JPH05168262A - 超音波モータのステータ - Google Patents

超音波モータのステータ

Info

Publication number
JPH05168262A
JPH05168262A JP3354596A JP35459691A JPH05168262A JP H05168262 A JPH05168262 A JP H05168262A JP 3354596 A JP3354596 A JP 3354596A JP 35459691 A JP35459691 A JP 35459691A JP H05168262 A JPH05168262 A JP H05168262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
stator
ultrasonic motor
piezoelectric ceramic
vibrating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3354596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3128307B2 (ja
Inventor
Motoyasu Yano
元康 谷野
Yoshitaka Takemura
芳孝 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Asmo Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd, NipponDenso Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP03354596A priority Critical patent/JP3128307B2/ja
Publication of JPH05168262A publication Critical patent/JPH05168262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3128307B2 publication Critical patent/JP3128307B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステータ下面に固着した圧電セラミックスの
割れを防ぎ超音波モータの高出力、高効率化を可能とす
るステータを提供する。 【構成】 ステータ1は中心に嵌着孔2を設けたボス部
3の外周に肉薄のつなぎ部4を周方向に連続状に設け、
該つなぎ部4の外側に形成したリング状振動体5の上面
から、一定角度間隔で切り込んだスリット6により櫛歯
状振動部7を形成する。圧電セラミックス8は、その幅
をリング状振動体5の径方向の幅より0.4〜5mm程
度狭くして、該径方向の中心に配置することにより、外
周端側と内周端側とでリング状振動体5の下面が露出す
る露出部10a,10bを形成し、リング状振動体5と
圧電セラミックス8とを熱硬化性樹脂系の接着剤9によ
り張り付けるとともに、露出部10a,10bと圧電セ
ラミックス8に掛けて接着剤9を盛り強固に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波モータのステー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波モータに用いられるステータaは
図5に示すように、外周部にリング状振動体bを形成す
るとともに、上面の周方向に等角度間隔のスリットを設
けて櫛歯状振動部cを形成し、前記リング状振動体bの
下面に圧電セラミックスdを接着剤により固着してなる
ものである。そして、ステータaのリング状振動体bを
励振する撓み振動の入力・振幅を増大することにより、
超音波モータの高出力、高効率化を図る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記リ
ング状振動体bを励振する撓み振動の入力・振幅を増大
すると、リング状振動体bの振幅度合いが内周側より外
周側が大きくなるため、下面に固着した圧電セラミック
スdが、特に外周側端部において鱗状に割れ剥離すると
いう問題点がある。本発明は上記問題点を解決するため
になされたものであり、ステータ下面に固着した圧電セ
ラミックスの割れを防ぎ超音波モータの高出力、高効率
化を可能とするステータを提供することを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の具体的手段として、リング状振動体の下面に圧電セラ
ミックスを接着剤により固着してなる超音波モータのス
テータにおいて、前記リング状振動体の下面の少なくと
も外周端部が露出するように前記リング状振動体の径方
向の幅より狭い幅の圧電セラミックスを当接して接着剤
により固着することを特徴とする超音波モータのステー
タが提供される。
【0005】
【作用】上記超音波モータのステータは、リング状振動
体の径方向の幅より狭い幅の圧電セラミックスを接着剤
により固着する際、少なくともリング状振動体下面の外
周端部が露出するように圧電セラミックスを当接し、該
露出部と圧電セラミックスに掛けて接着剤を盛り強固に
固着する。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して以下に説明
する。図1は本発明に係る円環形超音波モータに用いる
ステータ1の断面図である。該ステータ1は中心に嵌着
孔2を設けたボス部3の外周に肉薄のつなぎ部4を周方
向に連続状に設け、該つなぎ部4の外側に形成したリン
グ状振動体5の上面から、一定角度間隔で切り込んだス
リット6により櫛歯状振動部7を形成して、前記リング
状振動体5の下面に圧電セラミックス8を熱硬化性樹脂
系の接着剤9により固着するものである。
【0007】圧電セラミックス8は、その幅をリング状
振動体5の径方向の幅より0.4〜5mm程度狭くし
て、該径方向の中心に配置することにより、外周端側と
内周端側とでリング状振動体5の下面が露出する露出部
10a,10bを形成する。そして、リング状振動体5
と圧電セラミックス8とを前記接着剤9により張り付け
るとともに、図2に示すように露出部10a,10bと
圧電セラミックス8の両端部に掛けて接着剤9を盛り、
該接着剤9によるつば部9a,9bを形成して強固に固
着する。
【0008】図3は、上記したステータ1を用いる円環
形超音波モータ11の断面図である。ステータ1は中心
に設けた嵌着孔2を、円環形超音波モータ11のケーシ
ング12に形成した嵌着突部13に嵌めて固定する。ロ
ータ14はケーシング12の嵌着突部13の中心に回転
自在に支持したロータ軸15に挿嵌する。そして、ロー
タ軸15に挿嵌したバネ押え板16とロータ14とに付
装した皿バネ17により、前記ステータ1の外周部のリ
ング状振動体5に形成した櫛歯状振動部7の上面に、前
記ロータ14の外周端部に形成したリング状突部18を
圧接する。
【0009】上記した構成の円環形超音波モータ11
は、既に周知のように圧電セラミックス8に高周波電圧
を印加すると、ステータ1のリング状振動体5に撓み振
動が励振され、櫛歯状振動部7に円周方向の進行波が生
じる。この進行波は、前記櫛歯状振動部7の表面上の質
点に、進行波の進行方向とは逆回りの楕円運動を生じさ
せる。この楕円運動による摩擦力により、櫛歯状振動部
7の上面に圧接されるロータ14のリング状突部18
は、櫛歯状振動部7の上面を摺接して進行波の進行方向
とは逆方向に回転する。
【0010】前記本実施例の円環形超音波モータ11
は、ステータ1のリング状振動体5の下面に圧電セラミ
ックス8を強固に固着することができるから、振幅の大
きな高周波振動により励振しても、圧電セラミックス8
が割れて剥がれ落ちることがない。従って、前記ステー
タ1のリング状振動体5を励振する撓み振動の入力・振
幅を増大することにより、円環形超音波モータの高出
力、高効率化を図ることができる。また、圧電セラミッ
クス8の割れを防止するため、図4に示すようにリング
状振動体5の下面の外周側のみに露出部10cを形成し
てもよい。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように本発明の超音波モータ
のステータは、リング状振動体の径方向の幅より狭い幅
の圧電セラミックスを固着する際、少なくともリング状
振動体下面の外周端部が露出するように圧電セラミック
スを当接し、該露出部と圧電セラミックスとに掛けて接
着剤を盛ることにより強固に固着することができ、振幅
の大きな高周波振動が励振されても圧電セラミックスが
割れて剥離することがないから、超音波モータの高出
力、高効率化を図ることができる。また、圧電セラミッ
クスの幅をリング状振動体の径方向の幅より狭くしたか
ら、圧電セラミックスの内側若しくは外側端面を研削し
て寸法調整をする必要がないから、工数省略により安価
に製作でき延いては超音波モータのコストダウンを図る
ことができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステータの断面図である。
【図2】圧電セラミックスの固着態様を示す要部の拡大
断面図である。
【図3】本発明に係るステータを用いた超音波モータの
断面図である。
【図4】圧電セラミックスの他の固着態様を示す要部の
拡大断面図である。
【図5】従来のステータの断面図である。
【符号の説明】
1...ステータ、 5...リング状振動体、 8...圧電
セラミックス、 9...熱硬化性樹脂系の接着剤、 1
0a,10b,10c...露出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状振動体の下面に圧電セラミック
    スを接着剤により固着してなる超音波モータのステータ
    において、 前記リング状振動体の下面の少なくとも外周端部が露出
    するように前記リング状振動体の径方向の幅より狭い幅
    の圧電セラミックスを当接し接着剤により固着すること
    を特徴とする超音波モータのステータ。
JP03354596A 1991-12-18 1991-12-18 超音波モータのステータ Expired - Fee Related JP3128307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03354596A JP3128307B2 (ja) 1991-12-18 1991-12-18 超音波モータのステータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03354596A JP3128307B2 (ja) 1991-12-18 1991-12-18 超音波モータのステータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05168262A true JPH05168262A (ja) 1993-07-02
JP3128307B2 JP3128307B2 (ja) 2001-01-29

Family

ID=18438627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03354596A Expired - Fee Related JP3128307B2 (ja) 1991-12-18 1991-12-18 超音波モータのステータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3128307B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022220061A1 (ja) * 2021-04-13 2022-10-20 株式会社村田製作所 超音波モータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022220061A1 (ja) * 2021-04-13 2022-10-20 株式会社村田製作所 超音波モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3128307B2 (ja) 2001-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4648391B2 (ja) 小型化可能なモーター
JP3526298B2 (ja) 振動体および振動波駆動装置
JPH05168262A (ja) 超音波モータのステータ
JP3047025B2 (ja) 超音波モータ
JPS63190570A (ja) 超音波モ−タ
JP2549310B2 (ja) 超音波モータ
JP2754625B2 (ja) 振動アクチュエータ
JP2632158B2 (ja) 超音波モータ
JP2549309B2 (ja) 超音波モータ
JPH05168261A (ja) 超音波モータ用ロータ
JP2746578B2 (ja) 超音波モータ
JP2667163B2 (ja) 超音波モータ
JP2543144B2 (ja) 超音波モ―タ
JPH04131191U (ja) 超音波モータ
JPH0697864B2 (ja) 超音波モータ
JPH07194154A (ja) 超音波モータ及びねじり振動発生装置
KR100223165B1 (ko) 고정자 및 회전자의 형상을 개선한 초음파 모터
JPH0710186B2 (ja) 超音波モ−タ−
JPH02303377A (ja) 超音波モータ
JPH0622566A (ja) 超音波モータの固定子支持体
JPH0646581A (ja) 超音波モータのロータの支持装置
JPH02290169A (ja) 超音波モータ
JP2007135269A (ja) 超音波モータのステータ
JPH0287980A (ja) 超音波モータ
JPS62196078A (ja) 超音波モ−タ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081110

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091110

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees