JPH05183950A - ダイヤルパルス識別回路 - Google Patents

ダイヤルパルス識別回路

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Publication number
JPH05183950A
JPH05183950A JP38092A JP38092A JPH05183950A JP H05183950 A JPH05183950 A JP H05183950A JP 38092 A JP38092 A JP 38092A JP 38092 A JP38092 A JP 38092A JP H05183950 A JPH05183950 A JP H05183950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dial pulse
noise
dial
identification circuit
line
Prior art date
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Pending
Application number
JP38092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Hisamatsu
正和 久松
Yoshio Ogawa
良夫 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication of JPH05183950A publication Critical patent/JPH05183950A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回線設定後に交換機を経たダイヤルパルス信
号を受信してダイヤルされた数字を識別し得る回路を提
供する。 【構成】 回線設定後に交換機を経たダイヤルパルス信
号(ダイヤルパルス交流雑音)を受信してダイヤルされ
た数字を識別するダイヤルパルス識別回路において、ダ
イヤルパルス交流雑音の特徴を表す成分を抽出する分析
部10と、ニューラルネットワーク21からなり、前記
分析部10の分析結果(特徴量)からダイヤルされた数
字を識別する認識部20とを備えたことにより、ダイヤ
ルパルス交流雑音の不確定要素や他のノイズの影響を受
けることなくダイヤルされた数字を識別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回線設定後に交換機を
経たダイヤルパルス信号を受信してダイヤルされた数字
を識別する回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信サービスの多様化に応じて、
音声蓄積装置等の通信自動応答システムの需要が高まっ
てきている。この通信自動応答システムは回線設定後、
加入者が数字等のデータを入力することにより所望のサ
ービスを受けるものであるが、前述した数字等のデータ
入力にはプッシュボタン式電話機によるDTMF信号を
用いることが多かった。
【0003】一方、平成3年始め現在、全国のおよそ7
5%の電話回線は前記DTMF信号を用いないダイヤル
回線である。ダイヤルパルス式電話機からダイヤル回線
に送出されるダイヤルパルス信号は直流電流の断続によ
る信号であるので、回線設定後、交換機以降(厳密に
は、加入者線交換機の加入者回路以降)に伝わるのはこ
の信号に起因する交流雑音となる。
【0004】図2はダイヤルパルス式電話機を含むアナ
ログ電話網を示すもので、ダイヤルパルス式電話機1は
ダイヤル回線2を介して加入者線交換機3に接続され、
さらにアナログ通信回線4を介して通信自動応答システ
ム等を含む通信網に接続される。また、図3は図2の各
部における信号波形の一例を示すものである。
【0005】前記ダイヤルパルス式電話機1においてダ
イヤル操作すると、ダイヤル回線2に供給されている直
流電流が断続され、図3に示すようなダイヤルパルス信
号aが加入者線交換機3に伝送される。該ダイヤルパル
ス信号aは加入者線交換機3を経ると、図3に示すよう
な交流雑音b又はcとなる。該交流雑音b又はcは直流
電流が断続される度に立上るインパルス成分を含んでい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記交
流雑音b又はc中にはダイヤルした数字(図示例では
「8」)の2倍の数に対応したインパルス成分(以下、
ダイヤルパルス交流雑音と称す。)b1 ,c1 の外、そ
の前後に受話器を通話路から切離す際に発生するインパ
ルス成分b2 ,b3 ,c2 ,c3 があり、これは電話機
の種類、ダイヤルを回す速度等によってその時間的位置
が変化する。また、ダイヤルパルス交流雑音b1 ,c1
自体も回線のインピーダンスや劣化等によって異なった
波形を示すことがある。
【0007】このようにダイヤルパルス信号には不確定
な要素があり、識別し難いため、DTMF信号のように
回線設定後のデータ入力に用いることができず、ダイヤ
ル回線に接続されたダイヤルパルス式電話機からは通信
自動応答システム等によるサービスを利用できないとい
う問題があった。
【0008】本発明は前記従来の問題点に鑑み、回線設
定後に交換機を経たダイヤルパルス信号を受信してダイ
ヤルされた数字を識別し得るダイヤルパルス識別回路を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、回線設定後に交換機を経たダイヤルパルス
信号(ダイヤルパルス交流雑音)を受信してダイヤルさ
れた数字を識別するダイヤルパルス識別回路において、
ダイヤルパルス交流雑音の特徴を表す成分を抽出する分
析部と、ニューラルネットワークからなり、前記分析部
の分析結果(特徴量)からダイヤルされた数字を識別す
る認識部とを備えたダイヤルパルス識別回路を提案す
る。
【0010】
【作用】本発明によれば、ダイヤルパルス交流雑音は分
析部に入力されてその特徴量が抽出され、該特徴量は認
識部に入力され、そのニューラルネットワークによりダ
イヤルされた数字が識別される。
【0011】
【実施例】図1は本発明のダイヤルパルス識別回路の一
実施例を示すもので、図中、10は分析部、20は認識
部である。
【0012】分析部10は自乗計算部11及び加算平均
計算部12からなり、ダイヤルパルス交流雑音の特徴を
表す成分を抽出する。具体的には、図示しないアナログ
・デジタル変換部によりサンプリング周波数8kHz 、
16ビットのリニアPCMのデジタルデータに変換され
たダイヤルパルス交流雑音を、自乗計算部11により各
サンプリングポイント毎のデータを自乗し、これを加算
平均計算部12により26サンプリングポイント分、加
算平均することによって、1フレームを26サンプリン
グポイント(3.25ms)とするフレーム内平均パワー
を算出する。
【0013】20PPSのダイヤルパルス式電話機で数
字「0」、即ち最も長いダイヤルパルス信号に対応した
数字をダイヤルした場合、そのダイヤルパルス信号(交
流雑音)の波形はおよそ500msの長さに亘る。これを
サンプリング周波数8kHz、16ビットのリニアPC
Mのデジタルデータに変換した場合、約4000個のデ
ジタルデータとなるが、前記分析部10を通過すること
によって約154個のデータ(フレーム内平均パワー)
に圧縮される。
【0014】認識部20はニューラルネットワーク21
からなり、前記分析部10の分析結果(特徴量)からダ
イヤルされた数字を識別する。具体的には、ニューラル
ネットワーク21は前述したフレーム内平均パワーを最
も長いダイヤルパルス交流雑音の時間幅に対応した数だ
け一度に入力し得るノード数、ここでは160ノードの
入力層、該入力層の半分程度のノード数の中間層、並び
にダイヤル数字「0」〜「9」の識別結果を“0”又は
“1”の2進符号の組合せで表記し得るノード数、ここ
では4ノードの出力層を備えており、予め条件を変えて
得られた数十〜数百のダイヤルパルス交流雑音のデータ
(フレーム内平均パワー)を対応する識別結果とともに
入力し、学習させておくことによって、あらゆる入力デ
ータに対して正しい識別結果を出力する。
【0015】図4は図1の各部における信号波形の一例
を示すもので、以下、これに従って前記回路の動作を説
明する。
【0016】図4において、dはダイヤルパルス交流雑
音、ここではダイヤル数字「0」に対応するダイヤルパ
ルス交流雑音を含む交流雑音であり、図示しないアナロ
グ・デジタル変換部によりサンプリング周波数8kHz
、16ビットのリニアPCMのデジタルデータに変換
される。このデジタルデータをアナログ的に表したのが
波形eであり、また、該波形eのうち、ダイヤルパルス
交流雑音に対応する部分を切り出したのがfである。該
波形e(又はf)に対応したデジタルデータは前記分析
部10に入力され、前述した如くしてフレーム内平均パ
ワーが計算され、圧縮されたデータとなるが、これをア
ナログ的に表したのが波形gである。該波形gに対応し
たデータは1フレーム分ずつ、前記認識部20のニュー
ラルネットワーク21の入力層の各ノードにそれぞれ入
力され、認識処理され、出力層の各ノードから識別結
果、即ちダイヤルされた数字に対応する4ビットの2進
符号が出力される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ダ
イヤルパルス交流雑音を分析部に入力してその特徴量を
抽出し、該特徴量を認識部に入力し、そのニューラルネ
ットワークによりダイヤルされた数字を識別するように
なしたため、ダイヤルパルス交流雑音の不確定要素や他
のノイズの影響を受けることなくダイヤルされた数字を
識別でき、ダイヤル回線に接続されたダイヤルパルス式
電話機においても通信自動応答システム等によるサービ
スを利用できる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイヤルパルス識別回路の一実施例を
示す構成図
【図2】ダイヤルパルス式電話機を含むアナログ電話網
を示す構成図
【図3】図2の各部における信号の一例を示す波形図
【図4】図1の各部における信号の一例を示す波形図
【符号の説明】
10…分析部、11…自乗計算部、12…加算平均計算
部、20…認識部、21…ニューラルネットワーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線設定後に交換機を経たダイヤルパル
    ス信号(ダイヤルパルス交流雑音)を受信してダイヤル
    された数字を識別するダイヤルパルス識別回路におい
    て、 ダイヤルパルス交流雑音の特徴を表す成分を抽出する分
    析部と、 ニューラルネットワークからなり、前記分析部の分析結
    果(特徴量)からダイヤルされた数字を識別する認識部
    とを備えたことを特徴とするダイヤルパルス識別回路。
JP38092A 1992-01-06 1992-01-06 ダイヤルパルス識別回路 Pending JPH05183950A (ja)

Priority Applications (1)

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JP38092A JPH05183950A (ja) 1992-01-06 1992-01-06 ダイヤルパルス識別回路

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JP38092A JPH05183950A (ja) 1992-01-06 1992-01-06 ダイヤルパルス識別回路

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JPH05183950A true JPH05183950A (ja) 1993-07-23

Family

ID=11472195

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JP38092A Pending JPH05183950A (ja) 1992-01-06 1992-01-06 ダイヤルパルス識別回路

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