JPH05176384A - スピーカ装置 - Google Patents
スピーカ装置Info
- Publication number
- JPH05176384A JPH05176384A JP33808791A JP33808791A JPH05176384A JP H05176384 A JPH05176384 A JP H05176384A JP 33808791 A JP33808791 A JP 33808791A JP 33808791 A JP33808791 A JP 33808791A JP H05176384 A JPH05176384 A JP H05176384A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker device
- port
- speaker
- aperture
- flanges
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価なコストで、ポートから発生する異常音
を低減する。 【構成】 ポートを容易にその長さを選定できる筒状の
部材１２と、空気の自然な流線と同曲率の表面形状で、
かつ筒状の部材１２の両端に接合する一対の開口フラン
ジ１１とから構成し、一方の開口フランジ１１を一部に
取り付けるキャビネット１６とから構成したスピーカ装
置。 【効果】 多くのスピーカ装置に共通して、同一金型で
製造することができる開口フランジ１１で構成する事か
ら、ポート開口から発生する異常音を低減したスピーカ
装置を、比較的安価なコストで実現する事ができ、その
実用的効果の大きいものである。
を低減する。 【構成】 ポートを容易にその長さを選定できる筒状の
部材１２と、空気の自然な流線と同曲率の表面形状で、
かつ筒状の部材１２の両端に接合する一対の開口フラン
ジ１１とから構成し、一方の開口フランジ１１を一部に
取り付けるキャビネット１６とから構成したスピーカ装
置。 【効果】 多くのスピーカ装置に共通して、同一金型で
製造することができる開口フランジ１１で構成する事か
ら、ポート開口から発生する異常音を低減したスピーカ
装置を、比較的安価なコストで実現する事ができ、その
実用的効果の大きいものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、音響分野のスピーカ装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、スピーカ装置の低音域性能につい
て、数多くの改善提案がなされている。また、コスト削
減についても、様々な取り組みが行われてきた。
て、数多くの改善提案がなされている。また、コスト削
減についても、様々な取り組みが行われてきた。
【０００３】例えば、位相反転型スピーカ装置に代表さ
れる様な音響系の共鳴現象を利用する場合には、筒状の
ポートが一般的には用いられ、そのポートの形状につい
ても図３に示した様にポートの内部断面積変化の不連続
性を改善し、開口端での空気の乱流を防いだ例がある。
れる様な音響系の共鳴現象を利用する場合には、筒状の
ポートが一般的には用いられ、そのポートの形状につい
ても図３に示した様にポートの内部断面積変化の不連続
性を改善し、開口端での空気の乱流を防いだ例がある。
【０００４】以下図面を参照しながら、上述した従来の
スピーカ装置の一例について説明する。図３は従来のス
ピーカ装置の構造を示す断面図である。図３において、
３１は一体成形して成るポート、３３はスピーカのキャ
ビネット、３２はポート３１を固定するためのネジ、３
４はスピーカユニットである。また、ポート３１の開口
両端の形状は、空気の自然な流線と同曲率を持ったもの
であり、空気の乱流を防ぎ、高忠実度再生をする上で障
害となる異常音を低減する効果のあるものである。
スピーカ装置の一例について説明する。図３は従来のス
ピーカ装置の構造を示す断面図である。図３において、
３１は一体成形して成るポート、３３はスピーカのキャ
ビネット、３２はポート３１を固定するためのネジ、３
４はスピーカユニットである。また、ポート３１の開口
両端の形状は、空気の自然な流線と同曲率を持ったもの
であり、空気の乱流を防ぎ、高忠実度再生をする上で障
害となる異常音を低減する効果のあるものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のスピーカ装置は、ポートの長さを変えた新た
な機種を製造する場合には、新たな金型が必要となりコ
スト的に不利であるという問題点を有していた。
うな従来のスピーカ装置は、ポートの長さを変えた新た
な機種を製造する場合には、新たな金型が必要となりコ
スト的に不利であるという問題点を有していた。
【０００６】本発明は、上記の従来の問題点を解決する
もので、多くのスピーカ装置に共通して、同一の金型に
よる開口フランジを用いる事により、スピーカ装置のコ
ストを削減することを目的とする。
もので、多くのスピーカ装置に共通して、同一の金型に
よる開口フランジを用いる事により、スピーカ装置のコ
ストを削減することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のスピーカ装置は、容易にその長さを選定で
きる筒状の部材１２、２２と、前記筒状の部材１２、２
２の両端に取り付けられ、空気の自然な流線と同曲率の
表面形状で、接着剤の流出を防止するための溝を有する
開口フランジ１１、２１と、接着剤１３、２３と、キャ
ビネット１５、２５で構成する。
めに本発明のスピーカ装置は、容易にその長さを選定で
きる筒状の部材１２、２２と、前記筒状の部材１２、２
２の両端に取り付けられ、空気の自然な流線と同曲率の
表面形状で、接着剤の流出を防止するための溝を有する
開口フランジ１１、２１と、接着剤１３、２３と、キャ
ビネット１５、２５で構成する。
【０００８】
【作用】本発明は上記の構成によって、キャビネット、
スピーカユニット等の異なる、数多くのスピーカ装置に
おいても、筒状の部材１２、２２の長さを変える事によ
って、それぞれ最適な低域特性を得る事ができる。つま
り高価な金型を必要とする開口フランジ１１、２１は共
用化する事ができる訳である。
スピーカユニット等の異なる、数多くのスピーカ装置に
おいても、筒状の部材１２、２２の長さを変える事によ
って、それぞれ最適な低域特性を得る事ができる。つま
り高価な金型を必要とする開口フランジ１１、２１は共
用化する事ができる訳である。
【０００９】
【実施例】以下、本発明のスピーカ装置の実施例につい
て、図１〜図２を参照しながら詳細に説明する。
て、図１〜図２を参照しながら詳細に説明する。
【００１０】図１〜図２は本発明の第１及び第２の実施
例におけるスピーカ装置を示すもので、図１の構成例は
一般にバスレフ型（位相反転型）、図２はケルトン型と
呼ばれる例である。図１、図２において、１１、２１は
空気の自然な流線と同曲率の表面形状を有する樹脂成形
品等からなる開口フランジ、１２、２２は筒状の部材、
１３、２３は接着剤、１４、２４は接着剤の流出防止の
ための溝、１５、２５はキャビネット、１６、２６はス
ピーカユニットである。そして、ポートは開口フランジ
１１、２１を２個用い、それぞれ、その内側の筒状のリ
ブ１１a、２１aで筒状の部材１２、２２の両端に接着剤
１３、２３で接合し、すくなくとも一方の開口フランジ
１１、２１をその外側の筒状のリブ１１b、２１bでキャ
ビネット１５、２５の一部に設けた孔１５a、２５aに接
着剤１３、２３で接合して固定している。
例におけるスピーカ装置を示すもので、図１の構成例は
一般にバスレフ型（位相反転型）、図２はケルトン型と
呼ばれる例である。図１、図２において、１１、２１は
空気の自然な流線と同曲率の表面形状を有する樹脂成形
品等からなる開口フランジ、１２、２２は筒状の部材、
１３、２３は接着剤、１４、２４は接着剤の流出防止の
ための溝、１５、２５はキャビネット、１６、２６はス
ピーカユニットである。そして、ポートは開口フランジ
１１、２１を２個用い、それぞれ、その内側の筒状のリ
ブ１１a、２１aで筒状の部材１２、２２の両端に接着剤
１３、２３で接合し、すくなくとも一方の開口フランジ
１１、２１をその外側の筒状のリブ１１b、２１bでキャ
ビネット１５、２５の一部に設けた孔１５a、２５aに接
着剤１３、２３で接合して固定している。
【００１１】以上のように本実施例に示したように、新
たな機種を製造する場合には、新たな金型を必要とせず
に、容易にその長さを選定できる筒状の部材１２、２２
と、多くのスピーカ装置に共通して、同一の金型で製造
できる開口フランジ１１、２１で構成することによりス
ピーカ装置のコストを削減する事ができる。
たな機種を製造する場合には、新たな金型を必要とせず
に、容易にその長さを選定できる筒状の部材１２、２２
と、多くのスピーカ装置に共通して、同一の金型で製造
できる開口フランジ１１、２１で構成することによりス
ピーカ装置のコストを削減する事ができる。
【００１２】また、ポートの開口フランジ１１、２１の
内外２つの接合部に隣接した箇所に溝１４、２４を設け
た為、接着剤１３、２３が外観表面に流出する事を防止
する事が出来る。
内外２つの接合部に隣接した箇所に溝１４、２４を設け
た為、接着剤１３、２３が外観表面に流出する事を防止
する事が出来る。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明は、多くのスピーカ
装置に共通して、同一金型で製造できる開口フランジで
構成する事から、ポート開口から発生する異常音を低減
したスピーカ装置を、比較的安価なコストで実現するこ
とができ、その実用的効果の大きいものである。
装置に共通して、同一金型で製造できる開口フランジで
構成する事から、ポート開口から発生する異常音を低減
したスピーカ装置を、比較的安価なコストで実現するこ
とができ、その実用的効果の大きいものである。
【図１】本発明の一実施例におけるバスレフ型スピーカ
装置の断面図である。
装置の断面図である。
【図２】本発明の他の実施例におけるケルトン型スピー
カ装置の断面図である。
カ装置の断面図である。
【図３】従来のバスレフ型スピーカ装置の断面図であ
る。
る。
１１ 開口フランジ １２ 筒状の部材 １３ 接着剤 １４ 接着剤の流出防止のための溝 １５ キャビネット １６ スピーカユニット ２１ 開口フランジ ２２ 筒状の部材 ２３ 接着剤 ２４ 接着剤の流出防止のための溝 ２５ キャビネット ２６ スピーカユニット
Claims (3)
- 【請求項１】 ポートの開口フランジがその内側で筒状
の部材と接合し、その外側でキャビネットと接合したこ
とを特徴とするスピーカ装置。 - 【請求項２】 ポートの開口フランジ２個をそれぞれ、
その内側で筒状の部材の両端に接合し、すくなくとも一
方の開口フランジを、その外側でキャビネットの一部と
接合して固定したことを特徴とする請求項１記載のスピ
ーカ装置。 - 【請求項３】 ポートの開口フランジの内外２つの接合
部に隣接した箇所に接着剤が外観表面に流出する事を防
止する溝を設けた事を特徴とする請求項１記載のスピー
カ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3338087A JP3052513B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3338087A JP3052513B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | スピーカ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05176384A true JPH05176384A (ja) | 1993-07-13 |
| JP3052513B2 JP3052513B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=18314785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3338087A Expired - Fee Related JP3052513B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3052513B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5991422A (en) * | 1998-09-29 | 1999-11-23 | Chiang; Chao-Ning | Structural improvements of earphone signal cord |
| US7011178B2 (en) * | 2001-05-15 | 2006-03-14 | Jean-Pierre Morkerken | Sound transmitter and speaker |
| JP2006279358A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置及び電子機器 |
| JP2019169886A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | ヤマハ株式会社 | バスレフポートおよびバスレフ型スピーカ |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP3338087A patent/JP3052513B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5991422A (en) * | 1998-09-29 | 1999-11-23 | Chiang; Chao-Ning | Structural improvements of earphone signal cord |
| US7011178B2 (en) * | 2001-05-15 | 2006-03-14 | Jean-Pierre Morkerken | Sound transmitter and speaker |
| JP2006279358A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置及び電子機器 |
| JP4517251B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2010-08-04 | セイコーエプソン株式会社 | 液晶表示装置 |
| JP2019169886A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | ヤマハ株式会社 | バスレフポートおよびバスレフ型スピーカ |
| JP2022169747A (ja) * | 2018-03-23 | 2022-11-09 | ヤマハ株式会社 | バスレフポートおよびバスレフ型スピーカ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3052513B2 (ja) | 2000-06-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080407 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407 Year of fee payment: 9 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407 |
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