JPH05178298A - サーマルルーバ - Google Patents
サーマルルーバInfo
- Publication number
- JPH05178298A JPH05178298A JP36034791A JP36034791A JPH05178298A JP H05178298 A JPH05178298 A JP H05178298A JP 36034791 A JP36034791 A JP 36034791A JP 36034791 A JP36034791 A JP 36034791A JP H05178298 A JPH05178298 A JP H05178298A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bimetal
- heater
- blade
- thermal louver
- thermal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御回路等を要することなく信頼性の高いサ
ーマルルーバを得る。 【構成】 回動可能に設けられ、その回動位置に応じて
熱遮蔽効果が変化されるブレード1と、このブレード1
を回動させるバイメタル2と、バイメタル2を加熱する
ヒータ3と、ヒータ3に電力を供給するための太陽電池
5を備えており、太陽光が太陽電池5に照射されたとき
に生じる電力でヒータ3を加熱し、バイメタル2を動作
させてブレード1を常態位置から回動させ、その熱遮蔽
効果を変化させる。
ーマルルーバを得る。 【構成】 回動可能に設けられ、その回動位置に応じて
熱遮蔽効果が変化されるブレード1と、このブレード1
を回動させるバイメタル2と、バイメタル2を加熱する
ヒータ3と、ヒータ3に電力を供給するための太陽電池
5を備えており、太陽光が太陽電池5に照射されたとき
に生じる電力でヒータ3を加熱し、バイメタル2を動作
させてブレード1を常態位置から回動させ、その熱遮蔽
効果を変化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は宇宙機の熱制御に使用さ
れるサーマルルーバに関する。
れるサーマルルーバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、宇宙の過酷な熱環境から宇宙航行
体を守るために、サーマルルーバを使用することがあ
る。かかるサーマルルーバは、ブレードと称される熱遮
蔽板を回動可能に構成し、その回動角度を変化すること
によって、サーマルルーバの実効赤外線輻射率と実効太
陽光吸収率を調整し、宇宙航行体の温度を制御するもの
である。ブレードの駆動は通常スプリング状のバイメタ
ルをもつ駆動機構により行われる。バイメタルの回転力
はバイメタルが温度変化したときに生ずるが、従来では
次の2つの構成が提案されている。
体を守るために、サーマルルーバを使用することがあ
る。かかるサーマルルーバは、ブレードと称される熱遮
蔽板を回動可能に構成し、その回動角度を変化すること
によって、サーマルルーバの実効赤外線輻射率と実効太
陽光吸収率を調整し、宇宙航行体の温度を制御するもの
である。ブレードの駆動は通常スプリング状のバイメタ
ルをもつ駆動機構により行われる。バイメタルの回転力
はバイメタルが温度変化したときに生ずるが、従来では
次の2つの構成が提案されている。
【0003】(1)受動型サーマルルーバ:駆動機構部
と、被熱制御部を熱的に強く結合する事により、被熱制
御部の温度変化で直接バイメタルの回転力を生じさせ
る。 (2)能動型サーマルルーバ:サーマルルーバに加えて
ヒータ制御回路と、駆動機構部に取り付けられたヒータ
と、被熱制御部に取りつけられた温度センサから成り、
温度センサの信号をヒータ制御回路へ入力し、ヒータ加
熱を制御してバイメタルの回転力を生じさせる。
と、被熱制御部を熱的に強く結合する事により、被熱制
御部の温度変化で直接バイメタルの回転力を生じさせ
る。 (2)能動型サーマルルーバ:サーマルルーバに加えて
ヒータ制御回路と、駆動機構部に取り付けられたヒータ
と、被熱制御部に取りつけられた温度センサから成り、
温度センサの信号をヒータ制御回路へ入力し、ヒータ加
熱を制御してバイメタルの回転力を生じさせる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した(1)の受動
型サーマルルーバでは、衛星構体等が被熱制御部との中
間に入るため、温度応答が悪いという問題がある。又、
(2)の能動型サーマルルーバでは、ヒータ制御回路が
サーマルルーバ本体とは別に必要となるため、構成機器
が増える事による総合的な信頼度の低下という問題があ
る。本発明の目的は、信頼性の高いサーマルルーバを提
供することにある。
型サーマルルーバでは、衛星構体等が被熱制御部との中
間に入るため、温度応答が悪いという問題がある。又、
(2)の能動型サーマルルーバでは、ヒータ制御回路が
サーマルルーバ本体とは別に必要となるため、構成機器
が増える事による総合的な信頼度の低下という問題があ
る。本発明の目的は、信頼性の高いサーマルルーバを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、回動可能に設
けられ、その回動位置に応じて熱遮蔽効果が変化される
ブレードと、このブレードを回動させるバイメタルと、
バイメタルを加熱するヒータと、ヒータに電力を供給す
るための太陽電池を備える。
けられ、その回動位置に応じて熱遮蔽効果が変化される
ブレードと、このブレードを回動させるバイメタルと、
バイメタルを加熱するヒータと、ヒータに電力を供給す
るための太陽電池を備える。
【0006】
【作用】太陽光が太陽電池に照射したときに生じる電力
でヒータを加熱し、バイメタルを動作させてブレードを
常態位置から回動させ、その熱遮蔽効果を変化させる。
でヒータを加熱し、バイメタルを動作させてブレードを
常態位置から回動させ、その熱遮蔽効果を変化させる。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の一部を破断した外観図、
図2は図1の縦断面図である。衛星構体等の放熱面6上
にはバイメタル筐体4が設けられ、このバイメタル筐体
4の内部に渦巻状のバイメタル2が内装されている。
又、前記放熱面6上にわたって配設されたブレード1は
軸1aを中心に回動され、その回動位置に応じて放熱面
6を全開し、或いは全閉する。前記ブレード1の軸1a
はバイメタル2に取付けられている。
る。図1は本発明の一実施例の一部を破断した外観図、
図2は図1の縦断面図である。衛星構体等の放熱面6上
にはバイメタル筐体4が設けられ、このバイメタル筐体
4の内部に渦巻状のバイメタル2が内装されている。
又、前記放熱面6上にわたって配設されたブレード1は
軸1aを中心に回動され、その回動位置に応じて放熱面
6を全開し、或いは全閉する。前記ブレード1の軸1a
はバイメタル2に取付けられている。
【0008】又、前記バイメタル2にはヒータ3が取付
けられている。このヒータ3への電力はバイメタル筐体
4の上に取り付けられた太陽電池5から供給される。
尚、バイメタル2は、通常ブレード1が閉じる様に設定
され、ヒータ3により加熱された時に、温度変化により
生じる回転力でブレード1を全開する。ブレード1が全
開、全閉する事により、ブレード1の下の放熱面6の有
効放熱面積が変化する。
けられている。このヒータ3への電力はバイメタル筐体
4の上に取り付けられた太陽電池5から供給される。
尚、バイメタル2は、通常ブレード1が閉じる様に設定
され、ヒータ3により加熱された時に、温度変化により
生じる回転力でブレード1を全開する。ブレード1が全
開、全閉する事により、ブレード1の下の放熱面6の有
効放熱面積が変化する。
【0009】この構成によれば、衛星に太陽光が入射し
ている日照時には、太陽光入射により衛星本体への熱入
力総量が増加する。この時、太陽電池5へ太陽光が入射
し、太陽電池5の起電力によってヒータ3に通電され、
バイメタル2が加熱されることにより、ブレード1が全
開して放熱面6の有効面積が増加する。これにより放射
効率が高められる。
ている日照時には、太陽光入射により衛星本体への熱入
力総量が増加する。この時、太陽電池5へ太陽光が入射
し、太陽電池5の起電力によってヒータ3に通電され、
バイメタル2が加熱されることにより、ブレード1が全
開して放熱面6の有効面積が増加する。これにより放射
効率が高められる。
【0010】逆に、衛星に太陽光が入射しない日陰時に
は、太陽光入射がないため衛星本体への熱入力総量が減
少する。この時、太陽電池5へ太陽光7が入射しなくな
るため、ヒータ3に通電されなくなり、バイメタル2は
ヒータ加熱がなくなって温度が下がる。これにより、バ
イメタル2が通常位置にもどり、ブレード1が全閉して
放熱面6の有効面積が減少する。
は、太陽光入射がないため衛星本体への熱入力総量が減
少する。この時、太陽電池5へ太陽光7が入射しなくな
るため、ヒータ3に通電されなくなり、バイメタル2は
ヒータ加熱がなくなって温度が下がる。これにより、バ
イメタル2が通常位置にもどり、ブレード1が全閉して
放熱面6の有効面積が減少する。
【0011】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、太陽光の入
射がある時には放熱量を増加させ、また太陽光の入射が
ないときには放熱量を減少させることができるため、太
陽光入射量の変動により温度が大きく変化する衛星には
有効な熱制御方式となる。又、ヒータ制御回路が不要な
ので信頼度はよく、かつ衛星本体の電力は必要としない
という利点もある。
射がある時には放熱量を増加させ、また太陽光の入射が
ないときには放熱量を減少させることができるため、太
陽光入射量の変動により温度が大きく変化する衛星には
有効な熱制御方式となる。又、ヒータ制御回路が不要な
ので信頼度はよく、かつ衛星本体の電力は必要としない
という利点もある。
【図1】本発明の一実施例の一部破断外観図である。
【図2】図1の要部の縦断面図である。
1 ブレード 2 バイメタル 3 ヒータ 4 バイメタル筐体 5 太陽電池 6 放熱面
Claims (1)
- 【請求項1】 回動可能に設けられ、その回動位置に応
じて熱遮蔽効果が変化されるブレードと、このブレード
を回動させるバイメタルと、バイメタルを加熱するヒー
タと、ヒータに電力を供給するための太陽電池を備える
ことを特徴とするサーマルルーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36034791A JPH05178298A (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | サーマルルーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36034791A JPH05178298A (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | サーマルルーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05178298A true JPH05178298A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18469012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36034791A Pending JPH05178298A (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | サーマルルーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05178298A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010017422A3 (en) * | 2008-08-06 | 2010-05-20 | Brightphase Energy, Inc. | Solar energy conversion |
US9057535B2 (en) | 2006-07-10 | 2015-06-16 | Mbc Ventures, Inc. | Solar energy conversion devices and systems |
US9200452B2 (en) | 2012-09-20 | 2015-12-01 | Mbc Ventures, Inc. | Controller for skylight energy management system |
-
1991
- 1991-12-30 JP JP36034791A patent/JPH05178298A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9057535B2 (en) | 2006-07-10 | 2015-06-16 | Mbc Ventures, Inc. | Solar energy conversion devices and systems |
WO2010017422A3 (en) * | 2008-08-06 | 2010-05-20 | Brightphase Energy, Inc. | Solar energy conversion |
US9217582B2 (en) | 2008-08-06 | 2015-12-22 | Mbc Ventures, Inc. | Solar energy conversion |
US9200452B2 (en) | 2012-09-20 | 2015-12-01 | Mbc Ventures, Inc. | Controller for skylight energy management system |
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