JPH05174557A - 外付け用ディスク装置 - Google Patents

外付け用ディスク装置

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JPH05174557A
JPH05174557A JP35558791A JP35558791A JPH05174557A JP H05174557 A JPH05174557 A JP H05174557A JP 35558791 A JP35558791 A JP 35558791A JP 35558791 A JP35558791 A JP 35558791A JP H05174557 A JPH05174557 A JP H05174557A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク装置の特性を損ねる心配がなく、キ
ャビネットの組立てが極めて簡単な外付け用ディスク装
置を提供すること。 【構成】 キャビネット蓋体10の係止爪35をキャビ
ネット本体9のほぼL字状の係止穴22に上方からほぼ
L字状に係止するだけの操作で、キャビネット蓋体10
の弾性係止片36もキャビネット本体9の被係止部39
に係止させて、キャビネット蓋体10をキャビネット本
体9に一体に結合させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばFDD(フロッ
ピー・ディスク・ドライブ)に適用するのに最適なディ
スク装置に関し、特に、コンピュータ、パソコン、ワー
プロ等のOA機器に外部ユニットとして外付けされる外
付け用ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種外付け用ディスク装置
は、FDDの外周をキャビネット本体及びキャビネット
蓋体からなる合成樹脂等の絶縁性のキャビネットで覆っ
ている。その際、従来はキャビネット本体とキャビネッ
ト蓋体とをこれらの底部から複数のビスによってビス止
めしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のよう
に、キャビネット本体とキャビネット蓋体とを複数のビ
スによってビス止めする方式は、高価につく上に、作業
工数が多く、組立てに時間がかかる。また、キャビネッ
ト本体とキャビネット蓋体とをこれらの底部からビス止
めする際に、FDDを一度裏返ししなければならず、F
DDの特性を損ねる可能性がある。更に、ビス止め時の
過度の締めつけ等によって、FDDのシャーシに歪みを
発生して、やはりFDDの特性を損ね易いと言う問題が
あった。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、FDD等のディスク装置の特性を
損ねる心配がなく、キャビネットの組立てが極めて簡単
な外付け用ディスク装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の外付け用ディスク装置は、ディスク状記録
媒体を記録及び/又は再生するディスク装置と、このデ
ィスク装置の外周を覆うキャビネット本体及びキャビネ
ット蓋体からなるキャビネットとによって構成される外
付け用ディスク装置において、上記キャビネット蓋体内
の側面に水平な係止爪を形成すると共に、このキャビネ
ット蓋体内の天井面に後方下方に向って延出された弾性
係止片を形成し、上記キャビネット本体の側面に上記係
止爪が上方から挿入された後、前方に移動されて係合さ
れるほぼL字状の係止穴を形成すると共に、このキャビ
ネット本体内の後端に上記弾性係止片が係止される被係
止部を形成したものである。
【0006】
【作用】上記のように構成された本発明の外付け用ディ
スク装置は、図18に示すように、キャビネット蓋体1
0の係止爪35をキャビネット本体9のほぼL字状の係
止穴22に上方からほぼL字状に係止するだけの操作
で、キャビネット蓋体10の弾性係止片36もキャビネ
ット本体9の被係止部39に係止させて、キャビネット
蓋体10をキャビネット本体9に一体に結合させること
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明をFDDに適用した外付け用デ
ィスク装置の一実施例を図を参照して説明する。
【0008】まず、図1は外付け用ディスク装置全体を
分解して示したものであり、ディスク状記録媒体である
フロッピーディスク(FD)1を記録及び/又は再生す
るディスク装置(以下、単にFDDと記載する)2はシ
ャーシとカバーからなるケース3のフロントパネル3a
にディスク挿入口4やエジェクト釦5が設けられ、ケー
ス3の後端から後方に外部接続用のハーネス6が引き出
されている。そして、ケース3のシャーシの底部に板金
で形成されたブラケット7がビス止め等にて水平に取り
付けられている。合成樹脂等にて成形された絶縁性のキ
ャビネット8は、断面形状がコ字状で上側が開放された
キャビネット本体9と、断面形状がコ字状で下側が開閉
されたキャビネット蓋体10とによって構成されてい
る。そして、キャビネット本体9の先端に一体成形され
たフロントパネル8aにはディスク挿入口11やエジェ
クト釦挿入穴12が形成されている。そして、FDD2
をキャビネット本体9内に取り付け、キャビネット蓋体
10をキャビネット本体9の外側に嵌合して一体のキャ
ビネット8を組立てることにより、外付け用ディスク装
置が完成されるように構成されている。
【0009】次に、図2は、キャビネット8内に組み付
けられるシールド装置16を分解して示したものであ
り、このシールド装置16は、キャビネット本体9及び
キャビネット蓋体10の内部に敷設される断面形状がほ
ぼコ字状の金属薄板からなる上下一対のシールド板1
7、18によって構成されている。そして、キャビネッ
ト本体9とキャビネット蓋体10とを上下から結合した
時に、これら上下一対のシールド板17、18を上下か
ら圧着して電気的導通をとり、これらのシールド板1
7、18によって被シールド装置であるFDDの外周を
覆うように構成されている。
【0010】次に、各部の詳細を順次説明するが、図1
において矢印a方向が前方側(先端側)、矢印b方向が
後方側(後端側)、矢印c、d方向が左右両側方(左右
両側端側)、矢印e方向が上方側(上端側)であり、矢
印f方向が下方側(下端側)を示している。
【0011】まず、図1に示すように、FDD2の底部
に水平に取り付けられたブラケット7には図22に示す
ように外部接続用プリント基板Pがビス止め等にて水平
に取り付けられていて、このプリント基板からハーネス
6が引き出されている。そして、ブラケット7の先端側
に一体に形成された垂直な左右一対の差込片13が前方
側に向って水平状に突出されている。このブラケット7
の左右両側面7aの後方側寄りの位置に被係止部である
左右一対の係止穴14が形成されている。
【0012】次に、キャビネット本体9と下側シールド
板17の詳細を図1〜図6、図13〜図15によって説
明する。
【0013】断面形状がコ字状で上側が開放されたキャ
ビネット本体9の左右両側板9aの内側で先端側の下端
に左右一対の差込片13が水平に差し込まれる左右一対
の垂直な差込穴20が後方側に向けて開放された状態に
形成されている。そして、左右両側板9aの後方側寄り
の位置の内側に、左右一対の係止穴14に係止される弾
性を有する垂直で下向きの左右一対の弾性係止爪21が
一体成形されている。また左右両側板9aの前後方向の
3箇所に、合計6つの側面形状がほぼL字状の係止穴2
2が形成されていて、左右両側板9aの内側面で各係止
溝22の内側位置に垂直溝23が形成されている。ま
た、キャビネット本体9の先端側の端部に一体成形され
たフロントパネル8aの背面で、左右両側縁から上縁に
かけて下向きのコ字状に形成された差込溝24が形成さ
れている。またキャビネット本体9の後側板9bの中央
部の外側に垂直な凹部25が形成されていて、その後側
板9aの一側部にはハーネス嵌合溝26が形成されてい
る。
【0014】下側シールド板17は上側が開放された断
面形状が深いコ字状に形成されていて、その底板17a
の中央部に一対のダボ穴28が形成され、左右両側板1
7bの前後方向の2箇所に、合計4つの上向きで、外側
に傾斜された係止爪29が一体に形成されている。そし
て、この下側シールド板17は、キャビネット本体9内
に上方から挿入されて、その下側シールド板17の底板
17a及び左右両側板17bがキャビネット本体9の底
板9c及び左右両側板9aの内側に平行に敷設されてい
る。
【0015】この際、底板17aの一対のダボ穴28を
底板9c上に一体成形された一対のダボ30に嵌合して
位置決めすると共に、両側板17bの合計4つの係止爪
29を両側板9aに形成された合計4つの係止穴31に
係止させるようにして、下側シールド板17をキャビネ
ット本体9の内側に、ビスを使用せずに、着脱可能に取
り付けている。そして、この取り付けられた下側シール
ド板17の左右両側板17bの上端から外側に水平に折
り曲げられた一対の圧着片32がキャビネット本体9の
左右両側板9aの上端上に水平に重ねられている。な
お、下側シールド板17の底板17aの後端側の上部に
はハーネス嵌合溝26の両側に位置するように一対のア
ース片33が一体に形成されている。
【0016】次に、キャビネット蓋体10と上側シール
ド板18の詳細を図1及び図2、図7〜図9によって説
明する。
【0017】断面形状がコ字状で下側が開放されたキャ
ビネット蓋体10の左右両側板10aと天板10bとの
先端にコ字状の差込片34が形成されている。そして、
キャビネット蓋体10の左右両側板10aの内側の前後
方向の3箇所に、合計6つの係止穴22に係止される合
計6つの断面形状がほぼL字状の係止爪35が一体成形
されている。そして、キャビネット蓋体10の天板10
bの下面である天井面10b′で後方側の端部の左右両
側部に後方下方に向って延出された一対の弾性を有する
弾性係止片36が一体成形されている。また、キャビネ
ット蓋体10の後側板10cの内側の中央部に垂直な凸
部37が一体成形されていて、その後側板10cの一側
部にはハーネス嵌合溝38が形成されている。
【0018】上側シールド板18は下側が開放された断
面形状が浅いコ字状に形成されていて、その天板18a
の4隅には斜め上方に傾斜された4つの弾性片40が一
体に形成され、左右両側板18bの前後方向の2箇所に
は、合計4つの下向きで、外側に傾斜された係止爪41
が一体に形成されている。なお、天板18aの中央部の
1箇所にダボ穴42が形成されている。そして、この上
側シールド板18はキャビネット蓋体10内に下方から
挿入されて、その上側シールド板18の天板18a及び
左右両側板18bがキャビネット蓋体10の天板10b
及び左右両側板10aの内側に平行に敷設されている。
【0019】この際、天板18aのダボ穴42を天板1
0bの天井面10b′に一体成形されたダボ43に嵌合
して位置決めすると共に、両側板18bの合計4つの係
止爪41を両側板10aの内側に一体成形された合計4
つの係止突起44上に係止させるようにして、上側シー
ルド板18をキャビネット蓋体10の内側に、ビスを使
用せずに、着脱可能に取り付けている。
【0020】そして、このように取り付けられた上側シ
ールド板18の4つの弾性片40がキャビネット蓋体1
0の天井面10b′に下方から当接され、その弾性反発
力によって、上側シールド板18全体がキャビネット蓋
体10に対して下方側であるる矢印f方向側に弾性的に
平行に移動付勢されている。なお、上側シールド板18
の左右両側板18bの下端から外側に水平に折り曲げら
れた一対の圧着片45が係止突起44より下方に水平に
配置されている。なお、上側シールド板18の天板18
aの後端側の下部にはハーネス嵌合溝38の中央部と対
向するアース片46が一体に形成されている。
【0021】次に、外付け用ディスク装置の組立順序を
図10〜図27によって説明する。
【0022】まず、FDD2をキャビネット本体9内に
組立てる。この時には、図10に示すように、FDD2
をキャビネット本体9内に矢印a方向に向けて斜めに挿
入して、図12〜図14に示すように、ブラケット7の
左右一対の差込片13をキャビネット本体9の左右一対
の差込穴20内に矢印a方向から斜めに差し込んだ後、
図11に示すように、FDD2の後端側を矢印f方向に
押し込むようにして、FDD2を水平になるまでキャビ
ネット本体9内に矢印f方向に押し込むと、図15に示
すように、ブラケット7の左右一対の係止穴14がキャ
ビネット本体9の左右一対の弾性係止爪21に弾性に抗
して係止されて、図11及び図12に示すように、FD
D2がキャビネット本体9内に水平に一体に結合され
る。この時、ハーネス6がキャビネット本体9のハーネ
ス嵌合溝26内に挿入されて、下側シールド板17の左
右一対のアース片33がハーネス6のアース端子の両側
に圧着される。
【0023】なおこの際、図15に示すように、矢印f
方向に押し込まれるブラケット7が弾性係止爪21の斜
面21aに接触して矢印f方向に通過するため、弾性係
止爪21が一度矢印g′方向に弾性に抗して逃げた後、
矢印g方向に弾性復帰して、その弾性係止爪14が係止
穴14内に係止される。そして、左右一対の差込穴20
及び弾性係止爪21によってFDD2がキャビネット本
体9内に前後、上下及び左右に不動状態に一体に結合さ
れる。そして、キャビネット本体9内に組立てられたF
DD2のフロントパネル3aがフロントパネル8aの背
面に密着されて、これらのディスク挿入口4が前後方向
から重ねられると共に、エジェクト釦5がエジェクト釦
挿入穴12からフロントパネル8aの前方に突出され
る。
【0024】次に、キャビネット本体9にキャビネット
蓋体10を組立てる。この時には、キャビネット蓋体1
0を、図16に示すキャビネット本体9の上方位置から
図17に1点鎖線で示すようにキャビネット本体9の上
部及び左右両側に被せた位置まで矢印f方向に垂直に嵌
合させた後、キャビネット蓋体10をキャビネット本体
9上で図17に1点鎖線で示す位置から実線で示す位置
まで矢印a方向に水平にスライドさせる。
【0025】そして、このキャビネット蓋体10のL字
状の嵌合操作により、図18に示すように、キャビネッ
ト蓋体10の合計6つの係止爪35がキャビネット本体
9の合計6つのほぼL字状の係止穴22の垂直穴22a
内に矢印f方向に垂直に挿入された後、水平穴22b内
に矢印a方向から水平に係止される。なお、この時、図
21に示すように、係止爪35の先端から下方に垂下さ
れている係止爪先端35aが係止穴22の内側の垂直溝
23を利用してキャビネット本体9の左右両側板9aと
下側シールド板17の両側板17bとの間に挿入され
て、係止爪先端35aとキャビネット蓋体10の左右両
側板10aとの間でキャビネット本体9の左右両側板9
aを両側から挟み込む。
【0026】また、キャビネット蓋体10の矢印a方向
へのスライド操作により、図19及び図20に示すよう
に、キャビネット蓋体10の差込片34がフロントパネ
ル8aの差込溝24内に矢印a方向から差し込まれる。
【0027】また、キャビネット蓋体10の矢印a方向
へのスライド操作により、図24及び図25に示すよう
に、キャビネット蓋体10の左右一対の弾性係止片36
がキャビネット本体9の後側板9bの上端部に形成され
た被係止部39に弾性に抗して係止される。この際、弾
性係止片36の後方向きの先端の下面に形成された斜面
36aと被係止部39の後側面に形成された斜面39a
とによる案内作用によって、弾性係止片36が図25に
1点鎖線で示すように矢印h′方向に弾性に抗して一度
逃げた後に、矢印h方向に弾性復帰して、弾性係止片3
6が被係止部39の内側に係止されて、弾性係止片36
の先端の上部に一体成形された小突起36bが被係止部
39上に当接されて安定される。
【0028】また、キャビネット蓋体10の矢印a方向
へのスライド操作により、図24及び図26に示すよう
に、キャビネット蓋体10の凸部37がキャビネット本
体9の凹部25内に矢印a方向から嵌合されて、凸部3
7の下端の爪37aが凹部25の下端の爪25aに斜面
25aによって案内されて乗り越えて係止される。
【0029】以上、キャビネット蓋体10の左右両側板
10a及び後側板10cがキャビネット本体9の左右両
側板9a及び後側板9bに密着されて、キャビネット蓋
体10がキャビネット本体9に前後、上下、左右に不動
状態に一体に結合される。この時、キャビネット蓋体1
0のハーネス嵌合溝38がハーネス6に嵌合されて、上
側シールド板18のアース片46もハーネス6のアース
端子の上に圧着される。そして、外付け用ディスク装置
の組立てが完成される。
【0030】なお、図24及び図25に示すように、キ
ャビネット本体9の底板9cで左右一対の弾性係止片3
6の真下位置に左右一対の解除ピン挿入穴47が形成さ
れていて、この解除ピン挿入穴47内にウレタンゴム等
からなる左右一対のゴム足48を下方から嵌合して、そ
の解除ピン挿入穴47を閉塞する。また、図3に示すよ
うに、底板9cの前端側にも左右一対のゴム足取付穴4
9が形成されていて、これらのゴム足取付穴49にも同
様のゴム足48を下方から嵌合して取り付ける。
【0031】ところで、図22及び図23に示すシール
ド装置16は、前述したように、キャビネット蓋体10
をキャビネット本体9に上方から結合した時、合計4つ
の弾性片40により矢印f方向へ平行に移動付勢されて
いる上側シールド板18の左右両側の圧着片45が下側
シールド板17の左右一対の圧着片30に矢印f方向か
ら均一に圧着される。この結果、上下シールド板17、
18間の安定した電気的導通をとることができ、これら
上下シールド板17、18でFDD2の外周を効果的に
シールドすることができる。
【0032】次に、外付け用ディスク装置を分解する時
には、図27に示すように、左右一対の解除ピン挿入穴
47と一致するように、左右一対の解除ピン51を台5
2上に垂直に植立させた治具53を使用する。
【0033】この際には、まず、図25に1点鎖線で示
すように、左右一対の解除ピン挿入穴47から、左右一
対のゴム足48を取り外した後、図27に1点鎖線で示
すように、キャビネット蓋体10を上から手で握ったま
ま、図27に1点鎖線で示すように、左右一対の解除ピ
ン挿入穴47を左右一対の解除ピン51に上方から矢印
f方向に挿入して、キャビネット本体9を台52上に矢
印f方向から押し付ける。
【0034】すると、図25に1点鎖線で示すように、
左右一対の解除ピン51の上端で、左右一対の弾性係止
片36が上方側である矢印e方向に突き上げられて、こ
れら左右一対の弾性係止片36が被係止部39の上方に
同時に外れる。そこで、手で握っているキャビネット蓋
体10をそのまま後方側である矢印b方向にスライドす
る。すると、図26に示した爪37aが斜面37bで案
内されて爪25aから外れ、左右一対の解除ピン51に
キャビネット本体9が係止されたまま、キャビネット本
体9に対してキャビネット蓋体10が矢印b方向にスラ
イドされて、図20に示す差込片34が差込溝24から
矢印b方向に外れると同時に、図18に示す係止爪35
が係止穴22の水平穴22bから垂直穴22aまで矢印
b方向に外れる。従って、この後、キャビネット蓋体1
0をキャビネット本体9の上方である矢印e方向に簡単
に外すことができる。
【0035】なお、図15に示す弾性係止爪21をドラ
イバー等の工具により係止穴14から矢印g′方向に外
せば、図11に示すFDD2をキャビネット本体9内か
ら矢印b方向である斜め上方に簡単に外すことができ
る。
【0036】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。また本
発明はフロッピー・ディスク・ドライブに限定されるこ
となく、各種のディスク状記録媒体を記録及び/又は再
生するディスク装置に適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の外付け
用ディスク装置は、以下のような効果を奏する。
【0038】キャビネット蓋体の係止爪をキャビネット
本体のほぼL字状の係止穴に上方からほぼL字状に係止
するだけの操作で、キャビネット蓋体の弾性係止片もキ
ャビネット本体の被係止部に係止されるようにして、キ
ャビネット蓋体をキャビネット本体に一体に結合させる
ようにしたので、ビスを用いずに、キャビネット蓋体を
キャビネット本体にワンタッチ操作で極めて簡単に組立
てることができる。
【0039】そして、キャビネット蓋体をキャビネット
本体に上方からの操作によって組立てることができるの
で、従来のビス止め方法のようにディスク装置を裏返し
する必要が全くない。従って、ディスク装置の裏返しに
よって、ディスク装置の特性を損ねたり、ビス止め時の
過度の締めつけによってディスク装置のシャーシに歪み
を発生して、ディスク装置の特性を損ねたりする心配が
全くなく、組立ての安全性及び信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による外付け用ディスク装置
の分解斜視図である。
【図2】キャビネットとシールド板の分解斜視図であ
る。
【図3】キャビネット本体と下側シールド板を示した平
面図である。
【図4】図3のA−A矢視での断面図である。
【図5】図3のB−B矢視での断面図である。
【図6】図3のC−C矢視での拡大断面図である。
【図7】キャビネット蓋体と上側シールド板を示した底
面図である。
【図8】図7のD−D矢視での断面図である。
【図9】図7のE−E矢視での拡大断面図である。
【図10】キャビネット本体内へのFDDの組立て操作
を説明する斜視図である。
【図11】図10と同様の斜視図である。
【図12】キャビネット本体内にFDDを組立てた状態
の側面図である。
【図13】図12のF−F矢視での断面図である。
【図14】図13のG−G矢視での拡大断面図である。
【図15】図12のH−H矢視での拡大断面図である。
【図16】キャビネット本体へのキャビネット蓋体の組
立て操作を説明する斜視図である。
【図17】図16と同様の斜視図である。
【図18】キャビネット本体にキャビネット蓋体を組立
てた状態の一部切欠き側面図である。
【図19】図18のI−I矢視での断面図である。
【図20】図19のJ−J矢視での拡大断面図である。
【図21】図18のK−K矢視での拡大断面図である。
【図22】図18のL−L矢視での断面図である。
【図23】図22の要部の拡大断面図である。
【図24】図18のM−M矢視での断面図である。
【図25】図24のN−N矢視での拡大断面図である。
【図26】図24のO−O矢視での拡大断面図である。
【図27】キャビネットの分解操作を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フロッピーディスク(ディスク状記録媒体) 2 ディスク装置 8 キャビネット 9 キャビネット本体 10 キャビネット蓋体 22 L字状の係止穴 35 係止爪 36 弾性係止片 39 被係止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体を記録及び/又は再生
    するディスク装置と、このディスク装置の外周を覆うキ
    ャビネット本体及びキャビネット蓋体からなるキャビネ
    ットとによって構成される外付け用ディスク装置におい
    て、 上記キャビネット蓋体内の側面に水平な係止爪を形成す
    ると共に、このキャビネット蓋体内の天井面に後方下方
    に向って延出された弾性係止片を形成し、 上記キャビネット本体の側面に上記係止爪が上方から挿
    入された後、前方に移動されて係合されるほぼL字状の
    係止穴を形成すると共に、このキャビネット本体内の後
    端に上記弾性係止片が係止される被係止部を形成したこ
    とを特徴とする外付け用ディスク装置。
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