JPH0517498A - フイブリノーゲンレセプター拮抗剤 - Google Patents
フイブリノーゲンレセプター拮抗剤Info
- Publication number
- JPH0517498A JPH0517498A JP3248809A JP24880991A JPH0517498A JP H0517498 A JPH0517498 A JP H0517498A JP 3248809 A JP3248809 A JP 3248809A JP 24880991 A JP24880991 A JP 24880991A JP H0517498 A JPH0517498 A JP H0517498A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- mammal
- compound
- composition
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K9/00—Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K5/00—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K5/02—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/02—Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/745—Blood coagulation or fibrinolysis factors
- C07K14/75—Fibrinogen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K5/00—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K5/04—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
- C07K5/08—Tripeptides
- C07K5/0802—Tripeptides with the first amino acid being neutral
- C07K5/0804—Tripeptides with the first amino acid being neutral and aliphatic
- C07K5/0806—Tripeptides with the first amino acid being neutral and aliphatic the side chain containing 0 or 1 carbon atoms, i.e. Gly, Ala
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Hematology (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 血小板へのフィブリノーゲンへの結合を阻害
し、血小板の凝集を抑制する。 【構成】 下記一般式を有する化合物および薬学的に許
容しうるキャリアよりなる組成物を哺乳動物へ投与す
る。 〔式中、Xは など、Yは ,0,−S(0)q−CH2−など、R,R1,R2お
よびR3はアルキル、アリール置換アルキルまたはH、
mは1〜10、nは0〜9、qは0〜2、pは1〜6、
AAはL−アミノ酸を示す〕具体的な一例を示すと下式
の化合物になる。
し、血小板の凝集を抑制する。 【構成】 下記一般式を有する化合物および薬学的に許
容しうるキャリアよりなる組成物を哺乳動物へ投与す
る。 〔式中、Xは など、Yは ,0,−S(0)q−CH2−など、R,R1,R2お
よびR3はアルキル、アリール置換アルキルまたはH、
mは1〜10、nは0〜9、qは0〜2、pは1〜6、
AAはL−アミノ酸を示す〕具体的な一例を示すと下式
の化合物になる。
Description
【0001】本発明は、ほ乳動物特にヒトに投与された
際、血小板へのフィブリノーゲンの結合を抑制し、血小
板の凝集を抑制するために使用される、式Iで示される
フィブリノーゲンレセプター拮抗剤の発見に関する。止
血を維持するに当たり、血小板と凝固およびフィブリン
溶解システムとの相互作用は、予防および治療を必要と
する病因となることがある。式Iのフィブリノーゲンレ
セプター拮抗剤は、血小板凝集およびフィブリン形成と
関連する種々の病気を治療するために有用である。不安
定性アンギナ、急性心筋梗塞および脳卒中を含む血管性
疾患の病因としての血栓症および血小板の役割について
の理解が進むにつれて、血小板インヒビターは新たに関
心を集めている。血小板は、血液凝固に関与する細胞様
無核化断片であり、すべての哺乳動物の血液中に見出さ
れる。フィブリノーゲンは血漿の通常成分として存在す
る糖蛋白質であり、血液凝固機構において血小板凝集と
フィブリン形成に関与している。血小板は血管損傷部位
に集まり、そこでは多数の生理学的アゴニストが、血液
ロスを最小にするために血小板プラグの形成へと発展す
る血小板凝集を開始させる。血小板プラグが血管の中に
生じた場合には、正常な血液流が弱められる。
際、血小板へのフィブリノーゲンの結合を抑制し、血小
板の凝集を抑制するために使用される、式Iで示される
フィブリノーゲンレセプター拮抗剤の発見に関する。止
血を維持するに当たり、血小板と凝固およびフィブリン
溶解システムとの相互作用は、予防および治療を必要と
する病因となることがある。式Iのフィブリノーゲンレ
セプター拮抗剤は、血小板凝集およびフィブリン形成と
関連する種々の病気を治療するために有用である。不安
定性アンギナ、急性心筋梗塞および脳卒中を含む血管性
疾患の病因としての血栓症および血小板の役割について
の理解が進むにつれて、血小板インヒビターは新たに関
心を集めている。血小板は、血液凝固に関与する細胞様
無核化断片であり、すべての哺乳動物の血液中に見出さ
れる。フィブリノーゲンは血漿の通常成分として存在す
る糖蛋白質であり、血液凝固機構において血小板凝集と
フィブリン形成に関与している。血小板は血管損傷部位
に集まり、そこでは多数の生理学的アゴニストが、血液
ロスを最小にするために血小板プラグの形成へと発展す
る血小板凝集を開始させる。血小板プラグが血管の中に
生じた場合には、正常な血液流が弱められる。
【0002】血小板膜レセプターは血小板付着および凝
集の過程において必須である。血小板膜複合体〓b/〓
a上におけるレセプターとフィブリノーゲンの相互作用
は正常な血小板機能のために必須であることが知られて
いる。Zimmerman 等(米国特許第4,683,291
号)はフィブリノーゲン−血小板、血小板−血小板、お
よび細胞−細胞相互作用の研究に有用なペプチドを記載
している。そのペプチドは血液中における血栓または凝
固の形成を阻止、または予防することが望ましい場合に
有用であると記載されている。そのペプチドの一般的構
造式は以下の如くである。 H2 N−(Ch)−Arg−Gly−Asp−(Cx)−H ここでChおよびCxはアミノ酸配列を示す。Pierschb
acher 等(米国特許第4,589,881号)は、フィ
ブロネクチンの細胞結合促進活性をもたらすフィブロネ
クチンの11.5キロダルトンのポリペプチド断片の配
列を記載する。明確に記載された断片は以下の如くであ
る。
集の過程において必須である。血小板膜複合体〓b/〓
a上におけるレセプターとフィブリノーゲンの相互作用
は正常な血小板機能のために必須であることが知られて
いる。Zimmerman 等(米国特許第4,683,291
号)はフィブリノーゲン−血小板、血小板−血小板、お
よび細胞−細胞相互作用の研究に有用なペプチドを記載
している。そのペプチドは血液中における血栓または凝
固の形成を阻止、または予防することが望ましい場合に
有用であると記載されている。そのペプチドの一般的構
造式は以下の如くである。 H2 N−(Ch)−Arg−Gly−Asp−(Cx)−H ここでChおよびCxはアミノ酸配列を示す。Pierschb
acher 等(米国特許第4,589,881号)は、フィ
ブロネクチンの細胞結合促進活性をもたらすフィブロネ
クチンの11.5キロダルトンのポリペプチド断片の配
列を記載する。明確に記載された断片は以下の如くであ
る。
【化7】
Rouslahti 等(米国特許第4,614,517号)は、
種々の基質に対する細胞の細胞接着活性を変えることが
できるテトラペプチドを記載する。そのペプチドは以下
の配列により「本質的に構成される」。 X−Arg−Gly−Asp−Ser−Y ここでXはHまたは一つまたはそれ以上のアミノ酸を示
し、YはOHまたは一つまたはそれ以上のアミノ酸を示
す。図1は「細胞結合活性を示す最も小さいペプチドの
決定」においてRouslahti 等(米国特許第4,578,
079号)はThrまたはCysで置換されたSerを
有する類似のテトラペプチドを記載する。
種々の基質に対する細胞の細胞接着活性を変えることが
できるテトラペプチドを記載する。そのペプチドは以下
の配列により「本質的に構成される」。 X−Arg−Gly−Asp−Ser−Y ここでXはHまたは一つまたはそれ以上のアミノ酸を示
し、YはOHまたは一つまたはそれ以上のアミノ酸を示
す。図1は「細胞結合活性を示す最も小さいペプチドの
決定」においてRouslahti 等(米国特許第4,578,
079号)はThrまたはCysで置換されたSerを
有する類似のテトラペプチドを記載する。
【0003】Pierschbacher 等(Proc. Natl. Acad. Sc
i. USA, 第81巻 5985-5988頁、1984年10月) は、結合促
進活性を持つフィブロネクチンの細胞認識部位の変異体
について記載する。Pierschbacher 等はさらにArg−
Gly−Asp−Serペプチドに非常によく似たいく
つかの構造物の細胞結合促進活性についてアッセイし、
アルギニン、グリシンおよびアスパラギン酸残基は非常
に近い関係のアミノ酸でも置き換えることができない
が、セリンはいくつかのアミノ酸によって置換されるこ
とができることを見出した。Rouslahti 等(サイエンス
第238 巻、491-497頁 1987 年10月23日) は、細胞接着
タンパク質について論じている。それらはフィブロネク
チンの細胞結合ドメインのアミノ酸配列を解明し、その
配列を有するペプチドを合成することによってフィブロ
ネクチン中の細胞により認識される基本構造としてAr
g−Gly−Asp(RGD)の配列が立証されること
を明確に述べている。Cheresh(Proc. Natl. Acad. Sci.
USA, 第84巻 6471-6475頁 1987 年9 月) は、フィブリ
ノーゲンおよびフォンビルブラント因子への結合に関与
するArg−Gly−Asp特異的付着レセプターにつ
いて記載する。Adams 等(米国特許第4,857,50
8号)は、血小板凝集および血栓の形成を抑制するテト
ラペプチドについて記載する。そのテトラペプチドは以
下の構造を有する。 X−Gly−Asp−Y ここでXはH2 NC(=NH)NH(CH2 )n CH
(Z)COOHまたはAc−Argであり、ここでZは
H、NH2またはNH−アシルおよびnは1〜4であ
り、YはTyr−NH2 、Phe−NH2 または明確に
定義された一群の基を示す。
i. USA, 第81巻 5985-5988頁、1984年10月) は、結合促
進活性を持つフィブロネクチンの細胞認識部位の変異体
について記載する。Pierschbacher 等はさらにArg−
Gly−Asp−Serペプチドに非常によく似たいく
つかの構造物の細胞結合促進活性についてアッセイし、
アルギニン、グリシンおよびアスパラギン酸残基は非常
に近い関係のアミノ酸でも置き換えることができない
が、セリンはいくつかのアミノ酸によって置換されるこ
とができることを見出した。Rouslahti 等(サイエンス
第238 巻、491-497頁 1987 年10月23日) は、細胞接着
タンパク質について論じている。それらはフィブロネク
チンの細胞結合ドメインのアミノ酸配列を解明し、その
配列を有するペプチドを合成することによってフィブロ
ネクチン中の細胞により認識される基本構造としてAr
g−Gly−Asp(RGD)の配列が立証されること
を明確に述べている。Cheresh(Proc. Natl. Acad. Sci.
USA, 第84巻 6471-6475頁 1987 年9 月) は、フィブリ
ノーゲンおよびフォンビルブラント因子への結合に関与
するArg−Gly−Asp特異的付着レセプターにつ
いて記載する。Adams 等(米国特許第4,857,50
8号)は、血小板凝集および血栓の形成を抑制するテト
ラペプチドについて記載する。そのテトラペプチドは以
下の構造を有する。 X−Gly−Asp−Y ここでXはH2 NC(=NH)NH(CH2 )n CH
(Z)COOHまたはAc−Argであり、ここでZは
H、NH2またはNH−アシルおよびnは1〜4であ
り、YはTyr−NH2 、Phe−NH2 または明確に
定義された一群の基を示す。
【0004】したがって本発明の目的は血小板へのフィ
ブリノーゲンの結合を抑制し、血小板の凝集を抑制する
ための有用なフィブリノーゲンレセプター拮抗剤を提供
することである。本発明の他の局面は新規フィブリノー
ゲンレセプター拮抗剤化合物を提供することにある。本
発明の他の目的は新規フィブリノーゲンレセプター拮抗
剤化合物を投与することにより血小板へのフィブリノー
ゲンの結合を抑制し、血小板の凝集を抑制するための方
法を提供することにある。上記および他の目的は以下に
更に詳細に記載する手順にしたがって本発明により達成
される。
ブリノーゲンの結合を抑制し、血小板の凝集を抑制する
ための有用なフィブリノーゲンレセプター拮抗剤を提供
することである。本発明の他の局面は新規フィブリノー
ゲンレセプター拮抗剤化合物を提供することにある。本
発明の他の目的は新規フィブリノーゲンレセプター拮抗
剤化合物を投与することにより血小板へのフィブリノー
ゲンの結合を抑制し、血小板の凝集を抑制するための方
法を提供することにある。上記および他の目的は以下に
更に詳細に記載する手順にしたがって本発明により達成
される。
【0005】本発明を要約すると、本発明は血小板への
フィブリノーゲンの結合を抑制し、血小板の凝集を抑制
するために有用な以下の式を有するフィブリノーゲンレ
セプター拮抗剤化合物を提供する。
フィブリノーゲンの結合を抑制し、血小板の凝集を抑制
するために有用な以下の式を有するフィブリノーゲンレ
セプター拮抗剤化合物を提供する。
【化8】
上記化合物はフィブリノーゲンレセプターに対して働き
かける方法において利用することができ、その方法は上
記化合物の治療的に有効であって非毒性である量を哺乳
動物、好ましくはヒトへ投与することを特徴とする。薬
学的に許容しうるキャリヤとその中に分散された上記化
合物の有効であるが非毒性の量よりなる医薬組成物は本
発明の他の特徴でもある。
かける方法において利用することができ、その方法は上
記化合物の治療的に有効であって非毒性である量を哺乳
動物、好ましくはヒトへ投与することを特徴とする。薬
学的に許容しうるキャリヤとその中に分散された上記化
合物の有効であるが非毒性の量よりなる医薬組成物は本
発明の他の特徴でもある。
【0006】本発明を以下詳細に説明する。式〓のフィ
ブリノーゲンレセプター拮抗剤化合物は血小板へのフィ
ブリノーゲンの結合を抑制し、血小板の凝集を抑制する
方法において有用である。本発明のフィブリノーゲンレ
セプター拮抗剤は以下の式を有する化合物、
ブリノーゲンレセプター拮抗剤化合物は血小板へのフィ
ブリノーゲンの結合を抑制し、血小板の凝集を抑制する
方法において有用である。本発明のフィブリノーゲンレ
セプター拮抗剤は以下の式を有する化合物、
【化9】
(式中Xは
【化10】
AまたはBはN−Rであるが、AがN−Rである場合は
Bは−CH2 −であり、BがN−Rである場合はAは
Bは−CH2 −であり、BがN−Rである場合はAは
【化11】
である。Yは
【化12】
である。R、R1 、R2 およびR3 は独立にアルキル、
アリール、アルキルアリール、置換アルキル、またはH
である。AAはL−アミノ酸である。mは1〜10であ
る。nは0〜9である。qは0〜2である。pは1〜6
である。)およびその薬学的に許容される塩である。本
発明の好ましい態様においては、フィブリノーゲンレセ
プター拮抗剤は以下の式
アリール、アルキルアリール、置換アルキル、またはH
である。AAはL−アミノ酸である。mは1〜10であ
る。nは0〜9である。qは0〜2である。pは1〜6
である。)およびその薬学的に許容される塩である。本
発明の好ましい態様においては、フィブリノーゲンレセ
プター拮抗剤は以下の式
【化13】
(式中Xは
【化14】
である。Yは
【化15】
R、R1 、R2 およびR3 は独立にアルキル、アリー
ル、アルキルアリール、置換アルキル、またはHであ
る。AAはL−アミノ酸である。mは1〜5である。n
は0〜5である。qは0〜2である。pは2〜4であ
る。)を有する化合物およびその薬学的に許容される塩
である。
ル、アルキルアリール、置換アルキル、またはHであ
る。AAはL−アミノ酸である。mは1〜5である。n
は0〜5である。qは0〜2である。pは2〜4であ
る。)を有する化合物およびその薬学的に許容される塩
である。
【0007】本発明の好ましい化合物は以下に説明され
る。
る。
【化16】
この化合物は別にPib−Gly−Asp−Trpと呼
ばれる。本発明において有用なアミノ酸(AA)はL−
アミノ酸であり、以下の如く説明される。Alaはアラ
ニン、Argはアルギニン、Asnはアスパラギン、A
spはアスパラギン酸、Cysはシステイン、Glnは
グルタミン、Gluはグルタミン酸、Glyはグリシ
ン、Hisはヒスチジン、Ileはイソロイシン、Le
uはロイシン、Lysはリジン、Metはメチオニン、
Pheはフェニルアラニン、Proはプロリン、Ser
はセリン、Thrはスレオニン、Trpはトリプトファ
ン、Tyrはチロシン、Valはバリンである。これら
の標準的な省略はペプチド化学の分野において認められ
ている。本発明の式〓中のAspはL−アミノ酸であ
る。アミノ酸を特定するために用いられる上記三文字省
略名称に加えて、本発明は以下の省略名称を含める。B
nはベンジル、NHMはN−メチルモルホリン、HOB
tは1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、EDCは1−
(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジ
イミド、DMFはジメチルホルムアミド、Pibは4−
(4−ピペリジル)ブタノイル、およびBoc−Asp
(Bn)はN−Boc−Asp−β−ベンジルエステル
である。
ばれる。本発明において有用なアミノ酸(AA)はL−
アミノ酸であり、以下の如く説明される。Alaはアラ
ニン、Argはアルギニン、Asnはアスパラギン、A
spはアスパラギン酸、Cysはシステイン、Glnは
グルタミン、Gluはグルタミン酸、Glyはグリシ
ン、Hisはヒスチジン、Ileはイソロイシン、Le
uはロイシン、Lysはリジン、Metはメチオニン、
Pheはフェニルアラニン、Proはプロリン、Ser
はセリン、Thrはスレオニン、Trpはトリプトファ
ン、Tyrはチロシン、Valはバリンである。これら
の標準的な省略はペプチド化学の分野において認められ
ている。本発明の式〓中のAspはL−アミノ酸であ
る。アミノ酸を特定するために用いられる上記三文字省
略名称に加えて、本発明は以下の省略名称を含める。B
nはベンジル、NHMはN−メチルモルホリン、HOB
tは1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、EDCは1−
(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジ
イミド、DMFはジメチルホルムアミド、Pibは4−
(4−ピペリジル)ブタノイル、およびBoc−Asp
(Bn)はN−Boc−Asp−β−ベンジルエステル
である。
【0008】式Iの化合物の薬学的に許容しうる塩とし
ては、たとえば非毒性無機または有機酸から形成された
式〓の化合物の第四アンモニウム塩または従来の非毒性
塩を包含する。そういった従来の非毒性塩としては、塩
酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、硝酸
のような無機酸からの誘導体、および酢酸、プロピオン
酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、リ
ンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パモン
酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢
酸、グルタミン酸、安息香酸、サリチル酸、スルファニ
ル酸、2−アセトキシ安息香酸、フマル酸、トルエンス
ルホン酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シ
ュウ酸、イセチオン酸などの有機酸から調製された塩が
挙げられる。本発明の薬学的に許容しうる塩は塩基性ま
たは酸性部位を含む式Iの化合物から従来の化学的方法
により合成することができる。一般的に塩は適切な溶媒
または溶媒の種々の組み合わせ中において化学量論的量
または過剰量の所望の塩形成無機または有機酸または塩
基と遊離塩基または酸を反応させることにより、製造さ
れる。式Iの酸の薬学的に許容しうる塩はまたアルカリ
またはアルカリ土類金属水酸化物、たとえばナトリウ
ム、カリウム、リチウム、カルシウム、またはマグネシ
ウムのごとき塩基またはアミン、例えばジベンジルエチ
レンジアミン、トリメチルアミン、ピペリジン、ベンジ
ルアミンのような有機塩基、またはテトラメチルアンモ
ニウム水酸化物のごとき四級アンモニウム水酸化物で式
Iの酸を処理することよりなる従来の方法により容易に
製造される。
ては、たとえば非毒性無機または有機酸から形成された
式〓の化合物の第四アンモニウム塩または従来の非毒性
塩を包含する。そういった従来の非毒性塩としては、塩
酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、硝酸
のような無機酸からの誘導体、および酢酸、プロピオン
酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、リ
ンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パモン
酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢
酸、グルタミン酸、安息香酸、サリチル酸、スルファニ
ル酸、2−アセトキシ安息香酸、フマル酸、トルエンス
ルホン酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シ
ュウ酸、イセチオン酸などの有機酸から調製された塩が
挙げられる。本発明の薬学的に許容しうる塩は塩基性ま
たは酸性部位を含む式Iの化合物から従来の化学的方法
により合成することができる。一般的に塩は適切な溶媒
または溶媒の種々の組み合わせ中において化学量論的量
または過剰量の所望の塩形成無機または有機酸または塩
基と遊離塩基または酸を反応させることにより、製造さ
れる。式Iの酸の薬学的に許容しうる塩はまたアルカリ
またはアルカリ土類金属水酸化物、たとえばナトリウ
ム、カリウム、リチウム、カルシウム、またはマグネシ
ウムのごとき塩基またはアミン、例えばジベンジルエチ
レンジアミン、トリメチルアミン、ピペリジン、ベンジ
ルアミンのような有機塩基、またはテトラメチルアンモ
ニウム水酸化物のごとき四級アンモニウム水酸化物で式
Iの酸を処理することよりなる従来の方法により容易に
製造される。
【0009】式Iの化合物は血小板に対するフィブリノ
ーゲンの結合を抑制し、血小板の凝集を抑制する。これ
らの化合物は哺乳動物特にヒト用の薬剤として有用であ
る。本発明の化合物は血小板膜糖蛋白質複合体IIb/
IIIaレセプターへのフィブリノーゲンの結合を抑制
することによる血栓症の予防が必要な患者へ投与するこ
とができる。それらは動脈および組織をいじることおよ
び/または血小板と人工物表面との相互作用が血小板凝
集および消費をもたらすことになる。末梢動脈の手術
(動脈移植、頸動脈内膜切除)および心臓血管の手術に
有用である。凝集した血小板は血栓および血栓塞栓を形
成する。本発明の化合物は血栓および血栓塞栓の形成を
予防するために上記のような手術を必要とする患者に投
与することができる。体外循環は血液を酸素化するため
に心臓血管手術で通常用いられる。血小板は体外循環路
の表面に付着する。付着は血小板膜上のGPIIb/I
IIaと循環路の表面に吸着したフィブリノーゲンとの
間の相互作用に依存する(Gluszko 等, Amer. J. Physi
ol. 252 巻H、615-621 頁 1987 年) 。人工的表面から放
出された血小板は止血機能が不十分となる。本発明の化
合物は付着を防止するために投与することができる。
ーゲンの結合を抑制し、血小板の凝集を抑制する。これ
らの化合物は哺乳動物特にヒト用の薬剤として有用であ
る。本発明の化合物は血小板膜糖蛋白質複合体IIb/
IIIaレセプターへのフィブリノーゲンの結合を抑制
することによる血栓症の予防が必要な患者へ投与するこ
とができる。それらは動脈および組織をいじることおよ
び/または血小板と人工物表面との相互作用が血小板凝
集および消費をもたらすことになる。末梢動脈の手術
(動脈移植、頸動脈内膜切除)および心臓血管の手術に
有用である。凝集した血小板は血栓および血栓塞栓を形
成する。本発明の化合物は血栓および血栓塞栓の形成を
予防するために上記のような手術を必要とする患者に投
与することができる。体外循環は血液を酸素化するため
に心臓血管手術で通常用いられる。血小板は体外循環路
の表面に付着する。付着は血小板膜上のGPIIb/I
IIaと循環路の表面に吸着したフィブリノーゲンとの
間の相互作用に依存する(Gluszko 等, Amer. J. Physi
ol. 252 巻H、615-621 頁 1987 年) 。人工的表面から放
出された血小板は止血機能が不十分となる。本発明の化
合物は付着を防止するために投与することができる。
【0010】これらの化合物の他の応用としては、血栓
溶解治療の際、またはその後における血小板血栓症、血
栓塞栓症、再閉塞、再狭窄の予防および冠状動脈および
他の動脈の血管形成の後および冠状動脈バイパス処置後
の血小板血栓症、血栓塞栓症、再閉塞、再狭窄の予防が
挙げられる。本発明の化合物はまた、心筋梗塞、不規則
なアンギナおよび血栓性脳卒中の進行を予防し、または
コントロールするために使用できる。
溶解治療の際、またはその後における血小板血栓症、血
栓塞栓症、再閉塞、再狭窄の予防および冠状動脈および
他の動脈の血管形成の後および冠状動脈バイパス処置後
の血小板血栓症、血栓塞栓症、再閉塞、再狭窄の予防が
挙げられる。本発明の化合物はまた、心筋梗塞、不規則
なアンギナおよび血栓性脳卒中の進行を予防し、または
コントロールするために使用できる。
【0011】式Iの化合物は単独で、または好ましくは
標準的な薬学的手法にしたがって医薬組成物として薬学
的に許容しうるキャリヤもしくは希釈剤、場合によって
はミョウバンのごとき既知のアジュバントと組み合わせ
て、哺乳動物、好ましくはヒトに投与することができ
る。本発明のフィブリノーゲンレセプター拮抗剤を経口
で使用するには選択された化合物は例えば錠剤あるいは
カプセルの形態で、または水溶液あるいは懸濁液として
投与することができる。経口使用の場合、錠剤に通常使
用されるキャリヤとしてはラクトースおよびコーンスタ
ーチが挙げられ、ステアリン酸マグネシウムのごとき潤
滑剤が通常加えられる。カプセルの形で経口投与する場
合は、有用な希釈剤としてラクトースおよび乾燥コーン
スターチがあげられる。経口で使用するために水性懸濁
剤が必要な場合には、活性成分は乳化剤および懸濁化剤
と組み合わせて用いられる。希望する場合には、一定の
甘味剤および/又は香味剤も加えることができる。筋肉
内、腹腔内、皮下および静脈内使用については活性成分
の滅菌溶液が通常使用され、液のpHは適切に調整され
かつ緩衝化されなければならない。静脈内で使用するに
は、溶質の全濃度は溶液が等張になるように調節されな
ければならない。
標準的な薬学的手法にしたがって医薬組成物として薬学
的に許容しうるキャリヤもしくは希釈剤、場合によって
はミョウバンのごとき既知のアジュバントと組み合わせ
て、哺乳動物、好ましくはヒトに投与することができ
る。本発明のフィブリノーゲンレセプター拮抗剤を経口
で使用するには選択された化合物は例えば錠剤あるいは
カプセルの形態で、または水溶液あるいは懸濁液として
投与することができる。経口使用の場合、錠剤に通常使
用されるキャリヤとしてはラクトースおよびコーンスタ
ーチが挙げられ、ステアリン酸マグネシウムのごとき潤
滑剤が通常加えられる。カプセルの形で経口投与する場
合は、有用な希釈剤としてラクトースおよび乾燥コーン
スターチがあげられる。経口で使用するために水性懸濁
剤が必要な場合には、活性成分は乳化剤および懸濁化剤
と組み合わせて用いられる。希望する場合には、一定の
甘味剤および/又は香味剤も加えることができる。筋肉
内、腹腔内、皮下および静脈内使用については活性成分
の滅菌溶液が通常使用され、液のpHは適切に調整され
かつ緩衝化されなければならない。静脈内で使用するに
は、溶質の全濃度は溶液が等張になるように調節されな
ければならない。
【0012】本発明はまた血小板凝集およびフィブリン
形成と関連する病気の治療に有用な医薬組成物を包含す
る。この治療は、治療的に有効であって非毒性な量の式
Iの化合物を、薬学的に許容しうるキャリヤもしくは希
釈剤とともに、あるいは単独で投与することにより行な
われる。本発明の組成物はフィブリノーゲンレセプター
拮抗剤化合物および食塩水のような薬学的に許容しうる
キャリヤを含み、血小板凝集の抑制に適切な、例えばp
H7.4のレベルにしたものである。それらは血小板凝
集を抑制するためのプラスミノーゲンアクチベーターま
たはストレプトキナーゼのごとき血栓溶解剤と組み合わ
せることができる。それらはまたヘパリン、アスピリン
あるいはワルファリンのような抗凝固剤と組み合わせる
こともできる。現在のところ静脈内投与が好ましい投与
経路である。これら化合物は水性媒体に溶解性があり、
したがって溶液として有効に投与されることができる。
形成と関連する病気の治療に有用な医薬組成物を包含す
る。この治療は、治療的に有効であって非毒性な量の式
Iの化合物を、薬学的に許容しうるキャリヤもしくは希
釈剤とともに、あるいは単独で投与することにより行な
われる。本発明の組成物はフィブリノーゲンレセプター
拮抗剤化合物および食塩水のような薬学的に許容しうる
キャリヤを含み、血小板凝集の抑制に適切な、例えばp
H7.4のレベルにしたものである。それらは血小板凝
集を抑制するためのプラスミノーゲンアクチベーターま
たはストレプトキナーゼのごとき血栓溶解剤と組み合わ
せることができる。それらはまたヘパリン、アスピリン
あるいはワルファリンのような抗凝固剤と組み合わせる
こともできる。現在のところ静脈内投与が好ましい投与
経路である。これら化合物は水性媒体に溶解性があり、
したがって溶液として有効に投与されることができる。
【0013】式Iの化合物がヒトを目的としてフィブリ
ノーゲンレセプター拮抗剤として用いられる場合には、
1日の投与量は通常患者の年令、体重によって変更され
るのが普通であり、また患者の症状の重さの程度に加え
て患者個人の応答性を考慮して処方する医師により決定
される。一つの典型的な応用例としては、化合物の適切
な量が血管形成術を受ける心臓発作患者へ静脈内投与さ
れる。投与は血管形成術の際、またはその数分前に行な
われ、血小板凝集を抑制するための適切な投与量は血漿
定常濃度が例えば体重1kgあたり約0.01〜30μM
のあいだ、好ましくは1kgあたり約0.3〜3μMのあ
いだとなる量である。この量で投与するには、約1〜1
00ηM/kg/分のあいだ、好ましくは約10〜30
ηM/kg/分のあいだの注入量を血小板凝集を抑制す
るために維持する。患者がバイパス手術を受けることが
必要である場合には、投与は即座に中止され、手術の際
に合併症を生じることはない。アスピリンやモノクロー
ナル抗体のような他の物質では投与中止後も作用が数時
間継続するために合併症がおこる可能性がある。
ノーゲンレセプター拮抗剤として用いられる場合には、
1日の投与量は通常患者の年令、体重によって変更され
るのが普通であり、また患者の症状の重さの程度に加え
て患者個人の応答性を考慮して処方する医師により決定
される。一つの典型的な応用例としては、化合物の適切
な量が血管形成術を受ける心臓発作患者へ静脈内投与さ
れる。投与は血管形成術の際、またはその数分前に行な
われ、血小板凝集を抑制するための適切な投与量は血漿
定常濃度が例えば体重1kgあたり約0.01〜30μM
のあいだ、好ましくは1kgあたり約0.3〜3μMのあ
いだとなる量である。この量で投与するには、約1〜1
00ηM/kg/分のあいだ、好ましくは約10〜30
ηM/kg/分のあいだの注入量を血小板凝集を抑制す
るために維持する。患者がバイパス手術を受けることが
必要である場合には、投与は即座に中止され、手術の際
に合併症を生じることはない。アスピリンやモノクロー
ナル抗体のような他の物質では投与中止後も作用が数時
間継続するために合併症がおこる可能性がある。
【0014】本発明はまた、本発明の化合物および組織
型プラスミノーゲンアクチベーターあるいはストレプト
キナーゼよりなる医薬組成物をも包含する。本発明はま
た、本発明の組成物の有効量を患者に投与することより
なる、患者における血栓溶解を促進し、再閉塞を予防す
るための方法をも包含する。式〓の化合物は以下のよう
な反応図式にしたがって製造される。
型プラスミノーゲンアクチベーターあるいはストレプト
キナーゼよりなる医薬組成物をも包含する。本発明はま
た、本発明の組成物の有効量を患者に投与することより
なる、患者における血栓溶解を促進し、再閉塞を予防す
るための方法をも包含する。式〓の化合物は以下のよう
な反応図式にしたがって製造される。
【化17】
【化18】
【0015】本発明はその意図するところ、またはその
基本的な特質からはずれることなく他の特別な形態で実
施されることができる。提供される実施例は本発明を理
解するための助けとなるものである。使用される特定の
材料、種類および条件は本発明をさらに説明するための
ものであって本発明の適切な範囲を限定するものではな
い。すべてのフラッシュクロマトグラフィおよびTLC
分析はシリカゲルを用いて行なった。すべての1 H N
MRスペクトルはVarian300MHz機で測定し
た。
基本的な特質からはずれることなく他の特別な形態で実
施されることができる。提供される実施例は本発明を理
解するための助けとなるものである。使用される特定の
材料、種類および条件は本発明をさらに説明するための
ものであって本発明の適切な範囲を限定するものではな
い。すべてのフラッシュクロマトグラフィおよびTLC
分析はシリカゲルを用いて行なった。すべての1 H N
MRスペクトルはVarian300MHz機で測定し
た。
【実施例1】Boc−Asp(Bn)−Trp(Bn)(2)の製造
Trp(Bn)(1)(25g、80mmol)、N−
メチルモルホリン(NMM、9ml、85mmol)お
よび酢酸エチル(800ml)の攪拌溶液(−15℃
(氷/エタノール))に、イソブチルクロロホルメート
(10.4ml、80mmol)を流し込んだ。20分
後、Trp(Bn)(25g、75mmol)を不均一
な混合物へ加え、ついでNMM(9.3ml)を加え
た。これを2時間後水で希釈し、分液ロートへ移した。
振とうして分離させた後、有機層を5%KHSO4 、飽
和NaSO4 および塩水で連続して洗浄し、乾燥させ
(MgSO4 )、濃縮してジペプチド(2)(41g)
を茶色油状物として得た。 TLC Rf=0.73(50%酢酸エチル/ヘキサ
ン)
メチルモルホリン(NMM、9ml、85mmol)お
よび酢酸エチル(800ml)の攪拌溶液(−15℃
(氷/エタノール))に、イソブチルクロロホルメート
(10.4ml、80mmol)を流し込んだ。20分
後、Trp(Bn)(25g、75mmol)を不均一
な混合物へ加え、ついでNMM(9.3ml)を加え
た。これを2時間後水で希釈し、分液ロートへ移した。
振とうして分離させた後、有機層を5%KHSO4 、飽
和NaSO4 および塩水で連続して洗浄し、乾燥させ
(MgSO4 )、濃縮してジペプチド(2)(41g)
を茶色油状物として得た。 TLC Rf=0.73(50%酢酸エチル/ヘキサ
ン)
【実施例2】Asp(Bn)−Trp(Bn)・HCl(3)の製造
機械的に攪拌された上記ジペプチド(2)(40g、7
6mmol)およびアニソール(14.5ml、135
mmol)の酢酸エチル(670ml)溶液に対して塩
化水素ガスを強力にバブリングした。内部温度は初期に
は−40℃(イソプロパノール/ドライアイス)であっ
たが、30分のあいだに−20℃に上昇した。HClの
添加を減らし、反応物は1時間かけて−5℃まで温度を
戻した。次いで窒素を用いて2.5時間反応物をバブリ
ングし、過剰のHClを除去した。エーテル(400m
l)を不均一混合物へ加えて沈殿を効率よく生じさせ
た。固体を濾過により集め、エーテルで洗浄し、ついで
真空下一晩保存した後、HCl塩(3)(34.8g)
をオフホワイト固体として得た。 TLC Rf=0.51(9:1:1 CH2 Cl2 /
CH3 OH/AcOH)
6mmol)およびアニソール(14.5ml、135
mmol)の酢酸エチル(670ml)溶液に対して塩
化水素ガスを強力にバブリングした。内部温度は初期に
は−40℃(イソプロパノール/ドライアイス)であっ
たが、30分のあいだに−20℃に上昇した。HClの
添加を減らし、反応物は1時間かけて−5℃まで温度を
戻した。次いで窒素を用いて2.5時間反応物をバブリ
ングし、過剰のHClを除去した。エーテル(400m
l)を不均一混合物へ加えて沈殿を効率よく生じさせ
た。固体を濾過により集め、エーテルで洗浄し、ついで
真空下一晩保存した後、HCl塩(3)(34.8g)
をオフホワイト固体として得た。 TLC Rf=0.51(9:1:1 CH2 Cl2 /
CH3 OH/AcOH)
【実施例3】Boc−Gly−Asp(Bn)−Trp(Bn)
(4)の製造 Boc−Gly(12.3g、70mmol)、NMM
(8.2ml、75mmol)および酢酸エチル(65
0ml)の攪拌溶液(−15℃(氷/エタノール))
に、イソブチルクロロホルメート(9.1ml、70m
mol)を流し込み、良質の沈殿を生じさせた。15分
後、DMF(100ml)中アミン・HCl(3)(3
4g、64mmol)を加え、次いでNMM(8.2m
l)を加えた。1.5時間後反応物をH2 O、5%KH
SO4 、飽和NaSO4 および塩水で連続して洗浄し、
乾燥させ(MgSO4)濃縮した。得られた油状物をエ
ーテルとともに粉砕して白色固体を得た。濾過してトリ
ペプチド(4)(37.8g)を白色固体として得た。 TLC Rf=0.27(50%酢酸エチル/ヘキサ
ン)
(4)の製造 Boc−Gly(12.3g、70mmol)、NMM
(8.2ml、75mmol)および酢酸エチル(65
0ml)の攪拌溶液(−15℃(氷/エタノール))
に、イソブチルクロロホルメート(9.1ml、70m
mol)を流し込み、良質の沈殿を生じさせた。15分
後、DMF(100ml)中アミン・HCl(3)(3
4g、64mmol)を加え、次いでNMM(8.2m
l)を加えた。1.5時間後反応物をH2 O、5%KH
SO4 、飽和NaSO4 および塩水で連続して洗浄し、
乾燥させ(MgSO4)濃縮した。得られた油状物をエ
ーテルとともに粉砕して白色固体を得た。濾過してトリ
ペプチド(4)(37.8g)を白色固体として得た。 TLC Rf=0.27(50%酢酸エチル/ヘキサ
ン)
【化19】
【実施例4】Gly−Asp(Bn)−Trp(Bn)・HCl
(5)の製造 トリペプチド(4)(37g、56mmol)、酢酸エ
チル(500ml)およびアニソール(12.1ml、
0.11モル)の機械的に攪拌された混合物を−30℃
で15分間HClガスでバブリングした。冷却浴を除去
しアルゴンで黄色溶液を2時間バブリングした。得られ
たオフホワイトの固体を濾過により集め酢酸エチルで洗
浄しついで真空下で5時間乾燥させアミン・HCl
(5)(30g)を得た。TLC Rf=0.42
(9:1:1 CH2 Cl2 /CH3 OH/AcOH)
(5)の製造 トリペプチド(4)(37g、56mmol)、酢酸エ
チル(500ml)およびアニソール(12.1ml、
0.11モル)の機械的に攪拌された混合物を−30℃
で15分間HClガスでバブリングした。冷却浴を除去
しアルゴンで黄色溶液を2時間バブリングした。得られ
たオフホワイトの固体を濾過により集め酢酸エチルで洗
浄しついで真空下で5時間乾燥させアミン・HCl
(5)(30g)を得た。TLC Rf=0.42
(9:1:1 CH2 Cl2 /CH3 OH/AcOH)
【実施例5】N−Boc−4−ピペリジンエタノール(7)の製造
0℃で4−ピペリジンエタノール(6)(18.7g、
0.14モル)の攪拌溶液にN−t−ブトキシカルボニ
ル無水物(31g、0.14モル)を加えた。1時間後
冷却浴を除去し、反応混合物を20時間攪拌した。反応
混合物をエーテルで希釈し、ついでH2 Oで2回および
食塩水で洗浄し乾燥させ(MgSO4 ),濃縮して無色
油状物の(7)(26g)を得た。 TLC Rf=0.25(40%酢酸エチル/ヘキサ
ン)
0.14モル)の攪拌溶液にN−t−ブトキシカルボニ
ル無水物(31g、0.14モル)を加えた。1時間後
冷却浴を除去し、反応混合物を20時間攪拌した。反応
混合物をエーテルで希釈し、ついでH2 Oで2回および
食塩水で洗浄し乾燥させ(MgSO4 ),濃縮して無色
油状物の(7)(26g)を得た。 TLC Rf=0.25(40%酢酸エチル/ヘキサ
ン)
【化20】
【実施例6】
エチル4−(N−Boc−4−ピペリジル)トランスク
ロトネート(8)の製造 −78℃でCH2 Cl2 (20ml)中オキサリルクロ
リド(0.43ml、5.0mmol)の攪拌溶液へD
MSO(0.52ml、7mmol)を滴下した。ガス
発生がおさまった(5分)のち、CH2 Cl2 (20m
l)中アルコール(7)(0.8g、35mmol)を流し
込んだ。20分後トリエチルアミン(1.7ml、12
mmol)を滴下し、ついで冷却浴を除去した。20分後
(カルベトキシメチレン)トリフェニルホスホラン
(1.4g、4.0mmol)を加えた。2.0時間後反応
混合物を石油エーテルで希釈し、ついで水、5%KHS
O4 および食塩水で順次洗浄し乾燥させ(MgSO4 )
濃縮した。フラッシュクロマトグラフィ(シリカ,15
%酢酸エチル/ヘキサン)により無色油状物としてエス
テル(8)(0.57g)を得た。 TLC Rf=0.79(50%酢酸エチル/ヘキサ
ン)
ロトネート(8)の製造 −78℃でCH2 Cl2 (20ml)中オキサリルクロ
リド(0.43ml、5.0mmol)の攪拌溶液へD
MSO(0.52ml、7mmol)を滴下した。ガス
発生がおさまった(5分)のち、CH2 Cl2 (20m
l)中アルコール(7)(0.8g、35mmol)を流し
込んだ。20分後トリエチルアミン(1.7ml、12
mmol)を滴下し、ついで冷却浴を除去した。20分後
(カルベトキシメチレン)トリフェニルホスホラン
(1.4g、4.0mmol)を加えた。2.0時間後反応
混合物を石油エーテルで希釈し、ついで水、5%KHS
O4 および食塩水で順次洗浄し乾燥させ(MgSO4 )
濃縮した。フラッシュクロマトグラフィ(シリカ,15
%酢酸エチル/ヘキサン)により無色油状物としてエス
テル(8)(0.57g)を得た。 TLC Rf=0.79(50%酢酸エチル/ヘキサ
ン)
【化21】
【実施例7】エチル4−(N−Boc−4−ピペリジル)ブチレート
(9)の製造 酢酸エチル(500ml)中オレフィン(8)(26
g、87mmol)を水素雰囲気(1気圧)の下10%pd
/C(5.0g)の存在下、一晩室温で水素化した。つ
いで反応混合物をアルゴンでパージし、ついでセライト
層を通して濾過した。濾液を濃縮しついでフラッシュク
ロマトグラフィ(シリカ、10%酢酸エチル/ヘキサ
ン)を行ない、エステル(9)(24g)を結晶固体と
して得た。 TLC Rf=0.52(20%酢酸エチル/ヘキサ
ン)
(9)の製造 酢酸エチル(500ml)中オレフィン(8)(26
g、87mmol)を水素雰囲気(1気圧)の下10%pd
/C(5.0g)の存在下、一晩室温で水素化した。つ
いで反応混合物をアルゴンでパージし、ついでセライト
層を通して濾過した。濾液を濃縮しついでフラッシュク
ロマトグラフィ(シリカ、10%酢酸エチル/ヘキサ
ン)を行ない、エステル(9)(24g)を結晶固体と
して得た。 TLC Rf=0.52(20%酢酸エチル/ヘキサ
ン)
【化22】
【実施例8】4−(N−Boc−4−ピペリジル)ブタン酸(10)
の製造 エステル(9)(19g、63mmol)、エタノール(3
00ml)および1NNaOH(100ml、100mm
ol)の溶液を室温で2.5時間攪拌しついで濃縮した。
残渣を5%KHSO4 および酢酸エチルで希釈し、つい
で分液ロートへ移した。振とうしたのち分離させ、有機
層を食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4 )濃縮して
無色油状物としての酸(10)(18g)を得、これを
放置して結晶化した。 TLC Rf=0.68(酢酸エチル)
の製造 エステル(9)(19g、63mmol)、エタノール(3
00ml)および1NNaOH(100ml、100mm
ol)の溶液を室温で2.5時間攪拌しついで濃縮した。
残渣を5%KHSO4 および酢酸エチルで希釈し、つい
で分液ロートへ移した。振とうしたのち分離させ、有機
層を食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4 )濃縮して
無色油状物としての酸(10)(18g)を得、これを
放置して結晶化した。 TLC Rf=0.68(酢酸エチル)
【実施例9】N−Boc−Pib−Gly−Asp(Bn)−Trp
(Bn)(11)の製造 0℃で酸(10)(3.5g、12.9mmol)、トリペ
プチド(5)(7.1g、11.7mmol)、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾールヒドレート(2.1g、15.
5mmol)、N−メチルモルホリン(4.9ml、44mm
ol)およびDMF(130ml)の攪拌溶液をEDC
(3.2g、16.7mmol)で処理し、ついで冷却浴を
除去した。18時間後黄色溶液を酢酸エチルで希釈し、
ついで水、5%KHSO4 および食塩水で順次洗浄し乾
燥させ(MgSO4 )濃縮した。フラッシュクロマトグ
ラフィ(シリカ,4〜4.5%イソプロパノール/CH
Cl3 )を行ない泡状物として(11)(6.3g)を
得た。 TLC Rf=0.24(5%イソプロパノール/CH
Cl3 )
(Bn)(11)の製造 0℃で酸(10)(3.5g、12.9mmol)、トリペ
プチド(5)(7.1g、11.7mmol)、1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾールヒドレート(2.1g、15.
5mmol)、N−メチルモルホリン(4.9ml、44mm
ol)およびDMF(130ml)の攪拌溶液をEDC
(3.2g、16.7mmol)で処理し、ついで冷却浴を
除去した。18時間後黄色溶液を酢酸エチルで希釈し、
ついで水、5%KHSO4 および食塩水で順次洗浄し乾
燥させ(MgSO4 )濃縮した。フラッシュクロマトグ
ラフィ(シリカ,4〜4.5%イソプロパノール/CH
Cl3 )を行ない泡状物として(11)(6.3g)を
得た。 TLC Rf=0.24(5%イソプロパノール/CH
Cl3 )
【化23】
【実施例10】N−Boc−Pib−Gly−Asp−Trp(12)
の製造 ジベンジルエステル(11)(6.1g、7.4mmo
l)、エタノール(200ml)、酢酸エチル(200
ml)および10%Pd/C(1.2g)の混合物を室
温で水素雰囲気下(1気圧)3時間攪拌した。反応物を
アルゴンでパージし、ついでセライト層を通して濾過を
行ない濃縮の後、桃色油状物質を得た。フラッシュクロ
マトグラフフィ(シリカ、10:0.8:0.8 CH
2 Cl2 /AcOH/CH3 OH)を行ない、わずかに
桃色の油状物として二酸(12)(3.8g)を得た。 TLC Rf=0.3(9:1:1 CHCl3 /Ac
OH/CH3 OH)
の製造 ジベンジルエステル(11)(6.1g、7.4mmo
l)、エタノール(200ml)、酢酸エチル(200
ml)および10%Pd/C(1.2g)の混合物を室
温で水素雰囲気下(1気圧)3時間攪拌した。反応物を
アルゴンでパージし、ついでセライト層を通して濾過を
行ない濃縮の後、桃色油状物質を得た。フラッシュクロ
マトグラフフィ(シリカ、10:0.8:0.8 CH
2 Cl2 /AcOH/CH3 OH)を行ない、わずかに
桃色の油状物として二酸(12)(3.8g)を得た。 TLC Rf=0.3(9:1:1 CHCl3 /Ac
OH/CH3 OH)
【実施例11】Pib−Gly−Asp−Trp・HCl(13)の製
造 −60℃の酢酸エチル(150ml)中二酸(12)
(3.7g、5.8mmol)の懸濁液を内部温度が−
20℃に達するまで10分間HClガスで強力にバブリ
ングした。初期懸濁物はベージュ色の沈殿が生じ始める
とともに溶液へ変化した。ついで反応混合物を20分間
かけて−20℃から−5℃にまで温度を戻した。ついで
アルゴンを30分間懸濁物に通し、得られた固体を濾過
により集め酢酸エチルで洗浄した。真空下一晩得られた
固体を保存した後、アミン・HCl(13)(3.0
g)をベージュ色固体として得た。 TLC Rf=0.42 (9:1:1 CH3 OH
/NH4 OH/H2 O)
造 −60℃の酢酸エチル(150ml)中二酸(12)
(3.7g、5.8mmol)の懸濁液を内部温度が−
20℃に達するまで10分間HClガスで強力にバブリ
ングした。初期懸濁物はベージュ色の沈殿が生じ始める
とともに溶液へ変化した。ついで反応混合物を20分間
かけて−20℃から−5℃にまで温度を戻した。ついで
アルゴンを30分間懸濁物に通し、得られた固体を濾過
により集め酢酸エチルで洗浄した。真空下一晩得られた
固体を保存した後、アミン・HCl(13)(3.0
g)をベージュ色固体として得た。 TLC Rf=0.42 (9:1:1 CH3 OH
/NH4 OH/H2 O)
【化24】
Claims (13)
- 【請求項1】 以下の式を有するフィブリノーゲンレセ
プター拮抗剤および薬学的に許容しうるそれらの塩。 (X−(CH2)m −Y−(CH2 )n −CO)−Gly−Asp−AA I (式中Xは 【化1】 である。AまたはBはN−Rであるが、AがN−Rであ
る場合はBは−CH2 −であり、BがN−Rである場合
はAは 【化2】 である。Yは 【化3】 である。R、R1 、R2 およびR3 は独立にアルキル、
アリ換アルキル、またはHである。AAはL−アミノ酸
である。mは1〜10である。nは0〜9である。qは
0〜2である。pは1〜6である。) - 【請求項2】 Xが 【化4】 であり、Yが 【化5】 であり、R、R1 、R2 およびR3 が独立にアルキル、
アリール、アルキルアリール、置換アルキル、またはH
であり、AAはL−アミノ酸であり、mは1〜5であ
り、nは0〜5であり、qは0〜2であり、pは2〜4
である請求項1記載の式Iのフィブリノーゲンレセプタ
ー拮抗剤およびその薬学的に許容しうる塩。 - 【請求項3】 式 【化6】 よりなる請求項1のフィブリノーゲンレセプター拮抗剤
化合物。 - 【請求項4】 請求項1の化合物および薬学的に許容し
うるキャリアよりなる、哺乳動物中での血小板へのフィ
ブリノーゲンの結合を抑制するための組成物。 - 【請求項5】 請求項4の組成物を哺乳動物へ投与する
ことよりなる、哺乳動物中での血小板へのフィブリノー
ゲンの結合を抑制する方法。 - 【請求項6】請求項1の化合物および薬学的に許容しう
るキャリアよりなる、哺乳動物中での血小板の凝集を抑
制するための組成物。 - 【請求項7】 請求項6の組成物を哺乳動物へ投与する
ことよりなる哺乳動物中での血小板の凝集を抑制するた
めの方法。 - 【請求項8】 請求項1の化合物と血栓溶解剤および薬
学的に許容しうるキャリアとの組み合わせよりなる、哺
乳動物における血小板の凝集を抑制するための組成物。 - 【請求項9】 請求項8の組成物を哺乳動物へ投与する
ことよりなる、哺乳動物における血小板の凝集を抑制す
るための方法。 - 【請求項10】 血栓溶解剤がプラスミノーゲンアクチ
ベーターまたはストレプトキナーゼである請求項8の組
成物。 - 【請求項11】 請求項1の化合物と抗凝固剤および薬
学的に許容しうるキャリアとの組み合わせよりなる、哺
乳動物における血小板の凝集を抑制するための組成物。 - 【請求項12】 請求項11の組成物を哺乳動物へ投与
することよりなる哺乳動物における血小板の凝集を抑制
するための方法。 - 【請求項13】 抗凝固剤がヘパリン、アスピリンまた
はワルファリンである請求項11の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US58928290A | 1990-09-27 | 1990-09-27 | |
US589282 | 1990-09-27 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517498A true JPH0517498A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=24357362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3248809A Pending JPH0517498A (ja) | 1990-09-27 | 1991-09-27 | フイブリノーゲンレセプター拮抗剤 |
Country Status (15)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0479481A3 (ja) |
JP (1) | JPH0517498A (ja) |
KR (1) | KR920006373A (ja) |
CN (1) | CN1060293A (ja) |
AU (1) | AU8477891A (ja) |
CA (1) | CA2052057A1 (ja) |
CS (1) | CS294791A3 (ja) |
FI (1) | FI914532A (ja) |
HU (1) | HUT60751A (ja) |
IE (1) | IE913380A1 (ja) |
IL (1) | IL99539A0 (ja) |
MX (1) | MX9101311A (ja) |
NO (1) | NO913786L (ja) |
PT (1) | PT99095A (ja) |
ZA (1) | ZA917695B (ja) |
Families Citing this family (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5939412A (en) * | 1992-06-26 | 1999-08-17 | Smithkline Beecham Corporation | Bicyclic fibrinogen antagonists |
PT100631B (pt) * | 1991-06-28 | 1999-06-30 | Smithkline Beecham Corp | Antagonistas biciclicos de fibrinogenio, seu uso e composicoes farmaceuticas que os contem |
EP0664792B1 (en) * | 1992-10-14 | 2000-01-05 | Merck & Co. Inc. | Fibrinogen receptor antagonists |
US5340798A (en) * | 1992-10-14 | 1994-08-23 | Merck & Co., Inc. | Fibrinogen receptor antagonists |
US5358956A (en) * | 1992-10-14 | 1994-10-25 | Merck & Co., Inc. | Fibrinogen receptor antagonists |
AU674553B2 (en) * | 1992-10-14 | 1997-01-02 | Merck & Co., Inc. | Fibrinogen receptor antagonists |
CA2150550A1 (en) * | 1992-12-01 | 1994-06-09 | Melissa S. Egbertson | Fibrinogen receptor antagonists |
PL310889A1 (en) * | 1993-03-29 | 1996-01-08 | Zeneca Ltd | Heterocyclic derivatives as inhibitors of thrombocytes aggregation |
US5750754A (en) * | 1993-03-29 | 1998-05-12 | Zeneca Limited | Heterocyclic compounds |
US5753659A (en) * | 1993-03-29 | 1998-05-19 | Zeneca Limited | Heterocyclic compouds |
US5652242A (en) * | 1993-03-29 | 1997-07-29 | Zeneca Limited | Heterocyclic derivatives |
NZ262942A (en) * | 1993-03-29 | 1997-07-27 | Zeneca Ltd | Pyridyl substituted piperazine and various other derivatives of azaheteroaryl substituted piperazines; pharmaceutical compositions |
US5334596A (en) * | 1993-05-11 | 1994-08-02 | Merck & Co., Inc. | Fibrinogen receptor antagonists |
US5463011A (en) * | 1993-06-28 | 1995-10-31 | Zeneca Limited | Acid derivatives |
GB9313268D0 (en) * | 1993-06-28 | 1993-08-11 | Zeneca Ltd | Chemical compounds |
GB9313285D0 (en) * | 1993-06-28 | 1993-08-11 | Zeneca Ltd | Acid derivatives |
US5397791A (en) * | 1993-08-09 | 1995-03-14 | Merck & Co., Inc. | Fibrinogen receptor antagonists |
US5780590A (en) * | 1993-10-15 | 1998-07-14 | Rhone-Poulenc Rorer Pharmaceuticals Inc. | Antithrombotic azacycloalkylalkanoyl peptides and pseudopeptides |
US6274705B1 (en) | 1996-05-02 | 2001-08-14 | Aventis Pharmaceuticals Products Inc. | Antithrombotic azacycloalkylalkanoyl peptides and pseudopeptides |
ATE199727T1 (de) * | 1993-10-15 | 2001-03-15 | Rhone Poulenc Rorer Pharma | Antithrombotisch wirkende azacycloalkyl-alkanoyl- peptide und-pseudopeptide |
MA23420A1 (fr) * | 1994-01-07 | 1995-10-01 | Smithkline Beecham Corp | Antagonistes bicycliques de fibrinogene. |
US6458784B1 (en) | 1994-06-29 | 2002-10-01 | Smithkline Beecham Corporation | Vitronectin receptor antagonists |
US5451578A (en) * | 1994-08-12 | 1995-09-19 | Merck & Co., Inc. | Fibrinogen receptor antagonists |
US5525617A (en) * | 1994-08-24 | 1996-06-11 | Merck & Co., Inc. | Fibrinogen receptor antagonists |
US5977101A (en) * | 1995-06-29 | 1999-11-02 | Smithkline Beecham Corporation | Benzimidazoles/Imidazoles Linked to a Fibrinogen Receptor Antagonist Template Having Vitronectin Receptor Antagonist Activity |
US5789421A (en) * | 1995-10-26 | 1998-08-04 | Merck & Co., Inc. | Fibrinogen receptor antagonist |
US5780480A (en) * | 1996-02-28 | 1998-07-14 | Merck & Co., Inc. | Fibrinogen receptor antagonists |
IL129877A (en) * | 1996-11-27 | 2004-08-31 | Aventis Pharm Prod Inc | A pharmaceutical preparation containing a component having an Xa antagonist activity and an antifouling agent |
WO2005112644A2 (en) * | 2004-05-13 | 2005-12-01 | Glaxo Group Limited | Muscarinic acetylcholine receptor antagonists |
-
1991
- 1991-09-20 IL IL99539A patent/IL99539A0/xx unknown
- 1991-09-23 CA CA002052057A patent/CA2052057A1/en not_active Abandoned
- 1991-09-25 EP EP19910308722 patent/EP0479481A3/en not_active Withdrawn
- 1991-09-26 KR KR1019910016759A patent/KR920006373A/ko not_active Application Discontinuation
- 1991-09-26 PT PT99095A patent/PT99095A/pt not_active Application Discontinuation
- 1991-09-26 FI FI914532A patent/FI914532A/fi not_active Application Discontinuation
- 1991-09-26 HU HU913074A patent/HUT60751A/hu unknown
- 1991-09-26 IE IE338091A patent/IE913380A1/en unknown
- 1991-09-26 CN CN91109394A patent/CN1060293A/zh active Pending
- 1991-09-26 NO NO91913786A patent/NO913786L/no unknown
- 1991-09-26 AU AU84778/91A patent/AU8477891A/en not_active Abandoned
- 1991-09-26 CS CS912947A patent/CS294791A3/cs unknown
- 1991-09-26 ZA ZA917695A patent/ZA917695B/xx unknown
- 1991-09-27 JP JP3248809A patent/JPH0517498A/ja active Pending
- 1991-09-27 MX MX9101311A patent/MX9101311A/es unknown
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
J BIOL CHEM=1989 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NO913786L (no) | 1992-03-30 |
AU8477891A (en) | 1992-04-02 |
HUT60751A (en) | 1992-10-28 |
IE913380A1 (en) | 1992-04-08 |
CS294791A3 (en) | 1992-04-15 |
PT99095A (pt) | 1992-08-31 |
HU913074D0 (en) | 1992-01-28 |
FI914532A0 (fi) | 1991-09-26 |
MX9101311A (es) | 1992-05-04 |
CA2052057A1 (en) | 1992-03-28 |
EP0479481A3 (en) | 1993-07-28 |
CN1060293A (zh) | 1992-04-15 |
KR920006373A (ko) | 1992-04-27 |
ZA917695B (en) | 1992-05-27 |
EP0479481A2 (en) | 1992-04-08 |
IL99539A0 (en) | 1992-08-18 |
NO913786D0 (no) | 1991-09-26 |
FI914532A (fi) | 1992-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0517498A (ja) | フイブリノーゲンレセプター拮抗剤 | |
EP0478362B1 (en) | Fibrinogen receptor antagonists | |
US4952562A (en) | Anti-thrombotic peptides and pseudopeptides | |
US5053392A (en) | Novel arginine, glycine, aspartic acid derivatives as platelet-aggregation inhibitors | |
US5086069A (en) | Anti-thrombotic peptide and pseudopeptide derivatives | |
EP0512829B1 (en) | Fibrinogen receptor antagonists | |
JP2735298B2 (ja) | 新規な血小板凝集阻害剤 | |
JP2531562B2 (ja) | フィブリノ―ゲン受容体拮抗剤 | |
US5051405A (en) | Anti-thrombotic peptides and pseudopeptides | |
US5064814A (en) | Anti-thrombotic peptide and pseudopeptide derivatives | |
US5374622A (en) | Fibrinogen receptor antagonists | |
US5264420A (en) | Fibrinogen receptor antagonists | |
US6034067A (en) | Serine protease inhibitors | |
JPH05262731A (ja) | フィブリノーゲン受容体拮抗薬 | |
RU2178419C2 (ru) | Ингибиторы протеазы серина | |
CA2066047A1 (en) | Anti-thrombotic peptides and pseudopeptides | |
JPH08508501A (ja) | フィブリノーゲンレセプターアンタゴニスト | |
US5328900A (en) | Anti-thrombotic peptide and pseudopeptide derivatives | |
EP1215215A1 (en) | Platelet aggregation inhibitors containing c-terminal aminergic side chain amino acid residues |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19940914 |