JPH0516868A - 自転車用のブレーキ装置 - Google Patents

自転車用のブレーキ装置

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JPH0516868A
JPH0516868A JP17355491A JP17355491A JPH0516868A JP H0516868 A JPH0516868 A JP H0516868A JP 17355491 A JP17355491 A JP 17355491A JP 17355491 A JP17355491 A JP 17355491A JP H0516868 A JPH0516868 A JP H0516868A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後輪ブレーキを連動操作する自転車用のブ
レーキ装置を制動性能の面で優れたものにする。 【構成】 ブレーキレバーの単位操作ストロークdSの
操作によって前輪ブレーキBfの制動出力Pfが変化す
る制動力変化分dPfを、ブレーキレバーの単位操作ス
トロークdSの操作によって後輪ブレーキBrの制動出
力Prが変化する制動力変化分dPrより大に設定して
ある。この設定により、制動時には、前後輪が同時また
はそれに近いタイミングでロック直前状態になるよう
に、前輪ブレーキBfの制動出力Pfが後輪ブレーキB
rの制動出力Prより大になって前後輪ブレーキBf,
Brが制動作用するようにブレーキ操作することが可能
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車用のブレーキ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車用のブレーキ装置において、従
来、例えば実公昭62−3353号公報や実公昭48−
20746号公報に示されるように、前輪ブレーキと後
輪ブレーキのいずれもを同一のブレーキレバーに連係さ
せることにより、1本のブレーキレバー操作をするだけ
で容易に、前後輪共にブレーキを掛けられるようになっ
たものがあった。この種ブレーキ装置にあっては、前輪
より先に後輪にブレーキが掛かり始まるタイミング差の
ある状態で、あるいは、前輪より後輪の方に強い制動力
でブレーキが掛かる制動力差のある状態で、前後輪を連
動制動するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、制動時には上記
のタイミング差や制動力差でブレーキが掛かることによ
り、また、制動時にあっては自転車自体と乗手との全体
による重心が制動前より前方に移動して、前輪荷重が制
動前より増大変化し、後輪荷重が制動前より減少変化す
ることにより、後輪が前輪に比してかなり早期にロック
する状態でブレーキが掛かり、前後輪の連動制動をする
割りには、車輪がロック直前状態になって高制動効率を
発揮することとなるタイミングが前輪側と後輪側とで大
幅にずれ、停止距離が比較的長くなる等、車体全体とし
ての対地制動性能がまだ充分には得られていなかった。
本発明の目的は、優れた制動性能を有する自転車用のブ
レーキ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による自転車用の
ブレーキ装置にあっては、目的達成のために、同一のブ
レーキレバーによる前輪ブレーキと後輪ブレーキの連動
操作が可能に前記ブレーキレバーと、前記前輪ブレーキ
および前記後輪ブレーキとを連係する連係機構を備え、
前記ブレーキレバーの単位操作ストロークの操作によっ
て前記前輪ブレーキの制動出力が変化する制動力変化分
を、前記ブレーキレバーの前記単位操作ストロークの操
作によって前記後輪ブレーキの制動出力が変化する制動
力変化分より大にする制動差現出手段を備えてある。そ
の作用、効果は次のとおりである。
【0005】
【作用】1本のブレーキレバーを操作すると、連係機構
によるブレーキレバーと前後輪ブレーキとの連係のため
に前輪ブレーキと後輪ブレーキが連動して作動する。前
後輪の連動制動が前後輪ブレーキの両方が同時に制動作
用を開始する同タイミングの状態と、前後輪ブレーキの
一方が制動作用を開始した後に他方が制動作用を開始す
るタイミング差の在る状態とのいずれの連動形態で行わ
れるように、連係機構を構成しても、前輪ブレーキと後
輪ブレーキとには前記制動力変化分の差があることによ
り、前後輪ブレーキの連動形態、および、制動時におけ
る重心移動による前後輪荷重の変化を考慮して前後輪ブ
レーキ夫々の出力具合を設定することで、後輪より前輪
の方に所定値またはそれに近い値だけ強い制動力が作用
し、制動時の前後輪荷重変化にかかわらず、前輪と後輪
が同時または同時に近いタイミングでロック直前状態に
なって高効率の対地制動力を発揮するようにできる。す
なわち、車輪と地面がスリップする状態での動摩擦係数
より、スリップしない状態での静摩擦係数の方が大であ
る故に、スリップさせない状態でブレーキ制動する方が
有利である。そのため、制動力を受けている車輪が地面
に対してスリップしない状態を維持しながら、車輪に可
能な限り最大の制動力を付与することが望ましい。車輪
の対地制動力は車輪の接地圧と静摩擦係数とを乗じたも
のであり、接地圧が大であるほどスリップし難い。ま
た、制動操作のために車体速度が低下して、前車輪の接
地圧が増加し、後車輪の接地圧が減少する状態で、車体
全体としての最大の対地制動力を現出するには、接地圧
が大の方の前車輪にスリップするまで対地制動力を持た
せ、接地圧の少なくなった方の後車輪にあっては、対地
スリップが生じる寸前の状態で持たせ得る対地制動力は
少ないから、ブレーキによって付与する制動力は、前車
輪より少なくならざるを得ない。また、制動差調節手段
を備えさせ、前輪側と後輪側との制動力差を、乗手の体
重相違等の必要に応じて調節し、前後輪のいずれもに、
スリップしない状態で最大の対地制動力を発揮するよう
に制動力を付与することが好ましいが、前輪側と後輪側
との制動力差の設定を固定式に構成して、乗手の体重相
違等のために若干のロスが生じることになっても、停止
距離は従来より短くなる。
【0006】
【発明の効果】1本のブレーキレバーを操作するだけで
容易に、前後輪が同時またはそれに近いタイミングで対
地制動力の高いブレーキ状態に制動操作して短い停止距
離で停止できるようにすることが可能になった。
【0007】
【実施例】図1に示すように、一対のブレーキアーム
1,1をアーム支軸2に揺動開閉自在に支持されるよう
に取付け、ブレーキアーム1,1に各別に連設してある
一対の操作アーム3,3を閉じ揺動操作すると、一対の
ブレーキアーム1,1が閉じ揺動し、いずれものブレー
キアーム1に付設してあるブレーキシュー4が前輪リム
5に接触して摩擦制動を付与するようブレーキ入りにな
り、操作アーム3,3をリターンバネ6の付勢力によっ
て開き揺動させると、ブレーキアーム1,1がリターン
バネ6によって開き揺動し、ブレーキシュー4が前輪リ
ム5から離れて制動付与を解除するようブレーキ切りに
なるように自転車用のキャリパー型前輪ブレーキBfを
構成してある。後輪ハブ胴7の内部に、複数個のブレー
キシュー8‥、ローラケース9で支持された複数個のロ
ーラ10、および、回転カム体11を設け、この回転カ
ム体11に連動させてある操作アーム12を車軸芯周り
で入り位置Aに揺動操作すると、図2に示すように回転
カム体11が複数個のカム部11a‥により全てのロー
ラ10‥を押し操作し、全てのブレーキシュー8‥がロ
ーラ10により後輪ハブ胴7に圧接されて摩擦制動を付
与するようブレーキ入りになり、操作アーム12をリタ
ーンバネ(図示せず)の付勢力によって切り位置Bに揺
動操作させると、図1に示すように全てのローラ10‥
がローラケース9の内側に戻り、ブレーキシュー8が後
輪ハブ胴7に対する押圧解除状態になって制動付与を解
除するようブレーキ切りになるように自転車用のローラ
式後輪ブレーキBrを構成してある。そして、前輪ブレ
ーキBfおよび後輪ブレーキBrを、一対のブレーキレ
バー14,15を備えるブレーキ操作装置によって操作
するように構成し、もって、ブレーキレバー14と15
を自転車用ハンドルHの左右側に各別にレバーブラケッ
ト16または17を介して取付けるように、かつ、左右
のブレーキレバー14,15の操作による車体制動操作
を可能にするように自転車用のブレーキ装置を構成して
ある。
【0008】前記ブレーキ操作装置は、ブレーキレバー
14と15のいずれによっても前後輪ブレーキBf,B
rの連動操作を可能にするものであり、詳しくは次のよ
うに構成してある。一方のブレーキレバー14は、図3
に示す如くレバーブラッケット16により枢支ピン18
を介して揺動自在に支持されるように構成してある。ブ
レーキレバー14の揺動軸芯Xとは位置ずれした箇所に
枢支ピン20を介し、ブレーキレバー14の揺動軸芯X
に平行またはほぼ平行な軸芯Y周りで揺動自在に支持さ
れるように連動リンク19を取付けると共に、この連動
リンク19の揺動軸芯Yの両側に各別に位置する一対の
連結箇所を、アウター端部がレバーブラケット16で支
持される一対のブレーキワイヤ21,22によって前輪
ブレーキBの操作アーム3と、後輪ブレーキBrの操作
アーム12とに各別に連動連結してある。つまり、ブレ
ーキレバー14の操作に伴ってブレーキレバー14が軸
芯X周りで揺動し、連動リンク19が軸芯X周りで移動
してブレーキワイヤ21および22のインナーを引き操
作するのであり、図4に示す如くブレーキレバー14を
切り位置OFから入り側に握り操作すると、このレバー
操作力が連動リンク19の作用で前輪側と後輪側とに分
岐し、前輪側操作力をブレーキワイヤ21が前輪ブレー
キBfに伝達し、後輪側操作力をブレーキワイヤ22が
後輪ブレーキBrに伝達し、ブレーキBfおよびBrが
共にブレーキ入りになる。ブレーキレバー14の握り操
作を解除すると、ブレーキレバー14に付設のリターン
スプリング(図示せず)の付勢作用や、ブレーキBfお
よびBrの切り復元力のためにブレーキレバー14が切
り位置OFに、かつ、ブレーキBfおよびBrがブレー
キ切りに夫々、復元する。他方のブレーキレバー15
は、レバーブラケット17により枢支ピン23を介して
揺動自在に支持されるように構成すると共に、アウター
端部がレバーブラケット16,17で支持されるレバー
連結ワイヤ24のインナーによりブレーキレバー14に
連動連結してあり、ブレーキレバー15を切り位置から
入り側に握り操作すると、このレバー操作力がレバー連
結ワイヤ24によりブレーキレバー14に操作力として
伝わってブレーキレバー14が作動し、レバー連結ワイ
ヤ24からの操作力がブレーキレバー14の操作時と同
様に、連動リンク19、ブレーキワイヤ21および22
の作用でブレーキBfとBrとに分岐伝達されてブレー
キBfおよびBrが共にブレーキ入りになるようにして
ある。ブレーキレバー15の握り操作を解除すると、ブ
レーキレバー15に付設のリターンスプリング(図示せ
ず)の付勢作用や、ブレーキBfおよびBrの切り復元
力のためにブレーキレバー15が切り位置に、かつ、ブ
レーキBfおよびBrがブレーキ切りに夫々、復元する
ようにしてある。
【0009】連動リンク19のブレーキレバー14に対
する揺動軸芯Yから前輪側ブレーキワイヤ21の連結箇
所Fまでの間隔Lfと、前記揺動軸芯Yから後輪側ブレ
ーキワイヤ22の連結箇所Rまでの間隔Lrとの関係
を、 Lf<Lr にすることにより、ブレーキ操作に伴って前輪と後輪が
同時またはそれに近いタイミングで対地制動力の高いブ
レーキ状態になるように配慮してある。すなわち、ブレ
ーキ操作時には、連動リンク19がレバー操作力を前記
間隔関係によるリンク比で前輪ブレーキBfと後輪ブレ
ーキBrとに分配して伝達するように天秤作用をする。
この天秤作用のために、前輪ブレーキBfに伝わる操作
力が後輪ブレーキBrに伝わる操作力より大になり、図
5に示す関係にブレーキレバー14または15の操作ス
トロークSと、前輪ブレーキBfの制動出力Pfおよび
後輪ブレーキBrの制動出力Prとがなるのである。つ
まり、ブレーキレバー14および15の操作ストローク
Sが単位操作ストロークdSを増減変化するに伴い、前
輪ブレーキBfの制動出力Pfは制動力変化分dPfだ
け増減変化し、ブレーキレバー14および15の操作ス
トロークSが単位操作ストロークdSを増減変化するに
伴い、後輪ブレーキBrの制動出力Prは制動力変化分
dPrだけ増減変化する。そして、前輪側への伝達操作
力が後輪側への伝達操作力より大であることにより、制
動力変化分dPfとdPrとの関係が 制動力変化分dPf>制動力変化分dPr になり、制動時には前輪荷重の増大変化や後輪荷重の減
少変化にかかわらず、前後輪が同時にまたはそれに近い
タイミングでロック直前やロックの状態になるように、
ブレーキレバー14や15を切り位置OFから所定スト
ロークを操作した状態では前輪ブレーキBfの制動出力
Pfが後輪ブレーキBrの制動出力Prより所定値だけ
強くなるように構成してある。尚、車体全体が備える対
地制動力を100として、その55%〜80%の制動力
を前輪が備えるように構成するのが好ましい。例えば、
タウンサイクルでは、前輪が約55%を備え、ロードレ
ース車では、前輪が約80%を備えるようにするのであ
る。
【0010】〔別実施例〕図8は別実施操作構造を示
し、連動リンク19を連結ねじ25によって枢支ピン2
0の取付け座20aに連結すると共に、連動リンク19
のねじ孔19aを長孔に形成することにより、乗手の体
重相違等があっても、前後輪ブレーキBf,Brが所望
の制動出力差のある状態で連動作動するように、前輪ブ
レーキBfの前記制動力変化分dPfと、後輪ブレーキ
Brの前記制動力変化分dPrとの差を変更調節できる
ように構成してある。すなわち、連結ねじ25を緩め操
作すると、連動リンク19のねじ孔19aの長孔形状の
作用によって、連動リンク19の枢支ピン20に対する
スライド操作が可能になり、連動リンク19のスライド
調節をすることによって、前記間隔LfとLrの比が変
化して、前輪ブレーキBfと後輪ブレーキBrへの操作
力伝達比が変化するのである。
【0011】次に、ブレーキ操作装置のさらに別実施の
構造を図9〜図11に基いて説明する。すなわち、図9
および図11に示すように、レバーブラケット16にブ
レーキレバー用枢支ピン18を介して揺動自在に連結し
た支持リンク30により、枢支ピン31を介して連動リ
ンク19を揺動自在に支持し、かつ、ブレーキレバー1
4を握り操作するに伴い、図10に示す如くブレーキレ
バー14の切欠き孔14aを挿通している支持リンク3
0のピン支持用ボス部30aにブレーキレバー部分14
bが接当し、支持リンク30がブレーキレバー揺動軸芯
X周りで揺動して連動リンク19が軸芯X周りで移動す
るように構成することにより、連動リンク19を、ブレ
ーキレバー14によりブレーキレバー揺動軸芯Xの周り
で移動操作されて、かつ、軸芯Y周りで天秤作動して前
後輪ブレーキBf,Brの操作をするようにブレーキレ
バー装置に支持させてある。前記支持リンク30をレバ
ー連結ワイヤ24を介してブレーキレバー15に連動さ
せて、このブレーキレバー15の握り操作による支持リ
ンク30の揺動操作を可能にすることにより、ブレーキ
レバー15による前後輪ブレーキBf,Brの連動操作
を可能にしてある。一方のブレーキレバー14の操作時
には、レバー連結ワイヤ24の弛みによってレバー操作
力が他方のブレーキレバー15に伝達しないように構成
し、他方のブレーキレバー15の操作時には、支持リン
ク30がブレーキレバー14の切欠き孔14aのために
独自で揺動してブレーキレバー14にレバー操作力が伝
達しないように構成することにより、ブレーキ操作を左
右いずれのブレーキレバー14または15によって行う
際にも、他方のブレーキレバー15または14がブレー
キ切り位置に位置したままで動かないようにしながらで
きるように配慮してある。
【0012】制動力変化分の差の変更調節を可能にする
に、リンク比調節の他、ブレーキ装置自体の出力調節を
する等の各種構成を採用してもよいのであり、これら
を、制動差調節手段25と総称する。上記実施例の如く
前輪ブレーキBfと後輪ブレーキBrとが車輪に対する
制動作用を同時に開始するように構成する他、図6また
は図7に示すように、前輪ブレーキBfと後輪ブレーキ
Brの一方が他方に先行して車輪に対する制動作用を開
始するように構成して実施してもよい。前輪ブレーキB
fと後輪ブレーキBrの制動力変化分の相違を可能にす
るに、上記実施例の如く伝達操作力の相違によって可能
にする他、ブレーキにおけるシューの摩擦係数、操作ア
ームの長さ、アーチの長さを前輪側と後輪側とで相違さ
せる手段を採用したり、あるいは、ブレーキ自体の制動
形態や操作様式が同一でありながらも制動出力が異なる
ものを前輪側と後輪側とに使い分ける手段を採用しても
よい。さらには、制動形態や操作様式が異なる等、種類
が異なるブレーキを前輪側と後輪側とに使い分ける手段
を採用してもよいのであり、これらを制動差現出手段1
9と総称する。ブレーキワイヤ21や22、レバー連結
ワイヤ24、連動リンク19に替え、連動ロッドや、連
動ロッドと操作ワイヤを組み合わせたもの等を採用して
もよい。したがって、これらを、ブレーキとブレーキレ
バーとを連係する連係機構21,22,24と総称す
る。本発明の考え方は 車体の制動時における前方転倒
の防止を考慮して適用すれば、一層安全で、停止距離が
短くて有利なものになる。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキ装置全体の概略図
【図2】後輪ブレーキの断面図
【図3】ブレーキレバー配設部の平面図
【図4】ブレーキレバー操作状態の平面図
【図5】レバーストロークと制動出力の関係図
【図6】別実施ブレーキ装置のレバーストロークと制動
出力の関係図
【図7】別実施ブレーキ装置のレバーストロークと制動
出力の関係図
【図8】制動差調節構造の平面図
【図9】別実施操作構造の平面図
【図10】別実施ブレーキレバー操作状態の説明図
【図11】別実施連動リンクの底面図
【符号の説明】
14,15 ブレーキレバー 19 制動差現出手段 21,22,24 連係機構 25 制動差調節手段 Bf 前輪ブレーキ Br 後輪ブレーキ dS 単位操作トローク Pf,Pr 制動出力 dPf,dPr 制動力変化分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のブレーキレバー(14),(15)
    による前輪ブレーキ(Bf)と後輪ブレーキ(Br)の
    連動操作が可能に前記ブレーキレバー(14),(15)
    と、前記前輪ブレーキ(Bf)および前記後輪ブレーキ
    (Br)とを連係する連係機構(21),(22),(2
    4)を備え、 前記ブレーキレバー(14),(15)の単位操作ストロ
    ーク(dS)の操作によって前記前輪ブレーキ(Bf)
    の制動出力(Pf)が変化する制動力変化分(dPf)
    を、前記ブレーキレバー(14),(15)の前記単位操
    作ストローク(dS)の操作によって前記後輪ブレーキ
    (Br)の制動出力(Pr)が変化する制動力変化分
    (dPr)より大にする制動差現出手段(19)を備え
    てある自転車用のブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 前記前輪ブレーキ(Bf)の前記制動力
    変化分(dPf)と、前記後輪ブレーキ(Br)の前記
    制動力変化分(dPr)との差を変更調節する制動差調
    節手段(25)を備えてある請求項1記載の自転車用の
    ブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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