JPH05178981A - 中間的な分子量のポリ酸化エチレンの製造方法 - Google Patents

中間的な分子量のポリ酸化エチレンの製造方法

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JPH05178981A
JPH05178981A JP15728492A JP15728492A JPH05178981A JP H05178981 A JPH05178981 A JP H05178981A JP 15728492 A JP15728492 A JP 15728492A JP 15728492 A JP15728492 A JP 15728492A JP H05178981 A JPH05178981 A JP H05178981A
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poly
polyethylene oxide
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Andreas Dr Endesfelder
アンドレアス・エンデスフエルダー
Juergen Dr Guenther
ユルゲン・ギユンター
Martin Ullrich
マルテイン・ウルリヒ
Heinrich Alberts
ハインリツヒ・アルベルツ
Volker Dr Schulze
フオルカー・シユルツエ
Gerd Sylvester
ゲルト・ジルフエスター
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    • C08G65/02Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 2,500,000 ないし 10,000,000 の分子量を有
するポリ酸化エチレンを毎秒 250 ないし 4,000 の剪断
速度を発生する適当な装置中、80 ないし 250℃の材料
温度で、塊状で剪断して分解させることを特徴とする、
10,000 ないし 1,500,000 の分子量を有するゲル非含有
ポリ酸化エチレンの製造方法。 【効果】 本発明は、溶媒、過酸化物および γ-放射線
を使用しない簡単な、安全な、中間的な分子量のポリ酸
化エチレンの連続製造を可能にする方法を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、剪断による高分子量ポリ酸化エ
チレンの分解による、中間的な分子量のポリ酸化エチレ
ンの製造方法に関するものである。
【0002】102 ないし 107 の種々の設定された分子
量を有するポリ酸化エチレンは既に公知であり、市販さ
れている。γ-放射線での処理による高分子量ポリ酸化
エチレンの分解により、100,000 ないし 650,000 の中
間的な分子量を有するポリ酸化エチレンを製造し得るこ
とも既に公知である。放射線のエネルギーは 50 keVな
いし 20 MeV であり、Co60 または Cs137 の放射線
源、X-線、ファンデグラフ加速器または線形電子加速
器を経由して発生させる。高い放射線量を用いる照射
は、特に酸素を排除すれば、しばしば水不溶性の架橋し
た生成物につながる(米国特許明細書 3,470,078)。
【0003】遊離基捕捉剤、たとえば酸素の存在下にお
ける低線量での照射は、低いゲル含有量を有する水溶性
のポリ酸化エチレンにつながる(ノイデルフル(P. Neu
doerfl),コロイド時報および重合体時報(Kolloid-Ze
itschrift und Zeitschriftfuer Polymer)224,25(19
68)。これらの方法の欠点は、この種の高エネルギー放
射線を用いる照射が危険なものであり、安全に関する大
規模な予防措置を講じてはじめて実施し得ることであ
る。放射線量および酸素濃度はしばしば、各バッチを通
じて正確に同一に保つことができず、均一な分子量を持
たない生成物が得られ、これにより生成物の品質がかな
り損なわれる。これらの方法の特に大きな欠点は、放射
線により分解したポリ酸化エチレンが医薬の用途に、た
とえば錠剤用の助剤として無限定には使用し得ず、多く
の国において、この目的への使用が当局により承認され
ていないことである。
【0004】高い剪断力を適用することにより、ポリ酸
化エチレンを水溶液中で分解し得ることも公知である
(キング(P. A. King):ポリ酸化エチレンの放射線改
質(Radiation Modification of Poly(ethylene-oxid
e):重合体の照射(Irradiationof Polymers)、アメ
リカ化学会第 151 回会議シンポジウム(Symposium at
151st Meeting;American Chemical Society)1967)。
この方法でポリ酸化エチレンを分解させるためには、高
度の機械的エネルギーと水溶液を濃縮するための複雑で
費用集約的な工程段階とが必要である。
【0005】極めて多様な型の重合体の剪断応力負荷の
手段による熱酸化分解も、重合体科学技術事典(Encycl
opedia of Polymer Science and Engineering),9 巻,
(1987),467 − 485 より公知である。
【0006】さらに、高分子量ポリ酸化エチレンを酸素
の存在下に過酸化物により分解し得ることも公知である
(米国特許明細書 4,200,704)。ポリ酸化エチレンを、
ポリ酸化エチレンを膨潤させる非水性有機液体中の懸濁
液として、65℃ 以上の温度で過酸化物および 25 ない
し 250 ppm の酸素と、不活性気体中で反応させる。こ
の方法においては、ポリ酸化エチレンの溶媒中の懸濁液
はしばしばポリ酸化エチレン粒子の凝集を起こすので、
この欠点を回避するためには、シリカゲルの添加と経費
のかさむ後処理工程とが必要となる。有機溶媒と酸素と
の同時使用はさらに、大掛かりな安全手段と制御手段と
を必要とし、大規模の製造をかなり阻害する。
【0007】剪断応力負荷による重合体の分解も、種々
の型のゴムに関して公知である(米国特許明細書 4,78
6,690 を参照)。
【0008】したがって、上記の種々の欠点を回避し、
溶媒、過酸化物および γ-放射線を使用しない簡単な、
安全な、中間的な分子量のポリ酸化エチレンの連続製造
を可能にする方法が極めて望ましい。
【0009】剪断応力負荷により高分子量ポリ酸化エチ
レンを塊状で、すなわち溶媒を存在させることなく分解
して、中間的な分子量のポリ酸化エチレンを製造し得る
ことが見いだされた。
【0010】本発明は、2,500,000 ないし 10,000,000
の分子量を有するポリ酸化エチレンを毎秒 250 ないし
2,500 の剪断速度を発生する適当な装置中、80 ないし
250℃ の材料温度で、塊状で、すなわち溶媒の不存在で
剪断して分解させることを特徴とする、10,000 ないし
1,500,000 の分子量を有するゲル非含有ポリ酸化エチレ
ンの製造方法に関するものである。
【0011】特にこれと異なる言明のない限り、“ゲル
非含有ポリ酸化エチレン”の語は、0.9 %強度の塩化ナ
トリウム水溶液に室温で透明に溶解し得るポリ酸化エチ
レンを表す。
【0012】単一モードの分子量分布を有するゲル非含
有ポリ酸化エチレンは、本発明記載の方法により好適に
得られる。
【0013】20,000 ないし 800,000 の、特に 30,000
ないし 650,000 の分子量を有するポリ酸化エチレンの
製造が特に有益である。
【0014】本発明はまた、少なくとも 75 モル%のエ
チレンオキシ単位に加えて他の炭化水素置換エチレンオ
キシ単位をも含有する、水溶性の共重合体および三元重
合体の製造に関するものでもある。好ましい共重合体お
よび三元重合体の例は、とりわけ、酸化エチレンと酸化
プロピレンとの共重合体、酸化エチレンと酸化スチレン
との共重合体、酸化エチレンと酸化 2,3-ブチレンとの
共重合体、酸化エチレン、酸化プロピレンおよび酸化
2,3-ブチレンの三元重合体、ならびに酸化エチレン、酸
化 2,3-ブチレンおよび酸化スチレンの三元重合体であ
る。
【0015】本発明記載の方法に適した出発物質は、好
ましくは 3,500,000 ないし8,000,000 の分子量を有す
るポリ酸化エチレンである。
【0016】本発明で述べる分子量は数平均分子量であ
り、溶離剤として 0.9 %強度の塩化ナトリウム溶液
(食塩溶液)を用いるゲル透過クロマトグラフィーによ
り測定される。
【0017】ポリ酸化エチレンの分解は塊状で、溶媒を
添加することなく、好ましくは 130℃ ないし 230℃ 材
料温度で、本発明記載の方法で実施する。
【0018】化学工学で公知の高性能撹拌機および高粘
性装置、たとえば混練機および特に押出し機が本発明記
載の方法の実施に適している。好ましい装置は加熱可能
な、20 ないし 70 の長さ対直径比を有し、計量導入用
開口部、気体導入用開口部および揮発性成分放出用開口
部を有していてもよい、単スクリュー押出し機および多
スクリュー押出し機である。同一方向に回転するスクリ
ューを有し、20 ないし 70 の、好ましくは 30 ないし
45 の長さ対直径を有する、固体および液体を計量導入
するための開口部、気体を通ずるための開口部、ならび
に揮発性成分を蒸発除去するための、たとえば脱気用の
開口部を有することもある双スクリュー押出し機が特に
好ましい。
【0019】押出し機を使用する場合の本件方法を説明
すると、生成物を負荷された反応空間(押出し機の工程
部)は好ましくは、図1に見られるように試料導入帯域
1、熔融帯域 2、気体流入用の開口部を有する移送帯域
3、反応帯域 4、揮発性成分放出および脱気帯域 5 な
らびに放出帯域 6 により形成されている。
【0020】毎秒 400 ないし 1,500 のポリ酸化エチレ
ン剪断速度が本発明記載の方法に特に適している。押出
し機を使用する場合には、言及する剪断速度はスクリュ
ー断面の頂点とケースの壁との間の半径方向の隙間にお
ける剪断速度に関するものである。
【0021】押出し機を使用するならば、左右に転置さ
れた強力混合用の混練円盤を有する混練要素の使用、な
らびに移送帯域 3 および反応帯域 4 中の、押出し機の
生成物の放出方向に対して逆の方向(以下、左回り経路
と呼ぶ)に材料を移送する要素の使用が特に好適であ
る。
【0022】本発明記載の方法による中間的な分子量の
ポリ酸化エチレンの製造は、酸素または酸素を含有する
気体混合物を付加的なに流通の有無に拘わらず実施する
ことができる。気体混合物を使用するならば、毎時 60
ないし 1,200 リットルの流通量の 20 体積%以内の酸
素を含有する窒素と酸素との混合物が好ましく、重合体
1kg あたり 600 リットル以内、特に重合体1kg あた
り 400 リットル以内が好適に使用される。
【0023】高い剪断速度を使用するならば、特に左回
り経路を有する押出し機を使用するならば、多モード分
子量分布の生成、および架橋部分(ゲル)の生成を回避
するために酸素を使用することが必要である。
【0024】本発明記載の方法で製造した中間的な分子
量のポリ酸化エチレンは広範な可能な用途を有する。こ
れらの例は、氷結防止剤中の濃化剤および安定剤として
の、医薬用クリームおよび化粧品用クリーム、乳液なら
びにシャンプー中の軟化剤および濃化剤としての、たと
えば金属加工における水ベースの潤滑剤としての、不織
布中の結合剤としての、たとえばポリ酢酸ビニルのよう
な重合体用の可塑剤としての、また、医薬中の、たとえ
ば長期作用を有する錠剤中の助剤としての使用であり、
これらの場合には放射線への暴露が行われていないとい
う事実が特に有利である。
【0025】本発明に従って製造したポリ酸化エチレン
と γ-放射線により製造した公知の重合体との比較にお
いて、以下の使用実施例 A および B より見られるよ
うに、これらの 2 種の形状がその放出性においてほと
んど全く異ならないことが見いだされている。
【0026】本発明記載の方法を、具体例を援用してよ
り詳細に説明する。
【0027】
【実施例】
使用実施例 A 長期作用を有する錠剤において、γ-放射線で処理して
製造した、100,000 の分子量を有するポリオキシエチレ
ンを、本発明記載の方法の実施例 6 により製造したポ
リ酸化エチレンで置き換える。長期作用を有する錠剤に
おいて必要であるような活性化合物の遅延放出は、剪断
により分解したポリオキシエチレンを使用することによ
っては変化しない。ここで使用する長期作用を有する錠
剤は以下に記述する組成を有する(DE 3 417 113 A1
を参照):ジクロフェナックナトリウム 50 %、ポリ
酸化エチレン 46 %、塩化ナトリウム 2 %およびステ
アリン酸マグネシウム 2 %。この錠剤は、39.8 %のア
セチル基を含有する酢酸セルローズを 90 %、ポリエチ
レングリコール 4000 を 10 %含有する半透性の壁で囲
まれている。この壁は直径 0.5 mm の開口部を有してい
る。放出試験において、時間の関数として放出される活
性化合物の量は、双方の錠剤に関して図 2に示されてい
る。
【0028】使用実施例 B 2 層の浸透層と半透性壁とよりなる複雑な構造の、長期
作用を有する錠剤(DE 3 417 113 A1 を参照)にお
いても、放射線で分解した分子量 200,000 のポリオキ
シエチレンを本発明記載の方法の実施例1により製造し
たポリオキシエチレンで置き換えることによっては、活
性化合物の放出量に変化は見いだされない(図 3)。こ
の錠剤は以下の組成を有していた:第1の層は 30 mg
のニフェジピン、106.5 mg のポリ酸化エチレン、3 mg
の塩化カリウム、7.5 mg のヒドロキシプロピルメチル
セルローズおよび 3 mg のステアリン酸マグネシウムを
含有していた。他の層は 52 mg の分子量 5,000,000 の
ポリ酸化エチレン、22 mg の塩化ナトリウムおよび 1.5
mg のステアリン酸マグネシウムよりなるものであっ
た。第1の層の側面に 0.5 mm の開口部を有する壁は、
39.8 %のアセチル含有量を有する酢酸セルローズ 95
%とヒドロキシプロピルメチルセルローズ 5 %と を含
有していた。
【0029】具体例 実施例1 5,000,000 の分子量を有するポリ酸化エチレンを、同一
方向に回転するスクリュー、37.5 の長さ対直径比およ
び 1,200 mm の工程部長さを有する双スクリュー押出し
機中で分解して、214,000 の分子量を有するポリ酸化エ
チレンを得る。このためには、毎時 1.40 kg のポリ酸
化エチレンを双スクリュー押出し機を通して 130 回転
/分のスクリュー回転速度、190℃ の材料温度で移送す
る。ポリ酸化エチレンを分解するには、左右に転置した
混練ディスクを有する混練要素を反応帯域 4 に使用
し、反応帯域 4 の終端には左回りの経路を使用する。
【0030】揮発性の成分は揮発性成分放出帯域 5
で、10 ないし 100 ミリバールの圧力下で除去する。
【0031】押出し機から放出したのちに、214,000 の
中間的な分子量と単一モードの分子量分布(不均一性
= 5.27)とを有し、0.9 %強度の食塩溶液にゲル含有
量を持たずに溶解し得るポリ酸化エチレンが得られる。
【0032】実施例2 1.40 kg/時の流通量、210℃ の材料温度で押出し機か
ら放出したのちに、207,000 の分子量と単一モードの分
子量分布(不均一性 = 5.43)とを有し、0.9 %強度の
食塩溶液にゲル含有量を持たずに溶解し得るポリ酸化エ
チレンが実施例1と同様にして得られる。
【0033】実施例3 実施例1と同様にして、5,000,000 の分子量を有するポ
リ酸化エチレン 1.49kg/時を、同一方向に回転するス
クリューを有する双スクリュー押出し機を通して 130
回転/分のスクリュー回転速度、170℃ の材料温度で移
送する。ポリ酸化エチレンを分解するために、2 個の左
回りの経路を反応帯域 4に使用する。
【0034】押出し機から放出したのちに、219,000 の
分子量と単一モードの分子量分布(不均一性 = 6.51)
とを有し、0.9 %強度の食塩溶液にゲル含有量を持たず
に溶解し得るポリ酸化エチレンが得られる。
【0035】実施例4 5,000,000 の分子量を有するポリ酸化エチレンを、実施
例1で記述したものと同様に双スクリュー押出し機を通
して、130 回転/分のスクリュー回転速度で、2.80 kg
/時の流通量、150℃ の材料温度で移送する。ポリ酸化
エチレンを分解するために、5 %の酸素と 95 %の窒素
とを含有する気体混合物を 160 l/時の量で移送帯域 3
に計量導入する。移送帯域 3 および反応帯域 4 は、
左右に転置した混練ディスクを有する混練要素を有して
いる。
【0036】未反応の酸素、窒素および揮発性成分は揮
発性成分放出帯域または脱気帯域 5で、270 ミリバール
の圧力下で除去する。
【0037】押出し機から放出したのちに、139,000 の
分子量と単一モードの分子量分布(不均一性 = 4.68)
とを有し、0.9 %強度の食塩溶液にゲル含有量を持たず
に溶解し得るポリ酸化エチレンが得られる。
【0038】実施例5 毎時 2.80 kg のポリ酸化エチレン(分子量 5,000,00
0)を 170℃ の材料温度で、同一方向に回転するスクリ
ューを有する双スクリュー押出し機を通して、実施例 4
と同様にして移送する。
【0039】押出し機から放出したのちに、164,000 の
分子量と単一モードの分子量分布(不均一性 = 4.51)
とを有し、0.9 %強度の食塩溶液にゲル含有量を持たず
に溶解し得るポリ酸化エチレンが得られる。
【0040】実施例6 毎時 3.00 kg のポリ酸化エチレン(分子量 5,000,00
0)を 185℃ の材料温度で、同一方向に回転するスクリ
ューを有する双スクリュー押出し機を通して、実施例 4
と同様にして移送する。
【0041】押出し機から放出したのちに、109,000 の
分子量と単一モードの分子量分布(不均一性 = 4.38)
とを有し、0.9 %強度の食塩溶液にゲル含有量を持たず
に溶解し得るポリ酸化エチレンが得られる。
【0042】比較例7 毎時 3.50 kg のポリ酸化エチレン(分子量 5,000,00
0)を 200℃ の材料温度で、同一方向に回転するスクリ
ューを有する双スクリュー押出し機を通して、実施例 4
と同様にして移送する。
【0043】押出し機から放出したのちに、121,000 の
分子量と単一モードの分子量分布(不均一性 = 5.37)
とを有し、0.9 %強度の食塩溶液にゲル含有量を持たず
に溶解し得るポリ酸化エチレンが得られる。
【0044】実施例8 5,000,000 の分子量を有するポリ酸化エチレンを、実施
例1で記述したものと同様に、同一方向に回転するスク
リューを有する双スクリュー押出し機中を通して、130
回転/分のスクリュー回転速度で、1.60 kg/時の流通
量、150℃ の材料温度で移送する。ポリ酸化エチレンを
分解するために、圧縮空気を 160 l/時(常圧下)の量
で移送帯域 3 に計量導入する。移送帯域 3 および反応
帯域 4は、左右に転置した混練ディスクを有する混練要
素を有している。
【0045】未反応の酸素、窒素および揮発性成分は揮
発性成分放出帯域または脱気帯域 5で、280 ミリバール
の圧力下で除去する。
【0046】押出し機から放出したのちに、31,200 の
分子量と単一モードの分子量分布(不均一性 = 1.90)
とを有し、0.9 %強度の食塩溶液にゲル含有量を持たず
に溶解し得るポリ酸化エチレンが得られる。
【0047】実施例9 5,000,000 の分子量を有するポリ酸化エチレンを、実施
例1で記述したものと同様に、同一方向に回転するスク
リューを有する双スクリュー押出し機中を通して、130
回転/分のスクリュー回転速度で、1.49 kg/時の流通
量、170℃ の材料温度で移送する。ポリ酸化エチレンを
分解するために、圧縮空気を 900 l/時(常圧下)の量
で移送帯域 3 に計量導入する。移送帯域 3 および反応
帯域 4には左回りの経路を使用する。
【0048】未反応の酸素、窒素および揮発性成分は揮
発性成分放出帯域または脱気帯域 5で、280 ミリバール
の圧力下で除去する。
【0049】押出し機から放出したのちに、43,100 の
分子量と単一モードの分子量分布(不均一性 = 6.28)
とを有し、0.9 %強度の食塩溶液にゲル含有量を持たず
に溶解し得るポリ酸化エチレンが得られる。
【0050】実施例 10 5,000,000 の分子量を有するポリ酸化エチレンを、実施
例1で記述したものと同様に、同一方向に回転するスク
リューを有する双スクリュー押出し機中を通して、130
回転/分のスクリュー回転速度で、1.54 kg/時の流通
量、150℃ の材料温度で移送する。ポリ酸化エチレンを
分解するために、左右に転置した混練ディスクを有する
混練要素を反応帯域 4 に使用し、反応帯域 4 の終端に
は左回りの経路を使用する。
【0051】揮発性成分は揮発性成分放出帯域 5 で 50
0 ミリバールの圧力下で除去する。押出し機から放出し
たのちに、809,200 の分子量と二モードの分子量分布
(不均一性 = 17.10)とを有し、0.9 %強度の食塩溶
液にゲル含有量を持たずに溶解し得るポリ酸化エチレン
が得られる。
【0052】実施例 11 5,000,000 の分子量を有するポリ酸化エチレンを、実施
例1で記述したものと同様に、同一方向に回転するスク
リューを有する双スクリュー押出し機中を通して、130
回転/分のスクリュー回転速度で、1.54 kg/時の流通
量、150℃ の材料温度で移送する。ポリ酸化エチレンを
分解するために、左右に転置した混練ディスクを有する
混練要素を反応帯域 4 に使用する。
【0053】揮発性成分は揮発性成分放出帯域 5 で 25
0 ミリバールの圧力下で除去する。押出し機から放出し
たのちに、292,900 の分子量と三モードの分子量分布
(不均一性 = 27.0)とを有し、0.9 %強度の食塩溶液
にゲル含有量を持たずに溶解し得るポリ酸化エチレンが
得られる。
【0054】実施例 12 5,000,000 の分子量を有するポリ酸化エチレンを、実施
例1で記述したものと同様に、同一方向に回転するスク
リューを有する双スクリュー押出し機中を通して、130
回転/分のスクリュー回転速度で、2.10 kg/時の流通
量、200℃ の材料温度で移送する。ポリ酸化エチレンを
分解するために、圧縮空気を 160 l/時(常圧下)の量
で移送帯域 3 に計量導入する。移送帯域 3 および反応
帯域 4には、左右に転置した混練ディスクと左回りの経
路とを有する混練要素を使用する。
【0055】未反応の酸素、窒素および揮発性成分は、
揮発性成分放出帯域または脱気帯域5 で 280 ミリバー
ルの圧力下で除去する。
【0056】押出し機から放出したのちに、97,600 の
分子量と三モードの分子量分布(不均一性 = 13.1)と
を有し、0.9 %強度の食塩溶液にゲル含有量を持たずに
溶解し得るポリ酸化エチレンが得られる。
【0057】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0058】1. 2,500,000 ないし 10,000,000 の分
子量を有するポリ酸化エチレンを毎秒250 ないし 4,000
の剪断速度を発生する適当な装置中、80 ないし 250℃
の材料温度で、塊状で剪断して分解させることを特徴
とする、10,000 ないし1,500,000 の分子量を有するゲ
ル非含有ポリ酸化エチレンの製造方法。
【0059】2. 20,000 ないし 800,000 の分子量を
有するポリ酸化エチレンの 1.記載の製造方法。
【0060】3. 30,000 ないし 650,000 の分子量を
有するポリ酸化エチレンの 1.記載の製造方法。
【0061】4. 3,500,000 ないし 8,000,000 の分子
量を有するポリ酸化エチレンを 130ないし 230℃ の材
料温度で、溶媒の不存在で剪断して分解させることを特
徴とする 1.記載の方法。
【0062】5. 毎秒 400 ないし 1,500 の剪断速度
を発生する装置を使用することを特徴とする 1.記載の
方法。
【0063】6. 左右に転置された混練円盤を有する
押出し機を使用することを特徴とする1.ないし 5.記
載の方法。
【0064】7. 酸素または酸素含有気体混合物を上
記の剪断装置に通ずることを特徴とする 1.記載の方
法。
【0065】8. 20 体積%以内の酸素を含有する気体
混合物を重合体1kg あたり 600 l以内の気体混合物の
供給量で上記の剪断装置に通ずることを特徴とする 1.
記載の方法。
【0066】9. 1.記載の方法で製造した平均分子量
のゲル非含有ポリ酸化エチレンの医薬配合剤における使
用。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明記載の方法を実施する押出し機の工程部
の説明図である。
【図2】2 種のポリ酸化エチレンの活性化合物放出量百
分率を時間の関数として示す説明図である。
【図3】2 種のポリ酸化エチレンの活性化合物放出重量
を時間の関数として示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルテイン・ウルリヒ ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン・メンデルスゾーン−シユトラーセ32 (72)発明者 ハインリツヒ・アルベルツ ドイツ連邦共和国デー5068オーデンター ル・シユルシユトラーセ1アー (72)発明者 フオルカー・シユルツエ ドイツ連邦共和国デー5060ベルギツシユグ ラートバツハ1・シユタウフエンベルク− シユトラーセ12 (72)発明者 ゲルト・ジルフエスター ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン・アンデルシユタインリユチユ5アー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2,500,000 ないし 10,000,000 の分子量
    を有するポリ酸化エチレンを毎秒 250 ないし 4,000 の
    剪断速度を発生する適当な装置中、80 ないし 250℃ の
    材料温度で、塊状で剪断して分解させることを特徴とす
    る、10,000ないし 1,500,000 の分子量を有するゲル非
    含有ポリ酸化エチレンの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法で製造した平均分子
    量のゲル非含有ポリ酸化エチレンの医薬配合剤における
    使用。
JP15728492A 1991-05-30 1992-05-26 中間的な分子量のポリ酸化エチレンの製造方法 Pending JPH05178981A (ja)

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