JPH05171322A - 永久磁石合金及びその製造方法 - Google Patents
永久磁石合金及びその製造方法Info
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- JPH05171322A JPH05171322A JP3336496A JP33649691A JPH05171322A JP H05171322 A JPH05171322 A JP H05171322A JP 3336496 A JP3336496 A JP 3336496A JP 33649691 A JP33649691 A JP 33649691A JP H05171322 A JPH05171322 A JP H05171322A
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- Japan
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- alloy
- permanent magnet
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/047—Alloys characterised by their composition
- H01F1/053—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
- H01F1/055—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
- H01F1/0551—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes
- H01F1/0552—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes with a protective layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一体成形型傾斜磁性Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金及
びその製造方法を提供すること。 【構成】 永久磁石合金は，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金の表
面の一部から他方に向かってＣの濃度が次第に減少して
いる。また，永久磁石合金は，Ｃを含有し，両端部にお
ける磁気特性が異なる。この永久磁石合金を製造するに
は，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金表面にＣ又はＣ混合物を塗布
し，真空又はアルゴン雰囲気中で４００〜１０００℃
で，１〜２時間保持する。
びその製造方法を提供すること。 【構成】 永久磁石合金は，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金の表
面の一部から他方に向かってＣの濃度が次第に減少して
いる。また，永久磁石合金は，Ｃを含有し，両端部にお
ける磁気特性が異なる。この永久磁石合金を製造するに
は，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金表面にＣ又はＣ混合物を塗布
し，真空又はアルゴン雰囲気中で４００〜１０００℃
で，１〜２時間保持する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金
に関し，詳しくは，スパッタ磁気回路等に用いられるＳ
ｍ−Ｃｏ型磁石合金を使用するとともに傾斜磁性を有す
る永久磁石合金及びその製造方法に関するものである。
に関し，詳しくは，スパッタ磁気回路等に用いられるＳ
ｍ−Ｃｏ型磁石合金を使用するとともに傾斜磁性を有す
る永久磁石合金及びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来，磁石材料内で磁気的な特性を傾斜
させる、即ち，磁化方向に対して，磁化の強さに勾配を
もたせる方法としては，異なる磁気特性を有する磁石同
士を夫々接着する方法が採られている。
させる、即ち，磁化方向に対して，磁化の強さに勾配を
もたせる方法としては，異なる磁気特性を有する磁石同
士を夫々接着する方法が採られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし，従来の方法で
は，得られる磁石は接着剤等を使用している為，使用環
境等により，接着剤からでるガス等が他の物へ悪い影響
を及ぼすという欠点があった。そして，このような欠点
を排除した一体成形型の傾斜磁性を有する磁石材料の提
供が望まれている。
は，得られる磁石は接着剤等を使用している為，使用環
境等により，接着剤からでるガス等が他の物へ悪い影響
を及ぼすという欠点があった。そして，このような欠点
を排除した一体成形型の傾斜磁性を有する磁石材料の提
供が望まれている。
【０００４】そこで，本発明の技術的課題は，Ｓｍ−Ｃ
ｏ型磁石合金において，接着剤等を用いない一体成形型
傾斜磁性永久磁石合金及びその製造方法を提供すること
にある。
ｏ型磁石合金において，接着剤等を用いない一体成形型
傾斜磁性永久磁石合金及びその製造方法を提供すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば，Ｓｍ−
Ｃｏ型磁石合金の表面の一部から離れるに従ってＣの濃
度が次第に減少していることを特徴とする永久磁石合金
が得られる。
Ｃｏ型磁石合金の表面の一部から離れるに従ってＣの濃
度が次第に減少していることを特徴とする永久磁石合金
が得られる。
【０００６】本発明によれば，Ｃを含有するＳｍ−Ｃｏ
型磁石合金であって，磁化方向両端部における磁気特性
が異なることを特徴とする永久磁石合金が得られる。
型磁石合金であって，磁化方向両端部における磁気特性
が異なることを特徴とする永久磁石合金が得られる。
【０００７】本発明によれば，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金表
面にＣ又はＣ混合物を塗布し，真空又はアルゴン雰囲気
中で４００〜１０００℃で，１〜２時間保持することを
特徴とする永久磁石合金の製造方法が得られる。
面にＣ又はＣ混合物を塗布し，真空又はアルゴン雰囲気
中で４００〜１０００℃で，１〜２時間保持することを
特徴とする永久磁石合金の製造方法が得られる。
【０００８】Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金の表面の一部から他
方に向かってＣの濃度が次第に減少していることを特徴
とする永久磁石合金が得られる。
方に向かってＣの濃度が次第に減少していることを特徴
とする永久磁石合金が得られる。
【０００９】
【作用】本発明においては，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金表面
にＣ又はＣ混合物を塗布し，真空又はアルゴン雰囲気中
で４００〜１０００℃で，１〜２時間保持することによ
って，磁化方向両端部における磁気特性が，拡散した炭
素濃度によって異なる。
にＣ又はＣ混合物を塗布し，真空又はアルゴン雰囲気中
で４００〜１０００℃で，１〜２時間保持することによ
って，磁化方向両端部における磁気特性が，拡散した炭
素濃度によって異なる。
【００１０】
【実施例】以下，本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１１】直方体形状を有するＳｍ−Ｃｏ型磁石合金
の一端面にＣ又はＣ混合物を塗布し，真空又はＡｒガス
雰囲気中で８００〜８５０℃に加熱し，１〜２時間保持
後冷却を行う熱処理を施し，一体成形型の傾斜磁性Ｓｍ
−Ｃｏ磁石合金を製造した。得られた磁石合金を等分割
した各部におけるＣ含有量を図１に示す。図１に示すよ
うに，前記熱処理を磁石合金に施すことによりＳｍ−Ｃ
ｏ型磁石表面に塗布したＣ及びＣ混合物のＣが，Ｃ及び
Ｃ混合物を塗布した表面からＳｍ−Ｃｏ型磁石合金内部
への原子拡散の発生により，Ｃ及びＣ混合物塗布面を起
点として，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金内部へ向かって，更に
他端面に向かってＣの含有量の差が生じ，Ｃの含有量に
ある一定の勾配を有するＳｍ−Ｃｏ型磁石合金が製造さ
れる。このように，ＣのＳｍ−Ｃｏ磁石内部への拡散に
より，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金内部で，Ｃ含有量の濃度勾
配に伴い，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金の内部の磁気特性もあ
る一定の強度勾配をもって変化する。
の一端面にＣ又はＣ混合物を塗布し，真空又はＡｒガス
雰囲気中で８００〜８５０℃に加熱し，１〜２時間保持
後冷却を行う熱処理を施し，一体成形型の傾斜磁性Ｓｍ
−Ｃｏ磁石合金を製造した。得られた磁石合金を等分割
した各部におけるＣ含有量を図１に示す。図１に示すよ
うに，前記熱処理を磁石合金に施すことによりＳｍ−Ｃ
ｏ型磁石表面に塗布したＣ及びＣ混合物のＣが，Ｃ及び
Ｃ混合物を塗布した表面からＳｍ−Ｃｏ型磁石合金内部
への原子拡散の発生により，Ｃ及びＣ混合物塗布面を起
点として，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金内部へ向かって，更に
他端面に向かってＣの含有量の差が生じ，Ｃの含有量に
ある一定の勾配を有するＳｍ−Ｃｏ型磁石合金が製造さ
れる。このように，ＣのＳｍ−Ｃｏ磁石内部への拡散に
より，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金内部で，Ｃ含有量の濃度勾
配に伴い，Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金の内部の磁気特性もあ
る一定の強度勾配をもって変化する。
【００１２】図２は，図１と同様のＳｍ−Ｃｏ型磁石合
金分割位置と磁気特性とを示している。図示のように，
Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金において，Ｃ含有量が増加すると
磁気特性は，低下する傾向にあるので，最終的な傾斜磁
性Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金としては，Ｃ及びＣ混合物を塗
布した面の方へ移行するにしたがって磁気特性が低くな
る傾斜磁性Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金が製造される。
金分割位置と磁気特性とを示している。図示のように，
Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金において，Ｃ含有量が増加すると
磁気特性は，低下する傾向にあるので，最終的な傾斜磁
性Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金としては，Ｃ及びＣ混合物を塗
布した面の方へ移行するにしたがって磁気特性が低くな
る傾斜磁性Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金が製造される。
【００１３】従って，接着剤を用いない傾斜磁性材料の
製造が可能になり，接着剤の蒸発及び劣化等の悪影響を
取り除くことが可能になり，最終的に従来の傾斜磁性材
料よりも高品質の信頼性が得られる。
製造が可能になり，接着剤の蒸発及び劣化等の悪影響を
取り除くことが可能になり，最終的に従来の傾斜磁性材
料よりも高品質の信頼性が得られる。
【００１４】
【発明の効果】以上，述べたように，本発明によれば，
接着剤を用いないので品質の優れた傾斜磁性を有する一
体成形型Ｓｍ−Ｃｏ磁石合金とその製造方法を提供する
ことができる。
接着剤を用いないので品質の優れた傾斜磁性を有する一
体成形型Ｓｍ−Ｃｏ磁石合金とその製造方法を提供する
ことができる。
【図１】本発明の実施例に係るＳｍ−Ｃｏ型磁石合金の
分割位置とＣ含有量とを示す図である。
分割位置とＣ含有量とを示す図である。
【図２】本発明の実施例に係るＳｍ−Ｃｏ型磁石合金の
分割位置と磁気特性との関係を示す図である。
分割位置と磁気特性との関係を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項１】 Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金の表面の一部から
離れるに従ってＣの濃度が次第に減少していることを特
徴とする永久磁石合金。 - 【請求項２】 Ｃを含有するＳｍ−Ｃｏ型磁石合金であ
って，磁化方向両端部における磁気特性が異なることを
特徴とする永久磁石合金。 - 【請求項３】 Ｓｍ−Ｃｏ型磁石合金表面にＣ又はＣ混
合物を塗布し，真空又はアルゴン雰囲気中で４００〜１
０００℃で，１〜２時間保持することを特徴とする永久
磁石合金の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3336496A JPH05171322A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 永久磁石合金及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3336496A JPH05171322A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 永久磁石合金及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05171322A true JPH05171322A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18299734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3336496A Withdrawn JPH05171322A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 永久磁石合金及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05171322A (ja) |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP3336496A patent/JPH05171322A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |