JPH0517943U - 低圧縮、低抵抗型コネクタ - Google Patents
低圧縮、低抵抗型コネクタInfo
- Publication number
- JPH0517943U JPH0517943U JP7228491U JP7228491U JPH0517943U JP H0517943 U JPH0517943 U JP H0517943U JP 7228491 U JP7228491 U JP 7228491U JP 7228491 U JP7228491 U JP 7228491U JP H0517943 U JPH0517943 U JP H0517943U
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- Japan
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- layer
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 小さな圧縮率のもとでも抵抗のバラツキが少
なく低抵抗で、電流容量も大きい電子、電気回路用低圧
縮、低抵抗型コネクタを提供する。 【構成】 導電性不織布9と絶縁性ゴム状体層8、また
は該導電性不織布9と該絶縁性ゴム状体層8の間に導電
性ゴム状体層11を介在させたものを繰り返し単位とし
て積層した棒状体10、12の両側面が、絶縁性ゴム状
体のサポート層7で支持されてなる。
なく低抵抗で、電流容量も大きい電子、電気回路用低圧
縮、低抵抗型コネクタを提供する。 【構成】 導電性不織布9と絶縁性ゴム状体層8、また
は該導電性不織布9と該絶縁性ゴム状体層8の間に導電
性ゴム状体層11を介在させたものを繰り返し単位とし
て積層した棒状体10、12の両側面が、絶縁性ゴム状
体のサポート層7で支持されてなる。
Description
【0001】
本考案は電子、電気回路を構成するICチップ等の基板間を電気的に接続する 低圧縮、低抵抗型コネクタに関する。
【0002】
電子、電気装置を構成するICチップの端子間を接続するには、ゼブラ型コネ クタが従来から広く使用されている。これは図2(a)に示すように、絶縁性シ ート1と導電性シート2を交互に積層した積層板3をX−X線、Y−Y線に沿っ てスライスして絶縁層4と導電層5が交互に積層した棒状体6とし、その両側面 を絶縁性ゴムよりなるサポート層7で支持したものである。
【0003】 絶縁性シート1には、例えばシリコーンゴム等の合成ゴム弾性体、熱可塑性エ ラストマー、合成樹脂が使用される。 導電性シート2には、上記絶縁性シートを構成する部材に、カーボンブラック 、金属粒子、グラファイト等の導電性付与剤を分散配合したもの、例えばカーボ ンブラック入りシリコーンゴムが例示される。 かかるゼブラ型コネクタは、端子間を導線で一々接続するものに比べ、取り付 け容易で、しかも接続する端子の寸法、ピッチが小さい小型IC等の場合有利で ある。
【0004】
このようなゼブラ型コネクタでは、電流容量が小さく、抵抗値および抵抗値の バラツキが大きいが、電界効果トランジスタ等を主体とするICの場合は、入力 インピーダンスが大きいので導通電流が小さく、コネクタの内部抵抗による電圧 ロスおよび発熱を無視することができる。
【0005】 しかしカラー液晶モジュール(白黒16階調モジュール等)のような低抵抗を 必要とする場合、さらには各導電層の抵抗のバラツキをできるだけ小さくしたい 場合、プラズマディスプレイモジュール、電源回路等の大きな電流を通す場合は 使用困難である。 またこのゼブラ型コネクタは、強く圧縮することにより初めて安定した低抵抗 接続を行うことができるが、接続端子数が増加すると大きな押圧力を必要とする という不利が生じる。
【0006】
本考案者らはかかる課題を解決するため検討した結果本考案に到達したのであ って、これは導電性不織布と絶縁性ゴム状体層、または該導電性不織布と該絶縁 性ゴム状体層の間に導電性ゴム状体層を介在させたものを繰り返し単位として積 層した棒状体の両側面が、絶縁性ゴム状体のサポート層で支持されてなることを 特徴とする低圧縮、低抵抗型コネクタを要旨とするものである。
【0007】 以下図によって本考案を説明する。部材の代表としてシリコーンゴムを例にと つて説明するが、本考案に用いられるゴム状体は熱可塑性エラストマー、ゴム弾 性体等従来公知のゴム状体が用いられる。図1(a)に示すように、本考案のコ ネクタは絶縁性シリコーンゴム層8と、導電性不織布9とを繰り返し単位として 積層した棒状体10の両側面が、絶縁性シリコーンゴムよりなるサポート層7で 支持されている。あるいは(b)に示すように、絶縁性シリコーンゴム層8、導 電性不織布9および導電性シリコーンゴム層11を繰り返し単位として積層した 棒状体12の両側面が、絶縁性シリコーンゴムよりなるサポート層7で支持され ている。
【0008】 導電性不織布は、天然または合成の短繊維ウエブやフィラメントシートを編織 しない(接着剤で接合したり、熱可塑性物質を添加して熱処理したり、あるいは 自己接着性の繊維で接着する)でつくられる不織布に、Niメッキ、Cuメッキ 、Ni−Cuメッキ、Cu蒸着、Al蒸着等を施した導電性繊維よりなり、高い 導電性(10-4〜105 Ω・cm、好ましくは10-1〜10-4Ω・cm)をもち 、かつ柔軟性、成型性、樹脂含浸性に富み、コネクタの内部抵抗を小さくかつ電 流容量を大きくする。このものは布状、綿状、紙状、レザー状のものが目的に応 じて適宜選択使用される。
【0009】 また導電性不織布と導電性シリコーンゴムを重ねたコネクタは、未加硫のシリ コーンゴムが導電性不織布に含浸され、シリコーンゴムの弾性特性を保持しなが らコネクタの低抵抗化、大電流化を促進し、さらに圧縮したときの歪み、屈折、 屈伸、弾性、延性、はくり等の応力を吸収して安定した端子間の接続を行うこと ができる。さらに導電性繊維の混入率を変えることにより導電性を自由にコント ロールできる。
【0010】 上記した導電性不織布の代わりに、導電性繊維を絶縁性または導電性の熱可塑 性フィラメントといっしょにした不織布としたもの、またはこの導電性繊維の代 わりにCu、Alの箔を細い紐状にしたものを使用してもよい。さらには綿状不 織布に導電性付与粒子を分散して含ませたものにゴムを含浸させたものであって もよい。
【0011】 本考案の棒状体を作るには、絶縁性シリコーンゴムをカレンダーで分出しし、 これに導電性不織布をラミネートしたものを繰り返し単位として積層するか、絶 縁性シリコーンゴムおよび導電性シリコーンゴムをそれぞれカレンダーで分出し しして重ね、これに導電性不織布をラミネートしたものを繰り返し単位として積 層し、加熱、加圧プレスして成形した積層板をスライスして棒状体とし、両側面 に絶縁性シリコーンゴムのサポート層を接着剤により接着するか、未加硫の絶縁 性シリコーンゴムのサポート層を加硫接着する。なお図1(b)では、導電性不 織布の片面側のみに導電性シリコーンゴムを積層したものを示したが、導電性不 織布の両側に導電性シリコーンゴムを配したものであってもよい。
【0012】
絶縁性シリコーンゴムをPET上にカレンダーで分出しし、加硫炉で加硫して シリコーンゴムシートとし、これに別にカレンダーで分出しした導電性シリコー ンゴムシートを重ね、さらにこの上に導電性不織布メタクリーゼ(Niメッキ繊 維よりなる厚さ60μm、日本バイリーン社製、商品名)をラミネートし、加熱 、加圧プレスして積層板とすると、導電性シリコーンゴムは導電性不織布に含浸 する。この積層板をスライスして棒状体とし、これに絶縁性シリコーンゴムのサ ポート層を加硫接着して本考案のコネクタを得た。 このコネクタの特性を測定した結果を表1に示す。比較のため従来のコネクタ の測定した結果を同時に示す。
【0013】
【表1】 このように本考案のコネクタは、従来のコネクタより導電層の内部抵抗、安定 導通時の圧縮率が1桁小さく、電流容量が1桁大きい。
【0014】
本考案のコネクタは、バラツキのない低抵抗を低圧縮で得られるうえ、電流容 量も大きく広範囲に利用することができる。
【図1】(a)、(b)は本考案のコネクタの斜視図で
ある。
ある。
【図2】従来のコネクタの製造工程を示す説明図で、
(a)は積層板の斜視図、(b)は棒状体の斜視図、
(c)は完成したコネクタの斜視図である。
(a)は積層板の斜視図、(b)は棒状体の斜視図、
(c)は完成したコネクタの斜視図である。
1 絶縁性ゴムシート 2 導電性ゴムシート 3 積層板 4 絶縁層 5 導電層 6 棒状体 7 サポート層 8 絶縁性シリコーンゴム層 9 導電性不織布 10 棒状体 11 導電性シリコーンゴム層 12 棒状体
Claims (1)
- 【請求項1】 導電性不織布と絶縁性ゴム状体層、また
は該導電性不織布と該絶縁性ゴム状体層の間に導電性ゴ
ム状体層を介在させたものを繰り返し単位として積層し
た棒状体の両側面が、絶縁性ゴム状体のサポート層で支
持されてなることを特徴とする低圧縮、低抵抗型コネク
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7228491U JPH0517943U (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 低圧縮、低抵抗型コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7228491U JPH0517943U (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 低圧縮、低抵抗型コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517943U true JPH0517943U (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=13484833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7228491U Pending JPH0517943U (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 低圧縮、低抵抗型コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517943U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3014777U (ja) * | 1995-02-15 | 1995-08-15 | 西武商事株式会社 | 温・冷蔵配膳ワゴン |
WO2010032521A1 (ja) * | 2008-09-16 | 2010-03-25 | 富士高分子工業株式会社 | 導電ゴム部品 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56136476A (en) * | 1980-03-28 | 1981-10-24 | Sharp Kk | Connector |
JPS58154105A (ja) * | 1982-03-08 | 1983-09-13 | 上村工業株式会社 | 導電性材料 |
JPS6118581B2 (ja) * | 1976-12-27 | 1986-05-13 | Monsanto Co |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP7228491U patent/JPH0517943U/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JPWO2010032521A1 (ja) * | 2008-09-16 | 2012-02-09 | 富士高分子工業株式会社 | 導電ゴム部品とその使用方法及び携帯電話機 |
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