JPH05180717A - 振動式差圧伝送器 - Google Patents

振動式差圧伝送器

Info

Publication number
JPH05180717A
JPH05180717A JP34708591A JP34708591A JPH05180717A JP H05180717 A JPH05180717 A JP H05180717A JP 34708591 A JP34708591 A JP 34708591A JP 34708591 A JP34708591 A JP 34708591A JP H05180717 A JPH05180717 A JP H05180717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
main body
differential pressure
frequency
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34708591A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Saito
洋二 齋藤
Miho Irie
美保 入江
Shigeru Goto
茂 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP34708591A priority Critical patent/JPH05180717A/ja
Publication of JPH05180717A publication Critical patent/JPH05180717A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各振動子本体から出力される周波数信号を用
いてハードウエアのコストを低減して差圧信号を取り出
せるように改良した振動式差圧伝送器を提供するにあ
る。 【構成】 測定すべき差圧が印加されるシリコン基板に
設けられ互に異なる固有周波数を有する第1・第2の振
動子本体と、この第1振動子本体に発生した振動電圧を
増幅しこれを先の第1振動子本体に正帰還して第1固有
周波数で自励発振する第1自励発振手段と、先の第2振
動子本体に発生した振動電圧を増幅しこれを先の第2振
動子本体に正帰還して第2固有周波数で自励発振する第
2自励発振手段と、これ等の第1固有周波数と第2固有
周波数が入力されこれらの積を演算する乗算手段と、こ
の乗算手段の出力から少なくとも差周波数成分を分離し
て先の差圧に対応する差圧信号を検出するフイルタ手段
とを具備するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差圧(以下、差圧の中
には圧力を含めることとする)などによりシリコン基板
に生じる歪に関連する信号を出力する振動式差圧伝送器
に係り、特に各振動子本体から出力される周波数信号を
用いてハードウエアのコストを低減して差圧信号を取り
出せるように改良した振動式差圧伝送器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の振動式差圧伝送器の電気回
路の構成を示す構成図である。10はセンサカプセルで
あり、11はセンサアンプである。これらのセンサカプ
セル10とセンサアンプ11は1つの筐体の中に収納さ
れているが、センサカプセル10とセンサアンプ11と
の間にはこれ等の間の気密を保持するために複数のハー
メチック形の端子を介して信号などが伝送される。
【0003】センサカプセル10の中にはシリコンの基
板12に形成されたH形の構成を持つ振動子本体13、
14、温度センサ15などが収納されている。振動子本
体13の出力端16、17は検出端子18A、19A
に、駆動端20、21は供給端子22A、23Aにそれ
ぞれ接続されている。
【0004】さらに、振動子本体14の出力端24、2
5は検出端子26A、27Aに、駆動端28、29は供
給端子30A、31Aにそれぞれ接続されている。ま
た、基板12にダイオードの直列接続により形成された
温度センサ15はそのアノード端が接続端子32Aに、
カソード端が接続端子33Aにそれぞれ接続されてい
る。また、基板12は共通端子34Aに接続されてい
る。
【0005】センサカプセル10の検出端子18A、1
9A、共通端子22A,23A、共通端子30A、31
A、接続端子32A、33A、共通端子34Aに対応し
て、センサアンプ11にはそれぞれ検出端子18B、1
9B、供給端子22B、23B、供給端子30B、31
B、接続端子32B、33B、共通端子34Bが設けら
れている。これ等の端子は同一番号の添字A、Bが一体
となってハーメチック端子として構成されている。
【0006】検出端子18B、19Bは入力トランス3
5の一次巻線に、その二次巻線は増幅器36の入力端に
接続されている。増幅器36の出力端は可変ゲイン増幅
器37の入力端とAGC制御回路38の入力端にそれぞ
れ接続され、このAGC制御回路38の出力により可変
ゲイン増幅器37のゲインが変更される。
【0007】この可変ゲイン増幅器37の出力端は駆動
トランス39の一次巻線に接続されその二次巻線は供給
端子22B、23Bに接続されている。そして、振動子
本体13、入力トランス35、増幅器36、AGC制御
回路37、可変ゲイン増幅器37、駆動トランス39な
どにより自励発振回路を構成している。さらに、この自
励発振回路の発振周波数f1はコンパレータ40を介し
て計数回路41に出力される。
【0008】AGC制御回路37は発振周波数f1の振
幅を検出してこれが所定の大きさになるように可変ゲイ
ン増幅器37のゲインを制御し、コンパレータ40は発
振周波数f1の波形を整形する。検出端子26B、27
Bは入力トランス42の一次巻線に、その二次巻線は増
幅器43の入力端に接続されている。増幅器43の出力
端は可変ゲイン増幅器44の入力端とAGC制御回路4
5の入力端にそれぞれ接続され、このAGC制御回路4
5の出力により可変ゲイン増幅器44のゲインが変更さ
れる。
【0009】この可変ゲイン増幅器44の出力端は駆動
トランス46の一次巻線に接続されその二次巻線は供給
端子30B、31Bに接続されている。そして、振動子
本体14、入力トランス42、増幅器43、AGC制御
回路45、可変ゲイン増幅器44、駆動トランス46な
どにより自励発振回路を構成している。この自励発振回
路の発振周波数f2は発振周波数f1とは異なる周波数で
あり、コンパレータ47を介して計数回路48に出力さ
れる。AGC制御回路45は発振周波数f2の振幅を検
出してこれが所定の大きさになるように可変ゲイン増幅
器44のゲインを制御し、コンパレータ47は発振周波
数f2の波形を整形する。
【0010】49は定電流回路であり、ここから一定の
定電流ICが接続端子32B、32A、温度センサ1
5、接続端子33A、33Bを介してシリコン基板12
と接続された共通電位点COMに流される。したがっ
て、温度センサ15の両端にはこの温度センサ15に発
生する基板12の温度に依存する温度電圧VTが発生
し、この温度電圧VTは電圧/周波数変換器50で周波
数信号fTに変換されて計数回路51に出力されてい
る。
【0011】マイクロプロセッサ52は計数回路41、
48で計数された計数値に基づいて、実質的に発振周波
数f1とf2との差を演算し、さらに計数回路51の計数
値に基づいてこれらに対して温度補償を実行し、基板1
2に印加された差圧ΔPなどに起因する歪に対応する信
号を出力端53に出力する。
【0012】次に、以上のように構成された振動子本体
が固定されるシリコン基板の具体的な構成について図4
を用いて説明する。図4(イ)はシリコン基板の上面
図、図4(ロ)はその断面図である。シリコン基板12
は外形が矩形状をなしており、周囲に肉厚部54を有し
中央部に凹部55が形成されて薄肉状のダイアフラム5
6とされている。振動子本体13はダイアフラム56の
上部の中央部分に、振動子本体14は肉厚部54とダイ
アフラム56との境界部にそれぞれ形成されている。
【0013】そして、図4(イ)に示すように振動子本
体13のH形の長手方向の長さは振動子本体14のH形
の長さに対して、例えば短くして振動子本体13と14
とが互いに異なる固有周波数になるようにされている。
なお、シリコン基板12は円形、或いは多角形でも良
い。図5(イ)に示すように凹部55側から例えば圧力
Hが印加されたときは図中に矢印で示すように振動子
本体13には引張応力が、振動子本体14には圧縮応力
がそれぞれ働く。また、これとは反対に図5(ロ)に示
すようにダイアフラム56の外部から圧力PLが印加さ
れたときは振動子本体13には圧縮応力が、振動子本体
14には引張応力がそれぞれ働く。PH=PLである静圧
下では等しく圧縮応力が働く。
【0014】また、圧力伝送器として機能させる場合
は、図5(イ)に示すように凹部55側には例えば括弧
で示す基準圧力PSが印加された状態で括弧で示す測定
圧力PMが弱い場合は図中に矢印で示すように振動子本
体13には引張応力が、振動子本体14には圧縮応力が
それぞれ働く。また、これとは反対に図5(ロ)に括弧
で示す基準圧力PSに対して括弧で示す測定圧力PMが大
きい場合はダイアフラム56の外部から押された形とな
り振動子本体13には圧縮応力が、振動子本体14には
引張応力がそれぞれ働く。P S=PMである静圧下では等
しく圧縮応力が働く。
【0015】いずれの場合も、差圧・圧力による振動子
本体13と14との固有振動数の変化の差をマイクロプ
ロセッサ52で演算することにより静圧の影響を相殺し
ながら感度を大きくすることができる。
【0016】次に、振動子本体の具体的な構成について
説明する。振動子本体13側と14側との自励発振回路
の構成は基本的に同一であるので、振動子本体13側を
ベースとしてその概要について図6と図7を用いて説明
する。図6と図7は振動子自体の具体的な構成を示す構
成図である。図7は図6に示す振動子本体の要部の構成
を示し、図7(イ)は振動子本体の上部を覆うシエルを
除去したときの上面図、図7(ロ)は図7(イ)のX−
X’断面をそれぞれ示している。
【0017】振動子本体13は、例えば伝導形式がn形
のシリコン単結晶で出来たダイアフラム56の上に一体
に形成されたp形のシリコンで出来た第1振動子13
A、13Bと第2振動子13Cで構成されるH形の振動
子として構成されている。ダイアフラム56は、周囲に
肉厚部(図示せず)54を有するn形のシリコン基板の
下面の中央部をエッチングして薄肉として形成されてお
り、測定圧力がこの面に印加されることによって全体と
して変位する。このダイアフラム56の上面の結晶面
(100)の一部にはエッチングにより各振動子が収納
されるH形状の凹部57が形成されている。
【0018】この凹部57を跨ぐようにして、梁状の第
1振動子13A、13Bがそれぞれ結晶軸<100>に
平行にダイアフラム56と一体にp形で形成され、これ
等の中央部をこれ等の振動子に直角にp形の梁状の第2
振動子13Cで結合してH形の振動子が形成されてい
る。この第1振動子13Aの両端には駆動電極として機
能する駆動端20と21が、更に第1振動子13Bの両
端には出力電極として機能する出力端16と17が形成
されている。
【0019】そして、出力端16、17はそれぞれ検出
端子18A、19Aに、駆動端20、21は供給端子2
2A、23Aにそれぞれ接続されている。なお、以上の
図6、図7においては説明の便宜上、ダイアフラム56
の上部を覆うシエルを除いて記載しているが、実際には
第1振動子13A、13B、および第2振動子13Cの
周囲は所定の間隙を以てエピタキシャル成長などの半導
体技術でダイアフラム56と一体に覆われ、更にこの間
隙の内部は真空に保持され振動子の振動に対して高いQ
フアクタが維持されるようになっている。
【0020】以上の構成において、駆動トランス39に
可変ゲイン増幅器37から出力される駆動電圧により、
第1振動子13Aが磁石58の磁場との相互作用により
励振されて振動する。この振動により、第1振動子13
Aは第2振動子13Cを介して振動させられこの振動は
磁石58との相互作用により入力トランス35の入力端
に起電力eを発生させる。この起電力eは入力トランス
35を介して増幅器36に入力され増幅されて出力端に
取り出される。この増幅された電圧は駆動トランス39
に正帰還され、これが繰り返されて系が自励発振をす
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような振動式差圧伝送器は、発生した周波数信号をデジ
タル処理をする関係から、マイクロプロセッサ52、計
数回路41、48などを必要とし、高価になる欠点をも
つ。そこで、ピエゾ抵抗を利用したシリコン抵抗式セン
サ、或いは静電容量が歪により変化することを利用した
センサなどを用いてアナログ信号として検出することも
考えられるが、安定性及び分解能の点で劣る。本発明
は、周波数信号の高い分解能、良い安定性の利点を生か
しながら安価に差圧伝送器を構成するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための構成として、測定すべき差圧が印加され
るシリコン基板に設けられ互に異なる固有周波数を有す
る第1・第2の振動子本体と、この第1振動子本体に発
生した振動電圧を増幅しこれを先の第1振動子本体に正
帰還して第1固有周波数で自励発振する第1自励発振手
段と、先の第2振動子本体に発生した振動電圧を増幅し
これを先の第2振動子本体に正帰還して第2固有周波数
で自励発振する第2自励発振手段と、これ等の第1固有
周波数と第2固有周波数が入力されこれらの積を演算す
る乗算手段と、この乗算手段の出力から少なくとも差周
波数成分を分離して先の差圧に対応する差圧信号を検出
するフイルタ手段とを具備するようにしたものである。
【0023】
【作 用】第1・第2の振動子本体は測定すべき差圧が
印加されるシリコン基板に設けられており互に異なる固
有周波数を有する。第1自励発振手段はこの第1振動子
本体に発生した振動電圧を増幅しこれを先の第1振動子
本体に正帰還して第1固有周波数で自励発振している。
第2自励発振手段は先の第2振動子本体に発生した振動
電圧を増幅しこれを先の第2振動子本体に正帰還して第
2固有周波数で自励発振している。乗算手段はこれ等の
第1固有周波数と第2固有周波数が入力されてこれらの
積を演算し、フイルタ手段はこの乗算手段の出力から少
なくとも差周波数成分を分離して先の差圧に対応する差
圧信号を検出する
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の1実施例の構成を示す構成図で
ある.なお、図3〜図7に示す従来の振動式差圧伝送器
と同一の機能を有する部分には同一の符号を付して適宜
にその説明を省略する。
【0025】振動子本体13の出力端16、17は入力
トランス35の一次巻線に、その二次巻線は増幅器36
の入力端に接続されている。増幅器36の出力端は可変
ゲイン増幅器37の入力端とAGC制御回路38の入力
端にそれぞれ接続され、このAGC制御回路38の出力
により可変ゲイン増幅器37のゲインが変更される。
【0026】この可変ゲイン増幅器37の出力端は振動
子本体13の駆動端20に接続され、その他端側の駆動
端21は共通通電位点COMに接続されている。そし
て、振動子本体13、入力トランス35、増幅器36、
AGC制御回路37、可変ゲイン増幅器37などにより
第1自励発振回路60を構成している。さらに、この第
1自励発振回路60の発振周波数f1を含む発振電圧V
f1は乗算回路61の入力端の一端に出力される。
【0027】振動子本体14の出力端24、25は入力
トランス42の一次巻線に、その二次巻線は増幅器43
の入力端に接続されている。増幅器43の出力端は可変
ゲイン増幅器44の入力端とAGC制御回路45の入力
端にそれぞれ接続され、このAGC制御回路45の出力
により可変ゲイン増幅器44のゲインが変更される。
【0028】 この可変ゲイン増幅器44の出力端は振
動子本体14の駆動端28に接続され、その他端側の駆
動端29は共通通電位点COMに接続されている。そし
て、振動子本体14、入力トランス42、増幅器43、
AGC制御回路45、可変ゲイン増幅器44などにより
第2自励発振回路62を構成している。さらに、この第
2自励発振回路62の発振周波数f2を含む発振電圧V
f2は乗算回路61の入力端の他端に出力される。
【0029】これ等の発振電圧Vf1、Vf2は乗算回路6
1で互に乗算される。簡単のため、これらの発振電圧V
f1、Vf2は、振幅か゛1の正弦波で、その角周波数をω
1(=2πf1)、ω2(=2πf2)とすると、それぞれ
Sinω1t、Sinω2tで表現されるので、これらを
乗算回路61で互に乗算すると、 Sinω1t・Sinω2t =[Cos(ω1t−ω2t)−Cos(ω1t+ω2t)]/2 となり、この乗算の結果に、発振周波数の差成分(ω1
−ω2)と和成分(ω1+ω2)とが含まれることとな
る。
【0030】この乗算回路61の出力電圧Vm1はローパ
スフイルタ63に出力され、ここでローパスフイルタさ
れて差成分(ω1−ω2)と和成分(ω1+ω2)のうち、
差成分(ω1−ω2)が周波数(f1−f2)を持つ差信号
d1として出力される。この差信号Vd1は周波数/電圧
変換回路64で電圧信号Vd2に変換されて終段の電圧/
電流変換回路65に出力される。
【0031】電圧/電流変換回路65には負荷側での直
流電圧66から受信抵抗67を介して2本の伝送線によ
りベース電流として約4mAの電流が伝送されている
が、この電流は電圧信号Vd2に対応して変更されて受信
抵抗67に4mA〜20mAの電流変化として伝送され
る。一方、このベース電流は定電圧回路68に送られて
伝送器で使用する定電圧E bが作られる。
【0032】図2は本発明の他の例を示す部分実施例を
示す。この乗算回路61の出力電圧Vm1はハイパスフイ
ルタ69にも出力され、ここでハイパスフイルタされて
差成分(ω1−ω2)と和成分(ω1+ω2)のうち、和成
分(ω1+ω2)が周波数(f 1+f2)を持つ和信号Vd3
として出力される。なお、以上の説明ではフイルタ手段
として、ハイパスフイルタ、ローパスフイルタを用いる
構成として説明したが、これに限らず、中心周波数を変
えたバンドパスフイルタを用いるようにしても良い。
【0033】この和信号Vd3は周波数/電圧変換回路7
0で電圧信号Vd4に変換されて静圧補償回路71に出力
される。この和信号Vd3は静圧に従って変化するのでこ
れを用いて静圧補償が出来るからである。静圧補償回路
71には差信号Vd1に対応する電圧信号Vd2も入力され
ているので、例えば、この電圧信号Vd2を電圧信号Vd4
で割算を実行するとか、電圧信号Vd2に所定の係数を掛
けた電圧信号Vd4を加算するとかして補償すれば良い。
このようにして静圧補償された信号電圧Vd5は電圧/電
流変換回路65に出力され、ここで電流信号に変換され
て受信抵抗67に伝送される。
【0034】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに本発明によれば、異なる固有振動数を有する自励発
振手段の周波数信号を乗算して生じる少なくとも差信号
を用いてアナログ演算により差圧を検出するようにした
ので、回路構成が簡単となりコスト低減に寄与し、安定
性も良好な振動式差圧伝送器が実現できる。また、各振
動子本体の温度係数もほぼ同一であるので温度安定性も
良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の他の例を示す部分実施例を示す。
【図3】従来の振動式半導体トランスデューサの構成を
示す構成図である。
【図4】図3に示すシリコン基板とその近傍の具体的な
構成を示す部分構成図である。
【図5】図4に示す部分構成の作用を説明する説明図で
ある。
【図6】図4に示す振動子本体の具体的な構成を示す構
成図である。
【図7】図6に示す振動子本体の上部を覆うシエルを除
去したときの構成を示す構成図である。
【符号の説明】
10 センサカプセル 11 センサアンプ 12 シリコン基板 13、14 振動子本体 15 温度センサ 36、43 増幅器 37、44 可変ゲイン増幅器 41、48、51 計数回路 52 マイクロプロセッサ 60 第1自励発振回路 61 乗算回路 62 第2自励発振回路 63 ローパスフイルタ 69 ハイパスフイルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定すべき差圧が印加されるシリコン基板
    に設けられ互に異なる固有周波数を有する第1・第2の
    振動子本体と、この第1振動子本体に発生した振動電圧
    を増幅しこれを前記第1振動子本体に正帰還して第1固
    有周波数で自励発振する第1自励発振手段と、前記第2
    振動子本体に発生した振動電圧を増幅しこれを前記第2
    振動子本体に正帰還して第2固有周波数で自励発振する
    第2自励発振手段と、これ等の第1固有周波数と第2固
    有周波数が入力されこれらの積を演算する乗算手段と、
    この乗算手段の出力から少なくとも差周波数成分を分離
    して前記差圧に対応する差圧信号を検出するフイルタ手
    段とを具備することを特徴とする振動式差圧伝送器。
JP34708591A 1991-12-27 1991-12-27 振動式差圧伝送器 Pending JPH05180717A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34708591A JPH05180717A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 振動式差圧伝送器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34708591A JPH05180717A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 振動式差圧伝送器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05180717A true JPH05180717A (ja) 1993-07-23

Family

ID=18387816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34708591A Pending JPH05180717A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 振動式差圧伝送器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05180717A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076053A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Shinka Jitsugyo Kk 気圧センサ及びこれを搭載したハードディスクドライブ、気圧センサの製造方法、気圧計測方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076053A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Shinka Jitsugyo Kk 気圧センサ及びこれを搭載したハードディスクドライブ、気圧センサの製造方法、気圧計測方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3894587B2 (ja) 回転速度を感知するためのマイクロマシン化された速度センサシステム、および寄生駆動電圧を最小にする方法
US5585562A (en) Vibration-sensing gyro
JP3536497B2 (ja) 振動型角速度検出装置
US6763726B2 (en) Mechanical force sensor
US7343802B2 (en) Dynamic-quantity sensor
US5600251A (en) Surface electric potential sensor drive and induction noise cancellation circuit
Donzier et al. Integrated magnetic field sensor
JPH05180717A (ja) 振動式差圧伝送器
EP0658743B1 (en) Vibrating gyroscope
RU2196964C1 (ru) Твердотельный волновой гироскоп
JP2870217B2 (ja) 振動式半導体トランスデュ−サ
JPS60186725A (ja) 圧力センサ
JPH05172669A (ja) 振動式半導体トランスデューサ
US8297120B2 (en) Angular velocity signal detection circuit and angular velocity signal detection method
JPH04337432A (ja) 振動式半導体トランスデュ−サ
JP2679349B2 (ja) 振動式半導体トランスデューサ
JPH02502267A (ja) 固有共振振動に対する機械振動系の自励振回路装置
JP2004085289A (ja) 振動式センサ検出回路
JP2555956B2 (ja) 電位センサ
JPH11325908A (ja) 圧電式角速度センサ
RU2082121C1 (ru) Устройство для измерения усилий
JP2013239933A (ja) 絶縁アンプ
JPH0220162B2 (ja)
JPS6282335A (ja) Sawフオ−スセンサ
JPH1089969A (ja) 圧電振動角速度計