JPH0528923A - ブラウン管の特性調整装置 - Google Patents
ブラウン管の特性調整装置Info
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- JPH0528923A JPH0528923A JP18488391A JP18488391A JPH0528923A JP H0528923 A JPH0528923 A JP H0528923A JP 18488391 A JP18488391 A JP 18488391A JP 18488391 A JP18488391 A JP 18488391A JP H0528923 A JPH0528923 A JP H0528923A
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- ray tube
- cathode ray
- tray
- cathode
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 調整時間の大幅な短縮、作業者の肉体的負担
の軽減および品質の向上が可能なブラウン管の特性調整
装置を提供する。 【構成】 ブラウン管22を表示面が下向きとなる状態で
支持するトレー23を、搬出入装置34により所定の調整作
業位置に搬入しかつ搬出するとともに、ブラウン管22の
ローディングおよびアンローディングする。トレー23に
設けられた2種の脱磁コイル25,26により、トレー23に
装着したままで、ブラウン管22内の鉄部品の脱磁を行な
う。ブラウン管22のピュリティー、コンバーゼンス、ラ
スタローテーションについては、複数個の良否の検出用
カメラやセンサ37の出力によってピュリティー、コンバ
ーゼンスマグネット駆動機構39および偏向ヨーク駆動機
構40を動作させて調整を行なう。良否判定状態をモニタ
ー46に表示し、かつ調整不能で補正を要する箇所も表示
する。
の軽減および品質の向上が可能なブラウン管の特性調整
装置を提供する。 【構成】 ブラウン管22を表示面が下向きとなる状態で
支持するトレー23を、搬出入装置34により所定の調整作
業位置に搬入しかつ搬出するとともに、ブラウン管22の
ローディングおよびアンローディングする。トレー23に
設けられた2種の脱磁コイル25,26により、トレー23に
装着したままで、ブラウン管22内の鉄部品の脱磁を行な
う。ブラウン管22のピュリティー、コンバーゼンス、ラ
スタローテーションについては、複数個の良否の検出用
カメラやセンサ37の出力によってピュリティー、コンバ
ーゼンスマグネット駆動機構39および偏向ヨーク駆動機
構40を動作させて調整を行なう。良否判定状態をモニタ
ー46に表示し、かつ調整不能で補正を要する箇所も表示
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラウン管の製造工程
に用いられ、各種の部品を装着したブラウン管の最終的
な特性を調整するブラウン管の特性調整装置に関する。
に用いられ、各種の部品を装着したブラウン管の最終的
な特性を調整するブラウン管の特性調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管の製造工程では、全ての構成
部品を装着したブラウン管の特性を最終的に調整するI
TC(Integrated Tube Components)調整作業が行なわ
れている。従来、このITC調整作業は、図9で示すI
TC作業用セットを用いて行なっている。
部品を装着したブラウン管の特性を最終的に調整するI
TC(Integrated Tube Components)調整作業が行なわ
れている。従来、このITC調整作業は、図9で示すI
TC作業用セットを用いて行なっている。
【0003】このITC作業用セットは、ITC調整作
業用の薄暗い部屋内に設けられるもので、図示のよう
に、ターンテーブル11上にテレビ電源装置を有する本体
部12を設置している。そして、この本体部12上に額縁状
のチューブ保持部13および偏向ヨーク駆動部14を設け、
さらに、この偏向ヨーク駆動部14の前面部には4つの操
作ハンドル15を設けている。また、本体部12の側面には
脱磁コイル16を設けている。
業用の薄暗い部屋内に設けられるもので、図示のよう
に、ターンテーブル11上にテレビ電源装置を有する本体
部12を設置している。そして、この本体部12上に額縁状
のチューブ保持部13および偏向ヨーク駆動部14を設け、
さらに、この偏向ヨーク駆動部14の前面部には4つの操
作ハンドル15を設けている。また、本体部12の側面には
脱磁コイル16を設けている。
【0004】一方、ITC調整作業を行なう場合は、図
9で示すITC作業用セット上に、調整対象のブラウン
管を人手により装着し、チューブ保持部13のラグ押さえ
を回してブラウン管のラグを押さえる。この状態で、偏
向ヨークとピュリティー、コンバーゼンスマグネットと
をブラウン管に仮装着する。そして、前記偏向ヨーク駆
動部14に設けたクランプレバーを操作して偏向ヨークを
クランプする。
9で示すITC作業用セット上に、調整対象のブラウン
管を人手により装着し、チューブ保持部13のラグ押さえ
を回してブラウン管のラグを押さえる。この状態で、偏
向ヨークとピュリティー、コンバーゼンスマグネットと
をブラウン管に仮装着する。そして、前記偏向ヨーク駆
動部14に設けたクランプレバーを操作して偏向ヨークを
クランプする。
【0005】この状態で、4つの操作ハンドル15を操作
してブラウン管の画面を見ながら前記ピュリティー、コ
ンバーゼンスを最適位置に調整する。また、脱磁コイル
16を用いて、調整作業の前後にブラウン管内鉄部品の脱
磁を行なう。
してブラウン管の画面を見ながら前記ピュリティー、コ
ンバーゼンスを最適位置に調整する。また、脱磁コイル
16を用いて、調整作業の前後にブラウン管内鉄部品の脱
磁を行なう。
【0006】本体部12の前面には、各種のスイッチ類が
設けられており、これらを操作することによりカットオ
フ、アノード電流の設定、電極電圧設定、画像信号の切
換等を行なう。
設けられており、これらを操作することによりカットオ
フ、アノード電流の設定、電極電圧設定、画像信号の切
換等を行なう。
【0007】さらに、ターンテーブル11により、ブラウ
ン管の表示面が東西南北の各方向に向かうように本体部
12を回動させ、この回動に伴う画面上の変化による再調
整を行なう。
ン管の表示面が東西南北の各方向に向かうように本体部
12を回動させ、この回動に伴う画面上の変化による再調
整を行なう。
【0008】ここで、上述した調整作業は全て人手で行
なわれるため、次のような問題が生じる。
なわれるため、次のような問題が生じる。
【0009】まず、調整時間が長くなるため、単位時間
当りの生産数に限度が生じる。また、作業者は高度な熟
練を要求される。ブラウン管の最終調整であるITC調
整作業は、ブラウン管内のそれぞれの部品のばらつき
を、外部磁界を与えて調整、補正するものであるため、
作業者の能力とブラウン管個々のばらつきが調整作業時
間を大きく左右する。このように作業時間短縮の上から
も高度な熟練が要求されている。
当りの生産数に限度が生じる。また、作業者は高度な熟
練を要求される。ブラウン管の最終調整であるITC調
整作業は、ブラウン管内のそれぞれの部品のばらつき
を、外部磁界を与えて調整、補正するものであるため、
作業者の能力とブラウン管個々のばらつきが調整作業時
間を大きく左右する。このように作業時間短縮の上から
も高度な熟練が要求されている。
【0010】また、人手による作業であるため、作業者
の肉体的負担が大きく、高度の熟練技術を有する高齢者
には不向きであった。例えば、カラーブラウン管の場
合、その重量はサイズにより15kg〜60kgと種々
あるが、いずれにしても人手によりITC作業用セット
に対してローディング、アンローディングするには大き
な重量であり、肉体的負担は極めて大きい。もちろん、
60kgもの大型管の取扱は人手だけでは困難であるの
で、マニピュレータを用いるが、作業能率は大幅に低下
する。
の肉体的負担が大きく、高度の熟練技術を有する高齢者
には不向きであった。例えば、カラーブラウン管の場
合、その重量はサイズにより15kg〜60kgと種々
あるが、いずれにしても人手によりITC作業用セット
に対してローディング、アンローディングするには大き
な重量であり、肉体的負担は極めて大きい。もちろん、
60kgもの大型管の取扱は人手だけでは困難であるの
で、マニピュレータを用いるが、作業能率は大幅に低下
する。
【0011】また、調整作業は、薄暗い部屋内でブラウ
ン管の画面を見ながら行なうため、作業者の目を酷使す
ることとなり、作業能率が低下すると共に高精度な調整
が困難で、作業者に対する肉体的負担も大きい。
ン管の画面を見ながら行なうため、作業者の目を酷使す
ることとなり、作業能率が低下すると共に高精度な調整
が困難で、作業者に対する肉体的負担も大きい。
【0012】ITC調整作業は、主として偏向ヨークと
ピュリティー、コンバーゼンスマグネットの位置調整に
より行なうが、これらの位置調整のみでは完全に調整で
きないブラウン管も多くあり、これらについてはマグネ
ットの貼付による補正を行なう。しかし、この補正作業
は作業者の熟練度によるところが大きく、このため、作
業のスピードアップが困難であると共に、補正結果にば
らつきが生じる。
ピュリティー、コンバーゼンスマグネットの位置調整に
より行なうが、これらの位置調整のみでは完全に調整で
きないブラウン管も多くあり、これらについてはマグネ
ットの貼付による補正を行なう。しかし、この補正作業
は作業者の熟練度によるところが大きく、このため、作
業のスピードアップが困難であると共に、補正結果にば
らつきが生じる。
【0013】また、単位時間当りの生産数に限度がある
ためITC作業用セットが多数必要であり、スペース効
率が悪くなる。さらに、このITC作業用セットは本体
部12を東西南北に回すための回転駆動装置を有する構造
となり、設備コストの低減化が困難である。
ためITC作業用セットが多数必要であり、スペース効
率が悪くなる。さらに、このITC作業用セットは本体
部12を東西南北に回すための回転駆動装置を有する構造
となり、設備コストの低減化が困難である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように従来装置で
は、多くの調整時間が必要であり、また、作業者の肉体
的負担が大きく、補正を行なった場合、補正結果にばら
つきが生じる等の問題が生じる。
は、多くの調整時間が必要であり、また、作業者の肉体
的負担が大きく、補正を行なった場合、補正結果にばら
つきが生じる等の問題が生じる。
【0015】本発明の目的は、ブラウン管のローディン
グおよびアンローディングが容易に行なえ、各部の調整
作業も作業者の熟練度に頼ることなく検査用カメラやセ
ンサの出力によって短時間に行なうことができ、さら
に、調整不能時の補正作業も容易に行なうことができ、
その結果、調整時間の大幅な短縮、作業者の肉体的負担
の軽減および品質の向上が可能となったブラウン管の特
性調整装置を提供することにある。
グおよびアンローディングが容易に行なえ、各部の調整
作業も作業者の熟練度に頼ることなく検査用カメラやセ
ンサの出力によって短時間に行なうことができ、さら
に、調整不能時の補正作業も容易に行なうことができ、
その結果、調整時間の大幅な短縮、作業者の肉体的負担
の軽減および品質の向上が可能となったブラウン管の特
性調整装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブラウン管の
最終的な特性を調整するブラウン管の特性調整装置にお
いて、前記ブラウン管の表示面周囲を保持する搬送用の
トレーと、このトレーに保持されたブラウン管を、表示
面が下向きとなる状態で所定の調整作業位置に搬入しか
つ搬出する搬出入装置と、前記所定の調整作業位置にあ
るブラウン管の表示面の所定の検査位置と対向し、表示
状態におけるブラウン管の特性を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に従ってブラウン管の表示
面の良否判定状態を表示すると共に、特性の補正を指示
するモニターとを備えたものである。
最終的な特性を調整するブラウン管の特性調整装置にお
いて、前記ブラウン管の表示面周囲を保持する搬送用の
トレーと、このトレーに保持されたブラウン管を、表示
面が下向きとなる状態で所定の調整作業位置に搬入しか
つ搬出する搬出入装置と、前記所定の調整作業位置にあ
るブラウン管の表示面の所定の検査位置と対向し、表示
状態におけるブラウン管の特性を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に従ってブラウン管の表示
面の良否判定状態を表示すると共に、特性の補正を指示
するモニターとを備えたものである。
【0017】
【作用】本発明では、ブラウン管を表示面が下向きとな
る状態で支持するトレーと、このトレーに支持されたブ
ラウン管を所定の調整作業位置に搬入しかつ搬出する搬
出入装置とによりブラウン管のローディングおよびアン
ローディング作業を容易にし、作業者の肉体的負担を軽
減する。さらに、ブラウン管の特性については、検出手
段で検出し、その良否判定状態をモニターに表示し、か
つ補正を要する箇所をも表示するので、従来の薄暗い部
屋内で作業者が画面を目視しながらの調整作業およびそ
の後の補正作業に比べて容易であり、作業者の肉体的負
担も少なく、作業時間を大幅に短縮する。しかも、作業
者の熟練度に依存しないので、調整後の品質にばらつき
がなく、常に高品質を維持する。
る状態で支持するトレーと、このトレーに支持されたブ
ラウン管を所定の調整作業位置に搬入しかつ搬出する搬
出入装置とによりブラウン管のローディングおよびアン
ローディング作業を容易にし、作業者の肉体的負担を軽
減する。さらに、ブラウン管の特性については、検出手
段で検出し、その良否判定状態をモニターに表示し、か
つ補正を要する箇所をも表示するので、従来の薄暗い部
屋内で作業者が画面を目視しながらの調整作業およびそ
の後の補正作業に比べて容易であり、作業者の肉体的負
担も少なく、作業時間を大幅に短縮する。しかも、作業
者の熟練度に依存しないので、調整後の品質にばらつき
がなく、常に高品質を維持する。
【0018】
【実施例】以下、本発明のブラウン管の特性調整装置の
一実施例を図面を参照して説明する。
一実施例を図面を参照して説明する。
【0019】図1において、21はITC調整装置本体
で、このITC調整装置本体21は、調整対象となるブラ
ウン管22が、搬送用のトレー23により、このITC調整
装置本体21の所定の調整位置に搬入および搬出される。
で、このITC調整装置本体21は、調整対象となるブラ
ウン管22が、搬送用のトレー23により、このITC調整
装置本体21の所定の調整位置に搬入および搬出される。
【0020】搬送用のトレー23は、図2および図3で示
すように、非磁性材料として例えばアルミニウム材によ
り作られたトレー本体24およびこのトレー本体24上に設
けられた2種の脱磁コイル25,26により構成される。
すように、非磁性材料として例えばアルミニウム材によ
り作られたトレー本体24およびこのトレー本体24上に設
けられた2種の脱磁コイル25,26により構成される。
【0021】トレー本体24には、ブラウン管22の表示面
周囲と嵌合してこれを保持するための開口27が設けられ
ており、一方の脱磁コイル25は、この開口27の周辺部に
設けられ、この開口27に保持されたブラウン管22の表示
面周囲を囲むように配置される。また、他方の脱磁コイ
ル26は、開口27に保持されたブラウン管22の短辺方向に
それぞれ沿うように配置されている。そして、これら脱
磁コイル25,26の端部は、トレー本体24上の隅部に設け
られた電極部28に接続されており、この電極部28を介し
てITC調整装置本体21上の図示しない脱磁用電源と接
続する。また、トレー本体24上には脱着用のピン29が植
設されており、プッシャープラーとの連結に用いられ
る。
周囲と嵌合してこれを保持するための開口27が設けられ
ており、一方の脱磁コイル25は、この開口27の周辺部に
設けられ、この開口27に保持されたブラウン管22の表示
面周囲を囲むように配置される。また、他方の脱磁コイ
ル26は、開口27に保持されたブラウン管22の短辺方向に
それぞれ沿うように配置されている。そして、これら脱
磁コイル25,26の端部は、トレー本体24上の隅部に設け
られた電極部28に接続されており、この電極部28を介し
てITC調整装置本体21上の図示しない脱磁用電源と接
続する。また、トレー本体24上には脱着用のピン29が植
設されており、プッシャープラーとの連結に用いられ
る。
【0022】図1に戻って、31はトレースライド機構
で、このトレースライド機構31は、図4で示すトレー昇
降機構32およびプッシャープラー33と共に搬出入装置34
を構成する。この搬出入装置34は、トレー23に、表示面
が下向きとなる面下状態で保持されたブラウン管22を、
ITC調整装置本体21上の所定の調整作業位置に搬入
し、かつ、この調整作業位置から搬出するものである。
すなわち、前工程においてブラウン管22を保持したトレ
ー23は、図示しない移載機によりに、図4で示したトレ
ー昇降機構32上に、面下状態で移載される。
で、このトレースライド機構31は、図4で示すトレー昇
降機構32およびプッシャープラー33と共に搬出入装置34
を構成する。この搬出入装置34は、トレー23に、表示面
が下向きとなる面下状態で保持されたブラウン管22を、
ITC調整装置本体21上の所定の調整作業位置に搬入
し、かつ、この調整作業位置から搬出するものである。
すなわち、前工程においてブラウン管22を保持したトレ
ー23は、図示しない移載機によりに、図4で示したトレ
ー昇降機構32上に、面下状態で移載される。
【0023】そして、このトレー昇降機構32により、ブ
ラウン管22はトレースライド機構31と等しいレベルまで
上昇駆動される。この上昇動作により、トレー23上の前
記脱着用ピン29は、プッシャープラー33の作動杆と図示
のように連結する。トレー昇降機構32の支持面には、ト
レースライド機構31の上面と同様に多数のローラが設け
られており、ブラウン管22を保持したトレー23が自由に
スライド出来るよう構成されている。
ラウン管22はトレースライド機構31と等しいレベルまで
上昇駆動される。この上昇動作により、トレー23上の前
記脱着用ピン29は、プッシャープラー33の作動杆と図示
のように連結する。トレー昇降機構32の支持面には、ト
レースライド機構31の上面と同様に多数のローラが設け
られており、ブラウン管22を保持したトレー23が自由に
スライド出来るよう構成されている。
【0024】プッシャープラー33は、トレースライド機
構31と等しいレベルまで上昇駆動されたトレー23の脱着
用ピン29と連結し、この脱着用ピン29を介してトレー23
に保持されたブラウン管22をITC調整装置本体21上に
押し込む。また、調整作業終了後は、トレー23に保持さ
れたブラウン管22をITC調整装置本体21から引き出
す。
構31と等しいレベルまで上昇駆動されたトレー23の脱着
用ピン29と連結し、この脱着用ピン29を介してトレー23
に保持されたブラウン管22をITC調整装置本体21上に
押し込む。また、調整作業終了後は、トレー23に保持さ
れたブラウン管22をITC調整装置本体21から引き出
す。
【0025】プッシャープラー33によりITC調整装置
本体21上に搬入されたブラウン管22は、図1で示すよう
に、ITC調整装置本体21上に設けられたゲージング部
35により所定の調整作業位置に位置決めされる。
本体21上に搬入されたブラウン管22は、図1で示すよう
に、ITC調整装置本体21上に設けられたゲージング部
35により所定の調整作業位置に位置決めされる。
【0026】37は特性を検出する検出手段としての検出
用カメラおよびセンサで、この検出用カメラおよびセン
サ37は、所定の調整作業位置に位置決めされたブラウン
管22の表示面の、所定の検査位置と対向するように配置
されており、表示状態におけるブラウン管22のピュリテ
ィー、コンバーゼンス、ラスタローテーションの良否判
定に用いられる。ここでコンバーゼンス調整用としては
16点のカメラを配置し、またピュリティー調整用には
9点のセンサを配置し、さらにラスタローテーション用
センサとしては2点のカメラを設けている。
用カメラおよびセンサで、この検出用カメラおよびセン
サ37は、所定の調整作業位置に位置決めされたブラウン
管22の表示面の、所定の検査位置と対向するように配置
されており、表示状態におけるブラウン管22のピュリテ
ィー、コンバーゼンス、ラスタローテーションの良否判
定に用いられる。ここでコンバーゼンス調整用としては
16点のカメラを配置し、またピュリティー調整用には
9点のセンサを配置し、さらにラスタローテーション用
センサとしては2点のカメラを設けている。
【0027】39はピュリティー、コンバーゼンスマグネ
ット駆動機構、40は偏向ヨーク駆動機構で、これらピュ
リティー、コンバーゼンスマグネット駆動機構39および
偏向ヨーク駆動機構40は、ITC調整装置本体21上の支
持枠42に取り付けられており、所定の調整作業位置に位
置決めされたブラウン管22のピュリティー、コンバーゼ
ンスマグネットおよび偏向ヨークを保持する。そして、
検出用のカメラおよびセンサ37によるピュリティー、コ
ンバーゼンス、ラスタローテーションの良否判定結果に
従って、対応するピュリティー、コンバーゼンスマグネ
ットおよび偏向ヨークを最適位置に駆動する。すなわ
ち、ITC調整装置本体21内にはコンピュータが設けら
れており、各検出用のカメラおよびセンサ37の出力を入
力してこれらの良否を判定する。その結果、ピュリティ
ー、コンバーゼンス、ラスタローテーションが良好な状
態となるようにピュリティー、コンバーゼンスマグネッ
トおよび偏向ヨークを最適位置に駆動するべく、ピュリ
ティー、コンバーゼンスマグネット駆動機構39および偏
向ヨーク駆動機構40に動作指令を与える。
ット駆動機構、40は偏向ヨーク駆動機構で、これらピュ
リティー、コンバーゼンスマグネット駆動機構39および
偏向ヨーク駆動機構40は、ITC調整装置本体21上の支
持枠42に取り付けられており、所定の調整作業位置に位
置決めされたブラウン管22のピュリティー、コンバーゼ
ンスマグネットおよび偏向ヨークを保持する。そして、
検出用のカメラおよびセンサ37によるピュリティー、コ
ンバーゼンス、ラスタローテーションの良否判定結果に
従って、対応するピュリティー、コンバーゼンスマグネ
ットおよび偏向ヨークを最適位置に駆動する。すなわ
ち、ITC調整装置本体21内にはコンピュータが設けら
れており、各検出用のカメラおよびセンサ37の出力を入
力してこれらの良否を判定する。その結果、ピュリティ
ー、コンバーゼンス、ラスタローテーションが良好な状
態となるようにピュリティー、コンバーゼンスマグネッ
トおよび偏向ヨークを最適位置に駆動するべく、ピュリ
ティー、コンバーゼンスマグネット駆動機構39および偏
向ヨーク駆動機構40に動作指令を与える。
【0028】ピュリティー、コンバーゼンスマグネット
駆動機構39および偏向ヨーク駆動機構40は、図示のよう
に上下方向の動作機構39a ,40a と、水平方向の動作機
構39b ,40b とを持っており、ブラウン管22のサイズが
異なっても対応するピュリティー、コンバーゼンスマグ
ネットおよび偏向ヨークを保持できるように構成されて
いる。
駆動機構39および偏向ヨーク駆動機構40は、図示のよう
に上下方向の動作機構39a ,40a と、水平方向の動作機
構39b ,40b とを持っており、ブラウン管22のサイズが
異なっても対応するピュリティー、コンバーゼンスマグ
ネットおよび偏向ヨークを保持できるように構成されて
いる。
【0029】また、偏向ヨーク駆動機構40は、図5で示
すように、2段モーションで開閉動作するクランプ40c
を持っており、対応する偏向ヨーク41をクランプする。
また、偏向ヨーク41は、ブラウン管22に対する固定ねじ
43を持っており、図1で示すねじ止め機構44によりブラ
ウン管22に対し締め付け固定される。
すように、2段モーションで開閉動作するクランプ40c
を持っており、対応する偏向ヨーク41をクランプする。
また、偏向ヨーク41は、ブラウン管22に対する固定ねじ
43を持っており、図1で示すねじ止め機構44によりブラ
ウン管22に対し締め付け固定される。
【0030】45はソケット挿入機構で、ソケット挿入機
構45は支持枠42に取り付けられ、所定の調整位置に位置
決めされたブラウン管22に対し、ソケットを装着する。
構45は支持枠42に取り付けられ、所定の調整位置に位置
決めされたブラウン管22に対し、ソケットを装着する。
【0031】このソケット挿入機構45の近傍にはモニタ
ー46が設けられ、検出用カメラおよびセンサ37による検
出信号に従って、コンピュータが判定した結果、すなわ
ちブラウン管22の表示状態におけるピュリティー、コン
バーゼンス、ラスタローテーションの良否判定状態を図
6で示すように表示すると共に、調整不能時の補正用磁
石の取付位置を図7で示すように表示する。
ー46が設けられ、検出用カメラおよびセンサ37による検
出信号に従って、コンピュータが判定した結果、すなわ
ちブラウン管22の表示状態におけるピュリティー、コン
バーゼンス、ラスタローテーションの良否判定状態を図
6で示すように表示すると共に、調整不能時の補正用磁
石の取付位置を図7で示すように表示する。
【0032】なお、図6において、四角印はピュリティ
ー良否判定部46a を示し、丸印はコンバーゼンス良否判
定部46b を示し、三角印はラスタローテーション良否判
定部46c を示す。これら各判定部は、良であれば緑色に
表示され、調整不能の場合は赤色で表示される。また、
図7において、46d はブラウン管22のファンネル上にお
ける補正用磁石の取付け位置と極性方向を示し、46e は
偏向ヨーク41上における補正用磁石の取付け位置と極性
方向を示す。
ー良否判定部46a を示し、丸印はコンバーゼンス良否判
定部46b を示し、三角印はラスタローテーション良否判
定部46c を示す。これら各判定部は、良であれば緑色に
表示され、調整不能の場合は赤色で表示される。また、
図7において、46d はブラウン管22のファンネル上にお
ける補正用磁石の取付け位置と極性方向を示し、46e は
偏向ヨーク41上における補正用磁石の取付け位置と極性
方向を示す。
【0033】ITC調整装置本体21には、コンピュータ
の他に、図示していないがテレビ電源、脱磁電源、ウォ
ブリング電源、センサアンプ、パターンジェネレータ、
地磁気補正電源、中心検出回路等が設けられており、さ
らに一連の調整作業を指示するための操作ボックス47が
設けられている。
の他に、図示していないがテレビ電源、脱磁電源、ウォ
ブリング電源、センサアンプ、パターンジェネレータ、
地磁気補正電源、中心検出回路等が設けられており、さ
らに一連の調整作業を指示するための操作ボックス47が
設けられている。
【0034】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
る。
【0035】まず、ブラウン管22を保持したトレー23が
搬出入装置34のプッシャープラー33により、ITC調整
装置本体21上の所定の調整位置に搬入され、ゲージング
部35により位置決め固定されると、ソケット挿入機構45
が動作し、ブラウン管22にソケットが装着され、アノー
ドコンタクト51が自動挿入される。
搬出入装置34のプッシャープラー33により、ITC調整
装置本体21上の所定の調整位置に搬入され、ゲージング
部35により位置決め固定されると、ソケット挿入機構45
が動作し、ブラウン管22にソケットが装着され、アノー
ドコンタクト51が自動挿入される。
【0036】また、トレー23上の電極部28が挿入され
て、図2および図3で示す2種の脱磁コイル25,26に給
電される。そして、これら脱磁コイル25,26は、独立し
た端子を持っており、図8で示すように、まず周辺側の
脱磁コイル25に通電収束させてから短辺側の脱磁コイル
26を通電収束させており、この動作によりブラウン管22
内の鉄部品に対する完璧な脱磁効果が得られる。
て、図2および図3で示す2種の脱磁コイル25,26に給
電される。そして、これら脱磁コイル25,26は、独立し
た端子を持っており、図8で示すように、まず周辺側の
脱磁コイル25に通電収束させてから短辺側の脱磁コイル
26を通電収束させており、この動作によりブラウン管22
内の鉄部品に対する完璧な脱磁効果が得られる。
【0037】ここで、従来の脱磁作業は、ITC調整作
業の前後に、ブラウン管22の周囲に沿って脱磁コイルを
回し、かつ、遠ざけてから脱磁スイッチを切っていた
が、上記実施例では、ブラウン管22が所定の調整位置に
位置決めされたことにより、トレー23上の2種類の脱磁
コイルを順次自動電流収束させているので、トレー23に
面下状態で保持されているブラウン管22内の脱磁を確実
に行なうことができる。
業の前後に、ブラウン管22の周囲に沿って脱磁コイルを
回し、かつ、遠ざけてから脱磁スイッチを切っていた
が、上記実施例では、ブラウン管22が所定の調整位置に
位置決めされたことにより、トレー23上の2種類の脱磁
コイルを順次自動電流収束させているので、トレー23に
面下状態で保持されているブラウン管22内の脱磁を確実
に行なうことができる。
【0038】この間作業者は、偏向ヨーク駆動機構40の
図5で示したクランプ40c 、偏向ヨーク41に対するねじ
止め機構44、ピュリティー、コンバーゼンスマグネット
駆動機構39のレバーの各初期位置設定を行なう。
図5で示したクランプ40c 、偏向ヨーク41に対するねじ
止め機構44、ピュリティー、コンバーゼンスマグネット
駆動機構39のレバーの各初期位置設定を行なう。
【0039】次に、操作ボックス47上の図示しないスタ
ートボタンを押すと、ITC調整装置本体21のテレビ電
源、各種検出回路、コンピュータ等が動作し、表示状態
となったブラウン管22の表示面の状態を検出用カメラお
よびセンサ37により検出し、それらの検出出力を用いて
コンピュータで良否判断を行なう。そして、この判断結
果によりピュリティー、コンバーゼンスマグネット駆動
機構39および偏向ヨーク駆動機構40を動作させ、自動調
整を行なう。
ートボタンを押すと、ITC調整装置本体21のテレビ電
源、各種検出回路、コンピュータ等が動作し、表示状態
となったブラウン管22の表示面の状態を検出用カメラお
よびセンサ37により検出し、それらの検出出力を用いて
コンピュータで良否判断を行なう。そして、この判断結
果によりピュリティー、コンバーゼンスマグネット駆動
機構39および偏向ヨーク駆動機構40を動作させ、自動調
整を行なう。
【0040】なお、東西南北のシミュレーションはIT
C調整装置本体21の周囲の、6面体の地磁気補正コイル
に、地磁気補正電源から給電することにより行なう。
C調整装置本体21の周囲の、6面体の地磁気補正コイル
に、地磁気補正電源から給電することにより行なう。
【0041】上記自動調整作業が終了すると、図6で示
すように、モニター46に、ブラウン管22のピュリティ
ー、コンバーゼンス、ラスタローテーションの良否判定
結果が表示される。各良否判定部46a ,46b ,46c は、
全て良であれば緑色になるが、調整不能のエリアは赤色
で示される。
すように、モニター46に、ブラウン管22のピュリティ
ー、コンバーゼンス、ラスタローテーションの良否判定
結果が表示される。各良否判定部46a ,46b ,46c は、
全て良であれば緑色になるが、調整不能のエリアは赤色
で示される。
【0042】調整作業後、偏向ヨーク41を固定するた
め、偏向ヨーク41の内面とブラウン管22のファンネルと
の間にゴム製のくさびを挿入する。図6で示したモニタ
ー46に調整不能が出力された場合は、モニター46に図7
の内容を表示させる。すなわち、補正用の磁石を、ブラ
ウン管22のファンネル外面のどの位置に、どの極性で貼
ればよいか、また、偏向ヨーク41上のどの位置に、どの
極性で貼ればよいかをモニター46に表示させる。作業者
は、モニター46の表示に従って補正用の磁石を貼付け補
正を行なう。図6の良否判定表示はリアルタイム表示さ
れており、補正により良となれば緑色表示となる。
め、偏向ヨーク41の内面とブラウン管22のファンネルと
の間にゴム製のくさびを挿入する。図6で示したモニタ
ー46に調整不能が出力された場合は、モニター46に図7
の内容を表示させる。すなわち、補正用の磁石を、ブラ
ウン管22のファンネル外面のどの位置に、どの極性で貼
ればよいか、また、偏向ヨーク41上のどの位置に、どの
極性で貼ればよいかをモニター46に表示させる。作業者
は、モニター46の表示に従って補正用の磁石を貼付け補
正を行なう。図6の良否判定表示はリアルタイム表示さ
れており、補正により良となれば緑色表示となる。
【0043】ここで、補正用の磁石を偏向ヨーク41に貼
付ける際、図5で示すように、偏向ヨーク41を保持して
いるクランプ40c を図示のように2段モーションで開動
作させるので、偏向ヨーク41上の磁石52の貼付けによる
補正作業を容易に行なうことができる。
付ける際、図5で示すように、偏向ヨーク41を保持して
いるクランプ40c を図示のように2段モーションで開動
作させるので、偏向ヨーク41上の磁石52の貼付けによる
補正作業を容易に行なうことができる。
【0044】このようにして調整作業が終了したら、ゲ
ージング部35による固定を解除し、図4で示したプッシ
ャープラー33により、ブラウン管22を保持したトレー23
をITC調整装置本体21から引き出し、トレー昇降機構
32上に位置させる。そして、この昇降機構32により図示
しない所定の移載位置まで下降させ、次の工程に移載さ
せる。
ージング部35による固定を解除し、図4で示したプッシ
ャープラー33により、ブラウン管22を保持したトレー23
をITC調整装置本体21から引き出し、トレー昇降機構
32上に位置させる。そして、この昇降機構32により図示
しない所定の移載位置まで下降させ、次の工程に移載さ
せる。
【0045】このように、従来、作業者の目視と熟練に
頼っていたピュリティー、コンバーゼンス調整を、図6
で示したように9点のセンサと16点のカメラとを使用
することにより、画面上のチェックポイントを網羅出
来、また、補正作業の必要なポイントも合わせて検出す
ることができる。同様にラスタローテーション調整も、
2点のカメラにより良否判定することができる。そし
て、これら検出用カメラおよびセンサ37の検出結果に従
ってピュリティー、コンバーゼンスマグネット駆動機構
39および偏向ヨーク駆動機構40を動作させて自動調整を
行なうようにしたので、作業者によるばらつきがなく、
均一な調整が可能となる。また、作業時間が大幅に短縮
する。例えば、ディスプレイ管の場合、従来400秒/
本であったのが160秒/本と大幅に短縮することがで
きた。
頼っていたピュリティー、コンバーゼンス調整を、図6
で示したように9点のセンサと16点のカメラとを使用
することにより、画面上のチェックポイントを網羅出
来、また、補正作業の必要なポイントも合わせて検出す
ることができる。同様にラスタローテーション調整も、
2点のカメラにより良否判定することができる。そし
て、これら検出用カメラおよびセンサ37の検出結果に従
ってピュリティー、コンバーゼンスマグネット駆動機構
39および偏向ヨーク駆動機構40を動作させて自動調整を
行なうようにしたので、作業者によるばらつきがなく、
均一な調整が可能となる。また、作業時間が大幅に短縮
する。例えば、ディスプレイ管の場合、従来400秒/
本であったのが160秒/本と大幅に短縮することがで
きた。
【0046】上記調整結果および補正箇所等をモニター
46に表示するので、調整結果の確認が容易で、補正箇所
の指示も適確となり、作業ミスを防止することが出来
る。
46に表示するので、調整結果の確認が容易で、補正箇所
の指示も適確となり、作業ミスを防止することが出来
る。
【0047】また、調整対象のブラウン管22をトレー23
に面下状態に装着するだけで、ITC調整装置本体21に
対するローディングおよびアンローディングをプッシャ
ープラー33により容易に行なうことができる。すなわ
ち、従来、15kg/本〜60kg/本のブラウン管22
を作業者が手動またはマニピュレータによりローディン
グおよびアンローディングしていたが、上記実施例では
このような作業は不要となり、作業者の肉体的負担を大
幅に軽減することができる。さらに、この搬入搬出シス
テムは大型管になっても基本的に不変であり、コストダ
ウンの要因にもなる。
に面下状態に装着するだけで、ITC調整装置本体21に
対するローディングおよびアンローディングをプッシャ
ープラー33により容易に行なうことができる。すなわ
ち、従来、15kg/本〜60kg/本のブラウン管22
を作業者が手動またはマニピュレータによりローディン
グおよびアンローディングしていたが、上記実施例では
このような作業は不要となり、作業者の肉体的負担を大
幅に軽減することができる。さらに、この搬入搬出シス
テムは大型管になっても基本的に不変であり、コストダ
ウンの要因にもなる。
【0048】
【発明の効果】本発明のブラウン管の特性調整装置によ
れば、ブラウン管を表示面が下向きとなる状態で支持す
るトレーと、このトレーに支持されたブラウン管を所定
の調整作業位置に搬入しかつ搬出する搬出入装置とによ
りブラウン管のローディングおよびアンローディング作
業を容易にし、作業者の肉体的負担を軽減することがで
きる。さらに、ブラウン管の特性については、検出手段
で検出し、その良否判定状態をモニターに表示し、かつ
補正を要する箇所をも表示するので、従来の薄暗い部屋
内で作業者が画面を目視しながらの調整作業およびその
後の補正作業に比べて遥かに容易であり、作業者の肉体
的負担も少なく、作業時間を大幅に短縮することができ
る。しかも、作業者の熟練度に依存しないので、調整後
の品質にばらつきがなく、常に高品質を維持することが
できる。
れば、ブラウン管を表示面が下向きとなる状態で支持す
るトレーと、このトレーに支持されたブラウン管を所定
の調整作業位置に搬入しかつ搬出する搬出入装置とによ
りブラウン管のローディングおよびアンローディング作
業を容易にし、作業者の肉体的負担を軽減することがで
きる。さらに、ブラウン管の特性については、検出手段
で検出し、その良否判定状態をモニターに表示し、かつ
補正を要する箇所をも表示するので、従来の薄暗い部屋
内で作業者が画面を目視しながらの調整作業およびその
後の補正作業に比べて遥かに容易であり、作業者の肉体
的負担も少なく、作業時間を大幅に短縮することができ
る。しかも、作業者の熟練度に依存しないので、調整後
の品質にばらつきがなく、常に高品質を維持することが
できる。
【図1】本発明のブラウン管の特性調整装置の一実施例
を示す一部を切欠いた正面図である。
を示す一部を切欠いた正面図である。
【図2】同上トレーを示す平面図である。
【図3】同上正面図である。
【図4】同上搬出入装置を示す正面図である。
【図5】同上偏向ヨーク保持用のクランプを示す斜視図
である。
である。
【図6】同上モニターに表示されるピュリティー、コン
バーゼンス、ラスタローテーションの良否判定状態を示
す説明図である。
バーゼンス、ラスタローテーションの良否判定状態を示
す説明図である。
【図7】同上モニターに表示される補正用磁石の貼付け
位置を示す説明図である。
位置を示す説明図である。
【図8】同上脱磁コイルの電流収束状態を示す特性図で
ある。
ある。
【図9】従来装置を示す正面図である。
22 ブラウン管 23 トレー 34 搬出入装置 37 検出手段としての検出用カメラおよびセンサ 46 モニター
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ブラウン管の最終的な特性を調整するブ
ラウン管の特性調整装置において、 前記ブラウン管の表示面周囲を保持する搬送用のトレー
と、 このトレーに保持されたブラウン管を、表示面が下向き
となる状態で所定の調整作業位置に搬入しかつ搬出する
搬出入装置と、 前記所定の調整作業位置にあるブラウン管の表示面の所
定の検査位置と対向し、表示状態におけるブラウン管の
特性を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に従ってブラウン管の表示
面の良否判定状態を表示すると共に、特性の補正を指示
するモニターとを備えたことを特徴とするブラウン管の
特性調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18488391A JPH0528923A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ブラウン管の特性調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18488391A JPH0528923A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ブラウン管の特性調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528923A true JPH0528923A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16160984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18488391A Pending JPH0528923A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ブラウン管の特性調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528923A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5536192A (en) * | 1994-07-29 | 1996-07-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for measuring convergence of a color cathode ray tube and apparatus thereof |
KR20010018199A (ko) * | 1999-08-18 | 2001-03-05 | 김덕중 | 편향 요크의 페라이트 쉬트 위치 설정 장치 및 방법 |
KR100344207B1 (ko) * | 1998-12-25 | 2002-07-20 | 가부시끼가이샤 도시바 | 음극선관의 편향요크조정장치및 조정방법 |
JP2014142315A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用灯具の検査装置 |
US9438783B2 (en) | 2011-04-20 | 2016-09-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Automatic tracking control apparatus for camera apparatus and automatic tracking camera system having same |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP18488391A patent/JPH0528923A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5536192A (en) * | 1994-07-29 | 1996-07-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for measuring convergence of a color cathode ray tube and apparatus thereof |
KR100344207B1 (ko) * | 1998-12-25 | 2002-07-20 | 가부시끼가이샤 도시바 | 음극선관의 편향요크조정장치및 조정방법 |
KR20010018199A (ko) * | 1999-08-18 | 2001-03-05 | 김덕중 | 편향 요크의 페라이트 쉬트 위치 설정 장치 및 방법 |
US9438783B2 (en) | 2011-04-20 | 2016-09-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Automatic tracking control apparatus for camera apparatus and automatic tracking camera system having same |
JP2014142315A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用灯具の検査装置 |
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