JPH0518115A - Pc部材の供給方法 - Google Patents

Pc部材の供給方法

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Publication number
JPH0518115A
JPH0518115A JP19893391A JP19893391A JPH0518115A JP H0518115 A JPH0518115 A JP H0518115A JP 19893391 A JP19893391 A JP 19893391A JP 19893391 A JP19893391 A JP 19893391A JP H0518115 A JPH0518115 A JP H0518115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
factory
ship
floor
members
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19893391A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kobayakawa
敏 小早川
Akihiko Sanpei
昭彦 三瓶
Hitoshi Sasaki
仁 佐々木
Masashi Matsudo
正士 松戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Publication of JPH0518115A publication Critical patent/JPH0518115A/ja
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 建築現場に大量のPC部材を搬入する場合に
有利なPC部材の供給方法を提供すること。 [構成] PC部材を製作するPC工場、例えば、鉄筋
ユニット製作工場31、コンクリート混練工場33、型
枠製作工場43、組付工場45、コンクリート打設工場
47、養生室51がその内部に設けられた船舶1を設
け、船舶1を建築現場の近傍の海上に運行させ、船舶1
内のPC工場で製作したPC部材を建築現場に搬入する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場に大量のPC
部材を搬入する場合に有利なPC部材の供給方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物を構築するにあたり、その
合理化、省力化、コストダウンを図るためプレキャスト
コンクリート(PC)工法が盛んに行なわれ、また、そ
の研究開発も盛んに行なわれている。PC工法は、工場
で予め製作したプレキャスト鉄筋コンクリート製の柱、
梁、壁板、床板、屋根板等をトラックやトレーラを用い
て現場に搬入し、現場でこれらPC部材(プレストレス
トコンクリート部材を含む)を組み立てて建築物を構築
する工法である。そして、PC工場は首都圏の周辺や、
また、全国各地にも多数設置されており、これらPC工
場は、一般に、PC工法により構築される建築物箇所と
は何ら関連性がなく設置されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、建築物を構
築するに際して、単一の箇所や地域にPC部材を大量に
搬入しなければならないような場合、これら箇所や地域
とは何ら関連性がなく既に設置さたPC工場からPC部
材をトラックやトレーラで運搬する従来の方式では、道
路交通事情等を考えた場合、その輸送に無駄な費用、時
間が費やされる問題がある。特に、近年、土地不足から
広大な埋立地を作り、この埋立地上に多数の建築物を密
集させて構築するような大型プロジェクトを実施する場
合、トラックやトレーラによるPC部材の輸送だけでも
莫大な金額、時間がかさむという問題が生じる。また、
PC部材が大量に使用される近傍箇所に、仮設のPC工
場を設置しようとしても、土地不足からそのような土地
を見つけることが困難で、仮に見つけても土地の買収に
莫大な費用が必要となる。本発明は前記事情に鑑み案出
されたものであって、本発明の目的は、建築現場に大量
のPC部材を搬入する場合に有利なPC部材の供給方法
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、PC部材を製作するPC工場がその内部
に設けられた船舶を設け、前記船舶を建築現場の近傍の
海上に運行させ、前記船舶内のPC工場でPC部材を製
作すると共に、製作したPC部材を船舶から建築現場に
搬入するようにしたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、本発明の好適一実施例を図面を参照し
て説明する。図1はPC船とPC工法で構築される建築
物周辺の斜視図を示す。1はPC船で、PC船1はPC
工法で建築物3が構築される建築現場に近い港Bに運行
され、その桟橋5に接岸されており、PC船1の甲板7
と桟橋5間には、トラックやトレーラ等が甲板7上に出
入りできるように板材9が掛け渡されている。PC船1
は、例えば、タンカー等の船舶を改造して製作すること
ができ、PC船1の内部は、船底を床11とする1階
(1F)と、1階(1F)の天井を床13とする2階
(2F)と、2階(2F)の天井を床15とし甲板7を
天井とする3階(3F)に仕切られている。
【0006】甲板7上には、2基の走行クレーン21が
PC船1の長手方向に走行可能に配設され、また、セメ
ントや骨材等の貯槽タンク23が設置され、更に、PC
部材やPC部材用資材のストックヤード25が設けられ
ている。また、船の前方側(図中右側)には、各階から
の荷物を甲板7上に、或は、甲板7上の荷物を各階へ移
送できるように2基の揚重装置27が設置されている。
【0007】3階(3F)の床15の中央には2階に通
じる開口29が形成され、この開口29の右に位置する
床15上に鉄筋ユニット製作工場31が設けられ、開口
29の左に位置する床15上にコンクリート混練工場3
3が設けられ、また床15の左端にはボイラー室37が
設けられている。鉄筋ユニット製作工場31では鉄筋の
組み付けが行なわれ、鉄筋が所望の形状にユニット化さ
れる。そして、ユニット化された鉄筋ユニットは、開口
29に設置した揚重装置35により2階(2F)に移送
される。コンクリート混練工場33は複数のコンクリー
トミキサー39を備え、コンクリートミキサー39で混
練されたコンクリートはホッパー41により2階(2
F)に移送される。
【0008】2階(2F)の床13の右側には型枠製作
工場43が設けられ、また、床13の中央には、型枠に
鉄筋ユニットを組み付ける組付工場45が設けられ、更
に、床13の左側は、型枠にコンクリートを打設するコ
ンクリート打設工場47が設けられている。型枠製作工
場43では、柱、梁、壁板、床板、屋根板等に対応した
型枠が製作され、また、組付工場45ではこれらの型枠
に鉄筋ユニットが組み付けられる。そして、コンクリー
ト打設工場47では、鉄筋ユニットが組み付けられた型
枠に、前記ホッパー41からコンクリートが打設され、
コンクリートが打設された型枠は、2階(2F)の床1
3の左端に設けた揚重装置49により1階(1F)に移
送される。
【0009】1階(1F)の床11上には、コンクリー
トの養生室51が設けられ、コンクリートが打設された
型枠がこの養生室51で蒸気により加熱養生される。そ
して、1階(1F)の床11上の右側箇所で脱型が行な
われ、柱、梁、壁板、床板、屋根板等の所望形状のPC
部材が得られる。
【0010】このPC部材は、揚重装置27により甲板
7上に移送され、走行クレーン21により甲板7上のス
トックヤード25に積載され、或は、甲板7上に運行さ
れたトラックやトレーラの荷台に積載される。そして、
このようにPC船1で製作されたPC部材は、トラック
やトレーら等の陸上輸送手段により、建築物3が構築さ
れる建築現場に搬入される。また、建築物3の構築作業
終了後は、PC船1を次の建築現場近傍の海上に運行
し、同様にしてPC船1から建築現場へのPC部材の供
給を行なう。
【0011】従って本発明によれば、建築現場近傍の海
上にPC船1を運行させ、このPC船1から建築現場に
PC部材を供給するので、PC工場から建築現場までの
PC部材の陸上輸送に要する費用及び時間を大幅に削減
でき、PC工法による建築物の構築作業の合理化、省力
化、コストダウンを格段と高めることが可能となり、特
に、埋立地上に多数の建築物を密集させて構築するよう
な大型プロジェクトを実施するような場合、極めて有利
となる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、建築現場近傍の海上に、内部にPC工場を備えた
船舶を運行させ、この船舶から建築現場にPC部材を供
給するようにしたので、仮設のPC工場設置用の土地を
探したり、買収する必要がなく、PC部材の建築現場へ
の陸上輸送に要する費用、時間を大幅に削減して、PC
工法による建築物の構築作業の合理化、省力化、コスト
ダウンを格段と高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PC船とPC工法で構築される建築物周辺の斜
視図である。
【符号の説明】
1 PC船 7 甲板 21 走行クレーン 27,35,49 揚重装置 31 鉄筋ユニット製作工場 33 コンクリート混練工場 43 型枠製作工場 45 組付工場 47 コンクリート打設工場 51 養生室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松戸 正士 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目6番15号 株 式会社フジタ内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 PC部材を製作するPC工場がその内部
    に設けられた船舶を設け、 前記船舶を建築現場の近傍の海上に運行させ、 前記船舶内のPC工場でPC部材を製作すると共に、製
    作したPC部材を船舶から建築現場に搬入するようにし
    た、 ことを特徴とするPC部材の供給方法。
JP19893391A 1991-07-12 1991-07-12 Pc部材の供給方法 Pending JPH0518115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19893391A JPH0518115A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 Pc部材の供給方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19893391A JPH0518115A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 Pc部材の供給方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0518115A true JPH0518115A (ja) 1993-01-26

Family

ID=16399387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19893391A Pending JPH0518115A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 Pc部材の供給方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0518115A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021038512A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 鹿島建設株式会社 床版製作施設の移設方法
JP2021038513A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 鹿島建設株式会社 橋の構築方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021038512A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 鹿島建設株式会社 床版製作施設の移設方法
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