JPH05180547A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH05180547A
JPH05180547A JP4040994A JP4099492A JPH05180547A JP H05180547 A JPH05180547 A JP H05180547A JP 4040994 A JP4040994 A JP 4040994A JP 4099492 A JP4099492 A JP 4099492A JP H05180547 A JPH05180547 A JP H05180547A
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Nobuyuki Miyazaki
信之 宮崎
Yuujirou Takano
裕司郎 高野
Katsuhiko Saito
斉藤  勝彦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランクケースヒータ4を有する圧縮機3を
備えた空気調和機において、前記空気調和機の入力電流
を検出する入力電流検出手段2と、この入力電流検出手
段2が検出した入力電流検出値よりクランクケースヒー
タ回路の異常を判別する手段11と、前記クランクケー
スヒータ回路の異常を通報する異常通報手段13とを備
える。 【構成】 クランクケースヒータ回路の異常検出を圧縮
機の過負荷制御として使用される入力電流検出器を兼用
し、異常判別を行うことができるので、ソフトウェア上
の制御処理で安価に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機の制御装
置、特にクランクケースヒータ回路異常時の圧縮機の保
護に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、例えば、実開昭55−172
682号公報に示された従来の冷媒圧縮機用保護装置の
電気系統を示す回路図であり、101aは圧縮機用電動
機、106はクランクケースヒーター、107はサーモ
スタット、107cは接点、108は電磁接触器、10
9は操作スイッチ、110は補助リレーである。
【0003】次に作用を述べる。圧縮機停止中にクラン
クケースヒーター106に通電されている場合にはクラ
ンクケースヒーター106の加熱により圧縮機底部温度
は圧縮機頂部温度より高くなるので、この温度差を感知
してサーモスタット接点107cは閉じ、補助リレーコ
イル110bには電圧が印加され補助リレー接点110
aは閉じた状態になっている。従って圧縮機を運転する
ため操作スイッチ109を入れれば電磁接触器コイル1
08bに通電され、主回路接点108aが閉じ圧縮機用
電動機101aに通電され、圧縮機101は運転する。
運転中は電磁接触器補助接点108cは閉となり、サー
モスタット接点107cを短絡し、常時補助リレー接点
110aが入った状態となるので、サーモスタット接点
107cの開閉により圧縮機が断続する事は無い。次に
圧縮機停止中にクランクケースヒータ106に通電され
ていなかった場合には圧縮機底部が加熱されず圧縮機底
部と圧縮機頂部との温度差が無いので、サーモスタット
接点107cは開のままとなっており、補助リレーコイ
ル110bには通電されないので、補助リレー接点11
0aは開いており、操作スイッチ109を入れても電磁
接触器コイル108bに通電されず圧縮機は運転できな
い。また、サーモスタット接点107c用別電源回路に
通電されない場合にも補助リレー接点110aが吸引さ
れず、圧縮機は運転できない。
【0004】また他の従来例として特開昭62−238
937号公報、特開昭63−99448号公報、特開昭
62−107697号公報及び特開昭61−17542
9号公報に示されたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷媒圧縮用保護
装置は、サーモスタット、補助リレーより構成されてお
り、実装が難しく、またコスト上高価となってしまう問
題点があった。
【0006】また、特開昭62−238937号公報に
示された従来の空気調和機の制御装置では、圧縮機に流
れる電流値を検出する電流検出器と電流検出値をマイコ
ンで処理するための変換回路が必要であるため、構成部
品点数が多くさらに部品のコストが高く、部品実装及び
工作性が悪いなどの問題点があった。
【0007】また特開昭62−107697号公報に示
された従来の空気調和機の保護装置は以上のように構成
されており、逆相接続の場合、電動圧縮機を運転できな
いようにして保護してるので、この様な場合、使用者に
三相電源中の2相を入れ換えてもらい、初めて逆相防止
器の解除により、順回転運転できるようになっている、
そのため逆相接続の場合、必らず使用者に電気回路を点
検してもらう必要が生じ、サービス性、信頼性が低下す
るという問題点があった。
【0008】また特開昭63−99448号公報に示さ
れた従来の空気調和機の制御装置では、ファンモータ回
路の異常検出(ファンモータへの接続線外れ、断線等の
異常検出)が無いため、異常時における故障箇所の判別
するのに時間を要するという問題点があった。
【0009】また特開昭61−175429号公報に示
された従来の空気調和機の圧縮機の過負荷保護装置は、
過負荷保護設定値が、一定な為、受電電圧不足で、さら
に、過負荷状態で、運転されている場合、連続して、過
負荷保護が作動し、リトライ運転継続させた時、圧縮機
の巻線温度上昇が、高くなり、圧縮機の巻線温度保護に
て、異常停止してしまうという問題点があった。
【0010】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、クランクケースヒータ回路の異
常検出を確実に行ない、異常検出時圧縮機の運転指令が
あっても、停止中の状態を維持させ外部へ故障表示を行
ない圧縮機を保護すること、圧縮機内の巻線温度保護検
出の目的で設けてある温度検出器を兼用して、圧縮機の
ロック検出し異常を表示させること、逆相検知器により
逆相を検知した場合に、電動圧縮機を運転できないよう
にし、使用者に三相電源中の2相を入れ換えてもらうこ
となく、入力電源を正相にもどし、正常に電動圧縮機を
運転させて、サービス性、信頼性を向上させる空気調和
機の制御装置を提供すること、ファンモータ回路の異常
検出を確実に行い、異常検出時、圧縮機の運転指令があ
っても、停止中の状態を維持させ、外部へ異常表示を行
うこと、受電電圧不足で、さらに過負荷状態であっても
圧縮機の巻線温度上昇にて、異常停止させないで、連続
運転できる空気調和機の制御装置を得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の空気調和機の
制御装置は、クランクケースヒータを有する圧縮機を備
えた空気調和機において、前記空気調和機の入力電流を
検出する入力電流検出手段と、この入力電流検出手段が
検出した入力電流検出値よりクランクケースヒータ回路
の異常を判別する手段と、前記クランクケースヒータ回
路の異常を通報する異常通報手段とを備えたものであ
る。
【0012】請求項2の空気調和機の制御装置は、圧縮
機の巻線温度を検出する巻線温度検出手段と、前記巻線
温度の時間変化値を演算し、基準値と比較する手段と、
前記巻線温度の時間変化値が前記基準値を越えた時前記
圧縮機の通電を一時停止させた後に再度前記圧縮機の通
電を行い、前記巻線温度の時間変化値が前記基準値を越
える回数が予め設定した数となった時に前記圧縮機の通
電を停止させる手段とを備えたものである。
【0013】請求項3の空気調和機の制御装置は、三相
交流電源により駆動される圧縮機と、この圧縮機の逆相
を検知する逆相検知回路とを有する空気調和機におい
て、前記逆相検知回路が作動した場合に、前記三相交流
電源の二相を入れ換えて、圧縮機に供給する電磁開閉器
を備えたものである。
【0014】請求項4の空気調和機の制御装置は、圧縮
機の過負荷制御手段を有する空気調和機において、前記
圧縮機の入力電流検出手段と、この入力電流検出手段の
入力電流検出値より、ファンモータ回路の異常を判別す
る手段と、前記ファンモータ回路の異常を通報する手段
とを具備したものである。
【0015】請求項5の空気調和機の制御装置は、圧縮
機の運転電流を検出し、前記圧縮機の過負荷保護を行な
う空気調和機において、前記圧縮機の運転電流を検出す
る電流検出手段と、電源の不足電圧検出手段と、前記電
流検出手段及び不足電圧検出手段の検出値より、前記圧
縮機の過負荷保護レベルを任意に設定し、前記圧縮機の
過負荷保護を行う手段とを具備したものである。
【0016】
【作用】請求項1の空気調和機の制御装置は、クランク
ケースヒータ回路の異常検出を圧縮機の過負荷制御とし
て使用される入力電流検出器を兼用し、圧縮機が停止中
にクランクケースヒータ通電電流を検出して異常判別を
行う。
【0017】請求項2の空気調和機の制御装置は、圧縮
機内の巻線温度上昇変化値を検出演算させ求めることに
より、圧縮機のロック故障を検知し、圧縮機の通電を停
止させ、外部の故障表示を行なう。
【0018】請求項3の空気調和機の保護装置は、三相
交流電源を逆相接続した場合でも正相接続時と同様に電
動圧縮機を順回転運転させ、空気調和機を正常に運転さ
せることができる。
【0019】請求項4の空気調和機の制御装置は、ファ
ンモータ回路異常検出を圧縮機の過負荷制御として使用
されている入力電流検出器を兼用し圧縮機が、停止中に
ファンモータ通電電流を検出して、異常判断を行う。
【0020】請求項5の空気調和機の制御装置は、受電
電圧不足による圧縮機のストール状態での過負荷状態を
認識し、過負荷保護の設定値を下げ、過負荷保護作動し
易くさせ、圧縮機の巻線温度上昇を抑制することで、圧
縮機の巻線温度保護作動なく、連続運転させることがで
きる。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は制御構成図を示す。図において、1は電
源、2は圧縮機3の過負荷制御に使用される入力電流検
出器、5は圧縮機3をON/OFFさせるための電磁接
触器、7はクランクケースヒータ4通電ON/OFFさ
せるためのリレー、10は電流検出器2で検知した入力
電流を波形整形してアナログ量に変換する電流検出信号
波形整形回路、11は電流検出信号波形整形回路10に
より入力電流のアナログ変換値をデジタル変換しさらに
異常判別処理ソフトウェアの機能を有するマイクロコン
ピュータ、12は制御用電源回路、13は異常通報する
ための表示ランプである。図2は、クランクケースヒー
タ回路の異常検知までの各機能ブロック出力のタイムチ
ャートを示す。図において記号I1 はクランクケースヒ
ータ回路正常時の入力電流をアナログ変換した信号、I
2 は圧縮機3運転時の入力電流をアナログ変換した信号
である。図3は、クランクケースヒータ回路異常検知の
フローチャートを示す。図において記号I(IN)は、入力
電流を電流検出器2より検知し、さらにアナログ変換し
マイクロコンピュータ11にて、デジタル変換した値を
表わす、またICHはマイクロコンピュータ11内、ソフ
トウェア処理上でのクランクケースヒータ回路異常判定
比較データを表わす。
【0022】クランクケースヒータ通電中に、入力電流
を圧縮機3の過負荷制御として使われる電流検出器2よ
り検出し、その検出信号をアナログ変換して、マイクロ
コンピュータ11に取り込み、マイクロコンピュータ1
1では、アナログ入力をデジタル変換しソフトウェア上
デジタル変換値とクランクケースヒータ回路異常判別比
較データ値と比較し、検知デジタル量が、比較データ値
より、小さい場合異常と判断し、異常表示のランプ13
を点灯させるのと同時に、圧縮機3の起動の指令があっ
ても停止状態を維持させ、圧縮機3の保護を行なう。
【0023】実施例2.以下、この発明の実施例2を図
について説明する。図4はこの発明の実施例2による空
気調和機の制御構成図を示す。図において、32は圧縮
機3に内蔵された巻線の温度検出器、34は検出した信
号をマイクロコンピュータ11で、検出できるレベルに
変換する検出回路、11はアナログ温度検出値をデジタ
ル量に変換するA/Dコンバータ機能を有するマイクロ
コンピュータ、6は圧縮機3を運転/停止させる電磁接
触器5のコイル電源を操作する補助リレー、13は圧縮
機3がロック故障時の異常表示、12は制御回路用電源
である。図5は圧縮機の電流、巻線温度を通常(正常)
運転、過負荷、ロック状態における変化の状態を表わす
図である。図6は、圧縮機ロック検知に至るまでのフロ
ーチャート図を示す。
【0024】圧縮機3の巻線温度を単位時間(tB
間)毎に検出し(ステップ120,121)tB 時間で
温度変化値を演算(ΔTn ←Tn −Tn-1 )(ステップ
122)、この時温度変化値ΔTn が、マイコンのデー
タテーブル値としてもつ、基準温度上昇値ΔTF (圧縮
機ロック時の巻線温度上昇値×0.9)と比較し(ステ
ップ123)、温度変化値ΔTn >TF であれば、圧縮
機を停止させる(ステップ124)、停止後3分で、再
起動させる(ステップ128)。起動後、上記の動作を
行ない、連続して3回、ΔTn >ΔTF となった時(ス
テップ127)、圧縮機ロック異常と判断し(ステップ
129)、圧縮機3へは、通電停止の状態を維持し、異
常表示させる。
【0025】実施例3.以下、この発明の実施例3を図
について説明する。図7は、保護装置の電気結線図で、
41は三相交流電源接続端子、42は逆相防止器、43
は保護装置作動検知用電磁開閉器で、逆相防止器42の
接点42aによりON/OFFする。45はマイクロコ
ンピュータ11に電源を供給する降圧トランスである。
マイクロコンピュータ11は電磁開閉器43の接点43
aの状態を常に監視し電磁開閉器5を制御し、その接点
5aを通じて電動圧縮機3に三相交流電源(R.S.T
相)を供給している。47は電磁開閉器でマイクロコン
ピュータ11により制御され、その接点47aをON/
OFFすることにより、その接点47aを通じて電動圧
縮機3に三相交流電源を供給している。ここで接点47
aは電磁開閉器5の接点5aに対し、三相交流電源の二
相を入れ換えた結線になっており、接点47aを介し電
動圧縮機3に接点5aに対し、2相を入れ換えた三相交
流電源を供給することになる。48は圧縮機ON/OF
F信号出力回路で室内ユニットからの圧縮機3のON/
OFF信号をマイクロコンピュータ11に出力してい
る。
【0026】次に動作を図8を参照にしながら説明す
る。図8はマイクロコンピュータ11に記憶された保護
装置の動作を示すフローチャートである。まず、通常
R.S.T相が正しく接続されている場合(正相の場
合)、ステップ221で圧縮機ON/OFF信号出力回
路48により、圧縮機ON信号がマイクロコンピュータ
11に出力され、ステップ222へ進む。ここで、逆相
防止器42は正相と判断し、その接点42aはONとな
り、保護装置作動検知用電磁開閉器43をONする。マ
イクロコンピュータ11はその接点43aの状態を常時
監視し、接点43aがONした時は、電源を正しく接続
した状態(正相)と判定し、電磁開閉器47をOFF
(ステップ223)にした後、電磁開閉器5をON(ス
テップ224)にし、その電磁開閉器5の接点5aを介
して、電動圧縮機3に電源を供給する。次に前記三相交
流電源が正しく接続されていない場合(逆相の場合)、
ステップ221で圧縮機ON/OFF信号出力回路48
により、圧縮機ON信号がマイクロコンピュータ11に
出力され、ステップ222へ進む、ここで逆相防止器4
2は逆相と判断し、逆相防止器42の接点42aはOF
Fとなり、保護装置作動検知用電磁開閉器43をOFF
する。マイクロコンピュータ11はその接点43aの状
態を常時監視し、接点43aがOFFした時は電源が正
しく接続されていない状態(逆相)と判定し、電磁開閉
器5をOFF(ステップ225)にした後、電磁開閉器
47をON(ステップ226)にし、電磁開閉器47の
接点47aを介して電動圧縮機3に電源を供給する。こ
こで電磁開閉器47の接点47aは電磁開閉器5の接点
5aに対して、三相電源中の2相を入れ換えて、電動圧
縮機3に電源を供給しているので、逆相接続時の場合で
も、電動圧縮機3を順回転(正しい回転方向)で運転す
ることが可能となる。このことにより、逆相接続時の場
合でも空気調和機を正常に運転させることができるの
で、使用者に電気回路を点検してもらう必要がなくな
り、サービス性、信頼性が向上するという効果が得られ
る。
【0027】実施例4.上記実施例3では逆相接続時に
作動する電磁開閉器47を電動圧縮機3に三相交流電源
を供給する為に設けたが、図9に示す本実施例では電磁
開閉器49を設けることにより、同様の効果が期待でき
る。この図9は本実施例の電気結線図を示したものであ
る。49は電磁開閉器でマイクロコンピュータ11で制
御され、c接点である電磁開閉器49の接点49aは電
磁開閉器49がOFF作動した場合は、正相接続時の結
線となり、ON作動した場合は、三相交流電源の二相を
入れ換えた結線になる。
【0028】次に動作を図10を参照にしながら説明す
る。図10はマイクロコンピュータ11に記憶された保
護装置の動作を示すフローチャートである。まず、ステ
ップ321で圧縮機ON/OFF信号出力回路48によ
り、圧縮機ON信号がマイクロコンピュータ11に出力
されステップ322へ進む。ここで、通常R.S.T相
が正しく接続されている場合(正相の場合)は、逆相防
止器42は正相と判断し、その接点42aはONとな
り、保護装置作動検知用電磁開閉器43をONする。マ
イクロコンピュータ11はその接点43aの状態を常時
監視し、接点43aがONした時は、電源を正しく接続
した状態(正相)と判定し、電磁開閉器49をOFF
(ステップ327)して、その接点49aを正相接続時
の結線にし、電磁開閉器5をON(ステップ328)
し、その接点5aを介して電動圧縮機3に電源を供給す
る。次にR.S.T相が正しく接続されていない場合、
(逆相の場合)は、ステップ322において、逆相防止
器42は逆相と判断し、逆相防止器42の接点42aは
OFFとなり、保護装置作動検知用電磁開閉器43をO
FFする。マイクロコンピュータ11はその接点43a
の状態を常時監視し、接点43aがOFFした時は電源
が正しく接続されてない状態(逆相)と判定し、電磁開
閉器49をON(ステップ329)して、その接点49
aを三相交流電源の二相を入れ換えた結線にし、電磁開
閉器5をON(ステップ328)し、その接点5aを介
して電動圧縮機3に電源を供給する。ここで電磁開閉器
49の接点49aは三相電源中の二相を入れ換えて電動
圧縮機3に電源を供給しているので、逆相接続時の場合
でも、電動圧縮機3を順回転し(正しい回転方向)で運
転することが可能となる。
【0029】実施例5 以下、この発明の実施例5を図について説明する。図1
1は、制御構成図を示す。2は圧縮機3の過負荷制御に
使用される入力電流検出器、5は圧縮機をON/OFF
させるための電磁接触器、7はファンモータ14をON
/OFFするためのリレー、10は入力電流検出器2で
検知した入力電流を波形整形してアナログ量に変換する
電流検出信号波形整形回路、11は電流検出信号波形整
形回路10により入力電流のアナログ変換値をデジタル
変換し更に異常判別処理ソフトウェアの機能を有するマ
イクロコンピュータ、12は制御用電源回路、13は異
常通報するための表示ランプである。図12は、ファン
モータ回路の異常検知までの各機能ブロック出力のタイ
ムチャート図を示す。この中の記号I1 はファンモータ
回路正常時の入力電流をアナログ変換した信号、I2
は、圧縮機運転時の入力電流をアナログ変換した信号で
ある。
【0030】次に動作を図13のフローチャート図によ
り説明する。ステップ414において、ファンモータ1
4通電中であるか判断し、通電中であれば、ステップ4
15において、入力電流を圧縮機3の過負荷制御として
使われる電流検出器2より検出し、その検出信号をアナ
ログ変換して、マイクロコンピュータ11に取り込み、
マイクロコンピュータ11でアナログ入力をデジタル変
換し、ステップ416で、デジタル変換値とファンモー
タ回路異常判別比較データ値と比較し、検知デジタル量
が比較データより小さい時異常と判断し、ステップ41
7で異常表示ランプ13を点灯すると同時に、ステップ
418で圧縮機3の起動指令があっても停止状態を維持
する。
【0031】実施例6.以下、この発明の実施例6を図
について説明する。図14は、制御構成図を示す。2は
圧縮機3の保護に使用される電流検出器、10は電流検
出器2で検出した圧縮機電流を波形整形してアナログ量
に変換する電流検出信号波形整形回路、55は電源電圧
の不足電圧を検出する回路、11は電流検出信号波形整
形回路10により、圧縮機電流のアナログ変換値をデジ
タル変換し、さらに、不足電圧検出有無を判断し、過負
荷保護設定値(IL 又は、ILD)を設定し、過負荷保護
制御処理するソフトウェア機能を有するマイクロコンピ
ュータである。図15は、受電電圧が、不足電圧で、か
つ、過負荷運転状態における過負荷制御のタイムチャー
ト図を示す。記号IL は、受電電圧が、正常電圧時の過
負荷保護設定値である。また、ILDは、不足電圧時の過
負荷保護設定値である。
【0032】次に、動作について、図16のフローチャ
ート図について説明する。圧縮機運転中の受電電圧の不
足電圧を検出し、不足電圧時、過負荷保護動作値をILD
に設定する(ステップ521〜523)。外気温が高く
なり、過負荷運転状態において、圧縮機電流ICM>ILD
となった時、圧縮機3の運転/停止用電磁接触器52c
をオフさせ(ステップ524〜526)、3分停止後、
再起動させる(ステップ541〜542)。再起動後の
受電電圧が、不足電圧の状態が、続いている場合、前記
保護動作をくり返えす。この動作中における、圧縮機3
の巻線温度は、保護動作値TC まで上昇しない。次に、
受電電圧が、正常電圧時は、過負荷保護動作値をIL
設定する(ステップ522、531)。過負荷運転状態
となり、圧縮機ICM>IL となった時、電磁接触器52
cをオフさせ(ステップ532〜534)、3分停止
後、再起動させる(ステップ541、542)。再起動
後、前記保護動作をくり返し再度過負荷保護作動し、保
護動作猶予時間内に発生し、連続NS 回となった時異常
停止させる(ステップ535〜539)。
【0033】
【発明の効果】請求項1の空気調和機の制御装置は、ク
ランクケースヒータを有する圧縮機を備えた空気調和機
において、前記空気調和機の入力電流を検出する入力電
流検出手段と、この入力電流検出手段が検出した入力電
流検出値よりクランクケースヒータ回路の異常を判別す
る手段と、前記クランクケースヒータ回路の異常を通報
する異常通報手段とを備えた構成にしたので、クランク
ケースヒータ回路の異常検出を圧縮機の過負荷制御とし
て使用される入力電流検出器を兼用し、異常判別を行う
ことができるので、ソフトウェア上の制御処理で安価に
実現できるという効果を奏する。
【0034】請求項2の空気調和機の制御装置は、圧縮
機の巻線温度を検出する巻線温度検出手段と、前記巻線
温度の時間変化値を演算し、基準値と比較する手段と、
前記巻線温度の時間変化値が前記基準値を越えた時前記
圧縮機の通電を一時停止させた後に再度前記圧縮機の通
電を行い、前記巻線温度の時間変化値が前記基準値を越
える回数が予め設定した数となった時に前記圧縮機の通
電を停止させる手段とを備えた構成にしたので、圧縮機
のロック故障検出を巻線温度検出用の温度検出器を兼用
して検出できるので、構成が簡単で安価である。
【0035】請求項3の空気調和機の制御装置は、三相
交流電源により駆動される圧縮機と、この圧縮機の逆相
を検知する逆相検知回路とを有する空気調和機におい
て、前記逆相検知回路が作動した場合に、前記三相交流
電源の二相を入れ換えて、圧縮機に供給する電磁開閉器
を備えた構成にしたので、逆相接続時でも空気調和機を
正常に運転させることができるので、使用者に電気回路
を点検してもらう必要がなくなり、サービス性、信頼性
が向上するという効果が得られる。
【0036】請求項4の空気調和機の制御装置は、圧縮
機の過負荷制御手段を有する空気調和機において、前記
圧縮機の入力電流検出手段と、この入力電流検出手段の
入力電流検出値より、ファンモータ回路の異常を判別す
る手段と、前記ファンモータ回路の異常を通報する手段
とを具備した構成にしたので、ファンモータ回路の異常
検出を圧縮機の過負荷制御として使用される入力電流検
出器を兼用し、異常判別を行うことが出来るので、ソフ
トウェア上の制御処理で実現でき安価で信頼性が得られ
る。
【0037】請求項5の空気調和機の制御装置は、受電
電圧がある値以下に降下し、不足電圧と判断、かつ圧縮
機がトルク不足(電圧低下による)により過負荷保護
(過電流保護)が作動した後、過負荷保護の設定値を下
げ連続して過負荷保護が作動しても異常停止させないで
運転継続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による空気調和機の制御装
置の制御構成図である。
【図2】この発明の実施例1による空気調和機の制御装
置のタイムチャート図である。
【図3】この発明の実施例1による空気調和機の制御装
置のフローチャート図である。
【図4】この発明の実施例2による空気調和機の制御装
置の構成図である。
【図5】この発明の実施例2による空気調和機の制御装
置の圧縮機の電流と巻線温度特性図である。
【図6】この発明の実施例2による空気調和機の制御装
置の圧縮機異常検知フローチャート図である。
【図7】この発明の実施例3を示す電気結線図である。
【図8】この発明の実施例3の動作を示すフローチャー
ト図である。
【図9】この発明の実施例4を示す電気結線図である。
【図10】この発明の実施例4の動作を示すフローチャ
ート図である。
【図11】この発明の実施例5による空気調和機の制御
装置の構成図である。
【図12】この発明の実施例5のタイムチャート図であ
る。
【図13】この発明の実施例5のフローチャート図であ
る。
【図14】この発明の実施例6による空気調和機の制御
装置の構成図である。
【図15】この発明の実施例6のタイムチャート図であ
る。
【図16】この発明の実施例6のフローチャート図であ
る。
【図17】受来の冷媒圧縮機用保護装置の制御回路図で
ある。
【符号の説明】
2 入力電流検出器 3 圧縮機 4 クランクケースヒータ 5 電磁開閉器 10 電流検出信号波形整形回路 11 マイクロコンピュータ 13 異常表示ランプ(異常通報手段) 14 ファンモータ 32 温度検出器 34 温度検出回路 41 三相交流電源接続端子 42 逆相防止器 43 保護装置作動検知用電磁開閉器 45 降圧トランス 47 電磁開閉器 48 圧縮機ON/OFF信号出力回路 49 電磁開閉器 55 電源電圧の不足電圧検出回路 61 圧縮機巻線温度異常検出回路 62 圧縮機巻線温度異常検出器(接点) VL 不足電圧検出値 IL 受電電圧が、正常電圧時の過負荷保護設定値 ILD 受電電圧が、不足電圧時の過負荷保護設定値 TC 圧縮機の巻線温度保護設定値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 勝彦 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケースヒータを有する圧縮機を
    備えた空気調和機において、前記空気調和機の入力電流
    を検出する入力電流検出手段と、この入力電流検出手段
    が検出した入力電流検出値よりクランクケースヒータ回
    路の異常を判別する手段と、前記クランクケースヒータ
    回路の異常を通報する異常通報手段とを備えたことを特
    徴とする空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機の巻線温度を検出する巻線温度検
    出手段と、前記巻線温度の時間変化値を演算し、基準値
    と比較する手段と、前記巻線温度の時間変化値が前記基
    準値を越えた時前記圧縮機の通電を一時停止させた後に
    再度前記圧縮機の通電を行い、前記巻線温度の時間変化
    値が前記基準値を越える回数が予め設定した数となった
    時に前記圧縮機の通電を停止させる手段とを備えた空気
    調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 三相交流電源により駆動される圧縮機
    と、この圧縮機の逆相を検知する逆相検知回路とを有す
    る空気調和機において、前記逆相検知回路が作動した場
    合に、前記三相交流電源の二相を入れ換えて、圧縮機に
    供給する電磁開閉器を備えたことを特徴とする空気調和
    機の制御装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機の過負荷制御手段を有する空気調
    和機において、前記圧縮機の入力電流検出手段と、この
    入力電流検出手段の入力電流検出値より、ファンモータ
    回路の異常を判別する手段と、前記ファンモータ回路の
    異常を通報する手段とを具備したことを特徴とする空気
    調和機の制御装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機の運転電流を検出し、前記圧縮機
    の過負荷保護を行なう空気調和機において、前記圧縮機
    の運転電流を検出する電流検出手段と、電源の不足電圧
    検出手段と、前記電流検出手段及び不足電圧検出手段の
    検出値より、前記圧縮機の過負荷保護レベルを任意に設
    定し、前記圧縮機の過負荷保護を行う手段とを具備した
    ことを特徴とする空気調和機の制御装置。
JP4-40994A 1991-11-08 1992-02-27 空気調和機 Expired - Lifetime JP3026879B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17244491 1991-07-12
JP29285891 1991-11-08
JP3-292858 1991-11-08
JP3-172444 1991-11-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05180547A true JPH05180547A (ja) 1993-07-23
JP3026879B2 JP3026879B2 (ja) 2000-03-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170117492A (ko) * 2015-03-17 2017-10-23 얀마 가부시키가이샤 히트 펌프
CN114264029A (zh) * 2021-11-19 2022-04-01 科华数据股份有限公司 用于空调器控制的方法、空调器及存储介质

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JPS61252464A (ja) * 1985-04-30 1986-11-10 三菱重工業株式会社 空調装置
JPH03271649A (ja) * 1990-03-19 1991-12-03 Mitsubishi Electric Corp 空調機の制御装置

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