JPH0517231U - 軸連結装置 - Google Patents

軸連結装置

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JPH0517231U
JPH0517231U JP6531891U JP6531891U JPH0517231U JP H0517231 U JPH0517231 U JP H0517231U JP 6531891 U JP6531891 U JP 6531891U JP 6531891 U JP6531891 U JP 6531891U JP H0517231 U JPH0517231 U JP H0517231U
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shaft
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spider
triaxial
separation
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展央 米山
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転軸の軸方向スライドを許容する場合にも、
軸継手による回転軸の連結部分が分離したり衝突したり
といった事故が発生するのを防ぐこと。 【構成】トリポード型ユニバーサルジョイント10のト
リポードハウジング11に一体形成され第1回転軸に結
合される軸部15と三軸スパイダ12に一体形成され第
2回転軸に結合される軸部16とを分離阻止手段30に
よって軸方向に非分離にしている。これにより、前記二
つの軸部15,16を相対的に軸方向左右にスライドさ
せたとき、トリポードハウジング11と三軸スパイダ1
2が分離したり衝突したりする、といった事故が起こら
ずに済む。しかも、分離阻止手段30によってトリポー
ド型ユニバーサルジョイント10が密封されているか
ら、トリポード型ユニバーサルジョイント10の潤滑性
が良好となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、二つの回転軸を、両回転軸の軸芯がそれぞれ傾動自在となるように かつ回転方向に動力伝達するよう連結しつつ、両回転軸が軸方向に分離しないよ うに連結する軸連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、二つの回転軸を、両回転軸の軸芯がそれぞれ傾動自在となるようにかつ 回転方向に動力伝達するよう連結する軸継手として、例えばトリポード型ユニバ ーサルジョイントやギヤカップリングなどがある。
【0003】 このような軸継手は、通常、軸方向に変位しない二つの回転軸相互の連結に用 いられるもので、二つの回転軸が軸方向に分離可能になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の軸継手を用いて二つの回転軸を連結していると、例えば 一方の回転軸が軸方向にスライドしたときに、回転軸それぞれが軸継手による連 結部分から分離するか、あるいは衝突する、といった不慮の事故をもたらすこと になりかねない。
【0005】 本考案は、このような事情に鑑みて創案されたもので、回転軸の軸方向スライ ドを許容する場合にも、軸継手による回転軸の連結部分が分離したり衝突したり といった不慮の事故が発生するのを防ぐことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本考案は、次のような構成をとる。
【0007】 本考案の軸連結装置は、第1回転軸の一端の筒状部に第2回転軸の一端を、両 回転軸の軸芯がそれぞれ傾動自在となるようにかつ回転方向に動力伝達するよう 連結する軸継手と、 第1回転軸の筒状部内端面と第2回転軸の外端面との間に設けられ、両回転軸 を軸方向に引き離すよう弾発付勢する付勢手段と、 前記軸継手を密封するとともに両回転軸の軸方向分離を阻止する分離阻止手段 とを備え、 かつ、前記分離阻止手段が、第1回転軸の筒状部の端面に設けられた球面カバ ーと、第2回転軸に外嵌固定されて前記球面カバーの内面に前記付勢手段の付勢 力によって圧接される球面リングとからなる、ことに特徴を有する。
【0008】
【作用】
分離阻止手段によって二つの回転軸が軸方向に非分離になっているから、いず れか一方の回転軸が軸方向にスライドした場合に、回転軸それぞれが分離したり 衝突したりする、といった事故が起こらずに済む。しかも、分離阻止手段によっ て軸継手が密封されているから、軸継手の潤滑性が良好となる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】 図1に本考案の一実施例を示している。本実施例ではトリポード型ユニバーサ ルジョイントのアッセンブリを示している。図中、10は軸継手としてのトリポ ード型ユニバーサルジョイント、20は付勢手段、30は分離阻止手段である。
【0011】 トリポード型ユニバーサルジョイント10は、図示しない二つの回転軸の軸芯を 傾動自在となるようにかつ回転方向に動力伝達するよう連結するもので、トリポ ードハウジング(請求項に記載の筒状部に相当)11と、三軸スパイダ12と、 三軸スパイダ12の三つの軸端にニードルローラ13を介して装着されてトリポ ードハウジング11の溝にそれぞれはめ入れられるローラ14とからなる。トリ ポードハウジング11の一端には外周にスプライン歯を有する軸部15が一体形 成されており、三軸スパイダ12にも外周にスプライン歯を有する軸部16が一 体形成されている。この両軸部15,16に図示しない回転軸がそれぞれ連結さ れるようになっている。
【0012】 付勢手段20は、トリポードハウジング11と三軸スパイダ12とを軸方向に 引き離すよう弾発付勢するもので、三軸スパイダ12の端面中心に設けられた凹 部21と、凹部21に圧縮状態で収納されるコイルスプリング22と、一部が突 出してトリポードハウジング11の内端面に当接するよう凹部21に収納された プッシュロッド23と、凹部21の開口側に取り付けられて凹部21からプッシ ュロッド23が抜け出るのを防止する抜け出め板24とからなる。
【0013】 分離阻止手段30は、トリポード型ユニバーサルジョイント10を密封すると ともにトリポードハウジング11と三軸スパイダ12との軸方向分離を阻止する もので、トリポードハウジング11の端面に外周部分がボルトを介して取り付け られる球面カバー31と、三軸スパイダ12の軸部16の途中部位に外嵌固定さ れて前記球面カバー31の球面部33の内面に前記付勢手段20の付勢力によっ て圧接される球面リング32とからなる。この球面リング32は、球面カバー3 1との摺接時の動作を円滑にするメタル材料から形成されたもので、その球面部 33は両軸部15,16の軸芯O1と三軸スパイダ12の三軸の軸芯O2との交点 Xを曲率中心とした円弧からなる。球面カバー31は球面リング32の球面部3 3に沿った形状になっている。そして、球面カバー31の内周端には、環状爪3 4が形成されており、この環状爪34に球面リング32の外周に接触するオイル シール35が取り付けられている。
【0014】 球面リング32は、三軸スパイダ12の軸部16の環状段部16aとカラー4 0およびスリーブ41とで挟まれることによって軸方向に位置決めされている。 このスリーブ41は、三軸スパイダ12の軸部16の他端外周にスプライン嵌合 されていて軸方向にスライド可能なのであるが、ここでは三軸スパイダ12の軸 部16の他端面にカバー42およびボルト43を介して不動状に固定されており 、このスリーブ41に図示しない回転軸が連結されるようになっている。
【0015】 このようなトリポード型ユニバーサルジョイントアッセンブリは、分離阻止手 段30によってトリポードハウジング11と三軸スパイダ12とが非分離になっ ているとともに、付勢手段20のコイルスプリング22によってトリポードハウ ジング11と三軸スパイダ12とが適度に反発するようになっているから、仮に 、トリポードハウジング11の軸部15が軸方向にスライドしたとき、三軸スパ イダ12がトリポードハウジング11から抜け出たり、あるいは三軸スパイダ1 2とトリポードハウジング11とが衝突したりすることが回避される。また、ト リポードハウジング11の軸部15と三軸スパイダ12の軸部16とが相対的に 傾動したとき、分離阻止手段30の球面カバー31と球面リング32とが摺動し て両軸体の傾動動作を案内するとともに、この傾動動作時において、球面カバー 31と球面リング32との摺接構造およびオイルシール35によってトリポード 型ユニバーサルジョイント10の密封状態を維持することができる。
【0016】 図2および図3に本考案の他の実施例を示している。本実施例において上記実 施例と異なる構成は、軸継手としてギヤカップリング50を用いていることであ る。このギヤカップリング50は、第1回転軸15Aの一端内周に一体形成され ている内歯51と、第2回転軸16Aの一端外周に一体形成されている外歯52 とからなり、内歯51および外歯52のいずれも、外表面および側面にフルクラ ウニングが施されている。このため、第1回転軸15Aの軸芯と第2回転軸16 Aの軸芯とが傾動自在になっている。
【0017】 なお、上述した実施例では、トリポード型ユニバーサルジョイント10のトリ ポードハウジング11と第1回転軸(図示省略)とを、また、三軸スパイダ12 と第2回転軸(図示省略)とをそれぞれ別体として説明しているが、それらを一 体に形成した形態で実施することも可能である。
【0018】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば、軸継手によって連結すべき二つの回転 軸のうちの一方が軸方向にスライドしたとき、二つの回転軸が軸継手による連結 部分から分離したり衝突したりする、といった事故が起こるのを防止できる。し かも、分離阻止手段は軸継手を密封するものであるから、軸継手の潤滑性が良好 となり、寿命向上に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の軸連結装置を示す縦断面
図。
【図2】本考案の他の実施例の軸連結装置を示す縦断面
図。
【図3】図2の外歯の平面形状を示す部分展開図。
【符号の説明】
10 トリポード型ユニバーサルジョイント 11 トリポードハウジング 12 三軸スパイダ 15 トリポードハウジングの軸部 16 三軸スパイダの軸部 20 付勢手段 30 分離阻止手段 31 球面カバー 32 球面リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1回転軸の一端の筒状部に第2回転軸の
    一端を、両回転軸の軸芯がそれぞれ傾動自在となるよう
    にかつ回転方向に動力伝達するよう連結する軸継手と、 第1回転軸の筒状部内端面と第2回転軸の外端面との間
    に設けられ、両回転軸を軸方向に引き離すよう弾発付勢
    する付勢手段と、 前記軸継手を密封するとともに両回転軸の軸方向分離を
    阻止する分離阻止手段とを備え、 かつ、前記分離阻止手段が、第1回転軸の筒状部の端面
    に設けられた球面カバーと、第2回転軸に外嵌固定され
    て前記球面カバーの内面に前記付勢手段の付勢力によっ
    て圧接される球面リングとからなる、ことを特徴とする
    軸連結装置。
JP1991065318U 1991-08-19 1991-08-19 軸連結装置 Expired - Fee Related JP2573468Y2 (ja)

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JP1991065318U JP2573468Y2 (ja) 1991-08-19 1991-08-19 軸連結装置

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JP1991065318U JP2573468Y2 (ja) 1991-08-19 1991-08-19 軸連結装置

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JPH0517231U true JPH0517231U (ja) 1993-03-05
JP2573468Y2 JP2573468Y2 (ja) 1998-05-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026267A1 (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Ntn株式会社 摺動式等速自在継手

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0493162A1 (fr) * 1990-12-28 1992-07-01 Gkn Glaenzer Spicer Joint de transmission à fixité axiale

Patent Citations (1)

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WO2012026267A1 (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Ntn株式会社 摺動式等速自在継手

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Publication number Publication date
JP2573468Y2 (ja) 1998-05-28

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