JPH0518430Y2 - - Google Patents

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JPH0518430Y2
JPH0518430Y2 JP9226987U JP9226987U JPH0518430Y2 JP H0518430 Y2 JPH0518430 Y2 JP H0518430Y2 JP 9226987 U JP9226987 U JP 9226987U JP 9226987 U JP9226987 U JP 9226987U JP H0518430 Y2 JPH0518430 Y2 JP H0518430Y2
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reinforcing
wire
reinforcing plate
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panel
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は床パネルにかかり、詳しくはコンピユ
ータ等の各種OA機器を設置するための二重床用
の床パネルに関する。
(従来の技術) 従来、この種の床パネルは種々提供されてい
る。例えば、第8図に示すように複数の突起31
aを備えた金属製の補強板31の表面に、ガラス
繊維や炭素繊維等の補強用繊維をセメントに混入
させてなるパネル本体32を一体的に形成したも
のや、第9図に示すように、上方にのみ開口され
た箱状の補強板33内にセメントを充填してパネ
ル本体32を形成したもの、あるいは、第10図
に示すように、中空状の補強板34内にセメント
を注入してパネル本体32を形成したもの等があ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、上記従来例には以下のような問題が
ある。すなわち、第8図ないし第10図に示すも
のにおいては、各種の補強用繊維をセメントに混
入させる際に繊維の方向性にバラツキを生じて強
度が部分的に異なることがあり、また、補強用繊
維の種類や材質によつてセメントとの付着力が劣
る場合がある。
このため、パネル本体32の縦方向と横方向と
で強度が異なつたり、プレス成型による加圧時や
圧力の除荷時に補強用繊維のスプリング効果によ
つてセメントと補強板31,33,34とが剥離
し易いという問題がある。特に、第8図及び第9
図の例では補強板31,33の外方からの荷重に
よつてパネル本体32が剥離したりヒビ割れし易
く、運搬中に破損してしまうという不都合も生じ
ていた。
すなわち、従来では床パネル全体としての強度
が概して不足しており、特に耐荷重が大きいコン
ピユータルーム等二重床に使用するには強度上、
不十分であつた。
また、第10図に示すものはパネル本体32の
周囲が補強板34によつて覆われているため、第
8図及び第9図の例に比べて強度の向上が期待で
きるが、その反面補強板34のコストが増加し、
更に全体の重量も増加するという欠点があつた。
本考案は上述の問題点を解決するべく提案され
たもので、その目的とするところは、金属製の補
強板と補強線材とを組み合わせて補強部材を形成
し、この補強部材を覆うようにセメント系材料か
らなるパネル本体を一体的に付着させることによ
り、パネル本体の付着強度を高めて補強部材から
の剥離を防止すると共に、全体的な強度の向上に
より耐荷重の大幅な増大を可能にした床パネルを
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は、複数の線
材支持片を備えた金属製の補強板と、線材支持片
間に架設された金属製の補強線材とからなる補強
部材をセメント系材料からなるパネル本体に内蔵
したことを特徴とするものである。
そして、線材支持片としては、補強板の一部を
切り起こして形成することが望ましい。また、こ
の線材支持片は補強板の任意の位置に形成するこ
とができるが、補強板の四隅端部を折曲して複数
の線材支持片を形成し、これらの線材支持片間に
補強線材を対角状に架設すると好適である。更
に、補強板は単一に限られるものではなく、複数
の補強板と補強線材とを組み合わせて補強部材を
形成してもよい。
(作用) 本考案によれば、補強板と補強線材とが線材支
持片を介して一体的に連結され、補強線材を包囲
するようにパネル本体が形成されるため、パネル
本体が補強線材によつて強固に捕捉され、ひいて
はパネル本体と補強板との付着力が大きくなつて
床パネル全体の強度が向上する。
(実施例) 以下、図に沿つて本考案の実施例を詳細に説明
する。
まず、第1図ないし第3図は本考案の第1実施
例を示すものであり、第1図及び第2図は補強部
材1の構成を示している。すなわちこの補強部材
1は、肉厚が例えば0.1〜1mmの金属製の補強板
2と、複数の鉄筋やピアノ線の如き金属製の補強
線材3とから構成されている。そして、これらの
補強線材3は、補強板2の内部の複数箇所を切り
起こして形成した線材支持片2aの相互間に架設
されている。
ここで、補強線材3を架設するにあたつては、
線材支持片2aに貫通させ、または線材支持片2
aに嵌合させてもよく、あるいは必要に応じて補
強線材3と線材支持片2aとを溶接等の手段によ
つて接合してもよい。また、線材支持片2aの構
造としては、上下方向または左右方向への補強線
材3の抜脱を防止するため、例えば第3図イ〜ハ
のような薄状のものが考えられ、特に第3図ニに
示す如く、線材支持片2aを捻回することにより
線材支持片2aの上下、左右方向からの荷重に対
する強度を一層向上させることが可能である。
しかして、このように構成された補強部材1の
周囲には、周知の型枠等を用いて補強部材1を包
囲するようにセメント系材料からなるパネル本体
4が一体的に充填形成され、かつプレス成型する
ことによつて本考案にかかる床パネルの主要部が
形成される。ここで、セメント系材料としては、
従来と同様にセメント中にガラス繊維や炭素繊維
等の補強用繊維を混入させたものが用いられる。
こうして形成された床パネルは、線材支持片2
aを介して補強板2と複数の補強線材3とが一体
的に連結され、しかも補強線材3を包囲するよう
にパネル本体4が形成されるため、補強線材3と
パネル本体4との相互間の捕捉性が向上し、ひい
てはパネル本体4と補強板2との付着力が増大す
る。このため、補強用繊維のスプリング効果を考
慮に入れたとしても、補強板2の外方からの荷重
によるパネル本体4と補強板2との剥離現象やヒ
ビ割れが生じず、運搬途中や高荷重による床パネ
ル破損のおそれがない。
更に、パネル本体4から見ればその内部に補強
線材3が埋設されている構造となり、床パネル全
体の強度を著しく高めることができると共に、補
強線材3の位置を適宜選択することで床パネルの
表裏の強度バランスを好適に保つことが可能であ
る。
次に、第4図は本考案の第2実施例を示してい
る。この実施例は、補強板2の四隅端部を折曲し
て4つの線材支持片2a′を形成し、かつ補強板2
の内部にも複数の線材支持片2aを切り起こして
形成すると共に、これらの線材支持片2a′,2a
間に補強線材3を対角状に架設して補強部材1′
を形成したものである。
この実施例においても、補強線材3と線材支持
片2a′,2aとは貫通、嵌合、接合等、任意の手
段にて連結すればよく、また線材支持片2a′,2
aの構造も第3図のように自由に選択することが
できる。
この実施例によれば、四隅端部の線材支持片2
a′が単に折曲のみによつて形成されるため、補強
部材1′の製造工程の簡略化に寄与することがで
きる。加えて、対角状に配設された補強線材3に
より補強部材1′の四隅端部外方からの荷重に対
する強度を高めることができ、また、補強板2の
四辺に平行な他の補強線材3ともあいまつてあら
ゆる方向からの外力に対して堅牢な床パネルを得
ることができる。
次いで、第5図ないし第7図は本考案の第3実
施例を示している。すなわち、これまでの実施例
では補強板2が単一部材にて構成されているが、
この第3実施例では補強板を複数に分割して形成
すると共に、補強板を立体的に形成してその側板
自体を線材支持片として用いるものである。
つまり、例えば第5図に示すように、金属板を
断面コ字形に折曲して補強板2Aを形成し、その
側板を線材支持片2bとして複数の補強板2Aの
相互間に補強線材3を架設することにより、補強
部材1Aが形成される。あるいは、第6図に示す
如く、平面から見て三角形状に形成された補強板
2Bの側板を線材支持片2cとして、これら複数
の補強板2Bの相互間に補強線材3を架設して補
強部材1Bが形成されるものである。
なお、第5図及び第6図の構造はあくまで例示
的なものであり、補強板の構造としてはその断面
形状を△形、〓形、∩形、∧形等、任意に選択す
ることができ、平面形状についても同様である。
更に、補強板2A,2Bや補強線材3の数も図示
例に何ら限定されるものではない。
このように形成された補強部材は、先の実施例
と同様に、第7図に示す如くセメント系材料から
なるパネル本体4に内蔵されて本考案にかかる床
パネルが構成される。特にこの実施例において
は、補強板のほぼ全長にわたつて床パネルの表裏
面に直交する方向の線材支持片が形成されること
となるため、床パネルの表裏方向からの荷重に対
する強度が極めて大きいという利点がある。
(考案の効果) 以上詳述したように本考案によれば、金属製の
補強板及び補強線材を組み合わせてなる補強部材
をセメント系材料からなるパネル本体に内蔵した
ため、パネル本体と補強線材とが強固に捕捉し合
つてパネル本体、補強線材及び補強板が一体的に
連結されることとなり、パネル本体と補強板との
付着力を著しく向上させることができる。
従つて、床パネルに外力が加わつてもパネル本
体等が容易に剥離しない構造を得ることができ、
また、補強部材により剛性が高まることによつて
ポイント荷重等の高荷重に対しても十分な強度を
有する床パネルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示
すもので、第1図は補強部材の斜視図、第2図は
第1図におけるA−A断面図、第3図イ〜ニは線
材支持片の斜視図、第4図は本考案の第2実施例
を示す補強部材の斜視図、第5図ないし第7図は
本考案の第3実施例を示すもので、第5図及び第
6図は補強部材の斜視図、第7図は断面図、第8
図ないし第10図はそれぞれ従来例を示す断面図
である。 1,1′,1A,1B……補強部材、2,2A,
2B……補強板、2a,2a′,2b,2c……線
材支持片、3……補強線材、4……パネル本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数の線材支持片を備えた金属製の補強板
    と、前記線材支持片間に架設された金属製の補
    強線材とからなる補強部材をセメント系材料か
    らなるパネル本体に内蔵したことを特徴とする
    床パネル。 (2) 線材支持片が、補強板の一部を切り起こして
    形成されてなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の床パネル。 (3) 補強板の四隅端部に形成された複数の線材支
    持片間に補強線材を対角状に架設してなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の床パネル。 (4) 補強板が複数に分割形成されてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の床パネル。
JP9226987U 1987-06-15 1987-06-15 Expired - Lifetime JPH0518430Y2 (ja)

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JPS63201136U JPS63201136U (ja) 1988-12-26
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JP2524646B2 (ja) * 1990-04-03 1996-08-14 共同カイテック株式会社 フロアパネル
JP2509354Y2 (ja) * 1990-04-17 1996-09-04 共同カイテック株式会社 フロアパネル

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JPS63201136U (ja) 1988-12-26

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