JPH05174709A - 偏向ヨーク製造装置 - Google Patents
偏向ヨーク製造装置Info
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- JPH05174709A JPH05174709A JP34298291A JP34298291A JPH05174709A JP H05174709 A JPH05174709 A JP H05174709A JP 34298291 A JP34298291 A JP 34298291A JP 34298291 A JP34298291 A JP 34298291A JP H05174709 A JPH05174709 A JP H05174709A
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- JP
- Japan
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- deflection yoke
- magnetic
- correction member
- adjustment
- deflection
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏向ヨーク1の磁気特性の検査および調整を
自動化する。 【構成】 偏向ヨーク1を偏向ヨーク支持部21に搭載
し、偏向ヨーク1に検査電流を流して、磁界を発生させ
る。発生した磁界を複数の磁気センサ34で測定する。制
御ユニット29により、測定値と予め設定された規準値と
から、補正部材42を偏向ヨーク1に装着する指定位置を
算出する。算出した偏向ヨーク1の指定位置に、装着手
段41により、補正部材42を装着し、磁気特性を調整す
る。
自動化する。 【構成】 偏向ヨーク1を偏向ヨーク支持部21に搭載
し、偏向ヨーク1に検査電流を流して、磁界を発生させ
る。発生した磁界を複数の磁気センサ34で測定する。制
御ユニット29により、測定値と予め設定された規準値と
から、補正部材42を偏向ヨーク1に装着する指定位置を
算出する。算出した偏向ヨーク1の指定位置に、装着手
段41により、補正部材42を装着し、磁気特性を調整す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ用ブラウン管等
に用いられる偏向ヨークの検査や調整などに用いられる
偏向ヨーク製造装置に関する。
に用いられる偏向ヨークの検査や調整などに用いられる
偏向ヨーク製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ用のカラーブラウン管等では、図
5に示すように、電子ビームを走査する偏向ヨーク1が
カラーブラウン管2に取付けられている。この偏向ヨー
ク1はフェライト等の磁性材料よりなるコアと呼ばれる
円錐状の部品にエナメル線等の電線を巻き付けたもの
で、電線に電流を流すことにより発生する磁気によりカ
ラーブラウン管2内の電子ビームの軌道を変化させるも
のである。
5に示すように、電子ビームを走査する偏向ヨーク1が
カラーブラウン管2に取付けられている。この偏向ヨー
ク1はフェライト等の磁性材料よりなるコアと呼ばれる
円錐状の部品にエナメル線等の電線を巻き付けたもの
で、電線に電流を流すことにより発生する磁気によりカ
ラーブラウン管2内の電子ビームの軌道を変化させるも
のである。
【0003】この偏向ヨーク1の製造工程では、コアを
焼結形成する装置や電線をコアに巻き付ける装置が用い
られるが、コアの形状やコア素材分布のばらつき、電線
を巻き付ける際の線のたるみ等の巻き付きばらつきがあ
り、必ずしも期待する偏向特性、すなわち、所定の磁気
分布特性は得られない。
焼結形成する装置や電線をコアに巻き付ける装置が用い
られるが、コアの形状やコア素材分布のばらつき、電線
を巻き付ける際の線のたるみ等の巻き付きばらつきがあ
り、必ずしも期待する偏向特性、すなわち、所定の磁気
分布特性は得られない。
【0004】従って、偏向ヨーク1の組立て後は、図6
に示すように、調整装置11により調整する。図6におい
て、12は調整装置本体で、内部には電源ユニット13が内
蔵されており、この電源ユニット13に調整装置本体12の
上面に配設された端子台14およびソケット15が電気接線
されている。また、調整装置本体12の上面には固定板16
が立設され、この固定板16に標準ブラウン管17が固定さ
れている。また、調整装置本体12の前面には操作パネル
18が設けられている。
に示すように、調整装置11により調整する。図6におい
て、12は調整装置本体で、内部には電源ユニット13が内
蔵されており、この電源ユニット13に調整装置本体12の
上面に配設された端子台14およびソケット15が電気接線
されている。また、調整装置本体12の上面には固定板16
が立設され、この固定板16に標準ブラウン管17が固定さ
れている。また、調整装置本体12の前面には操作パネル
18が設けられている。
【0005】そして、調整作業を図7に示して説明す
る。まず、作業者は標準ブラウン管17に偏向ヨーク1を
装着固定し、偏向ヨーク1に偏向電力を供給するための
偏向ヨーク1に付属されているプラグ3を端子台14に差
込み接続するとともに、電子ビームを発生する電力を供
給するためのソケット15を標準ブラウン管17に差込み接
続する。
る。まず、作業者は標準ブラウン管17に偏向ヨーク1を
装着固定し、偏向ヨーク1に偏向電力を供給するための
偏向ヨーク1に付属されているプラグ3を端子台14に差
込み接続するとともに、電子ビームを発生する電力を供
給するためのソケット15を標準ブラウン管17に差込み接
続する。
【0006】その後、操作パネル18上のスイッチ18a を
操作し、電源ユニット13を作動させて、偏向ヨーク1に
走査電圧を加え、標準ブラウン管17を作動させ、標準ブ
ラウン管17のスクリーン面17a に映し出されるいろいろ
な検査映像を見て、偏向ヨーク1の性能を評価する。
操作し、電源ユニット13を作動させて、偏向ヨーク1に
走査電圧を加え、標準ブラウン管17を作動させ、標準ブ
ラウン管17のスクリーン面17a に映し出されるいろいろ
な検査映像を見て、偏向ヨーク1の性能を評価する。
【0007】そして、偏向ヨーク1の性能が悪いと映し
出された検査映像は歪んだり、本来なら白く光るはずの
映像が赤味を帯びたりする。作業者はこれを矯正するた
めに、図8に示すように、偏向ヨーク1と標準ブラウン
管17との間のわずかな隙間に補正部材片19を差込み装着
する。この補正部材片19としては、片面に粘着剤がコー
ティングされている薄い鉄片等が用いられる。
出された検査映像は歪んだり、本来なら白く光るはずの
映像が赤味を帯びたりする。作業者はこれを矯正するた
めに、図8に示すように、偏向ヨーク1と標準ブラウン
管17との間のわずかな隙間に補正部材片19を差込み装着
する。この補正部材片19としては、片面に粘着剤がコー
ティングされている薄い鉄片等が用いられる。
【0008】補正部材片19が偏向ヨーク1に貼付けられ
ると、偏向ヨーク1により形成される磁気分布が変化
し、標準ブラウン管17内の電子ビームの軌道に変化が起
きて、スクリーン面17a に映し出される検査映像の状態
が変化する。作業者は再度この検査映像を見て、歪が規
格内に入ったかどうかを判断し、必要があれば再度補正
部材片19を装着する。
ると、偏向ヨーク1により形成される磁気分布が変化
し、標準ブラウン管17内の電子ビームの軌道に変化が起
きて、スクリーン面17a に映し出される検査映像の状態
が変化する。作業者は再度この検査映像を見て、歪が規
格内に入ったかどうかを判断し、必要があれば再度補正
部材片19を装着する。
【0009】このようにして、補正部材片19を偏向ヨー
ク1のさまざまな位置に装着し、規格を満す検査映像状
態が得られたら、ソケット15およびプラグ3をはずした
後、図8に示す偏向ヨーク1の固定ねじ4を緩め、偏向
ヨーク1を標準ブラウン管17より取外す。
ク1のさまざまな位置に装着し、規格を満す検査映像状
態が得られたら、ソケット15およびプラグ3をはずした
後、図8に示す偏向ヨーク1の固定ねじ4を緩め、偏向
ヨーク1を標準ブラウン管17より取外す。
【0010】このような従来の検査、調整方法では、作
業者の経験に頼って行われるため、経験の差により調整
後の偏向ヨーク1の性能が異なり、品質上の問題を起こ
すことが多く、特にディスプレー用ブラウン管など高度
な調整を必要とする偏向ヨーク1については生産性も悪
い。
業者の経験に頼って行われるため、経験の差により調整
後の偏向ヨーク1の性能が異なり、品質上の問題を起こ
すことが多く、特にディスプレー用ブラウン管など高度
な調整を必要とする偏向ヨーク1については生産性も悪
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の調整装置では、作業者の経験的判断による調整では
高品質は期待できず、さらに生産効率も悪いため、これ
を自動化することが望まれている。
来の調整装置では、作業者の経験的判断による調整では
高品質は期待できず、さらに生産効率も悪いため、これ
を自動化することが望まれている。
【0012】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、偏向ヨークの磁気特性の検査および調整を自動
化し、品質の向上、生産効率の向上を図れる偏向ヨーク
製造装置を提供することを目的とするものである。
もので、偏向ヨークの磁気特性の検査および調整を自動
化し、品質の向上、生産効率の向上を図れる偏向ヨーク
製造装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、偏向ヨークを
支持する非磁性材料からなる偏向ヨーク支持部と、前記
偏向ヨークに検査電流を流すことにより発生する磁界を
測定する磁気センサと、磁性材からなる補正部材を前記
偏向ヨークの指定位置に装着可能とする装着手段と、前
記磁気センサによる測定値と予め設定された規準値とか
ら前記偏向ヨークに補正部材を装着する指定位置を算出
して前記装着手段を制御する制御ユニットとを具備した
ものである。
支持する非磁性材料からなる偏向ヨーク支持部と、前記
偏向ヨークに検査電流を流すことにより発生する磁界を
測定する磁気センサと、磁性材からなる補正部材を前記
偏向ヨークの指定位置に装着可能とする装着手段と、前
記磁気センサによる測定値と予め設定された規準値とか
ら前記偏向ヨークに補正部材を装着する指定位置を算出
して前記装着手段を制御する制御ユニットとを具備した
ものである。
【0014】
【作用】本発明では、偏向ヨーク支持部に支持された偏
向ヨークに検査電流を流して磁界を発生させ、この発生
した磁界を磁気センサで測定する。この測定値と予め設
定された規準値とから、コンピュータ等を用いた制御ユ
ニットにより、偏向ヨークに補正部材を装着する指定位
置を算出する。そして、算出された偏向ヨークの指定位
置に、装着手段により補正部材を装着し、磁気特性の調
整を行う。
向ヨークに検査電流を流して磁界を発生させ、この発生
した磁界を磁気センサで測定する。この測定値と予め設
定された規準値とから、コンピュータ等を用いた制御ユ
ニットにより、偏向ヨークに補正部材を装着する指定位
置を算出する。そして、算出された偏向ヨークの指定位
置に、装着手段により補正部材を装着し、磁気特性の調
整を行う。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0016】なお、従来例で説明した構造と同一構造に
ついては同一符号を用いてその説明を省略する。
ついては同一符号を用いてその説明を省略する。
【0017】図1ないし図3に偏向ヨーク製造装置を示
し、21は偏向ヨーク支持部としての非磁性材料からなる
偏向ヨーク支持板で、この偏向ヨーク支持板21には、中
央部に円形の開口部22が形成されているとともに、この
開口部22の周縁上部に偏向ヨーク1を着脱可能に位置決
め支持する嵌合部23が一体に形成されている。また、偏
向ヨーク支持板21上には台板24が立設されており、この
台板24の内側に偏向ヨーク1から出たプラグ3が差込み
接続される端子台15が設けられ、外側には端子台15に電
気接続された複数のコンタクト端子25が設けられてい
る。
し、21は偏向ヨーク支持部としての非磁性材料からなる
偏向ヨーク支持板で、この偏向ヨーク支持板21には、中
央部に円形の開口部22が形成されているとともに、この
開口部22の周縁上部に偏向ヨーク1を着脱可能に位置決
め支持する嵌合部23が一体に形成されている。また、偏
向ヨーク支持板21上には台板24が立設されており、この
台板24の内側に偏向ヨーク1から出たプラグ3が差込み
接続される端子台15が設けられ、外側には端子台15に電
気接続された複数のコンタクト端子25が設けられてい
る。
【0018】そして、このような偏向ヨーク支持板21
は、図3に示すように複数あり、コンベア架台26によっ
て平行に配設された一対のガイドレール27に両端が移動
可能に支持され、図示しない搬送手段によってガイドレ
ール27に沿って調整位置Aに自動搬送される。
は、図3に示すように複数あり、コンベア架台26によっ
て平行に配設された一対のガイドレール27に両端が移動
可能に支持され、図示しない搬送手段によってガイドレ
ール27に沿って調整位置Aに自動搬送される。
【0019】また、調整位置Aに対応するガイドレール
27の一側には、電源盤28が配設されており、この電源盤
28には図示しない電源ユニットが内蔵されているととも
に偏向ヨーク製造装置を制御する制御ユニット29が内蔵
されている。電源盤28の上面にはエアシリンダ30が配設
され、このエアシリンダ30のロッド31に前記台板24に対
向してコンタクトヘッド32が設けられ、このコンタクト
ヘッド32に制御ユニット29と電気配線されたコンタクト
端子33が設けられている。そして、エアシリンダ30の作
動によりコンタクトヘッド32のコンタクト端子33がコン
タクト端子25に当接し、制御ユニット29から偏向ヨーク
1に調整用電流が供給される。
27の一側には、電源盤28が配設されており、この電源盤
28には図示しない電源ユニットが内蔵されているととも
に偏向ヨーク製造装置を制御する制御ユニット29が内蔵
されている。電源盤28の上面にはエアシリンダ30が配設
され、このエアシリンダ30のロッド31に前記台板24に対
向してコンタクトヘッド32が設けられ、このコンタクト
ヘッド32に制御ユニット29と電気配線されたコンタクト
端子33が設けられている。そして、エアシリンダ30の作
動によりコンタクトヘッド32のコンタクト端子33がコン
タクト端子25に当接し、制御ユニット29から偏向ヨーク
1に調整用電流が供給される。
【0020】また、調整位置Aに対応するコンベア架台
26の内部には、ホール素子等を用いた複数の磁気センサ
34がブラケット35により所定位置に配設されている。こ
の複数の磁気センサ34は、図4に示すように、偏向ヨー
ク1の中心点Oを中心として対称的に一対の磁気センサ
34a ,34b ,34c ,34d が計8個配設される。
26の内部には、ホール素子等を用いた複数の磁気センサ
34がブラケット35により所定位置に配設されている。こ
の複数の磁気センサ34は、図4に示すように、偏向ヨー
ク1の中心点Oを中心として対称的に一対の磁気センサ
34a ,34b ,34c ,34d が計8個配設される。
【0021】そして、図4に示すように、一対の磁気セ
ンサ34a の出力は差動アンプ36a に、一対の磁気センサ
34b の出力は差動アンプ36b に、一対の磁気センサ34c
の出力は差動アンプ36c に、一対の磁気センサ34d の出
力は差動アンプ36d にそれぞれ入力して比較する。ま
た、2対の対角に配置された磁気センサ34c ,34d はブ
ラウン管の特性上、本来、磁気の方向は正負異なるが磁
界の強さは同一になることが必要なため、これを判定す
る目的で、差動アンプ36c ,36d の出力を差動アンプ37
に入力して磁界の強さを比較する。これらの差動アンプ
36a ,36b ,37の出力は制御ユニット29に入力され、制
御ユニット29内に組込まれたコンピュータの比較手段の
機能により、その入力値とメモリ等に予め記憶されてい
る所定の規準値とを比較し、偏向ヨーク1に後述する補
正部材42を装着する指定位置を算出する。
ンサ34a の出力は差動アンプ36a に、一対の磁気センサ
34b の出力は差動アンプ36b に、一対の磁気センサ34c
の出力は差動アンプ36c に、一対の磁気センサ34d の出
力は差動アンプ36d にそれぞれ入力して比較する。ま
た、2対の対角に配置された磁気センサ34c ,34d はブ
ラウン管の特性上、本来、磁気の方向は正負異なるが磁
界の強さは同一になることが必要なため、これを判定す
る目的で、差動アンプ36c ,36d の出力を差動アンプ37
に入力して磁界の強さを比較する。これらの差動アンプ
36a ,36b ,37の出力は制御ユニット29に入力され、制
御ユニット29内に組込まれたコンピュータの比較手段の
機能により、その入力値とメモリ等に予め記憶されてい
る所定の規準値とを比較し、偏向ヨーク1に後述する補
正部材42を装着する指定位置を算出する。
【0022】また、図1ないし図3において、41は磁性
材からなる補正部材42を偏向ヨーク1の指定位置に装着
する装着手段で、この装着手段41は、複数のガイドロー
ラ43によりガイドされ図示しない昇降駆動手段によって
上下動するスライダ44を有し、このスライダ44の上端に
サーボモータ45が設けられ、このサーボモータ45の出力
軸にブラケット46が設けられ、このブラケット46の先端
に補正部材42を吸着可能とする吸着ヘッド47が設けられ
ている。
材からなる補正部材42を偏向ヨーク1の指定位置に装着
する装着手段で、この装着手段41は、複数のガイドロー
ラ43によりガイドされ図示しない昇降駆動手段によって
上下動するスライダ44を有し、このスライダ44の上端に
サーボモータ45が設けられ、このサーボモータ45の出力
軸にブラケット46が設けられ、このブラケット46の先端
に補正部材42を吸着可能とする吸着ヘッド47が設けられ
ている。
【0023】また、補正部材42は、フェライト等の磁性
体を含有する粘着テープが用いられてロール状に巻回さ
れており、コンベア架台26に取付けられたブラケット48
により回転供給可能に支持されている。さらに、ブラケ
ット48の上方でコンベア架台26に取付けられたブラケッ
ト49には、補正部材42を把持して吸着ヘッド47に供給す
る供給ローラ50が図示しないモータ等により回転駆動可
能に設けられているとともに、この供給ローラ50と吸着
ヘッド47との間に位置して補正部材42を切断するカッタ
51が設けられている。
体を含有する粘着テープが用いられてロール状に巻回さ
れており、コンベア架台26に取付けられたブラケット48
により回転供給可能に支持されている。さらに、ブラケ
ット48の上方でコンベア架台26に取付けられたブラケッ
ト49には、補正部材42を把持して吸着ヘッド47に供給す
る供給ローラ50が図示しないモータ等により回転駆動可
能に設けられているとともに、この供給ローラ50と吸着
ヘッド47との間に位置して補正部材42を切断するカッタ
51が設けられている。
【0024】次に、偏向ヨーク1の調整動作を説明す
る。
る。
【0025】まず、偏向ヨーク1が偏向ヨーク支持板21
の嵌合部23に装着され、プラグ3が端子台15に差込み接
続された状態で、図示しない搬送手段により偏向ヨーク
支持板21がガイドレール27に沿って調整位置Aまで自動
的に搬送され、その調整位置Aで停止される。
の嵌合部23に装着され、プラグ3が端子台15に差込み接
続された状態で、図示しない搬送手段により偏向ヨーク
支持板21がガイドレール27に沿って調整位置Aまで自動
的に搬送され、その調整位置Aで停止される。
【0026】その後、電源盤28上のエアシリンダ30が作
動され、コンタクトヘッド32が台板24に向けて前進し、
コンタクト端子25,33が接続され、この接続状態で、制
御ユニット29が作動され、検査、調整用の電力が偏向ヨ
ーク1に供給される。
動され、コンタクトヘッド32が台板24に向けて前進し、
コンタクト端子25,33が接続され、この接続状態で、制
御ユニット29が作動され、検査、調整用の電力が偏向ヨ
ーク1に供給される。
【0027】そのため、偏向ヨーク1により磁界が発生
する。この磁界の状態すなわちX、Y、Z方向の磁束密
度を複数の磁気センサ34により検出し、差動アンプ36a
,36b ,37を介して制御ユニット29に入力される。制
御ユニット29は組込まれたコンピュータにより、その入
力値と所定の規準値とを比較し、偏向ヨーク1に補正部
材42を装着する指定位置を算出する。
する。この磁界の状態すなわちX、Y、Z方向の磁束密
度を複数の磁気センサ34により検出し、差動アンプ36a
,36b ,37を介して制御ユニット29に入力される。制
御ユニット29は組込まれたコンピュータにより、その入
力値と所定の規準値とを比較し、偏向ヨーク1に補正部
材42を装着する指定位置を算出する。
【0028】そして、供給ローラ50によって補正部材42
が所定量送出され、その送出された補正部材42が、吸着
ヘッド47にて真空吸着されるとともに、カッタ51にて切
り離される。さらに、制御ユニット29の指令により、図
2に示すように、サーボモータ45が回転されるととも
に、スライダ44が上昇され、吸着ヘッド47に吸着された
補正部材42が偏向ヨーク1の内部の指定位置に貼付けら
れる。
が所定量送出され、その送出された補正部材42が、吸着
ヘッド47にて真空吸着されるとともに、カッタ51にて切
り離される。さらに、制御ユニット29の指令により、図
2に示すように、サーボモータ45が回転されるととも
に、スライダ44が上昇され、吸着ヘッド47に吸着された
補正部材42が偏向ヨーク1の内部の指定位置に貼付けら
れる。
【0029】その後、スライダ44が下降されるととも
に、サーボモータ45が回転されて、図1に示す初期状態
に戻される。
に、サーボモータ45が回転されて、図1に示す初期状態
に戻される。
【0030】そして、再度、偏向ヨーク1の磁界特性を
複数の磁気センサ34により検査し、必要があれば再度前
述の動作を繰返して補正部材42を必要な場所に貼付け
る。この動作を何回か繰返し、所定の磁界特性が得られ
れば、調整は完了する。
複数の磁気センサ34により検査し、必要があれば再度前
述の動作を繰返して補正部材42を必要な場所に貼付け
る。この動作を何回か繰返し、所定の磁界特性が得られ
れば、調整は完了する。
【0031】調整完了後は、エアシリンダ30が作動され
てコンタクトヘッド32が後退し、図示しない搬送手段に
より調整が完了された偏向ヨーク1が搭載されている偏
向ヨーク支持板21が調整位置Aから搬出され、未調整の
偏向ヨーク1が搭載された新しい偏向ヨーク支持板21が
調整位置Aに搬入され、次の調整動作が開始される。
てコンタクトヘッド32が後退し、図示しない搬送手段に
より調整が完了された偏向ヨーク1が搭載されている偏
向ヨーク支持板21が調整位置Aから搬出され、未調整の
偏向ヨーク1が搭載された新しい偏向ヨーク支持板21が
調整位置Aに搬入され、次の調整動作が開始される。
【0032】なお、制御ユニット29のコンピュータに予
め偏向ヨーク1の種類毎に異なる規準値をインプットし
ておくことにより、多品種生産にも対応可能となる。
め偏向ヨーク1の種類毎に異なる規準値をインプットし
ておくことにより、多品種生産にも対応可能となる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、偏向ヨークの磁気特性
を磁気センサにより測定し、偏向ヨークへの補正部材の
装着位置を求め、求められた偏向ヨーク位置に補正部材
を自動装着する偏向ヨーク製造装置を提供できるため、
偏向ヨークの磁気特性の検査および調整を自動化でき、
調整のばらつきを防止し、品質の向上、生産効率の向上
を図ることができる。しかも、偏向ヨークの種類毎に対
応して規準値を持たせることにより、多品種生産にも対
応可能となる。
を磁気センサにより測定し、偏向ヨークへの補正部材の
装着位置を求め、求められた偏向ヨーク位置に補正部材
を自動装着する偏向ヨーク製造装置を提供できるため、
偏向ヨークの磁気特性の検査および調整を自動化でき、
調整のばらつきを防止し、品質の向上、生産効率の向上
を図ることができる。しかも、偏向ヨークの種類毎に対
応して規準値を持たせることにより、多品種生産にも対
応可能となる。
【図1】本発明の偏向ヨーク製造装置の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の偏向ヨーク製造装置の補正部材の装着
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図3】本発明の偏向ヨーク製造装置の斜視図である。
【図4】本発明の偏向ヨーク製造装置の磁界測定の概略
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図5】ブラウン管の概略構成を示す側面図である。
【図6】従来の調整装置を示す側面図である。
【図7】従来の調整装置による調整作業を説明する側面
図である。
図である。
【図8】従来の調整装置において調整用補正部材を装着
した状態の一部の断面図である。
した状態の一部の断面図である。
1 偏向ヨーク 21 偏向ヨーク支持部 29 制御ユニット 34 磁気センサ 41 装着手段 42 補正部材
Claims (1)
- 【請求項1】 偏向ヨークを支持する非磁性材料からな
る偏向ヨーク支持部と、 前記偏向ヨークに検査電流を流すことにより発生する磁
界を測定する磁気センサと、 磁性材からなる補正部材を前記偏向ヨークの指定位置に
装着可能とする装着手段と、 前記磁気センサによる測定値と予め設定された規準値と
から前記偏向ヨークに補正部材を装着する指定位置を算
出して前記装着手段を制御する制御ユニットとを具備し
たことを特徴とする偏向ヨーク製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34298291A JPH05174709A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 偏向ヨーク製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34298291A JPH05174709A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 偏向ヨーク製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05174709A true JPH05174709A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18358020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34298291A Pending JPH05174709A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 偏向ヨーク製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05174709A (ja) |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP34298291A patent/JPH05174709A/ja active Pending
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