JPH051729B2 - - Google Patents

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JPH051729B2
JPH051729B2 JP61309253A JP30925386A JPH051729B2 JP H051729 B2 JPH051729 B2 JP H051729B2 JP 61309253 A JP61309253 A JP 61309253A JP 30925386 A JP30925386 A JP 30925386A JP H051729 B2 JPH051729 B2 JP H051729B2
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compression
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servo motor
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Yosha Taniguchi
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Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/58Measuring, controlling or regulating
    • B29C2043/5833Measuring, controlling or regulating movement of moulds or mould parts, e.g. opening or closing, actuating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/56Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
    • B29C45/561Injection-compression moulding
    • B29C2045/5615Compression stroke, e.g. length thereof
    • B29C2045/562Velocity profiles of the compression stroke
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/58Measuring, controlling or regulating

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば光学レンズ成形などの精密成
形における射出圧縮成形方法に係り、特に精密な
動作制御が可能なサーボモータを型締手段の駆動
源として用いた射出圧縮成形方法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
この射出圧縮成形として、金型内に溶融樹脂を
注入しても外部に漏出しない状態で固定金型と可
動金型のパーテイング面を所定の間隔だけ離して
おき、その金型内に溶融樹脂を注入し、その後型
締めにより前記パーテイング面を接合して、金型
内の樹脂を圧縮する方法が採用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この射出圧縮成形では、注入後における樹脂の
圧縮の仕方は成形の仕上がり(光学レンズにおい
ては例えば表面、精度、曲率半径が金型の仕上が
り寸法にどこまで忠実であるか、またニユートン
リングの数などの光学的性質など)に直接影響す
るため、圧縮工程中における移動金型のストロー
ク制御は極めて重要である。
ところが従来の成形機では型締めの駆動源とし
て油圧モータや油圧シリンダなどが用いられてい
るため微細、精密なストローク制御ができず、そ
のため成形品の品質に問題があつた。
なお射出圧縮成形方法の公知技術として、例え
ば特開昭57−123031号公報などを挙げることがで
きる。
本発明の目的は、前述したような従来技術の欠
点を解消し、高度な精密成形が可能な射出圧縮成
形方法を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の目的を達成するため、本発明は、金型内
に溶融樹脂を注入する例えば加熱筒内で回転るス
クリユーなどの樹脂注入手段と、駆動源としてサ
ーボモータを使用し型開閉動作を行なう例えばト
グル機構などの型締手段と、移動金型の位置を検
出する例えばパルスエンコーダなどを有する位置
検出手段と、金型内樹脂の目標圧縮速度、目標圧
縮圧力ならびに移動金型の目標最終位置範囲を設
定することのできる目標値設定手段と、金型内樹
脂の圧縮速度を検出する例えばパルスエンコーダ
などを有する圧縮速度検出手段と、金型内樹脂の
圧縮圧力を検出する例えば型内樹脂圧センサなど
の圧縮圧力検出手段と、検出圧縮速度が目標圧縮
速度になるように、また検出圧縮圧力が目標圧縮
圧力にあるように前記サーボモータの回転状態を
コントロールする例えばマイクロコンピユータな
どからなる圧縮制御手段と、前記位置検出手段で
検出された移動金型の最終位置と前記目標値設定
手段で設定された目標最終位置範囲とを比較する
比較手段とを備える。
そして、前記位置検出手段からの検出信号に基
づいて型締途中の位置でサーボモータの回転を停
止し、固定金型と移動金型のパーテイング面が互
いに若干離れ、かつ金型内に溶融樹脂を注入して
も外部に漏れない状態で移動金型の位置保持を行
ない、前記樹脂注入手段により金型内に所定量の
溶融樹脂を注入する樹脂注入工程と、その樹脂注
入工程後に前記サーボモータを回転することによ
り、移動金型を固定金型側に移動して金型内樹脂
を圧縮る樹脂圧縮工程とを有している。
そしてこの樹脂圧縮工程が少くとも、前記検出
圧縮速度が目標圧縮速度になるように前記圧縮制
御手段でサーボモータの回転状態をコントロール
する圧縮速度制御工程と、 その圧縮速度制御工程後に、前記検出圧縮圧力
が目標圧縮圧力になるように前記圧縮制御手段で
サーボモータの回転状態をコントロールする圧縮
圧力制御工程とを含んでいる。
そしてこの樹脂工程のあとに、前記比較手段に
よる比較結果、移動金型の最終位置が目標最終位
置の範囲内であれば良品と判定し、移動金型の最
終位置が目標最終位置の範囲外であれば不良品と
判定する判定工程を有していることを特徴とする
ものである。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を図とともに説明する。第
1図は実施例に係る射出圧縮成形機の概略構成
図、第2図はその成形機の型締装置の要部を断面
とした正面図、第3図はその型締装置の金型付近
の要部を断面とした正面図、第4図はその型締装
置の駆動源付近の要部を断面とした平面図、第5
図はその型締装置の制御ブロツク図、第6図はそ
の成形機の動作特性図、第7図は制御動作を説明
するフローチヤートである。
レンズ成形などの精密成形に用いられる射出圧
縮成形機は、第1図に示すように樹脂注入装置1
と型締装置2とから主に構成されている。
樹脂注入装置1は、加熱筒3、その加熱筒3に
付設されたホツパー4、前記加熱筒3内に回転可
能に配設されて先端部にチエツクリングを備えた
注入用スクリユー5、歯車群6を介してスクリユ
ー5を回転する注入用サーボモータ7などから構
成されている。
一方、前記型締装置2は、テールストツク8
と、それと対向するように設けられた固定ダイプ
レート9と、前記テールストツク8と固定ダイプ
レート9との間に所定の間隔をおいて架設された
4本のタイバー10と、テールストツク8と固定
ダイプレート9との間に配置されたダイバー10
のガイドによつて移動する移動ダイプレート11
と、前記固定ダイプレート9に固着された固定金
型12と、移動ダイプレート11に固着された移
動金型13と、型開閉用サーボモータ14と、こ
の型開閉用サーボモータ14の回転によつて歯車
15,16,17を介して前後進するスクリユー
シヤフト18と、前記テールストツク8と移動ダ
イプレート11との間に配置されてクロスヘツド
35が前記スクリユーシヤフト18の先端部に連
結されたトグル機構とから主に構成されている。
次に型締装置2の構造について、主に第2図な
いし第4図を用いて詳細に説明する。
前記型開閉用サーボモータ14としては、例え
ば直流サーボモータ、交流サーボモータ、あるい
は直結駆動形サーボモータのような特殊サーボモ
ータなどが用いられ、このサーボモータ14の回
転角はそれに付設されたパルスエンコーダ19
(第1図、第4図参照)によつて検出される。こ
のパルスエンコーダ19は1回転で1000パルスの
信号を出力するとともに、それによつてトグル機
構のクロスヘツド35が10mm前方あるいは後方に
移動し、従つてパルスエンコーダ19の1パルス
でクロスヘツド35が0.01mm移動可能な精度が確
保できる。
第4図に示すように型開閉用サーボモータ14
の出力軸には歯車15が固着され、この歯車15
の回転駆動力は中間の歯車16を介して歯車17
に伝達されるようになつている。歯車17は螺合
体20と一体回転でき、この螺合体20はスクリ
ユーシヤフト18と螺合している。従つて型開閉
用サーボモータ14の回転により、歯車15,1
6,17ならびに螺合体20を介してクロスヘツ
ド35が前後進できるようになつている。なお第
4図の21はクロスヘツド35の回り止め用のガ
イドバーであり、この第4図は型開閉き完了時点
の状態を示している。
第1図ならびに第2図に示すように、クロスヘ
ツド35の両側には第1リンク22aの一端が枢
着され、第1リンク22aの他端は第2リンク2
2bの中間部に枢着されている。第Zリンク22
bの基端はテールストツク8に枢着され、第2リ
ンク22bの他端は第3リンク22cの一端に枢
着され、第3リンク22cの基端は移動ダイプレ
ート11に枢着されて、5点リンク機構を構成し
ている。
移動ダイプレート11にはエジエクト手段23
が付設され、またタイバー10の一端にはロード
セル24が螺着され、そのロードセル24の外周
部が固定ダイプレート9にボルトで固着されてい
る。ロードセル24は4本のタイバー10にそれ
ぞれ螺着されているが、あるいは対角線上にある
2本のダイバー10に螺着される。第2図ならび
に第3図は、溶融した合成樹脂の注入工程をして
いる。
この成形機の制御部25は第5図に示すように
入出力インターフエース(I/O)26と、中央
処理演算ユニツト(CPU)27と、リードオン
リーメモリ(ROM)28と、ランダムアクセス
メモリ(RAM)29と、パルスカウンタ30
と、発振器31とを備えている。図中の32はキ
ーボードスイツチ、33は表示器(CRT)、34
は注入用サーボモータ7の回転量を検出るパルス
エンコーダである。
次にこの射出圧縮成形機の制御動作について、
主に第7図のフローチヤートとともに説明する。
ステツプ(以下Sと略記する)1において、後
述する樹脂注入量、δ1,δ2,V1,V2,V3,
S1,S2,S3,P1,P2,P3,t1,t
2,t3,tc,δ3の良否判定のための上、下限値
などの数値が入力設定される。これらの入力操作
は第5図に示すキーボードスイツチ32によつて
なされ、それぞれRAM29の所定のアドレスに
格納される。射出圧縮成形する前の型締装置は、
前シヨツトとの引き続きで型開き完了の状態にあ
る。S2で型開閉用サーボモータ14の駆動を開
始し、移動金型13を固定金型12側に近付け、
第3図に示されているように固定金型12のパー
テイング面と移動金型13のパーテイング面とが
若干離れた中間停止位置でサーボモータ14の回
転を停止する(S4)。
サーボモータ14の回転にともなつてパルスエ
ンコーダ19からパルス信号が順次出力され、そ
の信号が制御部25に取り入れられて、パルスカ
ウント30によつてカウントされる。第3図に示
す固定金型12に対する移動金型13の離間寸法
δ1は成形品の品質上極めて重要であり、前述のよ
うに高分解能のパルスエンコーダ19によつて移
動金型13の位置が精度よく検出され、S3にお
いて中間停止位置(離間寸法δ1の位置)に到達か
どうか監視している。特にこの実施例のように型
締装置としてトグル機構を使用することにより、
固定金型12に対して移動金型13が接近した位
置では、型開閉用サーボモータ14の回転角に対
する移動金型13の移動量が非常に小さい。すな
わち、前述のようにパルスエンコーダ19の1パ
ルスでクロスヘツド35は0.01mm移動するが、本
実施例のように型締手段としてトグル機構を使用
すると、固定、移動の両金型が接近した位置で
は、クロスヘツド35の1mmの移動に対して移動
金型13は約0.1mmしか移動しないので、パルス
エンコーダ19の1パルスで、移動金型13は
0.001mmという精度を保つて移動する。このよう
にして、移動金型13を精度よく中間停止位置に
停止させることができる。
例えば直径が50mmで、厚さが5mmの光学レンズ
を射出圧縮成形する場合、固定金型12とと移動
金型13との離間寸法δ1は0.80mmが適当で、型締
完了点を0パルスとした場合、中間停止位置はそ
れより800パルス手前となる。
移動金型13が所定の中間位置に停止すると、
次にS5で注入用サーボモータ7の駆動が開始さ
れ、注入用スクリユー5の回転により可塑化、混
練されたメタクリル樹脂やポリカーボネート樹脂
などの溶融状態の合成樹脂が固定金型12と移動
金型13との間の空間部に注入される。移動金型
13が中間位置に停止しても、第3図に示してい
るように固定金型12と移動金型13との機械軸
心に平行ないんろう部分の密な嵌合により、溶融
樹脂を注入しても外部に漏れないようになつてい
る。
光学レンズ成形用によく使用されるメタクリル
樹脂の場合は、成形条件としスクリユー5の回転
速度は例えば50〜150r・p・m程度が、また金型
キヤビテイへの樹脂注入速度は10〜15c.c./秒程度
が適当で、通常の射出成形の場合よりもスクリユ
ー5の回転速度は低く、しかも樹脂の注入速度も
遅い。このように低速で樹脂を金型内に注入する
ことにより、残留応力が生じないように自然の状
態で流し込まれる。
注入用サーボモータ7に付設されているパルス
エンコーダ34によつてサーボモータ7の回転
量、換言ればスクリユー5の回転量が検出され、
その検出信号に基づいて予め設定された注入量に
なつたか否かS6において監視される。
このようにして適正量の樹脂の計量、注入が終
了すると注入用サーボモータ7の回転を停止し
(S7)、次に樹脂圧縮工程に移る。この樹脂圧縮
工程は、圧縮速度制御工程と、それに続く圧縮圧
力制御工程とからなつている。この圧縮速度制御
工程と圧縮圧力制御工程との切換位置δ2は、前述
の直径が50mmで、厚さが5mmの光学レンズを成形
する場合、移動金型13が中間停止位置から0.4
mm(40パルス)固定金型12へ近づいた位置が適
当である。
第6図はこの成形機の動作特性図で、図中の曲
線は樹脂の流動速度曲線、曲線は樹脂のキヤ
ビテイ内圧力曲線である。前段の圧縮速度制御工
程では、型開閉用サーボモータの回転状態をコン
トロールして、移動金型13の圧縮速度の方を制
御し、圧縮圧力の方は監視しない。一方、後段の
圧縮圧力制御工程でも型開閉用サーボモータの回
転状態をコントロールする訳であるが、この工程
では移動金型13の圧縮圧力の方を制御し、圧縮
速度の方は監視しない。
圧縮速度制御工程では同図に示すように、移動
金型13が中間停止位置からストローク1(S
1)まで進む間は第1圧縮速度(V1)に、スト
ローク1(S1)からストローク2(S2)まで
進む間は第2圧縮速度(V2)に、ストローク2
(S2)からストローク3(S3)まで進む間は
第3圧縮速度(V3)に、それぞれ段階的に目標
設定されている。この圧縮速度は余り速くない方
がよく、例えば樹脂流動速度が10mm/秒以下が適
当で、この実施例の場合はV1,V2,V3と
徐々に圧縮速度が遅くなつている。
実際の圧縮速度は、制御部25内の発振器31
から出力される基準パルス信号列と、サーボモー
タ14の回転にともなつてパルスエンコーダ19
から出力されるパルス信号列と、トグル機構22
の姿勢とから演算される。そしてこの実際の圧縮
速度と目標圧縮速度(V1,V2,V3……)と
が比較され、その偏差値が零になるように制御部
25から型開閉用サーボモータ14に対して速度
制御信号が出力される。なお、前述の実際の圧縮
速度の演算、実際の圧縮速度と各時点での目標圧
縮速度との比較、ならびにサーボモータ14への
制御量の演算などはCPU27によつて演算処理
される。また、移動金型13のストロークは、パ
ルスエンコーダ19からのパルス信号をカウント
することによつて検知される。
このような各ストローク間での実際の圧縮速度
と目標圧縮速度(V1,V2,V3……)との比
較ならびにサーボモータ14のコントロールは、
第7図S9からS14で順次なされる。このよう
にして切換点δ2まで圧縮速度制御を行うと、次に
制御モードを圧縮圧力制御に切換える。
圧縮圧力制御工程では第6図に示すように、切
換線δ2から時間t1までの間は第1圧縮圧力P1
に、時間t2の間は第2圧縮圧力P2に、時間t3の
間は第3圧縮圧力P3に、それぞれ段階的に目標
値設定がなされており、これらの目標値を具体的
に示せば2000〜3000Kg/cm2が適当である。
実際の圧縮圧力はタイバー10に付設された各
ロードセル24によつてなされ、それぞれの検出
信号は制御部25に入力されて、CPU27によ
つて平均値が演算される。この実際の圧縮圧力
(平均値)と目標圧縮圧力(P1,P2,P3…
…)とが各時点で比較され、その偏差値が零にな
るように制御部25から型開閉用サーボモータ1
4に対して速度制御信号が出力される。前述した
実際の圧縮圧力と目標圧縮圧力との比較、ならび
にサーボモータ14への制御量の演算などは
CPU27によつて演算処理される。また時間t1,
t2,t3の計時は、発振器31から出力される基準
パルス信号をカウントすることによつてなされ
る。
このような各時間での実際の圧縮圧力と目標圧
縮圧力(P1,P2,P3……)との比較ならび
にサーボモータ14のコントロールは、第7図の
S15からS21で順次なされる。
このようにして圧縮圧力制御工程が終了ると、
次に冷却・型開工程に移る。この工程では、まず
S22で圧縮圧力制御工程の最終位置δ3をキープ
するように型開閉用サーボモータ14の回転状態
を制御しながら、製品厚みの検定を行う(S2
2′)。前記S1で予め製品の良否判定のための
上、下限値が設定されているから、最終位置δ3
パルスカウンタ30で検出して、前記上、下限値
内に入つておれば良品と判定しS23へ進む。一
方、最終位置δ3が上、下限値から外れていれば不
良品と判定しS24へ進む。
従つて本実施例では、良品と判定された場合、
移動金型13と固定金型12のパーテイング面は
接合しておらず、なお若干の隙間を有している。
S23,24では冷却タイムtcが経過したか否か
判断され、S25,26で型開き動作を行い、前
述のように良品と判定されたものは製品を良品ピ
ンへ(S27)、不良品と判定されたものは製品
を不良品ピンへ(S28)、それぞれ投入するよ
うになつている。
前記実施例のように型締手段の駆動源ならびに
樹脂注入手段の駆動源にそれぞれサーボモータを
使用すれば、溶融樹脂の正確な計量と、適正な圧
縮成形ができ、さらに優れた成形品質が得られ
る。
また前記実施例のように、目標圧縮速度ならび
に(あるいは)目標圧縮圧力を複数段階に分けて
設定すれば、さらに残留歪のない、精密な成形が
可能となる。なお、目標圧縮圧力は場合によつて
は複数段階に分けないで、一定の値を設定するこ
ともある。
前記実施例では圧縮圧力を検出するのにロード
セルを用いたが、これに代えて型内樹脂圧センサ
を用いてもよい。
前記実施例では型締手段としてトグル機構を用
いたが、駆動源としてサーボモータを使用した値
圧式のものでも構わない。
〔発明の効果〕
本発明は前述したように樹脂圧縮工程が、圧縮
速度を制御する工程と、圧縮圧力を制御する工程
とに分けられている。金型内の合成樹脂がまだ流
動状態にあるとき圧縮速度を制御し、その後合成
樹脂が半流動状態になつてから圧縮圧力を制御す
ることにより、成形品に残留歪が生じることな
く、金型面にきれいに沿つた精密な成形ができ
る。
また型締手段の駆動源としてサーボモータを用
いることにより、移動金型を予め定められた中間
停止位置に正確に止めることができ、しかもその
後の圧縮速度制御工程ならびに圧縮圧力制御工程
において、前記実施例で示したように細かい制御
が可能となり、前述の制御モードと相俟つて精密
成形を可能にする。
さらに、位置検出手段から時系列的に出力され
る移動金型の位置データは、樹脂圧縮工程中は樹
脂圧縮速度などの演算のために用いられてサーボ
モータがコントロールされ、また、その位置検出
手段から最終的に出力される移動金型の最終位置
データに基づいて成形品の良否が自動的に判定さ
れるから、型開きとほぼ同時に良品、不良品の区
別ができ、成形サイクルの短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
図はすべて本発明の実施例を説明するためのも
ので、第1図は実施例に係る射出圧縮成形機の概
略構成図、第2図はその成形機の型締装置の要部
を断面とした正面図、第3図はその型締装置の金
型付近の要部を断面とした正面図、第4図はその
型締装置の駆動源付近の要部を断面とした平面
図、第5図はその型締装置の制御ブロツク図、第
6図はその成形機の動作特性図、第7図は制御動
作を説明するためのフローチヤートである。 1……樹脂注入装置、5……注入用スクリユ
ー、7……注入用サーボモータ、9……固定ダイ
プレート、10……タイバー、11……移動ダイ
プレート、12……固定金型、13……移動金
型、14……型開閉用サーボモータ、18……ス
クリユーシヤフト、19……パルスエンコーダ、
24……ロードセル、25……制御部、26……
入出力インターフエース、27……中央処理演算
ユニツト、28……ROM、29……RAM、3
0……パルスカウンタ、31……発振器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金型内に溶融樹脂を注入する樹脂注入手段
    と、駆動源としてサーボモータを使用し型開閉動
    作を行なう型締手段と、 移動金型の位置を検出する位置検出手段と、 金型内樹脂の目標圧縮速度、目標圧縮圧力なら
    びに移動金型の目標最終位置範囲を設定すること
    のできる目標値設定手段と、 金型内樹脂の圧縮速度を検出する圧縮速度検出
    手段と、 金型内樹脂の圧縮圧力を検出する圧縮圧力検出
    手段と、 検出圧縮速度が目標圧縮速度になるように、ま
    た検出圧縮圧力が目標圧縮圧力になるように前記
    サーボモータの回転状態をコントロールする圧縮
    制御手段と、 前記位置検出手段で検出された移動金型の最終
    位置と前記目標値設定手段で設定された目標最終
    位置範囲とを比較する比較手段とを備え、 前記位置検出手段から検出信号に基づいて型締
    途中の位置でサーボモータの回転を停止し、固定
    金型と移動金型のパーテイング面が互いに若干離
    れ、かつ金型内に溶融樹脂を注入しても外部に漏
    れない状態で移動金型の位置保持を行ない、前記
    樹脂注入手段により金型内に所定量の溶融樹脂を
    注入する樹脂注入工程と、 その樹脂注入工程後に前記サーボモータを回転
    することにより、移動金型を固定金型側に移動し
    て金型内樹脂を圧縮する樹脂圧縮工程とを有し、 その樹脂圧縮工程が少なくとも、前記検出圧縮
    速度が目標圧縮速度になるように前記圧縮制御手
    段でサーボモータの回転状態をコントロールする
    圧縮速度制御工程と、 その圧縮速度制御工程後に、前記検出圧縮圧力
    が目標圧縮圧力になるように前記圧縮制御手段で
    サーボモータの回転状態をコントロールする圧縮
    圧力制御工程とを含み、 この樹脂圧縮工程のあとに、前記比較手段によ
    る比較結果、移動金型の最終位置が目標最終位置
    の範囲内であれば良品と判定し、移動金型の最終
    位置が目標最終位置の範囲であれば不良品と判定
    する判定工程を有していることを特徴とする射出
    圧縮成形方法。
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