JPH05182566A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
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- JPH05182566A JPH05182566A JP4155070A JP15507092A JPH05182566A JP H05182566 A JPH05182566 A JP H05182566A JP 4155070 A JP4155070 A JP 4155070A JP 15507092 A JP15507092 A JP 15507092A JP H05182566 A JPH05182566 A JP H05182566A
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- gas
- unit
- circuit breakers
- bus
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 母線連絡ユニットの機器撤去を要するような
重大事故においても隣接ユニットの保安停止を行うこと
なく、かつガス絶縁開閉装置の設置スペースの縮小化を
図る。 【構成】 直列接続した2台の遮断機6、7で第1の母
線1と第2の母線2間を接続してなる母線連絡ユニット
3を有するガス絶縁開閉装置において、2台の遮断器
6、7を第1の母線1及び第2の母線2を挟むように対
向配置すると共に、それぞれガス区分されたタンク23
内に収納する。
重大事故においても隣接ユニットの保安停止を行うこと
なく、かつガス絶縁開閉装置の設置スペースの縮小化を
図る。 【構成】 直列接続した2台の遮断機6、7で第1の母
線1と第2の母線2間を接続してなる母線連絡ユニット
3を有するガス絶縁開閉装置において、2台の遮断器
6、7を第1の母線1及び第2の母線2を挟むように対
向配置すると共に、それぞれガス区分されたタンク23
内に収納する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガス絶縁開閉装置、特
にその母線連絡ユニットを中心とする配置構成に関する
ものである。
にその母線連絡ユニットを中心とする配置構成に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6から図9は、例えば特開平2−84
004号公報に示された従来のガス絶縁開閉装置を示す
ものである。(但し、本発明に直接関係する部分以外
は、多少構成を変更した。)図4の回路構成図におい
て、2重母線を構成する第1の母線1(以下、甲母線と
称す)と第2の母線2(以下、乙母線と称す)は母線連
絡ユニット3によって接続されている。この母線連絡ユ
ニット3は、直列接続した2台の遮断器6、7と遮断器
8、9、接続母線10、11及び変流器12で構成され
ている。2重母線からは、線路回線ユニット4A、4B
及びバンク回線ユニット5A、5Bが導入出されてい
る。線路回線ユニット4A、4Bは、甲母線、乙母線2
間を結ぶ2台の断路器13、14とその中間点に接続し
た遮断器15、断路器16、変流器17及び絶縁導出手
段4C又は4Dとで構成されており、通常送電線に接続
される。バンク回線ユニット5A、5Bも同様に2重母
線を結ぶ2台の断路器18、19とその中間点に接続し
た遮断器20、断路器21、変流器22、および絶縁導
出手段5C又は5Dで構成されており、通常変圧器に接
続される。各ユニットの数は開閉所の規模によって異な
り、図は2ライン2バンク方式のものを示している。な
お、遮断器、断路器及びこれらを接続する導体等は絶縁
性ガスを充填した密閉容器内に、この密閉容器から電気
的に絶縁して構成している。
004号公報に示された従来のガス絶縁開閉装置を示す
ものである。(但し、本発明に直接関係する部分以外
は、多少構成を変更した。)図4の回路構成図におい
て、2重母線を構成する第1の母線1(以下、甲母線と
称す)と第2の母線2(以下、乙母線と称す)は母線連
絡ユニット3によって接続されている。この母線連絡ユ
ニット3は、直列接続した2台の遮断器6、7と遮断器
8、9、接続母線10、11及び変流器12で構成され
ている。2重母線からは、線路回線ユニット4A、4B
及びバンク回線ユニット5A、5Bが導入出されてい
る。線路回線ユニット4A、4Bは、甲母線、乙母線2
間を結ぶ2台の断路器13、14とその中間点に接続し
た遮断器15、断路器16、変流器17及び絶縁導出手
段4C又は4Dとで構成されており、通常送電線に接続
される。バンク回線ユニット5A、5Bも同様に2重母
線を結ぶ2台の断路器18、19とその中間点に接続し
た遮断器20、断路器21、変流器22、および絶縁導
出手段5C又は5Dで構成されており、通常変圧器に接
続される。各ユニットの数は開閉所の規模によって異な
り、図は2ライン2バンク方式のものを示している。な
お、遮断器、断路器及びこれらを接続する導体等は絶縁
性ガスを充填した密閉容器内に、この密閉容器から電気
的に絶縁して構成している。
【0003】図7は図6の回路構成で示した従来の母線
連絡ユニットの正面図であり、遮断器2台を甲母線1、
乙母線2のいずれか一方(図7では乙母線2側)に隣接
して直列に配置し、各遮断器を独立したガス区分内に収
納して甲母線1と乙母線2間に接続した状態を示す。ま
た図8はその要部の断面を示す。図に示すように、遮断
器6、7は、それぞれタンク23に収納し、タンク23
の両端を密閉する絶縁スペーサ24によって支持してお
り、タンク23内は絶縁性ガスを充填している。両遮断
器6、7を接続する接続導体10も同様に絶縁性ガスを
充填したタンク25に収納し、接続導体10とタンク2
5で接続母線26を構成している。なお、遮断器6、7
は同時に操作できるようになっており、それぞれ事故電
流を遮断できる。
連絡ユニットの正面図であり、遮断器2台を甲母線1、
乙母線2のいずれか一方(図7では乙母線2側)に隣接
して直列に配置し、各遮断器を独立したガス区分内に収
納して甲母線1と乙母線2間に接続した状態を示す。ま
た図8はその要部の断面を示す。図に示すように、遮断
器6、7は、それぞれタンク23に収納し、タンク23
の両端を密閉する絶縁スペーサ24によって支持してお
り、タンク23内は絶縁性ガスを充填している。両遮断
器6、7を接続する接続導体10も同様に絶縁性ガスを
充填したタンク25に収納し、接続導体10とタンク2
5で接続母線26を構成している。なお、遮断器6、7
は同時に操作できるようになっており、それぞれ事故電
流を遮断できる。
【0004】図9は図6に示す従来のガス絶縁開閉装置
の平面図である。図に示すように母線連絡ユニット3の
2台の遮断器6、7は乙母線2側に隣接して直列配置し
ており、バンク回線ユニット5A、5B側に大きく飛び
出した配置となっている。
の平面図である。図に示すように母線連絡ユニット3の
2台の遮断器6、7は乙母線2側に隣接して直列配置し
ており、バンク回線ユニット5A、5B側に大きく飛び
出した配置となっている。
【0005】次に、動作について説明する。図6におい
て、断路器13、14及び18、19の操作により、例
えば線路回線ユニット4Aとバンク回線ユニット5Aが
甲母線1に、線路回線ユニット4Bとバンク回線ユニッ
ト5Bが乙母線に接続されているとする。両母線1、2
間は母線連絡ユニット3で連絡されている。この状態に
おいて、例えば遮断器6が地絡事故を起こした場合、変
流器12に事故電流が流れ、この電流の方向から保護リ
レー(図示せず)が遮断器6及び事故側母線に接続され
た全部の遮断器に遮断指令を出す。これによって、地絡
事故部は健全側の遮断器7によって除去される。従っ
て、健全な遮断器7側の甲母線1が停電するのを防止で
きる。なお、遮断器7が地絡事故を起こした場合は、遮
断器6によって事故が除去され、乙母線2が送電を続け
る。このように、母線連絡ユニット3のいずれかの遮断
器内で事故が発生しても健全な遮断器で事故を除去でき
るので、変電所の全停を防止できるように構成されてい
る。
て、断路器13、14及び18、19の操作により、例
えば線路回線ユニット4Aとバンク回線ユニット5Aが
甲母線1に、線路回線ユニット4Bとバンク回線ユニッ
ト5Bが乙母線に接続されているとする。両母線1、2
間は母線連絡ユニット3で連絡されている。この状態に
おいて、例えば遮断器6が地絡事故を起こした場合、変
流器12に事故電流が流れ、この電流の方向から保護リ
レー(図示せず)が遮断器6及び事故側母線に接続され
た全部の遮断器に遮断指令を出す。これによって、地絡
事故部は健全側の遮断器7によって除去される。従っ
て、健全な遮断器7側の甲母線1が停電するのを防止で
きる。なお、遮断器7が地絡事故を起こした場合は、遮
断器6によって事故が除去され、乙母線2が送電を続け
る。このように、母線連絡ユニット3のいずれかの遮断
器内で事故が発生しても健全な遮断器で事故を除去でき
るので、変電所の全停を防止できるように構成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁開閉装
置は以上のように配置構成されているので、 (a)母線連絡ユニットが、他のユニットの絶縁導出手
段近傍まで大きく飛び出した配置となっているため、そ
の絶縁導出手段がブッシングで構成されている場合、母
線連絡ユニットにおいて重機を使用して機器を撤去しな
ければならないような重大事故が発生した時は、重機、
例えばレッカー車の作業域確保の観点より隣接する線路
回線ユニット又はバンク回線ユニットの停止を要する。 (b)2台の遮断器を甲乙主母線の一方に隣接設置して
いるので、この母線連絡ユニットに隣接する他のユニッ
トの絶縁導出手段がケーブルで構成されている場合は、
主母線からの出っ張りは、隣接する他のユニットより母
線連絡ユニットの方が大きくなり、このためガス絶縁開
閉装置の設置スペースを多く必要とする。また、例えば
図9に示すように、母線連絡ユニット近傍に鉄塔等の構
造物を設置する場合は、甲乙母線〜鉄塔間のスペースを
多く必要とする。などの問題点があった。
置は以上のように配置構成されているので、 (a)母線連絡ユニットが、他のユニットの絶縁導出手
段近傍まで大きく飛び出した配置となっているため、そ
の絶縁導出手段がブッシングで構成されている場合、母
線連絡ユニットにおいて重機を使用して機器を撤去しな
ければならないような重大事故が発生した時は、重機、
例えばレッカー車の作業域確保の観点より隣接する線路
回線ユニット又はバンク回線ユニットの停止を要する。 (b)2台の遮断器を甲乙主母線の一方に隣接設置して
いるので、この母線連絡ユニットに隣接する他のユニッ
トの絶縁導出手段がケーブルで構成されている場合は、
主母線からの出っ張りは、隣接する他のユニットより母
線連絡ユニットの方が大きくなり、このためガス絶縁開
閉装置の設置スペースを多く必要とする。また、例えば
図9に示すように、母線連絡ユニット近傍に鉄塔等の構
造物を設置する場合は、甲乙母線〜鉄塔間のスペースを
多く必要とする。などの問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、母線連絡ユニットの機器撤去を
要するような重大事故においても隣接ユニットの保安停
止を行うことなく、かつガス絶縁開閉装置の設置スペー
スの縮小化を図ることを目的とする。
ためになされたもので、母線連絡ユニットの機器撤去を
要するような重大事故においても隣接ユニットの保安停
止を行うことなく、かつガス絶縁開閉装置の設置スペー
スの縮小化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るガス絶縁
開閉装置は、2台の遮断器を直列接続してその両端にそ
れぞれ断路器を接続した母線連絡ユニットを第1の母線
と第2の母線との間に接続して構成するが、この母線連
絡ユニットの2台の遮断器は、第1の母線と第2の母線
を挟むように対向配置すると共に、それぞれガス区分さ
れたタンク内に電気的に絶縁して収納したものであり、
又、母線連絡ユニットの2台の遮断器は、第1の母線と
第2の母線を挟むように垂直且つ対向配置すると共に、
それぞれガス区分されたタンク内に電気的に絶縁して収
納したものである。
開閉装置は、2台の遮断器を直列接続してその両端にそ
れぞれ断路器を接続した母線連絡ユニットを第1の母線
と第2の母線との間に接続して構成するが、この母線連
絡ユニットの2台の遮断器は、第1の母線と第2の母線
を挟むように対向配置すると共に、それぞれガス区分さ
れたタンク内に電気的に絶縁して収納したものであり、
又、母線連絡ユニットの2台の遮断器は、第1の母線と
第2の母線を挟むように垂直且つ対向配置すると共に、
それぞれガス区分されたタンク内に電気的に絶縁して収
納したものである。
【0009】
【作用】この発明におけるガス絶縁開閉装置は、母線連
絡ユニットの2台の遮断器を上記のように配置したの
で、母線の軸線に対し直角水平方向の広がりを縮小でき
る。
絡ユニットの2台の遮断器を上記のように配置したの
で、母線の軸線に対し直角水平方向の広がりを縮小でき
る。
【0010】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例1を示す回路構成図であ
る。図において、1は甲母線、2は乙母線、3は母線連
絡ユニット、4A、4Bは線路回線ユニット、5A、5
Bはバンク回線ユニットである。27は両遮断器6、7
間を接続する接続導体に残留する電荷を放電するための
接地開閉器である。それ以外の各ユニットの構成は従来
例と同じなので説明は省略する。本発明の特徴は母線連
絡ユニット3の配置構成にあるので、それを図2及び図
3によって説明する。
る。図1はこの発明の実施例1を示す回路構成図であ
る。図において、1は甲母線、2は乙母線、3は母線連
絡ユニット、4A、4Bは線路回線ユニット、5A、5
Bはバンク回線ユニットである。27は両遮断器6、7
間を接続する接続導体に残留する電荷を放電するための
接地開閉器である。それ以外の各ユニットの構成は従来
例と同じなので説明は省略する。本発明の特徴は母線連
絡ユニット3の配置構成にあるので、それを図2及び図
3によって説明する。
【0011】図2は図1の回路構成に示す本発明のガス
絶縁開閉装置の平面図である。図3は図2の矢印ア−ア
より見た母線連絡ユニットの機器構成を示す断面図であ
る。図3に示すように、遮断器6、7は甲母線1、乙母
線2を中央に、それを挟むように両側に対向配置してい
る。遮断器6の左端は接続母線11、断路器8を介して
乙母線2へ、遮断器7の右端は接続母線11、断路器9
を介して甲母線1へ接続し、遮断器6の右端と遮断器7
の左端は接続母線10により接続している。遮断器6、
7の両側の接続導体を収納するタンク部には変流器12
を備えている。また、遮断器6、7の両端及び接続導体
10、11は、絶縁スペーサ24で密閉支持し絶縁ガス
を充填したタンク内に収納している。両遮断器6、7を
結ぶ接続導体10には、接続導体10の残留電荷放電用
の接地開閉器27が接地されている。(なお、図示しな
いが、各ユニットには別に遮断器点検用の接地開閉器が
設置されている。)
絶縁開閉装置の平面図である。図3は図2の矢印ア−ア
より見た母線連絡ユニットの機器構成を示す断面図であ
る。図3に示すように、遮断器6、7は甲母線1、乙母
線2を中央に、それを挟むように両側に対向配置してい
る。遮断器6の左端は接続母線11、断路器8を介して
乙母線2へ、遮断器7の右端は接続母線11、断路器9
を介して甲母線1へ接続し、遮断器6の右端と遮断器7
の左端は接続母線10により接続している。遮断器6、
7の両側の接続導体を収納するタンク部には変流器12
を備えている。また、遮断器6、7の両端及び接続導体
10、11は、絶縁スペーサ24で密閉支持し絶縁ガス
を充填したタンク内に収納している。両遮断器6、7を
結ぶ接続導体10には、接続導体10の残留電荷放電用
の接地開閉器27が接地されている。(なお、図示しな
いが、各ユニットには別に遮断器点検用の接地開閉器が
設置されている。)
【0012】次に、作用動作について説明する。各遮断
器、断路器、変流器が、図1のような回路構成において
果たす役割、動作は従来例と同じなので省略する。実施
例1の特徴は母線連絡ユニット3部の配置構成にある。
図2の平面図に示すように、母線連絡ユニット3の2台
の遮断器6、7を甲母線1、乙母線2を挟むように対向
配置したので、母線連絡ユニット3は、2重母線の軸線
に対して両側にほぼ均等に広がるように配置できる。こ
れは隣接するユニット(線路回線ユニット又はバンク回
線ユニット)との距離、特にユニットの絶縁導出手段と
の距離を多く確保できることであり、絶縁導出手段がブ
ッシングで構成されている場合は、次のような効果があ
る。母線連絡ユニット3の重大な事故、例えば遮断器6
が地絡事故を起こした場合、健全な遮断器7で事故を除
去し、送電を続けるが、事故機器は撤去する必要があ
る。このような場合でも、隣接ユニットを保安停止する
ことなく、重機、例えばレッカー車がブッシング下部
(ブッシング上部の通電部は通常ずっと上方に位置す
る)と母線連絡ユニットの間を通って事故遮断器の近く
まで進入でき、遮断器6、7はそれぞれガス区分された
タンク内に収納しているので、事故機器の撤去作業を行
うことが可能である。
器、断路器、変流器が、図1のような回路構成において
果たす役割、動作は従来例と同じなので省略する。実施
例1の特徴は母線連絡ユニット3部の配置構成にある。
図2の平面図に示すように、母線連絡ユニット3の2台
の遮断器6、7を甲母線1、乙母線2を挟むように対向
配置したので、母線連絡ユニット3は、2重母線の軸線
に対して両側にほぼ均等に広がるように配置できる。こ
れは隣接するユニット(線路回線ユニット又はバンク回
線ユニット)との距離、特にユニットの絶縁導出手段と
の距離を多く確保できることであり、絶縁導出手段がブ
ッシングで構成されている場合は、次のような効果があ
る。母線連絡ユニット3の重大な事故、例えば遮断器6
が地絡事故を起こした場合、健全な遮断器7で事故を除
去し、送電を続けるが、事故機器は撤去する必要があ
る。このような場合でも、隣接ユニットを保安停止する
ことなく、重機、例えばレッカー車がブッシング下部
(ブッシング上部の通電部は通常ずっと上方に位置す
る)と母線連絡ユニットの間を通って事故遮断器の近く
まで進入でき、遮断器6、7はそれぞれガス区分された
タンク内に収納しているので、事故機器の撤去作業を行
うことが可能である。
【0013】また、母線連絡ユニット3は2重母線の軸
線から見た直角水平方向の広がりが縮小されているの
で、隣接するユニットの絶縁導出手段がケーブルで構成
されている場合でも、その隣接ユニットの広がりと同程
度内に収めることができ、ガス絶縁開閉装置の設置スペ
ースの縮小が図れる。また、母線連絡ユニット3近傍に
鉄塔等の構造物を設置する場合も、配置スペースが縮小
できる。
線から見た直角水平方向の広がりが縮小されているの
で、隣接するユニットの絶縁導出手段がケーブルで構成
されている場合でも、その隣接ユニットの広がりと同程
度内に収めることができ、ガス絶縁開閉装置の設置スペ
ースの縮小が図れる。また、母線連絡ユニット3近傍に
鉄塔等の構造物を設置する場合も、配置スペースが縮小
できる。
【0014】なお、両遮断器6、7によって、進み又は
遅れ電流を開放すると、接続母線10には運転電圧相当
の電荷が数十〜数百時間の時定数で残留する。この残留
電荷を放電するため、接地開閉器27を設置している。
遅れ電流を開放すると、接続母線10には運転電圧相当
の電荷が数十〜数百時間の時定数で残留する。この残留
電荷を放電するため、接地開閉器27を設置している。
【0015】実施例2.図4はこの発明の実施例2にお
けるガス絶縁開閉装置の構成を示す平面図、図5は図4
の矢印ア−アより見た母線連絡ユニットの機器の構成を
示す断面図である。実施例2によれば、図4に示すよう
に、遮断器6、7は甲母線1および乙母線2を中央に、
これを挟むように両側に対向し且つ垂直方向に設置され
ている。そして、遮断器6の下端は接続導体11および
断路器8を介して乙母線2へ、遮断器7の下端は接続導
体11および断路器9を介して甲母線1へそれぞれ接続
され、両遮断器6、7の上端は接続母線26により接続
されている。又、両遮断器6、7の上下両端に接続され
る接続導体10、11が収納される水平タンク部には変
流器12がそれぞれ設置されている。なお、両遮断器
6、7を結ぶ接続母線26には接続導体10の残留電荷
放電用の接地開閉器27が設置されている。
けるガス絶縁開閉装置の構成を示す平面図、図5は図4
の矢印ア−アより見た母線連絡ユニットの機器の構成を
示す断面図である。実施例2によれば、図4に示すよう
に、遮断器6、7は甲母線1および乙母線2を中央に、
これを挟むように両側に対向し且つ垂直方向に設置され
ている。そして、遮断器6の下端は接続導体11および
断路器8を介して乙母線2へ、遮断器7の下端は接続導
体11および断路器9を介して甲母線1へそれぞれ接続
され、両遮断器6、7の上端は接続母線26により接続
されている。又、両遮断器6、7の上下両端に接続され
る接続導体10、11が収納される水平タンク部には変
流器12がそれぞれ設置されている。なお、両遮断器
6、7を結ぶ接続母線26には接続導体10の残留電荷
放電用の接地開閉器27が設置されている。
【0016】次に、作用、動作について説明する。各遮
断器、断路器、変流器が果たす役割、動作は従来例と同
様なので説明を省略する。実施例2の特徴は母線連絡ユ
ニット3部の配置構成にある。図4および図5に示すよ
うに、両遮断器6、7を甲母線1および乙母線2を挟む
ように対向させ、且つ垂直方向に配置しているので、接
続母線26の長さを大幅に縮減することができ経済性の
向上が図れる。また、母線連絡ユニット3は2重母線の
軸線から見た直角水平方向の広がりが縮小されているの
で、上記実施例1と同様に隣接するユニットの絶縁導出
手段がケーブルで構成されている場合でも、その隣接ユ
ニットの広がりと同程度以内に収めることができ、ガス
絶縁開閉装置の設置スペースの縮小が図れることは勿論
のこと、隣接するユニットの絶縁導出手段がブッシング
接続である場合でも、例えば遮断器6または7に撤去を
要するような重大事故が発生しても、隣接回線の保安停
止を行うことなく例えばレッカー車等の重機を、ブッシ
ング下部と母線連絡ユニットとの間を通って事故遮断器
の近くまで進入することが可能となるので、復旧作業が
容易になるという効果を得ることができる。
断器、断路器、変流器が果たす役割、動作は従来例と同
様なので説明を省略する。実施例2の特徴は母線連絡ユ
ニット3部の配置構成にある。図4および図5に示すよ
うに、両遮断器6、7を甲母線1および乙母線2を挟む
ように対向させ、且つ垂直方向に配置しているので、接
続母線26の長さを大幅に縮減することができ経済性の
向上が図れる。また、母線連絡ユニット3は2重母線の
軸線から見た直角水平方向の広がりが縮小されているの
で、上記実施例1と同様に隣接するユニットの絶縁導出
手段がケーブルで構成されている場合でも、その隣接ユ
ニットの広がりと同程度以内に収めることができ、ガス
絶縁開閉装置の設置スペースの縮小が図れることは勿論
のこと、隣接するユニットの絶縁導出手段がブッシング
接続である場合でも、例えば遮断器6または7に撤去を
要するような重大事故が発生しても、隣接回線の保安停
止を行うことなく例えばレッカー車等の重機を、ブッシ
ング下部と母線連絡ユニットとの間を通って事故遮断器
の近くまで進入することが可能となるので、復旧作業が
容易になるという効果を得ることができる。
【0017】実施例3.なお、上記各実施例の説明で
は、甲母線1、乙母線2は3相一括母線としたが、相分
離母線の場合でも同様の効果があることは言うまでもな
い。
は、甲母線1、乙母線2は3相一括母線としたが、相分
離母線の場合でも同様の効果があることは言うまでもな
い。
【0018】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、母線連
絡ユニットの2台の遮断器を第1、第2の母線を挟むよ
うに対向配置したので、母線連絡ユニットは、2重母線
の軸線の直角水平方向の広がりが縮小されるため、この
母線連絡ユニットに隣接するユニットの絶縁導出手段が
ブッシングで構成されている場合でも、母線連絡ユニッ
トの事故時に隣接ユニットの保安停止を取ることなく事
故機器の撤去及び再組立が可能である。また、ガス絶縁
開閉装置の設置スペースの縮小化が図れ、これは隣接ユ
ニットの絶縁導出手段がケーブルの場合にその効果が大
きい。
絡ユニットの2台の遮断器を第1、第2の母線を挟むよ
うに対向配置したので、母線連絡ユニットは、2重母線
の軸線の直角水平方向の広がりが縮小されるため、この
母線連絡ユニットに隣接するユニットの絶縁導出手段が
ブッシングで構成されている場合でも、母線連絡ユニッ
トの事故時に隣接ユニットの保安停止を取ることなく事
故機器の撤去及び再組立が可能である。また、ガス絶縁
開閉装置の設置スペースの縮小化が図れ、これは隣接ユ
ニットの絶縁導出手段がケーブルの場合にその効果が大
きい。
【図1】この発明の実施例1におけるガス絶縁開閉装置
の回路構成を示す図である。
の回路構成を示す図である。
【図2】図1におけるガス絶縁開閉装置の構成を示す平
面図である。
面図である。
【図3】図1におけるガス絶縁開閉装置の母線連絡ユニ
ット部の構成を示す断面図である。
ット部の構成を示す断面図である。
【図4】この発明の実施例2におけるガス絶縁開閉装置
の構成を示す平面図である。
の構成を示す平面図である。
【図5】図4におけるガス絶縁開閉装置の母線連絡ユニ
ット部の構成を示す断面図である。
ット部の構成を示す断面図である。
【図6】従来のガス絶縁開閉装置の回路構成を示す図で
ある。
ある。
【図7】図6におけるガス絶縁開閉装置の母線連絡ユニ
ット部の構成を示す正面図である。
ット部の構成を示す正面図である。
【図8】図7における母線連絡ユニット内の遮断部分の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図9】図6におけるガス絶縁開閉装置の構成を示す平
面図である。
面図である。
1 第1の母線(甲母線) 2 第2の母線(乙母線) 3 母線連絡ユニット 6、7 遮断器 23 タンク
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02B 13/02 (72)発明者 塩見 実 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社伊丹製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 直列接続した2台の遮断器で第1の母線
と第2の母線間を接続してなる母線連絡ユニットを有す
るガス絶縁開閉装置において、上記2台の遮断器は上記
第1の母線及び第2の母線を挟むように対向配置すると
共に、それぞれガス区分されたタンク内に収納して母線
連絡ユニットを構成したことを特徴とするガス絶縁開閉
装置。 - 【請求項2】 2台の遮断器は第1の母線及び第2の母
線を挟むように垂直且つ対向配置されていることを特徴
とする請求項1記載のガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4155070A JPH05182566A (ja) | 1991-10-07 | 1992-06-15 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25911791 | 1991-10-07 | ||
JP3-259117 | 1991-10-07 | ||
JP4155070A JPH05182566A (ja) | 1991-10-07 | 1992-06-15 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05182566A true JPH05182566A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=26483172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4155070A Pending JPH05182566A (ja) | 1991-10-07 | 1992-06-15 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05182566A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980019089A (ko) * | 1996-08-29 | 1998-06-05 | 가나이 쯔도무 | 가스절연 개폐장치(gas insulating switch) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63262009A (ja) * | 1987-04-17 | 1988-10-28 | 株式会社東芝 | ガス絶縁開閉装置 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP4155070A patent/JPH05182566A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63262009A (ja) * | 1987-04-17 | 1988-10-28 | 株式会社東芝 | ガス絶縁開閉装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980019089A (ko) * | 1996-08-29 | 1998-06-05 | 가나이 쯔도무 | 가스절연 개폐장치(gas insulating switch) |
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