JPH0517120U - 自動車用ラジエータ - Google Patents

自動車用ラジエータ

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Publication number
JPH0517120U
JPH0517120U JP7007591U JP7007591U JPH0517120U JP H0517120 U JPH0517120 U JP H0517120U JP 7007591 U JP7007591 U JP 7007591U JP 7007591 U JP7007591 U JP 7007591U JP H0517120 U JPH0517120 U JP H0517120U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
filler body
filler
pressure
valve seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP7007591U
Other languages
English (en)
Inventor
幹生 渡辺
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 昭和アルミニウム株式会社 filed Critical 昭和アルミニウム株式会社
Priority to JP7007591U priority Critical patent/JPH0517120U/ja
Publication of JPH0517120U publication Critical patent/JPH0517120U/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジエータの全高を低く抑えることができる
ようにした自動車用ラジエータを提供する。 【構成】 アッパータンク3に設けられた略円筒状のフ
ィラーボデー5に、アッパータンク3内の圧力が所定値
以上になった時にその圧力をリザーブタンクに逃がすた
めの加圧弁9を有するフィラーキャップ7を設けてなる
自動車用ラジエータである。フィラーボデー5の内周部
には加圧弁弁体9a用の弁座部11が設けられ、この弁
座部11よりも低い位置のフィラーボデー5の外周部に
はリザーブタンクに連通するプリーザパイプ13が設け
られ、このプリーザパイプ13とフィラーボデー5の内
部とは内部通路15を介して連通され、この通路15は
フィラーボデー5の周壁に設けられていることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用ラジエータに係り、特にラジエータの全高を低く抑えること ができるようにした自動車用ラジエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図3に示すように、アッパータンク51に設けられた円筒状のフィラ ーボデー53に、該アッパータンク51内の圧力が所定値以上になった時に、ア ッパータンク51内の圧力をリザーブタンクに逃がすための加圧弁55を有する フィラーキャップ61を設けてなる自動車用ラジエータは知られている。
【0003】 この種の従来の自動車用ラジエータは、フィラーボデー53の内周部に加圧弁 55の弁体55a用の環状の弁座部57を設け、この弁座部57よりも高い位置 のフィラーボデー53の外周部にリザーブタンク(図示せず)に連通するプリー ザパイプ59を設けて構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、弁座部57よりも高い位置のフィラーボデー 53の外周部にプリーザパイプ59を設けているので、弁座部57よりも上方に 延びるフィラーボデー53の高さYとしては、プリーザパイプ59の内径a、そ の肉厚b、フィラーキャップ61のキャップ爪の逃げc、キャップガイドの高さ dの4つを総合した高さY(=a+b+c+d)が必要になり、その分だけラジ エータの全高が高くなるという問題がある。
【0005】 自動車用ラジエータの場合には、ラジエータの全高が自動車のエンジンルーム の形状により規制されるので、寸法Yが高くなると必然的にコアが小さくなり、 ラジエータの性能が低下するという問題がある。
【0006】 そこで、本考案の目的は、上述した従来の技術が有する問題点を解消し、ラジ エータの全高を低く抑えることができるようにした自動車用ラジエータを提供す ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、アッパータンクに設けられた略円筒状 のフィラーボデーに、アッパータンク内の圧力が所定値以上になった時にその圧 力をリザーブタンクに逃がすための加圧弁を有するフィラーキャップを設けてな る自動車用ラジエータにおいて、略円筒状のフィラーボデーの内周部に加圧弁弁 体用の弁座部を設けると共に、この弁座部よりも低い位置のフィラーボデーの外 周部にリザーブタンクに連通するプリーザパイプを設け、このプリーザパイプと フィラーボデーの内部とを連通する内部通路をフィラーボデーの周壁に設けたこ とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
本考案によれば、弁座部よりも上方に延びるフィラーボデーの高さを、従来の ものに比べて低くすることができるので、その分だけラジエータの全高を低くす ることができ、従って、要求されるラジエータの全高が決まれば、その高さを低 くすることができる分だけ、ラジエータのコアを必然的に大きくすることができ 、よってラジエータの性能を向上させることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案による自動車用ラジエータの一実施例を図1乃至図2を参照して 説明する。
【0010】 図1において、1はアルミニウム製のラジエータのコアを示しており、このコ ア1の上端には公知の方法によりアッパータンク3が接合されている。またここ では図示は省略するがコア1の下端にはロアータンクが接合されている。
【0011】 アッパータンク3の上部には、図2からも明らかなように、ほぼ円筒状のフィ ラーボデー5が一体的に形成されており、このフィラーボデー5にはフィラーキ ャップ7が被せられている。このフィラーキャップ7にはアッパータンク3内の 圧力が所定値以上になった時に、その圧力をリザーブタンク(図示せず)に逃が すための加圧弁9が設けられ、この加圧弁9の弁体9aは、フィラーボデー5の 内周部に形成された環状の弁座部11に当接可能になっている。
【0012】 しかして弁座部11よりも低い位置のフィラーボデー5の外周部には、リザー ブタンク(図示せず)に連通するプリーザパイプ13が設けられ、このプリーザ パイプ13の内部Aとフィラーボデー5の内部B(又は内部C)とはほぼL字形 に形成された内部通路15を通して連通可能であり、この内部通路15はフィラ ーボデー5の周壁に一体に形成されている。
【0013】 次に、この実施例の作用を説明する。
【0014】 自動車の運転中にラジエータの水蒸気圧力が所定の圧力以上に上昇すると、フ ィラーボデー5の内部Cの圧力が上昇し、この圧力の上昇に応じて、加圧弁9の スプリング力に抗して弁体9aが押し上げられ、内部Cの圧力と内部Bの圧力と が等しくなり、その圧力は内部通路15及びプリーザパイプ13を通じてリザー ブタンク(図示せず)に逃がされる。
【0015】 次いで、所定の圧力以下に降下すると、加圧弁9のスプリング力により弁体9 aが押し下げられ、内部通路15及びプリーザパイプ13が閉塞され、ラジエー タの水蒸気圧力がその圧力で維持される。
【0016】 しかして、この実施例によれば、弁座部11よりも上方に延びるフィラーボデ ー5の高さY′としては、図2に示すように、フィラーキャップ7のキャップ爪 の逃げc′、キャップガイドの高さd′の2つを総合した高さY′(=c′+d ′)があれば充分であるので、従来のもの(=高さY)に比べ、その高さY′を 低くすることができるので、その分だけラジエータの全高を低くすることができ る。従って、要求されるラジエータの全高が決まれば、高さY′が低い分だけ、 必然的にそのコア1を大きくすることができるので、ラジエータの性能を向上さ せることができる。
【0017】 またこの実施例によれば、プリーザパイプ13の位置を低くし、フィラーボデ ー5の周壁にL字形の通路15を設けるだけであるので、それをコンパクトに製 造することができ、材料費が削減されて安価なものを提供することができるなど の効果を奏する。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、略円筒状のフィラーボデー の内周部に加圧弁弁体用の弁座部を設けると共に、この弁座部よりも低い位置の フィラーボデーの外周部にリザーブタンクに連通するプリーザパイプを設け、こ のプリーザパイプとフィラーボデーの内部とを連通する内部通路をフィラーボデ ーの周壁に設けたので、弁座部よりも上方に延びるフィラーボデーの高さを従来 のものに比べて低くすることができるので、その分だけラジエータの全高を低く することができ、要求されるラジエータの全高が決まれば、その高さの低い分だ け必然的にコアを大きくすることができるので、ラジエータの性能を向上させる ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車用ラジエータの一実施例を
示す正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】従来の図2相当図である。
【符号の説明】
1 コア 3 アッパータンク 5 フィラーボデー 7 フィラーキャップ 9 加圧弁 9a 弁体 11 弁座部 13 プリーザパイプ 15 内部通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパータンクに設けられた略円筒状の
    フィラーボデーに、前記アッパータンク内の圧力が所定
    値以上になった時にその圧力をリザーブタンクに逃がす
    ための加圧弁を有するフィラーキャップを設けてなる自
    動車用ラジエータにおいて、前記略円筒状のフィラーボ
    デーの内周部に前記加圧弁弁体用の弁座部を設けると共
    に、この弁座部よりも低い位置のフィラーボデーの外周
    部に前記リザーブタンクに連通するプリーザパイプを設
    け、このプリーザパイプと前記フィラーボデーの内部と
    を連通する内部通路を前記フィラーボデーの周壁に設け
    たことを特徴とする自動車用ラジエータ。
JP7007591U 1991-08-07 1991-08-07 自動車用ラジエータ Pending JPH0517120U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7007591U JPH0517120U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 自動車用ラジエータ

Applications Claiming Priority (1)

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JP7007591U JPH0517120U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 自動車用ラジエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0517120U true JPH0517120U (ja) 1993-03-05

Family

ID=13421066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7007591U Pending JPH0517120U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 自動車用ラジエータ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0517120U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012149536A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Tigers Polymer Corp リザーバタンクの空気通路構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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