JPH05343948A - 自動等化器 - Google Patents

自動等化器

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Publication number
JPH05343948A
JPH05343948A JP4153242A JP15324292A JPH05343948A JP H05343948 A JPH05343948 A JP H05343948A JP 4153242 A JP4153242 A JP 4153242A JP 15324292 A JP15324292 A JP 15324292A JP H05343948 A JPH05343948 A JP H05343948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
tap gain
data
automatic equalizer
tap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4153242A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Matsuoka
昭彦 松岡
Kimihide Misaizu
公英 美細津
Hiroshi Onishi
博 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4153242A priority Critical patent/JPH05343948A/ja
Publication of JPH05343948A publication Critical patent/JPH05343948A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直交ディジタル変調方式を用いた無線通信シ
ステムの受信器に使用される復調装置に備えられるもの
で、無線伝送路の時間的な変化が高速になると、タップ
ゲイン値の自動修正用のアルゴリズムの処理速度が追従
できなるという問題を解決し、データの誤り率の劣化を
小さく抑えることができる自動等化器を提供することを
目的とする。 【構成】 自動等化器内部のタップゲイン推定部115
にタップゲイン値を複数個備え、それぞれのタップゲイ
ン値によってフィルタ部102で計算された等化修正値
の候補から、誤差推定部104、117の推定誤差によ
って誤差判定部106で1つを選択し等化動作を続ける
ことによって、タップゲイン値の更新用のアルゴリズム
が追従できないような高速に変動する伝送路において
も、データの誤り率の劣化が小さい自動等化器が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直交ディジタル変調方式
を用いた無線通信システムに利用される自動等化器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、直交ディジタル変調方式を用いた
移動体通信の研究開発が盛んである。移動体通信の分野
においては、伝送されるデータの品質の主たる劣化要因
はマルチパスやフェージング等による伝送路歪であり、
上記伝送路歪を除去する対策が必要不可欠である。上記
伝送路歪のうち線形歪を除去する有効な手段の1つとし
て、複数個のタップを用いて受信データを等化修正する
フィルタ部と、既知のトレーニング信号を用いて、伝送
路の線形歪を推定し上記タップのタップゲイン値を収束
させるタップゲイン更新部を具備する等化器(以下自動
等化器と略す)がある。
【0003】以下に従来の自動等化器について説明す
る。図2は従来の自動等化器のブロック構成を示すもの
である。図2において、201は入力されるデータであ
る。202はフィルタ部で、入力データとタップゲイン
から等化出力を計算する。203は等化出力である。2
04はデータ判定部で、等化出力を判定データにする。
205は判定データである。206はタップデータで、
タップゲイン値の更新に用いられる。207は計算され
たタップゲイン値である。208はタップゲイン推定部
で、タップゲイン値の更新を行う。209は推定誤差で
ある。210は誤差推定部で、判定データと等化出力の
差を計算する。
【0004】以上のように構成された自動等化器につい
て、以下その動作について説明する。まず、フィルタ部
202で、入力データ201とタップゲイン207から
等化出力203が計算される。計算された等化出力20
3は、データ判定部204で判定データ205に変換さ
れる。判定帰還型等化器の場合、判定データ205はフ
ィルタ部202に帰還される。つぎに、誤差推定部21
0で、判定データ205と等化出力203から推定誤差
209が計算され、タップゲイン推定部208に送られ
る。タップゲイン推定部208では、入力データ20
1、推定誤差209、現在のタップゲイン値206を用
いて新しいタップゲイン値を計算し、タップゲイン値2
07を更新する。フィルタ部202では、更新されたタ
ップゲイン値207を用いて次の等化出力203を計算
する。
【0005】以上のフィードバックループによってタッ
プゲイン値を最適値に収束させる。以下に従来の自動等
化器のタップゲイン推定部208についてさらに詳細に
説明する。
【0006】図3は従来の自動等化器のタップゲイン推
定部208のブロック構成を示すものである。図3にお
いて、301は入力データである。302は現在のタッ
プゲイン値である。303は誤差推定部210により推
定された推定誤差である。304は共分散行列更新部
で、等化器の各タップ間の共分散行列を更新し等化利得
305を計算する。306はタップゲイン更新部で、推
定誤差303と等化利得305を用いてタップゲイン値
302新たなタップゲイン値307に更新する。
【0007】以上のように構成されたタップゲイン推定
部208について、以下その動作について説明する。ま
ず、共分散行列更新部304で、入力データ301と今
までの共分散行列から新しい共分散行列と等化利得30
5が計算される。計算された等化利得305は、タップ
ゲイン更新部306に送られる。つぎに、タップゲイン
更新部306で、推定誤差303と等化利得305、お
よび現在のタップゲイン値302を用いて新しいタップ
ゲイン値307を計算し、その新しいタップゲイン値3
7を出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、高速なフェージング伝送路のような伝送
路の伝達関数が急激に変化する場合では、伝送路の変化
によるタップゲイン値の最適値の変化にタップゲイン値
の推定を行うアルゴリズムを追従させることは難しく、
また一度伝送路の変化に追従できなくなると、判定帰還
型等化器の短所である誤り伝搬が発生し、以降の等化動
作が正しく行われなくなってしまうという課題を有して
いた。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、直交ディジタル変調方式を用いた無線通信システム
において、高速なフェージング伝送路でも正しい等化動
作を行うことができる自動等化器を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の自動等化器は、タップゲイン値を複数組備
え、データの等化修正値の候補を複数個推定し、誤差推
定部で推定した推定誤差によって上記等化修正値の候補
から使用する等化修正値を選択して等化修正動作を続け
るように構成したものである。
【0011】
【作用】この構成によって、複数の等化修正値の中から
もっとも推定誤差が小さい候補を選択することが可能
で、伝送路の変動に応じて最適なタップゲイン値の推定
アルゴリズムを適用することができ、高速変動するフェ
ージング伝送路などにおける等化特性の大幅な劣化を防
ぐことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例における自
動等化器のブロック結線図である。
【0013】図1において、101は入力データであ
る。102はフィルタ部で、入力データ101とタップ
ゲイン値111から等化出力107、112を計算す
る。103は帰還する判定データである。104、11
7は誤差推定部で、判定データ109、119と等化出
力107、112の差を計算する。105、118は推
定誤差である。106は誤差判定部で、2つの判定デー
タ109、119から1つを選択して判定出力114を
送出する。108、113はデータ判定部で、等化出力
107、112をデータ判定して判定データ109、1
19を出力する。110はフィルタ部102の出力であ
るタップデータで、タップゲインの更新に用いられる。
115はタップゲイン推定部で、新しいタップゲインを
複数個計算する。116はそのタップゲイン推定部11
5に対する判定情報である。
【0014】以上のように構成された自動等化器につい
て,その動作を説明する。まず入力データ101は、フ
ィルタ部102で、タップゲイン推定部115から送出
されるタップゲイン111を用いて等化出力107と1
12に変換される。その等化出力107は、データ判定
部108で、判定データ109となる。一方、等化出力
112は、データ判定部113で、判定データ119と
なる。また、誤差推定部104では、等化出力107と
判定データ109から推定誤差105が計算される。同
様に、誤差推定部117では、等化出力112と判定デ
ータ119から推定誤差118が計算される。
【0015】次に、誤差判定部106では、推定誤差1
05と118を比較し、判定データ109と119から
1つを選択し、判定情報116と帰還する判定データ1
03を出力する。そして、タップゲイン推定部115で
は、判定情報116と等化出力112、タップデータ1
10より、タップゲイン111の更新を行う。
【0016】以上本実施例によれば、タップゲイン値を
自動的に修正する手段を備えた自動等化器のタップゲイ
ン推定部115に複数のタップゲイン値を設け、それぞ
れのタップゲイン値から推定された等化推定値の中か
ら、誤差推定部104、117における推定誤差が最小
のものを誤差判定部106で選択することにより、単一
のタップゲイン値の更新用のアルゴリズムが追従できな
いような高速に変動する伝送路においても、データの誤
り率の劣化を小さく抑えることができる自動等化器を適
用することができる。なお、誤差推定部104、117
における推定誤差として、瞬時的な最小自乗誤差を用い
て等化修正値の候補を選択、あるいは推定誤差として瞬
時的な最小自乗誤差の指数重み付け累積値を用いて等化
修正値の候補を選択するようにしても良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、受信データを等
化修正する複数個のタップゲインと、上記タップゲイン
値を自動的に修正する手段を備えた自動等化器に、タッ
プゲイン値を複数組備え、データの等化修正値の候補を
複数個推定し、誤差推定部によって推定された推定誤差
によって上記等化修正値の候補から使用する等化修正値
を選択して等化修正動作を続ける構成をとることによ
り、高速に伝送路が変動するような場合にでも、データ
誤り率の劣化を小さく抑えることができる優れた自動等
化器を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における自動等化器のブロッ
ク結線図
【図2】従来の自動等化器のブロック結線図
【図3】従来の自動等化器のタップゲイン更新部のブロ
ック結線図
【符号の説明】
101 入力データ 102 フィルタ部 103 帰還判定データ 104 誤差推定部 105 推定誤差 106 誤差判定部 107 等化出力 108 データ判定部 109 判定データ 110 タップデータ 111 タップゲイン 112 等化出力 113 データ判定部 114 判定出力 115 タップゲイン推定部 116 判定情報 117 誤差推定部 118 推定誤差 119 判定データ 201 入力データ 202 フィルタ部 203 等化出力 204 データ判定部 205 判定データ 206 タップデータ 207 タップゲイン値 208 タップゲイン推定部 209 推定誤差 210 誤差推定部 301 入力データ 302 タップゲイン値 303 推定誤差 304 共分散行列更新部 305 等化利得 306 タップゲイン更新部 307 タップゲイン値

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交ディジタル変調方式を用いた無線通
    信システムの受信器の復調装置に設けられ、複数個のタ
    ップを用いて受信データを等化修正するフィルタ部と、
    その等化修正されたデータを判定するデータ判定部と、
    等化修正されたデータの誤差を推定する誤差推定部と、
    上記タップで使用されるタップゲイン値を複数組備え、
    当該タップゲイン値を自動的に修正するタップゲイン推
    定部とを有し、データの等化修正値の候補を複数個推定
    し、上記誤差推定部で推定した推定誤差によって上記等
    化修正値の候補から使用する等化修正値を選択して動作
    を続けることを特徴とする自動等化器。
  2. 【請求項2】 推定誤差として瞬時的な最小自乗誤差を
    用いて等化修正値の候補を選択することを特徴とする請
    求項1記載の自動等化器。
  3. 【請求項3】 推定誤差として瞬時的な最小自乗誤差の
    指数重み付け累積値を用いて等化修正値の候補を選択す
    ることを特徴とする請求項1記載の自動等化器。
JP4153242A 1992-06-12 1992-06-12 自動等化器 Pending JPH05343948A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4153242A JPH05343948A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 自動等化器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4153242A JPH05343948A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 自動等化器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05343948A true JPH05343948A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15558171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4153242A Pending JPH05343948A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 自動等化器

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JP (1) JPH05343948A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504868B1 (en) 1998-03-13 2003-01-07 Nec Corporation Adaptive equalizer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504868B1 (en) 1998-03-13 2003-01-07 Nec Corporation Adaptive equalizer

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