JPH05180242A - 多板クラッチおよびその製造方法 - Google Patents

多板クラッチおよびその製造方法

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JPH05180242A
JPH05180242A JP34723591A JP34723591A JPH05180242A JP H05180242 A JPH05180242 A JP H05180242A JP 34723591 A JP34723591 A JP 34723591A JP 34723591 A JP34723591 A JP 34723591A JP H05180242 A JPH05180242 A JP H05180242A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、多板クラッチおよびその製造方法
に関し、クラッチリテーナの一部を利用して重合クラッ
チ板を係止し組み付けるようにすることにより、多板ク
ラッチの構成を簡単且つ小形化するとともに、その製造
工程を簡略且つ単純化し、しかも重合クラッチ板のクラ
ッチリテーナへの組付作業を機械作業によりて正確,確
実に行なえるようにすることを目的とする。 【構成】 クラッチリテーナ1に組み込まれる重合クラ
ッチ板2の外側端面2cが、重合クラッチ板2のエンド
プレー分Aを加えた位置でクラッチリテーナ1の外周壁
1cの突出部12に係止されて組み付けられるよう構成
され、その製造はエンドプレー分Aを加えた位置で重合
クラッチ板2が機械作業により自動的に位置決めされ
て、係止され組み付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多板クラッチおよびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、駆動側クラッチ板と受動側ク
ラッチ板とを交互に複数枚ずつ重ねた重合クラッチ板を
圧接または遊離させることにより、駆動側の動力を受動
側へ伝達または解除するようにした多板クラッチが、車
両の自動変速機などのクラッチ機構として使用されてい
る。
【0003】図12はこのような自動変速機用多板クラ
ッチ機構の一部を示したもので、クラッチリテーナ(ク
ラッチドラム)1側に連結される駆動側クラッチ板2a
とクラッチハブ3側に連結される受動側クラッチ板2b
とが交互に複数枚ずつ重合されて成る重合クラッチ板2
が、ピストン4とともにクラッチリテーナ1に組み込ま
れて、ピストン4に加えられる油圧によりピストン4が
重合クラッチ板2を押圧すると、各クラッチ板2a,2
bは圧接され固定状態となって、クラッチドラム1とク
ラッチハブ3とを連結し、また、ピストン4の押圧が解
かれると、各クラッチ板2a,2bは離間され遊離状態
となって、上記連結が解除されるようになっている。
【0004】ところで、このような重合クラッチ板2の
クラッチリテーナ1への組み付けは、例えば図13に示
すように、クラッチリテーナ1の内側方向に突出するス
プライン溝5の外側面からの谷部5bの内側に設けた嵌
挿溝6に、スナップリング7がクラッチリテーナ1の内
周に沿うようにして嵌挿され、このスナップリング7に
より重合クラッチ板2の外側端面2cを図13に示すよ
うに係止して組み付けられている。
【0005】そして、重合クラッチ板2の各クラッチ板
2a,2bは圧接し、また離間することにより、重合方
向に往復移動する関係上、圧接されたときの重合厚と離
隔されたときの重合厚とは異なるもので、この厚さの差
をエンドプレー分Aとして重合クラッチ板2の厚さ方向
に確保した状態にて、重合クラッチ板2がスナップリン
グ7に係止されてクラッチリテーナ1に組み付けられて
いるものである。
【0006】なお、図12,図13において、5aはス
プライン溝5の山部、8は駆動シャフト、9はスプリン
グ支持片、10はリターンスプリング、11は作動流体
供給路を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように重合クラッチ板の組み付けにスナップリングを用
いて係止するものでは、スナップリングが必要であるた
め、それだけ部品点数が増え、またスナップリングを嵌
挿する嵌挿溝を設ける必要があるため、加工工程が増え
るなど、多板クラッチの構造が複雑になり、製造工程も
煩雑になるとともに、クラッチリテーナに3mm程度の
幅をもつ嵌挿溝を設ける分だけクラッチリテーナが幅方
向に長くなって、それだけ多板クラッチが大型化するこ
とになるという課題がある。
【0008】そして、スナップリングを用いて重合クラ
ッチ板を係止するようにした多板クラッチの製作にあた
っては、重合クラッチ板の組み付け工程において、すで
に位置の決まっている嵌挿溝に、厚み誤差のある重合ク
ラッチ板を1mm以下程度の精細なエンドプレー分を確
保するようにして正確に位置決めをし組み付けるため
に、10数種類以上にも及ぶ厚さの異なる多数のスナッ
プリングを用意しておき、その中から各製品毎に、組み
立て中の重合クラッチ板のエンドプレー分を計りつつ、
その所望するエンドプレー分を確保するのに適合したス
ナップリングを選出しながら組み付けていかねばならぬ
という非常に熟練を要する難しい作業を必要とし、これ
により、組立作業が著しく煩雑且つ困難でしかも時間が
かかり、生産効率の向上を阻害することになるという課
題がある。
【0009】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、スナップリングを用いずにクラッチリテーナ
の一部を利用して重合クラッチ板を係止し組み付けるよ
うにすることにより、多板クラッチの構成を簡単且つ小
形化するとともに、その製造工程を簡略且つ単純化し、
しかも組付工程を自動化できるようにした、多板クラッ
チおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の多板クラッチは、クラッチリテーナ内にピス
トンおよび複数枚より成る重合クラッチ板が組み込まれ
て構成される多板クラッチにおいて、該クラッチリテー
ナ内に組み込まれる該重合クラッチ板の外側端面が、該
重合クラッチ板のエンドプレー分を加えた位置で該クラ
ッチリテーナの外周部を内方向に突出させた突出部に係
止されて組み付けられていることを特徴としている。
【0011】また、請求項2記載の本発明の多板クラッ
チは、該クラッチリテーナの外周部を内方向に突出させ
る該突出部が、該クラッチリテーナ外周面側のスプライ
ン溝の山部を内方向に突出させて形成されていることを
特徴としている。そして、請求項3記載の本発明の多板
クラッチの製造方法は、クラッチリテーナ内にピストン
および複数枚より成る重合クラッチ板が組み込まれて構
成される多板クラッチの製造方法において、該クラッチ
リテーナ内に該ピストンおよび複数枚より成る該重合ク
ラッチ板を組み込み、該ピストンとともに該重合クラッ
チ板を押し上げてダイスに当てたのち、該クラッチリテ
ーナと該重合クラッチ板とを該重合クラッチ板のエンド
プレー分を加えた位置まで一旦後退させてから、該クラ
ッチリテーナと該ピストンとの間に形成された作動流体
室に作動流体を供給することにより、再度該ピストンと
ともに該重合クラッチ板を押し上げて該ダイスに当てる
ことにより、該重合クラッチ板についてその位置決めを
行なった後、パンチ刃により該重合クラッチ板における
該位置決め部に対応する外周壁を内方向に突き出して突
出部を形成し、該突出部により該重合クラッチ板を係止
するようにして組み付けることを特徴としている。
【0012】また、請求項4記載の本発明の多板クラッ
チの製造方法は、該パンチ刃が該クラッチリテーナに当
たる位置またはその近傍位置において、該作動流体室へ
の供給流体圧を上昇させることにより、該重合クラッチ
板を該ダイスの下面に当接させる力を一層強くして、該
重合クラッチ板を縦方向に一層強くクランプすることを
特徴としている。
【0013】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の多板クラッチで
は、クラッチリテーナ内に組み込まれた重合クラッチ板
の外側端面が、重合クラッチ板のエンドプレー分を加え
た位置で、クラッチリテーナの外周部を内方向に突出さ
せた突出部に係止されて重合クラッチ板がクラッチリテ
ーナ内に組み付けられているため、多板クラッチの構造
を簡単にし、しかも多板クラッチを小形に構成する。
【0014】また、上述の請求項2記載の本発明の多板
クラッチでは、クラッチリテーナの外周部を内方向に突
出させる突出部がクラッチリテーナの外周面側のスプラ
イン溝の山部を内方向に突き出して形成されているた
め、突出部の形成を容易にしている。そして、上述の請
求項3記載の本発明の多板クラッチの製造方法では、該
クラッチリテーナ内に該ピストンおよび複数枚より成る
該重合クラッチ板を組み込み、該ピストンとともに該重
合クラッチ板を押し上げてダイスに当てたのち、該クラ
ッチリテーナと該重合クラッチ板とを該重合クラッチ板
のエンドプレー分を加えた位置まで一旦後退させてか
ら、該クラッチリテーナと該ピストンとの間に形成され
た作動流体室に作動流体を供給することにより、再度該
ピストンとともに該重合クラッチ板を押し上げて該ダイ
スに当てることにより、該重合クラッチ板についてその
位置決めを行なった後、パンチ刃により該重合クラッチ
板における該位置決め部に対応する外周壁を内方向に突
き出して突出部を形成し、該突出部により該重合クラッ
チ板を係止するよう組み付けるようにして製作されるた
め、重合クラッチ板のクラッチリテーナへの組み付け位
置を重合クラッチ板のエンドプレー分を正確に確保した
状態で機械作業により簡単に行なうことができる。
【0015】また、上述の請求項4記載の本発明の多板
クラッチの製造方法では、該パンチ刃が該クラッチリテ
ーナに当たる位置またはその近傍位置において、該作動
流体室への供給流体圧を上昇させることにより、該重合
クラッチ板を該ダイスの下面に当接させる力を一層強く
して、該重合クラッチ板を縦方向に一層強くクランプす
る。
【0016】
【実施例】以下、図面により、本発明の一実施例につい
て説明すると、図1〜図11は本発明による多板クラッ
チおよびその製造方法を示すもので、図1は本多板クラ
ッチの一実施例を示す断面図、図2〜図5はそれぞれそ
の製造工程を示す断面図、図6,図7はそれぞれ突出部
の形成工程を示す重合クラッチ板の重合方向から見た断
面図、図8は図1のVIII部を拡大した突出部の斜視
図、図9,図10はそれぞれ突出部の他の例を示す斜視
図、図11は図9のXI−XI線による断面図であり、
図1〜図11中、図12,図13と同じ符号はほぼ同様
の部分を示している。
【0017】まず、本多板クラッチの構成について説明
すると、図1は自動変速機用多板クラッチ機構の多板ク
ラッチ部分のみを取り出して断面視したもので、図中、
1は多板クラッチのクラッチドラムを形成するクラッチ
リテーナで、このクラッチリテーナ1の全体形状は中央
部に図12に示した駆動シャフト8を挿通する挿通穴1
aを設けた中空き形のほぼ円盤形状をしており、周囲の
円周部には円周に沿う円環溝1bが形成されて、この円
環溝1b内にピストン4および重合クラッチ板2が収蔵
されるようになっている。
【0018】そして、円環溝1bの奥部(底部)には、
まず、ピストン4がクラッチリテーナ1の軸部に固定さ
れるスプリング支持片9との間にリターンスプリング1
0を介して奥方向に押されて収められており、ピストン
4とクラッチリテーナ1と間に形成される作動流体室1
1a(図3〜図5参照)へ作動流体(作動油,作動空気
等)を供給するための作動流体供給路11が、同じくピ
ストン4とクラッチリテーナ1と間に形成されている。
【0019】さらに、円環溝1bには、ピストン4の外
側からピストン4の外周部4aと対応する重合クラッチ
板2が収められるもので、この重合クラッチ板2は中央
部に丸穴を有する駆動側の円板状クラッチ板2aと、同
じく丸穴を有するやや小径の受動側の円板状クラッチ板
2bとが交互に複数枚ずつ順次積み重ねられ重合され
て、一つの重合体として構成されている。
【0020】そして、この重合クラッチ板2は、ピスト
ン4とクラッチリテーナ1と間の作動流体室に油圧等の
圧力が加えられてピストン4が外方向へ押し出される
と、ピストン4に押されて圧接し、駆動側のクラッチ板
2aと受動側のクラッチ板2b間に駆動伝達が行なわ
れ、またピストン4の圧力が解かれてリターンスプリン
グ10によりピストン4が押し戻されると、駆動側クラ
ッチ板2aと受動側クラッチ板2bとは遊離して上記駆
動伝達が解除されるようになっている。
【0021】したがって、重合クラッチ板2の重合厚
は、圧接された状態と遊離した状態とでは厚みに差異が
あるので、この差異をエンドプレー分Aとして、接着し
た状態の重合クラッチ板2の重合厚にエンドプレー分A
を加えた位置で、クラッチリテーナ1の外周壁1cを内
方に突き出して突出部12を形成し、この突出部12に
より、重合クラッチ板2の外側端面2cの縁部を係止し
て、重合クラッチ板2をクラッチリテーナ1に組み付け
るようにしている。
【0022】また、重合クラッチ板2の各駆動側のクラ
ッチ板2aは、クラッチリテーナ(クラッチドラム)1
と回転方向には固定され軸方向には摺動可能なようにし
てクラッチリテーナ1側のスプライン溝5とクラッチ板
2a(2d)の外周縁の凹凸歯13との係合(図6,図
7参照)により連結されており、他方、各受動側のクラ
ッチ板2bは内周縁の図示しない凹凸歯とクラッチハブ
の図示しないスプライン溝と回転方向には固定され軸方
向には摺動可能なようにして係合され(図12参照)、
クラッチハブ3と連結されている。
【0023】したがって、上記した突出部12はクラッ
チリテーナ1の外周壁1cのスプライン溝5の山部5a
または谷部5bに設けられることになるものであるが、
本多板クラッチでは、図8に示すように、クラッチリテ
ーナ1のスプライン溝5の外周面側よりの山部5aを内
方向に突き出して突出部12を形成することにより、図
8に示すように駆動側のクラッチ板2aの凹凸歯13の
凸歯部分を係止して、重合クラッチ板2をクラッチリテ
ーナ1に組み付けるようにしている。
【0024】また、この場合の山部5aにおける突出部
12の形成は、図8に示すように、クラッチリテーナ1
の外側辺の縁部を図1の実施例に示す如く突き出しても
よいし、また図9,図11に示すように、クラッチリテ
ーナ1の外側縁部よりやや入り込んだ位置で突き出して
もよいし、更に図10に示すように、クラッチリテーナ
1の外側縁部を内側へ折り曲げて突き出してもよい。
【0025】上述のように本多板クラッチは、重合クラ
ッチ板2の外側端面をクラッチリテーナ1の外周部1c
を、重合クラッチ板2のエンドプレー分Aを加えた位置
で内方向に突き出した突出部12により係止して、重合
クラッチ板2をクラッチリテーナ1内に組み付けるよう
にしているので、従来のようにスナップリング7を用い
ずして重合クラッチ板2を組み付けることができる。
【0026】したがって、スナップリング7が不要とな
り、また、スナップリング7を嵌挿装着するための嵌挿
溝6をクラッチリテーナ1に設ける必要がなく、これに
より多板クラッチの構成を簡単にして製作を容易するこ
とができるとともに、嵌挿溝6(図13参照)を設けな
い分だけクラッチリテーナ1の幅を短くして多板クラッ
チを小形化することができるという効果がある。
【0027】さらに、本多板クラッチは、重合クラッチ
板2を係止する突出部12をクラッチリテーナ1のスプ
ライン溝5の外周面側よりの山部5aに形成するように
しているので、従来の谷部5bに嵌挿溝6をクラッチリ
テーナ1の内側方向から工作して形成するのに比べて、
外側から工作することができ工作上の作業が容易である
という効果がある。
【0028】つぎに、本多板クラッチの製造方法につい
て説明する。まず、図2に示すように、第1工程で、ク
ラッチリテーナ1を横に倒し円環溝1bを上向きにした
状態で、円環溝1b内にピストン4と重合クラッチ板2
を構成する各クラッチ単板2a,2bを順次挿入して、
重合クラッチ板2の内側端面はクラッチリテーナ1の段
部1dに当たり、ピストン4の底部はクラッチリテーナ
1の奥部に当たるようにしておき、ピストン4の外周部
4aと重合クラッチ板2の内側端面とが対応するように
して収納する。
【0029】このとき、ピストン4はスプリング支持片
9との間にリターンスプリング10を介して下方向に押
し下げられるようにして挿入され、且つ、ピストン4の
下面とクラッチリテーナ1との間には、クラッチリテー
ナ1の駆動軸挿通穴1aと連通して作動流体を供給する
作動流体供給路11が形成される。そして、図3に示す
ように、第2工程で、ピストン4および重合クラッチ板
2を挿入したクラッチリテーナ1(これらピストン4お
よび重合クラッチ板2を挿入した状態のクラッチリテー
ナ1を以後必要に応じてワークBという)を、本製造装
置の回転可能且つ上下摺動可能な受台20に載置固定
し、受台20の1か所または数か所の与圧路20aをピ
ストン4下面の作動流体供給路11と接続させるように
する。
【0030】なお、上記した本製造装置として採用され
る製造機械には、以後の工程を自動制御によりて行なう
NC(numerical control)機械が用
いられる。つぎに、第3工程で、同じく図3に示すよう
に、上記のようにした状態の受台20をワークBととも
に下方より上方に押し上げて、重合クラッチ板2の外側
端面2cを、受台20と同軸的に回転可能で且つ水平方
向に移動可能でしかも上下方向には固定されたダイス2
1の下面に押し当てる。
【0031】そして、第4工程で、一旦ダイス21に押
し当てたワークBを受台20とともに重合クラッチ板2
のエンドプレー分Aだけ下方に引き下げる。さらに、第
5工程で、図3に示すように、ピストン4とクラッチリ
テーナ1との間の作動流体室11aへ矢印aのように油
圧等をかけてピストン4を矢印bのように押し上げ、重
合クラッチ板2を再度ダイス21に押し当てて、重合ク
ラッチ板2を固定し位置決めさせるとともに、重合クラ
ッチ板2のかしめ位置すなわち突出部12の突き出し位
置を決定させる。
【0032】以上までの工程は作図の都合上、図3中に
まとめて図示している。そして、これに続くかしめ工程
で、このように位置決めされた重合クラッチ板2の外側
端面2cを係止するようクラッチリテーナの外周壁1c
を内方に打ち出して突出部12を形成し、この突出部1
2の突き出しにより、図5に示すように重合クラッチ板
2をかしめ付けしてクラッチリテーナ1への重合クラッ
チ板2の組み付けが行なわれるもので、このようにして
ワークBのアッセンブリ組付加工が行なわれる。
【0033】続いて、第6工程以降のかしめ付け工程を
説明する前に、本製造機械のかしめ付け機構を説明して
おくと、本製造機械は図3〜図5に見られるように、ダ
イス21を回転可能に支持する基体部22の側方へ突き
出したシリンダ支持部23が設けられて、このシリンダ
支持部23の案内杆26にワークBの直径方向(水平方
向)に向けて往復摺動するシリンダ24が取り付けら
れ、シリンダ24の先端部にはワークBへの突出部12
の形成位置およびダイス21の側面と対応するパンチ刃
25が設けられている。そして、シリンダ24はその油
圧室24a内に案内杆26の頭部(ピストン)26aが
嵌挿されていて、油圧室24aに供給される油圧Wによ
りワークB方向へ押し出されるとともに、一方では本機
械の固定部27との間にスプリング28を介してワーク
B方向とは反対方向の力が付与されるように構成されて
いる。
【0034】さて、続く第6工程では、油室24aに油
圧Wが加えられる。これにより、まず、スプリング28
のばね圧はある所定の強さに設定されているため、ダイ
ス21がクラッチ板2dと一体になって図3の矢印eの
ように移動することにより、クラッチリテーナ1に当た
り、ダイス21はその半径方向の動きを停止せしめられ
たのち、シリンダ24がスプリング28のばね圧に抗し
て図3の矢印cのように移動し、図4に示すように、パ
ンチ刃25がワークBのクラッチリテーナ1の外周壁1
cに当たる位置まで移動する。
【0035】さらに、上記のようにパンチ刃25がクラ
ッチリテーナ1に当たると、パンチ刃25の位置S1
(この位置S1はパンチ刃25がクラッチリテーナ1に
当たる位置の近傍位置でもよい)を検出し、作動流体室
11aへの供給流体圧(油圧)を上昇させることによ
り、ピストン4ひいては重合クラッチ板2を上へ押圧す
る力を一層強くし、これにより、重合クラッチ板2は縦
方向に一層強く固定された状態となり、その結果、重合
クラッチ板2は縦,横両方向より強くクランプされ、か
しめ位置が決定されることになる。
【0036】さらに、第7工程では、スプリング28の
ばね圧に抗してシリンダ24のパンチ刃25が押し出さ
れ、図5に示すように、クラッチリテーナ1の外周壁1
cの一部を突き出し、突出部12を形成させる。これに
より、突出部12が重合クラッチ板2の外側端面2cを
係止するかしめ工程が終了して、ワークBのアンセンブ
リ組付け作業が行なわれる。
【0037】なお、この場合、重合クラッチ板2の最外
側の1枚のクラッチ板2dは、クラッチリテーナ1の内
周面と当接対応するダイスを兼用するものとして構成さ
れている。上記のようなかしめ工程を図6,図7に示す
突出部12の形成部分を平面方向(図3〜図5の上方
向)から見た図について説明すると、図6は図3に示す
ところのパンチ刃25がクラッチリテーナ1の外周側よ
りのスプライン溝5の山部5aと対応している状態を図
示しており、これを第7工程で矢印gのように押し出す
と、パンチ刃25の先端の切込刃部25aが山部5aを
外側から挟むようにして押し曲げ、図7に示すように、
山部25をM形に変形させて、突出部12を形成して、
図5に示すように、重合クラッチ板2の最外側クラッチ
板2dの凹凸歯13の外面を係止する。
【0038】この場合、図9,図11の実施例に示すよ
うに、クラッチリテーナ1の外縁より少し入り込んだ個
所に突出部12を形成するには、やや下方にパンチ歯2
5を位置させればよく、また図10の実施例に示すよう
に、折曲形の突出部12を形成するには、切込刃部25
aを持たない単なる折曲刃(図示せず)により行なえば
よいものである。
【0039】以上第7工程までの作業工程は重合クラッ
チ板2の1か所のかしめ工程を説明したものであるが、
重合クラッチ板2はその周囲の凹凸歯13の複数個所を
突出部12にて係止されるものであるため、さらに図5
の矢印fに示すように受台20を回転して、各突出部形
成位置にて上記第3より第7に至る工程を繰り返し行な
って、全てのかしめ工程を終了する。
【0040】なお、この場合の各突出部形成作業はシリ
ンダ24を1か所だけでなく連接する2乃至3か所程度
の数か所に設けて、上記のようなかしめ作業を数か所毎
まとめて行ないつつ、順次、受台20を回転して全かし
め作業を行なうようにしてもよい。また、シリンダ24
をワークBの全周に設けて全かしめ工程を一度に行なう
ようにしてもよいが、この場合には製造機械が相当大型
のものとなるため、上記したように数か所ずつ程度まと
めて行なうようにする方法が適当である。
【0041】上述したように、本多板クラッチの製造方
法では、ワークBの重合クラッチ板2にそのエンドプレ
ー分Aを確保させた状態で、クラッチリテーナ1の外周
壁1cを突き出して重合クラッチ板2をかしめ付けする
ようにしているので、自動的にエンドプレー分を確保し
た状態での重合クラッチ板2の係止がクラッチリテーナ
1の一部を利用して行なわれ、これにより、従来のスナ
ップリング7を用いた多板クラッチの製造方法のよう
に、各多板クラッチ毎に重合クラッチ板2のエンドプレ
ー分を計測しながら、それに適合するスナップリングを
選出して取り付けるという面倒で熟練を要する作業を必
要とせずして、自動的且つ簡単に多板クラッチの製造を
行なうことができ、その結果、生産効率の向上に著しく
貢献し得るという効果がある。
【0042】また、本多板クラッチの製造方法では、ク
ラッチリテーナ1内にピストン4および複数枚より成る
該重合クラッチ板2を組み込み、ピストン4とともに重
合クラッチ板2を押し上げてダイスに当てたのち、クラ
ッチリテーナ1と重合クラッチ板2とを重合クラッチ板
2のエンドプレー分Aを加えた位置まで一旦後退させて
から、クラッチリテーナ1とピストン4との間に形成さ
れた作動流体室11aに作動流体を供給することによ
り、再度ピストン4とともに重合クラッチ板2を押し上
げてダイス21に当てることにより、重合クラッチ板2
についてその位置決めを行なった後、パンチ刃25によ
り重合クラッチ板2における位置決め部に対応する外周
壁を内方向に突き出して突出部12を形成し、突出部1
2により重合クラッチ板2を係止するようにして組み付
けることが行なわれ、且つ、パンチ刃25がクラッチリ
テーナ1に当たる位置またはその近傍位置において、作
動流体室11aへの供給流体圧を上昇させることによ
り、重合クラッチ板2をダイス21の下面に当接させる
力を一層強くして、重合クラッチ板2を縦方向に一層強
くクランプすることが行なわれるので、重合クラッチ板
2は正確なエンドプレー分Aを確保された状態で確実な
かしめ作業が行なわれて、精度の確保された品質の良い
多板クラッチが自動的に生産でき、これにより良品の多
量生産に大いに貢献し得る効果がある。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1による本
発明の多板クラッチによれば、クラッチリテーナ内にピ
ストンおよび複数枚より成る重合クラッチ板が組み込ま
れて構成される多板クラッチにおいて、該クラッチリテ
ーナ内に組み込まれる重合クラッチ板の外側端面が、該
重合クラッチ板のエンドプレー分を加えた位置で該クラ
ッチリテーナの外周部を内方向に突出させた突出部に係
止されて組み付けられているので、従来の重合クラッチ
板の組付構造のようにスナップリングを必要とせず、多
板クラッチの構造を簡単にし、しかも多板クラッチを小
形化できるという効果がある。
【0044】また、請求項2による本発明の多板クラッ
チによれば、該クラッチリテーナの外周部を内方向に突
出させる該突出部が、該クラッチリテーナ外周面側のス
プライン溝の山部を内方向に突出させて形成されている
ので、従来のスナップリングを取り付ける嵌挿用溝をク
ラッチリテーナ外周面側のスプライン溝の谷部に形成す
るものに比べて、形成作業が容易であるという効果があ
る。
【0045】そして、請求項3による本発明の多板クラ
ッチの製造方法によれば、クラッチリテーナ内にピスト
ンおよび複数枚より成る重合クラッチ板が組み込まれて
構成される多板クラッチの製造方法において、該クラッ
チリテーナ内に該ピストンおよび複数枚より成る該重合
クラッチ板を組み込み、該ピストンとともに該重合クラ
ッチ板を押し上げてダイスに当てたのち、該クラッチリ
テーナと該重合クラッチ板とを該重合クラッチ板のエン
ドプレー分を加えた位置まで一旦後退させてから、該ク
ラッチリテーナと該ピストンとの間に形成された作動流
体室に作動流体を供給することにより、再度該ピストン
とともに該重合クラッチ板を押し上げて該ダイスに当て
ることにより、該重合クラッチ板についてその位置決め
を行なった後、パンチ刃により該重合クラッチ板におけ
る該位置決め部に対応する外周壁を内方向に突き出して
突出部を形成し、該突出部により該重合クラッチ板を係
止するように組み付けることが行なわれるので、各多板
クラッチの製造毎に重合クラッチ板のエンドプレー分を
確実に確保した状態で、しかも正確に重合クラッチ板を
クラッチリテーナに組み付ける製造作業を、人為的作業
によることなく自動的機械作業により能率良く迅速確実
に行なえるという利点がある。
【0046】さらに、請求項4による本発明の多板クラ
ッチの製造方法によれば、該パンチ刃が該クラッチリテ
ーナに当たる位置またはその近傍位置において、該作動
流体室への供給流体圧を上昇させることにより、該重合
クラッチ板を該ダイスの下面に当接させる力を一層強く
して、該重合クラッチ板を縦方向に一層強くクランプす
るようにしているので、重合クラッチ板はクラッチリテ
ーナに対し所望する位置を正確に保持された状態で各製
品毎に確実且つ自動的に組付作業が行なうことができ、
これにより、品質の良い多板クラッチを高能率に多量生
産できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本多板クラッチの一実施例を示す縦断面図であ
る。
【図2】本多板クラッチの製造工程における重合クラッ
チ板がクラッチリテーナに組み込まれた状態を示すワー
クの断面図である。
【図3】本多板クラッチの製造工程を示す断面図であ
る。
【図4】本多板クラッチの製造工程を示す断面図であ
る。
【図5】本多板クラッチの製造工程を示す断面図であ
る。
【図6】本多板クラッチの製造工程における突出部形成
部分を平面的に見た突出部形成前の状態を示す断面図で
ある。
【図7】図6における突出部形成後の状態を示す断面図
である。
【図8】本多板クラッチの突出部を示す図1のVIII
部の拡大斜視図である。
【図9】本多板クラッチの突出部の他の実施例を示す斜
視図である。
【図10】本多板クラッチの突出部のさらに別の実施例
を示す斜視図である。
【図11】図9のXI−XI線矢視による断面図であ
る。
【図12】従来例による多板クラッチを自動変速機に組
み付けた部分断面図である。
【図13】従来例による重合クラッチ板係止用スナップ
リングの取付構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 クラッチリテーナ(クラッチドラム) 1a 挿通穴 1b 円環溝 1c 外周壁 1d 段部 2 重合クラッチ板 2a 駆動側クラッチ板 2b 受動側クラッチ板 2c 外側端面 2d 最外側クラッチ板 3 クラッチハブ 4 ピストン 4a 外周部 5 スプライン溝 5a 山部 5b 谷部 6 嵌挿用溝 7 スナップリング 8 駆動シャフト 9 スプリング支持片 10 リターンスプリング 11 作動流体供給路 11a 作動流体室 12 突出部 13 凹凸歯 20 受台 20a 与圧路 21 ダイス 21a 内方当接部 22 基体部 23 シリンダ支持部 24 シリンダ 24a 油圧室 25 パンチ刃 25a 切込刃部 26 案内杆 26a 頭部 27 固定部 28 スプリング A エンドプレー分 B ワーク
フロントページの続き (72)発明者 北 利裕 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチリテーナ内にピストンおよび複
    数枚より成る重合クラッチ板が組み込まれて構成される
    多板クラッチにおいて、該クラッチリテーナ内に組み込
    まれる重合クラッチ板の外側端面が、該重合クラッチ板
    のエンドプレー分を加えた位置で該クラッチリテーナの
    外周部を内方向に突出させた突出部に係止されて組み付
    けられていることを特徴とする、多板クラッチ。
  2. 【請求項2】 該クラッチリテーナの外周部を内方向に
    突出させる該突出部が、該クラッチリテーナ外周面側の
    スプライン溝の山部を内方向に突出させて形成されてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の多板クラッチ。
  3. 【請求項3】 クラッチリテーナ内にピストンおよび複
    数枚より成る重合クラッチ板が組み込まれて構成される
    多板クラッチの製造方法において、該クラッチリテーナ
    内に該ピストンおよび複数枚より成る該重合クラッチ板
    を組み込み、該ピストンとともに該重合クラッチ板を押
    し上げてダイスに当てたのち、該クラッチリテーナと該
    重合クラッチ板とを該重合クラッチ板のエンドプレー分
    を加えた位置まで一旦後退させてから、該クラッチリテ
    ーナと該ピストンとの間に形成された作動流体室に作動
    流体を供給することにより、再度該ピストンとともに該
    重合クラッチ板を押し上げて該ダイスに当てることによ
    り、該重合クラッチ板についてその位置決めを行なった
    後、パンチ刃により該重合クラッチ板における該位置決
    め部に対応する外周壁を内方向に突き出して突出部を形
    成し、該突出部により該重合クラッチ板を係止するよう
    にして組み付けることを特徴とする、多板クラッチの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 該パンチ刃が該クラッチリテーナに当た
    る位置またはその近傍位置において、該作動流体室への
    供給流体圧を上昇させることにより、該重合クラッチ板
    を該ダイスの下面に当接させる力を一層強くして、該重
    合クラッチ板を縦方向に一層強くクランプすることを特
    徴とする、請求項3記載の多板クラッチの製造方法。
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