
間を短縮できるという利点がある。
【0043】蒸発低温流体は加熱サイクル中は熱交換器
構造体52から利用することができる。かくして複数の
異なる装置のうち選択された1つを介して供給容器16
から直接に得る。第1の装置は、蒸発低温流体20を例
えばタッピングコンダクタ31により、容器16及び圧
力発生及び調整装置28から受け入れる。コンダクタ1
66,168がそれぞれ導管31,124内に設けられ
ており、流量調整弁170及び弁172が導管174,
176内でこれらの間に連結されている。このように構
成することが好ましいが、その理由は、蒸気20を生じ
させるよう液体18を蒸発させる手順により、熱を液体
18から奪い、これを冷却するからである。容器16内
の圧力が接合部210のところの圧力よりも下がった場
合に、容器16内への流れを阻止するために逆止弁17
7を導管174中に設けるのがよい。
【0044】同日出願の米国特許出願第07/982,
333号に開示されているように、消費された蒸発低温
流体の温度が周囲温度よりも高い場合、副生物としての
熱が、システム内で用いられている任意の周囲ループま
たはコイルに差し向けられる場合がある。例えば、ファ
ン馬力の需要に応じるよう液体低温流体18の十分な量
を蒸発させるために、消費された低温流体内の副生物と
しての熱を蒸発コイル34に差し向けるのがよい。例え
ば、蒸気モータ128から送り出されている低温流体の
温度がセンサ92,90によって検出されるように周囲
温度よりも高い場合、制御装置80は、蒸気モータ12
8から送り出されている低温流体を、蒸発コイル34の
回りのハウジング35に差し向けることができる。例え
ば、送り出し導管156をT継手178に連結すること
ができ、T継手178の一方の枝部は弁182を経て排
出導管180に連結され、残りの枝部は弁186を含む
導管184を介してハウジング35に連結されている。
かくして、温度の比較により、蒸発低温流体をハウジン
グ35に差し向ける必要があることが分かると、制御装
置80は弁182を閉じて弁186を開く。
【0045】熱を蒸発コイル34に加えるための変形構
成としては、バーナ146及び/またはバーナ158に
よって生じた高温燃焼ガスをハウジング35に差し向け
ることがあげられる。例えば、ハウジング188をバー
ナ146及び熱交換器138を包囲するよう配置するの
がよく、フラッパ弁190が、例えば導管184にT継
手194を介して接合する導管192をへて、高温ガス
をハウジング35に選択的に差し向けるよう配置されて
いる。導管184内の蒸気の流れがハウジング35の方
へ差し向けられるようにするために逆止弁195を導管
192内に設けるのがよい。同様に、ハウジング196
を熱交換器構造体52の第2のまたは延長部分64及び
バーナ158の回りに配置するのがよく、高温ガスを集
めてこれを導管198を介してハウジング35に差し向
ける。導管198を直接ハウジング35に連結してもよ
く、或いは導管198を図示のようにハウジング188
に差し向け、バーナ146を助けると共に単一の弁19
0が蒸発コイル34への高温ガスの供給を制御すること
ができるようにする。高温蒸気から熱交換器構造体52
内へ逆流しないようにするために逆止弁200を導管1
24内に設けるのがよい。
【0046】蒸発低温流体20を用いて蒸気モータ12
8についての低温流体に関する要件を満たす代わりに、
例えば、コネクタ202を介して導管93を枝分かれさ
せ、周囲ループ204と弁208を含む導管206を、
コネクタ202と導管124内の上述のコネクタ168
との間で連結することにより、液体低温流体18を用い
てもよい。
【0047】コンダクタ124内の低温流体は、容器1
6内の蒸気圧を用いて導管124内に所望の最小圧力を
維持することにより、冷却サイクル中の所定の最小圧力
値、例えば低温流体がCO2 である場合には80psiaよ
りも高く維持される。例えば、T継手210を導管17
4と176との間に設け、T継手212を導管124内
に設けることができる。導管124内の圧力を所定の最
小値よりも高く維持するために圧力調整弁216を備え
た導管214がT継手210と212との間に連結され
ている。
【0048】本発明のもう1つの特徴では、センサ92
によって検出される蒸気モータ128の出口導管156
のところにおける蒸気の温度が十分低い温度、例えば約
−60°F(−51℃)であれば、導管180からの蒸
気を、熱交換器42内に設けられていて、管46と類似
した追加の組をなす管(図示せず)を通して、導管18
0と追加の組をなす前記管との間に設けられた適当な導
管及び制御弁(図示せず)を介して差し向けるのがよ
い。
【0049】図3は、図3の実施例の選択可能な蒸発温
度に関する特徴に基づいて得られる本発明のもう1つの
特徴に従って、冷媒源及び熱交換器手段を介して空調ス
ペースを所定の温度範囲内の選択された設定温度に冷却
する方法を示すチャート218である。図3に示す方法
の具体化は、図4及び図5の冷凍装置219,221に
示されている。図2の構成要素と同一の図4及び図5の
構成要素には同一の符号が付けられており詳細な説明を
行なわない。この方法の冷媒源は図4及び図5において
上述の低温冷却手段13と同一であり、この方法の熱交
換器手段には図4においては符号220が付けられ、図
5においては符号222が付けられている。
【0050】例示の目的で述べると、所定の温度範囲
は、−40°F〜+80°F(−40℃〜+26.7
℃)であるように選択されている。本発明の方法は、所
定の熱力学的特性を有する冷媒を選択する段階を含む。
例示の目的で述べると、低温状態のCO2 は、0°F
(−17.8℃)の低温流体の蒸発温度に相当する30
0psiaの送り出された状態の圧力を有する冷媒として選
択される。
【0051】本発明の次の段階は、所定の温度範囲を少
なくとも第1及び第2の連続したセグメントに区分する
ことであり、3つの連続したセグメント224,22
6,228は例示の目的で図3において示されている。
第1の温度セグメント224は例えば+80°F(+2
6.7℃)〜+15°F(−9.4℃)であるように選
択され、第2の温度セグメント226は+15°F(−
9.4℃)〜0°F(−17.8℃)であるように選択
され、そして第3の温度セグメント228は0°F(−
17.8℃)〜−40°F(−40℃)であるように選
択される。
【0052】本発明の次の段階は、選択された冷媒CO
2 の熱力学的特性に応じて温度範囲の所定の温度セグメ
ントの各々について圧力範囲を選択して、温度セグメン
トを取り扱うのに適した蒸発温度を与えることになる対
応の飽和圧力範囲を生じさせることである。図3に示す
ように、選択された冷媒がCO2 である場合、0°F
(−17.8℃)の蒸発温度に相当する300psiaの飽
和圧力が第1の温度セグメント224に適している。換
言すると、「送り出された状態の」圧力が300psia、
蒸発温度が0°F(−17.8℃)のCO2 は、空調ス
ペースと関連した熱交換器内で蒸発すると、空調スペー
スを、第1の温度セグメント224内にあるように選択
される設定温度に熱力学的に冷却することができる。
【0053】図3に示すように、−15°F(−26.
1℃)の蒸発温度に相当する225psiaの飽和圧力が、
第2の温度セグメント226に適している。換言する
と、圧力が225psia、蒸発温度が−15°F(−2
6.1℃)のCO2 は、空調スペースと関連した熱交換
器内で蒸発すると、空調スペースを、第2の温度セグメ
ント226内に入るよう選択された設定温度まで熱力学
的に冷却することができよう。
【0054】さらに図3に示すように、−58°F(−
50℃)の蒸発温度に相当する100psiaの飽和圧力
は、第3の温度セグメント228に適している。換言す
ると、圧力は100psia、蒸発温度が−58°F(−5
0℃)のCO2 は、空調スペースと関連した熱交換器内
で蒸発すると、空調スペースを、第3の温度セグメント
228内に入るよう選択された設定温度まで熱力学的に
冷却することができよう。
【0055】本発明の次の段階は、対応の飽和圧力範囲
における選択された冷媒を提供する膨脹装置、弁、オリ
フィス等を準備することである。本発明の方法はさら
に、冷媒源13と熱交換器222または224との間の
選択可能な平行な圧力選択または圧力関連流路内で膨脹
装置を連結する段階を含む場合、温度範囲の各セグメン
ト224,226,228と関連した圧力関連流路が得
られる。図4及び図5では、常開弁230が第1の流路
232内に連結されて第1の温度セグメント224と関
連した圧力関連流路が得られ、常閉弁234及び膨脹装
置またはオリフィス236が第2の流路238内で連結
され、膨脹弁236は低温流体の圧力を300psiaから
225psiaに下げるよう選択されており、それにより第
2の流路238は第2の温度セグメント226と関連し
た圧力関連流路として機能するようになり、また常閉弁
230及び膨脹弁またはオリフィス242が第3の流路
244内で連結され、膨脹装置242は低温流体の圧力
を300psiaから100psiaまで下げるよう選択され、
それにより第3の流路244が第3の温度セグメント2
28と関連した圧力関連流路として機能するようにな
る。
【0056】弁230,234,240が、制御装置8
0からこれら弁の各々まで延びる制御ラインにより示す
ように制御装置80によって制御される。本発明の利点
として、弁230,234,240がオンオフ弁であ
り、使用可能ではあるが費用がより高い制御可能なオリ
フィス弁を用いるオリフィス弁が不要であるということ
があげられる。
【0057】本発明の方法は、図4及び図5の熱交換器
手段220,222内に複数の熱交換器、例えば図4及
び図5に示す第1、第2及び第3の熱交換器246,2
48,250を準備する段階を含む。本発明の方法はま
た、送風機手段252、例えば上述の蒸気駆動モータ1
28及びファンまたはブロワ130を準備する段階を含
む。また、本発明の好ましい実施例では、冷媒蒸気を蒸
気モータ128に導入する前に選択的に加熱するための
加熱手段が設けられており、この加熱手段は上述の加熱
手段136である。本発明の方法はさらに、複数の熱交
換器246,248,250及び蒸気モータ128を複
数の互いに異なる選択可能な熱交換器−モータ冷媒流路
構成で配置する段階を含み、各かかる熱交換器−モータ
流路構成は、蒸気モータ128及び複数の熱交換器のう
ち少なくとも2つを含む。本発明の方法は、いずれの温
度セグメント224,226または228が選択された
設定温度と関連しているか、即ちどの温度セグメントに
選択された設定温度が属しているかを判定する段階を含
む。次に、判定された温度セグメントに関連していて、
冷媒の流れを冷媒源13から熱交換器手段220または
222に差し向けるための圧力関連流路を選択し、熱交
換器−モータ流路構成を選択された特定の圧力関連流路
に応じて選択する。
【0058】より詳細に述べると、図4及び図5では、
3つの圧力関連流路232,238,244が常閉弁2
54を経て冷媒源13に連結されている。また、図4及
び図5に示すように、第1の熱交換器246は第1及び
第2の端部255,258を有し、第2の熱交換器24
8は第1及び第2の端部260,262を有し、第3の
熱交換器250は第1及び第2の端部264,266を
有している。
【0059】次に特に図4を参照すると、第1、第2及
び第3の圧力関連流路232,238,244がそれぞ
れ、弁254と第1の熱交換器246の端部256との
間で平行に接続されており、かくして、端部256は入
力端部として働き、端部258は熱交換器246の出力
端部として働く。第1の熱交換器246の第2の端部2
58は、蒸気圧を例えば約100psiaに下げるような寸
法に設定された膨脹装置268を経て、第2の熱交換器
248の第2の端部262に連結されている。第2の熱
交換器248の第1の端部260は加熱手段136及び
蒸気モータ128を介して第3の熱交換器の第2の端部
266に連結されている。また、第1の熱交換器246
の第2の端部258は、弁270及び導管272により
第2の熱交換器248をバイパスした状態で、加熱手段
136及び蒸気モータ128を経て第3の熱交換器手段
の第2の端部266に連結されている。圧力調整弁27
4がT継手166のところの源113の蒸気側からT継
手276のところの導管275を経て蒸気モータ128
の入力側に連結され、それにより、蒸気モータ128に
流入する低温流体の圧力が、CO2 の場合圧力を80ps
iaまたはそれ以上に維持してCO2 の凝固を阻止する所
定の圧力に或いはそれ以上に維持されるようにする。弁
274及び導管275の代わりに、蒸気モータ128に
通じる導管内に背圧調整弁を配置してもよい。
【0060】図4に示す冷凍装置219の作動の第1の
例として、設定温度セレクタ82が空調スペース14内
の非冷凍品、例えば精選食品と関連した温度、例えば+
35°F(+1.67℃)を選択するよう設定されてい
るものと仮定し、それにより設定温度が図3に示す冷却
温度範囲の第1のセグメント224内に入っている。C
O2 が必要な場合制御装置80は弁254を開放市、す
ると冷媒は、源13から弁254を通り、開放した状態
の弁230及び第1の圧力関連流路232を通り、第1
の熱交換器246を通って流れて、0°F(−17.8
℃)の温度の液体低温流体を蒸発させ、圧力を低下させ
る膨脹装置またはオリフィス268を通り、第2の熱交
換器248を通り、空調スペース14内に所要の空気流
を得るのに加熱が必要であるかどうかに応じて熱を低温
流体に与え或いは与えないようにする加熱手段136を
通り、蒸気モータ128を通り、そして第3の熱交換器
250を通って流れる。膨脹装置268は等エンタルピ
ー膨脹により圧力を約100psiaまで下げ、それにより
また低温流体が第2の熱交換器248に入る前にその温
度を低くし、等エントロピー膨脹が蒸気モータ128内
で生じ、機械的なエネルギーを蒸発低温流体から取り出
し、それと同時に蒸気を第3の熱交換器250中へ差し
向ける前に蒸気の圧力温度及び温度を下げる。第3の熱
交換器250を出る低温流体をもう1度利用し、所望な
らば集め或いは生じさせる。空調スペース14がもはや
冷却を必要としない場合、制御装置80は弁254を閉
鎖する。
【0061】空調スペースが設定温度保持のため熱を必
要とする場合、或いは熱交換器手段220の霜取りのた
めの熱が必要な場合、図2に示すヒートパイプ58の形
態の加熱手段を用いるのがよく、或いは低温流体を熱交
換器手段220中へ差し向ける前に、加熱手段136に
類似した加熱手段に通すのがよい。
【0062】セレクタ82によって選択された設定温度
を、第2の温度セグメント226に入る値に設定する
と、制御装置80は弁254,234を開くが弁230
を開く。かくして、低温流体を第2の圧力関連平行流路
238中に差し向け、それにより圧力を225psiaに下
げて−15°F(−26.1℃)の蒸発温度を得る。熱
交換器−モータ流路は、第1の温度セグメント224に
入る設定温度に関して説明したのと同一である。
【0063】セレクタ82によって選択された設定温度
を、第3の温度セグメント228に属する値、例えば−
20°F(−28.9℃)に設定すると、制御装置80
は弁254,240,270を開き、これに対して弁2
30を閉じる。かくして、低温流体を第3の圧力関連平
行流路244中に差し向け、それにより圧力を100ps
iaに下げて、−58°F(−50℃)の蒸発温度を得
る。熱交換器−モータ流路はまた、第3のセグメント2
28に属する設定温度に対応して変更される。というの
は、その時点で開いている弁270により低温流体蒸気
が第2の熱交換器248をバイパスして直接加熱手段1
36の入力端部140に進むからである。蒸気圧が流路
244によって、オリフィス268及び熱交換器248
によって別の冷却段階を用いることを非実用的にする点
まで下がると熱交換器流路を変更する。従って、設定温
度が第3の温度セグメント内にあるときは、オリフィス
268及び熱交換器244をバイパスさせる。
【0064】図5の冷凍装置221では、第1及び第2
の圧力関連流路232,238を弁254と第1の熱交
換器246の第2の端部258との間で平行に連結し、
これに対し第3の圧力関連流路244を弁254と第2
の熱交換器248の第1の端部260との間に連結す
る。第1の熱交換器246の第1の端部256を上述の
膨脹装置268を経て第2の熱交換器248の第1の端
部260に連結し、それにより蒸気圧を例えば約100
psiaに下げる。第2の熱交換器248の第2の端部26
2は加熱手段136及び蒸気モータ128を経て第3の
熱交換器250の第1の端部264に連結されている。
圧力調整弁274は図4の実施例におけるように、導管
275により蒸気モータ128の入力側に連結されてい
る。
【0065】図5に示す冷凍装置221の動作原理を説
明すると、設定温度セレクタ82が第1の温度セグメン
ト224に入る温度を選択すると、制御装置80は必要
に応じて弁254を開いたり閉じたりし、それにより空
調スペース14内の温度を、選択された設定温度に近い
所定の狭い範囲内に維持する。
【0066】低温流体流路は、弁254、第1の圧力関
連平行流路232、第1の熱交換器246、膨脹装置2
68、第2の熱交換器248、必要に応じて熱を加えて
空調スペース14内の所望の空気流量を維持する加熱手
段136、蒸発モータ128、及び第3の熱交換器25
0を含む。
【0067】設定温度セレクタ82を第2の温度セグメ
ント226に入る温度の値に設定すると、弁254,2
34を開放し、弁234を閉鎖し、それにより第2の圧
力関連流路238及び第1の温度セグメント224内の
設定温度について使用されたのと同一の熱交換器−モー
タ流路を選択する。
【0068】設定温度セレクタ82を第3の温度セグメ
ント228に入る温度の値に設定すると、弁254,2
40を開放し、これに対して弁230を閉鎖し、それに
より第3の圧力関連流路244を選択する。
【0069】熱交換器−モータ流路が、第1及び第2の
温度セグメントの設定温度の値について用いられたもの
とは異なり、第1の熱交換器246及び膨脹装置268
は図4の実施例と関連して指摘した理由によりバイパス
される。低温流体は第2の熱交換器248に流入し、こ
の第2の熱交換器248は、液体低温流体を蒸発させる
よう機能する熱交換器246ではなくて、蒸発器として
今や機能する。次に、蒸発低温流体は加熱手段136、
蒸気モータ128、及び第3の熱交換器250を通って
進む。
【0070】図6は、本発明のもう1つの実施例に従っ
て構成された冷凍装置280の線図である。
【0071】図2、図4及び図5の冷凍装置に関連して
上述したのと類似の冷凍装置280の構成要素には同一
の符号が付けられており、詳細な説明を繰り返さない。
冷凍装置280は、空調スペース14の温度を、少なく
とも加熱サイクルを介して、選択された設定温度に近い
所定の温度範囲に調節し、かかる冷却装置280は液体
状態18を含む低温冷却手段13を含む。液体低温流体
を蒸発させるための少なくとも1つの熱交換器、例えば
熱交換器248を含む流体流路を構成する熱交換器手段
282が設けられており、追加の熱交換器246もまた
示されている。
【0072】導管284、調節弁手段286、及び制御
装置80を含む手段283が、低温冷却手段13と熱交
換器248の第1の端部260とを作動的に相互に連結
しており、熱交換器228内の液体低温流体の蒸発によ
り冷却サイクルが行なわれる。制御装置80は、調節弁
手段286のオリフィスのサイズを調節して、容器16
から熱交換器248への液体低温流体18の出力量を調
節する。調節弁286は低温流体の流れを選択的に遮断
するための手段を有するのがよく、或いは図6に示すよ
うに、手段283が、オンオフ弁254をさらに有する
のがよく、このオンオフ弁254は、冷却サイクル中、
液体低温流体18を流すことができ、そして冷却サイク
ルが不要な場合には液体低温流体18の流れを停止させ
るよう制御装置80によって制御される。
【0073】熱交換器248の第2の端部262は、導
管288を介して蒸気モータ128の入力側に連結され
ている。図示のように導管288は、背圧調整弁290
を有するのがよい。背圧調整弁290は熱交換器248
内の低温流体の圧力を、低温流体がCO2 である場合に
はその三重点よりも高く選択されている所定の最小値よ
りも高く維持する。冷却サイクルが終わり、しかも冷凍
装置280の運転作動を停止させると、熱交換器248
の入力側の弁254を閉鎖し、そして熱交換器248の
出力側の弁を閉鎖することにより、作動停止による隔離
を行なうことが望ましい。背圧調整弁290は、制御可
能なオフ状態を有するのがよく、或いはオンオフ弁29
2をこの機能を行なうよう導管292内に設けるのがよ
い。図4及び図5に関連して説明した圧力調整弁274
を破線294で示すように導管288に連結することに
より、オンオフ弁292だけをそのままにした状態で背
圧調整弁290を不要にすることができる。
【0074】蒸気モータ128は熱交換器248を出る
低温流体蒸気を膨脹させ、機械的にエネルギーを蒸気か
ら取り出してモータ128を駆動させ、それと同時に蒸
気の圧力及び温度を下げる。蒸気モータ128の出力側
を導管296を介して熱交換器246の第1の端部25
6に連結し、熱交換器246の第2の端部258は蒸気
を大気中に放出し、或いは蒸気を熱交換器手段282内
のさらにもう1つの熱交換器に差し向け、或いは空調ス
ペース14が区画化されている場合、空調スペース14
のもう1つの区画室と関連した熱交換器に差し向けても
よい。
【0075】熱交換器248を出る蒸発低温流体中の過
熱の度合を求めるための温度センサ298が、熱交換器
248の第2の端部262に隣接した導管内を流れてい
る低温流体と熱検出関係をなして設けられている。
【0076】図7は、本発明の教示に従って冷凍装置2
80を作動させるための制御装置80内の読み出し専用
メモリ(ROM)内に記憶されたプログラム300のフ
ローチャートであり、蒸気教示としては、低温冷却手段
13から熱交換器手段282の熱交換器248への液体
低温流体18の質量流量の調節があげられる。
【0077】プログラム300に定期的に302で入
り、ステップ304において、設定温度セレクタ82に
よって設定された設定温度SP及び戻り空気温度センサ
ー164によって検出された戻り空気72の温度RAを
取り出す。次いで、ステップ306において設定温度S
Pから戻り空気72の温度RAを引いて値△Tを出す。
上述のように、冷凍装置280は、空調スペース14の
温度を、選択された設定温度SPに近い狭い温度帯内に
保持する。△Tが負であり、設定温度SPに近い「満足
のいく」温度帯よりも大きい場合、冷却サイクルが必要
である。冷却サイクルが必要になると、ステップ308
からステップ310に進み、ステップ310においてオ
ンオフ弁254を開き、或いは調整弁286にオンオフ
操作を設けた場合には、制御装置は弁を作動させてその
オリフィスの調節サイズに応じてこれを通る流れを可能
にする。
【0078】次いで、ステップ312において、送風機
手段252を介して空調スペース14内に送り出されて
いる調和空気74の温度DAを取り出し、調和空気74
の温度DAは送り出し空気センサー86によって検出さ
れる。また、ステップ312において、制御装置80の
一部であるランダムアクセス記憶装置(RAM)内に記
憶されている床温度値を取り出し、床温度値は、例えば
空調スペース14内の痛みやすい精選積み荷のスポット
凍結を防止するため送り出し空気74の温度DAがそれ
以上はもう下がらない値である。ステップ312におい
て、送出し空気74の温度DAが所定の床温度値よりも
低いかどうかをさらに判定する。もしDAが床温度値よ
りも低くなければ、ステップ312からステップ314
に進み、ステップ314において温度センサ298によ
って検出された温度値を取り出す。ステップ314にお
いて、熱交換器248を出た蒸気の温度と熱交換器24
8内の低温流体の蒸発温度とを比較し、流出中の低温流
体蒸気が蒸発温度よりも何度大きいか、即ち流出中の蒸
気の過熱の度合を求める。過熱の度合を、所定の所望の
過熱の度合“X”と比較し、“X”は例えば10度であ
る。実際の過熱の度合が“X”に等しくなければ、ステ
ップ316において、実際の過熱の度合が“X”よりも
大きいかどうかを判定する。実際の過熱の度合が“X”
よりも大きい場合、ステップ316からステップ318
に進み、ステップ318において、制御装置80が調節
弁286のオリフィスの領域を開放し、熱交換器248
への液体低温流体18の質量流量を増大させ、その結果
熱交換器248内における追加の低温流体を蒸発させ、
過熱の度合を下げる。
【0079】ステップ316により過熱の度合が“X”
よりも大きくないことが分かると、これは“X”よりも
小さく、従ってステップ316からステップ320へ進
む。ステップ320において、制御装置80が調節弁2
86のオリフィスの面積を狭め、熱交換器248への液
体低温流体18の質量流量を減少させ、その結果熱交換
器248内のより低温流体の蒸発を少なくし、過熱の度
合を増大させる。ステップ318,320の両方からプ
ログラム出口320に進み、次いで定期的にプログラム
の入口302に戻る。
【0080】ステップ312において、送出し空気74
の温度DAが所定の床温度値よりも低くなったことが分
かると、ステップ314,316,318がバイパスさ
れ、ステップ312からステップ320へ進んでここで
送出し空気74の質量流量を減少させてその温度DAを
増大させる。かくして、冷凍装置280が送出し空気7
4の温度DAを所定の床温度値に或いはそれよりも高く
維持し、また本発明の床温度値が満足されている限り、
本発明は熱交換器248から出ている蒸発低温流体の過
熱の度合を所定値に調節する。
【0081】ステップ308において冷却サイクルが不
要であることが分かると、ステップ308からステップ
324へ進み、かかるステップ324において例えば弁
254(設けられている場合)を閉鎖し或いは弁286
がオンオフ制御が可能な場合、調節弁286を閉鎖する
ことにより、熱交換器248への液体低温流体18の流
れを止める。次いで、ステップ324からステップ32
6へ進み、かかるステップ326において空調スペース
14の温度を設定温度SPに近い「満足のいく」温度帯
内に保持するのに加熱サイクルが必要であるかどうかを
判定する。加熱サイクルが必要である場合、図2のヒー
トパイプを利用するか或いは例えば冷却手段13からの
低温流体を適当な加熱手段中へ差し向け、次いで熱交換
器手段282中へ差し向けることにより、熱を熱交換器
手段282に加えるための他の適当な手段を用いてもよ
い。次に、ステップ326からプログラムのリターン3
22に進む。
【0082】図面には示していないが、過度の圧力が冷
凍装置10の作動停止時に生じないようにするために、
低温流体を作動停止時に2つの弁の間、例えば弁254
と292との間で枝分かれさせる任意の位置において圧
力逃がし弁を設けるべきである。また、単一または複数
の膨脹オリフィスを、使用する管類の直径、システムの
圧力効果等に応じて低温流体流路中の選択された単一の
箇所または複数の箇所に配置するのがよい。膨脹オリフ
ィスに代えて1または2以上の蒸気モータまたは膨脹弁
を用いて所望の膨脹を得るようにすることが好適であ
る。
【0083】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の教示に従って構成され、トレーラーの
前壁に設置された状態で示された冷凍装置の斜視図であ
る。
【図2】図1に示す冷凍装置の詳細線図であり、低温流
体は冷却サイクル中冷却を行ない、加熱及び霜取りサイ
クル中可燃性燃料及びヒートパイプが加熱を行なう構成
を示す図である。
【図3】本発明の教示に従って冷媒源及び熱交換器手段
を介して空調スペースを冷却する方法を示す図である。
【図4】冷媒の蒸発温度が選択的に調節され空調される
べきスペース内の積み荷の冷却要件に応じて最適化され
る本発明のもう1つの特徴に従って構成された冷凍装置
の詳細線図である。
【図5】図3で利用された構成の他の実施例を示す以外
においては図3に示すのと類似した冷凍装置の詳細線図
である。
【図6】低温流体の質量流量が、蒸発器コイルを出る低
温流体の過熱の度合に応答して制御されると共に、精選
積み荷を空調しながら空調スペース内で送り込まれてい
る空気の温度を所定の床温度値に或いはそれよりも高く
維持するよう制御される本発明のもう1つの特徴に従っ
て構成された冷凍装置の詳細線図である。
【図7】本発明の教示による図6の冷凍装置を作動させ
るためのプログラムのフロー図である。
【符号の説明】
10 冷凍装置 13 低温冷却手段 14 空調スペース 42 熱交換器手段 44 流体流路 58 ヒートパイプ 70 送風機手段 144,158 加熱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローランド ルイス ローリッチ アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピッ ツバーグ メイプルアベニュー 326 (72)発明者 ハーマン ハーモジオ ヴィーガス アメリカ合衆国 ミネソタ州 ブルーミン トン ウエストエイティセブンスストリー ト 7710

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調スペースの温度を、加熱サイクルと
    冷却サイクルにより選択された設定温度に近い所定の温
    度範囲に調節するための冷凍装置であって、低温流体冷
    却手段を含む冷凍装置において、流体流路を構成する手
    段及びヒートパイプ手段を含む熱交換器手段と、冷却サ
    イクルを行なわせるよう熱交換器手段の流体流路と低温
    流体冷却手段を作動的に相互に連結する手段と、加熱サ
    イクルを行なわせるよう熱をヒートパイプ手段に加える
    加熱手段と、冷却及び加熱サイクル中、空気を空調スペ
    ースと熱交換器手段との間で循環させる送風機手段とを
    有することを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 加熱手段は、可燃性燃料供給源及び加熱
    サイクル中、燃料を燃焼させてヒートパイプ手段を加熱
    するための手段を含むことを特徴とする請求項1の冷凍
    装置。
  3. 【請求項3】 送風機手段は、蒸気駆動モータ手段によ
    って駆動されるファン手段を含み、熱交換器手段の流体
    流路は、入力端部及び出力端部を備え、前記冷凍装置
    は、前記出力端部を蒸気駆動モータ手段に連結する手段
    を含み、それにより、低温流体が熱交換器手段の流体流
    路を横切った後、前記蒸気駆動手段は冷却サイクル中低
    温流体で動作することを特徴とする請求項1の冷凍装
    置。
  4. 【請求項4】 冷却サイクル中、熱交換器手段の流体流
    路の出力端を蒸気駆動モータ手段に連結する手段は、低
    温流体を加熱する手段を含むことを特徴とする請求項3
    の冷凍装置。
  5. 【請求項5】 送風機手段は蒸気駆動モータ手段によっ
    て駆動されるファン手段を含み、低温流体冷却手段は、
    液体低温流体の入った供給容器を含み、前記冷凍装置
    は、供給容器からの液体低温流体を蒸発させる圧力発生
    手段を含み、蒸発低温流体は供給容器内に所定の圧力を
    維持し、加熱サイクル中供給容器を蒸気駆動モータ手段
    に連結して蒸気駆動モータ手段を駆動するための蒸発低
    温流体を生じさせる手段が設けられていることを特徴と
    する請求項1の冷凍装置。
  6. 【請求項6】 加熱手段は高温ガスを生じさせ、前記冷
    凍装置は、前記高温ガスを圧力発生手段と熱交換関係を
    なして差し向けて蒸気駆動モータ手段によって使用され
    る蒸発低温流体への液体低温流体の変換を促進する手段
    を含むことを特徴とする請求項5の冷凍装置。
  7. 【請求項7】 加熱サイクル中、供給容器を蒸気駆動モ
    ータ手段に連結する手段は、低温流体を加熱するための
    加熱手段を含むことを特徴とする請求項5の冷凍装置。
  8. 【請求項8】 蒸気駆動モータ手段からの低温流体を圧
    力発生手段と熱交換関係をなして差し向け、それにより
    蒸気駆動モータ手段によって使用される蒸発低温流体へ
    の液体低温流体の変換を促進するための手段を有するこ
    とを特徴とする請求項7の冷凍装置。
  9. 【請求項9】 蒸気駆動モータ手段による使用に先立っ
    て、低温流体を加熱するための加熱手段は、高温ガスを
    生じさせ、高温ガスを、圧力発生手段と熱交換関係をな
    して差し向け、それにより蒸気駆動手段によって使用さ
    れる蒸発低温流体への液体低温流体の変換を促進するた
    めの手段をさらに有することを特徴とする請求項7の冷
    凍装置。
  10. 【請求項10】 送風機手段は蒸気駆動モータ手段によ
    って駆動されるファン手段を含み、低温流体冷却手段
    は、低温流体を液体の状態で収容する容器と、液体低温
    流体を蒸発させるための手段及び蒸発低温流体を蒸気駆
    動モータ手段に差し向けるための差向け手段を含むこと
    を特徴とする請求項1の冷凍装置。
  11. 【請求項11】 差向け手段は、熱を蒸発低温流体に追
    加するための加熱手段を含むことを特徴とする請求項1
    0の冷凍装置。
  12. 【請求項12】 液体低温流体を蒸発させるための手段
    は、熱交換器手段と、容器内に所定の最小圧力を維持す
    る圧力発生手段とを有し、熱交換器手段からの蒸発低温
    流体は冷却サイクル中は差向け手段に与えられ、圧力発
    生手段からの蒸発低温流体は、加熱サイクル中は差向け
    手段に与えられることを特徴とする請求項9の冷凍装
    置。
  13. 【請求項13】 低温流体を蒸気駆動モータ手段から圧
    力発生手段と熱交換関係をなして差し向け、それにより
    蒸気駆動モータ手段によって使用される蒸発低温流体へ
    の液体低温流体の変換を促進するための手段を有するこ
    とを特徴とする請求項12の冷凍装置。
  14. 【請求項14】 加熱手段は高温ガスを生じさせ、高温
    ガスを圧力発生手段と熱交換関係をなして差し向け、そ
    れにより蒸気駆動モータ手段によって使用される蒸発低
    温流体への液体低温流体の変換を促進する手段を有する
    ことを特徴とする請求項12の冷凍装置。
  15. 【請求項15】 液体低温流体を蒸発させるための手段
    は、熱交換器手段と加熱サイクル中は液体低温流体を受
    け入れるよう連結可能な周囲ループとを有し、熱交換器
    手段からの蒸発低温流体は冷却サイクル中は差向け手段
    に与えられ、周囲ループからの蒸発低温流体は加熱サイ
    クル中は差向け手段に与えられることを特徴とする請求
    項10の冷凍装置。
  16. 【請求項16】 低温流体冷却手段は、低温流体を所定
    の圧力及び温度で収容する供給容器を含み、冷却サイク
    ルを行なうよう熱交換器手段の流体流路と低温流体冷却
    手段とを作動的に相互に連結する手段は、少なくとも第
    1及び第2の選択可能な平行な枝部を含み、第1の枝部
    は低温流体を供給容器と実質的に同一の圧力及び温度の
    状態で熱交換器手段に与え、第2の枝部は、低温流体の
    圧力及び温度を減少させるための膨脹手段を含み、前記
    冷凍装置は、供給容器内の低温流体の所定の特性及び所
    定の設定温度の関数として前記枝部のうち一方を選択す
    る手段が設けられていることを特徴とする請求項1の冷
    凍装置。
  17. 【請求項17】 低温流体冷却手段は液体及び蒸発低温
    流体を収容した供給容器及び前記容器内の低温流体を所
    定値よりも高く維持する圧力発生手段を含み、熱交換器
    手段の流体流路は出力端部を備え、前記冷凍装置は供給
    容器を熱交換器手段の出力端部に連結して熱交換器手段
    から出ている蒸発低温流体の圧力を前記所定値よりも高
    く維持する流体流路手段を有することを特徴とする請求
    項1の冷凍装置。
  18. 【請求項18】 熱交換器手段の流体流路とヒートパイ
    プ手段とを相互に連結する金属製フィンを有することを
    特徴とする請求項1の冷凍装置。
  19. 【請求項19】 熱交換器手段の流体流路は第1及び第
    2の長さ方向端部、及び第1の長さ方向端部と第2の長
    さ方向端部との間の第1の所定の長さ寸法を有し、ヒー
    トパイプ手段は第1の所定の長さ方向寸法よりも長い第
    2の所定の長さ方向寸法を有していて、ヒートパイプ手
    段は第1の長さ方向端部及び第2の長さ方向端部のうち
    少なくとも一方を越えて延びる延長部分を有し、加熱手
    段は熱を前記延長部分に加えることを特徴とする請求項
    1の冷凍装置。
  20. 【請求項20】 冷凍装置は熱交換器手段上に生じた氷
    を溶かす霜取りサイクルを有し、加熱手段は霜取りサイ
    クル中、熱をヒートパイプ手段に加え、前記冷凍装置
    は、霜取りサイクル中、空調スペースと熱交換器手段と
    の間の空気の循環を防止するための手段を有することを
    特徴とする請求項1の冷凍装置。
  21. 【請求項21】 霜取りサイクル中、空調スペースと熱
    交換器手段との間の熱の循環を防止する手段は、送風機
    手段の作動を停止させる手段を含むことを特徴とする請
    求項20の冷凍装置。
  22. 【請求項22】 霜取りサイクル中、空調スペースと熱
    交換器手段との間の熱の循環を防止する手段は、空調ス
    ペースと熱交換器手段との間に配置された霜取りダンパ
    を含み、霜取りダンパは霜取りサイクル中は閉鎖位置に
    あることを特徴とする請求項20の冷凍装置。
  23. 【請求項23】 空調スペースを、冷媒源及び熱交換器
    手段により所定温度範囲の選択された設定温度に冷却す
    る方法であって、所定の熱力学特性を備えた冷媒を選択
    し、前記温度範囲を少なくとも第1及び第2のセグメン
    トに区分し、冷媒の熱力学特性に従って、温度範囲の前
    記セグメントの各々について圧力範囲を選択し、それに
    より対応の方は圧力範囲を得、前記対応の方は圧力範囲
    を生じさせる膨脹装置を準備し、前記膨脹装置を冷媒源
    と熱交換器手段との間で選択可能な平行な流路内に連結
    して温度範囲の各々のセグメントと関連した温度関連流
    路を得、温度範囲のどのセグメントが選択された設定温
    度と関連しているかを決定し、決定された温度セグメン
    トと関連のある圧力関連流路を選択して冷媒の流れを冷
    媒源と熱交換器手段との間に差し向けることを特徴とす
    る方法。
  24. 【請求項24】 冷媒選択段階では、所定圧力の低温流
    体を選択することを特徴とする請求項23の方法。
  25. 【請求項25】 複数の熱交換器を準備し、蒸気駆動モ
    ータを含む送風機手段を準備し、前記複数の熱交換器及
    び蒸気駆動モータを、複数の別々の選択可能な熱交換器
    −モータ冷媒流路の構成で配置し、かかる熱交換器−モ
    ータ流路構成の各々は、蒸気駆動モータ及び複数の熱交
    換器のうち少なくとも2つを含み、さらに、流路を選択
    段階によって流路選択段階で選択された特定の圧力関連
    平行流路に応答して熱交換器−モータ流路構成を選択す
    ることを特徴とする請求項23の方法。
  26. 【請求項26】 空調スペースを、所定の温度範囲内の
    選択された設定温度に冷却する冷凍装置であって、冷媒
    源と、熱交換器手段と、冷媒源と熱交換器手段との間で
    平行に連結される複数の選択可能な圧力関連流路を構成
    する手段とを有し、圧力関連流路は冷媒を、所定温度範
    囲を所定セグメントに区分するよう選択された互いに異
    なる所定圧力の状態で熱交換器手段に与え、前記冷凍装
    置は、空調スペースの冷却目標温度である前記選択され
    た設定温度を含む温度範囲のセグメントに応じて冷媒源
    から熱交換器手段への冷媒の流れが得られるよう圧力関
    連流路のうち一方を作動的に選択する手段を含むことを
    特徴とする冷凍装置。
  27. 【請求項27】 前記流路のうち少なくともある特定の
    ものは、膨脹装置を含み、膨脹装置は、所定の温度範囲
    を所定のセグメントに区分する所定の圧力を生じさせる
    よう選択されることを特徴とする請求項26の冷凍装
    置。
  28. 【請求項28】 冷媒は低温流体であることを特徴とす
    る請求項26の冷凍装置。
  29. 【請求項29】 複数の熱交換器と、蒸気駆動モータを
    備えた送風機手段と、前記複数の熱交換器及び蒸気駆動
    モータを、選択可能な互いに異なる熱交換器−モータ冷
    媒流路構成で連結する手段とを有し、各熱交換器−モー
    タ構成は、蒸気駆動モータ及び複数の熱交換器のうち少
    なくとも2つを含み、前記冷凍装置は、現在選択された
    圧力関連平行流路に応答して熱交換器−モータ流路構成
    を選択する手段を含むことを特徴とする請求項26の冷
    凍装置。
  30. 【請求項30】 冷媒は、公称圧力が約300psiaの低
    温流体の状態のCO2 であり、圧力関連平行流路は、少
    なくとも第1、第2及び第3の流路を含み、第1の流路
    は、低温流体の圧力を約300psiaに維持するように膨
    脹装置が設けられておらず、第2の流路は、低温流体の
    圧力を約225psiaに下げる膨脹装置を含み、第3の流
    路は、低温流体の圧力を約100psiaに下げる膨脹装置
    を含むことを特徴とする請求項29の冷凍装置。
  31. 【請求項31】 冷媒を蒸気駆動モータに流す前に、熱
    を冷媒に選択的に加えるための手段を含むことを特徴と
    する請求項29の冷凍装置。
  32. 【請求項32】 複数の熱交換器は、第1、第2、第3
    の熱交換器と、第1の熱交換器と第2の熱交換器を相互
    に連結する膨脹装置を含む手段と、第2の熱交換器と第
    3の熱交換器を相互に連結する蒸気駆動モータを含む手
    段と、制御可能な弁及び第1の熱交換器と第3の熱交換
    器を相互に連結する蒸気駆動モータを含む手段とを有
    し、互いに異なる選択可能な熱交換器−モータ流路構成
    は、第1及び第2の圧力関連平行流路のうちいずれか一
    方の選択に応じて選択される第1の構成と、第3の圧力
    関連平行流路の選択に応じて選択される第2の構成とを
    含み、第1の構成は、第1、第2及び第3の熱交換器を
    含み、第2の構成は、第1及び第2の熱交換器だけを含
    み、膨脹装置及び第2の熱交換器をバイパスさせること
    を特徴とする請求項29の冷凍装置。
  33. 【請求項33】 冷媒を蒸気駆動モータに流す前に、熱
    を冷媒に選択的に加えるための手段を含むことを特徴と
    する請求項32の冷凍装置。
  34. 【請求項34】 複数の熱交換器は、各々が入力端部及
    び出力端部を備えた第1、第2及び第3の熱交換器と、
    第1の熱交換器の出力端部と第2の熱交換器の入力端部
    とを相互に連結する膨脹弁を含む手段と、第2の熱交換
    器の出力端部と第3の熱交換器の入力端部を相互に連結
    する蒸気駆動モータを含む手段とを有し、第1及び第2
    の圧力関連平行流路は、冷媒源を第1の熱交換器の入力
    端に連結し、第3の圧力関連平行流路は冷媒源を第2の
    熱交換器の入力端部に連結し、互いに異なる選択可能な
    熱交換器−モータ流路構成は、第1及び第2の圧力関連
    平行流路のうちいずれか一方の選択に応じて選択される
    第1の構成と、第3の圧力関連平行流路の選択に応じて
    選択される第2の構成とを含み、第1の構成は第1、第
    2及び第3の熱交換器を含み、第2の構成は、第2及び
    第3の熱交換器だけを含み、第1の熱交換器及び第1の
    熱交換器と第2の熱交換器との間に連結された膨脹装置
    をバイパスすることを特徴とする請求項20の冷凍装
    置。
  35. 【請求項35】 冷媒を蒸気駆動モータを通して流す前
    に、熱を冷媒に選択的に加えるための手段を有すること
    を特徴とする請求項34の冷凍装置。
  36. 【請求項36】 空調スペースの温度、少なくとも冷却
    サイクルにより選択された設定温度に近い所定の温度範
    囲に調節する冷凍装置であって、冷凍装置は低温流体冷
    却手段を液体の状態で含み、前記冷凍装置は、流体流路
    を構成する熱交換器手段と、熱交換器手段内の液体低温
    流体の重圧により冷却サイクルを行なうよう熱交換器手
    段の流体流路と低温流体冷却手段を作動的に相互に連結
    するための制御可能な調節弁手段を含む手段と、熱交換
    器手段から出る蒸発低温流体の過熱の度合を求めるため
    の手段と、調節弁手段を制御してある質量流量の液体低
    温流体を蒸発低温流体中の過熱の度合の関数として熱交
    換器手段に与えるための制御手段とを含むことを特徴と
    する冷凍装置。
  37. 【請求項37】 空気を空調スペースから引き出し、空
    気を熱交換器手段と熱交換関係をなして移動させ、調和
    空気を空調スペース内に送り出す送風機手段と、送り出
    された調和空気の温度を検出する手段とを有し、制御手
    段は、調節弁手段及び低温流体冷却手段から熱交換器手
    段への液体低温流体の質量流量を送り出された調和空気
    の温度の関数として制御し、送り出された調和空気の温
    度が所定の床値よりも低くならないよう質量流量を減少
    させることを特徴とする請求項36の冷凍装置。
  38. 【請求項38】 空調スペースの温度を選択された設定
    温度に近い所定の温度範囲内に維持するのに冷却サイク
    ルが必要ではないときを求める手段を有し、制御手段
    は、冷却サイクルが不要であるという決定に応じて熱交
    換器手段への液体低温流体の流れを止めることを特徴と
    する請求項36の冷凍装置。
  39. 【請求項39】 制御手段は、冷却サイクルが不要であ
    るとき、熱交換器手段への液体低温流体の流れを止める
    よう調節弁を制御することを特徴とする請求項38の冷
    凍装置。
  40. 【請求項40】 低温流体冷却手段と熱交換器手段との
    間の流路中に設けられたオンオフ弁を有し、制御手段
    は、冷却サイクルが不要であるときにオンオフ弁を閉鎖
    することを特徴とする請求項38の冷凍装置。
  41. 【請求項41】 空調スペースの温度を、少なくとも冷
    却サイクルにより、選択された設定温度に近い所定の温
    度範囲に調節するための冷凍装置を作動する方法であっ
    て、冷凍装置は液体の状態の低温流体冷却手段及び熱交
    換器手段を有し、前記方法は、低温流体冷却手段から熱
    交換器手段への液体低温流体の流量を調節して、熱交換
    器手段内における液体低温流体の蒸発により冷却サイク
    ルを行なわせ、熱交換器手段から出る蒸発低温流体の過
    熱の度合を求め、低温流体冷却手段から熱交換器手段へ
    の液体低温流体の質量流量を、蒸発低温流体中の過熱の
    度合の関数として制御することを特徴とする方法。
  42. 【請求項42】 空気を空調スペースから引き込み、空
    気を熱交換器手段と熱交換関係をなして移動させ、調和
    空気を空調スペース内に送り込み、送り出された調和空
    気の温度を検出し、低温流体冷却手段から熱交換器手段
    への液体低温流体の質量流量を送り出された調和空気の
    温度の関数として制御し、該制御段階では、質量流量を
    減少させて、送り出された調和空気の温度が所定の床値
    よりも低くならないようにすることを特徴とする請求項
    41の方法。
  43. 【請求項43】 空調スペースの温度を選択された設定
    温度に近い所定の温度範囲内に維持するのに冷却サイク
    ルが不要なときを求め、冷却サイクルが不要であるとの
    決定に応じて熱交換器手段への液体流量の流れを止める
    ことを特徴とする請求項41の方法。
JP5325874A 1992-11-27 1993-11-29 空調スペースの温度を調節する冷凍装置及びその作動方法 Withdrawn JPH06235565A (ja)

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