JPH0518258A - 可変ノズル付ラジアルタービン過給機 - Google Patents
可変ノズル付ラジアルタービン過給機Info
- Publication number
- JPH0518258A JPH0518258A JP3193679A JP19367991A JPH0518258A JP H0518258 A JPH0518258 A JP H0518258A JP 3193679 A JP3193679 A JP 3193679A JP 19367991 A JP19367991 A JP 19367991A JP H0518258 A JPH0518258 A JP H0518258A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- wall
- moving
- vane
- radial turbine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立が容易で部品点数も少なく安価なラジア
ルタービン過給機の可変ノズル機構を提供する。 【構成】 ノズルベーンを両側より挟む流路壁のうち一
方を固定、他方をロータ軸2を中心として回動可能とし
前記ノズルベーンを1個おきに前記固定壁11及び可動
壁12にそれぞれ固定すると共に、可動壁12は駆動手
段により外部より回動しノズル面積を変更可能とした。
ルタービン過給機の可変ノズル機構を提供する。 【構成】 ノズルベーンを両側より挟む流路壁のうち一
方を固定、他方をロータ軸2を中心として回動可能とし
前記ノズルベーンを1個おきに前記固定壁11及び可動
壁12にそれぞれ固定すると共に、可動壁12は駆動手
段により外部より回動しノズル面積を変更可能とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラジアルタービン過給機
の可変ノズル構造に関する。
の可変ノズル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来形可変ノズル装置を備えた排
気ガスタービン過給機の要部断面図を示したもので、1
のラジアルタービン動翼にはロータ軸2が取付けられ、
又ロータ軸2は軸受台3に設けた図示しない軸受により
回転自在に支持されている。
気ガスタービン過給機の要部断面図を示したもので、1
のラジアルタービン動翼にはロータ軸2が取付けられ、
又ロータ軸2は軸受台3に設けた図示しない軸受により
回転自在に支持されている。
【0003】ラジアルタービン動翼1の入口にあたるノ
ズル流路4には複数個の可変ノズルベーン5が配設され
ており、これらの各ノズルベーンのピッチ5を変化させ
るため駆動リンク機構6が設けられ該リンク機構6によ
り駆動軸(ノズル軸)7を介してノズルベーン5が回動
されるようになっている。なお図5において8はガス入
口ケーシング9はガス出口案内筒、10は前記駆動軸7
を支持しているブッシュである。
ズル流路4には複数個の可変ノズルベーン5が配設され
ており、これらの各ノズルベーンのピッチ5を変化させ
るため駆動リンク機構6が設けられ該リンク機構6によ
り駆動軸(ノズル軸)7を介してノズルベーン5が回動
されるようになっている。なお図5において8はガス入
口ケーシング9はガス出口案内筒、10は前記駆動軸7
を支持しているブッシュである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記従来例の
ようにラジアルタービンのノズル面積を可変とする為、
駆動リンク機構を介してノズルベーンをノズル軸のまわ
りに回動させる構造としていた。このような構造にする
と可動ノズル枚数分の駆動軸、レバー等が必要となり、
その構造が複雑で分解,組立が困難であると共に、イニ
シャルコストも非常に高くなる欠点があった。
ようにラジアルタービンのノズル面積を可変とする為、
駆動リンク機構を介してノズルベーンをノズル軸のまわ
りに回動させる構造としていた。このような構造にする
と可動ノズル枚数分の駆動軸、レバー等が必要となり、
その構造が複雑で分解,組立が困難であると共に、イニ
シャルコストも非常に高くなる欠点があった。
【0005】本発明の目的は前記従来装置の問題点を解
消し、組立が容易で部品点数も少なく安価な可変ノズル
機構を提供するにある。
消し、組立が容易で部品点数も少なく安価な可変ノズル
機構を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の可変ノズル付ラ
ジアルタービン過給機は複数個のノズルベーンを有する
ものにおいて、ノズルベーンを挟む両側の流路壁のうち
一方のロータ軸2を中心として回動可能で円環状に形成
された可動壁12にはノズルベーン5列のうち1個おき
に半数のノズルベーンが固定されると共に、残りのノズ
ルベーンは前記可動壁12に対向する側の固定壁11に
交互に固定され、さらに前記可動壁にはこれを回動させ
る駆動手段を設けたことを特徴としている。
ジアルタービン過給機は複数個のノズルベーンを有する
ものにおいて、ノズルベーンを挟む両側の流路壁のうち
一方のロータ軸2を中心として回動可能で円環状に形成
された可動壁12にはノズルベーン5列のうち1個おき
に半数のノズルベーンが固定されると共に、残りのノズ
ルベーンは前記可動壁12に対向する側の固定壁11に
交互に固定され、さらに前記可動壁にはこれを回動させ
る駆動手段を設けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】アクチュエータ15と駆動レバー14、駆動円
筒13を介して環状可動壁12を回動させることにより
容易にノズルのスロート面積を変化させることができ、
また本発明の可変ノズル機構は組立が容易で部品点数も
少なく安価であるという利点がある。
筒13を介して環状可動壁12を回動させることにより
容易にノズルのスロート面積を変化させることができ、
また本発明の可変ノズル機構は組立が容易で部品点数も
少なく安価であるという利点がある。
【0008】
【実施例】以下図1〜図5を参照し本発明の一実施例に
ついて説明する。ラジアルタービン動翼1の入口にノズ
ルベーン5が環状に配列されており、これらのノズルベ
ーン5は固定流路壁(以下固定壁と略称)11と、ロー
タ軸2を中心として回動可能に構成された環状流路壁
(以下可動壁と略称)12との間に配設され、さらにこ
れらノズルベーン5は前記固定壁に固定されたノズルベ
ーン5Fと回動可能な前記可動壁12に固定されたノズ
ルベーン5Rが交互に配設されている。この状態を図4
に示す。又前記可動壁12は駆動円筒13と駆動レバー
14を介してアクチュエータ15によって回動する。図
4は矢視A−Aである。
ついて説明する。ラジアルタービン動翼1の入口にノズ
ルベーン5が環状に配列されており、これらのノズルベ
ーン5は固定流路壁(以下固定壁と略称)11と、ロー
タ軸2を中心として回動可能に構成された環状流路壁
(以下可動壁と略称)12との間に配設され、さらにこ
れらノズルベーン5は前記固定壁に固定されたノズルベ
ーン5Fと回動可能な前記可動壁12に固定されたノズ
ルベーン5Rが交互に配設されている。この状態を図4
に示す。又前記可動壁12は駆動円筒13と駆動レバー
14を介してアクチュエータ15によって回動する。図
4は矢視A−Aである。
【0009】次に前記実施例の作用について説明する。
前記駆動手段即ちアクチュエータ15と駆動レバー14
及び駆動円筒13を介して可動壁12を回動させた場
合、図2に示すノズルベーン5が等ピッチ状の配列状態
から、図3に示す大ピッチと小ピッチが交互にならぶ状
態へと変化する。このとき、図中のスロート円の直径で
示されるノズルスロート幅の合計は、図3に示すように
等ピッチでならんだ図2の状態とはちがってくる。この
大小はノズルベーンプロファイルによって決定される。
前記駆動手段即ちアクチュエータ15と駆動レバー14
及び駆動円筒13を介して可動壁12を回動させた場
合、図2に示すノズルベーン5が等ピッチ状の配列状態
から、図3に示す大ピッチと小ピッチが交互にならぶ状
態へと変化する。このとき、図中のスロート円の直径で
示されるノズルスロート幅の合計は、図3に示すように
等ピッチでならんだ図2の状態とはちがってくる。この
大小はノズルベーンプロファイルによって決定される。
【0010】図2〜3においてAはスロート幅が大きく
なる側の固定壁11に固定されたノズルベーン5とスロ
ート円の接点、Bは同スロート円と可動壁12に固定さ
れたノズルベーン5との接点で、B′は可動壁12が回
動後のBの位置を示す。Cは可動壁12に固定されたノ
ズルベーン5とスロート幅が小さくなる側のスロート円
との接点であり、C′は可動壁12が回動後のCの位置
を示す。Dはスロート幅が小さくなる側の固定壁11に
固定されたノズルベーン5と同スロート円との接点であ
る。可動壁12の回動により点B,CはそれぞれB′,
C′に移動するが、この点の移動ベクトルBB′,C
C′の方向、大きさはノズルベーンのプロファイルによ
って定まり、これによって可動壁12の回動によるノズ
ルスロートの増減量が定まる。本実施例の可動壁12の
回動によるノズルスロート面積の変化を図5に示す。
なる側の固定壁11に固定されたノズルベーン5とスロ
ート円の接点、Bは同スロート円と可動壁12に固定さ
れたノズルベーン5との接点で、B′は可動壁12が回
動後のBの位置を示す。Cは可動壁12に固定されたノ
ズルベーン5とスロート幅が小さくなる側のスロート円
との接点であり、C′は可動壁12が回動後のCの位置
を示す。Dはスロート幅が小さくなる側の固定壁11に
固定されたノズルベーン5と同スロート円との接点であ
る。可動壁12の回動により点B,CはそれぞれB′,
C′に移動するが、この点の移動ベクトルBB′,C
C′の方向、大きさはノズルベーンのプロファイルによ
って定まり、これによって可動壁12の回動によるノズ
ルスロートの増減量が定まる。本実施例の可動壁12の
回動によるノズルスロート面積の変化を図5に示す。
【0011】
【発明の効果】本発明は前記のとおり構成したので、可
動壁12を回動させた場合、ノズルベーンプロファイル
が図2〜3に図示されたようなものであるならば、ノズ
ルのスロート面積は図5に示すように変化する。従って
アクチュエータ15と駆動レバー14、駆動円筒13を
介して可動壁12を回動させることにより容易にノズル
のスロート面積を変化させることが可能となり、さらに
本発明の可変ノズル機構は従来例にくらべ組立が容易
で、部品点数も少なく安価に製作出来るという利点をそ
なえている。
動壁12を回動させた場合、ノズルベーンプロファイル
が図2〜3に図示されたようなものであるならば、ノズ
ルのスロート面積は図5に示すように変化する。従って
アクチュエータ15と駆動レバー14、駆動円筒13を
介して可動壁12を回動させることにより容易にノズル
のスロート面積を変化させることが可能となり、さらに
本発明の可変ノズル機構は従来例にくらべ組立が容易
で、部品点数も少なく安価に製作出来るという利点をそ
なえている。
【図1】本発明に係る実施例の過給機主要部断面図
【図2】前記実施例で等ピッチのときのノズルスロート
を示す図
を示す図
【図3】前記実施例で可動壁を回動させたときのノズル
スロートを示す図
スロートを示す図
【図4】図1のA−A矢視図
【図5】上記実施例における環状流路回転角とスロート
面積の関係図
面積の関係図
【図6】従来例の図1応当図
1…ラジアルタービン動翼 2…ロータ軸 4…ガス入口流路 5…ノズルベーン 8…ガス入口ケーシング 9…ガス出口案内筒 11…固定壁(固定流路壁) 12…可動壁(環状回
動流路壁) 13…駆動円筒 14…駆動レバー 15…アクチュエータ
動流路壁) 13…駆動円筒 14…駆動レバー 15…アクチュエータ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数個のノズルベーンを有するラジアル
タービン過給機において、ノズルベーンを挟む両側の流
路壁のうち一方のロータ軸を中心として回動可能で円環
状に形成された可動壁には、ノズルベーン列のうち1個
おきに半数のベーンが固定されており、残りのノズルベ
ーンは前記可動壁に対向する側の固定壁に交互に固定さ
れ、さらに前記可動壁にはこれを回動させる手段を有し
てなる可変ノズル付ラジアルタービン過給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3193679A JPH0518258A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 可変ノズル付ラジアルタービン過給機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3193679A JPH0518258A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 可変ノズル付ラジアルタービン過給機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518258A true JPH0518258A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16311986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3193679A Withdrawn JPH0518258A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 可変ノズル付ラジアルタービン過給機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0518258A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2103793A2 (en) | 2008-03-19 | 2009-09-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Flow rate control system for turbocharger |
US7615975B2 (en) | 2004-02-13 | 2009-11-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Motor module having a deformable component that absorbs tolerances |
JP2015500436A (ja) * | 2011-12-16 | 2015-01-05 | アイ・エイチ・アイ チャージング システムズ インターナショナル ゲーエムベーハー | 排気ガスターボチャージャーのタービン |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP3193679A patent/JPH0518258A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7615975B2 (en) | 2004-02-13 | 2009-11-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Motor module having a deformable component that absorbs tolerances |
EP2103793A2 (en) | 2008-03-19 | 2009-09-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Flow rate control system for turbocharger |
JP2015500436A (ja) * | 2011-12-16 | 2015-01-05 | アイ・エイチ・アイ チャージング システムズ インターナショナル ゲーエムベーハー | 排気ガスターボチャージャーのタービン |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |