JPH05183941A - 色信号変換回路 - Google Patents
色信号変換回路Info
- Publication number
- JPH05183941A JPH05183941A JP34661691A JP34661691A JPH05183941A JP H05183941 A JPH05183941 A JP H05183941A JP 34661691 A JP34661691 A JP 34661691A JP 34661691 A JP34661691 A JP 34661691A JP H05183941 A JPH05183941 A JP H05183941A
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- JP
- Japan
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- pal
- ntsc
- signal
- output
- burst
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 NTSC/PAL変換時には、−45°移相
回路14でバースト部のみを−45°移相し、平衡変調
器22でこれと共役な信号を作成する。そして、1水平
ライン毎にスイッチ回路18で切り換えて出力する。一
方、PAL/NTSC変換時には、平衡変調器22で入
力再生クロマ信号と共役な信号を作成する。そして、ス
イッチ回路18でバースト位相検出回路20からの制御
信号によって、バースト位相が135°のときには入力
再生クロマ信号を選択し、バースト位相が−135°の
ときには平衡変調器22の出力を選択する。そして45
°移相回路26でバースト部のみを+45°移相して出
力する。 【効果】 簡単なシステム構成で、ライン間での色相変
動なしにNTSCおよびPALの色信号相互完全変換を
実現できる。
回路14でバースト部のみを−45°移相し、平衡変調
器22でこれと共役な信号を作成する。そして、1水平
ライン毎にスイッチ回路18で切り換えて出力する。一
方、PAL/NTSC変換時には、平衡変調器22で入
力再生クロマ信号と共役な信号を作成する。そして、ス
イッチ回路18でバースト位相検出回路20からの制御
信号によって、バースト位相が135°のときには入力
再生クロマ信号を選択し、バースト位相が−135°の
ときには平衡変調器22の出力を選択する。そして45
°移相回路26でバースト部のみを+45°移相して出
力する。 【効果】 簡単なシステム構成で、ライン間での色相変
動なしにNTSCおよびPALの色信号相互完全変換を
実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、色信号変換回路に関
し、特にたとえばワンチップICでNTSC/PALま
たはPAL/NTSCの両モードで相互に変換できる、
色信号変換回路に関する。
し、特にたとえばワンチップICでNTSC/PALま
たはPAL/NTSCの両モードで相互に変換できる、
色信号変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の色信号変換処理を行う回
路としては、“National Technical Report Vol.37 No.
3 Jun.1991”のP.117 およびP.119 に示されるIC“M
52063”や同じくP.119 〜P.120 に示されるIC
“M52081”があった。
路としては、“National Technical Report Vol.37 No.
3 Jun.1991”のP.117 およびP.119 に示されるIC“M
52063”や同じくP.119 〜P.120 に示されるIC
“M52081”があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者は簡易型NTSC
/PAL色信号変換ICであるが、簡易型であるため
に、垂直方向の解像度が半分に低下する上、方式判別付
のモニタではPALに変換したにも拘わらずNTSCと
誤判別される場合がある。また、PALの色差信号復調
部に1水平ガラス遅延線を使用していないモニタでは、
色信号が1水平周期毎にミュートされてしまう。
/PAL色信号変換ICであるが、簡易型であるため
に、垂直方向の解像度が半分に低下する上、方式判別付
のモニタではPALに変換したにも拘わらずNTSCと
誤判別される場合がある。また、PALの色差信号復調
部に1水平ガラス遅延線を使用していないモニタでは、
色信号が1水平周期毎にミュートされてしまう。
【0004】また、後者においては、PAL/NTSC
およびNTSC/PALの完全変換が行えるが、PAL
/NTSC変換時およびNTSC/PAL変換時ともに
ライン毎に別々の±45°移相器を使用している。した
がって、ライン間での色相変動が発生してしまう。それ
ゆえに、この発明の主たる目的は、NTSC/PALお
よびPAL/NTSCの色信号方式を完全に変換でき、
かつライン間での色相変動を生じない、色信号変換回路
を提供することである。
およびNTSC/PALの完全変換が行えるが、PAL
/NTSC変換時およびNTSC/PAL変換時ともに
ライン毎に別々の±45°移相器を使用している。した
がって、ライン間での色相変動が発生してしまう。それ
ゆえに、この発明の主たる目的は、NTSC/PALお
よびPAL/NTSCの色信号方式を完全に変換でき、
かつライン間での色相変動を生じない、色信号変換回路
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、NTSC/
PALおよびPAL/NTSCの色信号相互変換を行う
色信号変換回路であって、所定周波数のキャリアで平衡
変調されている再生クロマ信号を入力するNTSCおよ
びPAL共通の入力端、再生クロマ信号のバースト部の
みを−45°移相する第1の移相手段、NTSC/PA
Lのときバーストゲートに応じて第1の移相手段の出力
を選択し、それ以外のとき入力端からの再生クロマ信号
を選択する第1の選択手段、第1の選択手段の出力とキ
ャリアの2倍の周波数をもつ信号とを乗算する平衡変調
手段、NTSC/PALのとき1ライン毎に第1の選択
手段の出力および平衡変調手段の出力を交互に選択し、
PAL/NTSCのときバースト位相に応じて入力端か
らの再生クロマ信号または平衡変調手段の出力を選択す
る第2の選択手段、第2の選択手段の出力を45°移相
する第2の移相手段、NTSC/PALのときバースト
ゲートに応じて第2の移相手段の出力を選択し、それ以
外のとき第2の選択手段の出力を選択する第3の選択手
段、およびNTSC/PALまたはPAL/NTSCの
変換が行われた再生クロマ信号を出力するPALおよび
NTSC共通の出力端を備える、色信号変換回路であ
る。
PALおよびPAL/NTSCの色信号相互変換を行う
色信号変換回路であって、所定周波数のキャリアで平衡
変調されている再生クロマ信号を入力するNTSCおよ
びPAL共通の入力端、再生クロマ信号のバースト部の
みを−45°移相する第1の移相手段、NTSC/PA
Lのときバーストゲートに応じて第1の移相手段の出力
を選択し、それ以外のとき入力端からの再生クロマ信号
を選択する第1の選択手段、第1の選択手段の出力とキ
ャリアの2倍の周波数をもつ信号とを乗算する平衡変調
手段、NTSC/PALのとき1ライン毎に第1の選択
手段の出力および平衡変調手段の出力を交互に選択し、
PAL/NTSCのときバースト位相に応じて入力端か
らの再生クロマ信号または平衡変調手段の出力を選択す
る第2の選択手段、第2の選択手段の出力を45°移相
する第2の移相手段、NTSC/PALのときバースト
ゲートに応じて第2の移相手段の出力を選択し、それ以
外のとき第2の選択手段の出力を選択する第3の選択手
段、およびNTSC/PALまたはPAL/NTSCの
変換が行われた再生クロマ信号を出力するPALおよび
NTSC共通の出力端を備える、色信号変換回路であ
る。
【0006】
【作用】NTSC/PAL変換時には、入力再生クロマ
信号のバースト部のみを第1の移相手段で−45°移相
する。そして、第1の選択手段でバースト部を出力する
場合には第1の移相手段の出力を選択し、クロマ映像部
を出力する場合には入力再生クロマ信号を選択する。第
1の選択手段で選択された第1の移相手段の出力は平衡
変調手段と第2の選択手段に与えられる。第2の選択手
段は、1水平ライン毎にバーストが−45°移相された
第1の選択手段の出力とそれと共役な平衡変調手段の出
力とを交互に切り換えて出力する。これによって、出力
端からはライン間での色相変動がないPAL再生クロマ
信号が出力される。
信号のバースト部のみを第1の移相手段で−45°移相
する。そして、第1の選択手段でバースト部を出力する
場合には第1の移相手段の出力を選択し、クロマ映像部
を出力する場合には入力再生クロマ信号を選択する。第
1の選択手段で選択された第1の移相手段の出力は平衡
変調手段と第2の選択手段に与えられる。第2の選択手
段は、1水平ライン毎にバーストが−45°移相された
第1の選択手段の出力とそれと共役な平衡変調手段の出
力とを交互に切り換えて出力する。これによって、出力
端からはライン間での色相変動がないPAL再生クロマ
信号が出力される。
【0007】一方、PAL/NTSC変換時には、入力
再生クロマ信号を平衡変調手段に入力して入力再生クロ
マ信号と共役な信号を作成する。第2の選択手段は、バ
ースト位相検出結果に基づく制御信号によってバースト
位相検出結果が135°なら入力再生クロマ信号を選択
し、−135°なら平衡変調手段の出力を選択する。そ
して、第2の選択手段の出力を第2の移相手段でバース
ト部のみを+45°移相させ、第3の選択手段でバース
ト部を出力する場合には第2の移相手段の出力を選択
し、クロマ映像部を出力する場合には第2の選択手段の
出力を選択して出力する。これによって、出力端からは
ライン間での色相変動がないNTSC再生クロマ信号が
出力される。
再生クロマ信号を平衡変調手段に入力して入力再生クロ
マ信号と共役な信号を作成する。第2の選択手段は、バ
ースト位相検出結果に基づく制御信号によってバースト
位相検出結果が135°なら入力再生クロマ信号を選択
し、−135°なら平衡変調手段の出力を選択する。そ
して、第2の選択手段の出力を第2の移相手段でバース
ト部のみを+45°移相させ、第3の選択手段でバース
ト部を出力する場合には第2の移相手段の出力を選択
し、クロマ映像部を出力する場合には第2の選択手段の
出力を選択して出力する。これによって、出力端からは
ライン間での色相変動がないNTSC再生クロマ信号が
出力される。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、ライン間での色相変
動がないNTSC/PALおよびPAL/NTSCの色
信号相互変換処理を簡単なシステム構成で行うことがで
きる。
動がないNTSC/PALおよびPAL/NTSCの色
信号相互変換処理を簡単なシステム構成で行うことがで
きる。
【0009】
【実施例】図1を参照して、この実施例の色信号変換回
路10は、3.58MHzまたは4.43MHzのキャ
リアで平衡変調されているNTSCまたはPALの再生
クロマ信号(以下PB−Cとする)を受ける入力端12
を含む。入力端12からの入力再生クロマ信号は−45
°移相回路14,スイッチ回路16の一方入力端16
a,スイッチ回路18の第1入力端18aおよびバース
ト移相検出回路20にそれぞれ入力される。そして、−
45°移相回路14の出力はスイッチ回路16の他方入
力端16bに入力される。スイッチ回路16の出力はス
イッチ回路18の第2入力端18bおよび平衡変調器2
2に入力される。平衡変調器22には位相調整回路24
を介して入力端12から入力されるPB−Cに同期した
キャリアの2倍の周波数の信号(以下2fSCとする)が
入力される。そして、平衡変調器22からの出力はスイ
ッチ回路18の第3入力端18cに入力される。スイッ
チ回路18の出力は45°移相回路26およびスイッチ
回路28の一方入力端28aに入力される。そして、4
5°移相回路26の出力はスイッチ回路28の他方入力
端28bに入力される。スイッチ回路28の出力はフィ
ルタ回路30を介してNTSC/PAL変換時にはPA
L再生クロマ信号として、また、PAL/NTSC変換
時にはNTSC再生クロマ信号として共通の出力端32
から出力される。
路10は、3.58MHzまたは4.43MHzのキャ
リアで平衡変調されているNTSCまたはPALの再生
クロマ信号(以下PB−Cとする)を受ける入力端12
を含む。入力端12からの入力再生クロマ信号は−45
°移相回路14,スイッチ回路16の一方入力端16
a,スイッチ回路18の第1入力端18aおよびバース
ト移相検出回路20にそれぞれ入力される。そして、−
45°移相回路14の出力はスイッチ回路16の他方入
力端16bに入力される。スイッチ回路16の出力はス
イッチ回路18の第2入力端18bおよび平衡変調器2
2に入力される。平衡変調器22には位相調整回路24
を介して入力端12から入力されるPB−Cに同期した
キャリアの2倍の周波数の信号(以下2fSCとする)が
入力される。そして、平衡変調器22からの出力はスイ
ッチ回路18の第3入力端18cに入力される。スイッ
チ回路18の出力は45°移相回路26およびスイッチ
回路28の一方入力端28aに入力される。そして、4
5°移相回路26の出力はスイッチ回路28の他方入力
端28bに入力される。スイッチ回路28の出力はフィ
ルタ回路30を介してNTSC/PAL変換時にはPA
L再生クロマ信号として、また、PAL/NTSC変換
時にはNTSC再生クロマ信号として共通の出力端32
から出力される。
【0010】また、各スイッチ回路16,18および2
8の制御信号としては、スイッチ回路16にはNTSC
/PAL変換かPAL/NTSC変換かを示すPAL/
NTSCハイレベル信号(PAL/NT(H))および
スイッチ回路16に入力された信号がバースト部である
かクロマ映像部であるかを判別して切り換えるためのバ
ーストゲートパルス(BGP)が入力される。また、ス
イッチ回路18にはNTSC/PAL変換時の水平ライ
ン判別をするための正極テレビジョン信号の水平同期信
号(Hd)およびPAL/NTSCハイレベル信号なら
びにバースト位相検出回路20からのバースト位相信号
が入力される。バースト位相検出回路20では入力端1
2から入力される再生クロマ信号とこれに同期したキャ
リアと同じ周波数をもつ信号(fSC)とからバースト位
相が135°であるか−135°であるかを検出する
(ID検出)。そして、スイッチ回路28にはPAL/
NTSCハイレベル信号およびバーストゲートパルスが
入力される。
8の制御信号としては、スイッチ回路16にはNTSC
/PAL変換かPAL/NTSC変換かを示すPAL/
NTSCハイレベル信号(PAL/NT(H))および
スイッチ回路16に入力された信号がバースト部である
かクロマ映像部であるかを判別して切り換えるためのバ
ーストゲートパルス(BGP)が入力される。また、ス
イッチ回路18にはNTSC/PAL変換時の水平ライ
ン判別をするための正極テレビジョン信号の水平同期信
号(Hd)およびPAL/NTSCハイレベル信号なら
びにバースト位相検出回路20からのバースト位相信号
が入力される。バースト位相検出回路20では入力端1
2から入力される再生クロマ信号とこれに同期したキャ
リアと同じ周波数をもつ信号(fSC)とからバースト位
相が135°であるか−135°であるかを検出する
(ID検出)。そして、スイッチ回路28にはPAL/
NTSCハイレベル信号およびバーストゲートパルスが
入力される。
【0011】動作において、NTSC/PAL変換の場
合には、NTSC信号のバーストはライン間で位相が連
続であるので予め−45°移相回路14で−45°移相
させておく。スイッチ回路16では入力されるバースト
ゲートパルスによりクロマ映像部(/BG)を出力する
場合には一方入力端16a側に倒れ入力端12からのP
B−Cをスイッチ回路18に送る。そして、バースト部
(BG)を出力する場合にはスイッチ回路16は他方入
力端16b側に倒れ−45°移相された信号を平衡変調
器22およびスイッチ回路18に送る。ここで、PAL
の信号はライン間でバースト部が共役でなおかつR−Y
成分も共役となっている。そこで、平衡変調器22にお
いて初期位相が0°の2fSCと図2に示すような図1中
のb点の波形とを乗算すれば、数1および図2に示すよ
うにd点においてb点波形と共役なバーストとクロマが
得られる。
合には、NTSC信号のバーストはライン間で位相が連
続であるので予め−45°移相回路14で−45°移相
させておく。スイッチ回路16では入力されるバースト
ゲートパルスによりクロマ映像部(/BG)を出力する
場合には一方入力端16a側に倒れ入力端12からのP
B−Cをスイッチ回路18に送る。そして、バースト部
(BG)を出力する場合にはスイッチ回路16は他方入
力端16b側に倒れ−45°移相された信号を平衡変調
器22およびスイッチ回路18に送る。ここで、PAL
の信号はライン間でバースト部が共役でなおかつR−Y
成分も共役となっている。そこで、平衡変調器22にお
いて初期位相が0°の2fSCと図2に示すような図1中
のb点の波形とを乗算すれば、数1および図2に示すよ
うにd点においてb点波形と共役なバーストとクロマが
得られる。
【0012】
【数1】 平衡変調器出力 =(f(t) cos2πfSCt+θ1 )× cos4πfSCt =f(t){ cos(2πfSCt+θ1 )+ cos6πfSC+θ1 }/2 θ1 :バーストおよびクロマの0°(B−Y)に対して
の位相 そして、スイッチ回路18では入力される正極テレビジ
ョン信号の水平同期信号によってnラインのときには第
3入力端18c側に倒れ、n+1ラインのときには第2
入力端18b側に倒れる。これによって、図2に示すよ
うな図1中のe点に各ライン毎に共役なバーストとクロ
マが交互に出力される。この信号がスイッチ回路28に
与えられ、スイッチ回路28は一方入力端28a側に倒
れ入力信号をフィルタ回路30に送る。そして、フィル
タ回路30で高域成分すなわち(2fSC)+(PB−
C)を除去して(2fSC)−(PB−C)のみを取り出
すことによって cos(2πfSCt−θ1 )の成分が得ら
れ、NTSC/PAL変換された再生クロマ信号として
出力端子32から出力される。
の位相 そして、スイッチ回路18では入力される正極テレビジ
ョン信号の水平同期信号によってnラインのときには第
3入力端18c側に倒れ、n+1ラインのときには第2
入力端18b側に倒れる。これによって、図2に示すよ
うな図1中のe点に各ライン毎に共役なバーストとクロ
マが交互に出力される。この信号がスイッチ回路28に
与えられ、スイッチ回路28は一方入力端28a側に倒
れ入力信号をフィルタ回路30に送る。そして、フィル
タ回路30で高域成分すなわち(2fSC)+(PB−
C)を除去して(2fSC)−(PB−C)のみを取り出
すことによって cos(2πfSCt−θ1 )の成分が得ら
れ、NTSC/PAL変換された再生クロマ信号として
出力端子32から出力される。
【0013】一方、PAL/NTSC変換の場合には、
スイッチ回路16は一方入力端16a側に倒れる。ここ
で、PALのバーストとクロマはライン毎に共役に変化
しているので、R−Y成分が逆相となっている信号を正
相に戻す必要がある。バーストが+135°ならそのま
までよく、バーストが−135°ならバーストとクロマ
中のR−Y成分のみを逆相とすればよい。そこで、スイ
ッチ回路16の出力を平衡変調器22に入力してd点に
図3に示すようなPB−Cに対して共役な信号を作成す
る。そして、スイッチ回路18はバースト位相検出回路
20によるバーストの検出結果が+135°であれば第
1入力端18a側に倒れ入力再生クロマ信号を選択し、
バースト位相検出結果が−135°であれば第3入力端
18c側に倒れ平衡変調器22からの出力を選択する。
これによって、図1中に示すe点には図3に示すような
信号が得られる。このe点の波形はバーストが180°
−45°となっているため、45°移相回路26で+4
5°移相させれば、図3に示すようなf点のNTSC信
号が得られる。したがって、スイッチ回路28はバース
トゲートパルスに応答して一方入力端28a側に倒れて
クロマ映像部分を出力し、他方入力端28bに倒れてバ
ースト部を出力する。
スイッチ回路16は一方入力端16a側に倒れる。ここ
で、PALのバーストとクロマはライン毎に共役に変化
しているので、R−Y成分が逆相となっている信号を正
相に戻す必要がある。バーストが+135°ならそのま
までよく、バーストが−135°ならバーストとクロマ
中のR−Y成分のみを逆相とすればよい。そこで、スイ
ッチ回路16の出力を平衡変調器22に入力してd点に
図3に示すようなPB−Cに対して共役な信号を作成す
る。そして、スイッチ回路18はバースト位相検出回路
20によるバーストの検出結果が+135°であれば第
1入力端18a側に倒れ入力再生クロマ信号を選択し、
バースト位相検出結果が−135°であれば第3入力端
18c側に倒れ平衡変調器22からの出力を選択する。
これによって、図1中に示すe点には図3に示すような
信号が得られる。このe点の波形はバーストが180°
−45°となっているため、45°移相回路26で+4
5°移相させれば、図3に示すようなf点のNTSC信
号が得られる。したがって、スイッチ回路28はバース
トゲートパルスに応答して一方入力端28a側に倒れて
クロマ映像部分を出力し、他方入力端28bに倒れてバ
ースト部を出力する。
【0014】このように、NTSC/PAL変換時には
予めバーストを移相させてから平衡変調するため、ライ
ン間での色相変動がない。また、PAL/NTSC変換
時には終段でバースト位相を180°にするのでライン
間での色相変動がない。また、各スイッチ回路を各制御
信号によって切り換えることにより、NTSC/PAL
変換とPAL/NTSC変換とのシステム構成の簡略化
と共有化を図ることができる。
予めバーストを移相させてから平衡変調するため、ライ
ン間での色相変動がない。また、PAL/NTSC変換
時には終段でバースト位相を180°にするのでライン
間での色相変動がない。また、各スイッチ回路を各制御
信号によって切り換えることにより、NTSC/PAL
変換とPAL/NTSC変換とのシステム構成の簡略化
と共有化を図ることができる。
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】NTSC/PAL変換時の図1上の各点におけ
る信号の状態を示す図解図である。
る信号の状態を示す図解図である。
【図3】PAL/NTSC変換時の図1上に示す各点に
おける信号の状態を示す図解図である。
おける信号の状態を示す図解図である。
10 …色信号変換回路 14 …−45°移相回路 16,18,28 …スイッチ回路 20 …バースト位相検出回路 22 …平衡変調器 26 …45°移相回路
Claims (1)
- 【請求項1】NTSC/PALおよびPAL/NTSC
の色信号相互変換を行う色信号変換回路であって、 所定周波数のキャリアで平衡変調されている再生クロマ
信号を入力するNTSCおよびPAL共通の入力端、 前記再生クロマ信号のバースト部のみを−45°移相す
る第1の移相手段、 NTSC/PALのときバーストゲートに応じて前記第
1の移相手段の出力を選択し、それ以外のとき前記入力
端からの再生クロマ信号を選択する第1の選択手段、 前記第1の選択手段の出力と前記キャリアの2倍の周波
数をもつ信号とを乗算する平衡変調手段、 NTSC/PALのとき1ライン毎に前記第1の選択手
段の出力および前記平衡変調手段の出力を交互に選択
し、PAL/NTSCのときバースト位相に応じて前記
入力端からの再生クロマ信号または前記平衡変調手段の
出力を選択する第2の選択手段、 前記第2の選択手段の出力を45°移相する第2の移相
手段、 NTSC/PALのときバーストゲートに応じて前記第
2の移相手段の出力を選択し、それ以外のとき前記第2
の選択手段の出力を選択する第3の選択手段、およびN
TSC/PALまたはPAL/NTSCの変換が行われ
た再生クロマ信号を出力するPALおよびNTSC共通
の出力端を備える、色信号変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34661691A JP2680765B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 色信号変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34661691A JP2680765B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 色信号変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05183941A true JPH05183941A (ja) | 1993-07-23 |
JP2680765B2 JP2680765B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=18384644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34661691A Expired - Fee Related JP2680765B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 色信号変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2680765B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34661691A patent/JP2680765B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2680765B2 (ja) | 1997-11-19 |
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