JPH0516769A - 表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示装置の表示画面を給油所内の給油地点へ
の進入路からでも給油地点からでもよく見える位置に設
け、進入路を走行中の給油客に対しては給油地点への誘
導案内とし、給油中の給油客に対しては給油終了までの
待ち時間におけるサービスを図る。 【構成】 給油地点に車センサー７を設け、該車センサ
ー７からの出力で表示内容が変わるＣＲＴ表示画面８を
自動車の進入路及び給油地点から見える位置に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動車にガソリンなど
の燃料油を給油する給油所に設置する表示装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】かかる給油所に設置する表示装置で、ガ
ソリン単価やキャンペーン情報などを表示するものとし
ては、表示画面を組込んだケースを地上固定式の給油機
のハウジングの上部や給油所の出入口近くに立設したポ
ール上に設置したり、あるいはケースにキャスター付き
の脚などを取付けてこれを給油所の出入口近くに設置し
ている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ハウジング上部に設置
する表示装置は、給油地点に停車して給油中の自動車の
運転者を対象として情報を提供するもので、給油地点以
外の場所からは表示内容を読取りにくい。また、ポール
上やキャスター付きの脚に取付けた表示装置は、道路を
走行中の自動車の運転者に対しては給油所の存在を知ら
せ、給油や点検などを促がして給油所へ導き入れる役目
をなすが、給油所に既に入っている給油客からは見づら
い位置にあるため、表示内容が読取りにくい。

【０００４】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、給油所に入ろうとしている給油客、給油所内を走行
中の給油客及び給油地点に停車中の給油客のいずれもが
表示内容を見ることができ、既に給油が開始している給
油地点の給油客とそれ以外の給油客とでは表示内容が自
動的に切換わり、しかも給油所に進入した給油客に対し
ては給油地点への誘導の役目もなす表示装置を提供する
ことにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、給油地点に車センサーを設け、該車センサー
からの出力で表示内容が変わる表示画面を自動車の進入
路及び給油地点から見える位置に設けたことを要旨とす
るものである。

【０００６】

【作用】本発明によれば、給油地点に自動車が停車して
いないときは表示画面には例えば空きを示す青色表示や
油種表示が表示されており、給油所に進入した自動車の
運転者はこの表示内容を見ながらこれを目印にし誘導案
内として給油地点へ進む。給油地点に自動車が停車する
と、ここに設けた車センサーが自動車を検知して該車セ
ンサーからの出力で表示画面に表示されている内容が変
わり、例えば給油所側が用意したＶＴＲやＴＶ放送、給
油中の模様などを表示する。よって、運転者はこれらの
内容が放映される画面を見て給油終了を待つ。

【０００７】

【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は本発明の表示装置を設置した給油所の
説明図、図２は本発明の表示装置を設置した給油所の一
部の斜視図で、図示の例は地上固定式の給油装置を設置
した給油所で、給油所の敷地１内に設置したアイランド
２上に給油機３が立設されている。図中４は敷地１内に
設置した事務所などの建物、５は敷地１の上方を覆うキ
ャノピイを示す。

【０００８】かかる給油所において給油地点に停車して
いる自動車６を検知する車センサー７を例えば給油地点
上方のキャノピイ５の下面に設ける。この車センサー７
は例えば超音波などにより自動車６を検知するものとし
た場合には、給油地点を通る作業員などの人間を誤検知
しないよう２個設けることも考えられるが、磁気検知式
とした場合やイメージセンサーとする場合には１個で足
りる。

【０００９】また、給油地点に停車した自動車６の運転
席から見易い位置及び給油所の入口から給油地点に至る
進入路から見易い位置、例えば給油地点前方のキャノピ
イ５の下面などにＣＲＴ表示画面８を有する表示装置９
を設置する。この表示装置９はＣＲＴ表示画面８に表示
する内容としては、給油地点に自動車６が停車していな
い非給油時は空きを示す青色表示や当該給油地点で給油
可能な油種表示とし、給油地点に自動車６が停車してい
る給油中の場合の表示としては給油所が用意したキャン
ペーン情報、道路情報、気象情報その他娯楽に関する情
報などのＶＴＲやＴＶ放送などとする。そして車センサ
ー７からの検知信号を表示装置９の制御部に導入し、非
給油中の表示と給油中の表示とを自動的に切換可能なも
のに構成した。

【００１０】次に動作を図３のフローチャートについて
説明する。給油地点に自動車６がなく、空きになってい
るときは車センサー７からの検知信号の出力がないか
ら、表示装置９のＣＲＴ表示画面８には空きを示す青色
表示や油種表示などの一般案内がなされている（ステッ
プイ）。よって給油所の入口から給油地点への進入路を
走行中の自動車の運転者はこのＣＲＴ表示画面８を見て
空きのある給油地点や当該自動車に給油したい油種が給
油可能な給油地点を知ることができ、これにしたがって
自動車の進行方向を定めることができるとともにＣＲＴ
表示画面８を給油地点の目印としてこれを目標にして自
動車を給油地点へと進めることができる。この場合ＣＲ
Ｔ表示画面８は大きいので遠くからでも見易い。

【００１１】空きのある給油地点に自動車６が停車する
と、車センサー７が自動車６を検知し（ステップロ）、
検知信号が表示装置９の制御部に出力される。制御部で
はこの検知信号の入力を受けて、ＣＲＴ表示画面８の表
示内容を当該給油客に対するものに自動的に切換え、給
油所側が特別に用意したＶＴＲやＴＶ放送とする（ステ
ップハ）。よって給油客は給油中このＣＲＴ表示画面８
を見て給油終了を待つ。なお、表示装置９にテレビカメ
ラを設け、給油中の様子をＣＲＴ表示画面８に映すこと
も可能でありこの場合は給油客は給油中であることを認
識できるので給油終了前に給油ノズルが給油口に差込ま
れたままの状態で誤って自動車６を発進させてしまう危
険を防止できる。

【００１２】給油が終了して自動車６が給油地点から退
出すると、車センサー７からの出力がなくなるので（ス
テップニ）、表示装置９の制御部はこの出力変化に基い
てＣＲＴ表示画面８の表示をＴＶ放送など給油客に対す
るものから空きを示す青色表示や油種表示などの一般案
内に切換える（ステップホ）。

【００１３】

【発明の効果】以上述べたように本発明の表示装置は、
給油所内に進入した自動車及び給油中の自動車の運転者
のいずれに対しても見易い位置に設置されるので、給油
所内に進入した自動車に対しては給油地点への走行の誘
導案内となり、また、給油中の自動車の運転者に対して
は給油が終了するまでの給油中の手持無沙汰を解消させ
給油客へのサービス向上を図れるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の表示装置を設置した給油所の説明図で
ある。

【図２】本発明の表示装置を設置した給油所の一部の斜
視図である。

【図３】本発明の表示装置の動作を示すフローチャート
である。

【符号の説明】

１…敷地 ２…アイランド ３…給油機 ４…建物 ５…キャノピイ ６…自動車 ７…車センサー ８…ＣＲＴ表示画面 ９…表示装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 給油地点に車センサーを設け、該車セン
   サーからの出力で表示内容が変わる表示画面を自動車の
   進入路及び給油地点から見える位置に設けたことを特徴
   とする表示装置。