JPH0517946Y2 - - Google Patents

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JPH0517946Y2
JPH0517946Y2 JP1983193451U JP19345183U JPH0517946Y2 JP H0517946 Y2 JPH0517946 Y2 JP H0517946Y2 JP 1983193451 U JP1983193451 U JP 1983193451U JP 19345183 U JP19345183 U JP 19345183U JP H0517946 Y2 JPH0517946 Y2 JP H0517946Y2
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JP
Japan
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movable shelf
rail
regulating rollers
shelf
pipe rail
Prior art date
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JP1983193451U
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English (en)
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JPS60101947U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は移動棚の横ずれ、横揺れ及び転倒を防
止する垂直安定保持装置に関する。
限られた床面積を有効に活用するため、通路と
なるべき少なくとも1つの空間を残して複数個の
棚を密集して配列し、これらの棚を電動又は手動
により適宜移動させて所要の通路を開き物品の出
し入れを行うようにした移動棚装置は従来から用
いられている。
この種の棚装置においては、棚の移動を円滑に
行わせるため、床に適宜な本数の軌条を敷設し、
さらに各棚の底部に走行車輪を軸装し、これら走
行車輪が軌条上を移動することにより棚が移動す
る構成が最も一般に行われている。この場合、走
行車輪の外周踏面に半径方向外方に突出した環状
つばを設けるとともに、軌条に棚の移動方向に沿
つて延在する案内溝を設け、環状つばと案内溝と
の係合により棚が移動時に移動方向を横断する方
向にずれる、即ち横ずれするのを防止することも
従来より行われている。
このように構成された移動棚装置は、地震等に
より急激な力を受けた場合、棚の下部は上述の構
成により横ずれを起すことはない。しかし、棚の
上部が歪んで棚自体が横揺れを起したり、受ける
力の方向によつては棚が転倒するという恐れがど
うしても残る。
よつて、本考案は、移動棚の横ずれを防止する
とともに、移動棚の横揺れ・転倒を防止すること
のできる装置を提供することを目的とする。
本考案の利点、効果等は、添付図面を参照して
以下に述べる実施例の説明から明らかになるであ
ろう。
第1図に示されるように、走行面1を有する軌
条2,3が3本互いに平行に床4に敷設されてお
り、軌条2,3上には3列の移動棚5が配設され
ている(第2図参照)。第3図及び第4図に示さ
れるように、2本の軌条2の走行面1は平坦であ
るが、軌条3の走行面1には移動棚5の移動方向
に沿つて延在する案内溝6が形成されている。
各移動棚5の底部の台枠7には、円筒形踏面8
を有する走行車輪9,10が車軸11を介して軸
受12,12に回転自在に支承されている。第4
図から明らかな通り、軌条3の走行面1上を転動
する走行車輪のうちの1個の走行車輪10の踏面
8には半径方向外方に突出した環状つば13が走
行面1に形成された案内溝6に係合するように形
成されている。
また、移動棚5の上方には、第1図及び第2図
に示されるように、移動方向に沿つてパイプレー
ル14が水平に延在している。このパイプレール
14の両端部はそれぞれ壁15及び床に固定され
た固定棚16にしつかりと固着されている。各移
動棚5の頂部17には、パイプレール14を挾ん
で対をなす規制ローラ18,18が移動方向に隔
てて2ケ所設けられている。この1対の規制ロー
ラ18,18は、第5図および第6図に示すよう
に、断面環状をなすパイプレール14の両側周面
に摺接できるように、湾曲凹面18a,18aを
備え、かつ湾曲凹面18a,18aの上下端縁
に、湾曲凹面18a,18aよりは径大な周縁部
18b,18bを突設した鞍型状に形成されてい
る。そして、支承軸19,19を立設した台座2
0がナツト21等により移動棚5の頂部17に固
設され、かつ前記構成より成る1対の規制ローラ
18,18は前記支承軸19,19に回転自在に
軸承されると共に、各支承軸19,19の上端は
連結部材22に連結固定され、各規制ローラ1
8,18を外部に露出して一定の間隔に保持して
いる。また、前記1対の規制ローラ18,18、
台座20および連結部材22により、パイプレー
ル14を円周方向に於いて囲繞すると共に、パイ
プレール14を各規制ローラ18,18で挾むよ
うな位置関係に設けられている。前記パイプレー
ル14は、第5図に示すように、各規制ローラ1
8,18の湾曲凹面18a,18aとの間に僅か
の隙間Gをもつて延在している。
本考案装置の作動について説明すると、先ず少
なくとも軌状2,3のうちの1本の軌条2に案内
溝6を設け、かつこの案内溝6に係合可能な環状
つば13が円筒形踏面8に形成されている走行車
輪10を、少なくとも1個移動棚5の底部に設け
ることにより、移動棚5の横ずれが防止される。
そして、走行車輪9,10が軌条2,3に案内さ
れて移動棚5を移動させると、規制ローラ18,
18とパイプレール14との間には僅かの隙間G
が形成されているので、移動棚5の軌条2,3上
の移動に影響を与えることはなく、たとえばパイ
プレール14のたわみ、または径の不均一により
規制ローラ18,18とパイプレール14とが接
触するようなことがあつても、規制ローラ18,
18が回転自在となつているので、移動棚5の移
動の妨げとはならず、またパイプレール14およ
び規制ローラ18,18はすべて外部へ露出して
いるので、その修理、点検が容易である。さら
に、移動棚5が移動方向または逆方向に回転力が
作用して移動棚5が転倒しようとしても、各規制
ローラ18,18の上、下いずれかの径大な周縁
部18b,18bに、パイプレール14の上、下
いずれかの周面部が当接すると共に、パイプレー
ル14はその円周方向に於いて、規制ローラ1
8,18、台座20および連結部材22により囲
繞されているのために、パイプレール14から規
制ローラ18,18が離脱することなく、前記当
接個所に於いて移動棚5を転倒させようとする回
転力に抗する摩擦力が発生し転倒が阻止され、移
動棚5の垂直状態を保持する。
また、移動棚5の横方向(移動棚の移動方向に
対して直角方向)に震動が作用した場合、規制ロ
ーラ18,18のいずれか一方の湾曲凹面18a
に、パイプレール14の側部周面が当接して、移
動棚6の横方向への転倒をも阻止して、移動棚5
の垂直状態を保持できるのである。
本考案は上述のようであるから、パイプレール
から各1対の規制ローラが離脱することなく、こ
れら規制ローラによつて移動棚の移動方向または
逆方向の回転力に抗して、移動棚の転倒を阻止し
て、移動棚の垂直状態を保持すると共に、移動棚
の横方向の震動に対しても、前記各規制ーラによ
つて移動棚の横方向への転倒を阻止して、移動棚
の垂直状態を保持することができ、更にパイプレ
ールおよび規制ローラはすべて外部へ露出してい
るので、その修理、点検が極めて容易にできる。
上述した実施例では、走行車輪は環状つばが外
周踏面の軸線方向略中央に設けられたいわゆる中
つば型走行車輪であり、この環状つばと係合する
軌条の案内溝は走行面の軸線方向略中央を長手方
向に延在している。しかし、走行車輪として軸線
方向両端部にそれぞれ環状つばを設けたいわゆる
両つば型走行車輪を使用し、軌条両側面と床との
間に環状つばを逃がす溝を移動方向に沿つて画定
し、環状つばとこの溝との係合により移動時の棚
の横ずれを防止する等の変更も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第2図のI−I線に沿つてみた移動
棚の正面図、第2図は、移動棚装置の正面図、第
3図及び第4図は、移動棚の底部を詳細に示す破
断断面図、そして第5図及び第6図は、それぞれ
移動棚の頂部を詳細に示す破断された側面図及び
正面図を示す。 1……走行面、2,3……軌条、4……床、5
……移動棚、6……案内溝、8……円筒形踏面、
9,10……走行車輪、13……環状つば、14
……パイプレール、18……規制ローラ、18a
……湾曲凹面、18b……周縁部、19……支承
軸、20……台座、22……連結部材、G……隙
間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軌条上を転動する走行車輪をその底部に軸装し
    た移動棚は、少なくとも前記走行車輪の1つに円
    筒形踏面のほぼ中央に1つの環状つばを有し、且
    つ前記軌条は走行面のほぼ中央に前記環状つばが
    係合して転動する移動方向に延在する案内溝を有
    すると共に、前記移動棚の移動方向に沿つて該移
    動棚の上方に水平にパイプレールを保持し、さら
    に前記移動棚の上部に、該移動棚の移動方向に間
    隔を置いて並設された台座上に、夫々2本の支承
    軸を立設固定して、該各支承軸に、湾曲凹面を備
    えると共に、その上下端に湾曲凹面よりは径大な
    周縁部を突設して形成された鞍型状の1対の規制
    ローラを回転自在に軸承した移動棚において、前
    記各支承軸の上端を連結部材で連結固定すると共
    に、前記規制ローラを外部に露出し、且つ前記パ
    イプレールが、前記1対の規制ローラの湾曲凹面
    と僅かの隙間を存して、各1対の規制ローラ間に
    挾まれて延在していることを特徴とする移動棚の
    垂直安定保持装置。
JP19345183U 1983-12-15 1983-12-15 移動棚の垂直安定保持装置 Granted JPS60101947U (ja)

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JP19345183U JPS60101947U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 移動棚の垂直安定保持装置

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JP19345183U JPS60101947U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 移動棚の垂直安定保持装置

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Publication Number Publication Date
JPS60101947U JPS60101947U (ja) 1985-07-11
JPH0517946Y2 true JPH0517946Y2 (ja) 1993-05-13

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ID=30416070

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JP19345183U Granted JPS60101947U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 移動棚の垂直安定保持装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002142881A (ja) * 2000-11-10 2002-05-21 Sanshin Kinzoku Kogyo Kk 移動ラック装置

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JP4418184B2 (ja) * 2003-07-01 2010-02-17 株式会社岡村製作所 移動棚装置

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JPS5711565U (ja) * 1980-06-20 1982-01-21

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JPS57162740U (ja) * 1981-04-07 1982-10-13

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