JPH05172798A - 板面探傷装置 - Google Patents
板面探傷装置Info
- Publication number
- JPH05172798A JPH05172798A JP3356170A JP35617091A JPH05172798A JP H05172798 A JPH05172798 A JP H05172798A JP 3356170 A JP3356170 A JP 3356170A JP 35617091 A JP35617091 A JP 35617091A JP H05172798 A JPH05172798 A JP H05172798A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inspected
- plate
- flaw
- carriage
- flaw detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/02—Indexing codes associated with the analysed material
- G01N2291/023—Solids
- G01N2291/0234—Metals, e.g. steel
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被検査板の上に運び、スタート位置に移動し
て起動させるだけで、被検査板を全面探傷若しくはピッ
チ探傷できる。 【構成】 一対の履帯で走行する履帯台車の前後に、履
帯幅を越えて縦方向に走査する走査機構を設け、更に履
帯の前と後に装着され必要に応じて履帯台車を持ち上げ
て横方向に移動させる横方向移動車輪などを組み込むこ
とにより、被検査板を確実に全面探傷若しくはピッチ探
傷する。
て起動させるだけで、被検査板を全面探傷若しくはピッ
チ探傷できる。 【構成】 一対の履帯で走行する履帯台車の前後に、履
帯幅を越えて縦方向に走査する走査機構を設け、更に履
帯の前と後に装着され必要に応じて履帯台車を持ち上げ
て横方向に移動させる横方向移動車輪などを組み込むこ
とにより、被検査板を確実に全面探傷若しくはピッチ探
傷する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、平板状鋼板などの表面
品質や内部品質を非破壊的に検査する板面探傷装置に係
り、特に、渦流探傷、磁気探傷、超音波探傷等を必要と
する平板状鋼板などでなる被検査板の上に運ばれ、スタ
ート位置に移動して起動するだけで該被検査板を全面探
傷若しくはピッチ探傷できるような板面探傷装置に関す
る。
品質や内部品質を非破壊的に検査する板面探傷装置に係
り、特に、渦流探傷、磁気探傷、超音波探傷等を必要と
する平板状鋼板などでなる被検査板の上に運ばれ、スタ
ート位置に移動して起動するだけで該被検査板を全面探
傷若しくはピッチ探傷できるような板面探傷装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】平板状鋼板などの品質を非破壊的に検査
する装置として、たとえば超音波探傷装置は従来から広
く知られている。このような超音波探傷装置には、例え
ば、特開昭５１−１０８８２号公報や特開昭５９−１３
３４５７号公報で開示されているような固定式のもの
と、例えば、特開昭６２−３０９５２号公報で開示され
ているような可搬式のものがある。
する装置として、たとえば超音波探傷装置は従来から広
く知られている。このような超音波探傷装置には、例え
ば、特開昭５１−１０８８２号公報や特開昭５９−１３
３４５７号公報で開示されているような固定式のもの
と、例えば、特開昭６２−３０９５２号公報で開示され
ているような可搬式のものがある。
【０００３】又、固定式の超音波探傷装置の場合、検査
すべき平板状鋼板などを超音波探傷装置の方へ運ぶ必要
があったり、超音波探傷装置の設置や駆動に一定の条件
が付されていた。このため、検査できる鋼板の厚さなど
に厳しい制限があった。
すべき平板状鋼板などを超音波探傷装置の方へ運ぶ必要
があったり、超音波探傷装置の設置や駆動に一定の条件
が付されていた。このため、検査できる鋼板の厚さなど
に厳しい制限があった。
【０００４】一方、可搬式の超音波探傷装置の場合、装
置ガイド等を設置しなければならないため、汎用性に欠
けるうえ探傷するまで時間がかかり、更に、後処理にも
人手を要するようになっていた。
置ガイド等を設置しなければならないため、汎用性に欠
けるうえ探傷するまで時間がかかり、更に、後処理にも
人手を要するようになっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】又、上記従来例などの
超音波探傷装置においては、広範な鋼板を無軌道で超音
波探傷する場合、探傷センサである探触子を手や台車に
固定し手動で探傷することが行われていた。このため、
探傷検査線の直線性や探触子位置の精度が得にくくなる
うえ、手動操作という人力による負荷がかかる欠点があ
った。
超音波探傷装置においては、広範な鋼板を無軌道で超音
波探傷する場合、探傷センサである探触子を手や台車に
固定し手動で探傷することが行われていた。このため、
探傷検査線の直線性や探触子位置の精度が得にくくなる
うえ、手動操作という人力による負荷がかかる欠点があ
った。
【０００６】一方、ガイド式無人探傷装置やレール式無
人探傷装置も知られているが、これらの場合には、ガイ
ドやレールなどの付帯設備を準備して設置しなければな
らず、人手が必要となるため、実用性に乏しいという欠
点があった。
人探傷装置も知られているが、これらの場合には、ガイ
ドやレールなどの付帯設備を準備して設置しなければな
らず、人手が必要となるため、実用性に乏しいという欠
点があった。
【０００７】このような事情により、省力化と高い探傷
精度を達成できる探傷装置の出現が強く望まれていた。
又、必要な場所にいつでも持ち運びできる可搬的な装置
であることも要請されていた。
精度を達成できる探傷装置の出現が強く望まれていた。
又、必要な場所にいつでも持ち運びできる可搬的な装置
であることも要請されていた。
【０００８】本発明は、かかる状況に鑑み、上述のよう
な従来例の欠点などを解消せんとして成されたものであ
り、被検査板の上に運び、スタート位置に移動して起動
させるだけで、該被検査板を全面探傷若しくはピッチ探
傷できるような超音波探傷装置を提供することを目的と
する。
な従来例の欠点などを解消せんとして成されたものであ
り、被検査板の上に運び、スタート位置に移動して起動
させるだけで、該被検査板を全面探傷若しくはピッチ探
傷できるような超音波探傷装置を提供することを目的と
する。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、板面探傷装置
において、被検査板の走行方向板面長と同一若しくは該
板面長よりも短い長さを有する一対の履帯で走行する履
帯台車と、該履帯台車に装着され必要に応じて前記履帯
台車を持ち上げ、走行方向と直交する方向に移動させる
横方向移動車輪と、該移動車輪の前と後に装着され、探
傷センサとしての探触子を、前記被検査板の板面に沿っ
て前記履帯の幅以上の範囲で走査する走査機構とを具備
し、前記被検査板面を探傷することにより、前記課題を
解決したものである。
において、被検査板の走行方向板面長と同一若しくは該
板面長よりも短い長さを有する一対の履帯で走行する履
帯台車と、該履帯台車に装着され必要に応じて前記履帯
台車を持ち上げ、走行方向と直交する方向に移動させる
横方向移動車輪と、該移動車輪の前と後に装着され、探
傷センサとしての探触子を、前記被検査板の板面に沿っ
て前記履帯の幅以上の範囲で走査する走査機構とを具備
し、前記被検査板面を探傷することにより、前記課題を
解決したものである。
【００１０】同様にして、本発明は、上記板面探傷装置
において、前記被検査板の走査方向の前端及び後端を検
出する板端部検知センサと、前記履帯台車の横方向座標
を追跡する台車位置検出装置とを付加することによっ
て、前記課題を解決したものである。
において、前記被検査板の走査方向の前端及び後端を検
出する板端部検知センサと、前記履帯台車の横方向座標
を追跡する台車位置検出装置とを付加することによっ
て、前記課題を解決したものである。
【００１１】又、本発明は、上記板面探傷装置におい
て、超音波探触子を前記探傷センサとし、該超音波探触
子が前記台車の左右方向に走査させる走査機構を有する
ことによって、前記課題を解決したものである。
て、超音波探触子を前記探傷センサとし、該超音波探触
子が前記台車の左右方向に走査させる走査機構を有する
ことによって、前記課題を解決したものである。
【００１２】
【作用】本発明においては、一対の比較的長い履帯で履
帯台車が走行すると共に、該履帯の前と後に必要に応じ
て履帯台車を持ち上げ、走行方向と直交する方向に移動
させる横方向移動車輪が履帯とは別に設けられている。
又、該移動車輪の前と後には、探触子を履帯の幅以上の
範囲で走査する走査機構が設けられている。
帯台車が走行すると共に、該履帯の前と後に必要に応じ
て履帯台車を持ち上げ、走行方向と直交する方向に移動
させる横方向移動車輪が履帯とは別に設けられている。
又、該移動車輪の前と後には、探触子を履帯の幅以上の
範囲で走査する走査機構が設けられている。
【００１３】このため、本発明に係わる板面探傷装置に
よる探傷が被検査板の端部にまで至ったとき、横方向移
動車輪が降下し、必要な距離だけ探傷装置を横方向に移
動させるようになっている。又、横方向移動時の精度
は、被検査板の外に設けたゲージの目盛を読み取るか、
あるいは履帯台車から引き出した伸縮自在ゲージによっ
て測定された横方向座標に基づいて制御される。
よる探傷が被検査板の端部にまで至ったとき、横方向移
動車輪が降下し、必要な距離だけ探傷装置を横方向に移
動させるようになっている。又、横方向移動時の精度
は、被検査板の外に設けたゲージの目盛を読み取るか、
あるいは履帯台車から引き出した伸縮自在ゲージによっ
て測定された横方向座標に基づいて制御される。
【００１４】更に、履帯の直進性が悪化した場合には、
履帯台車の横方向移動量によって補正が行われ、被検査
板の探傷漏れがないようにされる。
履帯台車の横方向移動量によって補正が行われ、被検査
板の探傷漏れがないようにされる。
【００１５】又、板面探傷装置に板端部検知センサを装
着した場合には、履帯及び探触子が被検査板の端面に達
したときに該板端部検知センサが作動する。
着した場合には、履帯及び探触子が被検査板の端面に達
したときに該板端部検知センサが作動する。
【００１６】即ち、履帯の前方に設けられた第１探触子
が探傷した箇所に、履帯の後方に設けられた第２探触子
が到達するまでは、第１探触子と第２探触子の双方が作
動して被検査板を探傷する。又、第１探触子が探傷した
箇所に第２探触子が到達した後は、第１探触子だけで被
検査板を探傷する。このようにして、通常ならば履帯の
下になって探傷されない部分をも残すことなく探傷する
ことができる。
が探傷した箇所に、履帯の後方に設けられた第２探触子
が到達するまでは、第１探触子と第２探触子の双方が作
動して被検査板を探傷する。又、第１探触子が探傷した
箇所に第２探触子が到達した後は、第１探触子だけで被
検査板を探傷する。このようにして、通常ならば履帯の
下になって探傷されない部分をも残すことなく探傷する
ことができる。
【００１７】換言するならば、本発明に係る板面探傷装
置は、履帯の直進性と安定性を活用して、被検査板の全
面を無理なく走査し、該鋼板の全面を漏れなく探傷でき
る。又、本発明に係る板面探傷装置は、横方向へ移動す
る毎に横方向座標を絶対値として検出するか、あるいは
一往復毎に起点からの位置をチェックすることができ
る。この場合、横方向座標の検出や起点からの位置のチ
ェックは、いかなる方法でもよく、例えば、後述の本実
施例で示すような糸巻き方式による方法、被検査板の端
部に沿わせて磁気スケール等を仮設する方法、若しくは
無線による方法などであってもよい。
置は、履帯の直進性と安定性を活用して、被検査板の全
面を無理なく走査し、該鋼板の全面を漏れなく探傷でき
る。又、本発明に係る板面探傷装置は、横方向へ移動す
る毎に横方向座標を絶対値として検出するか、あるいは
一往復毎に起点からの位置をチェックすることができ
る。この場合、横方向座標の検出や起点からの位置のチ
ェックは、いかなる方法でもよく、例えば、後述の本実
施例で示すような糸巻き方式による方法、被検査板の端
部に沿わせて磁気スケール等を仮設する方法、若しくは
無線による方法などであってもよい。
【００１８】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の発明の実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【００１９】図１は、本実施例の構成斜視図であり、図
中、１は例えば超音波探傷検査を必要とする平板状鋼板
などでなる被検査鋼板である。又、２は被検査鋼板１の
板面長と同一又はそれよりも短い長さを有する一対の履
帯で走行する履帯台車であって、探傷器記録計や水タン
クなどを搭載した履帯走行式の無軌道台車で構成されて
いる。
中、１は例えば超音波探傷検査を必要とする平板状鋼板
などでなる被検査鋼板である。又、２は被検査鋼板１の
板面長と同一又はそれよりも短い長さを有する一対の履
帯で走行する履帯台車であって、探傷器記録計や水タン
クなどを搭載した履帯走行式の無軌道台車で構成されて
いる。
【００２０】更に、３a 、３b は履帯台車２の履帯の前
と後に装備された探触子であり、被検査鋼板１を探傷し
て履帯台車２に搭載されている探傷器記録計に探傷検査
信号を送る。４a 〜４d は、被検査鋼板１の走査方向前
端と後端を検出する鋼板端部検知センサであり、履帯台
車２が横方向に移動するとき被検査鋼板１の端部に移動
すると同時に、履帯台車２が縦方向に直進中に履帯が被
検査鋼板１の端部に達したことを検知し、残っている探
傷必要距離を履帯台車２に搭載されている駆動制御盤な
どの制御系に伝達する。このようにして、１回目の直進
方向の探傷が完了する。
と後に装備された探触子であり、被検査鋼板１を探傷し
て履帯台車２に搭載されている探傷器記録計に探傷検査
信号を送る。４a 〜４d は、被検査鋼板１の走査方向前
端と後端を検出する鋼板端部検知センサであり、履帯台
車２が横方向に移動するとき被検査鋼板１の端部に移動
すると同時に、履帯台車２が縦方向に直進中に履帯が被
検査鋼板１の端部に達したことを検知し、残っている探
傷必要距離を履帯台車２に搭載されている駆動制御盤な
どの制御系に伝達する。このようにして、１回目の直進
方向の探傷が完了する。
【００２１】又、探触子３a 、３b の走査幅即ち履帯台
車２の横方向移動量も制御される。即ち、５は履帯台車
２が横方向に移動するときの移動距離を補正するために
用いられるゲージとしてのメジャーであり、予め被検査
鋼板１の端の外に磁石等で設置されている。又、メジャ
ー５の目盛は、履帯台車２に搭載された読取器で読み取
られ、所定の信号処理が施されて履帯台車２の横方向移
動量が制御される。
車２の横方向移動量も制御される。即ち、５は履帯台車
２が横方向に移動するときの移動距離を補正するために
用いられるゲージとしてのメジャーであり、予め被検査
鋼板１の端の外に磁石等で設置されている。又、メジャ
ー５の目盛は、履帯台車２に搭載された読取器で読み取
られ、所定の信号処理が施されて履帯台車２の横方向移
動量が制御される。
【００２２】６は伸縮自在なゲージとしての伸縮自在メ
ジャーであり、被検査鋼板１の上の起点Ａにおいて履帯
台車２の履帯が起点Ａ側に戻ったときの距離から判断し
て、該履帯に惰行がある場合には、その惰行の分を補正
するのに用いられる。
ジャーであり、被検査鋼板１の上の起点Ａにおいて履帯
台車２の履帯が起点Ａ側に戻ったときの距離から判断し
て、該履帯に惰行がある場合には、その惰行の分を補正
するのに用いられる。
【００２３】なお、メジャー５と伸縮自在メジャー６
は、いずれか一方を使用するだけで履帯台車２の移動距
離量を補正する目的が達成できるもので、これらのメジ
ャー５、６等によって履帯台車２の横方向座標を追跡す
る台車位置検出装置が構成されている。
は、いずれか一方を使用するだけで履帯台車２の移動距
離量を補正する目的が達成できるもので、これらのメジ
ャー５、６等によって履帯台車２の横方向座標を追跡す
る台車位置検出装置が構成されている。
【００２４】一方、図２及び図３は本実施例に係る超音
波探傷装置の走行軌跡の例を示す図であり、図２は被検
査鋼板１の上をタクト移動した軌跡を示し、図３は被検
査鋼板１の上を往復しながら横方向に移動した、いわゆ
る往復横移動の軌跡を示している。
波探傷装置の走行軌跡の例を示す図であり、図２は被検
査鋼板１の上をタクト移動した軌跡を示し、図３は被検
査鋼板１の上を往復しながら横方向に移動した、いわゆ
る往復横移動の軌跡を示している。
【００２５】又、メジャー５と伸縮自在メジャー６のい
ずれかを被検査鋼板１の両側に設置することにより、超
音波探傷装置を図２に示すようなタクト移動させること
ができ、被検査鋼板１の片側に設置することにより、超
音波探傷装置を図３に示すような往復後横移動させるこ
とができる。
ずれかを被検査鋼板１の両側に設置することにより、超
音波探傷装置を図２に示すようなタクト移動させること
ができ、被検査鋼板１の片側に設置することにより、超
音波探傷装置を図３に示すような往復後横移動させるこ
とができる。
【００２６】図４は、主として本実施例に係る超音波探
傷装置の平面を示す図、図５は、該超音波探傷装置の側
面を主に示す図であり、これらの図において、図１と同
一記号は同一意味を持たせて使用し、ここでの重複説明
は省略する。
傷装置の平面を示す図、図５は、該超音波探傷装置の側
面を主に示す図であり、これらの図において、図１と同
一記号は同一意味を持たせて使用し、ここでの重複説明
は省略する。
【００２７】又、１４、１４′は履帯、１５は架台、１
６a 、１６b は探触子走査駆動プーリ、１７a 、１７b
は探触子走行ガイドレール、１８a 、１８b は探触子走
行移動用チェーン、１９a 、１９b は探触子移動範囲セ
ンサである。
６a 、１６b は探触子走査駆動プーリ、１７a 、１７b
は探触子走行ガイドレール、１８a 、１８b は探触子走
行移動用チェーン、１９a 、１９b は探触子移動範囲セ
ンサである。
【００２８】ところで、図５に示すように、本実施例に
係る超音波探傷装置は、履帯１４が比較的長く、且つ、
遊車８a 〜８c を有している。このため、本実施例の超
音波探傷装置は、被検査鋼板１に密着し直進性に優れて
いる。なお、履帯１４の長さは長い程直進性がよくなる
が、探触子３a と探触子３b の距離が被検査鋼板１の探
傷方向長さの半分以下でなければならないため、被検査
鋼板１の全面探傷を無理なくできるようにするには、履
帯１４の長さにも一定の制限がある。即ち、履帯の長さ
は、走行長の半分以下であることが望まれる。又、超音
波探傷装置が被検査鋼板１の上を直進するとき、探触子
３a 、３b のうち探傷しなくとも良い方の探触子は、摩
耗防止などのため、通常、持ち上げて使用される。
係る超音波探傷装置は、履帯１４が比較的長く、且つ、
遊車８a 〜８c を有している。このため、本実施例の超
音波探傷装置は、被検査鋼板１に密着し直進性に優れて
いる。なお、履帯１４の長さは長い程直進性がよくなる
が、探触子３a と探触子３b の距離が被検査鋼板１の探
傷方向長さの半分以下でなければならないため、被検査
鋼板１の全面探傷を無理なくできるようにするには、履
帯１４の長さにも一定の制限がある。即ち、履帯の長さ
は、走行長の半分以下であることが望まれる。又、超音
波探傷装置が被検査鋼板１の上を直進するとき、探触子
３a 、３b のうち探傷しなくとも良い方の探触子は、摩
耗防止などのため、通常、持ち上げて使用される。
【００２９】更に、鋼板端部検知センサ４a （又は４b
）が被検査鋼板１の端部を検知したのち、探触子３a
が被検査鋼板１を端部まで探傷し、その後、図４の横方
向移動車輪９a 〜９d が降下し、超音波探傷装置を必要
なだけ横方向に移動せしめる。
）が被検査鋼板１の端部を検知したのち、探触子３a
が被検査鋼板１を端部まで探傷し、その後、図４の横方
向移動車輪９a 〜９d が降下し、超音波探傷装置を必要
なだけ横方向に移動せしめる。
【００３０】又、被検査鋼板１の端の外に設置されてい
るメジャー５の目盛を履帯台車２に搭載されている読取
器で読み取るか、あるいは、図１の起点Ａに固定され超
音波探傷装置側に自由に伸縮できる、図４の伸縮自在ド
ラム７により、図５の履帯１４が図１の起点Ａ側の端部
に到達したときの距離を計測する。
るメジャー５の目盛を履帯台車２に搭載されている読取
器で読み取るか、あるいは、図１の起点Ａに固定され超
音波探傷装置側に自由に伸縮できる、図４の伸縮自在ド
ラム７により、図５の履帯１４が図１の起点Ａ側の端部
に到達したときの距離を計測する。
【００３１】この計測値と図５の駆動制御盤１１に予め
設定されている横方向移動量との間に誤差が生じた場
合、該誤差を補正する横方向移動量が駆動制御盤１１に
設定され、被検査鋼板１の探傷漏れを防ぐようになって
いる。
設定されている横方向移動量との間に誤差が生じた場
合、該誤差を補正する横方向移動量が駆動制御盤１１に
設定され、被検査鋼板１の探傷漏れを防ぐようになって
いる。
【００３２】一方、図５の探触子３a が被検査鋼板１の
上を直角方向に移動する量、即ち縦方向移動量は、履帯
１４のピッチによって予め決定されており、超音波探傷
装置が被検査鋼板１を全面探傷することからピッチ探傷
することまで変えることができる。又、探触子３a 、３
b が被検査鋼板１の上を１回縦方向に進む毎に、横方向
に１回探触子３a 、３b が被検査鋼板１を探傷するよう
になっている。
上を直角方向に移動する量、即ち縦方向移動量は、履帯
１４のピッチによって予め決定されており、超音波探傷
装置が被検査鋼板１を全面探傷することからピッチ探傷
することまで変えることができる。又、探触子３a 、３
b が被検査鋼板１の上を１回縦方向に進む毎に、横方向
に１回探触子３a 、３b が被検査鋼板１を探傷するよう
になっている。
【００３３】なお、上記の詳細な説明では超音波探傷試
験について述べたが、本発明は平板の板面を走査する、
例えば渦流探傷、漏洩磁束探傷等のいわゆる探傷試験に
適用できる。
験について述べたが、本発明は平板の板面を走査する、
例えば渦流探傷、漏洩磁束探傷等のいわゆる探傷試験に
適用できる。
【００３４】又前後の走査機構は往復動方式に限らず、
旋回腕方式でもよく、あるいは走査幅全幅に亘るブラシ
型センサやアレイセンサを左右走査することなく走行す
る方式てあってもよい。
旋回腕方式でもよく、あるいは走査幅全幅に亘るブラシ
型センサやアレイセンサを左右走査することなく走行す
る方式てあってもよい。
【００３５】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、非検査鋼板のオフライン探傷において、探傷装置
をどこへでも持ち運びできるうえ、前記従来例の場合の
ように分解や組立てなどに人手を要することもなく、無
人無軌道で被検査板を探傷できる利点がある。
れば、非検査鋼板のオフライン探傷において、探傷装置
をどこへでも持ち運びできるうえ、前記従来例の場合の
ように分解や組立てなどに人手を要することもなく、無
人無軌道で被検査板を探傷できる利点がある。
【００３６】又、探傷装置による被検査板上の探傷走査
も正確であり、履帯台車に信号解析器などを搭載するだ
けで、後に被検査板の欠陥部などを確認する必要もな
く、無人で被検査板を探傷できる利点がある。従って、
被検査板を全面探傷する場合であっても、長時間に亘っ
て人力に頼る必要もなくなり、本発明実施による省力化
のメリットは極めて大である。
も正確であり、履帯台車に信号解析器などを搭載するだ
けで、後に被検査板の欠陥部などを確認する必要もな
く、無人で被検査板を探傷できる利点がある。従って、
被検査板を全面探傷する場合であっても、長時間に亘っ
て人力に頼る必要もなくなり、本発明実施による省力化
のメリットは極めて大である。
【００３７】更に、本発明により、被検査板の正確な探
傷が可能となって、探傷結果の信頼性が飛躍的に向上す
る利点がある。
傷が可能となって、探傷結果の信頼性が飛躍的に向上す
る利点がある。
【００３８】又、本発明に係る板面探傷装置を複数台用
いて、検査の生産性を更に向上させることもできる。
いて、検査の生産性を更に向上させることもできる。
【図１】図１は、本発明を超音波探傷に適用した実施例
の構成を示す斜視図である。
の構成を示す斜視図である。
【図２】図２は、前記実施例に係る超音波探傷装置の走
査軌跡を示す図である。
査軌跡を示す図である。
【図３】図３は、超音波探傷装置の走査軌跡を示す図で
ある。
ある。
【図４】図４は、超音波探傷装置の平面図である。
【図５】図５は、超音波探傷装置の側面図である。
１…被測定鋼板、 ２…履帯台車、 ３a 、３b …探触子、 ４a 〜４d …鋼板端部検知センサ、 ８a 〜８c …遊車、 ９a 〜９d …横方向移動車輪、 ９a ′〜９d ′…縦方向移動車輪、 １０…探傷器記録計、 １１…駆動制御盤、 １２…駆動モータ、 １３…水タンク、 １４…履帯。
Claims (3)
- 【請求項１】被検査板の走行方向板面長と同一若しくは
該板面長よりも短い長さを有する一対の履帯で走行する
履帯台車と、 該履帯台車に装着され必要に応じて前記履帯台車を持ち
上げ、走行方向と直交する方向に移動させる横方向移動
車輪と、 該移動車輪の前と後に装着され、探傷センサとしての探
触子を、前記被検査板の板面に沿って前記履帯の幅以上
の範囲で走査する走査機構とを具備し、 前記被検査板面を探傷する板面探傷装置。 - 【請求項２】請求項１において、前記被検査板の走査方
向の前端及び後端を検出する板端部検知センサと、前記
履帯台車の横方向座標を追跡する台車位置検出装置とを
具備することを特徴とする板面探傷装置。 - 【請求項３】請求項１又は２において、超音波探触子が
前記探傷センサとされ、該超音波探触子が前記台車の左
右方向に走査させる走査機構を有していることを特徴と
する板面探傷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356170A JPH05172798A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 板面探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356170A JPH05172798A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 板面探傷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05172798A true JPH05172798A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18447689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3356170A Pending JPH05172798A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 板面探傷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05172798A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014055830A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Jfe Steel Corp | 分光測定装置および分光測定方法 |
| CN105203630A (zh) * | 2015-09-29 | 2015-12-30 | 南车南京浦镇车辆有限公司 | 一种铝合金、碳钢薄板焊缝手动扫查器 |
| CN104374824B (zh) * | 2014-10-08 | 2017-04-05 | 顿向明 | 一种自找探伤机构 |
| CN106645411A (zh) * | 2017-01-09 | 2017-05-10 | 山东钢铁集团日照有限公司 | 一种中厚板全尺寸无盲区探伤装置及方法 |
| CN108008007A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-05-08 | 天津忠旺铝业有限公司 | 铝合金铸锭探伤设备及探伤方法 |
| JP2019194533A (ja) * | 2018-05-01 | 2019-11-07 | 株式会社神戸製鋼所 | 超音波探傷装置 |
| CN111474240A (zh) * | 2020-06-02 | 2020-07-31 | 中车唐山机车车辆有限公司 | 一种无损检测导向装置以及扫查方法 |
| WO2020171090A1 (ja) | 2019-02-22 | 2020-08-27 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 金属板用自走式検査装置及び検査方法、並びに金属板の製造方法 |
| CN113212338A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-08-06 | 安诺(深圳)创新技术有限公司 | 一种车联网共享数据处理系统 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01291157A (ja) * | 1988-05-17 | 1989-11-22 | Hitachi Ltd | 溶接線追従式走行装置 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP3356170A patent/JPH05172798A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01291157A (ja) * | 1988-05-17 | 1989-11-22 | Hitachi Ltd | 溶接線追従式走行装置 |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014055830A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Jfe Steel Corp | 分光測定装置および分光測定方法 |
| CN104374824B (zh) * | 2014-10-08 | 2017-04-05 | 顿向明 | 一种自找探伤机构 |
| CN105203630A (zh) * | 2015-09-29 | 2015-12-30 | 南车南京浦镇车辆有限公司 | 一种铝合金、碳钢薄板焊缝手动扫查器 |
| CN105203630B (zh) * | 2015-09-29 | 2017-10-20 | 中车南京浦镇车辆有限公司 | 一种铝合金、碳钢薄板焊缝手动扫查器 |
| CN106645411A (zh) * | 2017-01-09 | 2017-05-10 | 山东钢铁集团日照有限公司 | 一种中厚板全尺寸无盲区探伤装置及方法 |
| CN108008007A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-05-08 | 天津忠旺铝业有限公司 | 铝合金铸锭探伤设备及探伤方法 |
| JP2019194533A (ja) * | 2018-05-01 | 2019-11-07 | 株式会社神戸製鋼所 | 超音波探傷装置 |
| WO2020171090A1 (ja) | 2019-02-22 | 2020-08-27 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 金属板用自走式検査装置及び検査方法、並びに金属板の製造方法 |
| KR20210114452A (ko) | 2019-02-22 | 2021-09-23 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 금속판용 자주식 검사 장치 및 검사 방법, 그리고 금속판의 제조 방법 |
| CN111474240A (zh) * | 2020-06-02 | 2020-07-31 | 中车唐山机车车辆有限公司 | 一种无损检测导向装置以及扫查方法 |
| CN113212338A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-08-06 | 安诺(深圳)创新技术有限公司 | 一种车联网共享数据处理系统 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN110193837B (zh) | 轨道巡检机器人 | |
| KR102424193B1 (ko) | 레일 검사 장치 및 레일 검사 시스템 | |
| JPH02225702A (ja) | 鉄道レールに沿って移動する部材の横断方向の位置決め方法および装置 | |
| JPH05172798A (ja) | 板面探傷装置 | |
| CN214201293U (zh) | 一种地铁铁轨检测装置 | |
| JP3876704B2 (ja) | 寸法測定装置 | |
| JP2002303611A (ja) | トンネル覆工コンクリートの非破壊検査方法及び装置 | |
| JP2003057215A (ja) | 溶接部の自動超音波探傷方法および装置 | |
| JPH06347250A (ja) | 板厚測定装置 | |
| JP2742493B2 (ja) | 自立走行式板用探傷装置 | |
| JPH06160358A (ja) | 自動超音波探傷装置 | |
| JP2004226195A (ja) | 渦流探傷方法およびその装置 | |
| JP2001059720A (ja) | シート材検査装置 | |
| JPH05296986A (ja) | 自記マークトレース式探傷装置 | |
| CN220188426U (zh) | 一种便携钢板超声波检测装置 | |
| JPH063341A (ja) | 自走探傷装置 | |
| JP3116823B2 (ja) | 鉄筋補強パネルの鉄筋埋設位置判定装置 | |
| JPS5939702B2 (ja) | 移動物体の測定装置 | |
| CN216385584U (zh) | 一种电梯导轨准直度检测装置 | |
| CN218329695U (zh) | 一种用于自动车削生产时检测传动轴外径的装置 | |
| WO2024140548A1 (zh) | 检测系统及检测方法 | |
| CN219799275U (zh) | X射线检测系统 | |
| JPH05209869A (ja) | 厚板用自走行式探傷装置 | |
| JPS61243358A (ja) | 電縫鋼管溶接部に対する超音波探傷ヘツドの追従精度確認方法 | |
| JPH05149933A (ja) | 無人走行式探傷装置 |