JPH05184660A - 滅菌した2成分系繊維組ひも - Google Patents

滅菌した2成分系繊維組ひも

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JPH05184660A
JPH05184660A JP4204259A JP20425992A JPH05184660A JP H05184660 A JPH05184660 A JP H05184660A JP 4204259 A JP4204259 A JP 4204259A JP 20425992 A JP20425992 A JP 20425992A JP H05184660 A JPH05184660 A JP H05184660A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 第二繊維形成材料のコアを取り巻いている第
一繊維形成材料の殻を個々が有している繊維から成る糸
の、滅菌した2成分系繊維組ひも。 【効果】 2成分系繊維組ひもは、外科縫合、結糸およ
び他の医学用考案物の製造に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、組んだ(braided)マルチフィ
ラメントに関するものであり、特に外科縫合または結糸
としての使用に適切に適合させた、滅菌し、組んだマル
チフィラメントに関する。
【0002】組んだマルチフィラメントは、しばしば、
モノフィラメント相対物に比較して増強した、たわみ
性、結び目の安全性、および引張り強さを与える。組ん
だマルチフィラメントが有するこの増強たわみ性は、1
本の大きな直径を有するモノフィラメントに比較して、
非常に細かいフィラメントの束が有するところの、曲げ
に対する低い抵抗力の直接的結果である。しかしなが
ら、この認識されている増強を得るためには、これらの
個々のマルチフィラメントは、それらが隣接するフィラ
メントに邪魔されないか或は拘束されないで曲がること
ができる必要がある。このような個々の繊維の有する移
動度を低下させるいかなる機構、例えば簡単な繊維と繊
維との摩擦、この組ひもの間隙の中に浸透しているコー
ティング物、または繊維を一緒に接着させている溶融ポ
リマーマトリックスなども、組ひものたわみ性に悪影響
を与えている。これらのマルチフィラメント全体が一緒
に接着している極端な場合、たわみもしくは曲げ抵抗力
は、本質的にモノフィラメントと同様である。
【0003】不幸にも、この組ひもを作り上げている隣
接フィラメントの動きを犠牲にしてマルチフィラメント
の組ひもが有する特異的な特性を改良する試みを用いた
従来技術が数多く存在している。例えば、マルチフィラ
メント縫合ひもは、ほとんど普遍的に、取り扱い特性を
改良するための表面コーティング物を有している。
【0004】米国特許番号4,942,532には、マルチフィ
ラメント縫合ひものためのポリエステルコーティングが
開示されている。この好適なポリエステルコーティング
物はポリブチレート[これは、1,4−ブタンジオール
とアジピン酸との縮合生成物である]である。米国特許
番号4,624,256には、少なくとも90%のε−カプロラ
クトンと生分解性モノマーとの縫合用コーティング共重
合体、および任意の潤滑剤が開示されている。開示され
ている生分解性ポリマー類のためのモノマーの例には、
グリコール酸およびグリコリッド、並びにマルチフィラ
メント縫合ひも用生分解性コーティング物の製造で典型
的に用いられている他のよく知られたモノマー類が含ま
れる。
【0005】取り扱い性を改良するための、マルチフィ
ラメント縫合用として通常に受けいれられているコーテ
ィング組成物の使用に対する代替物が、米国特許番号3,
527,650に開示されている。この特許は、アクリル系ラ
テックス中のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
粒子から成るコーティング組成物を開示している。この
PTFE粒子は、マルチフィラメント縫合ひもが有する
表面の粗さを低下させるための優れた滑剤として働く
が、これらの粒子は、使用中に剥げ落ちる傾向を有して
いる。また、この特別なコーティング物は、適当な用途
では硬化段階を必要とする熱硬化性コーティング物であ
る。
【0006】極最近になって、マルチフィラメント縫合
用として、モノフィラメント様の表面を作り出す劇的な
試みがなされた。米国特許番号4,470,941には、異なる
合成ポリマー類から誘導される「複合体」縫合ひもの製
造が開示されている。この複合体縫合ひもは、低融点を
有する繊維のコア[この回りには、高融点を有する繊維
が組まれている]で構成されている。これらの異なる繊
維は凝集性を示さないため、このコアの中にある低融点
の繊維が溶融し、そしてその組んだ高融点繊維のマトリ
ックス全体に渡って再分布する。このような複合体縫合
ひもは、異なる合成繊維が有する最良の特性を組み合わ
せる試みを表してはいるが、不幸なことに、この点に関
しては失敗である、と言うのは、再分布した低融点の繊
維がマトリックスを形成し、これが有意に、繊維の動き
を低下させることによる該複合体縫合ひもの堅さを上昇
させているからである。
【0007】マルチフィラメント縫合ひもの特性を増強
する別の試みがWO/00020に見いだされる。この出願は、
結び目強力が少なくとも7g/デニールの合成ポリマー
から成る長く伸びたコアを、外科用フィルム形成材料で
コートすることを開示している。この外科用フィルム形
成材料は吸収性もしくは非吸収性であってもよく、そし
てこれの長く伸びたコアの上に、溶液コーティング、溶
融コーティングまたは押出しコーティングでコートする
ことができる。このようにコートしたマルチフィラメン
ト縫合ひもは、通常にコートしたマルチフィラメント縫
合ひもに斑点を生じさせるという同じ欠点を有してい
る。
【0008】組ひもの特性を改良するための従来技術に
記述されている試みの全ては、繊維と繊維との摩擦、並
びに繊維の移動度および組ひものたわみ性に対するその
影響の重大さを見過ごしている。これに関連した特性に
は、繊維と繊維との摩擦係数[これはしばしばポリマー
の表面エネルギーに関係している]、繊維断面の形状お
よび直径、並びにこの組ひもを横切る横方向の力に影響
を与える組ひも構造、が含まれる。高度に滑らかなポリ
マーから成る繊維を通常様式で用いる場合、高いたわみ
性を示す組ひもが得られる。しかしながら、多くの場
合、これらの組ひもは、比較的弱くそして利用できるも
のではない。従って、通常の組んだマルチフィラメント
の設計では、組ひもの強度とたわみ性との間に妥協点が
存在している。
【0009】従来技術の欠点を鑑み、改良されたたわみ
性と取り扱い性を示すマルチフィラメント縫合ひもを得
ることが望まれている。より詳細には、少なくとも2種
の異なる繊維形成材料から成る繊維で構成されている組
んだマルチフィラメント[ここで、これらの繊維形成材
料は、感知できる程にはそれが有する物性を犠牲にする
ことなく、組んだマルチフィラメントに関するたわみ性
の増強に寄与している]を製造することが最も望まし
い。
【0010】
【発明の要約】本発明は、滅菌し、組んだ個別の連続糸
から成る2成分系繊維組ひも(braid)である。各々の糸
は多数のフィラメントから成り、そして1本以上の糸か
らの少なくとも1本のフィラメントは2成分系繊維であ
る。こ2成分系繊維は、この繊維の長さに沿って、第二
繊維形成材料のコアを取り巻いている第一繊維形成材料
の殻を有している。
【0011】驚くべきことに、この2成分系繊維組ひも
は、この組んだ糸を構成している異なる繊維形成材料が
有する特定の特性に帰すべき顕著な特性の組み合わせを
示す。これらの異なる繊維形成材料は、溶融接着を行う
必要がないか、或は本発明の組ひもを形成している該2
成分系繊維を製造するための他の特別な処理技術のいず
れも必要としていない。その代わり、この組ひもの一体
性、従ってそれが有する特性は、全体として、個々の糸
の物理的組み合わせまたは組み立てによるものである。
実際、使用する異なる繊維形成材料各々の種類および比
率を変え、そしてこの組ひもの特定構造を調節すること
によって、この組ひもが有する物理的および生物学的特
性を変えることが可能である。例えば、好適な具体例に
おいて、この2成分系繊維組ひもは、物理的強度もしく
は結び目の安定性を有意に犠牲にすることなく、通常の
単一繊維組ひもで製造した組ひものそれに比較して改良
された、たわみ性を示す。
【0012】本発明の滅菌した2成分系繊維組ひもは、
外科用縫合もしくは結糸として、並びにそれが有する際
だった物理的もしくは生物学的特性からの利点を示す他
のいかなる医学用考案物の製造にとっても有効である。
【0013】
【発明の詳細な記述】本発明を説明する目的で、「2成
分系繊維」組ひもは、1本以上の糸が少なくとも1種の
2成分系繊維から成っている、無菌の組んだ糸構造であ
る。2成分系繊維は、この繊維の長さに渡って、縦方向
に伸びている第二繊維形成材料の中心コアを取り巻いて
いるところの、第一繊維形成材料の筒状殻が備わってい
る連続繊維である。
【0014】この組んだ構造の中に在る各々の糸は、多
数のフィラメントで構成されている。好適には、これら
の糸の各々は、多数の2成分系繊維で構成されている。
本発明の組んだ糸を製造するために使用できる2成分系
繊維は、例えばヨーロッパ特許出願0 277 707および
「織物、繊維および不織物の百科事典」(Encyclopedia
of Textiles、 Fibers、 and Nonwoven Fabrics)、John
Wiley & Sons、 New York(1984)、152-172頁および347-
381頁に記述されているような、2つの空洞を有するダ
イスを用いた共押出しによって便利に製造され得る。
【0015】この2成分系繊維組ひもを構成している無
菌の組んだ糸は、連続しておりそして個別であり、従っ
て各々の糸は、本質的にこの組ひもの長さ全体に沿って
伸びており、そして組ひもの製造、処理および使用中、
それが有する個々の一体性を維持している。
【0016】本発明の2成分系繊維組ひもを、縦方向に
伸びている糸のコアの回りの筒状の殻として便利に組む
ことができるが、望まれるならば、上記コアを削除する
こともできる。中心コアを有する組んだ殻の縫合ひも
は、例えば米国特許番号3,187,752; 4,043,344;および
4,047,533に示されている。コアは、平らになることに
対して抵抗力を与えると共に強度を増大させるため、こ
れを用いるのが有利である。
【0017】この組んだ糸の2成分系繊維を構成してい
る第一および第二繊維形成材料は、連続フィラメントに
紡糸され得るいかなる材料であってもよい。優位に、こ
の繊維形成材料は非金属性である。
【0018】好適な繊維形成材料は、連続フィラメント
を製造するための紡糸口金を用いて溶融紡糸可能な合成
繊維形成ポリマーである。これらの繊維形成ポリマー
は、所望の特別な用途に応じて生吸収性もしくは非生吸
収性であってもよい。生吸収性ポリマーを生じさせるモ
ノマーの例には、これに限定されるものではないが、ラ
クチド類およびラクトン類、例えばグリコール酸、グリ
コリッド、ラクチド、p−ジオキサノン、ε−カプロラ
クトンおよびトリメチレンカーボネート、並びにこれら
のモノマー類と他のモノマー類とから誘導される共重合
体もしくはポリマーブレンド物が含まれる。興味の持た
れることには、生吸収性ポリマーの異なる組み合わせを
用いた2成分系繊維を用いることで、特定用途用とし
て、種々の生物学的特性、例えばインビボ破壊強度およ
びインビボ吸収形態など、を示す数多くの生吸収性2成
分系繊維組ひもが製造できる。例えば、ゆっくりと分解
するポリマー、例えばポリジオキサノンの殻と、迅速に
分解するポリマー、例えばグリコリッドのホモポリマー
またはグリコリッドとラクチドとの共重合体のコアと、
が備わっている2成分系繊維から成る組ひもは、通常の
吸収性を示す組んだ縫合ひもに対して増大した強度保持
を示すことが可能である。
【0019】好適には、これらの組んだ糸を構成してい
る異なる繊維形成ポリマー類は、非吸収性ポリマー類か
ら誘導される。好適な具体例において、この繊維の殻を
構成している第一繊維形成ポリマーは、全体的たわみ性
を改良する滑性、即ちコンプライアンス、並びにこの2
成分系繊維組ひもが有する表面感触性を示す。好適に
は、第一繊維形成ポリマーから製造した連続繊維は、Ki
ssa, E.、「繊維科学および技術のハンドブック」(Hand
book of fiber Science and Technology)、II巻、 パー
トB、Marcel Decker、 1984に記述されている如き、ポリ
マー表面上液体の接触角で測定して、約38dyne/cm未
満の表面エネルギーを示す。このような繊維形成ポリマ
ーには、ポリプロピレン(PP);ポリエチレン;完全
フッ素置換ポリマー類、例えばポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)およびフッ素置換エチレン/プロピレ
ン共重合体(FEP);ポリフッ化ビニリデン、ポリエ
チレン/テトラフルオロエチレン共重合体(PETF
E)、およびポリクロロフルオロエチレンが含まれる。
より好適には、この第一繊維形成ポリマーから製造した
連続フィラメントは、約30dyne/cm未満の表面エネル
ギーを示す。好適な第一繊維形成ポリマー類は、PP、
PETFEおよびPTFEであり、最も好適な繊維形成
ポリマーはPPである。
【0020】より好適な具体例において、これらの2成
分系繊維は、改良した強度を個々の2成分系繊維および
組んだ糸に与えるように働くところの、粘り気のあるコ
アと共に、滑性を示す殻を有している。
【0021】好適には、この繊維のコアを構成している
第二繊維形成ポリマーから製造した連続フィラメント
は、1デニール当たり3.5g以上、より好適には1デ
ニール当たり5.0gの強力を有する。
【0022】好適な第二繊維形成ポリマーは、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)およびナイロンであり、
最も好適なポリマーはPETである。
【0023】最も好適な具体例において、これらの組ん
だ糸は、各々の繊維がPP殻とPETコアとを有する2
成分系繊維で構成されている。有利に、これらの糸は、
この2成分系繊維組ひもの全体的強度を更に改良する目
的で、縦方向に伸びている糸のコアの回りに筒状の殻構
造を有している。これらの縦方向に伸びた糸は、好適に
は、PP殻/PETコア構造において、均質のPET繊
維か或は2成分系繊維のどちらかで構造されている。両
方の具体例において、この組んだ殻およびコア中の、各
々の糸が有するPP体積比は、望ましくは約10〜約6
0%、好適には約30〜約50%の範囲である。PPの
体積比が約10%以下の場合、この組ひものたわみ性に
影響を与え、そして加工の困難さを増大させ、そしてこ
の体積比が約60%以上の場合、この組ひも全体の強度
に悪影響を与え得る。上記2成分系繊維組ひもに関する
フィラメントの細かさは、好適には1フィラメント当た
り約0.5〜約3.0デニールである。より粗いフィラ
メントは、より堅い組ひもを生じさせる。
【0024】本発明の組ひものために調製した2成分系
繊維を、通常様式で互いに束にして糸を生じさせる。好
適には、この糸の細かさは、約10〜約100デニール
である。これらの糸は、優位に、引き伸ばして分子配向
を与え、そしてアニール化して寸法安定性を増大させた
後、最終的組ひも製造のためのボビンに巻き取る。次
に、通常の組ひも技術、そして織物産業およびマルチフ
ィラメント縫合糸製造用医学産業で通常に用いられてい
る装置を用いて、該2成分系繊維組ひもを製造すること
ができる。
【0025】通常の均質組ひも製造と同様、これらの2
成分系繊維組ひもを製造するための糸は、好適には加工
されていないものである。仕上げ組ひも中の、1インチ
当たりのピック数を調整して、「コアポッピィング(co
re popping)」[これは、この組ひもを曲げるとき、こ
の組んだ殻を通してコア糸が破壊する傾向である]およ
び組ひも全体の滑らかさ、の如き組ひもの品質と、引張
り強さおよび組ひも直径とを均衡させることができる。
【0026】この2成分系繊維ひもを製造した後、望ま
しくはこれを洗浄して機械油およびいかなる外来粒子も
除去する。この洗浄した組ひもを、好適には、低い方の
融点を有する繊維形成材料のガラス転移温度と溶融温度
との間の温度で引き伸ばす。この引き伸ばし操作は、こ
の組ひもの高密度化を生じさせると共に組ひもの滑らか
さを改良する。その後、寸法安定性を改良するため、そ
して吸収性組ひもの場合インビボ破壊強度保持を改良す
るため、制御下でアニール化を行うことができる。
【0027】望まれるならば、この2成分系繊維組ひも
の表面を、生吸収性もしくは非吸収性コーティング物で
コートして、この組ひもが有する取り扱い性および結び
目継ぎ性能を更に改良することができる。例えば、この
組ひもを有機溶媒中の所望コーティングポリマー溶液に
浸漬した後、乾燥してこの溶媒を除去してもよい。
【0028】後処理した上記2成分系繊維組ひもを滅菌
して、医学用途の宿主、特に外科用縫合および結糸とし
ての用途で用いることができる。この組ひもは、本分野
でよく知られている通常技術のいずれかで滅菌され得
る。例えば、この糸をコバルト60源からのガンマ照射
に暴露することで滅菌を行うことができる。二者択一的
に、望ましくない程上記照射技術がこの組ひもを劣化さ
せる場合は、この組ひもを酸化エチレンに暴露すること
で滅菌してもよい。
【0029】以下に示す実施例では、引張り特性および
結び目安定性の各々を、Instron引張り試験機で測定す
る。引張り特性、即ち結んでいないときの引張り強度と
結び目の引張り強度を、一般に米国特許番号4,838,267
に記述されている操作に従って測定する。最初に、心棒
の回りに通常の角結びで結び、Instron試験機で、この
結び目を引き離すように引張ることで、滑りが生じるか
否かを観察し、そしてそれが生じた場合、20個の結び
目の中の20個が、滑り無しに奇麗に破壊するまで、追
加的スロー(throw)で結び目を結ぶことによって、こ
の結び目の安全性[これは、奇麗に破壊する前に滑らな
いように結び目を安全に確保するに必要なスロー数に対
して指示を与える]を測定する。曲げの堅さ[これは、
たわみ性の逆である]を、「小さい直径を有する組ひも
の幾何学的および曲げ特性に対する構造の効果](The
Effects of Structure on the Geometric and Bending
Properties of Small Diameter Braids)、Drexel Univ
ersity修士論文、1991、 E.Ritter著、に記述されている
如きKawabata Pure Bending Testerを用いて測定する。
【0030】これらの実施例は説明の目的のみであり、
請求する本発明の範囲を限定することを意図したもので
はない。この2成分系繊維組ひもを製造するために用い
た繊維形成材料の種類および糸の幾何学構造を変化させ
ることで、際だった物理的もしくは生物学的特性の組み
合わせを示すところの、請求する本発明の範囲内に入る
2成分系繊維組ひもを製造することができる。
【0031】
【実施例】
実施例I繊維材料 :共押出しおよびそれに続く配向により、PE
T/PP(コア/殻)2成分系繊維を製造する。この共
押出しした2成分系繊維の構造を、図3の断面図に示
す。このPPおよびPETの相対的体積比は50/50
である。配向中の延伸比は、155度Fのゴデット温度
で3.0であり、その結果として36デニールの糸が得
られる。この延伸した繊維を、通常方法に従う組み機用
ボビンに巻き取る。
【0032】加工:16個の担体を有するN.E. Butt組
み機のボビン担体各々に36デニールの糸を取り付け、
そして4本の36デニール糸を、コア送り出し装置に取
り付ける。35個のピックを有するギアを用いて1イン
チ当たり38個のピックを生じさせる。殻になる糸に
は、いかなるスプリング張力も掛けず、そしてこのコア
の張力を15〜20gに維持する。この組ひもを水洗浄
し、熱プレート装置の上で、5%の引き伸ばし比で熱引
き伸ばし(125度F、90fpm)する。この熱引き
伸ばしした組ひもを、90fpmのたわみ用ピン(plia
bilizing pin)を通す。
【0033】特性:この得られる組ひもの直径は0.0
122インチであり、従ってUnited States Pharmaecop
ia (USP)サイズ2−0の非吸収性縫合ひもである。こ
の組ひもおよび個々の2成分系繊維を、図1および2の
透視図および断面図のそれぞれに示す。表1で、Kawaba
ta Pure Bending Testerで測定した、この2成分系繊維
複合体組ひものたわみ性を、2つの主要な非吸収性US
Pサイズ2−0の組み縫合ひも、即ちPETおよび絹と
比較する。このデータは、組んだ縫合ひも個々の工学的
曲げ堅さを示している。この曲げ堅さは、主観点特性で
あるたわみ性の逆であり、従ってこの値が低ければ低い
程、より高いたわみ性を示す組ひもであることを示して
いる。
【0034】
【表1】 表1 2成分系繊維組ひものたわみ性 組ひもの種類(サイズ2−0) 曲げ堅さ(g x cm2/ひも) 実施例Iの PET/PP2成分系繊維組ひも 0.00998 PET製組み縫合ひも 0.0725 絹製組み縫合ひも 0.113 表1に示す結果は、通常の組ひもが示すたわみ性に比較
して、2成分系繊維組ひものたわみ性は顕著に改良され
ていることを示している。更に、実施例Iの2成分系繊
維組ひもの引張り強度は5.8ポンドであり、結び目強
度は4.1ポンドであり、そして結び目安全性は4スロ
ーであることが示されている。これらの値は、サイズ2
−0の非吸収性縫合ひもに関するUSP(United State
s Pharmaecopia)の要求を越えている。これらの結果
は、許容できない程には物性を犠牲にすることなく、た
わみ性の改良が達成され得ることを示している。
【0035】この実施例Iの2成分系繊維組ひもを、通
常方法のCo60で滅菌し、続いて、主観的取り扱い特性
を、PETおよび絹製組ひもと比較した。この度合の平
均は、PP/PET 1.5、PET 3.3、絹 4.
1[ここで、1は最良の取り扱い性を示し、そして5は
最悪の取り扱い性を示す]であった。
【0036】実施例II繊維材料 :各々の組み機用ボビンに、2プライの36デ
ニール糸(2/36)を巻き付ける以外は、実施例Iと
同様である。
【0037】加工:8個の担体を有するN.E. Butt組み
機のボビン担体各々に2/36デニールのプライ糸(pl
ied yarn)を取り付け、そして1本の2/36プライ糸
を、コア送り出し装置に取り付ける。32個のピックを
有するギアを用いて1インチ当たり42個のピックを生
じさせる。殻になる糸には、いかなるスプリング張力も
掛けず、そしてこのコアの張力を15〜20gに維持す
る。この組ひもを水洗浄し、熱プレート装置の上で、1
5%の引き伸ばし比で熱引き伸ばし(125度F、90
fpm)する。
【0038】特性:この得られる組ひもの直径は0.0
118インチであり、従ってまたUSPサイズ2−0の
非吸収性縫合ひもである。この組ひも曲げ堅さは、0.
0184g・cm2/ひもであり、引張り強度は5.6
ポンドであり、そして結び目強度は3.9ポンドである
ことが示されている。
【0039】滅菌:この明細書に記述した標準技術を用
いて、この2成分系繊維組ひもを滅菌することができ
る。滅菌後、この組ひもはまだ、感知できる程にはそれ
が有する物性を損失することなく、改良されたたわみ性
を有している。
【0040】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0041】1. 滅菌し、組んだ個別の連続糸から成
り、各々の糸は多数のフィラメントから成り、そして1
本以上の糸からの少なくとも1本のフィラメントは、2
成分系繊維[ここで、この繊維は、この繊維の長さに沿
って、第二繊維形成材料のコアを取り巻いている第一繊
維形成材料の殻を有している]である、2成分系繊維組
ひも。
【0042】2. 各々の糸が多数の2成分系繊維から
成る第1項の2成分系繊維組ひも。
【0043】3. 該第一および第二繊維形成材料が非
金属性である第2項の2成分系繊維組ひも。
【0044】4. 該第一および第二繊維形成材料が合
成繊維形成ポリマーである第3項の2成分系繊維組ひ
も。
【0045】5. 該合成繊維形成ポリマーが生吸収性
を示す第4項の2成分系繊維組ひも。
【0046】6. 該生吸収性ポリマーを誘導するモノ
マーがグリコール酸、グリコリッド、ラクチド、p−ジ
オキサノン、ε−カプロラクトンまたはトリメチレンカ
ーボネートである第5項の2成分系繊維組ひも。
【0047】7. 該繊維形成ポリマーが非吸収性を示
す第4項の2成分系繊維組ひも。
【0048】8. 該第一繊維形成ポリマーから得られ
る連続フィラメントが、約38dynes/cm未満の表面エネ
ルギーを示す第7項の2成分系繊維組ひも。
【0049】9. 該連続フィラメントが、約30dyne
s/cm未満の表面エネルギーを示す第8項の2成分系繊維
組ひも。
【0050】10. 該第一繊維形成ポリマーがPP、
PETFEまたはPTFEである第9項の2成分系繊維
組ひも。
【0051】11. 該第一繊維形成ポリマーがPPで
ある第10項の2成分系繊維組ひも。
【0052】12. 該第二繊維形成ポリマーから得ら
れる連続フィラメントが、3.5g/デニール以上の強
力を示す第11項の2成分系繊維組ひも。
【0053】13. 該連続フィラメントが、5.0g
/デニール以上の強力を示す第12項の2成分系繊維組
ひも。
【0054】14. 該第二繊維形成ポリマーがPET
またはナイロンである第13項の2成分系繊維組ひも。
【0055】15. 該第二繊維形成材料がPETであ
る第14項の2成分系繊維組ひも。
【0056】16. PET殻/PPコア構造におい
て、PETの均質繊維もしくは2成分系繊維から成る縦
方向に伸びている糸のコアを該組ひもが取り巻いている
第15項の2成分系繊維組ひも。
【0057】17. 該組んだ殻およびコア中のPP糸
各々の体積比が約10〜約60%である第16項の2成
分系繊維組ひも。
【0058】18. 該組んだ殻およびコア中のPP糸
各々の体積比が約30〜約50%である第17項の2成
分系繊維組ひも。
【0059】19. 該繊維の細かさが、1フィラメン
ト当たり約0.5〜約3.0デニールである第18項の
2成分系繊維組ひも。
【0060】20. 該糸の細かさが、約10〜約10
0デニールである第19項の2成分系繊維組ひも。
【図面の簡単な説明】
【図1】倍率が50Xの透視図で示した、実施例1で製
造した2成分系繊維組ひもを説明する顕微鏡写真であ
る。
【図2】倍率が100Xの断面図で示した、図1の2成
分系繊維組ひもを示す顕微鏡写真、およびこの組ひもが
有する多数の個々の2成分系繊維を更に1000Xの高
倍率で示す顕微鏡写真である。
【図3】倍率が1500Xの断面図で示した、図2の個
々の2成分系繊維を示す顕微鏡写真である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滅菌し、組んだ個別の連続糸から成り、
    各々の糸は多数のフィラメントから成り、そして1本以
    上の糸からの少なくとも1本のフィラメントは、2成分
    系繊維であり、ここで、この繊維は、繊維の長さに沿っ
    て、第二繊維形成材料のコアを取り巻いている第一繊維
    形成材料の殻を有していることを特徴とする2成分系繊
    維組ひも。
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