JPH0745367Y2 - キャスタ - Google Patents

キャスタ

Info

Publication number
JPH0745367Y2
JPH0745367Y2 JP1991075494U JP7549491U JPH0745367Y2 JP H0745367 Y2 JPH0745367 Y2 JP H0745367Y2 JP 1991075494 U JP1991075494 U JP 1991075494U JP 7549491 U JP7549491 U JP 7549491U JP H0745367 Y2 JPH0745367 Y2 JP H0745367Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
caster
wall
contacting
sealing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991075494U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0526507U (ja
Inventor
秀樹 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP1991075494U priority Critical patent/JPH0745367Y2/ja
Publication of JPH0526507U publication Critical patent/JPH0526507U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0745367Y2 publication Critical patent/JPH0745367Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はキャスタに関し、更に詳
しくは、接床輪体を横軸芯周りに回転自在に支持する支
持体を、縦軸体に対し、第一軸受シール手段にて上面シ
ールされたスラスト軸受手段を介して縦軸芯周りに回転
自在に連結すると共に、前記縦軸体に対し、第二軸受シ
ール手段にて上面シールされたラジアル軸受手段によっ
て縦軸芯周りの回転が自在とされた接壁輪体を取り付け
てあるキャスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のキャスタの一般的な構造は、図2
に示すように、床面上を転動する接床輪体1を横軸芯周
りに回転自在に支持するヨーク状の支持体2を、縦軸体
3に対し、スラスト軸受手段TBを介して縦軸芯周りに
回転自在に連結したものを本体とする構造であった。
尚、前記スラスト軸受手段TBは具体的には、前記支持
体2の上部2aの上下に総コロ状態(保持器なしコロ状
態)に配置される上下2組のボール群4a,4bと、上
側のボール群4aを上側から転動自在に保持する逆受皿
状環状体5aと、下側のボール群4bを下側から転動自
在に保持する受皿状環状体5bとの組み合わせよりな
る。かかる従来のキャスタの本体が側壁に激しく衝突す
ると、その本体の破損の虞れが生じる上、前記衝突の姿
勢が継続維持されてキャスタ本来の案内機能が一時的に
失われることがある。そこで、前記キャスタ本体の側壁
への直接的な衝突を回避するため、そのキャスタ本体に
先立って側壁に接当する接壁輪体6を、前記縦軸体3に
対し、ラジアル軸受手段RB(例えば、市販のラジアル
玉軸受)を用いて縦軸芯周りの回転が自在とされた状態
に取り付けた改良キャスタが開発されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる改良キャスタに
おいては、前記スラスト軸受手段TBにも、前記ラジア
ル軸受手段RBにも、上方から軸受手段TB,RB内へ
の異物混入を防止するため、軸受手段TB,RBの上面
をシールする軸受シール手段A,Bを設ける必要があっ
たが、従来は、前記スラスト軸受手段TBから上方に離
間した位置に前記接壁輪体6が取り付けられていたの
で、前記両軸受手段TB,RBの夫々に、前記軸受シー
ル手段A,B及びその固定具を設ける必要が生じる等、
部品点数が増大することがキャスタのコストを高める要
因となっていた。尚、前記改良キャスタにおいては、前
記逆受皿状環状体5aが、前記スラスト軸受手段TBの
軸受シール手段Aとして機能するようになっていた。本
考案は、このような実情に着目してなされたものであ
り、前記改良キャスタの製造に際しても、上述した軸受
シール手段本来の機能を損なうことなく、その部品点数
を可及的に低減してコスト低減を図り得る手段を提供す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係るキャスタの
特徴構成は、上述したような接壁輪体を有する改良キャ
スタにおいて、接床輪体を支持する支持体を縦軸体に連
結するためのスラスト軸受手段の上側隣接位置に環状体
を位置させて前記縦軸体に固定し、この環状体 と前記接
壁輪体との間にラジアル軸受手段を介装して、接壁輪体
を環状体に対して回転自在に取り付けるとともに、前記
環状体にて前記スラスト軸受手段の上面をシールする
一軸受シール手段を構成してある点にある。
【0005】
【作用】かかる構成のキャスタにおいては、前記接壁輪
体が、キャスタ本体に先立って側壁に接当する本来の機
能を果たすと共に、前記接壁輪体を回転自在に保持する
環状体が、前記縦軸体と前記支持体との連結部に介装さ
れるスラスト軸受手段を上面シールする従来の第一軸受
シール手段としての機能を果たすようになる。つまり、
前記縦軸体に固定の環状体が、接壁輪体を回転自在に保
持すると共に、同時に第一軸受シール手段の機能をも果
たすことになる。そして、この環状体は、ラジアル軸受
手段を介して接壁輪体を保持しさえすれば良いので、大
きさにもある程度の自由度があり、かつ、ラジアル軸受
手段を取り付ける箇所以外については、その形状にもあ
る程度の自由度があるため、接壁輪体の保持機能を損な
うことなく、この環状体の大きさや形状に考慮を払うこ
とで、前記第一軸受シール手段としてのシール機能を十
分に果たすことができる。
【0006】
【考案の効果】従って、前記改良キャスタにおける第一
軸受シール手段の機能を十分に果たしながら、この第一
軸受シール手段をそれ専用の部品として準備する必要が
なくなり、前記改良キャスタの構成部品点数を減らして
前記改良キャスタのコスト低減を図ることができるよう
になる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した
部分は同一又は相当の部分を示している。
【0008】図1には、本考案に係るキャスタの実施例
が示されている。図中の2は、床面上を転動する接床輪
体1を横軸芯周りに回転自在に支持するヨーク状の支持
体であり、その支持体2は、キャスタを装着すべき対象
物(例えば、椅子の脚部等)の下端に接続された縦軸体
3に対し、スラスト軸受手段TBを介して縦軸芯周りに
回転自在に連結されている。
【0009】前記スラスト軸受手段TBは具体的には、
前記支持体2の上部連結部2aの上下に総コロ状態(保
持器なしコロ状態)に配置される上下2組のボール群4
a,4bと、上側のボール群4aを上側から転動自在に
保持する環状体6a(後述の接壁輪体6の内輪部分6a
と同一部材)と、下側のボール群4bを下側から転動自
在に保持する受皿状環状体5bとの組み合わせよりな
る。
【0010】前記縦軸体3における前記スラスト軸受手
段TBの上側隣接位置には、接壁輪体6(詳しくは、前
記接床輪体1及び前記支持体2に先立って側壁に接当
し、且つ、縦軸芯周りの回転が自在に構成された接壁輪
体6)の取り付け位置が設定され、その設定取り付け位
置において、接壁輪体6の内輪部分6aが縦軸体3に固
着されている。この内輪部分6aには、第二軸受シール
手段Bにて上面シールされたラジアル軸受手段RB(具
体的には、市販のラジアル玉軸受7)の内径部(具体的
には、前記ラジアル玉軸受7の内輪7a)が外嵌固定さ
れ、前記ラジアル軸受手段RBの外径部(具体的には、
前記ラジアル玉軸受7の外輪7b)を内嵌固定する接壁
輪体6の外輪部分6bを回転自在に保持している。 つま
り、上述したように、スラスト軸受手段TBの上側ボー
ル群4aの上側にある環状体6aが、中間に介装された
前記ラジアル玉軸受7の作用によって、接壁輪体6の外
輪部分6bを縦軸芯周りに回転可能に保持している。
尚、この環状体6aの径方向肉厚寸法は、前記スラスト
軸受手段TBの上側ボール群4aの転動部分を上からシ
ールし得る寸法に設定されている。
【0011】かかる構成のキャスタにおいては、前記接
壁輪体6が、前記接床輪体1等よりなる本体に先立って
側壁に接当し該側壁に沿った案内のために転動するとい
う本来の機能を果たすと共に、前記接壁輪体6の外輪部
分6bを保持する環状体6aが、前記スラスト軸受手段
TBを上面シールする従来の第一軸受シール手段Aとし
ての機能を果たすようになる。従って、従来のように第
一軸受シール手段Aを独立した専用の部品として準備す
る必要がなくなり、また、その固定具も不要となり、前
記改良キャスタの構成部品点数を減らすことができる。
【0012】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るキャスタの実施例を示す縦断面図
【図2】従来のキャスタを示す縦断面図
【符号の説明】
1 接床輪体 2 支持体 3 縦軸体 6 接壁輪体6a 環状体 A 第一軸受シール手段 B 第二軸受シール手段 TB スラスト軸受手段 RB ラジアル軸受手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接床輪体(1)を横軸芯周りに回転自在
    に支持する支持体(2)を、縦軸体(3)に対し、第一
    軸受シール手段(A)にて上面シールされたスラスト軸
    受手段(TB)を介して縦軸芯周りに回転自在に連結す
    ると共に、前記縦軸体(3)に対し、第二軸受シール手
    段(B)にて上面シールされたラジアル軸受手段(R
    B)によって縦軸芯周りの回転が自在とされた接壁輪体
    (6)を取り付けてあるキャスタであって、 前記スラスト軸受手段(TB)の上側隣接位置に環状体
    (6a)を位置させて前記縦軸体(3)に固定し、この
    環状体(6a)と前記接壁輪体(6)との間に前記ラジ
    アル軸受手段(RB)を介装するとともに、前記環状体
    (6a)にて前記第一軸受シール手段(A)を構成して
    あるキャスタ。
JP1991075494U 1991-09-20 1991-09-20 キャスタ Expired - Lifetime JPH0745367Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991075494U JPH0745367Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 キャスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991075494U JPH0745367Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 キャスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0526507U JPH0526507U (ja) 1993-04-06
JPH0745367Y2 true JPH0745367Y2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=13577887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991075494U Expired - Lifetime JPH0745367Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 キャスタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0745367Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101432894B1 (ko) * 2012-10-04 2014-08-21 이헌문 180도 역회전이 원활한 캐스터

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7423411B2 (ja) * 2020-05-13 2024-01-29 アロン化成株式会社 歩行車
KR102372741B1 (ko) * 2021-11-01 2022-03-10 이헌문 180도 역회전이 원활한 캐스터

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5252121U (ja) * 1975-10-14 1977-04-14

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101432894B1 (ko) * 2012-10-04 2014-08-21 이헌문 180도 역회전이 원활한 캐스터

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0526507U (ja) 1993-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0745367Y2 (ja) キャスタ
JPH0127923Y2 (ja)
CN112674530A (zh) 一种座框
JPS63160427U (ja)
JP2577468Y2 (ja) キャスター付き椅子
JPS581258Y2 (ja) いすの回転装置
JPH0394440U (ja)
JPS6184222U (ja)
JPS63120148U (ja)
JPH0448419U (ja)
JPH03125601U (ja)
JPH044789Y2 (ja)
JPH0413821U (ja)
JPH0272430U (ja)
JPH01108801U (ja)
JPH0254945U (ja)
JPS5889402U (ja) キヤスタ
JPS6372339U (ja)
JPH0480581U (ja)
JPH0427216U (ja)
JPS6282011U (ja)
JPH03105546U (ja)
JPS61158504U (ja)
JPH034928U (ja)
JPS6285722U (ja)