JPH0518248A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JPH0518248A
JPH0518248A JP3325902A JP32590291A JPH0518248A JP H0518248 A JPH0518248 A JP H0518248A JP 3325902 A JP3325902 A JP 3325902A JP 32590291 A JP32590291 A JP 32590291A JP H0518248 A JPH0518248 A JP H0518248A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】吸気弁作動特性の変化および吸気系容積の変化
を組み合わせて優れた作動特性の内燃機関を実現する。 【構成】吸気弁口1を開閉する吸気弁2には、該吸気弁
2の開閉作動特性を機関回転数に応じて変更可能に構成
された動弁機構3が連動、連結され、吸気弁口1に連な
って機関本体Eに設けられた吸気ポート4には吸気通路
19が連通され、該吸気通路19には、機関回転数に応
じて開閉する開閉弁21,22を介して付加吸気ボリュ
ームが接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に関し、特に
機関の運転状態に応じた吸気を可能とした内燃機関に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、吸気系の容積を機関回転数に応じ
て変化させることにより、吸気系の固有振動数を変化さ
せて充填効率を機関回転数に対応したものとし、低速域
での燃費低減および高速域での出力向上を図るととも
に、騒音の低減を図るようにした内燃機関が実現されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸気弁の作
動特性を機関の運転状態に応じて変化させることによ
り、機関運転状態に適応した出力および燃費を得るよう
にした内燃機関も既に公知(たとえば特開昭63−38
607号公報等)であり、吸気系の容積変化に応じて吸
気弁の作動特性も変化させるようにすると、機関出力、
燃費および騒音等に関して機関の全運転域にわたってよ
り優れた特性を得られることができるであろう。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、吸気弁作動特性の変化および吸気系容積の変
化を組み合わせて優れた作動特性が得られるようにした
内燃機関を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の特徴によれば、吸気弁口を開閉する
吸気弁には、該吸気弁の開閉作動特性を機関回転数に応
じて変更可能な動弁機構が連動、連結され、吸気弁口に
連なって機関本体に設けられた吸気ポートには吸気通路
が連通され、該吸気通路には、機関回転数に応じて開閉
する開閉弁を介して付加吸気ボリュームが接続される。
【0006】また本発明の第2の特徴によれば、上記第
1の特徴の構成に加えて、動弁機構の開閉作動特性を変
更する機関回転数と、開閉弁を開閉作動せしめる機関回
転数とが相互に異なって設定される。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明すると、先ず本発明の一実施例を示す図1において、
この内燃機関は多気筒内燃機関であり、各気筒に対応し
て機関本体Eに一対ずつ設けられる吸気弁口1をそれぞ
れ開閉すべく、各気筒一対ずつの吸気弁2が機関本体E
に配設され、各吸気弁2は動弁機構3により開閉駆動さ
れる。また一対の吸気弁口1に共通に連なるべく機関本
体Eには各気筒1つずつの吸気ポート4が穿設されてお
り、各吸気ポート4は、各気筒に共通の吸気函5に吸気
マニホールド6を介して接続される。吸気函5は、さら
に図示しないスロットルボデイを介してエアクリーナ
(図示せず)に接続される。
【0008】吸気函5は、機関本体Eの気筒配列方向に
沿って長い吸気室7を形成するものであり、この吸気函
5には、吸気マニホールド6に通じるべく各気筒毎に一
対ずつの第1出口8と第2出口9とが相互に隣接して設
けられる。
【0009】吸気マニホールド6は、その上流端側すな
わち吸気函5側から順に、第1接続部材10、通路形成
部材11および第2接続部材12が結合されて成る。第
1接続部材10は吸気函5に結合されるものであり、こ
の第1接続部材10には吸気函5の第1出口8に通じる
通路部分13と、第2出口9に通じる通路部分14とが
相互に隣接して設けられる。また通路形成部材11に
は、通路部分13に通じる通路部分15と、通路部分1
4に通じる通路部分16とが、相互に隣接しながら比較
的長い距離にわたって設けられる。さらに第2接続部材
12は機関本体Eの吸気ポート4に接続されるものであ
り、この第2接続部材12には、吸気ポート4および通
路部分15間を連通する通路部分17と、該通路部分1
7の中間部および通路部分16間を結ぶ分岐通路部分1
8とが設けられる。
【0010】吸気マニホールド6を介して分岐函5およ
び吸気ポート4間を接続することにより、第1出口8か
ら通路部分13,15,17を経て吸気ポート4に至る
主吸気通路19が形成され、この主吸気通路19の長さ
および横断面積は、図2で示すように、機関の回転域の
うち低速側に定められた第1回転域A1たとえば一定回
転数N4以下の低・中回転域で最適の吸気慣性効果が得
られるように設定される。また第2出口9から通路部分
14,16および分岐通路部分18を経て上記第1吸気
通路19の下流端部に接続される副吸気通路20が形成
され、この副吸気通路20の長さおよび横断面積は、第
1吸気通路19と合わせたときに、機関の回転域のうち
高速側に定められた第2回転域A2たとえば上記回転数
N4を超える高速回転域で最適の吸気慣性効果が得られ
るように設定される。
【0011】第2吸気通路20の上流端部すなわち第1
接続部材10における通路部分14には、アクチュエー
タ23により開閉駆動されるバタフライ式開閉弁21が
配設され、第2吸気通路20の下流端部すなわち第2接
続部材12における分岐通路部分18には、アクチュエ
ータ24により開閉駆動されるバタフライ式開閉弁22
が配設される。しかも開閉弁22は、その全閉時には第
1吸気通路19における通路部分19および吸気ポート
4間で吸気流の乱れが生じることを避けるべく鎖線で示
す斜線部の容積が極力小さくなるように、また開弁時に
は第1および第2吸気通路19,20の吸気流を妨げる
ことを回避し得るようにして配設される。また第2接続
部材12には、吸気ポート4に向けて燃料を噴射するた
めの燃料噴射弁26が配設される。
【0012】ところで、開閉弁21を閉弁して開閉弁2
2を開弁したときには、分岐通路部分18および通路部
分16が付加吸気ボリュームとして主吸気通路19に付
加されることになり、開閉弁21を開弁して開閉弁22
を閉弁したときには、通路部分14,16が付加吸気ボ
リュームとして主吸気通路19に付加されることにな
る。
【0013】前記アクチュエータ23,24は、コンピ
ュータ等の制御手段25により個別に制御されるもので
あり、制御手段25は、回転数検出器27で検出された
機関回転数に応じて各アクチュエータ23,24の作動
を個別に制御し、それにより開閉弁21,22もそれぞ
れ個別に開閉駆動される。すなわち開閉弁21は、図2
で示すように、機関回転数の比較的低いとき、すなわち
前記回転数N4よりも低い回転数N1を超えたときに開
弁するとともに回転数N1よりも高くかつ前記回転数N
4よりも低い回転数N3を超えると閉弁し、さらに回転
数N4を超えると開弁する。また開閉弁22は前記回転
数N3を超えると開弁する。
【0014】図3、図4および図5を併せて参照して、
一対の吸気弁2を開閉駆動するための動弁機構3は、機
関のクランク軸(図示せず)から1/2の減速比で回転
駆動されるカムシャフト28と、カムシャフト28に一
体に設けられる一対の低速用カム29,29および高速
用カム30と、カムシャフト28と平行にして機関本体
Eに固定されるロッカシャフト31と、該ロッカシャフ
ト31に枢支される第1、第2および第3ロッカアーム
32,33,34と、各ロッカアーム32〜34間に設
けられる弁作動変更手段35とを備えるカムシャフト2
8は、機関本体Eの上方で回転自在に配設されており、
低速用カム29,29は両吸気弁2,2に対応する位置
でカムシャフト28に一体化され、高速用カム30は両
低速用カム29,29間でカムシャフト28に一体化さ
れる。低速用カム29は、機関の回転域のうちの低速側
で前記第1回転域A1とは機関回転数範囲を異ならせて
設定される第3回転域A3(図2参照)に対応する動弁
特性すなわち低速作動特性を得るためのものであり、第
3回転域A3は第1回転数N1よりも大きく第3回転数
N3よりも小さい第2回転数N2以下に設定される。ま
た高速用カム30は、第3回転域A3よりも高速側で前
記第2回転域A2とは機関回転数範囲を異ならせて設定
される第4回転域A4(図2参照)に対応する動弁特性
すなわち中・高速作動特性を得るためのものであり、第
4回転域A4は上記第2回転数N2を超える回転数範囲
に設定される。また低速用カム29は、カムシャフト2
8の半径方向に沿う突出量が比較的小さい高位部29a
と、一定半径のベース円部29bとを有し、高速用カム
30は、カムシャフト28の半径方向に沿う突出量およ
び中心角範囲を前記高位部29aよりも大きくした高位
部30aと、一定半径のベース円部30bとを有する。
【0015】ロッカシャフト31には、一方の吸気弁2
に連動、連結される第1ロッカアーム32と、他方の吸
気弁2に連動、連結される第3ロッカアーム34と、第
1および第3ロッカアーム32,34間に配置される第
2ロッカアーム33とが相互に隣接して枢支される。ま
た第1ロッカアーム32の上部には一方の低速用カム2
9に摺接するカムスリッパ36が設けられ、第2ロッカ
アーム33の上部には高速用カム30に摺接するカムス
リッパ38が設けられ、第3ロッカアーム34の上部に
は他方の低速用カム29に摺接するカムスリッパ37が
設けられる。
【0016】各吸気弁2の上部には鍔部39がそれぞれ
設けられており、これらの鍔部39と機関本体Eとの間
には弁ばね40がそれぞれ介設され、各吸気弁2はその
弁ばね40により閉弁方向すなわち上方に向けて付勢さ
れる。また第1および第3ロッカアーム32,34の先
端部には、各吸気弁2の上端に当接し得るタペットねじ
41がそれぞれ進退可能に螺着される。
【0017】第2ロッカアーム33は、機関本体Eとの
間に設けた弾発付勢手段42により高速用カム30に摺
接する方向に弾発付勢される。この弾発付勢手段42
は、閉塞端を第2ロッカアーム33に当接させた有底円
筒状のリフタ43と、リフタ43および機関本体E間に
介設されるリフタばね44とを備え、リフタ43は機関
本体Eに穿設された有底穴45に摺動可能に嵌合され
る。
【0018】弁作動変更手段35は、第3および第2ロ
ッカアーム34,33間を連結し得る第1切換ピン51
と、第2および第1ロッカアーム33,32間を連結し
得る第2切換ピン52と、第1および第2切換ピン5
1,52の移動を規制する第3切換ピン53と、各切換
ピン51〜53を連結解除側に付勢する戻しばね54と
を備える。
【0019】第3ロッカアーム34には、ロッカシャフ
ト31と平行な有底のガイド穴55がその開放端を第2
ロッカアーム33側にして穿設されており、このガイド
穴55には第1切換ピン51が摺動可能に嵌合され、第
1切換ピン51とガイド穴55の閉塞端との間に油圧室
56が画成される。しかもガイド穴55の中間部内面に
は開放端側に臨んで規制段部57が設けられており、第
1切換ピン51はその一端を規制段部57に当接したと
きに他端面が第3および第2ロッカアーム34,33間
に位置するような軸方向長さを有する。また第3ロッカ
アーム34には、油圧室56に連通する連通路58が穿
設され、ロッカシャフト31内には油圧供給路59が穿
設される。さらに連通路58および油圧供給路59は、
ロッカシャフト31の側壁に穿設した連通孔60を介し
て、第3ロッカアーム34の揺動状態にかかわらず常時
連通する。
【0020】第2ロッカアーム33には、前記ガイド穴
55に対応する同一径のガイド孔61がその両側面間に
わたってロッカシャフト31と平行に穿設され、このガ
イド孔61には第2切換ピン52が摺動可能に嵌合され
る。
【0021】第1ロッカアーム32には、前記ガイド孔
61に対応する同一径の有底ガイド穴62がロッカシャ
フト31と平行にかつ開放端を第2ロッカアーム33側
にして穿設され、このガイド穴62に第3切換ピン53
が摺動可能に嵌合される。しかも第3切換ピン53に同
軸に連設した軸部63がガイド穴62の閉塞端に穿設し
た案内孔64に移動自在に挿通される。また戻しばね5
4は、軸部63を同軸に囲繞してガイド穴62の閉塞端
および第3切換ピン53間に介設され、この戻しばね5
4により相互に当接した各切換ピン51〜53が連結解
除側すなわち油圧室56側に付勢される。
【0022】油圧室56に供給される油圧を解放したと
きには、各切換ピン51〜53は戻しばね54のばね力
により連結解除側に移動しており、この状態では第1お
よび第2切換ピン51,52の当接面は第3および第2
ロッカアーム34,33間にあり、第2および第3切換
ピン52,53の当接面は第2および第1ロッカアーム
33,32間にあり、各ロッカアーム32〜34は連結
されておらず、低速作動状態となる。したがって吸気弁
2,2は、低速用カム29,29の形状すなわち第3回
転域A3に対応したタイミングおよびリフト量で開閉作
動する。
【0023】油圧室56に油圧を供給したときには、各
切換ピン51〜53は戻しばね54のばね力に抗して油
圧室56から離反する方向に移動し、第1切換ピン51
がガイド孔61に嵌合するとともに第2切換ピン52が
ガイド穴62に嵌合して各ロッカアーム32〜34が連
結され、中・高速作動態様となる。したがって吸気弁
2,2は、高速用カム30の形状すなわち第4回転域A
4に対応したタイミングおよびリフト量で開閉作動す
る。
【0024】再び図1において、ロッカシャフト31内
の油圧供給路59に通じる油路67と、油圧ポンプ等の
油圧供給源68に通じる給油路69および油タンク70
に通じる戻り油路71との間には、ソレノイド65の励
磁および消磁により切換作動する制御弁66が介設され
る。この制御弁66のソレノイド65は、制御手段25
により励磁および消磁状態を切換えられるものであり、
機関回転数が第2回転数N2以下の第3回転域A3では
ソレノイド65は消磁されており、動弁機構3は低速作
動態様であり、また機関回転数が第2回転数N2を超え
た第4回転域A4ではソレノイド65が励磁され、動弁
機構3は中・高速作動態様となる。
【0025】次にこの実施例の作用について図2を参照
しながら説明すると、第1回転数N1以下の低速回転域
では、両開閉弁21,22が閉弁して副吸気通路20は
遮断しており、動弁機構3は低速作動態様となってお
り、このときの出力トルクは破線で示す曲線aとなる。
すなわち主吸気通路19の長さおよび横断面積は比較的
低い第1回転域A1で最適の吸気慣性効果が得られるよ
うに設定されているので、高いトルクを得ることができ
る。しかも副吸気通路20における下流端部の開閉弁2
2が閉じていることにより、副吸気通路20の下流端に
生じるデッドスペースを極力小さくすることができ、ア
イドル回転の安定性を確保することができるとともに、
アイドル回転付近から急加速するときの応答性を向上す
ることができる。
【0026】また第1回転数N1を超えて第2回転数N
2以下の回転域では、動弁機構3は低速作動態様となっ
ており、副吸気通路20における上流端部の開閉弁21
は開弁し、下流端部の開閉弁22は閉弁したままであ
る。この回転域では、通路部分14,16が付加吸気ボ
リュームとして吸気室7に加算されるので、主吸気通路
19での固有振動が変化し、トルクピークを破線で示す
曲線b1のようにずらせることができる。
【0027】第2回転数N2を超えて第3回転数N3以
下の回転域では、動弁機構3が低速作動態様から中・高
速作動態様へと変化するので、トルクピークは破線で示
す曲線b2で示すようにずれる。
【0028】さらに第3回転数N3を超えて第4回転数
N4以下の回転域では、動弁機構3が中・高速作動態様
のままであるのに対し、副吸気通路20における上流端
部の開閉弁21が閉弁し、下流端部の開閉弁22が開弁
する。これにより、分岐通路部分18および通路部分1
6が付加吸気ボリュームとして主吸気通路19に付加さ
れることになり、主吸気通路19の固有振動数が変わ
り、トルクピークが破線で示す曲線b3のようにずれ
る。しかも多気筒内燃機関の場合には吸気干渉を生じる
回転数をずらすことが可能である。
【0029】第4回転数N4を超える回転域では、両開
閉弁21,22が開弁し、副吸気通路20は連通状態と
なる。この副吸気通路20と主吸気通路19とを合わせ
た等価管長および横断面積は、第4回転域A4で最適の
吸気慣性効果が得られるように設定しているので、破線
で示す曲線cのように高い出力を得ることが可能であ
る。
【0030】このようにして、機関の全回転域では、
a,b1,b2,b3およびcで示す5つのトルクピー
クを得ることができ、実線で示す曲線のようにそれらの
トルクピークを連ねた出力トルクを得ることが可能であ
り、幅広い範囲で高出力を得ることが可能となる。
【0031】図6は本発明の他の実施例を示すものであ
り、機関の回転数が第4回転数N4を超えたときに両開
閉弁21,22をともに開弁するようにし、機関の回転
数が第2回転数N2を超えたときに動弁機構3を低速作
動態様から中・高速作動態様に変化させるようにして
も、3つのトルクピークを生じさせることができ、各ト
ルクピークを連ねて幅広い範囲で高出力を得ることがで
きる。また開閉弁22が低速回転域で閉じているので、
アイドル回転の安定性および急加速時の応答性を確保し
得るのは上記各実施例と同様である。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、吸気弁口を開閉する吸気弁には、該吸気弁の開閉作
動特性を機関回転数に応じて変更可能な動弁機構が連
動、連結され、吸気弁口に連なって機関本体に設けられ
た吸気ポートには吸気通路が連通され、該吸気通路に
は、機関回転数に応じて開閉する開閉弁を介して付加吸
気ボリュームが接続されるので、動弁機構による吸気弁
の作動特性変化および吸気通路の容積変化を組合せるこ
とにより、機関の運転状態に適合した優れた運転特性を
得ることができる。
【0033】また本発明の第2の特徴によれば、上記第
1の特徴の構成に加えて、動弁機構の開閉作動特性を変
更する機関回転数と、開閉弁を開閉作動せしめる機関回
転数とが相互に異なって設定されるので、より滑らかな
吸気制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の内燃機関の縦断側面図であ
る。
【図2】出力トルク特性図である。
【図3】図1のIII矢視拡大図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図1のV−V線拡大断面図である。
【図6】本発明の他の実施例の出力トルク特性図であ
る。
【符号の説明】
1 吸気弁口 2 吸気弁 3 動弁機構 4 吸気ポート 19 吸気通路 21,22 開閉弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気弁口(1)を開閉する吸気弁(2)
    には、該吸気弁(2)の開閉作動特性を機関回転数に応
    じて変更可能に構成された動弁機構(3)が連動、連結
    され、吸気弁口(1)に連なって機関本体(E)に設け
    られた吸気ポート(4)には吸気通路(19)が連通さ
    れ、該吸気通路(19)には、機関回転数に応じて開閉
    する開閉弁(21,22)を介して付加吸気ボリューム
    が接続されることを特徴とする内燃機関。
  2. 【請求項2】 動弁機構(3)の開閉作動特性を変更す
    る機関回転数と、開閉弁(21,22)を開閉作動せし
    める機関回転数とが相互に異なって設定されることを特
    徴とする請求項1記載の内燃機関。
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JP2519619B2 (ja) 1996-07-31

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