JPH0429805Y2 - - Google Patents

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JPH0429805Y2
JPH0429805Y2 JP11590089U JP11590089U JPH0429805Y2 JP H0429805 Y2 JPH0429805 Y2 JP H0429805Y2 JP 11590089 U JP11590089 U JP 11590089U JP 11590089 U JP11590089 U JP 11590089U JP H0429805 Y2 JPH0429805 Y2 JP H0429805Y2
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JP
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movable
shaft
running wheels
movable shelf
running
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JP11590089U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、床に設けられた案内軌条上を走行す
る移動棚の免震機構に関するものである。
[従来の技術] 床に設けた案内軌条上に、走行車輪を底部に軸
装した複数の移動棚を配列し、移動棚を適宜移動
させて所望の作業通路を開く移動棚装置は従来よ
り提供されている。
そして、従来公知の移動棚装置として、例えば
実公昭57−11565号に開示されたものが知られて
いるが、その第4図には夫々の走行車輪を、車輪
本体と軸をキー等を用いて一体に構成し、1対の
軸受に前記軸を介して回転自在に支架し(かかる
構成は明瞭に図示されていないが、自明のことで
ある)、且つ走行車輪にはその外周踏面の中央に
突出した環状つばを設け、移動棚の移動方向に延
在して案内身軌条に設けられた溝に前記つばを係
合させて、移動棚の走行時の脱輪、または地震時
の振動による脱輪を防止する方法が開示されてお
り、また前記実公昭57−11565号の第3図には、
走行面が平坦な案内軌条の巾方向両側縁に、走行
車輪の両側縁に突設した各つばの内側面を当接さ
せて、移動棚の走行時の脱輪、または地震時の振
動による脱輪を防止する方法が開示されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来の技術にあつては、い
ずれも脱輪防止の意図は有するものの、移動棚の
移動方向と直角方向の地震動を吸収する構成にな
つていない。
従つて、地震時の衝撃的な振動を受けた場合、
移動棚の収容物が落下したり、棚の一部が変形損
傷したり、衝撃が更に大きい場合には脱輪する虞
れがあるという問題点があつた。
移動棚は移動方向には遊動可能であるため免震
性を有するが、移動方向と直角方向の振動に対し
ては、従来より有効な免震対策がなく、本考案は
前記従来の問題点を解決することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、1対の軸受に回転自在に支架された
軸に、走行車輪を軸方向に移動自在に、且つ軸に
対して非回転に嵌挿すると共に、各軸受と走行車
輪間の軸に、夫々弾力性のある緩衝部材を嵌挿す
るという手段を採用することにより、上記問題点
を解決した。
[作用] 上記構成より成る本考案によれば、各軸受と走
行車輪間の軸に嵌挿された緩衝部材が圧縮される
ことにより、移動棚の移動方向と直角方向への水
平地震動の衝撃力を吸収緩和する。
[実施例] 第1図〜第6図は本考案の第1実施例を示し、
第7図〜第8図は本考案の第2実施例を示すもの
である。
先ず、本考案の第1実施例を図に就いて説明す
るに、第1図においては、複数個の移動棚1が床
2に設けられた2本の平行な案内軌条3に規制さ
れて移動している状態が図示されており、前記各
移動棚1の底部には第2図〜第4図に示すよう
に、案内軌条3上を転動する走行車輪4の円筒面
をなす外周踏面5の中央に、1つの環状のつば6
を突設した走行車輪4が軸装され、且つ案内軌条
3にはこの走行車輪4のつば6が係合して走行で
きるよう、移動棚1の移動方向に延在して溝7が
設けられている。
前記移動棚1の下部にある断面コ字状をなす台
枠8の上縁下側には、断面コ字状の軸受取付板9
が対をなして固設され、且つ該軸受取付板9の下
面には、夫々1対の軸受10が垂設固定されてい
る。そして、この各軸受10には、前記走行車輪
4を軸方向に移動可能で、且つ軸11に対して非
回転に嵌挿した軸11が、回転自在に支架されて
おり、且つ前記各軸受10と走行車輪4間の軸1
1には、夫々ゴム等の弾力性のある緩衝部材12
が遊挿されている。
前記軸11に走行車輪4を軸方向に移動可能
で、且つ非回転に嵌挿する手段としては、特に限
定する必要はないが、一例として第4図以降に示
すように、軸11にキー13を植設すると共に、
走行車輪4の軸孔内周面軸方向に、前記キー13
に係合する長凹溝14を刻設し、走行車輪4をキ
ー13をガイドとして移動可能に、軸11に対し
て回転することなく、軸方向に移動可能とするこ
とが推奨される。
而して、移動棚1の走行中に於いて、第5図矢
印で示す移動棚の移動方向と直角方向の水平地震
動が作用した場合、走行車輪4が図に示すよう
に、そのつば6が案内軌条3の溝7に係合したま
ま脱輪することなく、長凹溝14に係合している
前記キー13をガイドとして移動し、軸11の鉛
直方向中心線よりα分の距離だけ左方向に変位す
ると、左側の緩衝部材12は、走行車輪4のボス
4aと、左側の軸受10のインナーレース10a
間で圧縮され、水平地震動の衝撃力を吸収して、
移動棚1の免震効果を得るものである。
また、前記第5図とは逆方向の第6図矢印方向
へ水平地震動が作用した場合、走行車輪4が軸1
1の鉛直方向中心線よりα分の距離だけ右方向に
変位すると、右側の緩衝部材12は走行車輪4の
ボス4bと、右側の軸受10のインナーレース1
0b間で圧縮されて、水平地震動の衝撃力を吸収
して、移動棚1の免震効果を得るものである。
次に、本考案の第2実施例を図に就いて詳細に
説明するに、第7図においては床20に凹設され
た平坦な走行面を有する案内軌条21上を転動す
る走行車輪22は、その円筒面をなす外周踏面2
3の両側縁に夫々環状のつば24を突設してあ
り、これらつば24の内側面が案内軌条21の巾
方向側縁に当接して走行し、脱輪を防止するよう
構成されている。そして、この走行車輪22に設
けられた免震機構については、前記第1実施例の
ものと同一構成であるため、図中同一符号を付
し、説明を省略する。
而して、この第2実施例に於いて、移動棚1の
走行中に第8図矢印で示す移動棚の移動方向とは
直角方向の水平地震動が作用した場合、走行車輪
22はつば24の一方が内軌条21の側縁に当接
したまま、長凹溝14に係合しているキー13を
ガイドとして移動し、軸11の鉛直方向中心線よ
りα分の距離だけ左方向に変位すると、左側の緩
衝部材12は走行車輪22のボス22aと、左側
の軸受10のインナーレース10a間で圧縮さ
れ、水平地震動の衝撃力を吸収して、移動棚1の
免震効果を得るものである。
また、前記第8図とは逆方向の水平地震動が作
用した場合(図示していない)は、この第8図と
同様の作用、効果を奏するので、説明を省略す
る。
[考案の効果] 本考案は上述のようであるから、少なくとも1
つのつばによつて移動棚の脱輪を防止すると共
に、移動棚にその移動方向と直角方向に加わつた
水平地震動も、走行車輪と軸受間の軸に夫々嵌挿
された緩衝部材を圧縮して、衝撃力を吸収緩和す
ることによつて、移動棚の免震性を更に高めるこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の第1実施例を示すも
のであつて、第1図は移動棚装置全体の斜視図、
第2図は移動棚の側面図、第3図は要部の軸芯方
向拡大断面図、第4図は要部の拡大断面図、第5
図は走行車輪が左方向に変位した状態を示す要部
の拡大断面図、第6図は走行車輪が右方向に変位
した状態を示す要部の拡大断面図である。また、
第7図〜第8図は本考案の第2実施例を示すもの
であつて、第7図は要部の拡大断面図、第8図は
走行車輪が左方向に変位した状態を示す要部の拡
大断面図である。 図中、1は移動棚、3は案内軌条、4は走行車
輪、5は外周踏面、6はつば、7は溝、10は軸
受、11は軸、12は緩衝部材、21は案内軌
条、22は走行車輪、23は外周踏面、24はつ
ばである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 案内軌条上を転動する走行車輪をその底部に
    軸装した移動棚であつて、前記走行車輪は外周
    踏面の中央に1つの環状のつばを有し、且つ該
    走行車輪を案内する前記案内軌条に前記つばと
    を係合する溝を設けた移動棚装置において、
    夫々の走行車輪は、1対の軸受に回転自在に支
    架された軸に、軸方向に移動自在に、且つ軸に
    対して非回転に嵌挿されると共に、前記各軸受
    と前記走行車輪間の前記軸に夫々弾力性のある
    緩衝部材を嵌挿して成る移動棚の免震機構。 2 案内軌条上を転動する走行車輪をその底部に
    軸装した移動棚であつて、前記走行車輪は外周
    踏面の両側縁に夫々環状のつばを有し、且つ走
    行車輪を案内する前記案内軌条が平坦な走行面
    を有する移動棚装置において、夫々の走行車輪
    は、1対の軸受に回転自在に支架された軸に、
    軸方向に移動自在に、且つ軸に対して非回転に
    嵌挿されると共に、前記各軸受と前記走行車輪
    間の前記軸に夫々弾力性のある緩衝部材を嵌挿
    して成る移動棚の免震機構。
JP11590089U 1989-10-03 1989-10-03 Expired JPH0429805Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11590089U JPH0429805Y2 (ja) 1989-10-03 1989-10-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11590089U JPH0429805Y2 (ja) 1989-10-03 1989-10-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0355739U JPH0355739U (ja) 1991-05-29
JPH0429805Y2 true JPH0429805Y2 (ja) 1992-07-20

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JP11590089U Expired JPH0429805Y2 (ja) 1989-10-03 1989-10-03

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