JPH05184348A - 培養槽のカバー装置 - Google Patents
培養槽のカバー装置Info
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M23/00—Constructional details, e.g. recesses, hinges
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M21/00—Bioreactors or fermenters specially adapted for specific uses
- C12M21/02—Photobioreactors
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M23/00—Constructional details, e.g. recesses, hinges
- C12M23/02—Form or structure of the vessel
- C12M23/18—Open ponds; Greenhouse type or underground installations
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カバーシートの光透過率を常に高く保ち、藻
類の光合成反応率を高めてガス中の炭素源の利用率を向
上させる培養槽のカバー装置を提供する。 【構成】 培養槽１をカバーシート２で覆い、このカバ
ーシート２を骨格構造体３で支持し、骨格構造体３のカ
バーシート支持部にローラー４を配置するとともに、培
養槽１の両端部にカバーシート２を巻取るシート巻取り
装置とカバーシート２を洗浄するシート洗浄装置を配置
する。 【効果】 常に汚れのない、太陽光透過率が高いカバー
シートで培養槽を覆うことができるので、藻類の培養、
ガス中のＣＯ2 の消費を促進することができる。
類の光合成反応率を高めてガス中の炭素源の利用率を向
上させる培養槽のカバー装置を提供する。 【構成】 培養槽１をカバーシート２で覆い、このカバ
ーシート２を骨格構造体３で支持し、骨格構造体３のカ
バーシート支持部にローラー４を配置するとともに、培
養槽１の両端部にカバーシート２を巻取るシート巻取り
装置とカバーシート２を洗浄するシート洗浄装置を配置
する。 【効果】 常に汚れのない、太陽光透過率が高いカバー
シートで培養槽を覆うことができるので、藻類の培養、
ガス中のＣＯ2 の消費を促進することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、培養槽のカバー装置に
係り、特にカバーシートの太陽光透過率を常に良好に保
つことができる培養槽のカバー装置に関するものであ
る。
係り、特にカバーシートの太陽光透過率を常に良好に保
つことができる培養槽のカバー装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】地球温暖化の要因の一つとしてあげられ
ている二酸化炭素（以下、ＣＯ2 と言う）の主な発生源
は工場排ガスであり、近年、大気中に放散されるＣＯ2
は膨大な量となっている。このＣＯ2 を低減する技術と
して、例えば藻類の光合成を利用する方法があり、現
在、国家プロジェクトとして技術開発が進められてい
る。
ている二酸化炭素（以下、ＣＯ2 と言う）の主な発生源
は工場排ガスであり、近年、大気中に放散されるＣＯ2
は膨大な量となっている。このＣＯ2 を低減する技術と
して、例えば藻類の光合成を利用する方法があり、現
在、国家プロジェクトとして技術開発が進められてい
る。
【０００３】ＣＯ2 を処理するための藻類培養槽とし
て、例えば池式培養槽があげられ、現在、商品化して販
売されている、例えばクロレラ、スピルリナ等は池式培
養槽で培養されている。このような池式培養槽には、大
気開放型とビニルハウスのように液上方をカバーシート
で覆う形式とがある。
て、例えば池式培養槽があげられ、現在、商品化して販
売されている、例えばクロレラ、スピルリナ等は池式培
養槽で培養されている。このような池式培養槽には、大
気開放型とビニルハウスのように液上方をカバーシート
で覆う形式とがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記大
気開放型池式培養槽は、外部から異物、雑菌等が混入し
易く、培養液の管理が十分に行えないという欠点があ
る。また、ＣＯ2 またはこれを含有するガスは一過性と
なり、ＣＯ2 の利用効率が低いという問題がある。他
方、ビニルハウスのように池式培養槽の上部をカバーシ
ートで覆う形式の培養槽は、培養槽上部が密閉式である
ために、ガスを任意の割合でリサイクルでき、ガス中の
炭素源の利用率は高くなるが、培養液からの蒸気がカバ
ーシート内面で結露したり、ガス流に同伴する藻がシー
ト面に付着する等の原因によりカバーシートの太陽光透
過率が減退するという問題がある。
気開放型池式培養槽は、外部から異物、雑菌等が混入し
易く、培養液の管理が十分に行えないという欠点があ
る。また、ＣＯ2 またはこれを含有するガスは一過性と
なり、ＣＯ2 の利用効率が低いという問題がある。他
方、ビニルハウスのように池式培養槽の上部をカバーシ
ートで覆う形式の培養槽は、培養槽上部が密閉式である
ために、ガスを任意の割合でリサイクルでき、ガス中の
炭素源の利用率は高くなるが、培養液からの蒸気がカバ
ーシート内面で結露したり、ガス流に同伴する藻がシー
ト面に付着する等の原因によりカバーシートの太陽光透
過率が減退するという問題がある。
【０００５】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、カバーシートの光透過率を常に高く保ち、藻類
の光合成反応率を高めて排ガス中の炭素源の利用率を向
上させる培養槽のカバー装置を提供することにある。
解決し、カバーシートの光透過率を常に高く保ち、藻類
の光合成反応率を高めて排ガス中の炭素源の利用率を向
上させる培養槽のカバー装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、培養槽を覆うカバーシートと、該カバーシー
トを支える骨格構造体とからなる培養槽のカバー装置に
おいて、前記培養槽の両端部に、それぞれ前記カバーシ
ートを巻取るシート巻取り手段と、巻取られる際にシー
トの内側面を洗浄する洗浄手段を設け、前記巻取り手段
の少なくとも一方に前記培養槽を覆うカバーシートと同
じかまたはそれ以上のカバーシートを巻き付けたことを
特徴とする。
本発明は、培養槽を覆うカバーシートと、該カバーシー
トを支える骨格構造体とからなる培養槽のカバー装置に
おいて、前記培養槽の両端部に、それぞれ前記カバーシ
ートを巻取るシート巻取り手段と、巻取られる際にシー
トの内側面を洗浄する洗浄手段を設け、前記巻取り手段
の少なくとも一方に前記培養槽を覆うカバーシートと同
じかまたはそれ以上のカバーシートを巻き付けたことを
特徴とする。
【０００７】
【作用】培養槽の両端部にカバーシートを巻取るシート
巻取り手段と、該シートの内側面を洗浄する洗浄手段を
設けるとともに、前記シート巻取り手段の少なくとも一
方に、前記培養槽を覆うカバーシートと同じかまたはそ
れ以上のカバーシートを巻き付けたことにより、培養槽
を覆っているカバーシートの内側面が汚れて太陽光の透
過率が減退した際、前記カバーシートを前記洗浄装置お
よびシート巻取り装置でその内側面を洗浄しながら巻取
り、この巻取りと並行して、他方の巻取り装置に巻取ら
れていた、新しいまたは洗浄後のカバーシートが引っ張
られ、培養槽１を覆うカバーシートが更新される。
巻取り手段と、該シートの内側面を洗浄する洗浄手段を
設けるとともに、前記シート巻取り手段の少なくとも一
方に、前記培養槽を覆うカバーシートと同じかまたはそ
れ以上のカバーシートを巻き付けたことにより、培養槽
を覆っているカバーシートの内側面が汚れて太陽光の透
過率が減退した際、前記カバーシートを前記洗浄装置お
よびシート巻取り装置でその内側面を洗浄しながら巻取
り、この巻取りと並行して、他方の巻取り装置に巻取ら
れていた、新しいまたは洗浄後のカバーシートが引っ張
られ、培養槽１を覆うカバーシートが更新される。
【０００８】本発明は、カバーシートの光透過性を保持
するためにシート面の洗浄および更新を行うシート洗浄
装置およびシート巻取り装置を設けたものである。本発
明において、カバーシートを巻取るシート巻取り装置
は、例えばカバーシートの端部に固着された棒状体と、
該棒状体を回転させる駆動装置とからなり、該棒状体の
回転方向は任意に変更できるようになっている。また洗
浄装置は、例えば前記シート巻取り装置の棒状体と並行
に設けられたシャワーノズルパイプと、該シャワーノズ
ルパイプに併設された、カバーシートの全幅を網羅す
る、例えば回転ブラシとからなり、前記回転ブラシは巻
き取られるカバーシートが培養液に面していた表面に当
接するように配置されている。ブラシの材質は特に限定
されず、公知のものが使用される。
するためにシート面の洗浄および更新を行うシート洗浄
装置およびシート巻取り装置を設けたものである。本発
明において、カバーシートを巻取るシート巻取り装置
は、例えばカバーシートの端部に固着された棒状体と、
該棒状体を回転させる駆動装置とからなり、該棒状体の
回転方向は任意に変更できるようになっている。また洗
浄装置は、例えば前記シート巻取り装置の棒状体と並行
に設けられたシャワーノズルパイプと、該シャワーノズ
ルパイプに併設された、カバーシートの全幅を網羅す
る、例えば回転ブラシとからなり、前記回転ブラシは巻
き取られるカバーシートが培養液に面していた表面に当
接するように配置されている。ブラシの材質は特に限定
されず、公知のものが使用される。
【０００９】本発明において、全カバーシートの広さ
は、培養槽を覆うシート面積の２倍以上であることが好
ましい。これによって１面分を培養槽を覆うカバー部と
し、残りの１面分を洗浄した後、または未使用のまま巻
取り装置に巻取られた状態で待機させることができるの
で、次回のカバーシート更新時にそのまま使用すること
ができる。
は、培養槽を覆うシート面積の２倍以上であることが好
ましい。これによって１面分を培養槽を覆うカバー部と
し、残りの１面分を洗浄した後、または未使用のまま巻
取り装置に巻取られた状態で待機させることができるの
で、次回のカバーシート更新時にそのまま使用すること
ができる。
【００１０】本発明においてカバーシートは、太陽光を
透過する透明のものであればよく、例えばナイロン、ポ
リエチレン等の材質のものが好適に使用される。本発明
において骨格構造体の形状は、特に限定されるものでな
く、かまぼこ型、箱型はもちろん他の形状であってもよ
い。また、骨格構造体のカバーシート支持部にはローラ
を配置することが好ましい。これによって、カバーシー
トの巻取りを円滑に行うことができ、カバーシートの破
損等の発生も少なくなる。
透過する透明のものであればよく、例えばナイロン、ポ
リエチレン等の材質のものが好適に使用される。本発明
において骨格構造体の形状は、特に限定されるものでな
く、かまぼこ型、箱型はもちろん他の形状であってもよ
い。また、骨格構造体のカバーシート支持部にはローラ
を配置することが好ましい。これによって、カバーシー
トの巻取りを円滑に行うことができ、カバーシートの破
損等の発生も少なくなる。
【００１１】本発明においてカバーシートの内側面と
は、カバーシートが培養槽を覆っている状態における培
養液に面した面である。本発明の培養槽カバー装置は、
土を堀起こして造成した池式培養槽にも、海上に浮体構
造を浮かべた培養槽にも適用できる。また池の形状は円
形、長方形、正方形、楕円形または他の形状であっても
よい。
は、カバーシートが培養槽を覆っている状態における培
養液に面した面である。本発明の培養槽カバー装置は、
土を堀起こして造成した池式培養槽にも、海上に浮体構
造を浮かべた培養槽にも適用できる。また池の形状は円
形、長方形、正方形、楕円形または他の形状であっても
よい。
【００１２】
【実施例】次に、本発明を実施例を用いてさらに詳細に
説明する。図１は、本発明の一実施例である培養槽のカ
バー装置の説明図である。この装置は、池式培養槽１の
上部を覆うカバーシート２と、該カバーシート２を支持
する骨格構造体３と、該骨格構造体３の前記カバーシー
トの支持部に設けられたローラー４と、前記培養槽１の
両端部に設けられた溝５の直上部にそれぞれ配置された
シート巻取り装置６およびシート洗浄装置８とから主と
して構成されている。シート巻取り装置６は、前記カバ
ーシートの端部が固定され、回転することによって該カ
バーシートを巻取る棒状体７と、該棒状体７を駆動する
駆動源（図示省略）とからなり、また洗浄装置８は、前
記シート巻取り装置の棒状体７と並行に設けられ、前記
巻取られるカバーシートの内側面に向かって水を噴出す
るシャワーノズルパイプ９と、前記カバーシート面をブ
ラッシングする回転ブラシ１０と、該回転ブラシ１０を
駆動する駆動源とから構成されている。
説明する。図１は、本発明の一実施例である培養槽のカ
バー装置の説明図である。この装置は、池式培養槽１の
上部を覆うカバーシート２と、該カバーシート２を支持
する骨格構造体３と、該骨格構造体３の前記カバーシー
トの支持部に設けられたローラー４と、前記培養槽１の
両端部に設けられた溝５の直上部にそれぞれ配置された
シート巻取り装置６およびシート洗浄装置８とから主と
して構成されている。シート巻取り装置６は、前記カバ
ーシートの端部が固定され、回転することによって該カ
バーシートを巻取る棒状体７と、該棒状体７を駆動する
駆動源（図示省略）とからなり、また洗浄装置８は、前
記シート巻取り装置の棒状体７と並行に設けられ、前記
巻取られるカバーシートの内側面に向かって水を噴出す
るシャワーノズルパイプ９と、前記カバーシート面をブ
ラッシングする回転ブラシ１０と、該回転ブラシ１０を
駆動する駆動源とから構成されている。
【００１３】このような構成の培養槽のカバー装置が付
設された池式培養槽１に培養液と、例えば藻類としてク
ロレラが導入され、培養液中にＣＯ2 含有ガスが導入さ
れてクロレラの培養が行なわれる。クロレラは、前記カ
バーシート２を透過する太陽光を受け、ＣＯ2 を取り込
んで光合成反応を行って増殖する。このようにしてクロ
レラの培養が継続されると、培養時間の経過とともに培
養液が蒸発してカバーシート２の内面で結露したり、導
入されるＣＯ2 含有ガスの流通に伴って浮遊する藻類が
カバーシート２の内面に付着すること等によってカバー
シート２の太陽光透過率が減退したときは、カバーシー
トが更新される。
設された池式培養槽１に培養液と、例えば藻類としてク
ロレラが導入され、培養液中にＣＯ2 含有ガスが導入さ
れてクロレラの培養が行なわれる。クロレラは、前記カ
バーシート２を透過する太陽光を受け、ＣＯ2 を取り込
んで光合成反応を行って増殖する。このようにしてクロ
レラの培養が継続されると、培養時間の経過とともに培
養液が蒸発してカバーシート２の内面で結露したり、導
入されるＣＯ2 含有ガスの流通に伴って浮遊する藻類が
カバーシート２の内面に付着すること等によってカバー
シート２の太陽光透過率が減退したときは、カバーシー
トが更新される。
【００１４】すなわち、シート巻取り装置６ｂの棒状体
７ｂに培養槽１を覆うカバーシート２と同じ面積分のカ
バーシートが待機状態で巻き付けられているとすると、
まずシート巻取り装置６ａが駆動され、前記カバーシー
ト２はシート巻取り用の棒状体７ａに巻取られる。この
ときカバーシート２は前記棒状体７ａに巻取られる直前
に、シャワーノズルパイプ９ａから噴出される水と前記
カバーシート２の内側面に接触しながら回転してシート
表面をブラッシングする回転ブラシ１０ａにって洗浄さ
れ、シート表面に付着した、結露、藻類等が洗い落とさ
れる。洗浄されたカバーシート２は棒状体７ａに巻取ら
れた状態のまま待機し、次回のシート更新に備える。洗
い落とされた藻類は溝５ａで回収され、前記培養槽１に
循環される。このようなカバーシートの巻取りに伴って
シート巻取り装置６ｂに巻取られていた、待機中のカバ
ーシート２が引っ張られ、培養槽１を覆うカバーシート
の全てが新品のまたは洗浄後のカバーシートに更新され
る。
７ｂに培養槽１を覆うカバーシート２と同じ面積分のカ
バーシートが待機状態で巻き付けられているとすると、
まずシート巻取り装置６ａが駆動され、前記カバーシー
ト２はシート巻取り用の棒状体７ａに巻取られる。この
ときカバーシート２は前記棒状体７ａに巻取られる直前
に、シャワーノズルパイプ９ａから噴出される水と前記
カバーシート２の内側面に接触しながら回転してシート
表面をブラッシングする回転ブラシ１０ａにって洗浄さ
れ、シート表面に付着した、結露、藻類等が洗い落とさ
れる。洗浄されたカバーシート２は棒状体７ａに巻取ら
れた状態のまま待機し、次回のシート更新に備える。洗
い落とされた藻類は溝５ａで回収され、前記培養槽１に
循環される。このようなカバーシートの巻取りに伴って
シート巻取り装置６ｂに巻取られていた、待機中のカバ
ーシート２が引っ張られ、培養槽１を覆うカバーシート
の全てが新品のまたは洗浄後のカバーシートに更新され
る。
【００１５】このようにしてクロレラの培養を継続し、
カバーシート２の内面が再び汚れた場合、今度はシート
巻取り装置６ｂが駆動され、培養槽１を覆っていたカバ
ーシート２が、前記と同様にその内側面を洗浄しながら
棒状体７ｂに巻取られる。このとき、この巻取りに追従
して、前記巻取り装置６ａの棒状体７ａに巻かれて待機
していた、内側面が洗浄されたカバーシート２が引き出
され、再び培養槽１を覆うことになる。
カバーシート２の内面が再び汚れた場合、今度はシート
巻取り装置６ｂが駆動され、培養槽１を覆っていたカバ
ーシート２が、前記と同様にその内側面を洗浄しながら
棒状体７ｂに巻取られる。このとき、この巻取りに追従
して、前記巻取り装置６ａの棒状体７ａに巻かれて待機
していた、内側面が洗浄されたカバーシート２が引き出
され、再び培養槽１を覆うことになる。
【００１６】本実施例によれば、カバーシート２の内側
面が結露、藻類の付着等によって汚れ、太陽光の透過率
が減退した場合は、カバーシート２をその内側面を洗浄
しつつ巻取り、この巻取りと同時に新しいまたは洗浄後
のカバーシート２で培養槽を覆うことができるので、常
に汚れ等が付着していない、太陽光の透過率が高いカバ
ーシートで培養槽を覆うことができるので、藻類の培養
が良好に行なわれ、ＣＯ2 の消費が促進される。
面が結露、藻類の付着等によって汚れ、太陽光の透過率
が減退した場合は、カバーシート２をその内側面を洗浄
しつつ巻取り、この巻取りと同時に新しいまたは洗浄後
のカバーシート２で培養槽を覆うことができるので、常
に汚れ等が付着していない、太陽光の透過率が高いカバ
ーシートで培養槽を覆うことができるので、藻類の培養
が良好に行なわれ、ＣＯ2 の消費が促進される。
【００１７】本実施例によれば、カバーシート２の洗浄
および更新が容易であり、池式培養槽にも容易に適用す
ることができるうえ、洗浄することによってカバーシー
トを繰り返して使用できるので、カバーシートの交換頻
度が少なくなり、経費節減を図ることができる。また、
池上部を密閉できるので、ガスのリサイクルが可能とな
り、例えばＣＯ 2 のような基質の有効利用を図ることが
できる。さらに本実施例を採用することによって、池式
方式では困難であった、雑菌汚染に弱い藻類であって
も、雑菌汚染から保護して良好に培養できるようにな
る。
および更新が容易であり、池式培養槽にも容易に適用す
ることができるうえ、洗浄することによってカバーシー
トを繰り返して使用できるので、カバーシートの交換頻
度が少なくなり、経費節減を図ることができる。また、
池上部を密閉できるので、ガスのリサイクルが可能とな
り、例えばＣＯ 2 のような基質の有効利用を図ることが
できる。さらに本実施例を採用することによって、池式
方式では困難であった、雑菌汚染に弱い藻類であって
も、雑菌汚染から保護して良好に培養できるようにな
る。
【００１８】本実施例の培養槽のカバー装置は、培養槽
だけでなく、例えば畑作や路地栽培のビニルハウスに応
用することもできる。本実施例において、洗浄ブラシと
して回転式のものを用いたが、カバーシート表面に当接
して該表面を洗浄できるものであれば、固定式のもので
あってもよい。培養槽１を覆うカバーシートのうち前記
シート巻取り装置６で巻取ることができない部分、すな
わちかまぼこ型の側面部は、太陽光を透過するビニー
ル、ナイロン等の透明のシート状物で構成される。
だけでなく、例えば畑作や路地栽培のビニルハウスに応
用することもできる。本実施例において、洗浄ブラシと
して回転式のものを用いたが、カバーシート表面に当接
して該表面を洗浄できるものであれば、固定式のもので
あってもよい。培養槽１を覆うカバーシートのうち前記
シート巻取り装置６で巻取ることができない部分、すな
わちかまぼこ型の側面部は、太陽光を透過するビニー
ル、ナイロン等の透明のシート状物で構成される。
【００１９】図２は、本発明の他の実施例を示す培養槽
のカバー装置の斜視図である。この装置が上記実施例と
異なる点は、カバーシートを支持する骨格構造体の形状
を箱型にした点であり、前記実施例と同様の効果が得ら
れる。
のカバー装置の斜視図である。この装置が上記実施例と
異なる点は、カバーシートを支持する骨格構造体の形状
を箱型にした点であり、前記実施例と同様の効果が得ら
れる。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、培養槽の両側にカバー
シートの巻取り装置と洗浄装置を配置し、前記巻取り装
置の少なくとも一方に培養槽を覆うカバーシートと同じ
かまたはそれ以上のカバーシートを巻き付けたことによ
り、培養槽を覆うカバーシートが汚れたときにこれを洗
浄しながら巻取り、新品または洗浄後のものに更新する
ことができ、カバーシートの更新を繰り返すことによっ
て常に、汚染のない、太陽光透過率が高いカバーシート
で培養槽をカバーすることができるので、藻類の培養、
ガス中のＣＯ2 の消費を促進することができる。
シートの巻取り装置と洗浄装置を配置し、前記巻取り装
置の少なくとも一方に培養槽を覆うカバーシートと同じ
かまたはそれ以上のカバーシートを巻き付けたことによ
り、培養槽を覆うカバーシートが汚れたときにこれを洗
浄しながら巻取り、新品または洗浄後のものに更新する
ことができ、カバーシートの更新を繰り返すことによっ
て常に、汚染のない、太陽光透過率が高いカバーシート
で培養槽をカバーすることができるので、藻類の培養、
ガス中のＣＯ2 の消費を促進することができる。
【図１】図１は、本発明の一実施例を示す説明図であ
る。
る。
【図２】図２は、本発明の他の実施例を示す説明図であ
る。
る。
１…培養槽、２…カバーシート、３…骨格構造体、４…
ローラー、５…溝、６…シート巻取り装置、７…棒状
体、８…シート洗浄装置、９…シャワーノズルパイプ、
１０…回転ブラシ、１１…カバーシート巻取り方向、１
２…ＣＯ2 排ガス。
ローラー、５…溝、６…シート巻取り装置、７…棒状
体、８…シート洗浄装置、９…シャワーノズルパイプ、
１０…回転ブラシ、１１…カバーシート巻取り方向、１
２…ＣＯ2 排ガス。
Claims (1)
- 【請求項１】培養槽を覆うカバーシートと、該カバーシ
ートを支える骨格構造体とからなる培養槽のカバー装置
において、前記培養槽の両端部に、それぞれ前記カバー
シートを巻取るシート巻取り手段と、巻取られる際にシ
ートの内側面を洗浄する洗浄手段を設け、前記巻取り手
段の少なくとも一方に前記培養槽を覆うカバーシートと
同じかまたはそれ以上のカバーシートを巻き付けたこと
を特徴とする培養槽のカバー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4005124A JP3061467B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 培養槽のカバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4005124A JP3061467B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 培養槽のカバー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05184348A true JPH05184348A (ja) | 1993-07-27 |
| JP3061467B2 JP3061467B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=11602571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4005124A Expired - Fee Related JP3061467B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 培養槽のカバー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3061467B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005003283A1 (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-13 | Olympus Corporation | 培養処理装置および自動培養装置 |
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