JPH0220272A

JPH0220272A - 多目的解凍方法及び装置

Info

Publication number: JPH0220272A
Application number: JP63167720A
Authority: JP
Inventors: Masatsune Kajimoto; 梶本　雅經
Original assignee: KAJIMOTO KIKAI KOGYO KK
Current assignee: KAJIMOTO KIKAI KOGYO KK
Priority date: 1988-07-07
Filing date: 1988-07-07
Publication date: 1990-01-23
Anticipated expiration: 2013-05-13
Also published as: JP2749063B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、空冷ヒートポンプ式冷凍サイクルを用いる多
目的解凍装置に関するものである。

［従来の技術］従来より、冷凍された食材を解凍する場合、加熱冷却コ
イルを備えた加熱冷却槽内で急速に、低温解凍する解凍
装置が提案されている。

このような従来例としては、第６図に示すように、冷蔵
庫の熱源を利用する空冷ヒートポンプ式冷凍サイクルが
採用されたものが知られている。

具体的には加熱冷却コイルを備えた加熱冷却槽り内に水
を張り、この水温を５〜１２度に調整して槽内の食材を
解凍、保冷することができる。

上記の従来例によれば、自然解凍することに比べて短時
間且つ省スペースで解凍を行うことができ、しかも、確
実に食材を保冷するため、温風、温水解凍によって生じ
る食材の味、鮮度の低下を防止することも可能である。

［発明か解決しようとする課題］しかしながら、以」二のような従来技術においては、次
に挙げるような課題が指摘されていた。

すなわち、ヒートポンプによる加熱解凍およびその後の
冷水芹蔵は出来るか、解凍した食材を加熱冷却槽りから
一旦全て取出さなければ次の食材の解凍が出来なかった
。実際には、解凍した食材は、その全てを一度に調理或
いは店頭販売に供するわけではなく、その一部のみが調
理或いは店頭販売に供され、残りの食材は冷却保存され
ることを要する。従って、解凍後の食材を冷水貯蔵中、
別の食材の解凍を必要とすることも多く、このような場
合、解凍装置とは別個に冷蔵庫が設置されなければなら
ず、しかも、食材を移す人手もかがり、コストの増加を
招いていた。

また、食材の種類や大きさによって、解凍時間には相違
があるため、加熱冷却槽を食材毎に設けなければならず
、装置か大型化されてしまい、問題となっていた。

本発明の多目的解凍装置は、以上のような課題を解決す
るために提案されたものであり、その目的は、解凍後の
食材の一部を保冷しながら、別の食材の解凍を行い、し
かも、小形化を実現しつつ解凍時間の異なる食材を同時
に解凍することが可能な優れた多目的解凍装置を提供す
ることである。

［課題を解決するための手段］本発明の多目的解凍装置は、上記のような課題を解決す
るために、圧縮機、切換バルブ、空気熱交換器、受液器
、膨張弁、加熱冷却コイルを内臓した複数の加熱冷却槽
、アキュムレータ、回路切換用電磁弁、および逆止弁を
備え、前記各部材が配管接続されてなる空冷ピー１〜ポ
ン１式冷凍サイクルを形成し、上記装置は解凍または保
冷の各運転モードに応じて使用機器、配管路を共用し、
且つ、低圧専用回路と高低圧共用回路を分離し、切換バ
ルブ、回路切換用電磁弁を切換制御して、加熱解凍運転
、冷却保冷運転、加熱解凍・冷却保冷同時運転の各モー
ドを選択可能とするよう複数の加熱冷却槽に近接された
各ユニットの回路が、それぞれ独立していることを構成
」二の特徴とする。

［作　用］以上のような構成を有する本発明の作用は次の通りであ
る。

すなわち、加熱冷却槽に設けられた加熱冷却コイルは、
回路切換用電磁弁を切換えることによって、加熱解凍時
は切換バルブを介して高圧側に接続され、冷却保冷時は
カス配管を直接低圧容器であるアキュムレータに接続す
る。従って、冷却保冷運転時の低圧ガス回路の圧力損失
を小さくして性能向上を図ることができ、さらに、各加
熱冷却槽の運転モードの切換は回路切換用電磁弁のみで
制御可能としたため、切換時の誤作動がなく、機器の信
頼性も高い。

［実施例］以上説明したような本発明の一実施例を図面に基づいて
具体的に説明する。

第１図に示すように、多目的解凍装置２３は加熱冷却槽
として第一槽２１と第二槽２２を備えている。第一槽２
１および第二槽２２の槽内には、加熱冷却コイル９．１
０か設置されているにれらの加熱冷却コイル９．１０は
、逆止弁１９ａ、１９ａ、膨張弁６．７、回路切換用電
磁弁１２．１３に接続されいてる。以上の弁は、ユニツ
１〜化されて第一槽２１および第二槽２２に近接して設
けられている。

ところで、多目的解凍装置２３における空冷ヒートポン
プ式冷凍サイクルは、以下のように形成されている。す
なわち、冷媒ガスを送り出す圧縮機１は、吐出側が切換
バルブである四方弁２の入口通路２ａに接続されており
、吸入側がアキュムレータ１１を介して四方弁２の他側
の出口通路２ｂに接続されている。四方弁２の第一の切
換通路２ｃは空気熱交換器３に接続されている。この空
気熱交換器３には、近接して送風機が設置されており、
切換通路２ｃと係合する端部の反対側の端部から、逆止
弁１９ｂ、受液器４、ストレーナ５が配管接続されてい
る。ストレーナ５は、前記のユニット化された回路切換
用電磁弁１２．１３、膨張弁６．７、および逆止弁ｉ９
ａを介在して加熱冷却コイル９．１０に繋がっている。

また、加熱冷却コイル９．１０は逆止弁１９ｃを介して
受液器４に接続されている。さらに、加熱冷却コイル９
．１０の他端部は、回路切換用電磁弁１６．１８を介し
て四方弁２の第二の切換通路２ｄに接続されており、同
時に、回路切換用電磁弁１５．１７を介してアキュムレ
ータ１１に接続されている。

一方、ストレーナ５は、回路切換用電磁弁１４、膨張弁
８、逆止弁１９ｄを介して空気熱交換器３に接続されて
いる。

上記の冷凍サイクルにおいて、第一槽２１および第二槽
２２に近設してユニット化されている回路切換用電磁弁
１２．１３、膨張弁６．７、および逆止弁１９ａ以外の
各部材は、一つにまとめられユニット化されている。

以上のような冷凍サイクルは、四方弁２および回路切換
用電磁弁１５．１６．１７．１８を切換えることにより
、圧縮機１の吐出側と吸入側が切換わり、空気熱交換器
３および加熱冷却コイル９．１０が加熱解凍モードと冷
却保冷モードに切換わるようになっている。

以上のような構成を有する本実施例の作用は次の通りで
ある。

すなわち、多目的解凍装置２３は、四方弁２および回路
切換用電磁弁１２．１３，１４．１５．１６．１７．１
８を切換えて利用目的に合わせ他回路を形成する。

まず、第２図に示すように、第一槽２１および第二槽２
２を両方とも、加熱解凍モードで運転する場合、太線で
示すように四方弁２を加熱側にし。

て、回路切換用電磁弁１４．１６．１８を開放して加熱
冷却コイル９．１０を加熱して第一槽２１および第二槽
２２に満たされた水を約１５度に上昇させ、槽内に収納
された食材を解凍する。

次に、第３図に示すように、第一槽２１および第二槽２
２を両方とも、冷却保冷モードで運転する際には、太線
で示すように四方弁２を冷却側にして、回路切換用電磁
弁１２．１３．１５．１７を開いて加熱冷却コイル９．
１０を冷却して第一槽２１および第二槽２２に満たされ
た水を約０度に維持するようにさせ、槽内に収納された
食材を保冷する。

また、第４図、第５図に示すように、第一槽２１および
第二槽２２を加熱解凍モードと冷却保冷モードの同時運
転する場合、双方とも、四方弁２は、加熱側にして、第
４図では、太線で示すように、回路切換用電磁弁１３．
１６．１７を開いて、第一槽を加熱解凍モードで運転し
、第二槽を冷却保冷モードで運転する。一方、第５図で
は、太線で示すように、回路切換用電磁弁１２．１５．
１８を開放して、第一槽を冷却保冷モードで運転し、第
二槽を加熱解凍モードで運転する。

なお、本発明の多目的解凍装置は、上記のような一実施
例に限定されるものではなく、加熱冷却槽は、加熱冷却
槽に近接して回路切換用電磁弁、膨張弁および逆止弁が
ユニット化されて設けられ、且つ、他の各部材は、一つ
にまとめられてユニット化されていれば良く、加熱冷却
槽の設置数は三つ以上でも良い。

［発明の効果］以上述べたように、本発明の多目的解凍装置によれば、
空冷ヒートポンプ式冷凍サイクルを形成し、加熱冷却コ
イルを有する複数の加熱冷却槽を備え、これらの各加熱
冷却槽に近接して、回路切換用電磁弁、膨張弁、および
逆止弁を内臓するユニットを備え、冷凍サイクルの切換
バルブ、回路切換用電磁弁を切換制御して、複数の加熱
冷却槽がそれぞれ独立しているという簡単な構成によっ
て、複数の加熱冷却槽がそれぞれ加熱解凍モードと冷却
保冷モードの切換運転が可能であり、冷却保冷運転時の
低圧ガス回路の圧力損失を小さくして性能向上を図るこ
とができ、さらに、各加熱冷却槽の運転モードの切換は
回路切換用電磁弁のみで制御可能としたため、切換時の
誤作動がなく、機器の信頼性も高い優れた多目的解凍装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の冷凍サイクル配管系統図、第２図〜
・第５図は太線によって各運転モードの冷媒ガスの流通
経路を示すものであり、第２図は第一槽、第二槽とも加
熱解凍モー１ル回ｉ？８図、第３図は第一槽、第二槽と
も冷却医冷および除霜モート回路図、第４図は第一槽を
加熱解凍モート、第二槽を冷却保冷モードの同時運転回
路図、第５図は第一槽を冷却保冷モード、第二槽を加熱
解凍モードの同時運転回路図、第６図は従来例の冷凍ザ
イクル配管系統図である。１　・圧縮機、２・・・四方弁、３−・−空気熱交換器
、４・・・受液器、５・・・ストレーナ、６．７．８・
・膨張弁、９．１０・・・加熱冷却コイル、１１　・ア
キュムレータ、１２．１３．１４、］５．１６．１７．
１８・・回路切換用電磁弁、１９・・逆止弁、２０・・
・送風機、２１・・−第一槽、２２・・・第二槽、Ｄ・
・加熱冷却槽。

Claims

【特許請求の範囲】加熱冷却コイルを備えた加熱冷却槽内に収納された冷凍
食材を解凍し、且つ、食材の解凍後に保冷を行う多目的
解凍装置において、加熱冷却コイルを有する複数の加熱冷却槽を備え、これらの各加熱冷却槽に近接して、回路切換用電磁弁、
膨脹弁、および逆止弁を内臓するユニットを備え、圧縮機、切換バルブ、空気熱交換器、受液器、膨脹弁、
前記の熱冷却コイルを備えた加熱冷却槽、アキュムレー
タ、回路切換用電磁弁、および逆止弁の各部材が配管接
続されて構成される空冷ヒートポンプ式冷凍サイクルを
形成し、前記冷凍サイクルの切換バルブ、回路切換用電磁弁を切
換制御して、加熱冷却槽内に収納された食材を解凍する
加熱解凍モードおよび食材の解凍後に保冷を行う冷却保
冷モードに切換選択可能となるよう、加熱冷却槽に近接
しているユニットに内臓された回路が、それぞれ独立し
ている以上のことを備えたことを構成上の特徴とする多目的解
凍装置。