JPH05175818A - 光電スイッチ - Google Patents

光電スイッチ

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Publication number
JPH05175818A
JPH05175818A JP35435291A JP35435291A JPH05175818A JP H05175818 A JPH05175818 A JP H05175818A JP 35435291 A JP35435291 A JP 35435291A JP 35435291 A JP35435291 A JP 35435291A JP H05175818 A JPH05175818 A JP H05175818A
Authority
JP
Japan
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signal
pulse
output
period
circuit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35435291A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Watanabe
浩伸 渡辺
Kazuo Hasegawa
和男 長谷川
Hisashi Murata
久 村田
Ikuo Ouchi
郁郎 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP35435291A priority Critical patent/JPH05175818A/ja
Publication of JPH05175818A publication Critical patent/JPH05175818A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 SST方式の光電スイッチにおいて、マスタ
側の光電スイッチの停止中、外乱ノイズの受信に伴う異
常動作を防止する。 【構成】 受信部31がマスタ側からの同期タイミング
信号Aを受信している期間を検出し、該期間を表わす検
出信号dを生成する検出部33と、該検出信号dの期間
以外の期間、前記受信部31の出力信号eを遮断する遮
断部34とを設け、前記受信部31が同期タイミング信
号Aを受信しない期間、該受信部31の出力信号eのパ
ルス発生手段1への供給を禁止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光を投射し、その反射
光の有無を検出することにより、物体の有無を判定する
光電スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】コンベアラインなどで移動してくる物体
の有無を検出する手段として光電スイッチが知られてい
る。これは物体の経路に光を投射し、移動してきた物体
からの反射光の有無を検出することにより、物体の有無
を判定するものである。かかる光電スイッチにおいて、
消費電力の低減化や相互干渉の防止などのため、投射光
をパルス状にして間欠的に投光するようにしている(以
下、この投射光をセンシング光という)。通常、物体の
有無の検出には複数の光電スイッチが用いられる。たと
えば、コンベアラインにおいて、横方向から投光する光
電スイッチ、下方から投光する光電スイッチ、上方から
投光する光電スイッチなど1個所に複数の光電スイッチ
が設置され、物体検知をより正確にできるようにしてい
る。しかし、このように1個所に複数の光電スイッチを
設置し、かつ夫々の光電スイッチが連続投光すると、各
光電スイッチは自己以外の光電スイッチが投射したセン
シング光も受光するおそれがある。これを上記の相互干
渉というが、光電スイッチでは、投光タイミングが他の
光電スイッチと重ならないように間欠的に投光するとと
もに、自己の投光による反射光と他の光電スイッチの投
光によって受光される光(干渉光)を区別する手段が設
けられている。
【0003】しかし、これでも、各光電スイッチが独立
に動作すると、2以上の光電スイッチでセンシング光の
タイミングが重なってしまう場合もあり、相互干渉が生
じてしまうことになる。従来、このような相互干渉を防
止する技術が種々提案されているが、いずれも複雑で高
価な手段が必要であるし、相互干渉による影響を完全に
は除くことができなかった。
【0004】そこで、本出願人は、一連の光電スイッチ
に順次同期タイミング信号を送り、この同期タイミング
信号に合わせてこれら光電スイッチでのセンシング光の
タイミングを互いに異ならせるようにしたSST方式と
呼ぶ光電スイッチを提案したが(特願平3−73715
号)、以下、かかる光電スイッチについて、図10を用
いて簡単に説明する。
【0005】同図において、この光電スイッチは、基本
的には、センシング光を発生する投光部2、受光部3、
ゲート回路4、積分回路5、判定回路6およびパルス発
生回路1からなるが、パルス発生回路1として外部同期
可能なものを用い、さらに、受信部7、励磁部8が付加
されている。
【0006】まず、この基本構成部分について説明する
と、パルス発生回路1は一定周期のクロックを発生する
クロック発生回路9とこのクロックを分周して(たとえ
ば16分周)一定周期のパルスdを発生する分周回路1
0とから構成されており、後述する受信部7のワンショ
ット回路25の出力パルスcによってリセット可能とす
ることにより、パルスdはこのパルスcに同期可能とし
ている。このパルスdは励磁部8、投光部2および積分
回路5に供給される。
【0007】投光部2はワンショット回路11、スイッ
チング用のトランジスタ12およびLED13からなっ
ている。ワンショット回路11は分周回路10の出力パ
ルスdの立下りエッジでトリガされ、このトリガ毎に狭
い一定パルス幅の“H”(高レベル)パルスeを発生す
る。このパルスeはトランジスタ12をそのパルス期間
オンする。したがって、トランジスタ12がオンすると
LED13に駆動電流が流れ、LED13からパルスe
と同一周期、同一デューティ比でセンシング光が出射さ
れる。
【0008】受光部3はホトトランジスタ14、アンプ
15、コンパレータ16からなっている。ホトトランジ
スタ14は、光を受光すると、その受光期間に等しいパ
ルス幅のパルスを発生する。このパルスはアンプ15で
増幅され、パルスfとしてコンパレータ16に供給され
る。このコンパレータ16はこのパルスfを基準レベル
としてレベル比較し、“L”(低レベル)の2値化され
たパルスgを出力する。近傍に物体(図示せず)がある
と、LED13からのセンシング光は、この物体で反射
されてホトトランジスタ14で受光されるから、ワンシ
ョット回路11の出力パルスeにタイミングが一致した
パルスfが得られるが、他の光電スイッチが近接して設
置されているときには、そのセンシング光も干渉光とし
てホトトランジスタ14で受光され、この結果、干渉光
によるパルスfも得られる。これらパルスfがいずれも
コンパレータ16で二値化され、“L”のパルスgが得
られる。このパルスgはワンショット回路11の出力パ
ルスeとともにゲート回路4に供給される。
【0009】ゲート回路4はD−FF回路17からな
り、そのデータ入力Dをコンパレータ16の出力パルス
gとし、クロック入力CKをワンショット回路11の出
力パルスeとする。D−FF回路17は“H”のパルス
eの立上りエッジ(前エッジ)でパルスgのレベルをサ
ンプルホールドする。これにより、コンパレータ16の
出力パルスgのうちのパルスeのタイミングに一致した
パルスのみがD−FF回路17で抽出されてホールドさ
れる。したがって、パルスeとタイミングが一致しない
パルスgはこのD−FF回路17で除かれる。パルスe
にタイミングが一致したパルスgがN個パルスeの周期
Tで順番に供給されると、D−FF17からこのN個の
パルスの最初のパルスのタイミングで立ち上がり、パル
ス幅がN・T“H”のパルスhが出力される。
【0010】積分回路5はたとえば4ビットのシフトレ
ジスタ18からなっている。このシフトレジスタ18は
分周回路10の出力パルスの立下りエッジをクロックC
Kとし、このクロックCK毎にD−FF回路17の出力
を取り込んで順次シフトする。そこで、いま、D−FF
回路17から“H”のパルスhが出力されたとすると、
このパルスhがクロックCKで取り込まれることによっ
てD−FF回路18のQA 出力が“H”となり、その後
クロックCKが供給されるごとにQB ,QC ,QD 出力
の順に“H”となる。したがって、パルスeにタイミン
グが一致したパルスgが4個以上連続してD−FF回路
17に取り込まれてD−FF回路17から4N・T以上
のパルス幅のパルスhが出力されると、シフトレジスタ
18のQA 〜QD 出力が同時に“H”となる。
【0011】判定回路6はシフトレジスタ18のQA
D 出力を入力とするアンドゲート19、同じくこれら
A 〜QD 出力を入力とするノア回路20およびアンド
ゲート19の出力をセットパルス、ノア回路20の出力
をリセットパルスとするR・S−FF回路21からなっ
ている。アンドゲート19はシフトレジスタ18のQA
〜QD 出力の全てが“H”となると立ち上がり、これら
の1つでも、“L”となると立ち下がる“H”のセット
パルスiを発生し、このセットパルスiの立上りエッジ
でR・S−FF回路21がセットされる。ノア回路20
はシフトレジスタ18のQA 〜QD 出力の1つでも、
“H”となると立ち下がり、これらの全てが“L”とな
ると立ち上がる“L”のリセットパルスjを発生し、こ
のリセットパルスjの立上りエッジでR・S−FF回路
21がリセットされる。これにより、R・S−FF回路
21の出力、すなわち判定回路6の出力kはシフトレジ
スタ18のQA 〜QD 出力が全て“H”となってからこ
れら全てが“L”となるまでの期間“H”となる。
【0012】以上の各部の動作により、ワンショット回
路11の出力パルスeにタイミングが一致したパルスg
がコンパレータ16からこのパルスeの周期で順番に得
られると、判定回路6の出力kは“H”となり、このこ
とが、LED13からのセンシング光が物体で反射され
てホトトランジスタ14で受光されたこと、すなわち、
物体が存在することを表わすことになる。判定回路6の
出力kが“H”となると、このことが物体の存在を表わ
すことになる。
【0013】以上のようにして物体の有無の判定が行な
われるのであるが、次に、この光電スイッチをSST方
式として機能させるための励磁部8および受信部7につ
いて説明する。
【0014】励磁部8は分周回路26、ワンショット回
路27、微分回路28、ダイオード29およびコイル3
0からなっている。分周回路10の出力パルスdは分周
回路26で分周される。ここでは、この分周回路26は
パルスdを4と分周するものとしており、この分周回路
26の出力パルスoの立下りエッジはパルスdの立下り
エッジとタイミングが一致している。ワンショット回路
27は分周回路26の出力パルスoの立下りエッジでト
リガされ、一定パルス幅ΔTの“L”のパルスpを発生
する。このパルスpは微分回路28で微分され、その微
分パルスのうちパルスpの立上りエッジ(後エッジ)で
生じた微分パルスqがダイオード29で抽出され、コイ
ル30を励磁する。したがって、パルス状の磁気信号が
コイル30から発生し、次段(スレーブ側)の光電スイ
ッチに伝達される。
【0015】受信部7は同じ構成をなす前段(マスタ
側)の光電スイッチ(図示せず)の励磁部8から出力さ
れる磁気信号を受信するためのものであって、コイル2
2、アンプ23、コンパレータ24およびワンショット
回路25からなっている。前段の光電スイッチでの励磁
部8から送られたパルス状の磁気信号により、コイル2
2にパルス電圧が誘起され、アンプ23で増幅されて同
期タイミング信号aとなり、コンパレータ24で二値化
される。ワンショット回路25はこの二値化された同期
タイミング信号でトリガされ、狭い一定のパルス幅の
“H”の同期タイミング信号cを生成する。前述のよう
に、この同期タイミング信号cの前エッジでパルス発生
回路1の分周回路10がリセットされる。
【0016】ここで、励磁部8のコイル30から出力さ
れる磁気信号はLED13から出力されるセンシング光
よりもタイミングが遅れ、コイル22で受信される同期
タイミング信号は前段の光電スイッチの励磁部8で形成
されるから、ワンショット回路25から出力される同期
タイミング信号cはマスタ側の光電スイッチのセンシン
グ光の発光タイミングよりも時間ΔTだけ遅れている。
すなわち、同期タイミング信号cの前エッジは分周回路
10の出力パルスdの立下りエッジとタイミングが一致
し、ワンショット回路11の出力パルスe、したがっ
て、LED13からのセンシング光の発光タイミングは
分周回路10の出力パルスdの立下りエッジと一致して
いるから、このLED13からのセンシング光の発光タ
イミングはマスタ側の光電スイッチからのセンシング光
の発光タイミングよりも時間ΔTだけ遅れることにな
り、同様にして、励磁部8のワンショット回路27、微
分回路28およびダイオード29により、LED13か
らのセンシング光の発光タイミングよりも時間ΔTだけ
遅れてスレーブ側の光電スイッチはセンシング光を発光
する。
【0017】かかる光電スイッチを複数個順次配列し、
スレーブ側に同期タイミング信号の磁気信号を送って動
作させると、夫々の光電スイッチのセンシング光のタイ
ミングは配列順に順次時間ΔTずつずれたものとなり、
かかる時間ΔTを適宜選定することにより、これらセン
シング光のタイミングが重ならないようにすることがで
きる。このようにすると、各光電スイッチにおいては、
コンパレータ16の出力パルスgのうちのワンショット
回路11の出力パルスeにタイミングが一致したパルス
は必ず自己のLED13からのセンシング光の反射光を
ホトトランジスタ14が受光したことのみによるもので
あり、相互干渉が完全に除けて判定回路6の判定結果は
非常に精度が高いものとなる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な光電スイッチを複数個用い、夫々を上記のように同期
タイミング信号に同期させて動作させる場合、前段(マ
スタ側)の光電スイッチの動作中に静電気などの外乱ノ
イズを受信部7が受信すると、前段の光電スイッチでの
励磁部8から送られたパルス状の磁気信号を受信したと
きと同様に、ワンショット回路25よりパルス発生回路
1へ同期タイミング信号cを出力するので、分周回路1
0の出力パルスdの位相が乱れてしまい、LED13か
らセンシング光が出射されるタイミングや、コイル30
から同期タイコング信号が出力されるタイミングがずれ
てしまうことが懸念される。このようにタイミングがず
れた場合、複数の光電スイッチのセンシング光が重なっ
て相互干渉が生じ、物体の有無の検出結果に誤りが生ず
るという不具合があった。
【0019】また、前段の光電スイッチの停止中にも静
電気などの外乱ノイズを受信部7が受信すると、同様に
複数の光電スイッチのセンシング光が重なって相互干渉
が生じ、物体の有無の検出結果に誤りが生ずる懸念があ
った。
【0020】本発明の目的は、かかる問題を解消し、マ
スタ側の光電スイッチの停止中、あるいはマスタ側の光
電スイッチの動作中、外乱ノイズの受信に伴う異常動作
を防止することができるようにした光電スイッチを提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、受信部がマスタ側からの同期タイミング
信号を受信している期間を検出し、該期間を表わす検出
信号を生成する検出部と、該検出信号の期間以外の期
間、前記受信部の出力信号を遮断する遮断部とを設け
る。
【0022】また、本発明は、受信部が受信するマスタ
側からの同期タイミング信号の各パルス期間を検出し、
該期間を表わす検出信号を生成する検出部と、該検出信
号の期間以外の期間、前記受信部の出力信号を遮断する
遮断部とを設ける。
【0023】
【作用】マスタ側から同期タイミング信号を受信部で受
信している期間を検出部により検出して検出信号を生成
し、この検出信号に基づいて遮断部により該検出信号の
期間以外の期間、前記受信部の出力信号を遮断し、すな
わち、前記受信部が前記同期タイミング信号を受信しな
い期間、該受信部の出力信号のパルス発生手段への供給
を禁止する。これにより、マスタ側の光電スイッチの停
止中に外乱ノイズの受信に伴う異常動作を防止すること
ができる。
【0024】また、受信部が受信するマスタ側からの同
期タイミング信号の各パルス期間を検出部により検出し
て該期間を表わす検出信号を生成し、この検出信号に基
づいて該検出信号の期間以外の期間、前記受信部の出力
信号を遮断し、すなわち、前記受信部が前記同期タイミ
ング信号の各パルスを受信しない期間、該受信部の出力
信号のパルス発生手段への供給を禁止する。これによっ
て、マスタ側の光電スイッチの動作中に外乱ノイズの受
信に伴う異常動作を防止することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は本発明による光電スイッチの第1の実施例を
示すブロック図であって、31は受信部、32は送出
部、33は検出部、34は遮断部、35は検波回路、3
6はフィルタ、37は検波・平滑回路、38はコンパレ
ータ、39はインバータであり、図10に対応する部分
には同一符号をつけて重複する説明を省略する。前記検
出部33は、受信部31が同期タイミング信号を受信し
ている期間を検出し、該期間を表わす検出信号dを生成
するようになっている。また、前記遮断部34は、前記
検出信号dの期間以外の期間、受信部31の出力信号e
を遮断するようになっている。なお、本実施例では、図
10に示す従来例と比べて、送出部32に検波回路(図
10に示すダイオード29)を備えておらず、その代り
に、受信部31に検波回路35を備えている。また、図
2は図1における各部の信号を示す波形図であって、図
1に対応する信号には同一符号をつけている。
【0026】図1および図2において、受信部31は受
信コイル22によりマスタ側(図示せず)からの同期タ
イミング信号Aを受信し、アンプ23により増幅した増
幅信号aを検波回路35およびフィルタ36へ出力す
る。これに伴って、増幅信号aを検波回路35、コンパ
レータ31、ワンショット回路25で順次処理して同期
タイミング信号e(図10での同期タイミング信号c)
を遮断部34まで出力する。
【0027】このとき、上記の増幅信号aの高周波数成
分をフィルタ36により除去して増幅信号aと同じ周波
数の正弦波信号bを生成した後、この正弦波信号bを検
波・平滑回路37で検波、平滑し、この検波・平滑回路
37の出力信号cをコンパレータ38で2値化し、イン
バータ39により位相の上下反転を行なって、該インバ
ータ39より、送信信号Aを受信していない期間を表わ
す検出信号dを遮断部34へ出力する。従って、同期タ
イミング信号Aが受信部31で受信されている期間中
に、受信部31から同期タイミング信号eが出力される
と、遮断部34はパルス発生回路1へ同期タイミング信
号fを伝送する。一方、同期タイミング信号Aが受信部
31で受信されていない期間中、受信部31から出力さ
れる同期タイミング信号eが遮断部34で遮断される。
これにより、マスタ側の光電スイッチの停止中、受信部
31で外乱ノイズnを受信した場合に異常動作を防止す
ることができる。
【0028】なお、上記第1の実施例では、マスタ側か
らの同期タイミング信号の伝達、スレーブ側への同期タ
イミング信号の伝達を磁気的手段を行なうものとした
が、図3に示すように光伝送手段でもって行なうように
してもよい。このような光伝送手段では、上述したコイ
ル22を受信部31に、コイル30を送出部32にそれ
ぞれ備える代わりに、それぞれ受光素子22aを受信部
31aに、発光素子30aを送出部32aに備えてい
る。
【0029】さらに、上記第1の実施例では、インバー
タ39を検出部33に設け、該インバータ39から出力
される“H”レベルの検出信号dに応じて遮断部34が
同期タイミング信号eを遮断するようにしたが、図4に
示すように、インバータを検出部33aに設けることな
く、この検出部33aのコンパレータ38から出力され
る“L”レベルの出力信号に応じて遮断部34が同期タ
イミング信号eを遮断するようにしてもよい。
【0030】図5は本発明による光電スイッチの第2の
実施例を示すブロック図であって、41は検出部、42
は位相回路、43はワンショット回路であり、図1に対
応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。前記検出部41は、受信部31が同期タイミング信
号aを受信している期間を検出し、該期間を表わす検出
信号gを生成するようになっている。なお、本実施例で
は、図1に示す第1の実施例と比べて、検出部41に検
波・平滑回路を備えておらず、その代りに、位相回路4
2およびワンショット回路43を備えている。また、図
6は図5における各部の信号を示す波形図であって、図
5に対応する信号には同一符号をつけている。
【0031】図5および図6において、受信部31は受
信コイル22によりマスタ側(図示せず)からの同期タ
イミング信号aを受信し、アンプ23により増幅した増
幅信号bを検波回路35およびフィルタ36へ出力す
る。これに伴って、増幅信号bを検波回路35、コンパ
レータ31、ワンショット回路25で順次処理して同期
タイミング信号h(図10での同期タイミング信号c)
を遮断部34まで出力する。
【0032】このとき、上記の増幅信号bの高周波数成
分をフィルタ36により除去して増幅信号bと同じ周波
数の正弦波信号cを生成した後、この正弦波信号cの位
相を位相回路42でタイミング調整し、この位相回路4
2の出力信号dをコンパレータ38で2値化し、“H”
レベルのパルス信号eを出力する。このパルス信号eの
立上りエッジ毎にワンショット回路43がトリガされる
に伴って、狭い一定のパルス幅の“H”レベルの同期タ
イミング信号fを生成し、この同期タイミング信号fの
位相をインバータ39によりを上下反転して、同期タイ
ミング信号aの各パルス期間以外の期間を表わすパルス
からなる検出信号gを遮断部34へ出力する。従って、
同期タイミング信号aの各パルスが受信部31で受信さ
れている期間中に、該受信部31から同期タイミング信
号hが出力されると、遮断部34は同期タイミング信号
iをパルス発生回路1へ伝送する。一方、同期タイミン
グ信号aの各パルスが受信部31で受信されていない期
間、受信部31から出力される同期タイミング信号hは
遮断部34で遮断される。これにより、マスタ側の光電
スイッチの動作中、受信部31で外乱ノイズnを受信し
た場合に異常動作を防止することができる。
【0033】なお、上記第2の実施例では、マスタ側か
らの同期タイミング信号の伝達、スレーブ側への同期タ
イミング信号の伝達を磁気的手段を行なうものとした
が、図7に示すように光伝送手段でもって行なうように
してもよい。このような光伝送手段では、上述したコイ
ル22を受信部31に、コイル30を送出部32にそれ
ぞれ備える代わりに、それぞれ受光素子22aを受信部
31aに、発光素子30aを送出部32aに備えてい
る。
【0034】図8は本発明による光電スイッチの第3の
実施例を示すブロック図であって、44は検出部、45
はアンド回路であり、図1および図5に対応する部分に
は同一符号をつけて重複する説明を省略する。前記検出
部44は、受信部31が同期タイミング信号aを受信し
ている期間を検出し、該期間を表わす検出信号を生成す
るとともに、前記同期タイミング信号aの各パルス期間
を検出し、該期間を表わす検出信号を生成するようにな
っている。なお、本実施例では、図1に示す第1の実施
例と比べて、検出部44にインバータを備えておらず、
その代りに、2個のコンパレータ38、ワンショット回
路43、アンド回路45を備えており、図5に示す第2
の実施例と比べて、検出部44に位相回路およびインバ
ータを備えておらず、その代りに、2個のコンパレータ
38、検波・平滑回路37、アンド回路45を備えてい
る。また、図9は図8における各部の信号を示す波形図
であって、図8に対応する信号には同一符号をつけてい
る。
【0035】図8および図9において、受信部31は受
信コイル22によりマスタ側(図示せず)からの同期タ
イミング信号aを受信し、アンプ23により増幅した増
幅信号bを検波回路35およびフィルタ36へ出力す
る。これに伴い、増幅信号bを検波回路35、コンパレ
ータ31、ワンショット回路25で順次処理して同期タ
イミング信号i(図10での同期タイミング信号c)を
遮断部34まで出力する。 このとき、上記の増幅信号
aの高周波数成分をフィルタ36により除去して増幅信
号bと同じ周波数の正弦波信号cを生成した後、この正
弦波信号cを検波・平滑回路37で検波、平滑し、この
検波・平滑回路37の出力信号dをコンパレータ38で
2値化し、“H”レベルのパルスeをアンド回路45ま
で出力する。また、上記の正弦波信号cを他のコンパレ
ータ38で2値化し、“H”レベルのパルスfを出力
し、このパルスfの立上りエッジ毎にワンショット回路
43がトリガされるに伴い、狭い一定のパルス幅の
“H”レベルのパルスgを生成してアンド回路45まで
出力する。これらの“H”レベルのパルスe、gがとも
に出力されるとき、アンド回路45は検出信号hを出力
し、この検出信号hに基づいて遮断部34は情報伝達経
路を開閉する。その結果、受信部31で同期タイミング
信号aが受信されており、しかも、各パルスが受信され
る期間のみ、この受信部31より同期タイミング信号i
が出力されると、遮断部34は同期タイミング信号jを
パルス発生回路1へ伝送する。一方、同期タイミング信
号aの各パルスが受信部31で受信されていない期間、
遮断部34は同期タイミング信号iを遮断する。これに
より、マスタ側の光電スイッチの動作中および停止中の
いずれかに、受信部31で外乱ノイズnを受信した場合
であっても異常動作を防止することができる。
【0036】なお、上記第3の実施例では、マスタ側か
らの同期タイミング信号の伝達、スレーブ側への同期タ
イミング信号の伝達を磁気的手段を行なうものとした
が、光伝送手段でもって行なうようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マスタ側の光電スイッチの停止中、外乱ノイズの受信に
伴う異常動作を防止することができ、従って、スレーブ
側の光電スイツチを安定した状態で動作させることがで
きる。また、マスタ側の光電スイッチの動作中、外乱ノ
イズの受信に伴う異常動作を防止することができ、従っ
て、各光電スイツチを安定した状態で動作させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光電スイッチの第1の実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1における各部の信号を示す波形図である。
【図3】光電スイッチの第1の実施例の応用例として光
伝送式の場合を示すブロック図である。
【図4】光電スイッチの第1の実施例の応用例としてイ
ンバータを備えない場合を示すブロック図である。
【図5】本発明による光電スイッチの第2の実施例を示
すブロック図である。
【図6】図5における各部の信号を示す波形図である。
【図7】光電スイッチの第2の実施例の応用例として光
伝送式の場合を示すブロック図である。
【図8】本発明による光電スイッチの第3の実施例を示
すブロック図である。
【図9】図8における各部の信号を示す波形図である。
【図10】従来の光電スイッチの一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 パルス発生回路 2 投光部 3 受光部 4 ゲート回路 5 積分回路 6 判定回路 31 受信部 31a 受信部 32 送出部 32a 送出部 33 検出部 33a 検出部 34 遮断部 36 フィルタ 37 検波・平滑回路 38 コンパレータ 39 インバータ 41 検出部 42 位相回路 43 ワンショット回路 44 検出部 45 アンド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 郁郎 岩手県花巻市西大通1−13−10シャンポー ル203

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタ側からの同期タイミング信号を受
    信する受信部と、受信された該同期タイミング信号に同
    期したパルスを発生するパルス発生手段と、該パルス発
    生手段の出力パルスに同期した同期タイミング信号を生
    成しスレーブ側に送出する送出部と、前記パルス発生手
    段の出力パルスに同期してセンシング光を出射する投光
    部と、外部からの光を受光する受光部と、該受光部の出
    力信号から前記センシング光に同期した信号を抽出する
    ゲート部と、該ゲート部の出力信号に基づいて物体の有
    無を判定する判定部とを備えた光電スイッチにおいて、
    前記受信部が前記同期タイミング信号を受信している期
    間を検出し、該期間を表わす検出信号を生成する検出部
    と、該検出信号の期間以外の期間、前記受信部の出力信
    号を遮断する遮断部とを設け、前記受信部が前記同期タ
    イミング信号を受信しない期間、該受信部の出力信号の
    前記パルス発生手段への供給を禁止するように構成した
    ことを特徴とする光電スイッチ。
  2. 【請求項2】 マスタ側からの同期タイミング信号を受
    信する受信部と、受信された該同期タイミング信号に同
    期したパルスを発生するパルス発生手段と、該パルス発
    生手段の出力パルスに同期した同期タイミング信号を生
    成しスレーブ側に送出する送出部と、前記パルス発生手
    段の出力パルスに同期してセンシング光を出射する投光
    部と、外部からの光を受光する受光部と、該受光部の出
    力信号から前記センシング光に同期した信号を抽出する
    ゲート部と、該ゲート部の出力信号に基づいて物体の有
    無を判定する判定部とを備えた光電スイッチにおいて、
    前記受信部が受信する前記同期タイミング信号の各パル
    ス期間を検出し、該期間を表わす検出信号を生成する検
    出部と、該検出信号の期間以外の期間、前記受信部の出
    力信号を遮断する遮断部とを設けたことを特徴とする光
    電スイッチ。
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