JPH05182752A - ロードヒーティングケーブル - Google Patents
ロードヒーティングケーブルInfo
- Publication number
- JPH05182752A JPH05182752A JP15992A JP15992A JPH05182752A JP H05182752 A JPH05182752 A JP H05182752A JP 15992 A JP15992 A JP 15992A JP 15992 A JP15992 A JP 15992A JP H05182752 A JPH05182752 A JP H05182752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating layer
- heating cable
- tetrafluoroethylene
- heating
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】耐熱性に優れた長寿命を可能とする。
【構成】発熱抵抗線1の周上に順にエチレンプロピレン
ゴム絶縁層2、耐熱ビニル絶縁層3が設けられているロ
ードヒーティングケーブル4で、発熱抵抗線1とエチレ
ンプロピレンゴム絶縁層2との間にテトラフルオロエチ
レンプロピレン共重合体絶縁層5が設けられていること
を特徴とする。 【効果】可撓性を失わずに、仮に200℃に加熱された
アスファルトが直接ヒーティングケーブル上に敷かれて
もテトラフルオロエチレンプロピレン共重合体絶縁層で
絶縁性能がカバーできる。
ゴム絶縁層2、耐熱ビニル絶縁層3が設けられているロ
ードヒーティングケーブル4で、発熱抵抗線1とエチレ
ンプロピレンゴム絶縁層2との間にテトラフルオロエチ
レンプロピレン共重合体絶縁層5が設けられていること
を特徴とする。 【効果】可撓性を失わずに、仮に200℃に加熱された
アスファルトが直接ヒーティングケーブル上に敷かれて
もテトラフルオロエチレンプロピレン共重合体絶縁層で
絶縁性能がカバーできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロードヒーティングケ
ーブルに関するものである。
ーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】冬期において道路や屋外の駐車場等の融
雪に電気ヒータを埋設することが多く採用されている。
雪に電気ヒータを埋設することが多く採用されている。
【0003】その工法としてはヒーティングケーブルを
50〜100mmの間隔ですだれ状に蛇行させて敷設す
るのが一般的であり、ヒーティングケーブルの使用量も
極めて多くなることから、可撓性に優れ、かつ安価な絶
縁材料が使用されている。
50〜100mmの間隔ですだれ状に蛇行させて敷設す
るのが一般的であり、ヒーティングケーブルの使用量も
極めて多くなることから、可撓性に優れ、かつ安価な絶
縁材料が使用されている。
【0004】例えば銅ニッケル合金線上にエチレンプロ
ピレンゴム絶縁物を被覆し、その上に耐熱ビニルシース
を被覆したヒーティングケーブルである。
ピレンゴム絶縁物を被覆し、その上に耐熱ビニルシース
を被覆したヒーティングケーブルである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエチレンプロピ
レンゴム絶縁、耐熱ビニルシース形ヒーティングケーブ
ルは、通常許容耐熱温度が80℃、短時間加熱の場合、
120℃程度であるため、アスファルト道路にヒーティ
ングケーブルを埋設する場合には、高温に加熱されたア
スファルト(通常200℃)を一度ヒータを敷設してい
ない場所で120℃程度まで冷してからヒータ上に敷く
のが一般的工法とされている。
レンゴム絶縁、耐熱ビニルシース形ヒーティングケーブ
ルは、通常許容耐熱温度が80℃、短時間加熱の場合、
120℃程度であるため、アスファルト道路にヒーティ
ングケーブルを埋設する場合には、高温に加熱されたア
スファルト(通常200℃)を一度ヒータを敷設してい
ない場所で120℃程度まで冷してからヒータ上に敷く
のが一般的工法とされている。
【0006】しかし、ときおり150〜200℃に加熱
されたまま敷かれることがあり、この時はヒーティング
ケーブルがアスファルトの熱で焼かれて絶縁物の伸びが
低下し、数年でヒーティングケーブルにクラック等が入
り、絶縁抵抗が低下して使用出来なくなることがあっ
た。
されたまま敷かれることがあり、この時はヒーティング
ケーブルがアスファルトの熱で焼かれて絶縁物の伸びが
低下し、数年でヒーティングケーブルにクラック等が入
り、絶縁抵抗が低下して使用出来なくなることがあっ
た。
【0007】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
り、耐熱性に優れた長寿命を可能としたロードヒーティ
ングケーブルを提供することを目的とするものである。
り、耐熱性に優れた長寿命を可能としたロードヒーティ
ングケーブルを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、発熱抵抗線
とエチレンプロピレンゴム絶縁層との間にフッ素樹脂絶
縁層を設けることにより、達成される。
とエチレンプロピレンゴム絶縁層との間にフッ素樹脂絶
縁層を設けることにより、達成される。
【0009】
【作用】上記手段を設けたので、可撓性を失わずに、仮
に200℃に加熱されたアスファルトが直接ヒーティン
グケーブル上に敷かれても、フッ素樹脂絶縁層で絶縁性
能がカバーできるようになる。
に200℃に加熱されたアスファルトが直接ヒーティン
グケーブル上に敷かれても、フッ素樹脂絶縁層で絶縁性
能がカバーできるようになる。
【0010】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
【0011】〔実施例1〕図1には本発明の一実施例が
示されている。発熱抵抗線1の周上に順にエチレンプロ
ピレンゴム絶縁層2、耐熱ビニル絶縁層3が設けられて
いるロードヒーティングケーブル4で、本実施例では発
熱抵抗線1とエチレンプロピレンゴム絶縁層2との間に
フッ素樹脂絶縁層(例えば日立電線株式会社の商品「フ
ロンレックス」)を設けた。このようにすることによ
り、可撓性を失わずに、仮に200℃に加熱されたアス
ファルトが直接ヒーティングケーブル4上に敷かれて
も、フッ素樹脂絶縁層で絶縁性能がカバーできるように
なって、耐熱性に優れた長寿命を可能としたロードヒー
ティングケーブル4を得ることができる。
示されている。発熱抵抗線1の周上に順にエチレンプロ
ピレンゴム絶縁層2、耐熱ビニル絶縁層3が設けられて
いるロードヒーティングケーブル4で、本実施例では発
熱抵抗線1とエチレンプロピレンゴム絶縁層2との間に
フッ素樹脂絶縁層(例えば日立電線株式会社の商品「フ
ロンレックス」)を設けた。このようにすることによ
り、可撓性を失わずに、仮に200℃に加熱されたアス
ファルトが直接ヒーティングケーブル4上に敷かれて
も、フッ素樹脂絶縁層で絶縁性能がカバーできるように
なって、耐熱性に優れた長寿命を可能としたロードヒー
ティングケーブル4を得ることができる。
【0012】すなわち銅ニッケルまたはニッケルクロム
合金等の電気抵抗の大きい金属からなる発熱抵抗線1の
周上に絶縁層としてフッ素樹脂絶縁層、例えばテトラフ
ルオロエチレンプロピレン共重合体を0.4mm厚で被
覆してテトラフルオロエチレンプロピレン共重合体絶縁
層5を形成し、その周上にエチレンプロピレンゴム絶縁
層2を0.8mm厚で形成し、更にその周上に耐熱ビニ
ル絶縁層(シース)3を被覆させたヒーティングケーブ
ル4を構成した。
合金等の電気抵抗の大きい金属からなる発熱抵抗線1の
周上に絶縁層としてフッ素樹脂絶縁層、例えばテトラフ
ルオロエチレンプロピレン共重合体を0.4mm厚で被
覆してテトラフルオロエチレンプロピレン共重合体絶縁
層5を形成し、その周上にエチレンプロピレンゴム絶縁
層2を0.8mm厚で形成し、更にその周上に耐熱ビニ
ル絶縁層(シース)3を被覆させたヒーティングケーブ
ル4を構成した。
【0013】このように構成したヒーティングケーブル
4を図2および図3に示されているように蛇行状に折り
返し、スペーサ6とクリップ7とで所定の間隔に支持固
定して作ったすだれ状ヒータユニットを路面8と路盤8
aとの間に敷設し、これをアスファルト(アスファルト
コンクリート9a、アスファルトモルタル9b)9で埋
めてヒーティングケーブル4からの伝熱で路上に積もっ
た雪を融かす。なお図2において10は給電用リード
線、11はヒーティングケーブル4と給電用リード線1
0との接続部である。
4を図2および図3に示されているように蛇行状に折り
返し、スペーサ6とクリップ7とで所定の間隔に支持固
定して作ったすだれ状ヒータユニットを路面8と路盤8
aとの間に敷設し、これをアスファルト(アスファルト
コンクリート9a、アスファルトモルタル9b)9で埋
めてヒーティングケーブル4からの伝熱で路上に積もっ
た雪を融かす。なお図2において10は給電用リード
線、11はヒーティングケーブル4と給電用リード線1
0との接続部である。
【0014】このように本実施例によれば次に述べるよ
うな効果を奏することができる。
うな効果を奏することができる。
【0015】(1)3層絶縁形ヒーティングケーブルの
第1層目に耐熱性に優れるテトラフルオロエチレンプロ
ピレン共重合体を被覆したことにより、仮に高温に加熱
されたアスファルトがヒーティングケーブル直上に敷か
れても(エチレンプロピレンゴム絶縁層や耐熱ビニル絶
縁層が駄目になっても)第1層目のテトラフルオロエチ
レンプロピレン共重合体絶縁層で絶縁性能がカバーでき
る。
第1層目に耐熱性に優れるテトラフルオロエチレンプロ
ピレン共重合体を被覆したことにより、仮に高温に加熱
されたアスファルトがヒーティングケーブル直上に敷か
れても(エチレンプロピレンゴム絶縁層や耐熱ビニル絶
縁層が駄目になっても)第1層目のテトラフルオロエチ
レンプロピレン共重合体絶縁層で絶縁性能がカバーでき
る。
【0016】(2)テトラフルオロエチレンプロピレン
共重合体は可撓性がよく、機械的特性(耐荷重、衝撃、
引張り)にも優れるため、断線や破損等によるトラブル
も解消できる。
共重合体は可撓性がよく、機械的特性(耐荷重、衝撃、
引張り)にも優れるため、断線や破損等によるトラブル
も解消できる。
【0017】(3)テトラフルオロエチレンプロピレン
共重合体はエチレンプロピレンゴム絶縁物や耐熱ビニル
絶縁物に比べて高価であるが、使用している個所が発熱
抵抗線直上の第1層目の絶縁物で、しかも薄肉(0.4
mm程度でエチレンプロピレンゴム絶縁層(0.8m
m)の1/2以下)であるため、使用量が少なくそれほ
ど割高にはならない。
共重合体はエチレンプロピレンゴム絶縁物や耐熱ビニル
絶縁物に比べて高価であるが、使用している個所が発熱
抵抗線直上の第1層目の絶縁物で、しかも薄肉(0.4
mm程度でエチレンプロピレンゴム絶縁層(0.8m
m)の1/2以下)であるため、使用量が少なくそれほ
ど割高にはならない。
【0018】
【発明の効果】上述のように本発明は、発熱抵抗線とエ
チレンプロピレンゴム絶縁層との間にフッ素樹脂絶縁層
を設けたので、可撓性を失わずに、仮に200℃に加熱
されたアスファルトが直接ヒーティングケーブル上に敷
かれても、フッ素樹脂絶縁層で絶縁性能がカバーできる
ようになって、耐熱性に優れた長寿命を可能としたロー
ドヒーティングケーブルを得ることができる。
チレンプロピレンゴム絶縁層との間にフッ素樹脂絶縁層
を設けたので、可撓性を失わずに、仮に200℃に加熱
されたアスファルトが直接ヒーティングケーブル上に敷
かれても、フッ素樹脂絶縁層で絶縁性能がカバーできる
ようになって、耐熱性に優れた長寿命を可能としたロー
ドヒーティングケーブルを得ることができる。
【図1】本発明のロードヒーティングケーブルの一実施
例の縦断側面図である。
例の縦断側面図である。
【図2】図1のロードヒーティングケーブルによるすだ
れ状ヒータユニットの構成を示す説明図である。
れ状ヒータユニットの構成を示す説明図である。
【図3】図2のロードヒーティングケーブルによる敷設
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
1 発熱抵抗線 2 エチレンプロピレンゴム絶縁層 3 耐熱ビニル絶縁層 4 ロードヒーティングケーブル 5 テトラフルオロエチレンプロピレン共重合体絶縁層
Claims (3)
- 【請求項1】発熱抵抗線の周上に順にエチレンプロピレ
ンゴム絶縁層、耐熱ビニル絶縁層が設けられているロー
ドヒーティングケーブルにおいて、前記発熱抵抗線とエ
チレンプロピレンゴム絶縁層との間にフッ素樹脂絶縁層
が設けられていることを特徴とするロードヒーティング
ケーブル。 - 【請求項2】前記フッ素樹脂絶縁層が、テトラフルオロ
エチレンプロピレン共重合体からなるものである請求項
1記載のロードヒーティングケーブル。 - 【請求項3】前記テトラフルオロエチレンプロピレン共
重合体からなるテトラフルオロエチレンプロピレン共重
合体絶縁層が、前記エチレンプロピレンゴム絶縁層の厚
さの1/2以下の厚みである請求項2記載のロードヒー
ティングケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15992A JPH05182752A (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | ロードヒーティングケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15992A JPH05182752A (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | ロードヒーティングケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05182752A true JPH05182752A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=11466263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15992A Pending JPH05182752A (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | ロードヒーティングケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05182752A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08195273A (ja) * | 1995-01-19 | 1996-07-30 | Nichifu Co Ltd | 線状発熱体 |
KR20030069418A (ko) * | 2002-02-20 | 2003-08-27 | 문일호 | 전기요의 전열선 및 그 배열방법 |
ITMI20101377A1 (it) * | 2010-07-27 | 2012-01-28 | Controlcavi Ind S R L | Cavo elettrico flessibile di media tensione ( 3,6/6 kv - 6/10 kv - 8,7/15 kv - 12/20 kv ) resistente al fuoco, agli shock meccanici e ai getti d'acqua, in accordo ai requisiti della norma bs 7846:2009 cat. f60. |
-
1992
- 1992-01-06 JP JP15992A patent/JPH05182752A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08195273A (ja) * | 1995-01-19 | 1996-07-30 | Nichifu Co Ltd | 線状発熱体 |
KR20030069418A (ko) * | 2002-02-20 | 2003-08-27 | 문일호 | 전기요의 전열선 및 그 배열방법 |
ITMI20101377A1 (it) * | 2010-07-27 | 2012-01-28 | Controlcavi Ind S R L | Cavo elettrico flessibile di media tensione ( 3,6/6 kv - 6/10 kv - 8,7/15 kv - 12/20 kv ) resistente al fuoco, agli shock meccanici e ai getti d'acqua, in accordo ai requisiti della norma bs 7846:2009 cat. f60. |
EP2413331A1 (en) * | 2010-07-27 | 2012-02-01 | Controlcavi Industria S.r.l. | Flexible middle voltage (3.6/6 kV - 6/10 kV - 8.7/15 kV - 12/20 kV) electric cable resistant against fire, mechanical impacts and water jets, according to the Standard BS 7846:2009 CAT. F60 |
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