JPH05169660A - インクジェット記録ヘッド及び該ヘッドを具備するインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及び該ヘッドを具備するインクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH05169660A
JPH05169660A JP3336930A JP33693091A JPH05169660A JP H05169660 A JPH05169660 A JP H05169660A JP 3336930 A JP3336930 A JP 3336930A JP 33693091 A JP33693091 A JP 33693091A JP H05169660 A JPH05169660 A JP H05169660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording head
ink
energy
support
ink jet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3336930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3015179B2 (ja
Inventor
Kenjiro Watanabe
顕二郎 渡邉
Koji Yamakawa
浩二 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18303945&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH05169660(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP33693091A priority Critical patent/JP3015179B2/ja
Priority to CA002085568A priority patent/CA2085568C/en
Priority to US07/992,508 priority patent/US6328422B1/en
Priority to MYPI92002332A priority patent/MY108263A/en
Priority to SG1996008502A priority patent/SG72672A1/en
Priority to DE69226756T priority patent/DE69226756T2/de
Priority to EP92121480A priority patent/EP0547596B1/en
Priority to AT92121480T priority patent/ATE170132T1/de
Priority to KR1019920024613A priority patent/KR970001596B1/ko
Priority to AU30262/92A priority patent/AU660746B2/en
Priority to CN92114450A priority patent/CN1059861C/zh
Publication of JPH05169660A publication Critical patent/JPH05169660A/ja
Publication of JP3015179B2 publication Critical patent/JP3015179B2/ja
Application granted granted Critical
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性の一層高い安定した記録を行うことが
可能な小型のインクジェット記録ヘッド及び該ヘッドを
具備するインクジェット記録装置を提供する。 【構成】 支持体と、該支持体に沿って配設され、記録
信号に応じて吐出口からインクを吐出するために利用さ
れるエネルギーを発生するエネルギー発生手段が設けら
れたエネルギー基板と、前記支持体に沿って配設され、
接続端子を介して記録装置本体からの前記記録信号を前
記エネルギー基板に伝達するための配線基板と、を有
し、前記支持体の前記エネルギー基板が配設されている
側とは反対側に前記接続端子が配されていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばインクジェット
記録装置本体から取り外しのできる小型のインクジェッ
ト記録ヘッド及び該ヘッドを具備するインクジェット記
録装置に関するものである。
【0002】
【背景の技術】今日、種々の記録方式が開発されてい
る。中でも記録信号に応じて吐出口からインクを吐出し
て記録を行うインクジェット記録方式は、装置の小型化
及び低騒音化が容易である等のために、近年広く使用さ
れている。このインクジェット記録装置に用いられるイ
ンクジェット記録ヘッドは、保守の容易性から記録装置
本体から取り外しができるようになっているものが少な
くない。インクの供給及び電気信号の供給は、それぞれ
例えばチューブジョイント、コネクタ接触端子などによ
ってなされている。
【0003】図5及び図6は、背景となる関連技術に係
るインクジェット記録ヘッドの一例を示す夫々模式的側
断面図及び模式的斜視図である。ここでは、特に熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出する形態のインクジェッ
ト記録ヘッドを示す。
【0004】支持板1の上面には、熱エネルギーを発生
する電気熱変換体の発熱部(以下、「ヒータ」とも称す
る)が表面に設けられ基材がSi等からなるエネルギー
基板(以下、「ヒータボード」とも称する)2と、記録
装置本体から送られて来る電気信号をヒータボード2に
伝達するための、基材がガラス/エポキシ等からなる配
線基板9と、が接着されて配設されている。ヒータボー
ド2と配線基板9とは、ワイヤボンディング7によって
接続されている。
【0005】配線基板9の上面には、記録装置本体のフ
レキシブル配線基板と接触して電気的に接続されるコン
タクトパッド4(以下、「接続端子」とも称する)が配
設されている。インクはインク供給部材6を介して記録
装置本体側から共通液室及びインク路の壁を形成する天
板5内へ供給され、吐出口8より吐出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、支持板
1の同一面側にインクジョイント部とコンタクトパッド
部とが配置されるため、記録ヘッドを記録装置本体から
抜き差しして着脱した後のインクジョイント部からの僅
かなインク漏れだしにより、コンタクトパッド部がイン
クに汚染され、接触不良が発生することがあるという問
題があった。
【0007】また、近年では更なる装置の小型化が要望
されているが、コンタクトパッド部は接続端子数、パッ
ド面積に制約があり、コンタクトパッド部の占める面積
を小さくすることもなかなか困難であり、記録ヘッドの
支持板の面積はヒータボード部、ワイヤボンディング部
及びコンタクトパッド部の合計により決定されるので、
更なる小型化を容易には達成し得ないという問題もあっ
た。
【0008】本発明は、これらの問題を解決し、信頼性
の一層高い安定した記録を行うことが可能な小型のイン
クジェット記録ヘッド及び該ヘッドを具備するインクジ
ェット記録装置を提供することを主たる目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のインクジェット記録ヘッドは、支持体と、該支持体
に沿って配設され、記録信号に応じて吐出口からインク
を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネ
ルギー発生手段が設けられたエネルギー基板と、前記支
持体に沿って配設され、接続端子を介して記録装置本体
からの前記記録信号を前記エネルギー基板に伝達するた
めの配線基板と、を有し、前記支持体の前記エネルギー
基板が配設されている側とは反対側に前記接続端子が配
されていることを特徴とする。
【0010】特に本発明では、配線基板が90度以上折
り曲げられることにより、支持体のエネルギー基板が配
設されている面とは反対側の面に接続端子が配されてい
る。
【0011】また、本発明のインクジェット記録装置
は、支持体と、該支持体に沿って配設され、記録信号に
応じて吐出口からインクを吐出するために利用されるエ
ネルギーを発生するエネルギー発生手段が設けられたエ
ネルギー基板と、前記支持体に沿って配設され、接続端
子を介して記録装置本体からの前記記録信号を前記エネ
ルギー基板に伝達するための配線基板と、を有し、前記
支持体の前記エネルギー基板が配設されている側とは反
対側に前記接続端子が配されているインクジェット記録
ヘッドと、該インクジェット記録ヘッドを載置するため
の載置部材と、を具備することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、支持体のヒータボードが配設
されている側とは反対側にコンタクトパッド部を配置し
たので、支持板の両面を有効に利用することができる。
そして、支持板の面積を縮小できるため、記録ヘッドの
一層の小型化を達成することができる。
【0013】更に、インクジョイント部と反対側にコン
タクトパッド部を配置したので、コンタクトパッド部が
インクによって汚染されたり電気的接触に対する悪影響
を受けたりするのを防止することができる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)図1及び図2を参照して、本発明の一実施
例に係るインクジェット記録ヘッドについて説明する。
図1の(a)は本発明の一実施例に係るインクジェット
記録ヘッドを示す模式的側断面図であり、(b)は該イ
ンクジェット記録ヘッドの上にインクタンクを取り外し
可能に設けたものを示す模式的側断面図である。図2の
(a)は該インクジェット記録ヘッドを上面側から見た
模式的斜視図であり、(b)は該インクジェット記録ヘ
ッドを底面側から見た模式的斜視図である。
【0015】先ず図1を参照して、本実施例に係るイン
クジェット記録ヘッドの全体構成を説明する。アルミニ
ウム等よりなる支持板1に沿って、インクを吐出するた
めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体の
発熱部(ヒータ)が表面に設けられ基材がSi等からな
るエネルギー基板(ヒータボード)2と、記録装置本体
から送られて来る電気信号をヒータボード2に伝達する
ための接続端子(コンタクトパッド)4を有しポリイミ
ド或いはポリエステルからなるフレキシブル配線基板3
と、が配設されている。ヒータボード2と配線基板9と
は、ワイヤボンディング7によって接続されている。
【0016】支持板1とフレキシブル配線基板3との間
でワイヤボンディング7の裏側には、ガラス/エポキシ
等からなる第1の補強板301が介在して接着されてい
る。フレキシブル配線基板3の補強板が設けられていな
いフレキシブルな部分は、約180度折り曲げられてい
る。そして支持板1の裏側でフレキシブル配線基板3の
コンタクトパッド4に対応する箇所に、ガラス/エポキ
シ等からなる第2の補強板302が接着されている。フ
レキシブル配線基板3のコンタクトパッド4は、記録装
置本体のフレキシブル配線基板のコンタクトパッドと接
触して電気信号を供給される。
【0017】インクはインク供給部材6のインク供給口
6aを介して記録装置本体側から共通液室及びインク路
の壁を形成する天板5内へ供給され、ヒータボード2上
のヒータによって加熱されて吐出口8より吐出される。
【0018】次に、本実施例における記録ヘッドの製造
工程についてその主要部を説明する。
【0019】まず、洗浄が成された支持体の一面上の必
要部分に、スクリーン印刷等によってエポキシ系接着剤
やSE9145,SE4410(トーレダウコーニングシリコーン社
製)と言ったシリコーン系接着剤等の接着剤を塗布す
る。尚、支持体としては、セラミックやガラス等を用い
ることも可能であるが、Al等の金属を用いる方が望ま
しい。
【0020】次に、接着剤が塗布された面の一端部に、
ヒーターボード2を位置決め配置して接着し、同一面の
他端部に装置側との接続端子であるコンタクトパッドが
配された部分がはみ出す様に、金属基材で構成される配
線基板3の一部を不図示の位置決め部で位置決めして接
着する。
【0021】その後、ヒータボード2と配線基板3の接
続端子は、ワイヤボンディング7等によって接続する。
そして、ヒーターボード上に天板を接着することによっ
て、インク路や共通液室を形成し、この天板にインク供
給部材6を接続して、シリコン樹脂等の封止剤によって
封止する。
【0022】次に、配線基板の支持体からはみ出した部
分(コンタクトパッドが設けられた部分)を180度折
り曲げ位置決めして、支持板1の裏面に接着する。
【0023】尚、配線基板3の基材としては、90度以
上という大きな曲げに対して耐えられる金属(合金を含
む)であれば良く、例えばアルミや銅等に依って構成さ
れる金属が望ましい。また、この金属の配線基板は、配
線基板の厚みの約2.5倍の半径以下に折り曲げを行う
と配線に亀裂を生じ断線を生じる虞がある。このため、
この厚みは、折り曲げの関点からはできるだけ薄いこと
が望ましいが、形状保持性及びコンタクト面のフラット
性等の関点では、ある程度の厚みが必要である。本実施
例におけるそのような好ましい厚みの範囲は、0.5m
m以下、0.1mm以上である。
【0024】また、図2(b)において、示される9は
配線基板3を折り曲げ接着する際に用いる位置決め用の
開口であり、この配線基板3の位置決め穴に対応する位
置の支持体にも開口、もしくは凹部が施されており、こ
れらの位置を合わせることによって、位置決めを行って
いる。ただしこの位置決めは、このように配線基板3の
開口を用いて行う方法だけでなく、配線基板と支持体と
の形状(例えば係合関係等)によって行っても良い。ま
た、配線基板3のヒーターボードとの接続を行う面側に
おいても同様な位置決めを行うことが望ましい。
【0025】この様に、コンタクトパッド部をヒータボ
ード2が配設されている側とは反対側に配置したことに
より、支持板1の両面を有効に利用することができる。
そして本実施例によれば、支持板1の面積を縮小できる
ので、記録ヘッドの小型化を達成することができる。ま
た、インクジョイント部と反対側にコンタクトパッド部
を配置したので、コンタクトパッド部がインクによって
汚染されたり電気的接触に対する悪影響を受けたりする
のを防止することができる。
【0026】(実施例2)前述した実施例1では、ヒー
タボード2とフレキシブル配線基板3との接続にワイヤ
ボンディングを用いたが、その他の接続方法を用いても
よい。
【0027】図3はヒータボード2とフレキシブル配線
基板3との接続にTABを用いた実施例を示す模式的側
断面図である。本実施例によれば、ワイヤボンディング
による接続部よりも更に接続部の占める面積を縮小でき
るため、支持板1の面積を一層縮小でき、インクジェッ
ト記録ヘッドを一層小型化できる。
【0028】(実施例3)図1乃至図3に示された実施
例ではフレキシブル配線基板3を約180度折り曲げた
ものについて説明したが、この折り曲げる角度は必ずし
も約180度に限定されなくてもよい。
【0029】図4はヒータボード2とフレキシブル配線
基板3を配設する支持体11として、形状を自由に設計
できるモールド部材等を用いた実施例を示す模式的側断
面図である。
【0030】本実施例では、折り曲げ角度は90度から
180度の間であって前述した実施例よりも小さくて済
むため、フレキシブル配線基板3の屈曲部へのストレス
が低減されて信頼性が増し、コンタクトパッドの位置や
折り曲げ角度などに関わる設計の自由度が増す等の利点
がある。
【0031】以上の実施例に係るインクジェット記録ヘ
ッドを装着されたインクジェット記録装置の一例につい
て、第7図を用いて説明する。第7図は、インクジェッ
ト記録装置の一例の主要部を示す模式的斜視図である。
【0032】第7図において、320はプラテン324
上に搬送された記録紙(不図示)の記録面に対向してイ
ンクの吐出口を複数具えた、ヘッド・インクタンク分離
交換型のインクジェットカートリッジヘッドである。3
16はインクジェット記録ヘッド320を載置するため
のキャリッジであり、駆動モータ317の駆動力を伝達
する駆動ベルト318の一部と連結され、互いに平行に
配設された2本のガイドシャフト329A及び329B
と摺動可能とされている。これにより、インクジェット
記録ヘッド320は、記録紙の全幅にわたる往復移動が
可能とされている。
【0033】326はインクジェット記録ヘッド320
からのインク吐出不良の回復及び予防を行う回復装置で
あり、インクジェット記録ヘッド320の移動範囲の所
定箇所、例えばホームポジションと対向する位置に配設
される。回復装置326は、伝動機構323を介したモ
ータ322の駆動力によってインクジェット記録ヘッド
320の吐出口のキャッピングを行なう。この回復装置
326のキャップ326Aによるインクジェット記録ヘ
ッド320の吐出口のキャッピング動作に関連して、回
復装置326に設けられた適宜の吸引手段(不図示)に
よる吐出口からのインク吸引、若しくはインクジェット
記録ヘッドへのインク供給経路に設けられた適宜の加圧
手段(不図示)によるインク圧送が行なわれる。これに
より、インクを吐出口から強制的に排出させて、吐出口
内方の増粘インク等の異物を除去するといった回復処理
がなされる。
【0034】330は回復装置326の側面に配設さ
れ、シリコンゴムで形成されたワイピング用部材として
のブレードである。このブレード330はブレード保持
部材330Aに片持ち梁形態で保持され、回復装置32
6と同様、モータ322および伝動機構323によって
動作して、インクジェット記録ヘッド320の吐出口面
との係合が可能となる。これにより、例えばインクジェ
ット記録ヘッド320の記録動作中の適切なタイミング
で、或いは回復装置326を用いた回復処理の後等に、
インクジェット記録ヘッド320の移動範囲中にブレー
ド330を突出させ、インクジェット記録ヘッド320
の移動動作に伴なって、インクジェット記録ヘッド32
0の吐出口面に付着した結露、濡れ或いは麈埃等の異物
をふきとることができる。
【0035】このインクジェット記録装置の記録紙搬送
手段、キャリッジ及び回復装置の駆動、更に記録ヘッド
の駆動等は、例えば装置本体側のCPUを含む制御手段
より出力された命令、信号に基づいて制御される。
【0036】次に、以上述べた記録装置を組み込んだ情
報処理装置に関して、その構成と電気回路について説明
する。
【0037】図8は記録装置を組み込んだ情報処理装置
604の外観を表わす模式的斜視図である。同図におい
て、601は上述のプリンタ部、602は文字や数字お
よびその他のキャラクタを入力するためキーや、各種指
令を与えるためのキーなどを備えたキーボード部、60
3表示器を備える表示部、である。
【0038】図9は記録装置を組み込んだ情報処理装置
の電気回路構成を表わすブロック図である。
【0039】同図において、501は主制御をなすコン
トローラであり、502はある手順を実行する例えばマ
イクロコンピュータ形態のCPU、503はテキストデ
ータや画像データを展開したりする領域や作業用の領域
などを設けたRAM、504は前記手順に対応したプロ
グラムやその他フォントデータなどの固定データを格納
したROM、505はCPU502の実行サイクルを作
り出したりプリンタ部601による記録動作の際必要な
タイミングを作り出したりするタイマ、506はCPU
502からの信号と周辺装置を結ぶインターフェイス
部、である。
【0040】また、507はプリンタ部601のコント
ローラであり、508はヘッドカートリッジ101に記
録信号や電力などを送出するヘッドドライバ、509
a、bはそれぞれキャリアモータ402a、搬送モータ
402bを駆動するのに必要な信号や電力などを送出す
るモータドライバ、510はキャリア102の位置を検
出し例えばホームポジションにキャリア102があるか
どうか判断するためのキャリアセンサ、511は記録媒
体6が未挿入であったりページ終端まで記録が終了して
しまったときに記録媒体6以外のところに記録を行なわ
せないために記録媒体6の有無を検出するペーパーセン
サ、である。
【0041】さらに、605は例えばFDD、HDD、
RAMカードなどの外部記憶装置、512は例えば他の
情報処理装置と通信を行なったり、内部のバスに直接接
続して周辺機器を制御したりするための外部インターフ
ェイスである。
【0042】なお、図9のブロック図には含まれていな
いが、他に上記の電気回路に電力を供給するための電源
部があり、これには例えば充電式のバッテリーや、使い
捨ての乾電池、あるいは情報処理装置本体を固定して使
用する場合のAC電源用変換器などがある。
【0043】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式
の記録ヘッド、記録装置に於いて、優れた効果をもたら
すものであるが、その他の方式、例えば電歪素子を用い
てインクを吐出する方式の記録ヘッドにも適用できる。
【0044】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを
発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結
果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の
気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成長,収
縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させ
て、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパ
ルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行なわ
れるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が
達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号と
しては、米国特許第4463359号明細書、同第43
45262号明細書に記載されているようなものが適し
ている。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の
米国特許第4313124号明細書に記載されている条
件を採用すると、更に優れた記録を行なうことができ
る。
【0045】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。
【0046】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良いが、本発明は、上述した効果を一
層有効に発揮することができる。
【0047】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0048】又、本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャピング手段、クリーニング手
段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の
加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、
記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうこと
も安定した記録を行なうために有効である。
【0049】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
【0050】以上説明した本発明実施例においては、液
体インクを用いて説明しているが、本発明では室温で固
体状であるインクであっても、室温で軟化した状態とな
るインクであっても用いることができる。上述のインク
ジェット装置では、インク自体の温度を30℃以上70
℃以下の範囲内で調整することにより、インクの粘性を
安定吐出範囲にあるように制御するのが一般的である。
故にその様なインクジェット装置では、記録信号が付与
されている装置使用時に液状であるインクを用いればよ
い。加えて、インクの固形状態から液体状態への態変化
のエネルギーとして熱エネルギーを積極的に使用せしめ
ることで熱エネルギーによるヘッド昇温を防止するため
に、又は放置状態でインクを固化させることによってイ
ンクの蒸発を防止するために、記録信号に応じて熱エネ
ルギーを付与することによってインクが液化して液状で
吐出するものや、記録媒体に到達する時点ではすでに固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクも本発明では使用可能である。
【0051】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、支持体
のヒータボードが配設されている側とは反対側にコンタ
クトパッド部を配置したので、支持板の両面を有効に利
用することができる。そして、支持板の面積を縮小でき
るため、記録ヘッドの一層の小型化を達成することがで
きる。
【0052】更に、インクジョイント部と反対側にコン
タクトパッド部を配置したので、コンタクトパッド部が
インクによって汚染されたり電気的接触に対する悪影響
を受けたりするのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例に係るインクジェッ
ト記録ヘッドを示す模式的側断面図であり、(b)は該
インクジェット記録ヘッドの上にインクタンクを取り外
し可能に設けたものを示す模式的側断面図である。
【図2】(a)は本発明の一実施例に係るインクジェッ
ト記録ヘッドを上面側から見た模式的斜視図であり、
(b)は該インクジェット記録ヘッドを底面側から見た
模式的斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るインクジェット記録
ヘッドを示す模式的側断面図である。
【図4】本発明の更に他の実施例に係るインクジェット
記録ヘッドを示す模式的側断面図である。
【図5】背景となる関連技術に係るインクジェット記録
ヘッドの一例を示す模式的側断面図である。
【図6】背景となる関連技術に係るインクジェット記録
ヘッドの一例を示す模式的斜視図である。
【図7】インクジェット記録装置の一例の主要部を示す
模式的斜視図である。
【図8】記録装置を組み込んだ情報処理装置の外観を表
わす模式的斜視図である。
【図9】記録装置を組み込んだ情報処理装置の電気回路
構成を表わすブロック図である。
【符号の説明】
1 支持板 2 ヒータボード 3 フレキシブル配線基板 301 第1の補強板 302 第2の補強板 4 コンタクトパッド 5 天板 6 インク供給部材 7 ワイヤボンディング 8 吐出口 9 ガラスエポキシ基材配線基板 10 TAB 11 支持体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、 該支持体に沿って配設され、記録信号に応じて吐出口か
    らインクを吐出するために利用されるエネルギーを発生
    するエネルギー発生手段が設けられたエネルギー基板
    と、 前記支持体に沿って配設され、接続端子を介して記録装
    置本体からの前記記録信号を前記エネルギー基板に伝達
    するための配線基板と、を有し、 前記支持体の前記エネルギー基板が配設されている側と
    は反対側に前記接続端子が配されていることを特徴とす
    るインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記配線基板が90度以上折り曲げられ
    ることにより、前記反対側の面に前記接続端子が配され
    ていることを特徴とする請求項1のインクジェット記録
    ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記エネルギー発生手段が前記エネルギ
    ーとして熱エネルギーを発生する電気熱変換体であるこ
    とを特徴とする請求項1のインクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記エネルギー発生手段に対応して前記
    吐出口に連通するインクの通路が前記エネルギー基板上
    に形成されていることを特徴とする請求項1のインクジ
    ェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記通路に供給されるインクを貯溜する
    ためのインクタンクを一体的に有することを特徴とする
    請求項4のインクジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 支持体と、該支持体に沿って配設され、
    記録信号に応じて吐出口からインクを吐出するために利
    用されるエネルギーを発生するエネルギー発生手段が設
    けられたエネルギー基板と、前記支持体に沿って配設さ
    れ、接続端子を介して記録装置本体からの前記記録信号
    を前記エネルギー基板に伝達するための配線基板と、を
    有し、前記支持体の前記エネルギー基板が配設されてい
    る側とは反対側に前記接続端子が配されているインクジ
    ェット記録ヘッドと、 該インクジェット記録ヘッドを載置するための載置部材
    と、を具備することを特徴とするインクジェット記録装
    置。
JP33693091A 1991-12-19 1991-12-19 インクジェット記録ヘッド及び該ヘッドを具備するインクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP3015179B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33693091A JP3015179B2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 インクジェット記録ヘッド及び該ヘッドを具備するインクジェット記録装置
CA002085568A CA2085568C (en) 1991-12-19 1992-12-16 Ink jet recording head, ink jet recording head cartridge and recording apparatus using same
EP92121480A EP0547596B1 (en) 1991-12-19 1992-12-17 Ink jet recording head, ink jet recording head cartridge and recording apparatus using same
AU30262/92A AU660746B2 (en) 1991-12-19 1992-12-17 Ink jet recording head, ink jet recording head cartridge and recording apparatus using same
SG1996008502A SG72672A1 (en) 1991-12-19 1992-12-17 Ink jet recording head ink jet recording head cartridge and recording apparatus using same
DE69226756T DE69226756T2 (de) 1991-12-19 1992-12-17 Tintenstrahlaufzeichnungskopf, Kassette für einen Tintenstrahlaufzeichnungskopf, und Aufzeichnungsgerät damit versehen
US07/992,508 US6328422B1 (en) 1991-12-19 1992-12-17 Ink jet head cartridge having a folded wiring member
AT92121480T ATE170132T1 (de) 1991-12-19 1992-12-17 Tintenstrahlaufzeichnungskopf, kassette für einen tintenstrahlaufzeichnungskopf, und aufzeichnungsgerät damit versehen
KR1019920024613A KR970001596B1 (ko) 1991-12-19 1992-12-17 잉크제트기록헤드, 잉크제트기록헤드카트리지 및 이를 구비한 잉크제트 기록장치
MYPI92002332A MY108263A (en) 1991-12-19 1992-12-17 Ink jet recording head, ink jet recording head cartridge and recording apparatus using same
CN92114450A CN1059861C (zh) 1991-12-19 1992-12-19 喷墨记录头、喷墨记录头盒及其记录设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33693091A JP3015179B2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 インクジェット記録ヘッド及び該ヘッドを具備するインクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05169660A true JPH05169660A (ja) 1993-07-09
JP3015179B2 JP3015179B2 (ja) 2000-03-06

Family

ID=18303945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33693091A Expired - Fee Related JP3015179B2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 インクジェット記録ヘッド及び該ヘッドを具備するインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3015179B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995009085A1 (fr) * 1993-09-29 1995-04-06 Canon Kabushiki Kaisha Tete a jet d'encre et appareil a jet d'encre equipe de celle-ci
US6332669B1 (en) 1997-06-05 2001-12-25 Ricoh Company, Ltd. Ink jet head including vibration plate and electrode substrate
US6361149B1 (en) 1998-12-10 2002-03-26 Ricoh Company Ltd. Ink jet head configured to increase packaging density of counter electrode and oscillation plate

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995009085A1 (fr) * 1993-09-29 1995-04-06 Canon Kabushiki Kaisha Tete a jet d'encre et appareil a jet d'encre equipe de celle-ci
US6332669B1 (en) 1997-06-05 2001-12-25 Ricoh Company, Ltd. Ink jet head including vibration plate and electrode substrate
US6361149B1 (en) 1998-12-10 2002-03-26 Ricoh Company Ltd. Ink jet head configured to increase packaging density of counter electrode and oscillation plate

Also Published As

Publication number Publication date
JP3015179B2 (ja) 2000-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5652608A (en) Ink jet recording head, ink jet recording head cartridge, recording apparatus using the same and method of manufacturing the head
US6536868B1 (en) Liquid ejection type print head, printing apparatus provided with same and a method for producing a liquid ejection type print head
US20060061623A1 (en) Liquid ejection head, recording apparatus having same and manufacturing method therefor
KR970001596B1 (ko) 잉크제트기록헤드, 잉크제트기록헤드카트리지 및 이를 구비한 잉크제트 기록장치
JP3103177B2 (ja) インクタンク・ヘッド交換型インクジェット記録装置
EP0860280B1 (en) Method and apparatus for connecting wiring boards,ink jet recording head and recording apparatus
JP3015179B2 (ja) インクジェット記録ヘッド及び該ヘッドを具備するインクジェット記録装置
JP2002331667A (ja) 記録ヘッド、記録ヘッドの製造方法、およびインクジェット記録装置
JP2974505B2 (ja) インクジェット記録ヘッド及びこれを搭載した記録装置
JP2003080713A (ja) 液体吐出ヘッド、ヘッドカートリッジおよび液体吐出ヘッドの製造方法
JPH1140621A (ja) Tabフィルムのビームリードの接合装置および該接合装置によって電気的接合された半導体チップならびに液体噴射記録ヘッド
JPH05169662A (ja) インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録ヘッドカートリッジ及びこれを搭載した記録装置
JP3115755B2 (ja) インクジェット記録ヘッド、その製造方法およびインクジェット記録装置
JP3305028B2 (ja) インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録ヘッドカートリッジ及びこれを搭載した記録装置
JP3295169B2 (ja) インクジェット記録ヘッド及び該インクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置
JP3308595B2 (ja) インクジェット記録ヘッド、その製造方法およびこれを搭載した記録装置
JPH10230603A (ja) インクジェット記録ヘッドおよびその組立方法ならびにそのヘッドを用いたインクジェット記録装置
US6007185A (en) Recording head, head cartridge and recording apparatus with flexible substrate coupling
JP2692983B2 (ja) インクジェットヘッド及び該ヘッドを備えたインクジェットカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置
JP4228632B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
JP3255787B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
JPH10157120A (ja) 記録ヘッドユニットおよび該ユニットを用いたインクジェット記録装置
JPH1076647A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP3126570B2 (ja) インクジェットヘッド、インクジェットヘッドカートリッジおよびインクジェット装置
JPH05254123A (ja) インクジェット記録ヘッドおよびこれを搭載した記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees