JPH05182537A - 同軸管の製造方法 - Google Patents

同軸管の製造方法

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JPH05182537A
JPH05182537A JP3360154A JP36015491A JPH05182537A JP H05182537 A JPH05182537 A JP H05182537A JP 3360154 A JP3360154 A JP 3360154A JP 36015491 A JP36015491 A JP 36015491A JP H05182537 A JPH05182537 A JP H05182537A
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JP
Japan
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copper pipe
commercially available
rectangular copper
pipe
market
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JP3360154A
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Tatsumi Nakamura
立美 中村
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Fuji Electronics Industry Co Ltd
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Fuji Electronics Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造に手間のかからない加熱コイル給電用等
の同軸管の製造方法を提供する。 【構成】 市販角銅パイプ1 の1つ側面に、このパイプ
より小さい寸法の市販角銅パイプ2 を、ろう付けする工
程と、市販角銅パイプ1 の中に、市販角銅パイプ1 より
小さい寸法の市販角銅パイプ3 を、市販角銅パイプ1 の
ほぼ全長にわたって挿入する工程と、市販角銅パイプ1
と3 の間のスペースに、市販角銅パイプ1と3 が接触し
ないように、4個の長尺状絶縁板11を、市販角銅パイプ
1 のほぼ全長にわたって挿入する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば高周波加熱コイ
ル(以下単に加熱コイルともいう) に高周波電流を給電
する同軸管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、加熱コイル200 と、
加熱コイル200 に高周波電流を供給するカレントトラン
ス203 との間は、銅製等の1対の給電導体201 、202 に
よって接続されている。そして、加熱コイル200 および
給電導体201 、202 に発生する熱を除去するために、加
熱コイル200 および給電導体201 、202 を中空とし、こ
の中空部分に冷却液を流通させている。給電導体201 、
202 が長い場合には、給電導体201 、202 内での電力損
失を少なくするために、給電導体201 、202 を、それら
の一部または全長にわたって図6に示す同軸管210 とす
ることがある。
【0003】この同軸管210 は、角筒状の外側管201a
と、外側管201aの内部に設けた角筒状の内側管202aとを
備えている。同軸管210 の両端および途中の所定の個所
には、外側管201aと内側管202aとの接触を防止し且つ外
側管201aと内側管202aとの間に所定の距離を保つため
に、外側管201aと内側管202aとの間のスペース203 に、
絶縁性のスペーサ205 が配設されている。スペース203
と、内側管202aの中空部分204 は、前記冷却液の流通路
となっており、外側管201aの内面および/或いは内側管
202aの外面には、絶縁性の塗料が塗布されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような同
軸管210 においては、(1)外側管201aと内側管202aと
の間のスペース203 にスペーサ205 を配設しにくく、ま
た、(2)外側管201aの内面および/内側管202aの外面
に絶縁性塗料を塗布するのに時間がかかる。即ち、同軸
管の製造に極めて手間がかかっている。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
であって、製造に手間のかからない加熱コイル給電用等
の同軸管の製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1記載の同軸管の製造方法は、第1の市販角
銅パイプの1つ側面に、第1の市販角銅パイプより小さ
い寸法の第2の市販角銅パイプを、第1の市販角銅パイ
プのほぼ全長にわたってろう付けする工程と、第1の市
販角銅パイプの中に、第1の市販角銅パイプより小さい
寸法の第3の市販角銅パイプを、第1の市販角銅パイプ
のほぼ全長にわたって挿入する工程と、第1と第3の市
販角銅パイプの間のスペースに、第1と第3の市販角銅
パイプが接触しないように、複数の長尺状絶縁物を、第
1の市販角銅パイプのほぼ全長にわたって挿入する工程
とを有する。
【0007】また、請求項2記載の同軸管の製造方法
は、第1の市販角銅パイプの1つ側面に、第1の市販角
銅パイプより小さい寸法の第2の市販角銅パイプを、第
1の市販角銅パイプのほぼ全長にわたってろう付けする
工程と、第1の市販角銅パイプの中に、第1の市販角銅
パイプより小さい寸法の第3の市販角銅パイプを、第1
の市販角銅パイプのほぼ全長にわたって挿入する工程
と、第1と第3の市販角銅パイプの間のスペースに、第
1と第3の市販角銅パイプが接触しないように、複数の
長尺状絶縁物を、第1の市販角銅パイプのほぼ全長にわ
たって挿入する工程と、前記工程によって結合された第
1、第2、第3の市販角銅パイプと長尺状絶縁板とを切
断して所望の長さに切断する工程とを有する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1と2は第1実施例を説明するための図面であ
って、図1は同軸管の断面図、図2は側面図である。
【0009】第1実施例の製造方法は図1および2に示
す同軸管101 の製造方法であって、市販角銅パイプ1
(第1の市販角銅パイプ) の1つの側面に、市販角銅パ
イプ1より寸法(径) が小さく、市販角銅パイプ1 より
長い市販角銅パイプ2 (第2の市販角銅パイプ) を、市
販角銅パイプ2 の両端部分を残して、市販角銅パイプ1
の全長にわたってろう付け4 によって固定する工程と、
市販角銅パイプ1 の中に、市販角銅パイプ2 と同じ長さ
で、同じ寸法(本実施例では材料の種類を少なくするた
めに同じ寸法としているが、異なった寸法でもよい) の
市販角銅パイプ3(第3の市販角銅パイプ) を、市販角
銅パイプ3 の両端部分を残して市販角銅パイプ1 内に挿
入する工程と、断面が同じ長方形状の4個の長尺状絶縁
板11を、市販角銅パイプ1 と3 との間のスペースに、市
販角銅パイプ1 の全長にわたって挿入する工程とを有す
る。
【0010】絶縁板11は、例えば市販のテフロン板を、
所定の寸法に切断したものであって、絶縁板11のこの寸
法と、市販角銅パイプ3 の寸法は、市販角銅パイプ3
と、市販角銅パイプ3 の周囲に配設された4個の絶縁板
11とが、市販角銅パイプ1 の中空部分をほぼ隙間なく充
填するように選定されている。なお、5 は市販角銅パイ
プ2 と3 の中空部分であって、この中空部分5 に冷却液
が流通される。
【0011】このようにして製造された同軸管101 の一
端部分は、加熱コイルに給電するカレントトランスの出
力端に接続され、他端部分は加熱コイルの入力端に接続
される。そして、市販角銅パイプ2 と3 の中空部分5 に
冷却液が流通される。また、市販角銅パイプ1 と2 とを
並列に通過して加熱コイルに供給された高周波電流は、
加熱コイルから市販角銅パイプ3 を通ってカレントトラ
ンスに戻る。或いは、この逆の順で高周波電流が流れ
る。
【0012】本実施例の方法によれば、高周波加熱コイ
ル給電用の同軸管を、市販の材料のみによって、しかも
簡単な方法で製造することができるので、同軸管製造の
コストが低減できるし、また、同軸管の製造の手間が極
めて少ない。
【0013】図3では、断面が同形状の4個の長尺状絶
縁板11の代わりに、同じ長方形状の断面の長尺状絶縁板
12と、絶縁板12より断面形状が小さく且つ同寸法の2個
の長尺状絶縁板13の合計4個の絶縁板を、市販角銅パイ
プ1 と3 の間に挿入して製造された同軸管102 を示す。
【0014】図4では、同形状で断面がL字形状の2個
の長尺状絶縁板14を、市販角銅パイプ1 と3 の間のスペ
ースに挿入して製造した同軸管103 を示す。これら同軸
管102 、103 は、何れも、同軸管101 の製造と同じよう
に、同軸管製造のコストと、手間を低減できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の同
軸管の製造方法は、第1の市販角銅パイプの1つ側面
に、第1の市販角銅パイプより小さい寸法の第2の市販
角銅パイプを、第1の市販角銅パイプのほぼ全長にわた
ってろう付けする工程と、第1の市販角銅パイプの中
に、第1の市販角銅パイプより小さい寸法の第3の市販
角銅パイプを、第1の市販角銅パイプのほぼ全長にわた
って挿入する工程と、第1と第3の市販角銅パイプの間
のスペースに、第1と第3の市販角銅パイプが接触しな
いように、複数の長尺状絶縁物を、第1の市販角銅パイ
プのほぼ全長にわたって挿入する工程とを有する。
【0016】また、請求項2記載の同軸管の製造方法
は、請求項1記載の製造方法によって同軸管を製造して
から、この同軸管を所望の長さに切断する製造方法であ
る。
【0017】従って、本発明の同軸管の製造方法によれ
ば、同軸管の製造のコストが低く、また、同軸管製造の
手間が少なくてすむ利点を享受できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によって製造された同軸
管の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例によって製造された同軸
管の側面図である。
【図3】本発明の第2の実施例によって製造された同軸
管の断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例によって製造された同軸
管の断面図である。
【図5】従来の技術の説明図である。
【図6】従来の同軸管の断面図である。
【符号の説明】
1 、2 、3 市販角銅パイプ 4 ろう付け 11〜14 絶縁物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の市販角銅パイプの1つ側面に、第
    1の市販角銅パイプより小さい寸法の第2の市販角銅パ
    イプを、第1の市販角銅パイプのほぼ全長にわたってろ
    う付けする工程と、第1の市販角銅パイプの中に、第1
    の市販角銅パイプより小さい寸法の第3の市販角銅パイ
    プを、第1の市販角銅パイプのほぼ全長にわたって挿入
    する工程と、第1と第3の市販角銅パイプの間のスペー
    スに、第1と第3の市販角銅パイプが接触しないよう
    に、複数の長尺状絶縁物を、第1の市販角銅パイプのほ
    ぼ全長にわたって挿入する工程とを有する同軸管の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 第1の市販角銅パイプの1つ側面に、第
    1の市販角銅パイプより小さい寸法の第2の市販角銅パ
    イプを、第1の市販角銅パイプのほぼ全長にわたってろ
    う付けする工程と、第1の市販角銅パイプの中に、第1
    の市販角銅パイプより小さい寸法の第3の市販角銅パイ
    プを、第1の市販角銅パイプのほぼ全長にわたって挿入
    する工程と、第1と第3の市販角銅パイプの間のスペー
    スに、第1と第3の市販角銅パイプが接触しないよう
    に、複数の長尺状絶縁物を、第1の市販角銅パイプのほ
    ぼ全長にわたって挿入する工程と、前記工程によって結
    合された第1、第2、第3の市販角銅パイプと長尺状絶
    縁板とを切断して所望の長さに切断する工程とを有する
    同軸管の製造方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6450601A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Toshiba Corp Superconductive high frequency transmission line
JPH01172224U (ja) * 1988-05-24 1989-12-06

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH01172224U (ja) * 1988-05-24 1989-12-06

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