JPH0518395U - 多孔質マツト - Google Patents

多孔質マツト

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Publication number
JPH0518395U
JPH0518395U JP1899191U JP1899191U JPH0518395U JP H0518395 U JPH0518395 U JP H0518395U JP 1899191 U JP1899191 U JP 1899191U JP 1899191 U JP1899191 U JP 1899191U JP H0518395 U JPH0518395 U JP H0518395U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chips
solvent
vinyl chloride
chip
plasticizer
Prior art date
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Pending
Application number
JP1899191U
Other languages
English (en)
Inventor
亨 庄司
悦之 鈴木
佳巳 村野
広 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lonseal Corp
Original Assignee
Lonseal Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0518395U publication Critical patent/JPH0518395U/ja
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  • Road Paving Structures (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数のチップ同志を溶着固化させて、該チッ
プの脱離がなく、かつ耐汚染性にすぐれた多孔質マット
を提供するものである。 【構成】 ウレタン−塩化ビニル共重合樹脂に安定剤、
充填剤、滑剤などを適宜配合した組成物からなるシート
を粉砕してチップを造り、該チップを溶剤で溶着固化し
てチップ間に空隙のある多孔質マットとする。 【効果】 チップが溶剤で溶着固化されているので脱落
がなく、耐久性に優れ、任意な色に着色が可能で意匠性
に優れ、可塑剤による汚れの心配がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は着色性、固着性、耐久性、耐汚染性に優れた歩道の舗装用マット、プ ールサイドの歩行用マット並びに家畜小屋の床敷用マットなどに使用される多孔 質マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
此種のマットはその形成材料としてゴムチップをポリウレタン系の接着剤で固 着したものが知られている。 又、軟質塩化ビニル製チップを接着剤で固着したものもある。
【0003】
【解決しようとする課題】
しかしながら、前者は加硫ゴムチップが接着剤との接着性が悪いので、チップ が欠落しやすく耐久性がないこと、及びゴムチップは黒色系が多く、意匠性に欠 けるために、マット表面に塗装をしているが、上記チップの欠落や摩耗で色落ち し、好ましくないこと、更に、ウレタン系接着剤で固着したマットを家畜小屋の 床に使用した場合、尿でウレタン系接着剤が劣化してマットの形状を保持できな くなる等の欠点を有する。
【0004】 また後者は、着色性は優れているが、マットに適した硬度にするために可塑剤 を樹脂100 重量部に対して、40重量部以上添加しなければならない。このために 、可塑剤が接着剤に移行して、徐々に接着性が悪くなり、チップが欠落すること 、及び可塑剤が移行して、マットの表面がべとつき、このために汚れやすくなる 等の欠点を有する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために鋭意検討した結果、ショアーA硬度が90以 下で、柔軟温度が−5℃以下のウレタン−塩化ビニル共重合樹脂が可塑剤を添加 しなくても、塩化ビニル樹脂100 重量部に、可塑剤を40重量部以上配合したもの と同等の柔軟性を有し、溶剤に溶解することにより該樹脂を主体とした組成物か らなるチップを溶剤で固着したものである。
【0006】
【実施例】
本考案の実施の一例を図面に基づいて説明すると、マットaは、無可塑のウレ タン−塩化ビニル共重合樹脂に安定剤、着色剤、充填剤等を配合してなる組成物 をシート状に成形後、粉砕してチップ1とし、該チップ1を溶剤で固着せしめて 、該チップ間に空隙2が形成されたものである。
【0007】 ウレタン−塩化ビニル共重合樹脂はショアーA硬度が90以下、柔軟温度が−5 ℃以下であるように共重合されたものであれば、ブロック共重合体でも、ランダ ムなグラフト共重合体でも良い。
【0008】 また、ウレタン−塩化ビニル共重合樹脂は単体で使用しても良いが、ストレー ト塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−エチレン共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル 共重合樹脂を混合しても良い。
【0009】 安定剤はカドミニウム、バリウム、カルシウム、亜鉛系の粉末状、液状安定剤 を単体もしくは複合して使用できる。
【0010】 しかし、有機スズ系安定剤、鉛系安定剤は該共重合樹脂を加水分解するために 好ましくない。着色剤は通常の無機顔料、有機顔料の外に、可塑剤の影響がない ので、従来は可塑剤に移行するために使用できなかったような染料系有機顔料が 使用可能であり、鮮明に着色できる。
【0011】 更に、より安価なチップ1を作るために、充填剤を添加しても良い。充填剤は 従来から使用されている炭酸カルシウム、タルク、クレー等が使用でき、その添 加量は樹脂100 重量部に対して100 重量部以下の添加では、可塑剤を添加しなく ても柔軟性が損なわれないので使用目的に適合する。しかしながら樹脂と充填剤 が粉末のために、混合及び混練時に粉立って作業性が悪く、したがって可塑剤を 少量添加し組成物を湿潤させてから混練しても良い。その場合でも可塑剤の添加 は耐汚染性を考慮して、組成物の20%以下が好ましい。
【0012】 チップ1の形状は球状、板状、円柱状、立方体状等のあらゆる形状のものを使 用することができ、チップの大きさは1〜6mmが好ましく、用途、意匠に応じて 適宜選択して使用することができる。
【0013】 溶着するための溶剤3はウレタン−塩化ビニル共重合体を溶解するものであれ ば良いが、好ましくは沸点が130 ℃以下のトルエン、テトラヒドロフラン、メチ ルエチルケトン、酢酸エチル、塩化メチレン等を単独又は混合した溶剤が適して おり、添加量はチップ1に対して50%以下が好ましい。
【0014】 そして、溶剤3はチップ1と同時に混合しても良いし、チップ1を型に入れた 後、溶剤3を型の表面から均等に流し込んでも良て。
【0015】 次に本考案の具体的実施態様例及び比較例について詳述すると表1に示す如く 、ウレタン−塩化ビニル共重合樹脂又は塩化ビニル樹脂に安定剤、充填剤、着色 剤を適宜配合して、カレンダーで圧延して、2mmのシートを得る、該シートをペ レタイザーで粉砕して、大きさが2〜3mmの板状のチップとし、チップ100 重量 部にテトラヒドロフラン(THF)又は接着剤を30部添加し、混合しながら型に 流し込み、70〜80℃で加熱押圧して、チップ同志を溶着固化後又は接着せしめた 後、乾燥して板状のマットを得た。性能は表1に示す通りであった。
【0016】
【効果】
本考案は無可塑のウレタン−塩化ビニル共重合樹脂からなるチップを溶剤で溶 着固化してなるから、チップが可塑剤を含まなくても軟らかいために、可塑剤に よる汚れの心配がなく耐汚染性に優れ、溶剤でチップの表面を溶しながら溶着す るために、接着剤を用いた場合に生じる接着剤の劣化によるチップの脱離がなく 、耐久性に優れ、更に、任意の色に着色が可能であり、従来のゴム系チップに比 べて意匠性に優れており、歩道の舗装用及び従来不可能であった家畜小屋の床敷 体に適する。
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案多孔質マットの平面図。
【図2】 一部拡大断面図。
【符号の説明】
1:チップ 2:空隙 3:溶着界面 a:マット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無可塑のウレタン−塩化ビニル共重合樹脂
    系組成物からなるチップを溶剤で溶着固化してなる多孔
    質マット。
JP1899191U 1991-03-27 1991-03-27 多孔質マツト Pending JPH0518395U (ja)

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JP1899191U JPH0518395U (ja) 1991-03-27 1991-03-27 多孔質マツト

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JP1899191U JPH0518395U (ja) 1991-03-27 1991-03-27 多孔質マツト

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JPH0518395U true JPH0518395U (ja) 1993-03-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105873484A (zh) * 2013-10-18 2016-08-17 赛尔格有限责任公司 多孔膜擦拭件及其制造与使用方法
US11331769B2 (en) 2016-02-19 2022-05-17 Ebara Corporation Polishing apparatus and polishing method

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