JPH05177839A - 液体噴射記録ヘッド - Google Patents
液体噴射記録ヘッドInfo
- Publication number
- JPH05177839A JPH05177839A JP34707591A JP34707591A JPH05177839A JP H05177839 A JPH05177839 A JP H05177839A JP 34707591 A JP34707591 A JP 34707591A JP 34707591 A JP34707591 A JP 34707591A JP H05177839 A JPH05177839 A JP H05177839A
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- JP
- Japan
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- recording head
- cover
- liquid jet
- jet recording
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来記録装置本体側に設けられたインク吸収体
又はキャップを液体噴射記録ヘッド側に設け、記録装置
の簡略化を狙い、記録ヘッド部と一体化したカバーを備
えた液体噴射記録ヘッドを提供することを目的とする。 【構成】インク貯蔵部容器２と記録ヘッド部１とを備え
た液体噴射記録ヘッドＡにおいて、前記記録ヘッド部１
には、印字作動状態となるように該ヘッド部のノズル前
面より退避する位置と、印字不作動状態となるように該
ヘッド部のノズルを覆う位置とに移動可能なカバー６を
装着し、該カバー６内面にはヘッド部のノズルを密閉す
るキャップを設けたものである。
又はキャップを液体噴射記録ヘッド側に設け、記録装置
の簡略化を狙い、記録ヘッド部と一体化したカバーを備
えた液体噴射記録ヘッドを提供することを目的とする。 【構成】インク貯蔵部容器２と記録ヘッド部１とを備え
た液体噴射記録ヘッドＡにおいて、前記記録ヘッド部１
には、印字作動状態となるように該ヘッド部のノズル前
面より退避する位置と、印字不作動状態となるように該
ヘッド部のノズルを覆う位置とに移動可能なカバー６を
装着し、該カバー６内面にはヘッド部のノズルを密閉す
るキャップを設けたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液体噴射記録ヘッド、
特に、インク貯蔵部と記録ヘッド部とを備えた液体噴射
記録ヘッドに関するものであり、前記液体噴射記録ヘッ
ドにおいて記録ヘッド部のノズルを開閉可能とする手段
を備えたものである。
特に、インク貯蔵部と記録ヘッド部とを備えた液体噴射
記録ヘッドに関するものであり、前記液体噴射記録ヘッ
ドにおいて記録ヘッド部のノズルを開閉可能とする手段
を備えたものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の液体噴射記録ヘッドとして、使
用済の際、液体噴射記録装置のキャリッジから取外して
交換される形式のディスポーザブルタイプのヘッドがパ
ーソナルプリンタ等において使用されている。このよう
な液体噴射記録ヘッドは、使用前において収納ケースに
密閉して保存され、液体噴射記録装置に装着されて使用
されると、印字不作動時には、液体噴射記録装置側に設
けられたキャップにより密閉され、該記録ヘッドの乾燥
による目詰まり等に対処している。
用済の際、液体噴射記録装置のキャリッジから取外して
交換される形式のディスポーザブルタイプのヘッドがパ
ーソナルプリンタ等において使用されている。このよう
な液体噴射記録ヘッドは、使用前において収納ケースに
密閉して保存され、液体噴射記録装置に装着されて使用
されると、印字不作動時には、液体噴射記録装置側に設
けられたキャップにより密閉され、該記録ヘッドの乾燥
による目詰まり等に対処している。
【０００３】しかしながら、一旦液体噴射記録装置に装
着され、使用中の液体噴射記録ヘッドを液体噴射記録装
置から取外した場合には、該記録ヘッドの表面を密閉す
るためのキャップがなく、目詰まりに対する配慮がなさ
れていない。また、液体噴射記録ヘッドは、印字中にイ
ズル毎の使用頻度の相違に起因し、使用頻度の少ないノ
ズルの目詰まりを防止するため、パージングを行ってい
る。このパージングの際のインクを受ける吸収体は液体
噴射記録装置側に設けられており、この吸収体にインク
が溢れると、液体噴射記録装置を汚し、大きいインク吸
収体を設けることになっている。
着され、使用中の液体噴射記録ヘッドを液体噴射記録装
置から取外した場合には、該記録ヘッドの表面を密閉す
るためのキャップがなく、目詰まりに対する配慮がなさ
れていない。また、液体噴射記録ヘッドは、印字中にイ
ズル毎の使用頻度の相違に起因し、使用頻度の少ないノ
ズルの目詰まりを防止するため、パージングを行ってい
る。このパージングの際のインクを受ける吸収体は液体
噴射記録装置側に設けられており、この吸収体にインク
が溢れると、液体噴射記録装置を汚し、大きいインク吸
収体を設けることになっている。
【０００４】従来の液体噴射記録ヘッドを使用した記録
装置の概略について、図６及び図７に示している。液体
噴射記録ヘッド２１は、記録ヘッド部２２とインク貯蔵
部２３とを備え、キャリッジ１１上に着脱自在に保持さ
れている。キャリッジ１１は駆動ベルト１４の駆動によ
り、ガイドロッド１５，１５に沿って矢印方向に往復移
動可能に構成されている。記録紙１３はプラテンローラ
１２とプレッシャローラ２４により搬送される。
装置の概略について、図６及び図７に示している。液体
噴射記録ヘッド２１は、記録ヘッド部２２とインク貯蔵
部２３とを備え、キャリッジ１１上に着脱自在に保持さ
れている。キャリッジ１１は駆動ベルト１４の駆動によ
り、ガイドロッド１５，１５に沿って矢印方向に往復移
動可能に構成されている。記録紙１３はプラテンローラ
１２とプレッシャローラ２４により搬送される。
【０００５】このような記録装置において、液体噴射記
録ヘッド２１の記録ヘッド部２２は記録紙１３に対して
一定行の印字毎に、記録ヘッド部２２を記録装置本体に
設けたインク吸収体２６の位置迄移動し、記録ヘッド部
２２の全ノズルのパージングを行い、且つ、印字終了
後、液体噴射記録ヘッド２１は記録装置本体に設けたキ
ャップ２５の位置迄移動され、レバー機構２７の作動に
より、記録ヘッド部２２のノズルはキャップ２５を密着
されている。
録ヘッド２１の記録ヘッド部２２は記録紙１３に対して
一定行の印字毎に、記録ヘッド部２２を記録装置本体に
設けたインク吸収体２６の位置迄移動し、記録ヘッド部
２２の全ノズルのパージングを行い、且つ、印字終了
後、液体噴射記録ヘッド２１は記録装置本体に設けたキ
ャップ２５の位置迄移動され、レバー機構２７の作動に
より、記録ヘッド部２２のノズルはキャップ２５を密着
されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、不使用中の
液体噴射記録ヘッド表面を密閉し、使用時には記録ヘッ
ド表面を開放しうるカバーを液体噴射記録ヘッド側に設
け、液体噴射記録ヘッドを液体噴射記録装置に装着した
場合及び液体噴射記録装置から取り外した場合のいずれ
の場合においても、不使用時には記録ヘッド部表面を覆
い、前記カバー内面にキャップ及びインク吸収体を配置
しうる手段を提供することを目的とするものである。
液体噴射記録ヘッド表面を密閉し、使用時には記録ヘッ
ド表面を開放しうるカバーを液体噴射記録ヘッド側に設
け、液体噴射記録ヘッドを液体噴射記録装置に装着した
場合及び液体噴射記録装置から取り外した場合のいずれ
の場合においても、不使用時には記録ヘッド部表面を覆
い、前記カバー内面にキャップ及びインク吸収体を配置
しうる手段を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、インク貯蔵部容器と記録ヘッド部とを備
えた液体噴射記録ヘッドにおいて、前記記録ヘッド部に
は、印字作動状態となるように該ヘッド部のノズル前面
より退避する位置と、印字不作動状態となるように該ヘ
ッド部のノズルを覆う位置とに移動可能なカバーを装着
し、該カバー内面にはヘッド部のノズルを密閉するキャ
ップを設けたことを特徴とするものである。
成するために、インク貯蔵部容器と記録ヘッド部とを備
えた液体噴射記録ヘッドにおいて、前記記録ヘッド部に
は、印字作動状態となるように該ヘッド部のノズル前面
より退避する位置と、印字不作動状態となるように該ヘ
ッド部のノズルを覆う位置とに移動可能なカバーを装着
し、該カバー内面にはヘッド部のノズルを密閉するキャ
ップを設けたことを特徴とするものである。
【０００８】また、本発明は、インク貯蔵部容器と記録
ヘッド部とを備えた液体噴射記録ヘッドにおいて、前記
記録ヘッド部には、印字作動状態となるように該ヘッド
部のノズル前面より退避する位置と、印字不作動状態と
なるように該ヘッド部のノズルを覆う位置とに移動可能
なカバーを装着し、該カバー内面にはインクを吸収する
吸収体を設けたことを特徴とするものである。
ヘッド部とを備えた液体噴射記録ヘッドにおいて、前記
記録ヘッド部には、印字作動状態となるように該ヘッド
部のノズル前面より退避する位置と、印字不作動状態と
なるように該ヘッド部のノズルを覆う位置とに移動可能
なカバーを装着し、該カバー内面にはインクを吸収する
吸収体を設けたことを特徴とするものである。
【０００９】更に、本発明は、インク貯蔵部容器と記録
ヘッド部とを備えた液体噴射記録ヘッドにおいて、前記
記録ヘッド部には、ノズルを開閉しうるカバーを装着
し、該カバーは記録ヘッド部に形成した案内溝により誘
導される係合突部と、記録ヘッド部に設けたカバーの開
放端規制の係合突起に係止される係合突起と、カバーの
閉止端規制の係合突起と、液体噴射記録装置本体側のレ
バーと係合するピンとを設けたことを特徴とするもので
ある。
ヘッド部とを備えた液体噴射記録ヘッドにおいて、前記
記録ヘッド部には、ノズルを開閉しうるカバーを装着
し、該カバーは記録ヘッド部に形成した案内溝により誘
導される係合突部と、記録ヘッド部に設けたカバーの開
放端規制の係合突起に係止される係合突起と、カバーの
閉止端規制の係合突起と、液体噴射記録装置本体側のレ
バーと係合するピンとを設けたことを特徴とするもので
ある。
【００１０】
【作用】本発明の構成により、記録ヘッド部の前面に移
動可能に配置するカバーは、印字中において、ノズルか
らの吐出する液滴を記録紙に与えうる位置に退避し、液
体噴射記録ヘッドを印字位置から非印字位置に移動した
場合又はキャリッジから取外した場合には、記録ヘッド
部のノズル前面を覆う位置に移動せしめ、前記カバー内
面にインク吸収体を配置してパージングを行ったり、キ
ャップを配置してノズルの目詰まりや乾燥を防止するこ
とができる。
動可能に配置するカバーは、印字中において、ノズルか
らの吐出する液滴を記録紙に与えうる位置に退避し、液
体噴射記録ヘッドを印字位置から非印字位置に移動した
場合又はキャリッジから取外した場合には、記録ヘッド
部のノズル前面を覆う位置に移動せしめ、前記カバー内
面にインク吸収体を配置してパージングを行ったり、キ
ャップを配置してノズルの目詰まりや乾燥を防止するこ
とができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図１には、本発明の液体噴射記録装置に使用される
液体噴射記録ヘッドの斜視図が示されている。本発明の
記録ヘッドＡは、記録ヘッド部１と液体（インク）貯蔵
部２とを一体に構成しており、前記記録ヘッド部１の前
面には、複数のノズル３を配置し、その記録ヘッド部１
の上面及び下面には、案内溝４ａ，４ｂを形成し、該上
面に形成した案内溝４ａの端部には係止突起５を設けて
いる。
る。図１には、本発明の液体噴射記録装置に使用される
液体噴射記録ヘッドの斜視図が示されている。本発明の
記録ヘッドＡは、記録ヘッド部１と液体（インク）貯蔵
部２とを一体に構成しており、前記記録ヘッド部１の前
面には、複数のノズル３を配置し、その記録ヘッド部１
の上面及び下面には、案内溝４ａ，４ｂを形成し、該上
面に形成した案内溝４ａの端部には係止突起５を設けて
いる。
【００１２】この記録ヘッド部１には、複数のノズル３
の前面を覆いうるカバー６が前記案内溝４ａ，４ｂに摺
動可能に取付けられている。すなわち、カバー６は、凹
状をなした端縁を曲折してなる係合突部７ａ，７ｂと、
複数のノズル３の開放位置において、前記係止突起５と
係合してカバー６が記録ヘッド部１から脱落するのを阻
止する係止突起８と、複数のノズル３の密閉位置におい
て、記録ヘッド部の側部と係合する係止突起９と、記録
ヘッド部１の案内溝４ａの面を摺動するカバー６の面に
形成され、液体噴射記録装置側の駆動部と係合しうるピ
ン１０とを備えている。
の前面を覆いうるカバー６が前記案内溝４ａ，４ｂに摺
動可能に取付けられている。すなわち、カバー６は、凹
状をなした端縁を曲折してなる係合突部７ａ，７ｂと、
複数のノズル３の開放位置において、前記係止突起５と
係合してカバー６が記録ヘッド部１から脱落するのを阻
止する係止突起８と、複数のノズル３の密閉位置におい
て、記録ヘッド部の側部と係合する係止突起９と、記録
ヘッド部１の案内溝４ａの面を摺動するカバー６の面に
形成され、液体噴射記録装置側の駆動部と係合しうるピ
ン１０とを備えている。
【００１３】図１の液体噴射記録ヘッドＡは、印字中の
状態にあって、カバー６の係止突起８と記録ヘッド部１
の係止突起５とが係合して複数のノズル３は開放され、
図示されていない入力信号により液滴が複数のノズル３
から吐出される。この状態から、カバー６に形成したピ
ン１０を液体噴射記録装置本体に形成した駆動手段によ
り作動されるか又は手動によって作動すると、カバー６
は図面上左方向に移動させられ、複数のノズル３を覆う
位置に配置され、カバー６の係止突起９と記録ヘッド部
の側部と係合して停止する。
状態にあって、カバー６の係止突起８と記録ヘッド部１
の係止突起５とが係合して複数のノズル３は開放され、
図示されていない入力信号により液滴が複数のノズル３
から吐出される。この状態から、カバー６に形成したピ
ン１０を液体噴射記録装置本体に形成した駆動手段によ
り作動されるか又は手動によって作動すると、カバー６
は図面上左方向に移動させられ、複数のノズル３を覆う
位置に配置され、カバー６の係止突起９と記録ヘッド部
の側部と係合して停止する。
【００１４】図２において、本発明の液体噴射記録ヘッ
ドＡは液体噴射記録装置のキャリッジ１１上に着脱自在
に取付けられ、プラテンローラ１２と図示されていない
プレッシャローラにより搬送される記録紙１３の端位置
である、印字の移動始点にある。キャリッジ１１は駆動
ベルト１４によって二つのカイドロッド１５に沿って移
動可能に配置される。
ドＡは液体噴射記録装置のキャリッジ１１上に着脱自在
に取付けられ、プラテンローラ１２と図示されていない
プレッシャローラにより搬送される記録紙１３の端位置
である、印字の移動始点にある。キャリッジ１１は駆動
ベルト１４によって二つのカイドロッド１５に沿って移
動可能に配置される。
【００１５】図示の位置において、液体噴射記録ヘッド
Ａの記録ヘッド部１におけるノズル３はカバー６により
覆われていない開放状態にある。液体噴射記録装置本体
Ｂには、カバー６の通路域に突出するレバー１６の先端
１６ａが配置され、レバー１６はその中央を枢支軸１７
で枢支し、後端１６ｂをバネ１８により引っ張ってい
る。
Ａの記録ヘッド部１におけるノズル３はカバー６により
覆われていない開放状態にある。液体噴射記録装置本体
Ｂには、カバー６の通路域に突出するレバー１６の先端
１６ａが配置され、レバー１６はその中央を枢支軸１７
で枢支し、後端１６ｂをバネ１８により引っ張ってい
る。
【００１６】よって、この印字の移動始点から液体噴射
記録ヘッドＡを取付けたキャリッジ１１が印字区域外の
左側に移動されると、キャリッジ１１上の液体噴射記録
ヘッドＡの左方向への移動に伴い、記録ヘッド部１に取
付けられたカバー６のピン１０は、レバー１６の先端１
６ａにより停止状態に維持される。このため、カバー６
は左側に移動する記録ヘッド部１のノズル３の前面に位
置すると共に、カバー６に設けられた閉止端規制の係合
突起９が記録ヘッド部１の側端と係合して閉止状態を維
持する。
記録ヘッドＡを取付けたキャリッジ１１が印字区域外の
左側に移動されると、キャリッジ１１上の液体噴射記録
ヘッドＡの左方向への移動に伴い、記録ヘッド部１に取
付けられたカバー６のピン１０は、レバー１６の先端１
６ａにより停止状態に維持される。このため、カバー６
は左側に移動する記録ヘッド部１のノズル３の前面に位
置すると共に、カバー６に設けられた閉止端規制の係合
突起９が記録ヘッド部１の側端と係合して閉止状態を維
持する。
【００１７】そして、この閉止状態を維持したまま、キ
ャリッジ１１が更に左方向に移動すると、ピン１０の移
動により、該ピン１０と係合したレバー１６の先端１６
ａも左方向に移動させ、このため、レバー１６は枢支軸
１７を中心として時計方向に回動し、レバー１６の前記
回動により、レバー１６の先端１６ａとピン１０との係
合が外れ、ピン１０はレバー１６の先端１６ａを通過す
ることになる。そして、レバー１６はバネ１８の付勢力
により元の状態に復帰し、図２の点線で示されるよう
に、ピン１０の右側にレバー１６の先端１６ａが位置し
た状態で停止する。この停止位置において、ノズルの目
詰まりを防止するパージング動作が実施される。
ャリッジ１１が更に左方向に移動すると、ピン１０の移
動により、該ピン１０と係合したレバー１６の先端１６
ａも左方向に移動させ、このため、レバー１６は枢支軸
１７を中心として時計方向に回動し、レバー１６の前記
回動により、レバー１６の先端１６ａとピン１０との係
合が外れ、ピン１０はレバー１６の先端１６ａを通過す
ることになる。そして、レバー１６はバネ１８の付勢力
により元の状態に復帰し、図２の点線で示されるよう
に、ピン１０の右側にレバー１６の先端１６ａが位置し
た状態で停止する。この停止位置において、ノズルの目
詰まりを防止するパージング動作が実施される。
【００１８】この後、印字を再開するために、キャリッ
ジ１１が右方向の印字移動始点に向かって駆動される
と、前記動作と逆に、レバー１６の先端１６ａはカバー
６のピン１０の移動を阻止し、カバー６は記録ヘッド部
１のノズル３の表面を開放し、ノズルを開放状態にした
記録ヘッド部１は印字移動始点に移動する。そして、公
知のように、印字開始の信号によりキャリッジ１１は駆
動され、記録ヘッド部１に設けられた外部電気信号入力
部に供給された外部信号によって、記録ヘッド部１のノ
ズル３に吐出信号が与えられ、ノズル３より記録紙に向
かって液滴を吐出して印字を行う。
ジ１１が右方向の印字移動始点に向かって駆動される
と、前記動作と逆に、レバー１６の先端１６ａはカバー
６のピン１０の移動を阻止し、カバー６は記録ヘッド部
１のノズル３の表面を開放し、ノズルを開放状態にした
記録ヘッド部１は印字移動始点に移動する。そして、公
知のように、印字開始の信号によりキャリッジ１１は駆
動され、記録ヘッド部１に設けられた外部電気信号入力
部に供給された外部信号によって、記録ヘッド部１のノ
ズル３に吐出信号が与えられ、ノズル３より記録紙に向
かって液滴を吐出して印字を行う。
【００１９】図３〜図５には、本発明の記録ヘッド部に
取付けられるカバーの具体的な構成を示す実施例であ
る。図３はカバー６の内面，すなわちノズル３と対向す
る面にキャップ１９を設け、そのキャップ１９内にイン
ク液を吸収する吸収体２０を配置したものである。図４
はカバー６の内面にキャップ１９を取付けた構成を示し
ている。図５はカバー６の内面に所定の大きさのインク
液を吸収する吸収体２０を取付けている構成を示す。
取付けられるカバーの具体的な構成を示す実施例であ
る。図３はカバー６の内面，すなわちノズル３と対向す
る面にキャップ１９を設け、そのキャップ１９内にイン
ク液を吸収する吸収体２０を配置したものである。図４
はカバー６の内面にキャップ１９を取付けた構成を示し
ている。図５はカバー６の内面に所定の大きさのインク
液を吸収する吸収体２０を取付けている構成を示す。
【００２０】本発明は、上記したような液体噴射記録ヘ
ッドであることにより、印字中において液体噴射記録ヘ
ッドの記録ヘッド部の前面に位置するカバーはノズルか
らの吐出する液滴を記録紙に与えうる位置に退避し、液
体噴射記録ヘッドを印字位置から非印字位置に移動した
場合又はキャリッジから取外した場合には、記録ヘッド
部の前面にカバーを位置せしめ、前記カバー内面にイン
ク吸収体を配置してパージングを行ったり、キャップを
配置してノズルの目詰まりや乾燥を防止することができ
る。
ッドであることにより、印字中において液体噴射記録ヘ
ッドの記録ヘッド部の前面に位置するカバーはノズルか
らの吐出する液滴を記録紙に与えうる位置に退避し、液
体噴射記録ヘッドを印字位置から非印字位置に移動した
場合又はキャリッジから取外した場合には、記録ヘッド
部の前面にカバーを位置せしめ、前記カバー内面にイン
ク吸収体を配置してパージングを行ったり、キャップを
配置してノズルの目詰まりや乾燥を防止することができ
る。
【００２１】そして、記録ヘッド部には、キャップ又は
インク吸収体を取付けたカバーが一体化されると共に摺
動可能に装着され、液体噴射記録ヘッドをキャリッジに
装着し、キャリッジが記録位置と待機位置への移動に対
応して、カバーは記録ヘッド部のノズルの開閉を自動的
になしうるものであり、従来の記録装置に比べて装置本
体を簡略化することができる。
インク吸収体を取付けたカバーが一体化されると共に摺
動可能に装着され、液体噴射記録ヘッドをキャリッジに
装着し、キャリッジが記録位置と待機位置への移動に対
応して、カバーは記録ヘッド部のノズルの開閉を自動的
になしうるものであり、従来の記録装置に比べて装置本
体を簡略化することができる。
【００２２】本発明において、カバーは記録ヘッド部に
一体化されており、記録ヘッド部から外れることがな
く、液体噴射記録ヘッドを単体で取り扱う場合において
も、キャップの装着を忘れることがなく、また、カバー
の摺動の際、キャップは記録ヘッド部のノズル面を擦
り、インクかすを除去しうるワイパー効果をもたらす。
一体化されており、記録ヘッド部から外れることがな
く、液体噴射記録ヘッドを単体で取り扱う場合において
も、キャップの装着を忘れることがなく、また、カバー
の摺動の際、キャップは記録ヘッド部のノズル面を擦
り、インクかすを除去しうるワイパー効果をもたらす。
【００２３】
【発明の効果】本発明の構成により、記録ヘッド部と一
体にカバーを設け、該カバーにキャップ又はインク吸収
体を取付けており、液体噴射記録装置本体にキャップ又
はインク吸収体を設けた場合に比較して、位置決め手段
等の構成を不要とし、機構を簡略化でき、使用中に液体
噴射記録ヘッドを取外した場合にも、ノズルの目詰まり
や乾燥を防止できる効果を有し、しかも、液体噴射記録
ヘッドをキャリッジに装着した場合にも、カバーの開閉
を自動化しうる利点も備えている。
体にカバーを設け、該カバーにキャップ又はインク吸収
体を取付けており、液体噴射記録装置本体にキャップ又
はインク吸収体を設けた場合に比較して、位置決め手段
等の構成を不要とし、機構を簡略化でき、使用中に液体
噴射記録ヘッドを取外した場合にも、ノズルの目詰まり
や乾燥を防止できる効果を有し、しかも、液体噴射記録
ヘッドをキャリッジに装着した場合にも、カバーの開閉
を自動化しうる利点も備えている。
【図１】本発明の液体噴射記録装置に使用される液体噴
射記録ヘッドの一例を示す斜視図である。
射記録ヘッドの一例を示す斜視図である。
【図２】本発明の液体噴射記録ヘッドと液体噴射記録装
置との関連を示す概略平面図である。
置との関連を示す概略平面図である。
【図３】本発明の記録ヘッド部に取付けられるカバーの
一実施例を示す斜視図である。
一実施例を示す斜視図である。
【図４】本発明の記録ヘッド部に取付けられるカバーの
他の実施例を示す斜視図である。
他の実施例を示す斜視図である。
【図５】本発明の記録ヘッド部に取付けられるカバーの
他の実施例を示す斜視図である。
他の実施例を示す斜視図である。
【図６】従来の液体噴射記録ヘッドを使用した記録装置
の概略斜視図である。
の概略斜視図である。
【図７】図６において液体噴射記録ヘッドとキャップと
の関連を示す断面図である。
の関連を示す断面図である。
Ａ 液体噴射記録ヘッド １ 記録ヘッド部 ２ 液体（インク）貯蔵部 ３ 複数のノズル ４ａ，４ｂ 案内溝 ５ 記録ヘッド部に設けたカバーの開放端規
制の係合突起 ６ カバー ７ａ，７ｂ 案内溝と係合する係合突部 ８ カバーに設けた開放端規制の係合突起 ９ カバーに設けた閉止端規制の係合突起 １０ カバーに設けたピン １１ キャリッジ １９ キャップ ２０ インク吸収体
制の係合突起 ６ カバー ７ａ，７ｂ 案内溝と係合する係合突部 ８ カバーに設けた開放端規制の係合突起 ９ カバーに設けた閉止端規制の係合突起 １０ カバーに設けたピン １１ キャリッジ １９ キャップ ２０ インク吸収体
Claims (4)
- 【請求項１】 インク貯蔵部と記録ヘッド部とを備えた
液体噴射記録ヘッドにおいて、前記記録ヘッド部には、
印字作動状態となるように該ヘッド部のノズル前面より
退避する位置と、印字不作動状態となるように該ヘッド
部のノズルを覆う位置とに移動可能なカバーを装着し、
該カバー内面にはヘッド部のノズルを密閉するキャップ
を設けたことを特徴とする液体噴射記録ヘッド。 - 【請求項２】 前記カバー内面に形成したキャップの内
側には、インクを吸収する吸収体を設けたことを特徴と
する請求項１記載の液体噴射記録ヘッド。 - 【請求項３】 インク貯蔵部と記録ヘッド部とを備えた
液体噴射記録ヘッドにおいて、前記記録ヘッド部には、
印字作動状態となるように該ヘッド部のノズル前面より
退避する位置と、印字不作動状態となるように該ヘッド
部のノズルを覆う位置とに移動可能なカバーを装着し、
該カバー内面にはインクを吸収する吸収体を設けたこと
を特徴とする液体噴射記録ヘッド。 - 【請求項４】 インク貯蔵部と記録ヘッド部とを備えた
液体噴射記録ヘッドにおいて、前記記録ヘッド部には、
ノズルを開閉しうるカバーを装着し、該カバーは記録ヘ
ッド部に形成した案内溝により誘導される係合突部と、
記録ヘッド部に設けたカバーの開放端規制の係合突起に
係止される係合突起と、カバーの閉止端規制の係合突起
と、液体噴射記録装置本体側のレバーと係合するピンと
を設けたことを特徴とする液体噴射記録ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34707591A JPH05177839A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 液体噴射記録ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34707591A JPH05177839A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 液体噴射記録ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05177839A true JPH05177839A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18387751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34707591A Withdrawn JPH05177839A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 液体噴射記録ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05177839A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7426050B2 (en) | 2002-02-13 | 2008-09-16 | Silverbrook Research Pty Ltd | Manually operable printer-scanner |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34707591A patent/JPH05177839A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7426050B2 (en) | 2002-02-13 | 2008-09-16 | Silverbrook Research Pty Ltd | Manually operable printer-scanner |
| US8011782B2 (en) | 2002-02-13 | 2011-09-06 | Silverbrook Research Pty Ltd | Elongate hand-held printer device with an optical encoder wheel |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |