JPH05168167A - 充電制御回路 - Google Patents
充電制御回路Info
- Publication number
- JPH05168167A JPH05168167A JP32905991A JP32905991A JPH05168167A JP H05168167 A JPH05168167 A JP H05168167A JP 32905991 A JP32905991 A JP 32905991A JP 32905991 A JP32905991 A JP 32905991A JP H05168167 A JPH05168167 A JP H05168167A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- voltage
- charging
- control circuit
- initial
- Prior art date
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- Pending
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 過放電電池を的確に満充電検出するととも
に、満充電電池の充電を迅速的確に完了させる充電制御
回路を提供する。 【構成】 初期タイマ６が充電開始から所定の初期時間
を計時した後に、電池電圧が最大電圧値より所定レベル
だけ電圧降下したことを検出して満充電制御を行う充電
制御回路において、電池電圧検出手段７と、上記初期時
間の計時中に上記電池電圧が所定レベル以上になるのを
検出すると充電を完了させる充電完了制御手段７とを備
えた。
に、満充電電池の充電を迅速的確に完了させる充電制御
回路を提供する。 【構成】 初期タイマ６が充電開始から所定の初期時間
を計時した後に、電池電圧が最大電圧値より所定レベル
だけ電圧降下したことを検出して満充電制御を行う充電
制御回路において、電池電圧検出手段７と、上記初期時
間の計時中に上記電池電圧が所定レベル以上になるのを
検出すると充電を完了させる充電完了制御手段７とを備
えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、Ｎｉ−Ｃｄ電池等の充
電可能な電池用の充電制御回路に係り、特に初期キャン
セルタイマを備えた充電制御回路の改良に関するもので
ある。
電可能な電池用の充電制御回路に係り、特に初期キャン
セルタイマを備えた充電制御回路の改良に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】図４は電池を急速充電したときの電池電
圧及び充電電流の推移を示す図である。通常のＮｉ−Ｃ
ｄ電池等を充電すると、電池電圧は徐々に上昇し、満充
電に近付くと最大になり、さらに充電を継続すると電池
電圧が降下し始める（図４の実線）。そこで、従来、こ
の電圧降下が−ΔＶになると、満充電として充電電流を
急速充電電流からトリクル充電電流に切り換える−ΔＶ
制御を行う−ΔＶ充電制御回路が知られている。
圧及び充電電流の推移を示す図である。通常のＮｉ−Ｃ
ｄ電池等を充電すると、電池電圧は徐々に上昇し、満充
電に近付くと最大になり、さらに充電を継続すると電池
電圧が降下し始める（図４の実線）。そこで、従来、こ
の電圧降下が−ΔＶになると、満充電として充電電流を
急速充電電流からトリクル充電電流に切り換える−ΔＶ
制御を行う−ΔＶ充電制御回路が知られている。
【０００３】一方、長期間放置された、あるいは過放電
された電池を急速充電すると、充電開始直後に電圧のピ
ーク（初期ピーク）を示して降下した後、充電の進行と
ともに上昇し、以後は通常と同様の推移を示す（図４の
破線）。従って、初期ピークからの電圧が−ΔＶ以上降
下すると、−ΔＶ制御が動作して充電不足を生じてしま
うこととなる。このため、充電開始から所定時間は−Δ
Ｖ制御が動作しないように初期キャンセルタイマを設
け、初期キャンセル時間経過後に、−ΔＶ制御を開始す
るようになされている。この初期キャンセル時間は、例
えば充電時間を１時間とした場合、５分程度に設定され
ている。
された電池を急速充電すると、充電開始直後に電圧のピ
ーク（初期ピーク）を示して降下した後、充電の進行と
ともに上昇し、以後は通常と同様の推移を示す（図４の
破線）。従って、初期ピークからの電圧が−ΔＶ以上降
下すると、−ΔＶ制御が動作して充電不足を生じてしま
うこととなる。このため、充電開始から所定時間は−Δ
Ｖ制御が動作しないように初期キャンセルタイマを設
け、初期キャンセル時間経過後に、−ΔＶ制御を開始す
るようになされている。この初期キャンセル時間は、例
えば充電時間を１時間とした場合、５分程度に設定され
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の充電制御回路では、満充電された電池を再度充電す
ると、初期キャンセル時間とその後の−ΔＶ電圧降下検
出までの時間とを合わせた時間だけ過充電されることと
なる。
来の充電制御回路では、満充電された電池を再度充電す
ると、初期キャンセル時間とその後の−ΔＶ電圧降下検
出までの時間とを合わせた時間だけ過充電されることと
なる。
【０００５】図５は満充電電池を充電した場合の電池電
圧、充電電流、電池温度の推移を示す図である。この場
合、電池電圧は初期キャンセル時間中にピークに達し、
初期キャンセル時間終了時点で電圧値を記憶し、以後、
電圧が降下するので、−ΔＶ電圧降下を検出して、充電
完了となる。この充電完了までの間、充電電流が供給さ
れるので、電池温度がより一層上昇することとなり、電
池温度が約６０℃以上にもなると、電池の劣化を招い
て、容量低下を生じることとなる。
圧、充電電流、電池温度の推移を示す図である。この場
合、電池電圧は初期キャンセル時間中にピークに達し、
初期キャンセル時間終了時点で電圧値を記憶し、以後、
電圧が降下するので、−ΔＶ電圧降下を検出して、充電
完了となる。この充電完了までの間、充電電流が供給さ
れるので、電池温度がより一層上昇することとなり、電
池温度が約６０℃以上にもなると、電池の劣化を招い
て、容量低下を生じることとなる。
【０００６】特に携帯用電話等では、電話を使用する毎
に電池が電話本体とともに充電器から着脱されるため
に、電話の使用が短時間であれば過充電の繰返しとな
り、電池劣化を生じる虞れが高くなる。
に電池が電話本体とともに充電器から着脱されるため
に、電話の使用が短時間であれば過充電の繰返しとな
り、電池劣化を生じる虞れが高くなる。
【０００７】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、過放電電池を的確に満充電検出するとともに、満充
電電池の充電を迅速的確に完了させる充電制御回路を提
供することを目的とする。
で、過放電電池を的確に満充電検出するとともに、満充
電電池の充電を迅速的確に完了させる充電制御回路を提
供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、初期タイマが充電開始から所定の初期時
間を計時した後に、電池電圧が最大電圧値より所定レベ
ルだけ電圧降下したことを検出して満充電制御を行う充
電制御回路において、電池電圧検出手段と、上記初期時
間の計時中に上記電池電圧が所定レベル以上になるのを
検出すると充電を完了させる充電完了制御手段とを備え
た構成である。
に、本発明は、初期タイマが充電開始から所定の初期時
間を計時した後に、電池電圧が最大電圧値より所定レベ
ルだけ電圧降下したことを検出して満充電制御を行う充
電制御回路において、電池電圧検出手段と、上記初期時
間の計時中に上記電池電圧が所定レベル以上になるのを
検出すると充電を完了させる充電完了制御手段とを備え
た構成である。
【０００９】
【作用】本発明によれば、通常の空電池及び過放電電池
については、初期時間の計時後に電池電圧が最大電圧値
より所定レベルだけ電圧降下したことが検出されて満充
電制御が行われる。一方、初期時間の計時中に電池電圧
が所定レベル以上であることが検出されると、満充電電
池として、充電完了制御手段により充電が完了される。
については、初期時間の計時後に電池電圧が最大電圧値
より所定レベルだけ電圧降下したことが検出されて満充
電制御が行われる。一方、初期時間の計時中に電池電圧
が所定レベル以上であることが検出されると、満充電電
池として、充電完了制御手段により充電が完了される。
【００１０】
【実施例】図１は本発明に係る充電制御回路の実施例を
示す回路ブロック図である。入力端子１，１′には商用
電源等が接続可能になされており、定電流電源回路４は
上記入力端子１，１′に接続され、出力端子２，２′に
接続された電池３を充電すべく所定レベルの充電電流を
供給するものである。初期キャンセルタイマ６は充電開
始からの経過時間を計時するもので、所定時間、すなわ
ち初期時間が経過するまで、後述する電圧制御回路７に
信号を出力するとともに、初期時間が経過すると、後述
する−ΔＶ充電制御回路５に信号を出力するようになさ
れている。初期時間は過放電電池が充電されたときに初
期ピークから−ΔＶ電圧降下を生じるに要する時間より
多少長めに設定されている。
示す回路ブロック図である。入力端子１，１′には商用
電源等が接続可能になされており、定電流電源回路４は
上記入力端子１，１′に接続され、出力端子２，２′に
接続された電池３を充電すべく所定レベルの充電電流を
供給するものである。初期キャンセルタイマ６は充電開
始からの経過時間を計時するもので、所定時間、すなわ
ち初期時間が経過するまで、後述する電圧制御回路７に
信号を出力するとともに、初期時間が経過すると、後述
する−ΔＶ充電制御回路５に信号を出力するようになさ
れている。初期時間は過放電電池が充電されたときに初
期ピークから−ΔＶ電圧降下を生じるに要する時間より
多少長めに設定されている。
【００１１】電圧制御回路７は電池３の電圧を検出する
もので、初期キャンセルタイマ６からの信号が入力され
ている上記初期時間が経過するまでの間だけ動作し、電
池３の電圧が所定レベル以上になったことを検出したと
きは、定電流電源回路４を制御して、所定の充電電流を
トリクル充電電流に切り換えさせるようになされてい
る。
もので、初期キャンセルタイマ６からの信号が入力され
ている上記初期時間が経過するまでの間だけ動作し、電
池３の電圧が所定レベル以上になったことを検出したと
きは、定電流電源回路４を制御して、所定の充電電流を
トリクル充電電流に切り換えさせるようになされてい
る。
【００１２】−ΔＶ充電制御回路５は電池３の電圧を順
次取り込み、毎回の検出電圧を比較してピーク電圧を求
めるとともに、そのピーク電圧と検出電圧との差を求め
ることにより−ΔＶ電圧降下を検出するもので、初期キ
ャンセルタイマ６から上記初期時間が経過した旨の信号
が入力されると動作を開始し、上記−ΔＶ電圧降下を検
出したときは、定電流電源回路４を制御して、所定の充
電電流をトリクル充電電流に切り換えさせるようになさ
れている。
次取り込み、毎回の検出電圧を比較してピーク電圧を求
めるとともに、そのピーク電圧と検出電圧との差を求め
ることにより−ΔＶ電圧降下を検出するもので、初期キ
ャンセルタイマ６から上記初期時間が経過した旨の信号
が入力されると動作を開始し、上記−ΔＶ電圧降下を検
出したときは、定電流電源回路４を制御して、所定の充
電電流をトリクル充電電流に切り換えさせるようになさ
れている。
【００１３】次に、上記のように構成された充電制御回
路の動作について図２，図３を用いて説明する。図２は
本発明に係る充電制御回路の動作を示すフローチャート
である。図３は本発明に係る充電制御回路で電池を充電
したときの電池電圧及び充電電流の推移を示す図で、実
線は過放電電池、破線は満充電電池である。
路の動作について図２，図３を用いて説明する。図２は
本発明に係る充電制御回路の動作を示すフローチャート
である。図３は本発明に係る充電制御回路で電池を充電
したときの電池電圧及び充電電流の推移を示す図で、実
線は過放電電池、破線は満充電電池である。
【００１４】まず、電源を投入して急速充電を開始する
と（ステップＳ１）、初期キャンセルタイマ６で経過時
間の計時を開始する（ステップＳ２）とともに、電圧制
御回路７の動作を開始する（ステップＳ３）。そして、
電池電圧ＶBと所定電圧ＶCを比較してＶB＜ＶCかどうか
を判別し（ステップＳ４）、ＶB≧ＶCであれば、満充電
電池とみなして充電電流をトリクル充電電流に切り換え
て（ステップＳ８）、終了する。
と（ステップＳ１）、初期キャンセルタイマ６で経過時
間の計時を開始する（ステップＳ２）とともに、電圧制
御回路７の動作を開始する（ステップＳ３）。そして、
電池電圧ＶBと所定電圧ＶCを比較してＶB＜ＶCかどうか
を判別し（ステップＳ４）、ＶB≧ＶCであれば、満充電
電池とみなして充電電流をトリクル充電電流に切り換え
て（ステップＳ８）、終了する。
【００１５】一方、ステップＳ４で、ＶB＜ＶCであれ
ば、初期キャンセル時間が経過したかどうかを判別し
（ステップＳ５）、経過していなければ、ステップＳ４
に戻り、初期キャンセル時間が経過すれば、電圧制御回
路７の動作を停止させるとともに、−ΔＶ充電制御回路
５の動作を開始させる（ステップＳ６）。そして、電池
電圧ＶBがピーク電圧ＶPから−ΔＶ電圧降下するまで待
機し（ステップＳ７）、−ΔＶ電圧降下すれば満充電と
みなして充電電流をトリクル充電電流に切り換えて（ス
テップＳ８）、終了する。
ば、初期キャンセル時間が経過したかどうかを判別し
（ステップＳ５）、経過していなければ、ステップＳ４
に戻り、初期キャンセル時間が経過すれば、電圧制御回
路７の動作を停止させるとともに、−ΔＶ充電制御回路
５の動作を開始させる（ステップＳ６）。そして、電池
電圧ＶBがピーク電圧ＶPから−ΔＶ電圧降下するまで待
機し（ステップＳ７）、−ΔＶ電圧降下すれば満充電と
みなして充電電流をトリクル充電電流に切り換えて（ス
テップＳ８）、終了する。
【００１６】このように、満充電電池であれば、急速充
電開始から初期時間経過までに電圧制御回路７により所
定電圧ＶC以上であることを検出して、満充電電池と判
定して直ちにトリクル充電に切り換えるので、過充電さ
れることがない。また、過放電電池や通常の空電池であ
れば、初期キャンセル時間経過後に、−ΔＶ充電制御回
路５により−ΔＶ電圧降下を検出すれば満充電と判断す
ることができる。
電開始から初期時間経過までに電圧制御回路７により所
定電圧ＶC以上であることを検出して、満充電電池と判
定して直ちにトリクル充電に切り換えるので、過充電さ
れることがない。また、過放電電池や通常の空電池であ
れば、初期キャンセル時間経過後に、−ΔＶ充電制御回
路５により−ΔＶ電圧降下を検出すれば満充電と判断す
ることができる。
【００１７】
【発明の効果】以上、本発明によれば、充電開始から所
定の初期時間内に電池電圧が所定レベル以上になると、
直ちに充電を完了させるようにしたので、満充電電池が
接続されても過充電を生じることがなく、発熱も生じな
いので、電池の長寿命化が図れる。
定の初期時間内に電池電圧が所定レベル以上になると、
直ちに充電を完了させるようにしたので、満充電電池が
接続されても過充電を生じることがなく、発熱も生じな
いので、電池の長寿命化が図れる。
【図１】本発明に係る充電制御回路の実施例を示す回路
ブロック図である。
ブロック図である。
【図２】本発明に係る充電制御回路の動作を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図３】本発明に係る充電制御回路で電池を充電したと
きの電池電圧及び充電電流の推移を示す図で、実線は過
放電電池、破線は満充電電池である。
きの電池電圧及び充電電流の推移を示す図で、実線は過
放電電池、破線は満充電電池である。
【図４】電池を充電したときの電池電圧及び充電電流の
推移を示す図である。
推移を示す図である。
【図５】満充電電池を充電した場合の電池電圧、充電電
流、電池温度の推移を示す図である。
流、電池温度の推移を示す図である。
１，１′ 入力端子 ２，２′ 出力端子 ３ 電池 ４ 定電流電源回路 ５ −ΔＶ充電制御回路 ６ 初期キャンセルタイマ ７ 電圧制御回路
Claims (1)
- 【請求項１】 初期タイマが充電開始から所定の初期時
間を計時した後に、電池電圧が最大電圧値より所定レベ
ルだけ電圧降下したことを検出して満充電制御を行う充
電制御回路において、電池電圧検出手段と、上記初期時
間の計時中に上記電池電圧が所定レベル以上になるのを
検出すると充電を完了させる充電完了制御手段とを備え
たことを特徴とする充電制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32905991A JPH05168167A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 充電制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32905991A JPH05168167A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 充電制御回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05168167A true JPH05168167A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18217153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32905991A Pending JPH05168167A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 充電制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05168167A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06165404A (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-10 | Pfu Ltd | バッテリ状態検出機能を持つ装置 |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP32905991A patent/JPH05168167A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06165404A (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-10 | Pfu Ltd | バッテリ状態検出機能を持つ装置 |
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