JPH05173953A - バッファ管理方式 - Google Patents

バッファ管理方式

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JPH05173953A
JPH05173953A JP3345297A JP34529791A JPH05173953A JP H05173953 A JPH05173953 A JP H05173953A JP 3345297 A JP3345297 A JP 3345297A JP 34529791 A JP34529791 A JP 34529791A JP H05173953 A JPH05173953 A JP H05173953A
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JP
Japan
Prior art keywords
buffer
buffer management
free
buffers
release
Prior art date
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Pending
Application number
JP3345297A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Hasumi
浩明 蓮見
Yasukazu Hashimoto
泰和 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 競合を回避するための同期制御が必要なく、
しかも、競合のために待ち時間を要することのないバッ
ファ管理方式を提供すること。 【構成】 バッファ確保は予め定めた一つのプロセッサ
のみができるものと取り決めし、空きバッファの管理に
使うバッファ管理テーブル20においては、解放された
バッファの番号を格納する欄を装備した空きバッファ管
理リストL1,L2と、この空きバッファ管理リストL
1,L2上で次に確保すべきバッファを示す確保カレン
トポインタHp1,Hp2と、前記空きバッファ管理リ
ストL1,L2上で次に解放すべきバッファを示す解放
カレントポインタOp1,Op2とを、それぞれ各プロ
セッサ毎に個別に設けておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプロセッサによ
って共有されるバッファメモリに対して、バッファ管理
テーブルを使って空きバッファの管理を行うバッファ管
理方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バッファメモリの空きバッファを
管理するバッファ管理方式としては、チェイン方式、あ
るいはマップ方式を利用するのが一般的であった。図2
はチェイン方式の説明図であり、図3はマップ方式の説
明図である。
【0003】前記チェイン方式では、図2に示すよう
に、各空きバッファ#1〜#n毎に次の空きバッファを
示す情報(NEXTバッファポインタ)Tを格納するこ
とによって、管理対象のバッファメモリ上の全ての空き
バッファ#1〜#nをチェインし、さらに、空きバッフ
ァ管理テーブル10には前記チェインの先頭の空きバッ
ファを示す先頭空きバッファポインタ11と、チェイン
の末尾の空きバッファを示す最後空きバッファポインタ
12とを格納して、前記空きバッファ管理テーブル10
によって、空きバッファを管理する。
【0004】このチェイン方式では、空きバッファの中
からm個のバッファを確保する場合には、前記先頭空き
バッファポインタ11の示す値に基づいて、チェインの
先頭からm個のバッファを取り出し、取り出したm個の
バッファの内の最後のバッファに格納されているNEX
TバッファポインタTの値を新たな先頭空きバッファポ
インタ11として空きバッファ管理テーブル10に格納
する。また、使用したバッファをm個解放する時は、最
後空きバッファポインタ12の示す値に基づいてチェイ
ンの末尾の空きバッファを取り出し、その空きバッファ
のNEXTバッファポインタTを書き換えて、解放する
m個のバッファを順にチェインさせ、解放するm個のバ
ッファの最後のバッファを新たなチェインの末尾のバッ
ファとして最後空きバッファポインタ12の値を更新す
る。
【0005】前記マップ方式では、図3に示すように、
管理対象のバッファメモリ上の全バッファ数に応じたビ
ット数のビットマップテーブル15を用意し、このビッ
トマップテーブル15上の各ビットをバッファメモリ上
の各バッファに1対1に対応付けて、ビットマップテー
ブル15上のビットが“1”の場合は該当するバッファ
が使用中で、ビットが“0”の場合は該当するバッファ
が空き状態を示すものとして、前記ビットマップテーブ
ル15によって空きバッファを管理する。
【0006】バッファを確保する場合は、ビットマップ
テーブル15上で値が“0”のビットを求め、そのビッ
トの値を“1”に変更してそのビットに対応するバッフ
ァを取り出す。一方、バッファを解放する場合は、ビッ
トマップテーブル15上の解放するバッファに対応する
ビットの値を“0”に変更する。
【0007】なお、図3では、管理対象のバッファメモ
リ上のバッファB1,B2,B3について、ビットマッ
プテーブル15との関連を示している。バッファB1は
空きバッファであり、バッファB2は使用中のバッファ
であり、バッファB3は空きバッファとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バッファメ
モリを複数のプロセッサで共有するような場合、前述の
チェイン方式ではバッファの確保時および解放時に競合
が生じないように、同期制御が必要になる。また、マッ
プ方式でも、バッファの確保時に競合が生じないよう
に、同期制御が必要になる。
【0009】ところが、複数のプロセッサが独立して動
作するような環境下では、ハードウェア的にも、ソフト
ウェア的にも、同期制御が難しい。また、前述のマップ
方式では、空きバッファを検索する時間が一定でなく、
使用頻度によっては、オーバーヘッドが大きくなるとい
う問題があった。そして、いずれの方式も、競合時には
待ち時間が発生し、そのためにバッファの確保や解放が
遅れるという問題があった。
【0010】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、複数のプロセッサによって共有されるバッファメモ
リに対してバッファの確保や解放を行う場合に、競合を
回避するための同期制御が必要なく、しかも、競合のた
めに待ち時間を要することがなく、円滑にバッファの確
保やバッファの解放を処理することのできるバッファ管
理方式を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバッファ管
理方式は、複数のプロセッサによって共有されるバッフ
ァメモリに対して、バッファ管理テーブルを使って空き
バッファの管理を行うものであって、前記複数のプロセ
ッサの内、予め定めた一つのプロセッサは使用したバッ
ファの解放と空きバッファの確保との双方を行うことが
できるが、その他のプロセッサは使用したバッファの解
放のみできることに取り決めている。
【0012】そして、前記バッファ管理テーブルにおい
ては、解放されたバッファの番号を格納する欄を装備し
た空きバッファ管理リストと、この空きバッファ管理リ
スト上で次に確保すべきバッファを示す確保カレントポ
インタと、前記空きバッファ管理リスト上で次に解放す
べきバッファを示す解放カレントポインタとを、それぞ
れ各プロセッサ毎に個別に設けておく。
【0013】そして、バッファ確保の要求に対しては、
空きバッファの数が一番多い空きバッファ管理リストに
おいて確保カレントポインタの示すバッファを割り当て
るとともに、その確保カレントポインタのポインタ値を
更新し、バッファ解放の要求に対しては、その要求を出
したプロセッサに対して設けられた空きバッファ管理リ
スト上の確保カレントポインタの指示箇所に解放するバ
ッファ番号を格納した後に確保カレントポインタを更新
して、前記バッファメモリの空きバッファを管理する。
【0014】
【作用】本発明に係るバッファ管理方式では、複数のプ
ロセッサが同時にバッファの解放を行っても、解放処理
は、各プロセッサ毎に、専用の空きバッファ管理リスト
に対して行うため、競合が生じない。また、各空きバッ
ファ管理リスト毎に、それぞれバッファ解放用の解放カ
レントポインタとバッファ確保用の確保カレントポイン
タとを装備したため、同一の空きバッファ管理リスト上
でバッファの解放と確保とが同時に発生しても、別々に
専用のポインタで処理することができ競合が生じない。
【0015】また、バッファの確保は、空きバッファの
数が一番多い空きバッファ管理リストを選んで行うた
め、どの空きバッファ管理リスト上でバッファ確保処理
が行われるかは不確定となり、複数のプロセッサからバ
ッファの確保要求が出れば競合が生じる虞れがあるが、
本発明に係るバッファ管理方式では、バッファの確保要
求を出すプロセッサは、予め定めた一つのプロセッサに
限定しているため、このような虞れも生じない。
【0016】従って、本発明に係るバッファ管理方式で
は、競合を回避するための同期制御が必要なく、しか
も、競合のために待ち時間を要することがなく、円滑に
バッファの確保やバッファの解放を処理することができ
る。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるバッファ管理
方式で使用するバッファ管理テーブル20の構成を示し
ている。この一実施例のバッファ管理方式は、図4に示
すように、第1および第2の二つのプロセッサP1,P
2によって共有されるバッファメモリMに対するバッフ
ァの確保や解放のために、前記バッファ管理テーブル2
0を使って空きバッファの管理を行うものである。
【0018】一実施例のバッファ管理方式では、図4に
も示したように、前述の二つのプロセッサP1,P2の
内、第1のプロセッサP1は使用したバッファの解放と
空きバッファの確保との双方を行うことができるが、第
2のプロセッサP2は使用したバッファの解放のみでき
るものと取り決めている。
【0019】前記バッファ管理テーブル20において
は、前記バッファメモリMを共有する各プロセッサP
1,P2毎に個別に、空きバッファ管理リストと、確保
カレントポインタと、解放カレントポインタと、空きバ
ッファ管理リスト相対アドレスとを設ける。図1におい
て、符号L1はプロセッサP1用の空きバッファ管理リ
スト、L2はプロセッサP2用の空きバッファ管理リス
ト、Hp1はプロセッサP1用の確保カレントポイン
タ、Hp2はプロセッサP2用の確保カレントポイン
タ、Op1はプロセッサP1用の解放カレントポイン
タ、Op2はプロセッサP2用の解放カレントポイン
タ、ad1はプロセッサP1用の空きバッファ管理リス
ト相対アドレス、ad2はプロセッサP2用の空きバッ
ファ管理リスト相対アドレスである。
【0020】ここに、前記空きバッファ管理リストL
1,L2は、図5の(a),(b)に示したように、解
放されたバッファの番号を格納する欄(エリア)kが
(バッファメモリMの全バッファ数+1)の分だけ装備
された構成をなしている。また、前記確保カレントポイ
ンタHp1,Hp2は、それぞれの対応するバッファ管
理リストL1,L2上で次に確保すべきバッファ番号を
示すポインタであり、解放カレントポインタOp1,O
p2は、それぞれの対応する空きバッファ管理リストL
1,L2上で次に解放すべきバッファ番号を示すポイン
タである。また、空きバッファ管理リスト相対アドレス
ad1,ad2は、各空きバッファ管理リストL1,L
2のバッファ管理テーブル20上での所在地を示したも
のである。
【0021】また、前記バッファ管理テーブル20に
は、前述の空きバッファ管理リストL1,L2や確保カ
レントポインタHp1,Hp2や解放カレントポインタ
Op1,Op2などの他に、バッファメモリMを構成す
るバッファの総数である全バッファ数21と、空きバッ
ファ管理リストサイズ22などの情報が記述される。空
きバッファ管理リストサイズ22は、前記空きバッファ
管理リストL1,L2のサイズ(即ち、前述の欄kの個
数)を示すもので、前述したように、(バッファメモリ
Mの全バッファ数+1)の値となる。例えば、全バッフ
ァ数がnであれば、空きバッファ管理リストサイズ22
の値は、(n+1)となる。
【0022】図5の(a)は、バッファ管理テーブル2
0の初期化時における空きバッファ管理リストL1の内
容を示している。初期化時においては、空きバッファ管
理リストL1には、バッファメモリM上の全てのバッフ
ァ番号(#1,#2,……)が格納されている。そし
て、確保カレントポインタHp1は先頭の欄(バッファ
番号#1を記述した欄)を指し示し、解放カレントポイ
ンタOp1は、末尾の欄(+1の分の欄)を指し示す。
【0023】図5の(b)は、バッファ管理テーブル2
0の初期化時における空きバッファ管理リストL2の内
容を示している。初期化時においては、空きバッファ管
理リストL2の全ての欄は、クリアされた状態にある。
そして、確保カレントポインタHp2と解放カレントポ
インタOp2とは、いずれも先頭の欄を指し示してい
る。
【0024】初期化時には、空きバッファは、全てプロ
セッサP1用の空きバッファ管理リストL1上に存在し
ている。
【0025】それぞれの確保カレントポインタHp1,
Hp2は、該当する空きバッファ管理リストL1,L2
上でバッファが確保される時に更新される。また、それ
ぞれの解放カレントポインタOp1,Op2は、該当す
る空きバッファ管理リストL1,L2上でバッファが解
放されるとき、解放するバッファの番号をそのときの解
放カレントポインタの示す欄に格納した後に更新され
る。従って、確保カレントポインタの指示値(ポインタ
値)と、解放カレントポインタの指示値(ポインタ値)
とから、現在どのバッファが空きバッファなのかを判別
することができる。なお、空きバッファ管理リストL
1,L2は、サイクリックに使用される(即ち、ポイン
タ値がリスト上の最後の欄を超えるときには、リストの
先頭の欄に戻る)。
【0026】図6の(a),(b),(c)は、空きバ
ッファの管理状態を、空きバッファ管理リストL1と、
各ポインタHp1,Op1によって、具体的に示したも
のである。図6の(a)は、確保カレントポインタHp
1の値が解放カレントポインタOp1の値よりも小さい
場合を示したもので、図の斜線領域A1にバッファ番号
が格納されたバッファが空きバッファである。図6の
(b)は、確保カレントポインタHp1の値が解放カレ
ントポインタOp1の値よりも大きい場合を示したもの
で、図の斜線領域A2にバッファ番号が格納されたバッ
ファが空きバッファである。図6の(c)は、確保カレ
ントポインタHpの値が解放カレントポインタOpの値
に一致する場合を示したもので、この場合には、空きバ
ッファは存在しない。
【0027】一実施例のバッファ管理方式は前記バッフ
ァ管理テーブル20を使って、バッファの確保や解放を
行うもので、図7は一実施例におけるバッファ確保の処
理手順を示し、図8は一実施例におけるバッファ解放の
処理手順を示している。
【0028】次に、バッファ確保処理を、図7に基づい
て説明する。バッファ確保の要求を受けると、まず、空
きバッファ管理リストL1および空きバッファ管理リス
トL2における空きバッファの個数を、バッファ管理テ
ーブル20に記述されている確保カレントポインタHp
1,Hp2の値と解放カレントポインタOp1,Op2
の値とから求める(ステップ101)。空きバッファの
個数を求める計算は、各空きバッファ管理リストL1,
L2がサイクリックに使用されることから、解放カレン
トポインタの値から確保カレントポインタの値を引いて
負になる場合には、その時の負の値に、全バッファ数2
1の値を加算する。
【0029】そして、いずれの空きバッファ管理リスト
L1,L2においても空きバッファの個数が0であれ
ば、ビジーとする(ステップ102)。空きバッファ管
理リストL1,L2のいずれか一方、または双方に空き
バッファが存在する場合には、空きバッファの個数が多
い方のリストを選択し(ステップ103)、選択したリ
ストに対する空きバッファ管理リスト相対アドレスをバ
ッファ管理テーブル20から取り出し(ステップ11
0,120)、取り出したアドレスに基づいて選択した
空きバッファ管理リスト上の確保カレントポインタが示
す欄のバッファ番号を取り出し(ステップ111,12
1)、確保カレントポインタの値を更新する(ステップ
112,122)。そして、取り出したバッファ番号か
ら該当するバッファアドレスを算出して処理を終了する
(ステップ130)。
【0030】次に、バッファ解放処理を、図8に基づい
て説明する。バッファ解放の要求を受けると、まず、バ
ッファ解放の要求を出したプロセッサを確認し(ステッ
プ201)、バッファ解放の要求を出したプロセッサに
対する空きバッファ管理リストのアドレスをテーブル2
0から取り出し(ステップ211,221)、取り出し
たアドレスに従って該当する空きバッファ管理リストを
調べて、解放カレントポインタの示す欄に解放バッファ
のバッファ番号を格納し(ステップ212,222)、
次いで、解放カレントポインタの値を更新して処理を終
了する(ステップ213,223)。
【0031】以上に説明した一実施例のバッファ管理方
式では、二つのプロセッサP1,P2が同時にバッファ
の解放を行っても、解放処理は、各プロセッサ毎に、専
用の空きバッファ管理リストL1,L2に対して行うた
め、競合が生じない。また、各空きバッファ管理リスト
L1,L2毎に、それぞれバッファ解放用の解放カレン
トポインタとバッファ確保用の確保カレントポインタと
を装備したため、同一の空きバッファ管理リスト上でバ
ッファの解放と確保とが同時に発生しても、別々に専用
のポインタで処理することができ競合が生じない。
【0032】また、バッファの確保は、空きバッファの
数が一番多い空きバッファ管理リストを選んで行うた
め、どの空きバッファ管理リスト上でバッファ確保処理
が行われるかは不確定となり、複数のプロセッサからバ
ッファの確保要求が出れば競合が生じる虞れがあるが、
この一実施例では、バッファの確保要求を出すプロセッ
サは、一つのプロセッサP1に限定しているため、この
ような虞れも生じない。従って、前記一実施例のバッフ
ァ管理方式では、競合を回避するための同期制御が必要
なく、しかも、競合のために待ち時間を要することがな
く、円滑にバッファの確保やバッファの解放を処理する
ことができる。
【0033】なお、前述の一実施例では、二つのプロセ
ッサによって共有されるバッファメモリを管理する場合
を示したが、本発明は、三つ以上のプロセッサによって
共有されるバッファメモリを管理する場合でも有効であ
る。ただし、一実施例からも理解されるように、バッフ
ァの解放はすべてのプロセッサから可能であるが、バッ
ファの確保は、バッファメモリを供給する複数のプロセ
ッサの内から予め定めた一つのプロセッサのみが可能で
あるとする。また、バッファ管理テーブルには、バッフ
ァメモリを共有する各プロセッサ毎に個別に、空きバッ
ファ管理リストと、確保カレントポインタと、解放カレ
ントポインタとを装備することを前提とする。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るバッファ管理方式では、複数のプロセッサが同時
にバッファの解放を行っても、解放処理は、各プロセッ
サ毎に、専用の空きバッファ管理リストに対して行うた
め、競合が生じない。また、各空きバッファ管理リスト
毎に、それぞれバッファ解放用の解放カレントポインタ
とバッファ確保用の確保カレントポインタとを装備した
ため、同一の空きバッファ管理リスト上でバッファの解
放と確保とが同時に発生しても、別々に専用のポインタ
で処理することができ競合が生じない。
【0035】また、バッファの確保は、空きバッファの
数が一番多い空きバッファ管理リストを選んで行うた
め、どの空きバッファ管理リスト上でバッファ確保処理
が行われるかは不確定となり、複数のプロセッサからバ
ッファの確保要求が出れば競合が生じる虞れがあるが、
本発明に係るバッファ管理方式では、バッファの確保要
求を出すプロセッサは、予め定めた一つのプロセッサに
限定しているため、このような虞れも生じない。
【0036】従って、本発明に係るバッファ管理方式で
は、競合を回避するための同期制御が必要なく、しか
も、競合のために待ち時間を要することがなく、円滑に
バッファの確保やバッファの解放を処理することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で使うバッファ管理テーブル
の構成図である。
【図2】従来のバッファ管理方式であるチェイン方式の
説明図である。
【図3】従来のバッファ管理方式であるマップ方式の説
明図である。
【図4】本発明の一実施例で空きバッファを管理するバ
ッファメモリの説明図である。
【図5】本発明の一実施例の空きバッファ管理リストの
説明図である。
【図6】本発明の一実施例の空きバッファ管理リストの
説明図である。
【図7】本発明の一実施例におけるバッファ確保処理の
説明図である。
【図8】本発明の一実施例におけるバッファ解放処理の
説明図である。
【符号の説明】
20 バッファ管理テーブル 21 全バッファ数 22 空きバッファ管理リストサイズ L1,L2 空きバッファ管理リスト Hp1,Hp2 確保カレントポインタ Op1,Op2 解放カレントポインタ k 欄(エリア) A1,A2 空きバッファのバッファ番号を格納した領
域 M バッファメモリ P1,P2 プロセッサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサによって共有されるバ
    ッファメモリに対して、バッファ管理テーブルを使って
    空きバッファの管理を行うバッファ管理方式であって、 前記複数のプロセッサの内、予め定めた一つのプロセッ
    サは使用したバッファの解放と空きバッファの確保との
    双方を行うことができるが、その他のプロセッサは使用
    したバッファの解放のみできることに取り決め、 前記バッファ管理テーブルにおいては、解放されたバッ
    ファ番号を格納する欄を装備した空きバッファ管理リス
    トと、この空きバッファ管理リスト上で次に確保すべき
    バッファを示す確保カレントポインタと、前記空きバッ
    ファ管理リスト上で次に解放すべきバッファを示す解放
    カレントポインタとを、それぞれ各プロセッサ毎に個別
    に設け、 バッファ確保の要求に対しては、空きバッファの数が一
    番多い空きバッファ管理リストにおいて確保カレントポ
    インタの示すバッファを割り当てるとともに、その確保
    カレントポインタのポインタ値を更新し、 バッファ解放の要求に対しては、その要求を出したプロ
    セッサに対して設けられた空きバッファ管理リスト上の
    確保カレントポインタの指示箇所に解放するバッファ番
    号を格納した後に確保カレントポインタを更新して、前
    記バッファメモリの空きバッファを管理することを特徴
    としたバッファ管理方式。
JP3345297A 1991-12-26 1991-12-26 バッファ管理方式 Pending JPH05173953A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009096029A1 (ja) * 2008-01-31 2009-08-06 Fujitsu Limited パケット処理装置およびパケット処理プログラム
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