JPH05182777A - 放電灯点灯装置およびこの点灯装置を用いた照明器具 - Google Patents
放電灯点灯装置およびこの点灯装置を用いた照明器具Info
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- JPH05182777A JPH05182777A JP34641091A JP34641091A JPH05182777A JP H05182777 A JPH05182777 A JP H05182777A JP 34641091 A JP34641091 A JP 34641091A JP 34641091 A JP34641091 A JP 34641091A JP H05182777 A JPH05182777 A JP H05182777A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多灯点灯を行なっている最中に放電灯が抜か
れて減数点灯されても、制御回路が誤動作しない放電灯
点灯装置およびこの点灯装置を用いた照明器具を提供す
る。 【構成】 直流電源を高周波に変換するインバータ5に
放電灯9,10を複数灯装着し、このインバータ5の高
周波出力により共振回路を介してこれら放電灯9,10
を多灯点灯する放電灯点灯装置において、放電灯9,1
0がインバータ5の出力側に装着されているか否かを検
出する装着状態検出回路15と、この装着状態検出回路
15からの検出信号S1を受けて、多灯点灯中に放電灯
9または10が外されたことが確認された場合にリセッ
ト信号S2を出力するリセット回路16と、このリセット
回路16からのリセット信号S2を受けて、残りの放電
灯を再始動して点灯するための制御信号S4をインバー
タ5に出力する制御回路17とを有する。
れて減数点灯されても、制御回路が誤動作しない放電灯
点灯装置およびこの点灯装置を用いた照明器具を提供す
る。 【構成】 直流電源を高周波に変換するインバータ5に
放電灯9,10を複数灯装着し、このインバータ5の高
周波出力により共振回路を介してこれら放電灯9,10
を多灯点灯する放電灯点灯装置において、放電灯9,1
0がインバータ5の出力側に装着されているか否かを検
出する装着状態検出回路15と、この装着状態検出回路
15からの検出信号S1を受けて、多灯点灯中に放電灯
9または10が外されたことが確認された場合にリセッ
ト信号S2を出力するリセット回路16と、このリセット
回路16からのリセット信号S2を受けて、残りの放電
灯を再始動して点灯するための制御信号S4をインバー
タ5に出力する制御回路17とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源をインバータ
により高周波出力に変換して、共振回路を含む負荷回路
に供給し放電灯を複数本同時に高周波点灯するための放
電灯点灯装置およびこの点灯装置を用いた照明器具に関
し、特に放電灯を多灯点灯している最中に、誤って放電
灯が抜かれて減数点灯された場合でも誤動作が生じない
ように改善したものに関する。
により高周波出力に変換して、共振回路を含む負荷回路
に供給し放電灯を複数本同時に高周波点灯するための放
電灯点灯装置およびこの点灯装置を用いた照明器具に関
し、特に放電灯を多灯点灯している最中に、誤って放電
灯が抜かれて減数点灯された場合でも誤動作が生じない
ように改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】インバータを用いた放電灯点灯装置は、
インバータから出力される高周波電力を共振回路を含む
蛍光灯などの放電灯の負荷に供給し、放電灯を高周波点
灯できるようになっている。図4に、このような放電灯
点灯装置で多灯点灯を行なう場合の従来例を示す。この
図で、商用交流電源1を直流電源に変換して取り出す整
流回路2の出力は、スイッチング用の出力トランジスタ
3,4からなる変形ハーフブリッジインバータ5に供給
され、このインバータ5で高周波電力に変換される。イ
ンバータ5の一方の出力端子は、直流カット用のコンデ
ンサ6とバラストチョーク7,8を介して放電灯9,1
0に接続される。これら放電灯9,10には、始動用コ
ンデンサ11,12が並列に接続されている。また放電
灯9,10には、ランプ電圧を検出するランプ電圧検出
回路31,32がそれぞれ接続され、これらランプ電圧
検出回路31,32の出力がトランジスタ33のベース
に供給される。ランプ電圧の検出出力S3は、トランジ
スタ33のエミッタと接地間に接続された抵抗34,3
5間から取り出され、制御回路36に供給される。
インバータから出力される高周波電力を共振回路を含む
蛍光灯などの放電灯の負荷に供給し、放電灯を高周波点
灯できるようになっている。図4に、このような放電灯
点灯装置で多灯点灯を行なう場合の従来例を示す。この
図で、商用交流電源1を直流電源に変換して取り出す整
流回路2の出力は、スイッチング用の出力トランジスタ
3,4からなる変形ハーフブリッジインバータ5に供給
され、このインバータ5で高周波電力に変換される。イ
ンバータ5の一方の出力端子は、直流カット用のコンデ
ンサ6とバラストチョーク7,8を介して放電灯9,1
0に接続される。これら放電灯9,10には、始動用コ
ンデンサ11,12が並列に接続されている。また放電
灯9,10には、ランプ電圧を検出するランプ電圧検出
回路31,32がそれぞれ接続され、これらランプ電圧
検出回路31,32の出力がトランジスタ33のベース
に供給される。ランプ電圧の検出出力S3は、トランジ
スタ33のエミッタと接地間に接続された抵抗34,3
5間から取り出され、制御回路36に供給される。
【0003】この放電灯点灯装置では、インバータ5に
接続される制御回路36から放電灯9,10の予熱、始
動、点灯に至る各モードでの駆動制御信号が供給される
ことにより、フィラメントが余熱されたあと、放電灯
9,10の負荷がインバータ5から供給される高周波電
力により高周波点灯される。ここで、バラストチョーク
7,8と始動用コンデサ11,12は、共振回路を構成
する。このような放電灯点灯装置では、たとえば放電灯
9が1本のみ接続されて点灯されているときに、さらに
もう1本の放電灯10が装着された場合に、あとから接
続された放電灯10に始動電圧を印加してこの放電灯1
0を点灯するために、制御回路36内のリセット回路を
動作させて、2本の放電灯9,10を再始動して点灯で
きるようになっている。
接続される制御回路36から放電灯9,10の予熱、始
動、点灯に至る各モードでの駆動制御信号が供給される
ことにより、フィラメントが余熱されたあと、放電灯
9,10の負荷がインバータ5から供給される高周波電
力により高周波点灯される。ここで、バラストチョーク
7,8と始動用コンデサ11,12は、共振回路を構成
する。このような放電灯点灯装置では、たとえば放電灯
9が1本のみ接続されて点灯されているときに、さらに
もう1本の放電灯10が装着された場合に、あとから接
続された放電灯10に始動電圧を印加してこの放電灯1
0を点灯するために、制御回路36内のリセット回路を
動作させて、2本の放電灯9,10を再始動して点灯で
きるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の放電灯点灯装置では、2本の放電灯9,10が点灯
されているときに、いずれか1本の放電灯9または10
が抜かれた場合、負荷側に流れる電流が半分になること
で、直流カット用コンデンサ6に蓄えられていたエネル
ギが過剰となり、瞬間に残りの放電灯に約2倍の電流が
流れるようになる。これによりランプ電圧が上昇し、ラ
ンプ検出出力S3を受ける制御回路36内の保護回路が
誤動作したり、寿命末期回路が誤動作するなどの問題が
発生する。
来の放電灯点灯装置では、2本の放電灯9,10が点灯
されているときに、いずれか1本の放電灯9または10
が抜かれた場合、負荷側に流れる電流が半分になること
で、直流カット用コンデンサ6に蓄えられていたエネル
ギが過剰となり、瞬間に残りの放電灯に約2倍の電流が
流れるようになる。これによりランプ電圧が上昇し、ラ
ンプ検出出力S3を受ける制御回路36内の保護回路が
誤動作したり、寿命末期回路が誤動作するなどの問題が
発生する。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、多灯点灯
を行なっている最中に放電灯が1本抜かれても、制御回
路が誤動作しない放電灯点灯装置およびこの点灯装置を
用いた照明器具を提供することを目的とする。
課題を解決するために提案されたものであり、多灯点灯
を行なっている最中に放電灯が1本抜かれても、制御回
路が誤動作しない放電灯点灯装置およびこの点灯装置を
用いた照明器具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、直流電源を高周波に変換するインバータに
放電灯を複数灯装着し、このインバータの高周波出力に
より共振回路を介してこれら放電灯を多灯点灯する放電
灯点灯装置において、放電灯がインバータの出力側に装
着されているか否かを検出する装着状態検出回路と、こ
の装着状態検出回路からの検出信号を受けて、多灯点灯
中に放電灯が外されたことが確認された場合にリセット
信号を出力するリセット回路と、このリセット回路から
のリセット信号を受けて、残りの放電灯を再始動して点
灯するための制御信号を上記インバータに出力する制御
回路とを有する構成となっている。
に本発明は、直流電源を高周波に変換するインバータに
放電灯を複数灯装着し、このインバータの高周波出力に
より共振回路を介してこれら放電灯を多灯点灯する放電
灯点灯装置において、放電灯がインバータの出力側に装
着されているか否かを検出する装着状態検出回路と、こ
の装着状態検出回路からの検出信号を受けて、多灯点灯
中に放電灯が外されたことが確認された場合にリセット
信号を出力するリセット回路と、このリセット回路から
のリセット信号を受けて、残りの放電灯を再始動して点
灯するための制御信号を上記インバータに出力する制御
回路とを有する構成となっている。
【0007】また本発明による照明器具は、この構成の
放電灯点灯装置が器具本体に内蔵され、器具本体に複数
灯装着される放電灯がこの放電灯点灯装置の出力により
多灯点灯される構成となっている。
放電灯点灯装置が器具本体に内蔵され、器具本体に複数
灯装着される放電灯がこの放電灯点灯装置の出力により
多灯点灯される構成となっている。
【0008】
【作用】上述した構成によれば、多灯点灯中に放電灯が
外された場合、リセット回路から制御回路にリセット信
号が送出されるので、残りの放電灯を再始動して点灯す
るよう制御することができる。
外された場合、リセット回路から制御回路にリセット信
号が送出されるので、残りの放電灯を再始動して点灯す
るよう制御することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明による放電灯点灯装置およびこ
の点灯装置を用いた照明器具の具体的な実施例を図面に
基づき詳細に説明する。図1のブロック図に、この放電
灯点灯装置の一実施例を示す。この図で、商用交流電源
1を整流および平滑する整流回路2の出力は、スイッチ
ング用の出力トランジスタ3,4によって構成される変
形ハーフブリッジインバータ5に供給され、このインバ
ータ5で高周波電力に変換される。このインバータ5の
一方の出力端子である出力トランジスタ3,4の接続点
は、直流カット用のコンデンサ6に接続され、このコン
デンサ6の他端はバラストチョーク7,8を介して放電
灯9,10の一方のフィラメント9a,10aの一端に
それぞれ接続される。またインバータ5の他方の出力端
子は、放電灯9,10の他方のフィラメント9b,10
bの一端にそれぞれ接続される。放電灯9,10のフィ
ラメント9a,9bおよび10a,10bの他端間に
は、始動用コンデンサ11,12がそれぞれ接続され
る。図中、13,14は各放電灯を照明器具に装着する
ためのソケット部である。
の点灯装置を用いた照明器具の具体的な実施例を図面に
基づき詳細に説明する。図1のブロック図に、この放電
灯点灯装置の一実施例を示す。この図で、商用交流電源
1を整流および平滑する整流回路2の出力は、スイッチ
ング用の出力トランジスタ3,4によって構成される変
形ハーフブリッジインバータ5に供給され、このインバ
ータ5で高周波電力に変換される。このインバータ5の
一方の出力端子である出力トランジスタ3,4の接続点
は、直流カット用のコンデンサ6に接続され、このコン
デンサ6の他端はバラストチョーク7,8を介して放電
灯9,10の一方のフィラメント9a,10aの一端に
それぞれ接続される。またインバータ5の他方の出力端
子は、放電灯9,10の他方のフィラメント9b,10
bの一端にそれぞれ接続される。放電灯9,10のフィ
ラメント9a,9bおよび10a,10bの他端間に
は、始動用コンデンサ11,12がそれぞれ接続され
る。図中、13,14は各放電灯を照明器具に装着する
ためのソケット部である。
【0010】これら放電灯9,10の各フィラメント9
b,10bの両端間には、2本の放電灯9,10の点灯
中に、いずれか1本の放電灯9または10がソケット部
13または14から抜かれたことを検出する装着状態検
出回路15が接続され、この検出回路15の出力信号S
1がリセット回路16に供給される。この検出信号S1
を受けるリセット回路16では、2本の放電灯9,10
の点灯最中に1本の放電灯9または10が抜かれたこと
が確認された場合に、リセット信号S2を制御回路17
内の保護回路18と駆動回路19に出力する。制御回路
17内の保護回路18には、ランプ電圧検出回路20か
らランプ電圧検出信号S3が供給されている。この保護
回路18では、リセット信号S2の入力と同時に保護動
作をリセットするので、放電灯9または10が1本抜か
れたときに残りの放電灯のランプ電圧が急に上昇して、
ランプ電圧の上昇を示す検出信号S3が入力されたとし
ても、保護回路18が誤動作することはない。制御回路
17内の駆動回路19では、リセット信号S2が入力さ
れると同時に、残った1本の放電灯を再始動するための
制御信号S4をインバータ5に出力する。これにより残
りの1本の放電灯が再始動されて点灯され、放電灯を1
本だけ点灯するのに適した点灯出力がインバータ5から
負荷側に出力されるようになる。
b,10bの両端間には、2本の放電灯9,10の点灯
中に、いずれか1本の放電灯9または10がソケット部
13または14から抜かれたことを検出する装着状態検
出回路15が接続され、この検出回路15の出力信号S
1がリセット回路16に供給される。この検出信号S1
を受けるリセット回路16では、2本の放電灯9,10
の点灯最中に1本の放電灯9または10が抜かれたこと
が確認された場合に、リセット信号S2を制御回路17
内の保護回路18と駆動回路19に出力する。制御回路
17内の保護回路18には、ランプ電圧検出回路20か
らランプ電圧検出信号S3が供給されている。この保護
回路18では、リセット信号S2の入力と同時に保護動
作をリセットするので、放電灯9または10が1本抜か
れたときに残りの放電灯のランプ電圧が急に上昇して、
ランプ電圧の上昇を示す検出信号S3が入力されたとし
ても、保護回路18が誤動作することはない。制御回路
17内の駆動回路19では、リセット信号S2が入力さ
れると同時に、残った1本の放電灯を再始動するための
制御信号S4をインバータ5に出力する。これにより残
りの1本の放電灯が再始動されて点灯され、放電灯を1
本だけ点灯するのに適した点灯出力がインバータ5から
負荷側に出力されるようになる。
【0011】つぎに、具体的な回路により装着状態検出
回路15とリセット回路16を構成した放電灯点灯装置
の実施例を図2に基づいて説明する。この図で、各放電
灯9,10のフィラメント9b,10bと始動用コンデ
ンサ11,12の接続点には、一端に直流電圧VDDが印
加される抵抗R1a,R1bの他端がそれぞれ接続され
ている。フィラメント9bの両端には、抵抗R2a,R
3の直列回路が接続され、抵抗R1bとフィラメント1
0bの接続点が、抵抗R2bを介して抵抗R2a,R3
の接続点に接続される。また抵抗R3にはコンデンサC
1が並列に接続される。抵抗R1a,R1bに加える直
流電圧VDDにはインバータ5の入力電源電圧を用いるこ
とができる。ここで、抵抗R2a,R2bと抵抗R3の
接続点からは、装着状態検出回路15の出力信号S1を取
り出すことができる。この検出信号S1は、比較回路2
1の非反転入力端子に加えられる。この比較回路21の
反転入力端子には、基準電圧Vf が印加されている。比
較回路21の出力端子は、アンドゲート22の一方の入
力端子に接続されるとともに、インバータ23を介して
フリップフロップ24の入力端子に接続される。このフ
リップフロップ24の出力端子は、アンドゲート22の
他方の入力端子に接続される。このアンドゲート22の
出力は、タイマ回路25によってたとえば10〜20μ
sec程度計時され、フリップフロップ24のリセット
信号として用いられる。ここで、アンドゲート22から
はリセット回路16の出力信号であるリセット信号S2
が取り出され、制御回路17に供給される。
回路15とリセット回路16を構成した放電灯点灯装置
の実施例を図2に基づいて説明する。この図で、各放電
灯9,10のフィラメント9b,10bと始動用コンデ
ンサ11,12の接続点には、一端に直流電圧VDDが印
加される抵抗R1a,R1bの他端がそれぞれ接続され
ている。フィラメント9bの両端には、抵抗R2a,R
3の直列回路が接続され、抵抗R1bとフィラメント1
0bの接続点が、抵抗R2bを介して抵抗R2a,R3
の接続点に接続される。また抵抗R3にはコンデンサC
1が並列に接続される。抵抗R1a,R1bに加える直
流電圧VDDにはインバータ5の入力電源電圧を用いるこ
とができる。ここで、抵抗R2a,R2bと抵抗R3の
接続点からは、装着状態検出回路15の出力信号S1を取
り出すことができる。この検出信号S1は、比較回路2
1の非反転入力端子に加えられる。この比較回路21の
反転入力端子には、基準電圧Vf が印加されている。比
較回路21の出力端子は、アンドゲート22の一方の入
力端子に接続されるとともに、インバータ23を介して
フリップフロップ24の入力端子に接続される。このフ
リップフロップ24の出力端子は、アンドゲート22の
他方の入力端子に接続される。このアンドゲート22の
出力は、タイマ回路25によってたとえば10〜20μ
sec程度計時され、フリップフロップ24のリセット
信号として用いられる。ここで、アンドゲート22から
はリセット回路16の出力信号であるリセット信号S2
が取り出され、制御回路17に供給される。
【0012】つぎに、このように構成される放電灯点灯
装置の動作を説明する。通常、2本の放電灯9,10が
ソケット部13,14に装着されて点灯状態にあるとき
は、抵抗R2a,R2bと抵抗R3の接続点からはフィ
ラメント電圧が分圧されて取り出されるので、基準電圧
Vf よりも低い検出信号が比較回路21の非反転入力端
子に加えられる。この結果、比較回路21からはローレ
ベル(以下、“L“という)が出力されて、アンドゲー
ト22に加えられるとともに、インバータ23で反転さ
れたハイレベル(以下、“H“という)の信号がフリッ
プフロップ24に入力される。これによりフリップフロ
ップ24からは、“H“が出力されるので、アンドゲー
ト22の出力が“L“となり、アンドゲート22の出力
を受ける制御回路17では2本の放電灯9,10が点灯
中であることを検出できる。
装置の動作を説明する。通常、2本の放電灯9,10が
ソケット部13,14に装着されて点灯状態にあるとき
は、抵抗R2a,R2bと抵抗R3の接続点からはフィ
ラメント電圧が分圧されて取り出されるので、基準電圧
Vf よりも低い検出信号が比較回路21の非反転入力端
子に加えられる。この結果、比較回路21からはローレ
ベル(以下、“L“という)が出力されて、アンドゲー
ト22に加えられるとともに、インバータ23で反転さ
れたハイレベル(以下、“H“という)の信号がフリッ
プフロップ24に入力される。これによりフリップフロ
ップ24からは、“H“が出力されるので、アンドゲー
ト22の出力が“L“となり、アンドゲート22の出力
を受ける制御回路17では2本の放電灯9,10が点灯
中であることを検出できる。
【0013】一方、2本の放電灯9,10が点灯中であ
るときにいずれか一方の放電灯9または10が誤ってソ
ケット部13または14から抜かれた場合は、直流電圧
VDDを抵抗R1a,R1bで降下したあとの電圧が抵抗
R2a,R3またはR2b,R3によって分圧されて取
り出されるので、放電灯が1本抜かれたことを示す、基
準電圧Vf よりも高い検出信号S1が比較回路21の非
反転入力端子に加えられる。これにより比較回路21の
出力が“H“となって、アンドゲート22に加えられる
とともに、インバータ23で反転された“L“の信号が
フリップフロップ24に入力される。すでにセットされ
ているフリップフロップ24は、リセット信号が入力さ
れるまで、“H“の出力を保持するので、アンドゲート
22の出力は“H“となり、放電灯が1本抜かれたとき
に出力される“H“のパルス信号がリセット信号S2と
して制御回路17に送出される。このリセット信号S2
のパルス幅は、フリップフロップ24をリセットするタ
イマ回路25の計時時間で決められる。これにより上述
したように制御回路17内の保護回路18と駆動回路1
9がリセットされ、保護回路18の誤動作を防止すると
ともに、残りの放電灯を再始動して点灯するための動作
が行われる。
るときにいずれか一方の放電灯9または10が誤ってソ
ケット部13または14から抜かれた場合は、直流電圧
VDDを抵抗R1a,R1bで降下したあとの電圧が抵抗
R2a,R3またはR2b,R3によって分圧されて取
り出されるので、放電灯が1本抜かれたことを示す、基
準電圧Vf よりも高い検出信号S1が比較回路21の非
反転入力端子に加えられる。これにより比較回路21の
出力が“H“となって、アンドゲート22に加えられる
とともに、インバータ23で反転された“L“の信号が
フリップフロップ24に入力される。すでにセットされ
ているフリップフロップ24は、リセット信号が入力さ
れるまで、“H“の出力を保持するので、アンドゲート
22の出力は“H“となり、放電灯が1本抜かれたとき
に出力される“H“のパルス信号がリセット信号S2と
して制御回路17に送出される。このリセット信号S2
のパルス幅は、フリップフロップ24をリセットするタ
イマ回路25の計時時間で決められる。これにより上述
したように制御回路17内の保護回路18と駆動回路1
9がリセットされ、保護回路18の誤動作を防止すると
ともに、残りの放電灯を再始動して点灯するための動作
が行われる。
【0014】つぎに、この構成からなる放電灯点灯装置
を用いた照明器具を図3に基づいて説明する。この図
で、天井26に取り付けられる器具本体27内には上述
したインバータ5などから構成される放電灯点灯装置U
が内蔵されており、この放電灯点灯装置Uから延びる接
続ケーブルがソケットを介して蛍光灯からなる放電灯
9,10に接続される。図中、28は反射板であり、2
9はルーバである。
を用いた照明器具を図3に基づいて説明する。この図
で、天井26に取り付けられる器具本体27内には上述
したインバータ5などから構成される放電灯点灯装置U
が内蔵されており、この放電灯点灯装置Uから延びる接
続ケーブルがソケットを介して蛍光灯からなる放電灯
9,10に接続される。図中、28は反射板であり、2
9はルーバである。
【0015】なお、本発明は変形ハーフブリッジによっ
て構成されるインバータを用いた放電灯点灯装置ばかり
でなく、他の形式のインバータを用いた点灯装置にも適
用できる。
て構成されるインバータを用いた放電灯点灯装置ばかり
でなく、他の形式のインバータを用いた点灯装置にも適
用できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
灯点灯中に誤って放電灯が外され減数点灯されたとして
も、制御回路がリセットされるので、残った放電灯を再
始動させて点灯することができる。これにより従来発生
していた保護回路の誤動作を防止でき、この点灯装置を
用いた照明器具の信頼性を向上できる。
灯点灯中に誤って放電灯が外され減数点灯されたとして
も、制御回路がリセットされるので、残った放電灯を再
始動させて点灯することができる。これにより従来発生
していた保護回路の誤動作を防止でき、この点灯装置を
用いた照明器具の信頼性を向上できる。
【図1】本発明による放電灯点灯装置の一実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】具体的な回路で構成したこの放電灯点灯装置の
実施例を示すブロック図である。
実施例を示すブロック図である。
【図3】上記放電灯点灯装置を用いた照明器具の概略構
成図である。
成図である。
【図4】従来の放電灯点灯装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
U 放電灯点灯装置 1 商用交流電源 2 整流回路 5 インバータ 7,8 バラストチョーク 9,10 放電灯 9a,9b,10a,10b フィラメント 11,12 始動用コンデンサ 13,14 ソケット部 15 装着状態検出回路 16 リセット回路 17 制御回路 18 保護回路 19 駆動回路 20 ランプ電圧検出回路 21 比較回路 22 アンドゲート 23 インバータ 24 フリップフロップ 25 タイマ回路 27 器具本体 29 ルーバ R1a,R1b,R2a,R2b,R3 分圧用の抵抗
Claims (2)
- 【請求項1】 直流電源を高周波に変換するインバータ
に放電灯を複数灯装着し、このインバータの高周波出力
により共振回路を介してこれら放電灯を多灯点灯する放
電灯点灯装置において、 放電灯がインバータの出力側に装着されているか否かを
検出する装着状態検出回路と、この装着状態検出回路か
らの検出信号を受けて、多灯点灯中に放電灯が外された
ことが確認された場合にリセット信号を出力するリセッ
ト回路と、このリセット回路からのリセット信号を受け
て、残りの放電灯を再始動して点灯するための制御信号
を上記インバータに出力する制御回路とを有することを
特徴とする放電灯点灯装置。 - 【請求項2】 器具本体内に請求項1記載の放電灯点灯
装置が内蔵され、器具本体に複数灯装着される放電灯が
この放電灯点灯装置の出力により多灯点灯されることを
特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34641091A JPH05182777A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 放電灯点灯装置およびこの点灯装置を用いた照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34641091A JPH05182777A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 放電灯点灯装置およびこの点灯装置を用いた照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05182777A true JPH05182777A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=18383235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34641091A Withdrawn JPH05182777A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 放電灯点灯装置およびこの点灯装置を用いた照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05182777A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040032476A (ko) * | 2002-10-10 | 2004-04-17 | 이성주 | 엘시디 백라이트용 멀티인버터 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34641091A patent/JPH05182777A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040032476A (ko) * | 2002-10-10 | 2004-04-17 | 이성주 | 엘시디 백라이트용 멀티인버터 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |