JPH05175783A - 自動等化器 - Google Patents

自動等化器

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Publication number
JPH05175783A
JPH05175783A JP34262591A JP34262591A JPH05175783A JP H05175783 A JPH05175783 A JP H05175783A JP 34262591 A JP34262591 A JP 34262591A JP 34262591 A JP34262591 A JP 34262591A JP H05175783 A JPH05175783 A JP H05175783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tap gain
error
tap
value
gain
Prior art date
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Pending
Application number
JP34262591A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Matsuoka
昭彦 松岡
Hiroshi Onishi
博 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP34262591A priority Critical patent/JPH05175783A/ja
Publication of JPH05175783A publication Critical patent/JPH05175783A/ja
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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直交ディジタル変調方式を用いた無線通信シ
ステムの受信器に使用される復調装置に備えられるもの
で、無線伝送路の時間的な変化が高速になると、タップ
ゲイン値の自動修正用のアルゴリズムの処理速度が追従
できなるという問題を解決し、データの誤り率の劣化を
小さく抑えることができる自動等化器を提供することを
目的とする。 【構成】自動等化器内部に誤差判定部114を設け、推
定誤差が一定の基準値より小さい場合にはタップゲイン
値の自動修正用によりタップゲイン値の更新を行い、推
定誤差が一定の基準値より大きい場合には、過去のタッ
プゲイン値から新しいタップゲイン値を推定することに
よって、タップゲイン値の更新が追従できないような高
速に変動する伝送路においても、データの誤り率の劣化
が小さい自動等化器が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直交ディジタル変調方式
を用いた無線通信システムに利用される自動等化器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、直交ディジタル変調方式を用いた
移動体通信の研究開発が盛んである。移動体通信の分野
においては、伝送されるデータの品質の主たる劣化要因
はマルチパスやフェージング等による伝送路歪であり、
上記伝送路歪を除去する対策が必要不可欠である。上記
伝送路歪のうち線形歪を除去する有効な手段の1つとし
て、複数個のタップを用いて受信データを等化修正する
フィルタ部と、既知のトレーニング信号を用いて、伝送
路の線形歪を推定し上記タップのタップゲイン値を収束
させるタップゲイン更新部を具備する等化器(以下自動
等化器と略す)がある。
【0003】以下に従来の自動等化器について説明す
る。図2は従来の自動等化器のブロック構成を示すもの
である。図2において、201は入力されるデータであ
る。202はフィルタ部で、入力データとタップゲイン
から等化出力を計算する。203は等化出力である。2
04はデータ判定部で、等化出力を判定データにする。
205は判定データである。206はタップデータで、
タップゲイン値の更新に用いられる。207は計算され
たタップゲイン値である。208はタップゲイン推定部
で、タップゲイン値の更新を行う。209は推定誤差で
ある。210は誤差推定部で、判定データと等化出力の
差を計算する。
【0004】以上のように構成された自動等化器につい
て、以下その動作について説明する。まず、フィルタ部
202で、入力データとタップゲインから等化出力20
3が計算される。計算された等化出力203は、データ
判定部204で判定データ205に変換される。判定帰
還型等化器の場合、判定データ205はフィルタ部20
2に帰還される。つぎに、誤差推定部210で、判定デ
ータ205と等化出力203から推定誤差209が計算
され、タップゲイン推定部208に送られる。タップゲ
イン推定部208では、入力データ201、推定誤差2
09、現在のタップゲイン値206を用いて新しいタッ
プゲイン値207を計算し、タップゲイン値を更新す
る。フィルタ部202では、更新されたタップゲイン値
を用いて次の等化出力を計算する。以上のフィードバッ
クループによってタップゲイン値を最適値に収束させ
る。
【0005】以下に従来の自動等化器のタップゲイン推
定部の詳細について説明する。図3は従来の自動等化器
のタップゲイン推定部208のブロック構成を示すもの
である。図3において、301は入力データである。3
02は現在のタップゲイン値である。303は誤差推定
部で推定された推定誤差である。304は共分散行列更
新部で、等化器の各タップ間の共分散行列を更新し等化
利得を計算する。305は共分散行列更新部で計算され
た等化利得である。306はタップゲイン更新部で、推
定誤差と等化利得を用いてタップゲインを更新する。3
07はタップゲイン更新部で更新された新しいタップゲ
イン値である。
【0006】以上のように構成されたタップゲイン推定
部について、以下その動作について説明する。まず、共
分散行列更新部304で、入力データ301と今までの
共分散行列から新しい共分散行列と等化利得305が計
算される。計算された等化利得305は、タップゲイン
更新部306に送られる。つぎに、タップゲイン更新部
306で、推定誤差303と等化利得305および現在
のタップゲイン値302を用いて新しいタップゲイン値
307を計算し、新しいタップゲイン値307を出力す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、高速なフェージング伝送路のような伝送
路の伝達関数が急激に変化する場合では、伝送路の変化
によるタップゲイン値の最適値の変化にタップゲイン値
の推定を行うアルゴリズムを追従させることは難しく、
また一度伝送路の変化に追従できなくなると、判定帰還
型等化器の短所である誤り伝搬が発生し、以降の等化動
作が正しく行われなくなってしまうという課題を有して
いた。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、直交ディジタル変調方式を用いた無線通信システム
において、高速なフェージング伝送路でも正しい等化動
作を行うことができる手段を持つ自動等化器を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の自動等化器は、推定誤差が一定値を越える場
合には、入力データ、推定誤差、および現在のタップゲ
イン値を用いるタップゲイン値の推定および修正は行わ
ず、過去のタップゲイン値の変化から次のタップゲイン
値を推定して等化修正を続ける構成を有している。
【0010】
【作用】この構成によって、推定誤差が小さいときに
は、等化器に適用したタップゲイン値の推定および修正
を行うアルゴリズムの推定が正しく行われていると判断
し、上記アルゴリズムによる等化動作を行うことによっ
て良好な特性を得ることができ、推定誤差が大きいとき
には、上記アルゴリズムによる推定および修正が正しく
行われていないと判断して上記アルゴリズムを適用せ
ず、過去のタップゲイン値の変化から次のタップゲイン
値を推定して等化動作を行うことによって、等化特性の
大幅な劣化を防ぐことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、101は入力される
データである。102はフィルタ部で、入力データとタ
ップゲイン値から等化出力を計算する。103は等化出
力である。104はデータ判定部で、等化出力を判定デ
ータにする。105は判定データである。106はタッ
プデータで、タップゲインの更新に用いられる。107
は計算されたタップゲイン値である。108は誤差推定
部で、判定データと等化出力の差を計算する。109は
推定誤差である。110は共分散行列更新部で、新しい
共分散行列を計算し、等化利得を計算する。111は等
化利得である。112はタップゲイン更新部で、新しい
タップゲインを計算する。113は判定情報である。1
14は誤差判定部で、推定誤差と一定値を比較する。1
15はタップゲイン値である。116はタップゲイン近
似部で、過去のタップゲイン値のから新しいタップゲイ
ン値を計算する。117は判定情報である。
【0012】以上のように構成された自動等化器につい
て,図1を用いてその動作を説明する。まず、入力デー
タ101は、フィルタ部102でタップゲイン107を
用いて等化出力103に変換される。等化出力103は
データ判定部104で、判定データ105となる。つぎ
に、誤差推定部108では、等化出力103と判定デー
タ105から推定誤差109が計算される。そして、誤
差判定部114では、推定誤差109を一定値と比較
し、判定情報113、117を出力する。一方、共分散
行列更新部110で、現在の共分散行列とタップデータ
106から、新しい共分散行列と等化利得111が計算
される。タップゲイン近似部106では、タップゲイン
値を回帰計算により求めるための過去のタップゲイン値
の保存を行い、判定情報117により、誤差が一定値を
越えたと判断された場合には、新しいタップゲイン値を
過去のタップゲイン値の変化から推定しタップゲイン更
新部112に出力する。タップゲイン更新部112で
は、判定情報113により、推定誤差109が一定値に
満たない場合には、等化利得111と推定誤差109に
よりタップゲイン107の更新を行う。判定情報113
により、推定誤差109が一定値を越えた場合には、タ
ップゲイン近似部116から受け取ったタップゲイン値
115を新しいタップゲイン値107とする。
【0013】以上本実施例によれば、タップゲイン値を
自動的に修正する手段を備えた自動等化器に、推定誤差
を一定の基準値と比較する誤差判定部を設け、推定誤差
が一定の基準値を越える場合には、過去のタップゲイン
値を用いて新しいタップゲイン値を計算することによ
り、タップゲイン値の更新用のアルゴリズムが追従でき
ないような高速に変動する伝送路においても、データの
誤り率の劣化を小さく抑えることができる自動等化器を
適用することができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、受信データを等
化修正する複数個のタップゲインと、上記タップゲイン
値を自動的に修正する手段を備えた自動等化器に、推定
誤差が一定値を越える場合には、上記推定および修正は
行わず、過去のタップゲイン値の推定値を利用して次の
タップゲイン値を推定して等化修正を続ける構成をとる
ことにより、高速に伝送路が変動するような場合にで
も、データ誤り率の劣化を小さく抑えることができる優
れた自動等化器を実現できるものであるる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における自動化器のブロック
結線図
【図2】従来の自動等化器のブロック結線図
【図3】従来の自動等化器の要部であるタップゲイン更
新部のブロック結線図
【符号の説明】
101 入力データ 102 フィルタ部 103 等化出力 104 データ判定部 105 判定データ 106 タップデータ 107 タップゲイン値 108 誤差推定部 109 推定誤差 110 共分散行列更新部 111 等化利得 112 タップゲイン更新部 113 判定情報 114 誤差判定部 115 タップゲイン値 116 タップゲイン近似部 117 判定情報 201 入力データ 202 フィルタ部 203 等化出力 204 データ判定部 205 判定データ 206 タップデータ 207 タップゲイン値 208 タップゲイン推定部 209 推定誤差 210 誤差推定部 301 入力データ 302 タップゲイン値 303 推定誤差 304 共分散行列更新部 305 等化利得 306 タップゲイン更新部 307 タップゲイン値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のタップを用いて受信データを等
    化修正するフィルタ部と、等化修正されたデータを判定
    するデータ判定部と、その等化修正されたデータの誤差
    を推定する誤差推定部と、前記タップで使用されるタッ
    プゲイン値を修正するタップゲイン更新部とを具備し、
    前記誤差推定部によって推定された推定誤差を用いてタ
    ップゲイン値を推定して修正するとともに、推定誤差が
    一定値を越える場合には、その推定および修正は行わ
    ず、過去のタップゲイン値を用いて次のタップゲイン値
    を推定して等化修正を続けることを特徴とする自動等化
    器。
JP34262591A 1991-12-25 1991-12-25 自動等化器 Pending JPH05175783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34262591A JPH05175783A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 自動等化器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34262591A JPH05175783A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 自動等化器

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Publication Number Publication Date
JPH05175783A true JPH05175783A (ja) 1993-07-13

Family

ID=18355224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34262591A Pending JPH05175783A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 自動等化器

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JP (1) JPH05175783A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504868B1 (en) 1998-03-13 2003-01-07 Nec Corporation Adaptive equalizer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504868B1 (en) 1998-03-13 2003-01-07 Nec Corporation Adaptive equalizer

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