JPH05180163A - ポンプ装置 - Google Patents
ポンプ装置Info
- Publication number
- JPH05180163A JPH05180163A JP4000030A JP3092A JPH05180163A JP H05180163 A JPH05180163 A JP H05180163A JP 4000030 A JP4000030 A JP 4000030A JP 3092 A JP3092 A JP 3092A JP H05180163 A JPH05180163 A JP H05180163A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- base
- pump base
- inner pipe
- suction
- Prior art date
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- Granted
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明の特徴とするところは、一方が前記ポン
プベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吸込内管に
連通する吸込水通路と、一方が前記ポンプベースの側面
に開口し、かつ、他方が前記吐出内管に連通する吐出水
通路とを、前記ポンプベースに一体成形するとともに、
このポンプベース上面に設置した前記ポンプ本体部等の
設置部品全体を密閉するポンプカバーを、前記ポンプベ
ースに取着するようにした構成にある。 【効果】本発明によれば、切欠きのないポンプカバーで
ポンプヘッドの上方をおおうことができ、簡単な構成で
低騒音化を図りえるポンプ装置を提供できる。
プベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吸込内管に
連通する吸込水通路と、一方が前記ポンプベースの側面
に開口し、かつ、他方が前記吐出内管に連通する吐出水
通路とを、前記ポンプベースに一体成形するとともに、
このポンプベース上面に設置した前記ポンプ本体部等の
設置部品全体を密閉するポンプカバーを、前記ポンプベ
ースに取着するようにした構成にある。 【効果】本発明によれば、切欠きのないポンプカバーで
ポンプヘッドの上方をおおうことができ、簡単な構成で
低騒音化を図りえるポンプ装置を提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動ポンプ装置に係り、
更に詳細には電動ポンプ装置のポンプ部およびこれを覆
うポンプカバーを支持するポンプベースに関する。
更に詳細には電動ポンプ装置のポンプ部およびこれを覆
うポンプカバーを支持するポンプベースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のポンプ装置は図24に例示するよ
うにポンプベース1上に、電動機2を有するポンプ部お
よび吸込フランジ13を固着した吸込管継手51,吐出
フランジ27を固着した吐出管継手52を固着し、これ
を覆うポンプカバー29が支持されているのが一般的で
あり、特公昭63−138198号および実公平3−32797号にも
具体的に記載されている。
うにポンプベース1上に、電動機2を有するポンプ部お
よび吸込フランジ13を固着した吸込管継手51,吐出
フランジ27を固着した吐出管継手52を固着し、これ
を覆うポンプカバー29が支持されているのが一般的で
あり、特公昭63−138198号および実公平3−32797号にも
具体的に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のポンプ装置
では、部品点数が多く、固着手段(例えばボルトなど)
が多様され構成が複雑となるうえ、吸込フランジ13,
吐出フランジ27へ直結される配管ならびに電源電線5
4などの外部配線を考慮して、ポンプカバー29には複
数の切り欠き部53が必要不可欠となっている。この切
欠き部53を有するがためにポンプ装置の騒音が外部へ
漏れ、騒音が高く、かつ雨風や塵埃による絶縁劣化、し
いては寿命を縮めることになる。また万一、電動機2な
どが焼損した際は、外部へ延焼する危険を有するなどの
問題があった。さらには、倉庫保管時の積み重ね圧力に
対しての強度を得るため梱包仕様も木材を利用するな
ど、複雑で高価なものとなっている。
では、部品点数が多く、固着手段(例えばボルトなど)
が多様され構成が複雑となるうえ、吸込フランジ13,
吐出フランジ27へ直結される配管ならびに電源電線5
4などの外部配線を考慮して、ポンプカバー29には複
数の切り欠き部53が必要不可欠となっている。この切
欠き部53を有するがためにポンプ装置の騒音が外部へ
漏れ、騒音が高く、かつ雨風や塵埃による絶縁劣化、し
いては寿命を縮めることになる。また万一、電動機2な
どが焼損した際は、外部へ延焼する危険を有するなどの
問題があった。さらには、倉庫保管時の積み重ね圧力に
対しての強度を得るため梱包仕様も木材を利用するな
ど、複雑で高価なものとなっている。
【0004】本発明の第1目的とするところは、軽量
で、かつ簡単な構成で騒音を大幅に低減できるポンプ装
置を提供するにある。
で、かつ簡単な構成で騒音を大幅に低減できるポンプ装
置を提供するにある。
【0005】本発明の第2目的は、上記第1目的を達成
しえるとともに、ポンプ本体部の電動機部の冷却を効果
的に行えるポンプ装置を提供するにある。
しえるとともに、ポンプ本体部の電動機部の冷却を効果
的に行えるポンプ装置を提供するにある。
【0006】本発明の第3の目的は、上記第1目的を達
成しえるとともに、落下時の衝撃に強いポンプ装置を提
供するにある。
成しえるとともに、落下時の衝撃に強いポンプ装置を提
供するにある。
【0007】本発明の第4目的は、上記第1目的を達成
しえるとともに、運搬しやすく、電動機部の冷却を効果
的に行えるポンプ装置を提供するにある。
しえるとともに、運搬しやすく、電動機部の冷却を効果
的に行えるポンプ装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1目的は、ポ
ンプ本体部と、このポンプ本体部の吸込側に連通する吸
込内管と、前記ポンプ本体部の吐出側に連通する吐出内
管と、前記ポンプ本体部、前記吸込内管及び前記吐出内
管を上面に設置した合成樹脂製のポンプベースとを備
え、一方が前記ポンプベースの側面に開口し、かつ、他
方が前記吸込内管に連通する吸込水通路と、一方が前記
ポンプベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吐出内
管に連通する吐出水通路とを、前記ポンプベースに一体
成形するとともに、このポンプベース上面に設置した前
記ポンプ本体部等の設置部品全体を密閉するポンプカバ
ーを、前記ポンプベースに取着する構成とすることによ
り、達成できる。
ンプ本体部と、このポンプ本体部の吸込側に連通する吸
込内管と、前記ポンプ本体部の吐出側に連通する吐出内
管と、前記ポンプ本体部、前記吸込内管及び前記吐出内
管を上面に設置した合成樹脂製のポンプベースとを備
え、一方が前記ポンプベースの側面に開口し、かつ、他
方が前記吸込内管に連通する吸込水通路と、一方が前記
ポンプベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吐出内
管に連通する吐出水通路とを、前記ポンプベースに一体
成形するとともに、このポンプベース上面に設置した前
記ポンプ本体部等の設置部品全体を密閉するポンプカバ
ーを、前記ポンプベースに取着する構成とすることによ
り、達成できる。
【0009】本発明の第2目的は、ポンプ本体部と、こ
のポンプ本体部の吸込側に連通する吸込内管と、前記ポ
ンプ本体部の吐出側に連通する吐出内管と、前記ポンプ
本体部、前記吸込内管及び前記吐出内管を上面に設置し
たポンプベースとを備え、一方が前記ポンプベースの側
面に開口し、かつ、他方が前記吸込内管に連通する吸込
水通路と、一方が前記ポンプベースの側面に開口し、か
つ、他方が前記吐出内管に連通する吐出水通路とを、前
記ポンプベースに設けるとともに、このポンプベース上
面に設置した前記ポンプ本体部等の設置部品全体を密閉
するポンプカバーを、前記ポンプベースに取着したポン
プ装置において、前記ポンプベースの上面に冷却口を設
け、この冷却口と連通する冷却口を、前記ポンプベース
の側面に設けることにより、達成できる。
のポンプ本体部の吸込側に連通する吸込内管と、前記ポ
ンプ本体部の吐出側に連通する吐出内管と、前記ポンプ
本体部、前記吸込内管及び前記吐出内管を上面に設置し
たポンプベースとを備え、一方が前記ポンプベースの側
面に開口し、かつ、他方が前記吸込内管に連通する吸込
水通路と、一方が前記ポンプベースの側面に開口し、か
つ、他方が前記吐出内管に連通する吐出水通路とを、前
記ポンプベースに設けるとともに、このポンプベース上
面に設置した前記ポンプ本体部等の設置部品全体を密閉
するポンプカバーを、前記ポンプベースに取着したポン
プ装置において、前記ポンプベースの上面に冷却口を設
け、この冷却口と連通する冷却口を、前記ポンプベース
の側面に設けることにより、達成できる。
【0010】本発明の第3目的は、ポンプ本体部と、こ
のポンプ本体部の吸込側に連通する吸込内管と、前記ポ
ンプ本体部の吐出側に連通する吐出内管と、前記ポンプ
本体部、前記吸込内管及び前記吐出内管を上面に設置し
た合成樹脂製のポンプベースと、このポンプベース上面
に設置した前記ポンプ本体部等の設置部品全体を密閉す
る切欠きのないポンプカバーとを備え、一方が前記ポン
プベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吸込内管に
連通する吸込水通路と、一方が前記ポンプベースの側面
に開口し、かつ、他方が前記吐出内管に連通する吐出水
通路とを、前記ポンプベースに一体成形したポンプ装置
において、前記ポンプ本体部は、少なくとも羽根車を内
蔵したケーシング部と、この羽根車を回転させる駆動源
となる電動機部とを包含し、この電動機部を前記ポンプ
ベースに固定するとともに、前記ポンプベースの上面に
は、前記電動機部を支える補強突起を設け、しかも前記
ポンプベースの裏面には多数の補強リブを設けることに
よって、達成される。
のポンプ本体部の吸込側に連通する吸込内管と、前記ポ
ンプ本体部の吐出側に連通する吐出内管と、前記ポンプ
本体部、前記吸込内管及び前記吐出内管を上面に設置し
た合成樹脂製のポンプベースと、このポンプベース上面
に設置した前記ポンプ本体部等の設置部品全体を密閉す
る切欠きのないポンプカバーとを備え、一方が前記ポン
プベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吸込内管に
連通する吸込水通路と、一方が前記ポンプベースの側面
に開口し、かつ、他方が前記吐出内管に連通する吐出水
通路とを、前記ポンプベースに一体成形したポンプ装置
において、前記ポンプ本体部は、少なくとも羽根車を内
蔵したケーシング部と、この羽根車を回転させる駆動源
となる電動機部とを包含し、この電動機部を前記ポンプ
ベースに固定するとともに、前記ポンプベースの上面に
は、前記電動機部を支える補強突起を設け、しかも前記
ポンプベースの裏面には多数の補強リブを設けることに
よって、達成される。
【0011】本発明の第4目的は、ポンプ本体部と、こ
のポンプ本体部の吸込側に連通する吸込内管と、前記ポ
ンプ本体部の吐出側に連通する吐出内管と、前記ポンプ
本体部、前記吸込内管及び前記吐出内管を上面に設置し
た合成樹脂製のポンプベースと、このポンプベース上面
に設置した前記ポンプ本体部等の設置部品全体を密閉す
る切欠きのないポンプカバーとを備え、一方が前記ポン
プベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吸込内管に
連通する吸込水通路と、一方が前記ポンプベースの側面
に開口し、かつ、他方が前記吐出内管に連通する吐出水
通路とを、前記ポンプベースに一体成形したポンプ装置
において、前記ポンプ本体部は、少なくとも羽根車を内
蔵したケーシング部と、この羽根車を回転させる駆動源
となる電動機部とを包含し、この電動機部を前記ポンプ
ベースに固定するとともに、前記ポンプベースの上面に
は冷却口を設け、しかも、前記ポンプベースの側面には
運搬用の凹部を複数個設け、かつ、前記ポンプベースを
据付場所に設置した状態でも前記冷却口と前記凹部とが
連通する構成とすることによって、達成できる。
のポンプ本体部の吸込側に連通する吸込内管と、前記ポ
ンプ本体部の吐出側に連通する吐出内管と、前記ポンプ
本体部、前記吸込内管及び前記吐出内管を上面に設置し
た合成樹脂製のポンプベースと、このポンプベース上面
に設置した前記ポンプ本体部等の設置部品全体を密閉す
る切欠きのないポンプカバーとを備え、一方が前記ポン
プベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吸込内管に
連通する吸込水通路と、一方が前記ポンプベースの側面
に開口し、かつ、他方が前記吐出内管に連通する吐出水
通路とを、前記ポンプベースに一体成形したポンプ装置
において、前記ポンプ本体部は、少なくとも羽根車を内
蔵したケーシング部と、この羽根車を回転させる駆動源
となる電動機部とを包含し、この電動機部を前記ポンプ
ベースに固定するとともに、前記ポンプベースの上面に
は冷却口を設け、しかも、前記ポンプベースの側面には
運搬用の凹部を複数個設け、かつ、前記ポンプベースを
据付場所に設置した状態でも前記冷却口と前記凹部とが
連通する構成とすることによって、達成できる。
【0012】
【作用】請求項1〜12の発明では、吸込内管に連通す
る吸込水通路及び吐出内管に連通する吐出水通路がポン
プベース内に一体成形されているので、切欠きのないポ
ンプカバーで、ポンプ本体部などのポンプベース上に設
置した設置部品全体を密閉することが可能となり、ポン
プ運転音による騒音がポンプカバーによっておさえられ
る。また、ポンプベースが合成樹脂製としたので、ポン
プ装置全体の軽量化が図られる。
る吸込水通路及び吐出内管に連通する吐出水通路がポン
プベース内に一体成形されているので、切欠きのないポ
ンプカバーで、ポンプ本体部などのポンプベース上に設
置した設置部品全体を密閉することが可能となり、ポン
プ運転音による騒音がポンプカバーによっておさえられ
る。また、ポンプベースが合成樹脂製としたので、ポン
プ装置全体の軽量化が図られる。
【0013】請求項13〜14の発明では、上記と同様
に切欠きのないポンプカバーでポンプベース上方を密閉
することが可能で、ポンプ運転音による騒音がポンプカ
バーによって効果的におさえられるとともに、ポンプベ
ースの側面の冷却口からポンプベースの上面の冷却口を
通って、外気(冷却用空気)がポンプカバー内に流れ込
み、電動機2の異常温度上昇を防いでいる。
に切欠きのないポンプカバーでポンプベース上方を密閉
することが可能で、ポンプ運転音による騒音がポンプカ
バーによって効果的におさえられるとともに、ポンプベ
ースの側面の冷却口からポンプベースの上面の冷却口を
通って、外気(冷却用空気)がポンプカバー内に流れ込
み、電動機2の異常温度上昇を防いでいる。
【0014】請求項15〜16の発明では、請求項1の
発明と同様に切欠きのないポンプカバーでポンプベース
上方を密閉することが可能であるとともに、ポンプ装置
を運搬時や据付時に落下した場合には補強突起がその落
下時の衝撃を緩和する働きをして、ポンプ本体部の破損
を防止している。
発明と同様に切欠きのないポンプカバーでポンプベース
上方を密閉することが可能であるとともに、ポンプ装置
を運搬時や据付時に落下した場合には補強突起がその落
下時の衝撃を緩和する働きをして、ポンプ本体部の破損
を防止している。
【0015】請求項17〜21の発明では、請求項1の
発明と同様に、切欠きのないポンプカバーでポンプベー
ス上方を密閉することが可能であるとともに、ポンプベ
ースの側面に設けた凹部からポンプベースの上面に設け
た冷却口を通って、ポンプカバー内に外気が流れ込み、
電動機の異常温度上昇がおさえられる。しかも、その凹
部に手を入れてポンプベースを持ち上げるようにすれ
ば、ポンプ装置の運搬が容易である。
発明と同様に、切欠きのないポンプカバーでポンプベー
ス上方を密閉することが可能であるとともに、ポンプベ
ースの側面に設けた凹部からポンプベースの上面に設け
た冷却口を通って、ポンプカバー内に外気が流れ込み、
電動機の異常温度上昇がおさえられる。しかも、その凹
部に手を入れてポンプベースを持ち上げるようにすれ
ば、ポンプ装置の運搬が容易である。
【0016】請求項20の発明では、合成樹脂製のポン
プベースと、金属製のフランジ受け,吸込フランジ及び
吐出フランジとはボルトを取り除けば、簡単に分離でき
るので、廃棄物処理時における合成樹脂部と金属部との
分離作業が容易であり、ポンプベースの再利用化を図り
える。
プベースと、金属製のフランジ受け,吸込フランジ及び
吐出フランジとはボルトを取り除けば、簡単に分離でき
るので、廃棄物処理時における合成樹脂部と金属部との
分離作業が容易であり、ポンプベースの再利用化を図り
える。
【0017】請求項1〜21の発明では、ポンプ本体部
が切欠きのないポンプカバーによっておおわれているの
で、万一、電動機が焼損するようなことがあっても、ポ
ンプカバー内が酸切状態となり、電動機に発生した火が
自然消化され、ポンプカバー外への延焼が防止される。
また、ポンプカバーは、その下端開口部に切欠きを設け
る必要がないので、十分なポンプカバー自体の強度がえ
られる。
が切欠きのないポンプカバーによっておおわれているの
で、万一、電動機が焼損するようなことがあっても、ポ
ンプカバー内が酸切状態となり、電動機に発生した火が
自然消化され、ポンプカバー外への延焼が防止される。
また、ポンプカバーは、その下端開口部に切欠きを設け
る必要がないので、十分なポンプカバー自体の強度がえ
られる。
【0018】
【実施例】本発明を採用したポンプ装置の一実施例を、
図1〜図23に基づき説明する。図においてポンプベー
ス1上に電動機2がボルト32とナット33にて固定さ
れ電動機2の回転軸(図示せず)がケーシング3を貫通
し、ケーシング3内にて回転軸に軸封装置(図示せず)
を介して羽根車(図示せず)が固定され、水密にケーシ
ングカバー4がボルト5にてケーシング3に固定されて
いる。
図1〜図23に基づき説明する。図においてポンプベー
ス1上に電動機2がボルト32とナット33にて固定さ
れ電動機2の回転軸(図示せず)がケーシング3を貫通
し、ケーシング3内にて回転軸に軸封装置(図示せず)
を介して羽根車(図示せず)が固定され、水密にケーシ
ングカバー4がボルト5にてケーシング3に固定されて
いる。
【0019】電動機2を固定するポンプベース1のボル
ト32,挿入孔34は、図2,図3及び図4に示すが如
く各角部に逃げ部6を有する六角形に形成されているた
め、ボルト32,ナット33の締付トルクに十分対応で
きるうえに、とも回りが防止できるため、分解,組立て
が容易となり、かつ、廃棄するときには樹脂部(ポンプ
ベース1)と金属部(ボルト32,ナット33)が簡単
に分離できる。また、電動機2の下部のポンプベース1
には、搬送時や据付け時の衝撃を緩和する補強突起11
および冷却口31が形成されており、電動機2の固定用
ボルト32,挿入孔34を中心に設けられた放射状の複
数のリブ30は、ポンプベース1の側壁14端面よりL
だけ短く形成され、冷却口31,すきまL及び凹部35
を通り、冷却用空気が循環して、電動機2の異常温度上
昇を防止している。
ト32,挿入孔34は、図2,図3及び図4に示すが如
く各角部に逃げ部6を有する六角形に形成されているた
め、ボルト32,ナット33の締付トルクに十分対応で
きるうえに、とも回りが防止できるため、分解,組立て
が容易となり、かつ、廃棄するときには樹脂部(ポンプ
ベース1)と金属部(ボルト32,ナット33)が簡単
に分離できる。また、電動機2の下部のポンプベース1
には、搬送時や据付け時の衝撃を緩和する補強突起11
および冷却口31が形成されており、電動機2の固定用
ボルト32,挿入孔34を中心に設けられた放射状の複
数のリブ30は、ポンプベース1の側壁14端面よりL
だけ短く形成され、冷却口31,すきまL及び凹部35
を通り、冷却用空気が循環して、電動機2の異常温度上
昇を防止している。
【0020】ケーシング3の上流には、逆止弁8を有す
る逆止弁部7を構成し、逆止弁部7とポンプベース1に
形成された吸込水通路9とを水密に吸込内管10にて接
続している。
る逆止弁部7を構成し、逆止弁部7とポンプベース1に
形成された吸込水通路9とを水密に吸込内管10にて接
続している。
【0021】吸込水通路9の上流にはパッキング12を
介して吸込フランジ13がポンプベース1の上面から挿
入されたねじ部17を有するフランジ受け15にポンプ
ベース1の側面16をはさみ込む形で、側面16のボル
ト貫通孔19を通したボルト18にて固着される。吸込
フランジ13には市販品のバルブソケット,塩化ビニル
管が接続されて水源へと連通される。水源まで接続され
た塩化ビニル管および塩化ビニル管内の水の重量が吸込
フランジ13を介してポンプベース1に付加されるが、
ポンプベース1本体とフランジ受け15にて受けること
になるので、変形,破損等を防止することができるとと
もに、廃棄時、樹脂部と金属部が簡単に分離できる。
介して吸込フランジ13がポンプベース1の上面から挿
入されたねじ部17を有するフランジ受け15にポンプ
ベース1の側面16をはさみ込む形で、側面16のボル
ト貫通孔19を通したボルト18にて固着される。吸込
フランジ13には市販品のバルブソケット,塩化ビニル
管が接続されて水源へと連通される。水源まで接続され
た塩化ビニル管および塩化ビニル管内の水の重量が吸込
フランジ13を介してポンプベース1に付加されるが、
ポンプベース1本体とフランジ受け15にて受けること
になるので、変形,破損等を防止することができるとと
もに、廃棄時、樹脂部と金属部が簡単に分離できる。
【0022】ケーシング3の下流側には、自吸運転時、
水と空気に分離するための分離室20,分離室20とポ
ンプベース1に形成された吐出水通路21とを水密に吐
出内管22が接続される。
水と空気に分離するための分離室20,分離室20とポ
ンプベース1に形成された吐出水通路21とを水密に吐
出内管22が接続される。
【0023】吐出水通路21はT字状に形成され、ポン
プベース1上面まで貫通した圧力タンク装着孔23と圧
力スイッチ装着孔24が形成され、それぞれ、圧力タン
ク25,圧力スイッチ26が螺着されている。
プベース1上面まで貫通した圧力タンク装着孔23と圧
力スイッチ装着孔24が形成され、それぞれ、圧力タン
ク25,圧力スイッチ26が螺着されている。
【0024】T字状に形成された吐出水通路21を有す
るポンプベース1上に、圧力タンク25,圧力スイッチ
26が無駄なく配設されているため、ポンプベース1が
小さくでき、T字状の吐出水通路21を形成する際必要
な金型のスライドピンが短くでき、金型の構成面および
寿命においと有利になる。
るポンプベース1上に、圧力タンク25,圧力スイッチ
26が無駄なく配設されているため、ポンプベース1が
小さくでき、T字状の吐出水通路21を形成する際必要
な金型のスライドピンが短くでき、金型の構成面および
寿命においと有利になる。
【0025】吐出水通路21の下流には、吸込水通路9
と同様の構成で、ポンプベース1の側面16をはさみ込
む形で吐出フランジ27が固着されている。
と同様の構成で、ポンプベース1の側面16をはさみ込
む形で吐出フランジ27が固着されている。
【0026】吐出フランジ27の下流には、市販のバル
ブソケット,塩化ビニル管が接続されて水栓へと連結さ
れる。
ブソケット,塩化ビニル管が接続されて水栓へと連結さ
れる。
【0027】吐出水通路21がT字状に形成されている
ため、結果的には2方向への給水が可能となり、現地の
状況にあわせて配管できるため、取扱い性が向上する。
ため、結果的には2方向への給水が可能となり、現地の
状況にあわせて配管できるため、取扱い性が向上する。
【0028】また、電動機2へ電源を供給するための電
源電線54が必要不可欠であり、この電源電線54およ
びアース線などの外部配線を通過させるトンネル状の孔
28が形成されている。
源電線54が必要不可欠であり、この電源電線54およ
びアース線などの外部配線を通過させるトンネル状の孔
28が形成されている。
【0029】電動機2が主とするポンプ部が構成され、
これらを覆うように密閉形のポンプカバー29がポンプ
ベース1に装着される。ポンプベース1の外周には前記
ポンプカバー29が装着し易いように段部36が付い
て、段部36へポンプカバー29が嵌入状態で装着され
ているものである。
これらを覆うように密閉形のポンプカバー29がポンプ
ベース1に装着される。ポンプベース1の外周には前記
ポンプカバー29が装着し易いように段部36が付い
て、段部36へポンプカバー29が嵌入状態で装着され
ているものである。
【0030】ポンプカバー29は、熱間圧延軟鋼板(S
PHC)若しくは冷間圧延軟鋼板(SPCC)等の鋼板
製であって、特に、制振鋼板製とすることによって、ポ
ンプ運転時の、運転音がポンプカバー29からもれるの
を、夜間運転が気にならない程度におさえることができ
る。ポンプカバー29の板厚は、0.8mm に設定してあ
る。
PHC)若しくは冷間圧延軟鋼板(SPCC)等の鋼板
製であって、特に、制振鋼板製とすることによって、ポ
ンプ運転時の、運転音がポンプカバー29からもれるの
を、夜間運転が気にならない程度におさえることができ
る。ポンプカバー29の板厚は、0.8mm に設定してあ
る。
【0031】ポンプカバー29は、切欠きのない下面の
み開口した筒形形状とすることが好ましい。本実施例で
は、ポンプカバー29の外観形状を、厚形の箱状として
ある。ポンプカバー29は、上面を雨水が流れやすいト
ップラウンド形状とし、かつ内面には断熱材からなるイ
ンナカバーを施している。そのインナカバーの材質は、
消音機能も十分に有する断熱材が選定される。
み開口した筒形形状とすることが好ましい。本実施例で
は、ポンプカバー29の外観形状を、厚形の箱状として
ある。ポンプカバー29は、上面を雨水が流れやすいト
ップラウンド形状とし、かつ内面には断熱材からなるイ
ンナカバーを施している。そのインナカバーの材質は、
消音機能も十分に有する断熱材が選定される。
【0032】ポンプカバー29と、ポンプベース1の段
部36との間の全周に気密パッキングを施すと、風雨や
砂ほこりなどがポンプカバー29内に侵入するのを防止
するとともに、ポンプカバー29内からポンプ本体部の
運転音がもれるのを防止することができる。ポンプカバ
ー29の全表面にシリコン入り塗装を施すと、独特の模
様(パターン)が入いるとともに、汚れやほこりが付き
にくく、美しい外観を保持できる。
部36との間の全周に気密パッキングを施すと、風雨や
砂ほこりなどがポンプカバー29内に侵入するのを防止
するとともに、ポンプカバー29内からポンプ本体部の
運転音がもれるのを防止することができる。ポンプカバ
ー29の全表面にシリコン入り塗装を施すと、独特の模
様(パターン)が入いるとともに、汚れやほこりが付き
にくく、美しい外観を保持できる。
【0033】図7から図23はポンプベース1の詳細図
である。そのポンプベース1はガラス強化繊維樹脂(F
PP)などの合成樹脂製であって、薄形の箱状としてあ
る。ポンプベース1の裏面には、図8に示すように、リ
ング状リブ,縦リブ,横リブ,放射リブなどの多数の補
強リブ30が形成されている。本実施例では、ポンプベ
ース1を、高さ73.5mm ,幅388mm及び奥行328
mmに設定してある。ポンプベース1の四隅の外周面の曲
率半径を44mmに設定してある。吸込水通路9の内径を
30mmにし、かつ吐出水通路21の内径を25mmに設定
してある。
である。そのポンプベース1はガラス強化繊維樹脂(F
PP)などの合成樹脂製であって、薄形の箱状としてあ
る。ポンプベース1の裏面には、図8に示すように、リ
ング状リブ,縦リブ,横リブ,放射リブなどの多数の補
強リブ30が形成されている。本実施例では、ポンプベ
ース1を、高さ73.5mm ,幅388mm及び奥行328
mmに設定してある。ポンプベース1の四隅の外周面の曲
率半径を44mmに設定してある。吸込水通路9の内径を
30mmにし、かつ吐出水通路21の内径を25mmに設定
してある。
【0034】ポンプベース1には、その上面から金属製
であるフランジ受け15を着脱自在に装着するための、
フランジ受け挿入開口38が設けられている。
であるフランジ受け15を着脱自在に装着するための、
フランジ受け挿入開口38が設けられている。
【0035】ポンプベース1の側面上部全周に形成した
段部36は、高さを6mmに、かつ幅を2mmに設定してあ
る。ポンプベース1の上面に一体に形成した2個の取付
突起37は、ポンプベース1の上面からの高さを12m
m、ポンプベース1の側面16に沿う方向の長さを12m
m、取付孔の長さを10mmに設定してある。段部36
に、ポンプカバー29の下端開口縁を載置した後、取付
突起37にポンプカバー29の外方から小ねじを嵌着さ
せることにより、ポンプカバー29とポンプベース1が
一体化される。
段部36は、高さを6mmに、かつ幅を2mmに設定してあ
る。ポンプベース1の上面に一体に形成した2個の取付
突起37は、ポンプベース1の上面からの高さを12m
m、ポンプベース1の側面16に沿う方向の長さを12m
m、取付孔の長さを10mmに設定してある。段部36
に、ポンプカバー29の下端開口縁を載置した後、取付
突起37にポンプカバー29の外方から小ねじを嵌着さ
せることにより、ポンプカバー29とポンプベース1が
一体化される。
【0036】ポンプベース1の上面に一体に形成した補
強突起11は、ポンプベース1の上面からの高さを1
7.5mm 、ポンプベース1の側面16に沿う方向の長さ
を27mm、ポンプベース1の側面16からポンプベース
1の上面中央に向う方向の長さ(奥行)を25mmに設定
してある。ポンプベース上にポンプ本体部を設置したと
き、電動機2の下面と補強突起11の上面との間に1mm
程度のすき間が生ずるようにしてある。
強突起11は、ポンプベース1の上面からの高さを1
7.5mm 、ポンプベース1の側面16に沿う方向の長さ
を27mm、ポンプベース1の側面16からポンプベース
1の上面中央に向う方向の長さ(奥行)を25mmに設定
してある。ポンプベース上にポンプ本体部を設置したと
き、電動機2の下面と補強突起11の上面との間に1mm
程度のすき間が生ずるようにしてある。
【0037】ポンプベース1の四隅外周には、防振ゴム
を取り付ける。この防振ゴムは、ポンプ装置の据付場所
の、足元からの振動を遮断する機能を有している。ポン
プベース1の上面に設けた複数個の放熱口31と、ポン
プベース1の両側面に設けた運搬用把手部となる凹部3
5とは、連通している。ポンプベース1の裏面に設けた
すべての補強リブ30の下端は、図1に示すように、す
べてが、寸法L分だけポンプベース1の側面下端より上
方に位置している。寸法Lは、5mmに設定してある。
を取り付ける。この防振ゴムは、ポンプ装置の据付場所
の、足元からの振動を遮断する機能を有している。ポン
プベース1の上面に設けた複数個の放熱口31と、ポン
プベース1の両側面に設けた運搬用把手部となる凹部3
5とは、連通している。ポンプベース1の裏面に設けた
すべての補強リブ30の下端は、図1に示すように、す
べてが、寸法L分だけポンプベース1の側面下端より上
方に位置している。寸法Lは、5mmに設定してある。
【0038】ポンプカバー29の表面にはグレイッシュ
・ベージュ系の色彩を施すとともに、ポンプベース1に
はポンプカバー29に施した色彩よりも暗い色彩、たと
えば、ウォームグレーを施す。
・ベージュ系の色彩を施すとともに、ポンプベース1に
はポンプカバー29に施した色彩よりも暗い色彩、たと
えば、ウォームグレーを施す。
【0039】フランジ受け15は、好ましくは、ステン
レス製とする。フランジ受け15のボルト18の取付け
用のねじ部17は、押し出しねじ(バーリングねじ)と
することによって、取付ナットを不要とする。
レス製とする。フランジ受け15のボルト18の取付け
用のねじ部17は、押し出しねじ(バーリングねじ)と
することによって、取付ナットを不要とする。
【0040】ポンプベース1は、その上面側を形成する
固定成形型と、その下面側を形成する移動成形型と、吸
込水通路及び吐出水通路を形成するスライドピンを用い
て作られる。
固定成形型と、その下面側を形成する移動成形型と、吸
込水通路及び吐出水通路を形成するスライドピンを用い
て作られる。
【0041】本実施例では、運搬用の把手となる2個の
凹部35を設け、この凹部35が冷却口を兼ねている
が、凹部35とは関係なく、ポンプベース1の側面16
に専用の冷却口を設けるようにしてもよい。
凹部35を設け、この凹部35が冷却口を兼ねている
が、凹部35とは関係なく、ポンプベース1の側面16
に専用の冷却口を設けるようにしてもよい。
【0042】ポンプカバー29をポンプベース1の段部
36に嵌着させると、ポンプベース1上に設置されたポ
ンプ本体部等の設置部品全体が密閉された状態となる。
この状態では、ポンプカバー29の表面には、開口部分
が全くない。ポンプカバー29の下端開口縁とポンプベ
ース1の段部36との間にパッキングを介在させない場
合には、その両者間(ポンプカバー29の下端開口縁と
ポンプベース1の段部36)の気密が十分となるよう
に、ポンプカバー29とポンプベース1との嵌合寸法を
設定してある。
36に嵌着させると、ポンプベース1上に設置されたポ
ンプ本体部等の設置部品全体が密閉された状態となる。
この状態では、ポンプカバー29の表面には、開口部分
が全くない。ポンプカバー29の下端開口縁とポンプベ
ース1の段部36との間にパッキングを介在させない場
合には、その両者間(ポンプカバー29の下端開口縁と
ポンプベース1の段部36)の気密が十分となるよう
に、ポンプカバー29とポンプベース1との嵌合寸法を
設定してある。
【0043】ポンプベース1の側面16には、吸込フラ
ンジ13や吐出フランジ27を受けるフランジ台座1a
が一体に成形されている。フランジ台座の形状は、吸込
フランジ13若しくは吐出フランジ27の形状としてあ
る。
ンジ13や吐出フランジ27を受けるフランジ台座1a
が一体に成形されている。フランジ台座の形状は、吸込
フランジ13若しくは吐出フランジ27の形状としてあ
る。
【0044】ポンプベース1の上方には、浅井戸ポンプ
機能を達成するための、すべての部品が設けられてい
る。圧力タンク25や圧力スイッチ26以外に、ポンプ
ヘッド保温用セラミックヒータ,吐出水通路21保温用
セラミックヒータ,保護リレー等の電気部品を収納して
なる電気部品ケースなどがポンプベース1の上方に設け
られている。
機能を達成するための、すべての部品が設けられてい
る。圧力タンク25や圧力スイッチ26以外に、ポンプ
ヘッド保温用セラミックヒータ,吐出水通路21保温用
セラミックヒータ,保護リレー等の電気部品を収納して
なる電気部品ケースなどがポンプベース1の上方に設け
られている。
【0045】本実施例のポンプ装置は、揚水量を36リ
ットル/分に、押上高さを25mに、吸上高さを+3m
〜−8mに、それぞれ設定してある。本実施例のポンプ
装置によれば、騒音を60デシベル以内に、かつ、全体
重量を60デジベル以内におさえることができる。
ットル/分に、押上高さを25mに、吸上高さを+3m
〜−8mに、それぞれ設定してある。本実施例のポンプ
装置によれば、騒音を60デシベル以内に、かつ、全体
重量を60デジベル以内におさえることができる。
【0046】本実施例では、ポンプベース1上には、そ
の中央部にポンプ本体部を配置し、そのポンプ本体に隣
接して圧力タンク25及び圧力スイッチ26並列配置す
る。本実施例では、ポンプベース1の下端全周に耳部
(フランジ)を形成してある。この耳部により、ポンプ
ベース1の平面度が十分にえられるので、ポンプベース
1を地面等の据付場所に設置した際に、ポンプベース1
はガタつかない。
の中央部にポンプ本体部を配置し、そのポンプ本体に隣
接して圧力タンク25及び圧力スイッチ26並列配置す
る。本実施例では、ポンプベース1の下端全周に耳部
(フランジ)を形成してある。この耳部により、ポンプ
ベース1の平面度が十分にえられるので、ポンプベース
1を地面等の据付場所に設置した際に、ポンプベース1
はガタつかない。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、取扱い性に優れた小形
軽量化が図れ、実使用に十分対応できる強度を有し、組
立性および廃棄物処理時の樹脂部と金属部の分解が容易
となるとともに、金型も小形で寿命の長い構成とするこ
とができる。さらに、ポンプカバーは、切欠きがなく、
密閉ポンプカバーとなるため騒音を低減すること、およ
び、風雨や塵埃の侵入防止が図れ絶縁劣化、しいてはポ
ンプ装置の寿命向上が図れる。
軽量化が図れ、実使用に十分対応できる強度を有し、組
立性および廃棄物処理時の樹脂部と金属部の分解が容易
となるとともに、金型も小形で寿命の長い構成とするこ
とができる。さらに、ポンプカバーは、切欠きがなく、
密閉ポンプカバーとなるため騒音を低減すること、およ
び、風雨や塵埃の侵入防止が図れ絶縁劣化、しいてはポ
ンプ装置の寿命向上が図れる。
【0048】万一電動機等が焼損した際には酸欠現象に
より自然消化され、外部への延焼の危険が全く無くな
る。また、ポンプカバーは、切欠きがないので、ポンプ
カバー自体の強度向上が図られ、倉庫保管時などの積み
重ね圧縮荷重に対する梱包仕様が簡単にできるなど、実
使用上の効果は多大である。
より自然消化され、外部への延焼の危険が全く無くな
る。また、ポンプカバーは、切欠きがないので、ポンプ
カバー自体の強度向上が図られ、倉庫保管時などの積み
重ね圧縮荷重に対する梱包仕様が簡単にできるなど、実
使用上の効果は多大である。
【図1】本発明に係るポンプ装置の一実施例を示す一部
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明に係る要部の斜視図である。
【図3】図2に示す要部斜視図のB−B断面を示す図で
ある。
ある。
【図4】図3のPから見た図である。
【図5】図2に示す要部斜視図のA−A断面を示す図で
ある。
ある。
【図6】本発明に係るポンプ装置の吸込みフランジ部の
断面図である。
断面図である。
【図7】本発明に係るポンプベースの表面図である。
【図8】図8の裏面図である。
【図9】図8の左側面図である。
【図10】図8の右側面図である。
【図11】図8のU−U断面図である。
【図12】図8のB2−B2断面図である。
【図13】図9のC−C断面図である。
【図14】図9のD−D断面図である。
【図15】図9のE−E断面図である。
【図16】図9のF−F断面図である。
【図17】図8の上面図の一部を示す図である。
【図18】図8のG−G断面図である。
【図19】図17のJ−J断面図である。
【図20】図8のM−M断面図である。
【図21】図10のK−K断面図である。
【図22】図8のN−N断面図である。
【図23】図9のQ−Q断面図である。
【図24】従来例を示すポンプカバーを取りはずした状
態における斜視図である。
態における斜視図である。
1…ポンプベース、6…逃げ部、9…吸込水通路、11
…補強突起、14…側面、15…フランジ受け、19…
ボルト貫通孔、21…吐出水通路、23…圧力タンク固
着孔、24…圧力スイッチ固着孔、28…孔、29…ポ
ンプカバー、30…リブ、31…冷却口、35…凹部、
37…取付突起。
…補強突起、14…側面、15…フランジ受け、19…
ボルト貫通孔、21…吐出水通路、23…圧力タンク固
着孔、24…圧力スイッチ固着孔、28…孔、29…ポ
ンプカバー、30…リブ、31…冷却口、35…凹部、
37…取付突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 博文 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 小島 昭 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内
Claims (21)
- 【請求項1】ポンプ本体部と、このポンプ本体部の吸込
側に連通する吸込内管と、前記ポンプ本体部の吐出側に
連通する吐出内管と、前記ポンプ本体部、前記吸込内管
及び前記吐出内管を上面に設置した合成樹脂製のポンプ
ベースとを備え、 一方が前記ポンプベースの側面に開口し、かつ、他方が
前記吸込内管に連通する吸込水通路と、一方が前記ポン
プベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吐出内管に
連通する吐出水通路とを、前記ポンプベースに一体成形
するとともに、このポンプベース上面に設置した前記ポ
ンプ本体部等の設置部品全体を密閉するポンプカバー
を、前記ポンプベースに取着してなるポンプ装置。 - 【請求項2】前記ポンプベースには、電源電線及びアー
ス線などの外部配線を通すために、前記ポンプベースの
上面から前記ポンプベースの側面に貫通する孔を設けた
ことを特徴とする請求項1記載のポンプ装置。 - 【請求項3】前記ポンプカバーは、下面のみ開口した筒
形形状であって、その開口全周を、前記ポンプベースの
側面上部全周に形成した段部に嵌着するとともに、前記
ポンプベース上面の外周に近接して設けた取付突起に前
記ポンプカバーの外方から小ねじを嵌着せしめることを
特徴とする請求項1記載のポンプ装置。 - 【請求項4】前記ポンプカバーの内壁には、消音機能及
び断熱機能を有するインナーカバーを施したことを特徴
とする請求項1記載のポンプ装置。 - 【請求項5】前記ポンプカバーと前記ポンプベースとの
間の全周に気密パッキングを施したことを特徴とする請
求項1,2,3若しくは4記載のポンプ装置。 - 【請求項6】前記ポンプカバーは、制振鋼板製としたこ
とを特徴とする請求項1,2,3,4若しくは5記載の
ポンプ装置。 - 【請求項7】前記ポンプベースには、運搬用の把手部を
複数個形成したことを特徴とする請求項1,2,3,
4,5若しくは6記載のポンプ装置。 - 【請求項8】前記ポンプカバーは、鋼板製とし、その表
面にシリコン入り塗装を施したことを特徴とする請求項
1,2,3,4,5,6若しくは7記載のポンプ装置。 - 【請求項9】前記ポンプベースは、薄形の箱状とし、し
かも、前記ポンプカバーは、厚形の箱状とするととも
に、そのポンプカバーの上面は雨水が流れやすいトップ
ラウンドの形状としたことを特徴とする請求項1,2,
3,4,5,6,7若しくは8記載のポンプ装置。 - 【請求項10】前記ポンプベースの四隅外周に防振ゴム
を設けたことを特徴とする請求項9記載のポンプ装置。 - 【請求項11】前記ポンプベースの裏面に、リング状リ
ブ,縦リブ,横リブ及び放射状リブを、多数設けたこと
を特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
9若しくは10記載のポンプ装置。 - 【請求項12】前記吐出水通路をT字状として、前記ポ
ンプベースの側面の2個所のいずれか一方から送水でき
る構造にしたことを特徴とする請求項1記載のポンプ装
置。 - 【請求項13】ポンプ本体部と、このポンプ本体部の吸
込側に連通する吸込内管と、前記ポンプ本体部の吐出側
に連通する吐出内管と、前記ポンプ本体部、前記吸込内
管及び前記吐出内管を上面に設置したポンプベースとを
備え、 一方が前記ポンプベースの側面に開口し、かつ、他方が
前記吸込内管に連通する吸込水通路と、一方が前記ポン
プベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吐出内管に
連通する吐出水通路とを、前記ポンプベースに設けると
ともに、このポンプベース上面に設置した前記ポンプ本
体部等の設置部品全体を密閉するポンプカバーを、前記
ポンプベースに取着したポンプ装置において、 前記ポンプベースの上面に冷却口を設け、この冷却口と
連通する冷却口を、前記ポンプベースの側面に設けたこ
とを特徴とするポンプ装置。 - 【請求項14】前記ポンプベースの側面に設けた冷却口
は、運搬用の把手を兼ねていることを特徴とする請求項
13記載のポンプ装置。 - 【請求項15】ポンプ本体部と、このポンプ本体部の吸
込側に連通する吸込内管と、前記ポンプ本体部の吐出側
に連通する吐出内管と、前記ポンプ本体部、前記吸込内
管及び前記吐出内管を上面に設置した合成樹脂製のポン
プベースと、このポンプベース上面に設置した前記ポン
プ本体部等の設置部品全体を密閉する切欠きのないポン
プカバーとを備え、 一方が前記ポンプベースの側面に開口し、かつ、他方が
前記吸込内管に連通する吸込水通路と、一方が前記ポン
プベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吐出内管に
連通する吐出水通路とを、前記ポンプベースに一体成形
したポンプ装置において、 前記ポンプ本体部は、少なくとも羽根車を内蔵したケー
シング部と、この羽根車を回転させる駆動源となる電動
機部とを包含し、この電動機部を前記ポンプベースに固
定するとともに、前記ポンプベースの上面には、前記電
動機部を支える補強突起を設け、しかも前記ポンプベー
スの裏面には多数の補強リブを設けたことを特徴とする
ポンプ装置。 - 【請求項16】前記ポンプベースには、前記電動機部を
固定するためのボルト挿入孔を設け、このボルト挿入孔
は、各角部に逃げ部を有する多角形状としたことを特徴
とする請求項15記載のポンプ装置。 - 【請求項17】ポンプ本体部と、このポンプ本体部の吸
込側に連通する吸込内管と、前記ポンプ本体部の吐出側
に連通する吐出内管と、前記ポンプ本体部、前記吸込内
管及び前記吐出内管を上面に設置した合成樹脂製のポン
プベースと、このポンプベース上面に設置した前記ポン
プ本体部等の設置部品全体を密閉する切欠きのないポン
プカバーとを備え、 一方が前記ポンプベースの側面に開口し、かつ、他方が
前記吸込内管に連通する吸込水通路と、一方が前記ポン
プベースの側面に開口し、かつ、他方が前記吐出内管に
連通する吐出水通路とを、前記ポンプベースに一体成形
したポンプ装置において、 前記ポンプ本体部は、少なくとも羽根車を内蔵したケー
シング部と、この羽根車を回転させる駆動源となる電動
機部とを包含し、この電動機部を前記ポンプベースに固
定するとともに、前記ポンプベースの上面には冷却口を
設け、しかも、前記ポンプベースの側面には運搬用の凹
部を複数個設け、かつ、前記ポンプベースを据付場所に
設置した状態でも前記冷却口と前記凹部とが連通する構
成にしたことを特徴とするポンプ装置。 - 【請求項18】前記ポンプベースの裏面に多数の補強リ
ブを設け、これらの補強リブの下端は、前記ポンプベー
スの側面下端より上方に位置していることを特徴とする
請求項17記載のポンプ装置。 - 【請求項19】前記ポンプベースの側面に設けた前記吸
込水通路の開口周縁にパッキングを介して吸込フランジ
を取り付け、かつ、前記ポンプベースの側面に設けた前
記吐出水通路の開口周縁にパッキングを介して吐出フラ
ンジを取り付けることを特徴とする請求項1記載のポン
プ装置。 - 【請求項20】前記ポンプベース上に、金属製のフラン
ジ受けを着脱自在に設け、このフランジ受けと前記吸込
フランジ若しくは前記吐出フランジとを前記ポンプベー
スの側面を貫通するボルトによって固定したことを特徴
とする請求項1記載のポンプ装置。 - 【請求項21】前記ポンプカバーの表面にはグレイッシ
ュ・ベージュ系の色彩を施すとともに、前記ポンプベー
スの側面には前記ポンプカバーの表面に施した色彩より
も暗い色彩を施したことを特徴とする請求項1記載のポ
ンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04000030A JP3112040B2 (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04000030A JP3112040B2 (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | ポンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05180163A true JPH05180163A (ja) | 1993-07-20 |
JP3112040B2 JP3112040B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=11462965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04000030A Expired - Fee Related JP3112040B2 (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3112040B2 (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5151042U (ja) * | 1974-10-15 | 1976-04-17 | ||
JPS55180916U (ja) * | 1979-06-14 | 1980-12-26 | ||
JPS599116U (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-20 | 日産自動車株式会社 | 車両用電子機器の冷却構造 |
JPS6189704U (ja) * | 1984-11-16 | 1986-06-11 | ||
JPS61184669U (ja) * | 1985-05-08 | 1986-11-18 | ||
JPS6314910U (ja) * | 1986-07-10 | 1988-01-30 | ||
JPS6390082U (ja) * | 1986-11-29 | 1988-06-11 | ||
JPH01200077A (ja) * | 1988-02-02 | 1989-08-11 | Kayaba Ind Co Ltd | エアーポンプユニット |
JPH0332797U (ja) * | 1989-08-10 | 1991-03-29 |
-
1992
- 1992-01-06 JP JP04000030A patent/JP3112040B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
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