JPH05183799A - 画像入力回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビカメラ１から画像データを入力すると
き、その属性としての撮影時間や撮影環境条件を、画像
データを画像メモリ３に格納するときに同時に格納す
る。 【構成】 時間生成回路21を設け、画像データを画像メ
モリ３に格納するタイミングで、時間生成回路21が生成
する時間情報も同時に画像メモリ３の一部に格納する。 【効果】 画像メモリ３の一部を参照することにより、
この画像データの入力に関する属性情報が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ＩＴＶカメラの映像
信号を入力し、対象物の監視や計測処理を行う画像処理
装置の入力部に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図３は例えば特開昭６３−２０５７７８
号公報に示された従来の画像処理装置の入力回路部中心
の構成を示すブロック図である。図において１はテレビ
カメラ、２はテレビカメラ１からのアナログ映像信号を
ディジタル化しディジタル画像データとして出力するＡ
／Ｄ変換回路、３は前記ディジタル画像データを格納す
る画像（フレーム）メモリ、４は画像メモリ３に格納さ
れた画像データを処理する画像処理回路である。

【０００３】次に動作について説明する。テレビカメラ
１では目標とする対象物を撮影し、アナログ映像信号を
Ａ／Ｄ変換回路２に送出する。Ａ／Ｄ変換回路２ではこ
のアナログ映像信号をあらかじめ設定されたサンプリン
グ周波数で、あらかじめ設定された階長レベル内でディ
ジタル（量子）化し、ディジタル画像データとして画像
メモリ３へ送出する。画像メモリ３ではこの画像データ
をいったん格納し、画像処理回路４へ供給したり、また
画像処理回路での処理結果画像を再格納する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の画像入力回路は
以上のように構成されているので、画像メモリに入力画
像データを格納するとき、その関連情報を同時に格納す
ることができなく、別の関連情報格納用のメモリと格納
手段が必要であるなどの問題点があった。

【０００５】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、入力画像データとそのデータに
関連する情報を一括して画像メモリに格納できる画像入
力回路を得ることを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明に係る画像入力
回路は、入力画像に関係する時間情報生成回路や環境情
報設定用レジスターを設け、画像データを画像メモリに
格納するとき一括して画像関連情報も格納する手段を設
けたものである。

【０００７】

【作用】この発明における時間生成器は、画像入力時点
の時間を生成し、環境設定レジスターには画像入力時の
各種環境条件が設定され、入力画像データを画像メモリ
へ格納する時点で、これらの情報も画像データとともに
画像メモリへ格納される。

【０００８】

【実施例】実施例１．以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図１において、１はテレビカメラ、２
はテレビカメラ１からのアナログ映像信号をディジタル
化しディジタル画像データとして出力するＡ／Ｄ変換回
路、21は画像データ入力時の時間を生成する時間生成
器、３は前記ディジタル画像データと時間生成器21で発
生された時間情報を格納する画像（フレーム）メモリ、
４は画像メモリ３に格納された画像データを処理する画
像処理回路である。

【０００９】次に動作について説明する。時間生成器21
以外の動作は従来の画像入力回路の動作と同様である。
テレビカメラ１では目標とする対象物を撮影し、アナロ
グ映像信号をＡ／Ｄ変換回路２に送出する。Ａ／Ｄ変換
回路２ではこのアナログ映像信号をあらかじめ設定され
たサンプリング周波数で、あらかじめ設定された階長レ
ベル内でディジタル（量子）化し、ディジタル画像デー
タとして画像メモリ３へ送出する。時間生成器21ではテ
レビカメラ１で撮影中の時間情報である年月日時分秒信
号を生成する。画像メモリ３では前記画像データととも
にこの時間情報も格納する。画像処理回路４へは画像デ
ータのみを送出し、その処理結果画像を再格納する。

【００１０】実施例２．なお、上記実施例１では時間生
成器に年月日時分秒を生成するものを使用したものにつ
いて示したが、ある特定時間からの経過時間（カウンタ
ー）でもよい。

【００１１】実施例３．次にこの発明の他の実施例につ
いて説明する。図２において、１はテレビカメラ、２は
テレビカメラ１からのアナログ映像信号をディジタル化
しディジタル画像データとして出力するＡ／Ｄ変換回
路、22は画像データ入力時の環境条件を設定する環境設
定レジスター、３は前記ディジタル画像データと環境設
定レジスターの情報を格納する画像（フレーム）メモ
リ、４は画像メモリ３に格納された画像データを処理す
る画像処理回路である。

【００１２】実施例３の動作については実施例１の動作
と同様であり、時間生成回路の時間情報が環境設定レジ
スターの環境情報に変わっている。

【００１３】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば画像入
力回路に時間情報を生成する時間生成器や環境条件を設
定する環境条件設定レジスターを設けたことにより、画
像データと同時にその画像データを入力する時の時間情
報や環境条件を画像メモリに格納できるものが得られる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施例１の画像入力回路を示す構成
図である。

【図２】この発明の実施例３の画像入力回路を示す構成
図である。

【図３】従来の画像入力回路を示す構成図である。

【符号の説明】

１ テレビカメラ ２ Ａ／Ｄ変換器 21 時間生成回路 22 環境設定レジスター ３ 画像メモリ ４ 画像処理回路

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 アナログ映像信号をディジタル映像信号
   に変換するＡ／Ｄ変換器と、年月日時分秒等の時間信号
   を生成する時間生成器と、上記ディジタル映像信号と時
   間信号を格納する画像メモリとを備えた画像入力回路。
2. 【請求項２】 アナログ映像信号をディジタル映像信号
   に変換するＡ／Ｄ変換器と、前期アナログ映像信号源の
   環境条件であるカメラ設置場所やレンズ等の情報を設定
   する環境設定レジスターと、上記ディジタル映像信号と
   環境設定レジスターに設定されたデータを格納する画像
   メモリとを備えた画像入力回路。