JPH05180144A - 油圧モータ - Google Patents
油圧モータInfo
- Publication number
- JPH05180144A JPH05180144A JP34626891A JP34626891A JPH05180144A JP H05180144 A JPH05180144 A JP H05180144A JP 34626891 A JP34626891 A JP 34626891A JP 34626891 A JP34626891 A JP 34626891A JP H05180144 A JPH05180144 A JP H05180144A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- valve member
- tooth member
- rotary valve
- hydraulic motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Hydraulic Motors (AREA)
Abstract
スペースしか必要でない油圧モータを提供する。 【構成】 入口ポート2と出口ポート3とが設けられた
ケーシング4を有する入力手段1に同心的にかつ回転可
能に組付けられた出力手段5を具え、出力手段5には内
歯部材6及び回転弁部材7が設けられ、内歯部材6内に
はこれと噛合する外歯部材8が設けられ、ケーシング4
内には回転弁部材7と協動して流体の流通を切換えるた
めにケーシング4に連結した静止弁部材9が設けられ、
さらに外歯部材8を公転はするが自転しないようにケー
シング4に連結する連結軸12が設けられている。
Description
位機構を具えた油圧モータに関する。
て、この出願の出願人が特願平2-8489号として図5に示
すようなものを提案しており、このものにつき図面を参
照して概略説明することとする。この油圧モータは、軸
支持ケーシング102、変位機構103、静止弁部材104、ス
ペーサプレート105、出力軸111及び回転弁部材123を有
する。そして変位機構103は、内歯部材107にそれより1
つ歯数の少ない外歯部材108が偏心的に配設されたもの
からなり、内歯部材107と外歯部材108との間の相対運動
及び回転運動によって拡張及び収縮する容積変化室109
を形成し、変位機構103の側面にスペーサプレート105を
介してカウンタバランス弁129が取付けられている。
持された出力軸111が設けられ、この出力軸111は内歯ス
プライン112を有し、伝動軸113の一端に形成された外歯
スプライン114が内歯スプライン112と噛合している。伝
動軸113の他端には別の外歯スプライン116が設けられ、
外歯部材108の内孔に形成された内歯スプライン117と噛
合している。内歯部材107の内歯の数を7個とし、外歯
部材108の外歯の数を6個とすると、外歯部材108が6回
公転することにより外歯部材107が1回自転し、その結
果伝動軸113及び出力軸111の完全1回転運動が得られ
る。
図6は回転弁部材123側の表面146を、また図7は変位機
構103側の表面147をそれぞれ示す。145は中心孔、148は
7個の導口、149は表面146において導口148の中間に形
成された同形の凹部、150は中心孔145と同心の環状溝、
151は表面147において導口148の周囲に形成された凹
部、152,153は表面146の円弧状溝155及び環状溝150と
表面147との間を連通する傾斜孔、154は水平孔をそれぞ
れ示す。
図8はバランシングリング143側の表面156を、また図9
は静止弁部材104側の表面157をそれぞれ示す。158は中
心孔、159は表面156において中心孔158と同心的に形成
された2個の円弧状凹部で、その中間に設けられた突部
161は、出力軸111の対向端部に設けられたノッチに嵌入
して両者を連結するようになっており、163は突部161の
外方において両表面156,157を連通する水平孔、164は
この水平孔163の周囲及びそれらの中間に円周方向に等
間隔に形成された6個の凹部、166は凹部164の中間に形
成された凹部で、傾斜孔167により段付外周面168と連通
しており、最外周面169には連通孔163と直角方向にノッ
チ171が形成されている。
おいて、173は弁本体で174は高圧の入口ポート、175は
低圧の出口ポート、176,177,178は流通孔、179,180
はチェック弁をそれぞれ示す。
ウンタバランス弁129の入口ポート174から高圧油が流入
し、弁本体173の内部の流路をとおって流通孔176からス
ペーサプレート105の透孔を経て、変位機構103の内歯部
材107の内歯の中心孔を流れ、この高圧油は静止弁部材1
04の傾斜孔152を経て環状溝150に流れる。その後この高
圧油は回転弁部材123の凹部164に流れた後、再び静止弁
部材104の選択された導口148に入り、凹部151から変位
機構103の容積変化室109に入って外歯部材108を回転さ
せる。この外歯部材108の回転により、伝動軸113を介し
て回転トルクが出力軸111に伝達されることとなる。出
力軸111と回転弁部材123とは連結されているので、この
間従来のものと同様に回転弁部材123が静止弁部材104に
対して回転し、このようにして弁の切換えが行われる。
戻油となって吐出され、この戻油は静止弁部材104の凹
部151を経て導口148をとおり、回転弁部材123の凹部166
に入り、傾斜孔167を経て、回転弁部材123と軸支持ケー
シング102との間の環状圧力室144に入り、静止弁部材10
4の円弧状溝155、傾斜孔153をとおって、傾斜孔153から
内歯部材107の中心孔に入り、スペーサプレート105の透
孔を経て、カウンタバランス弁129の連通孔177を経て出
口ポート175から流出する。これはポート174を入口ポー
トとして使用した場合であり、逆にポート175を入口ポ
ートとして使用する場合は、前記とその流れが逆とな
る。
業者の知るところであり、図12は前記の油圧モータの作
動開始時すなわち外歯部材108が零位置にある場合の変
位機構103(上部)及び弁部材104,123(下部)の位置
関係を示し、容積室109及び弁部材104,123流路におい
て、ハッチングを付したところは入口ポート174に連通
する高圧側であり、他のところは出口ポート175に連通
する低圧側をそれぞれ示す。図13は同上についで外歯部
材108が1/14回転した場合、図14は同上についで外歯
部材108が1/7回転した場合をそれぞれ示す。このよ
うにして外歯部材108は内歯部材107内を6回公転したと
ころで1回自転し、その結果伝導軸113及び出力軸111の
完全1回転運動がえられる。
モータを小型にする要求が高まっているが、前記のよう
なものにあっては、部品点数も多くまだ十分にこの希望
を満たすことができるほどの小型化を達成することがで
きないという問題がある。
来の油圧モータのもつ問題を解決し、部品点数を少なく
して小型化を実現し、前記のような要求に応ずることの
できる油圧モータを提供するにある。
目的を達成するために、入口ポートと出口ポートとが設
けられたケーシングを有する入力手段と、この入力手段
に同心的にかつ回転可能に組付けられた出力手段とを具
え、出力手段には内歯部材及び回転弁部材が設けられ、
この内歯部材内にはこれと噛合する外歯部材が設けら
れ、ケーシング内には回転弁部材と協動して流体の流通
を切換えるために弁機構を構成するケーシングに連結し
た静止弁部材が設けられ、さらに外歯部材を公転はする
が自転しないようにケーシングに連結する連結軸が設け
られていることを特徴とするものである。
入力手段のケーシングの入口ポートから流入した高圧油
は、静止弁部材、回転弁部材を経て変位機構の高圧側の
容積変位室に流入して、外歯部材を公転するとともに内
歯部材を回転し、内歯部材が設けられている出力手段か
ら高トルクを出力し、この回転によって回転弁部材を内
歯部材と一体的に回転して、静止弁部材との間で弁の切
換えが行われる。そしてこのようにしている一方、変位
機構の低圧側の容積変化室内の戻油は、回転弁部材、静
止弁部材を経てケーシングの出口ポートから排出され
る。
おいて、前記従来の油圧モータと同様の部分の説明を省
略し、主として異なるところについて説明する。1は入
口ポート2と出口ポート3とが設けられたケーシング4
を有する入力手段であって、この入力手段1に同心的に
かつ回転可能に出力手段5が組付けられ、この出力手段
5には内歯部材6及び回転弁部材7が設けられ、この内
歯部材6内にはこれと噛合する外歯部材8が設けられ、
ケーシング4内には回転弁部材7と協動して流体の流通
を切換えるために弁機構11を構成するケーシング4に連
結した静止弁部材9が設けられ、さらに外歯部材8を公
転はするが自転しないようにケーシング4に連結する連
結軸12が設けられている。
の外側(図1において左側)にはエンドキャップ14が、
その反対側には回転弁部材7、ケース15が配置され、こ
れらがボルト16で一体的に結合されて出力手段5を構成
している。内歯部材6内にそれより1つ歯数の少ない外
歯部材8が偏心的に配設され、両歯部材6,8間に容積
変化室13が形成される。そして外歯部材8の内周には内
歯スプライン18が設けられ、これに連結軸12の一端に形
成された外歯スプライン19が噛合し、他端に形成された
外歯スプライン20は、ケーシング4の内孔に形成された
内歯スプライン21と噛合する。静止弁部材9とケーシン
グ4との間には従来のものと同様にバランシングリング
23が設けられているが、このバランシングリング23には
軸方向の小孔22が設けられ、そしてケーシング4の軸方
向端部には従来のものと同様のカウンタバランス弁29が
設けられている。
11及びカウンタバランス弁29等は基本的に前記従来のも
のと同様であり、入口ポート2から送入された高圧油は
カウンタバランス弁29を介して第1通路24に送入され、
バランシングリング23の小孔22、弁機構11の静止弁部材
9、回転弁部材7を経て、変位機構10の容積変化室13に
順次導入され、その圧力でケーシング4に自転不能に取
付けられている外歯部材8が内歯部材6内を公転し、そ
の回数が6回となったとき内歯部材6が1回回転し、こ
の際回転弁部材7も回転して静止弁部材9との間で弁の
切換えが行われ、変位機構10の低圧側の容積変化室13内
の戻油は点線矢印に示すように弁機構11及び第2通路25
を経て出口ポート3から排出される。
動開始時すなわち内歯部材6が零位置にある場合の変位
機構10(上部)及び弁機構11(下部)の位置関係を示
し、容積変化室13及び弁部材7,9の流路において、ハ
ッチングを付したところは入口ポート2に連通する高圧
側であり、他のところは出口ポート3に連通する低圧側
をそれぞれ示す。図3は同上についで内歯部材6が1/
14回転した場合、図14は同上についで内歯部材6が1/
7回転した場合をそれぞれ示す。このようにして内歯部
材6は外歯部材8が内歯部材6内を6回公転したところ
で1回回転し、その結果出力手段5を矢印の方向に1回
回転することとなる。
ートと出口ポートとが設けられたケーシングを有する入
力手段に同心的にかつ回転可能に組付けられた内歯部材
を有する出力手段を具え、出力手段には内歯部材及び回
転弁部材が設けられ、この内歯部材内にはこれと噛合す
る外歯部材が設けられ、ケーシング内には回転弁部材と
協動して流体の流通を切換えるために弁機構を構成する
ケーシングに連結した静止弁部材が設けられ、さらに外
歯部材を公転はするが自転しないようにケーシングに連
結する連結軸が設けられていて、内歯部材及び回転弁部
材がそのまま出力手段となっているので、従来の油圧モ
ータが前記各部材と出力手段とが別になっていたため、
部品点数を減らして小型化することができなかったのに
比べて、部品点数を減らして小型化することができ、し
たがってその設置のために大きなスペースを必要としな
いという効果がある。
関係の説明図である。
の位置関係の説明図である。
係の説明図である。
置関係の説明図である。
構の位置関係の説明図である。
関係の説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 入口ポートと出口ポートとが設けられた
ケーシングを有する入力手段と、この入力手段に同心的
にかつ回転可能に組付けられた出力手段とを具え、出力
手段には内歯部材及び回転弁部材が設けられ、この内歯
部材内にはこれと噛合する外歯部材が設けられ、ケーシ
ング内には回転弁部材と協動して流体の流通を切換える
ために弁機構を構成するケーシングに連結した静止弁部
材が設けられ、さらに外歯部材を公転はするが自転しな
いようにケーシングに連結する連結軸が設けられている
ことを特徴とする油圧モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3346268A JP3051238B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 油圧モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3346268A JP3051238B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 油圧モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05180144A true JPH05180144A (ja) | 1993-07-20 |
JP3051238B2 JP3051238B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=18382255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3346268A Expired - Lifetime JP3051238B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 油圧モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051238B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3346268A patent/JP3051238B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3051238B2 (ja) | 2000-06-12 |
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Legal Events
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