JPH05181784A - データ転送装置 - Google Patents

データ転送装置

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JPH05181784A
JPH05181784A JP36075291A JP36075291A JPH05181784A JP H05181784 A JPH05181784 A JP H05181784A JP 36075291 A JP36075291 A JP 36075291A JP 36075291 A JP36075291 A JP 36075291A JP H05181784 A JPH05181784 A JP H05181784A
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JP36075291A
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Masato Soshi
正人 曽雌
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ転送時に転送スタートアドレスや転送
量が偶数か奇数かに関係なくワード転送を可能にする。 【構成】 データ転送装置10は、転送スタートアドレ
ス及び転送量が偶数か奇数かを判別する転送制御部11
と、この転送制御部11からの制御信号により制御され
る転送元レジスタ17、転送先レジスタ18、カウンタ
19,20、セレクタ21,26,27,30,31、
入出力バッファ22,23、ラッチ24,25,28,
29等を設け、上記各回路を制御して転送データをワー
ド若しくは上位バイトと下位バイトの組合せで転送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ転送装置に係
り、詳細には、電子機器におけるメモリ間のデータ転送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DMA(direct memory access)方式
は、CPUを介さずに直接にI/O機器とメモリ間であ
るいはメモリとメモリとの間でバスを通じてデータのや
りとりを行なう方式であり、これにより高速・大容量の
データ転送がCPUのオーバヘッドを伴わずに可能とな
る。この方式はフラグ・センスやインタラプトによるソ
フトウェア転送とは異なり、ハードウェアによるI/O
−メモリ間のデータ転送である。CPUとデータ・バス
の使用権の制御はDMAコントローラが行なう。従来、
16ビットデータバスを使用したシステムにおけるメモ
リ間のデータ転送(DMA転送)では、バイト転送時に
はデータバスの上位側(8ビット)からリードしたデー
タは、データバスの上位側(8ビット)にライトされ、
データバスの下位側(8ビット)からリードしたデータ
は、データバスの下位側(8ビット)にライトされる。
このため、転送元と転送先のRAMのスタートアドレス
は、偶数同士または奇数同士に設定しなければならない
ので、偶数アドレスから奇数アドレスへの転送を行うこ
とができないという欠点があった。また、上述した転送
スピードの遅いバイト転送に替えて所定のモード設定に
よりワード転送が行えるようにしたデータ転送装置があ
る。ワード転送の場合には、例えば、1ワードは偶数番
地からの2バイトとする。また、設定した初期アドレス
が奇数番地の場合は自動的にアドレスを−1補正して偶
数番地にしてから転送するようにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、ワード転送時
には転送元と転送先のスタートアドレスは、必ず偶数ア
ドレスにしなければならないため、バイト転送時と同様
に偶数アドレスから奇数アドレスへの転送、奇数アドレ
スから偶数アドレスへの転送を行なうことができない。
すなわち、上位側からリードしたデータは下位側にライ
トすることはできない。また、偶数アドレス同士しか設
定できないので奇数アドレス同士のワード転送を行うこ
とができず、バイト転送で行わなければならない。この
ため、転送スピードが遅くなるという欠点があった。例
えば、16ビットのデータを8ビットずつ転送するので
2倍の時間がかかってしまうことになる。してみれば、
転送スタートアドレスや転送量が偶数か奇数かを判別す
る回路を設け、転送アドレスカウンタや転送データを制
御し、ワード転送を行えるようにすれば、データ転送時
に転送スタートアドレスや転送量が偶数か奇数かに関係
なくワード転送ができるようになることは明らかであ
る。本発明の課題は、データ転送時に転送スタートアド
レスや転送量の偶数・奇数に関係なくワード転送が行え
るようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。判別手段1(図1のブロック図を参照、以下同
じ)は、転送スタートアドレス(例えば、データ転送元
メモリアドレスとデータ転送先メモリアドレス)及び転
送量が偶数か奇数かを判別するもので、例えば転送デー
タを制御する転送制御回路によって判別され、その判別
結果はレジスタ等に格納される。制御手段2は、判別手
段1の判別結果に基づいて転送データをワードにするか
上位バイト及び下位バイトにするかを決定し、転送デー
タをワード若しくは上位バイトと下位バイトの組合せで
転送するように制御するもので、例えば転送制御回路か
らの制御信号に従ってデータ転送先を制御するセレクタ
回路、ラッチ回路、入出力バッファ等である。この場
合、データリード時にはワードアクセスをし、データラ
イト時には上位バイトの書込み及び下位バイトの書込み
を行ない、前回リードデータと今回リードデータとでワ
ードデータとして書込みを行なうとともに今回リードデ
ータをワードで書込むようにしてもよい。
【0005】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。先ず、
判別手段1によって転送スタートアドレス及び転送量が
偶数か奇数かが判別され、制御手段2により判別手段1
の判別結果に基づいて転送データをワードにするか上位
バイト及び下位バイトにするかが決定される。そして、
転送データをワード若しくは上位バイトと下位バイトの
組合せで転送するように制御される。従って、データ転
送時に転送スタートアドレスや転送量が偶数か奇数かに
関係なくワード転送が可能になる。
【0006】
【実施例】以下、図2〜図6を参照して実施例を説明す
る。図2〜図6はデータ転送装置の一実施例を示す図で
ある。先ず、構成を説明する。図1はデータ転送装置1
0のブロック構成図である。この図において、11は各
部回路に所定タイミングで制御信号を出力して各部回路
及び転送データを制御する転送制御部であり、転送制御
部11には転送バイト数を格納する転送量レジスタ12
と、転送用のクロックを生成するクロック生成部13
と、1回の転送毎にカウントアップし、カウントアップ
したカウント数を出力するカウンタ14と、一連のワー
ド転送の終了を検出するためにカウンタ14からのカウ
ント数と転送制御部11からの転送量を比較し一致した
場合に一致信号を転送制御部11に出力する比較部15
が接続される。
【0007】また、同図中、16はデータを格納するR
AMであり、RAM16は転送制御部11から制御バス
を通して制御信号であるCS(選択信号)、OE(デー
タ読込選択信号)、LWE(下位バイト書込み選択信
号)、UWE(上位バイト書込み選択信号)によりデー
タの読み書きを行なう。このRAM16に接続されるデ
ータバスは16ビットであり、バイト単位での書き込み
が可能になっている。また、上記下位バイト書込み選択
信号LWE、上位バイト書込み選択信号UWEが入力さ
れることにより16ビットのデータのうちの上位8ビッ
ト、下位8ビットずつの書込みが可能となる。
【0008】転送元レジスタ17はデータ転送元スター
トアドレスを格納するレジスタ、転送先レジスタ18は
データ転送先スタートアドレスを格納するレジスタであ
り、転送元レジスタ17及び転送先レジスタ18で設定
されたスタートアドレスはカウンタ19,20に出力さ
れる。カウンタ19,20は、スタートアドレスを後述
するセレクタ21を介してRAM16に転送するために
設定されたスタートアドレスを転送制御部11からのク
ロックにより1バイトまたは1ワード転送毎にアドレス
をカウントアップする。セレクタ21は、転送制御部1
1からのセレクト信号によりカウンタ19及びカウンタ
10の出力の何れか一方を選択してRAM16に対する
アドレス出力としてアドレスバスを通してRAM16に
出力する。
【0009】一方、RAM16のデータ入出力のうち下
位バイトデータ(以下、単に下位バイトという)はデー
タバスを通して入出力バッファ22に入出力され、上位
バイトデータ(以下、単に上位バイトという)はデータ
バスを通して入出力バッファ23に入出力される。上記
入出力バッファ22は、RAM16の下位バイトデータ
の受渡しを行ないRAM16の出力データをラッチ24
に出力するとともに後述するセレクタ26からのデータ
をRAM16に出力する。ラッチ24は転送制御部11
からの制御信号により入出力バッファ22からの出力デ
ータをラッチし、ラッチしたデータをラッチ28及びセ
レクタ30に出力する。ラッチ28は転送制御部11か
らの制御信号によりラッチ24の出力データをラッチ
し、セレクタ30は転送制御部11からのセレクト信号
により今回のデータがラッチされたラッチ24の出力及
び以前(前回)のデータがラッチされているラッチ28
の出力のうち何れか一方を選択してセレクタ26,27
(後述)に出力する。セレクタ26は転送制御部11か
らの制御信号によりセレクタ30からの下位バイトデー
タ出力及びセレクタ31からの上位バイトデータ出力の
何れかのデータを選択して入出力バッファ22を介して
RAM16に出力する。
【0010】上位バイト側も同様であり、ラッチ25
は、転送制御部11からの制御信号により入出力バッフ
ァ23からの出力データをラッチし、ラッチしたデータ
をラッチ29及びセレクタ31に出力する。ラッチ29
は転送制御部11からの制御信号によりラッチ25の出
力データをラッチし、セレクタ31は転送制御部11か
らのセレクト信号により今回のデータがラッチされたラ
ッチ25の出力及び以前(前回)のデータがラッチされ
ているラッチ29の出力のうち何れか一方を選択してセ
レクタ26,27に出力する。セレクタ27は転送制御
部11からの制御・信号によりセレクタ31からの下位
バイトデータ出力の何れかのデータを選択して入出力バ
ッファ23を介してRAM16に出力する。
【0011】図3はRAM16に格納されているデータ
の一例を示す図である。図3に示すように、RAM16
にはRAMアドレス100E,100F,1010,1
011,…に対応してデータ01,23,45,67,
…が格納されていて、例えば、下位バイトがアドレス1
00Eでデータ01、上位バイトがアドレス100Fで
データ23が格納されているものとする。後述する動作
説明では、このRAM16に格納されているデータ0
1,23,45,67,…を転送する例を示す。
【0012】次に、本実施例の動作を説明する。図4は
前記図3のRAM16に格納されているデータを転送す
る転送例を説明するための図、図5は転送元アドレス、
転送先アドレス及び転送量により設定される各場合の転
送例及び転送回数を示す図である。
【0013】図5において、転送元アドレス、転送先ア
ドレス及び転送量が偶数か奇数かに対応して上位バイ
ト、下位バイトに分けられたデータを同図左欄に示すよ
うに転送することによって装置全体としてワード転送を
可能とするものである。ここで、図5中、a,b,c,
d,e,f,x(但し、xは不定、又は任意の値)は上
位バイト、下位バイトに分けられたデータを示し、ナシ
は書込みを行わないことを示す。また、「上」は上位バ
イト、「下」は下位バイト、「量」は転送のバイト数
を、「回数」は転送の回数を示す。例えば、図5アに示
すように転送元アドレス、転送先アドレス及び転送量が
何れも偶数のときは1回目の転送で転送元のデータ
[a,b]の上位バイト、下位バイトをともにそのまま
転送先に転送し([a,b]→[a,b])、2回目の
転送でデータ[c,d]をそのまま転送先に転送すれば
よい([c,d]→[c,d])。また、図5イに示す
ように転送元アドレス、転送先アドレス及び転送量が何
れも奇数のときは1回目の転送で転送元のデータ[x,
a]の[a]だけを転送し([x,a]→ [a])、
2回目の転送でデータ[c,d]をそのまま転送する
([b,c]→[b,c])。また、図5ウに示すよう
に転送元アドレスが偶数、転送先アドレスが奇数、転送
量が奇数のときは1回目の転送で転送元のデータ[a,
b]の上位バイト、下位バイトのデータのデータを入れ
替えて転送先に先ずデータ[a]だけを転送し([a,
b]→ [a])、2回目の転送で転送元のデータ
[c,d]の上位バイト、下位バイトのデータを入れ替
えるとともに1回目の転送で読み込んだデータ[b]と
共に転送先にデータ[b,c]を転送する([c,d]
→[b,c])。更に、図5エに示すように転送元アド
レスが奇数、転送先アドレスが偶数、転送量が偶数のと
きは1回目の転送で転送元のデータ[x,a]を読み込
んでも書き込まない(転送しない)。次に2回目の転送
で転送元のデータ[b,c]の上位バイト、下位バイト
のデータを入れ替えると共に1回目に読み込んだデータ
[a]とともに転送先にデータ[a,b]を転送し
([b,c]→[a,b])、3回目の転送で転送元の
データ[d,e]の上位バイト、下位バイトのデータを
入れ替えて2回目に読み込んだデータ[c]と共に転送
先にデータ[c,d]を転送する([d,e]→[c,
d])。
【0014】このように、転送元アドレス、転送先アド
レス及び転送量の偶数、奇数に対応して転送例が設定さ
れており、転送スタート時とエンド時を除いてワード転
送が行われる。この転送スタートアドレスや転送量の偶
数、奇数に応じた転送データの制御は、具体的には転送
制御部11からの制御信号に従って動作するラッチ及び
セレクタ等によって制御される。
【0015】以下、転送元スタートアドレスが偶数で、
転送先スタートアドレスが奇数、転送量が奇数の場合に
ついて説明する。転送元スタートアドレスが100E
H、転送先スタートアドレスが4567H、転送量を5
バイトとした場合のアドレスとデータの動きを図4に示
す。
【0016】図4において、先ず、1回目の転送が10
00E,Fのワードでデータ(上位バイト[23]、下
位バイト[01])をリードして次のライトはその下位
バイトから読んだデータ[01]を上位バイトに出力し
て上位バイトだけの書込みをアドレス4567Hに対し
行なう。次いで、2回目の転送で転送元アドレス及び転
送先アドレスをカウントアップして1010,11のワ
ードデータ(上位バイト[67]、下位バイト[4
5])をリードして同様にカウントアップしたアドレス
4568,9に前回の上位バイト[23]と今回読み込
んだ下位バイト[45]を出力する。ここでは、ワード
転送が行われている。次いで、3回目の転送で転送元ア
ドレス及び転送先アドレスをカウントアップして101
2,13のワードデータ(上位バイト[AB]、下位バ
イト[89])をリードして同様にカウントアップした
アドレス456A,Bに前回の上位バイト[67]と今
回読込んだ下位バイト[89]を書込む。これによっ
て、5バイト分のデータ転送が行われている。
【0017】上述したアドレスとデータの動作はデータ
転送装置10の回路上では図6で示される。図6におい
て、転送元スタートアドレスが100EH(偶数)、転
送先スタートアドレスが4567H(奇数)、転送量を
5バイト(奇数)とする。すなわち、転送元レジスタ1
7には転送元スタートアドレス100EHが、転送先レ
ジスタ18には転送先スタートアドレス4567Hが格
納されており、転送量レジスタ12には5が格納されて
いる。転送制御部11は、転送元および転送先のスター
トアドレスが偶数か奇数かを判別するために転送元レジ
スタ17、転送先レジスタ18からその最下位ビットを
入力する。ここで、データはバイナリーであるから転送
制御部11では入力した最下位ビットが0なら偶数、1
なら奇数と判断するので、このとき入力した値により、
転送元スタートアドレスは100EHで最下位ビットは
0で偶数、転送先スタートアドレスは4567Hで奇数
と判断する。ここで、ワード単位でのアクセスであるか
ら転送元レジスタ17はカウンタ19へ、転送先レジス
タ18はカウンタ20へ最下位ビットを除いた(最下位
ビットを0とした)アドレスデータを出力し、カウンタ
19,20はその入力した値からカウントアップを行な
う。
【0018】先ず、転送開始時には転送制御部11はセ
レクタ21に対して転送元側のカウンタ19の出力をセ
レクトする信号を出力し、セレクタ21はRAM16に
対しアドレスとして転送元側のアドレス(100EHの
最下位ビットを除いた値0807H)を出力する。すな
わち、データをリードする場合は転送元アドレスをRA
M16に出力するためにセレクタ21は転送元側のカウ
ンタ19の出力をセレクトしてRAM16に対して出力
する。このときのアドレスはワードアクセスであるから
最下位ビットを除いた値0807H(100EHを1ビ
ット右シフトさせた値)をアドレスとして出力する。こ
のとき、転送制御部11はRAM16に対してRAM1
6にデータを出力させるような制御信号としてCS(チ
ップセレクト)信号及びOE(データ読込選択)信号を
出力し、RAM16は入力された上記アドレスのデータ
を出力する。このアドレスによってRAM16は上位デ
ータバスには23Hを、下位データバスには01Hを出
力する。ラッチ24およびラッチ25は入出力バッファ
22,23を通して転送制御部11からのラッチ信号に
より上記データをラッチする。また、ラッチ28,29
はラッチ24,25が前回ラッチしていたデータ(この
場合不定)をラッチする。セレクタ30は転送制御部1
1からのセレクト信号によりラッチ24からの入力デー
タを出力する。同様に、セレクタ31はラッチ29から
の入力を出力し、セレクタ26はセレクタ31の出力
を、セレクタ27はセレクタ30の出力をセレクトして
出力する。よって、セレクタ26からはセレクタ25が
前回ラッチしたデータ(この場合不定)が、セレクタ2
7からは01Hが出力される。すなわち、ここではいま
入力したデータを上位に出力するための動作を行ってお
り、具体的にはラッチ24に下位バイト[01]がラッ
チされ、ラッチ15に上位バイト[23]がラッチされ
る。セレクタ30はラッチ24出力をセレクトするよう
にすることによってラッチ24の出力データ[01]を
セレクタ26,27に出力する(図6ア参照)。セレク
タ27はセレクタ30からの出力をセレクトすることに
よって入出力バッファ23を介してデータバス上に01
Hが出力されることになる(図6イ参照)。これによっ
て、上位から読んだデータ01Hが、上位のデータ01
Hとして出力され、次のサイクルでこのデータ01Hが
上位データ01HとしてRAM16に書き込まれる。
【0019】次のサイクルで転送制御部11はセレクタ
21に対して書込むために転送先側のカウンタ20の出
力をセレクトする信号を出力する。セレクタ21はRA
M16に対しアドレスとして転送先側のアドレス(45
67Hの最下位ビットを除いた値22B3H)を出力す
る。このとき、転送制御部11がRAM16に対してC
S信号及びUWE(上位バイト書込み)信号を出力する
ことにより、上位だけの書込みを行ない、RAM16に
は上位バイトのデータ01Hのみ書き込まれる。
【0020】一方、転送制御部11では転送量レジスタ
12からの入力(5)により比較部15に対して転送回
数(3)を出力する。すなわち、転送量はバイト単位で
ありワード転送する場合の転送回数は以下のような計算
により3となる。転送回数は転送元アドレス、転送先ア
ドレス、及び転送量の偶数、奇数に応じて図5のように
求められる。この場合は図5ウであるから転送回数は量
÷2+1で与えられ、5(バイト)を2で割って(5を
1ビットシフトさせる)2とし、これに1を加えて転送
回数3とする。この転送回数は転送制御部11が転送量
レジスタ12の出力を基に判断して算出し、比較部15
に出力する。比較部15では転送制御部11から出力さ
れた転送回数とカウンタ14からの転送回数とを比較
し、一致したとき転送を終了する転送終了信号を転送制
御部11に出力する。
【0021】転送が終了した次のサイクルでカウンタ1
9,20は転送制御部11からのクロックにより、カウ
ントアップを行なう。その後は前回と同様にしてアドレ
ス0808H(ワードアクセスのために1010,11
を1ビット右シフトさせた値)からデータ67845H
を読込み、ラッチ24には45Hを、ラッチ25には今
回新たに読み込んだ67Hを(図6ウ参照)、ラッチ2
8には01Hを、ラッチ29には23Hをそれぞれラッ
チさせる。セレクタ31はラッチ29をセレクトするこ
とによって下位側のセレクタ26に23Hを出力し(図
6エ参照)、セレクタ26は23Hを、セレクタ27は
45Hを出力する。こうして、RAM16のアドレス0
809HからデータAB89Hを読み込み、アドレス2
2B5Hへデータ8967Hを書き込む。
【0022】一方、カウンタ14は転送を3回行ったの
で3になり、比較部15では一致信号を転送制御部11
に対し出力する。転送制御部11ではその一致信号によ
り所定の転送が済んだと判断して転送動作を終了する。
このようにして、図4に示すような転送が行われる。ま
た、図5に示したように転送回数は最大、転送量÷2+
2となるため101バイト転送する場合の転送回数は最
大52回になる。
【0023】以上説明したように、本実施例のデータ転
送装置10は、転送スタートアドレス及び転送量が偶数
か奇数かを判別する転送制御部11と、この転送制御部
11からの制御信号により制御される転送元レジスタ1
7、転送先レジスタ18、カウンタ19,20、セレク
タ21,26,27,30,31、入出力バッファ2
2,23、ラッチ24,25,28,29等を設け、上
記各回路を制御して転送データをワード若しくは上位バ
イトと下位バイトの組合せで転送するようにしている。
特に、データリード時には必ずワードアクセスし、デー
タライト時に上位バイトのみ、下位バイトのみの書き込
み、前回リードデータと今回リードデータとでワードデ
ータとして書き込み、今回リードデータをワードで書き
込み、をスタートアドレスおよび転送量が奇数か偶数か
で判断して行うことができるようにしているので、転送
スタート時とエンド時を除いて殆どのデータ転送がワー
ドで行えるようになり、転送スピードを大幅にアップす
ることができ、大量のデータを転送することができる。
【0024】なお、本実施例では16ビットデータ転送
に適用しているか、データ転送を行うものであれば16
ビットデータ転送に限られず、例えば32ビットでも同
様に適用できることは言うまでもない。
【0025】また、本実施例で示したデータ転送装置1
0を構成する回路の数、種類等は上記実施例のものに限
定されないことは勿論である。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、転送スタートアドレス
及び転送量が偶数か奇数かを判別する判別手段と、前記
判別手段の判別結果に基づいて転送データをワードにす
るか上位バイト及び下位バイトにするかを決定し、転送
データをワード若しくは上位バイトと下位バイトの組合
せで転送するように制御する制御手段を備えているの
で、データ転送時に転送スタートアドレスや転送量が偶
数か奇数かに関係なくワード転送を行なうとができ、転
送スピードを格段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロック図である。
【図2】データ転送装置のブロック構成図である。
【図3】データ転送装置のRAMに格納されているデー
タを示す図である。
【図4】データ転送装置のデータ転送例を示す図であ
る。
【図5】データ転送装置の各場合の転送例及び転送回数
を示す図である。
【図6】データ転送装置のデータ転送動作を説明するた
めのブロック図である。
【符号の説明】
10 データ転送装置 11 転送制御部 12 転送量レジスタ 14,19,20 カウンタ 15 比較部 16 RAM 17 転送元レジスタ 18 転送先レジスタ 21,26,27,30,31 セレクタ 22,23 入出力バッファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送スタートアドレス及び転送量が偶数
    か奇数かを判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて転送データをワード
    にするか上位バイト及び下位バイトにするかを決定し、
    転送データをワード若しくは上位バイトと下位バイトの
    組合せで転送するように制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記判別手段の判別結
    果に基づいてデータリード時にはワードアクセスをし、
    データライト時には上位バイトの書込み及び下位バイト
    の書込みを行ない、前回リードデータと今回リードデー
    タとでワードデータとして書込を行なうとともに、今回
    リードデータをワードで書込むようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のデータ転送装置。
JP36075291A 1991-12-27 1991-12-27 データ転送装置 Pending JPH05181784A (ja)

Priority Applications (1)

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JP36075291A JPH05181784A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 データ転送装置

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JP36075291A JPH05181784A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 データ転送装置

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