JPH05167490A - ダイバシテイ無線送受信方法 - Google Patents
ダイバシテイ無線送受信方法Info
- Publication number
- JPH05167490A JPH05167490A JP3336665A JP33666591A JPH05167490A JP H05167490 A JPH05167490 A JP H05167490A JP 3336665 A JP3336665 A JP 3336665A JP 33666591 A JP33666591 A JP 33666591A JP H05167490 A JPH05167490 A JP H05167490A
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- JP
- Japan
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】フェージング対策として受信レベルに依存せ
ず、簡易な構成によってダイバシテイ効果を得るデジタ
ル無線送受信方法を得ること。 【構成】送信すべきデジタル情報について誤り検出と誤
り訂正可能な符号化機能を付与して、複数の受信側で誤
り検出情報のブロック毎の読出しカウント値から、比較
器５０より得た最少誤り情報と、復調情報についてのブ
ロック毎の読出し値との合成器６０による合成情報を更
に誤り訂正復号器７０により、正しい情報を取出すよう
にした。
ず、簡易な構成によってダイバシテイ効果を得るデジタ
ル無線送受信方法を得ること。 【構成】送信すべきデジタル情報について誤り検出と誤
り訂正可能な符号化機能を付与して、複数の受信側で誤
り検出情報のブロック毎の読出しカウント値から、比較
器５０より得た最少誤り情報と、復調情報についてのブ
ロック毎の読出し値との合成器６０による合成情報を更
に誤り訂正復号器７０により、正しい情報を取出すよう
にした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は移動局と固定局間でのダ
イバシテイ方式によるデジタル無線通信システムにおけ
るフェージング対策として、送信側に誤り検出並びに誤
り訂正機能を付与するとともに、複数の受信側で最少誤
り検出結果のブロック毎の組合わせにより、比較操作を
繰返し、最適符号長が得られるようにしたダイバシテイ
無線送受信方法に関し、移動体無線電話、携帯電話に適
用して有用なものである。
イバシテイ方式によるデジタル無線通信システムにおけ
るフェージング対策として、送信側に誤り検出並びに誤
り訂正機能を付与するとともに、複数の受信側で最少誤
り検出結果のブロック毎の組合わせにより、比較操作を
繰返し、最適符号長が得られるようにしたダイバシテイ
無線送受信方法に関し、移動体無線電話、携帯電話に適
用して有用なものである。
【０００２】
【従来の技術】従来固定局と複数の移動局或いは移動局
相互間がＨＦ回線によってデータ伝送する場合、ダイバ
シテイ受信側では、その都度、時間、位置をモニタし、
最適と見做せる受信系を選択して受信情報を得ている
が、ＨＦ回線特有のフェージングやマルチパス等による
雑音のために、同期がずれて位相の修正を施しても、こ
の同期ずれに追従する有効な方法がなく、受信情報に誤
りが多く、符号歪が多く含まれることから、連続的に良
品質の受信が難しいこと、即ちダイバシテイ方式による
デジタル移動体無線通信における伝送路のフェージング
対策として、その周波数並びに混信、雑音障害、通話品
質の改善にスペースダイバシテイ或いは周波数ダイバシ
テイが知られているが、特にビット単位のフェージング
に対してはスペース偏波２重ダイバシテイが採用される
ことが多く、複数のアンテナを使用電波長の数倍の距離
に順次離間配置し、例えば移動局から伝送された情報を
固定局で受信する場合、移動局が移動するに伴って固定
局との距離、方位、仰角等が変動するので、ＨＦ帯回線
にあっては最適運用周波数が変化するといった障害が生
じ、デジタル符号の伝送に対して移動局の電力容量を増
強するとか、固定局間との交信が可能なように、自動的
再送を繰返すといった非能率な伝送方法に依存してい
る。
相互間がＨＦ回線によってデータ伝送する場合、ダイバ
シテイ受信側では、その都度、時間、位置をモニタし、
最適と見做せる受信系を選択して受信情報を得ている
が、ＨＦ回線特有のフェージングやマルチパス等による
雑音のために、同期がずれて位相の修正を施しても、こ
の同期ずれに追従する有効な方法がなく、受信情報に誤
りが多く、符号歪が多く含まれることから、連続的に良
品質の受信が難しいこと、即ちダイバシテイ方式による
デジタル移動体無線通信における伝送路のフェージング
対策として、その周波数並びに混信、雑音障害、通話品
質の改善にスペースダイバシテイ或いは周波数ダイバシ
テイが知られているが、特にビット単位のフェージング
に対してはスペース偏波２重ダイバシテイが採用される
ことが多く、複数のアンテナを使用電波長の数倍の距離
に順次離間配置し、例えば移動局から伝送された情報を
固定局で受信する場合、移動局が移動するに伴って固定
局との距離、方位、仰角等が変動するので、ＨＦ帯回線
にあっては最適運用周波数が変化するといった障害が生
じ、デジタル符号の伝送に対して移動局の電力容量を増
強するとか、固定局間との交信が可能なように、自動的
再送を繰返すといった非能率な伝送方法に依存してい
る。
【０００３】そこで、上記の障害対策としてデジタル符
号を訂正可能な符号化か、検定可能な符号化した情報を
送信し、固定局側つまり複数地点に設けた固定局の受信
側では、受信情報を中央局において、夫々復調後の誤り
訂正又は誤り検定の後に、適合符号か誤り訂正符号かを
送出するようにし、奇数の受信局の多数決判定法を併用
して適合符号か誤り訂正符号を出力して自動再送方式に
より検定不適合のグループ符号を再送制御し、誤り訂正
不要な伝送を行う方式が提案されている。
号を訂正可能な符号化か、検定可能な符号化した情報を
送信し、固定局側つまり複数地点に設けた固定局の受信
側では、受信情報を中央局において、夫々復調後の誤り
訂正又は誤り検定の後に、適合符号か誤り訂正符号かを
送出するようにし、奇数の受信局の多数決判定法を併用
して適合符号か誤り訂正符号を出力して自動再送方式に
より検定不適合のグループ符号を再送制御し、誤り訂正
不要な伝送を行う方式が提案されている。
【０００４】他方、伝送中のフェージングによる影響の
軽減策として、図２のような簡易な回路が知られ、送信
機Ｔｘの変調器１より送信された変調搬送波が、複数の
受信機Ｒｘ1 、Ｒｘ2 により受信されると、夫々復調器
２１、２２により復調されて、その伝送情報のもつ受信
レベルを、スレショルド値を基準とするレベル判定器３
により検出し、切替器４に加えて複数のアンテナ５１、
５２よりの伝送情報の内の最少誤り情報を切替器４によ
って選択切替えする方法を採用している。
軽減策として、図２のような簡易な回路が知られ、送信
機Ｔｘの変調器１より送信された変調搬送波が、複数の
受信機Ｒｘ1 、Ｒｘ2 により受信されると、夫々復調器
２１、２２により復調されて、その伝送情報のもつ受信
レベルを、スレショルド値を基準とするレベル判定器３
により検出し、切替器４に加えて複数のアンテナ５１、
５２よりの伝送情報の内の最少誤り情報を切替器４によ
って選択切替えする方法を採用している。
【０００５】
【従来技術の課題】しかして誤り情報の発生を移動体の
位置と無関係にダイバシテイ送受信する上記従来の方法
の一つは、固定局側で互いに遠隔にある奇数地点に受信
設備を配設するという大がかりな手法である上に、受信
情報の符号を固定局の中央位置に伝送路を経由して伝送
し、受信点毎の受信情報符号を別個に記憶させて符号処
理するといった、煩雑な技術を採用しているために経済
性に欠け、他法ではフェージングによる受信レベルの変
動を検出して最少誤り情報を選択切替えする簡易な方法
ではあるが、選択切替え後に選択誤りが生じてレベル変
動に追従できないためにダイバシテイ効果が得られない
といった欠点がある。
位置と無関係にダイバシテイ送受信する上記従来の方法
の一つは、固定局側で互いに遠隔にある奇数地点に受信
設備を配設するという大がかりな手法である上に、受信
情報の符号を固定局の中央位置に伝送路を経由して伝送
し、受信点毎の受信情報符号を別個に記憶させて符号処
理するといった、煩雑な技術を採用しているために経済
性に欠け、他法ではフェージングによる受信レベルの変
動を検出して最少誤り情報を選択切替えする簡易な方法
ではあるが、選択切替え後に選択誤りが生じてレベル変
動に追従できないためにダイバシテイ効果が得られない
といった欠点がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイバシテイ
効果を得るための設備が大がかりで煩雑になるのを避
け、受信レベル又は位相の変動を検出する方法に依存す
ることなく、送信側に誤り検出並びに誤り訂正機能を付
与するとともに、複数の受信側で最少誤り検出結果のブ
ロック毎の組合わせによって比較操作を繰返し、最適符
号長が得られるようにしたものである。
効果を得るための設備が大がかりで煩雑になるのを避
け、受信レベル又は位相の変動を検出する方法に依存す
ることなく、送信側に誤り検出並びに誤り訂正機能を付
与するとともに、複数の受信側で最少誤り検出結果のブ
ロック毎の組合わせによって比較操作を繰返し、最適符
号長が得られるようにしたものである。
【０００７】
【実施例】以下に図１により本発明の一実施例について
説明する。送信機Ｔｘ側は送信すべきデジタル情報につ
いての誤り検出ならびに誤り訂正の可能な符号化機能を
もつ誤り制御符号器１０、搬送波に任意な変調を掛ける
変調器３０を経て、アンテナ４０より変調搬送波が送信
される。他方、複数の受信機Ｒｘ1 、Ｒｘ2 のアンテナ
５１、５２から受信された情報（受信情報という）は夫
々復調器３１、３２により、上記変調搬送波に含まれる
符号が復号され、夫々の符号に含まれる誤り復調情報を
誤り検出復号器２１、２２に加えられた後、記憶手段で
あるメモリ４１、４２に夫々蓄えられる。ここで上記各
メモリに蓄えられている誤り検出情報ｄ10、ｄ11をブロ
ック毎に夫々読出して誤りをカウントし、夫々のカウン
ト値を比較器５０により最少誤り情報を取出すととも
に、上記各メモリから上記誤り検出情報の何れかに対応
する上記復調情報について、ブロック毎に読出した復調
情報ｄ20 、ｄ21、とで合成器６０により、誤りの少な
い合成情報を得た後、誤り訂正復号器７０に加えて、更
に誤りを除去した正しい情報ｄを得ている。
説明する。送信機Ｔｘ側は送信すべきデジタル情報につ
いての誤り検出ならびに誤り訂正の可能な符号化機能を
もつ誤り制御符号器１０、搬送波に任意な変調を掛ける
変調器３０を経て、アンテナ４０より変調搬送波が送信
される。他方、複数の受信機Ｒｘ1 、Ｒｘ2 のアンテナ
５１、５２から受信された情報（受信情報という）は夫
々復調器３１、３２により、上記変調搬送波に含まれる
符号が復号され、夫々の符号に含まれる誤り復調情報を
誤り検出復号器２１、２２に加えられた後、記憶手段で
あるメモリ４１、４２に夫々蓄えられる。ここで上記各
メモリに蓄えられている誤り検出情報ｄ10、ｄ11をブロ
ック毎に夫々読出して誤りをカウントし、夫々のカウン
ト値を比較器５０により最少誤り情報を取出すととも
に、上記各メモリから上記誤り検出情報の何れかに対応
する上記復調情報について、ブロック毎に読出した復調
情報ｄ20 、ｄ21、とで合成器６０により、誤りの少な
い合成情報を得た後、誤り訂正復号器７０に加えて、更
に誤りを除去した正しい情報ｄを得ている。
【０００８】以上のように本発明は各受信機の誤り検出
復号器によって得た誤り検出情報を比較器により、ブロ
ック毎に読出した誤り値としてカウントした最少誤り情
報と復調情報についてブロック毎に読出して、誤りの少
ない情報として合成器で取出す手法によってダイバシテ
イ作用を果たし、これによりアンテナ切替えによる遅延
も払拭されることになる。
復号器によって得た誤り検出情報を比較器により、ブロ
ック毎に読出した誤り値としてカウントした最少誤り情
報と復調情報についてブロック毎に読出して、誤りの少
ない情報として合成器で取出す手法によってダイバシテ
イ作用を果たし、これによりアンテナ切替えによる遅延
も払拭されることになる。
【０００９】
【発明の効果】本発明は送信側に送信すべきデジタル情
報について誤り検出とその誤り訂正が可能な符号化機能
を付与しておき、複数の受信側で夫々誤り検出情報のブ
ロック毎の読出しカウント値から比較器によって得た最
少誤り情報と、各復調情報についてのブロック毎の読出
しカウント値との合成器による合成情報を更に誤り訂正
した正しい情報を取出せる方法であるため、受信側に大
がかりな設備を設ける必要がなく、可搬式の小型無線機
に対しても適用することができ、しかもアンテナ切替え
によってもたらされる遅延が払拭される等、有効なダイ
バシテイ効果の得られる送受信方法である。
報について誤り検出とその誤り訂正が可能な符号化機能
を付与しておき、複数の受信側で夫々誤り検出情報のブ
ロック毎の読出しカウント値から比較器によって得た最
少誤り情報と、各復調情報についてのブロック毎の読出
しカウント値との合成器による合成情報を更に誤り訂正
した正しい情報を取出せる方法であるため、受信側に大
がかりな設備を設ける必要がなく、可搬式の小型無線機
に対しても適用することができ、しかもアンテナ切替え
によってもたらされる遅延が払拭される等、有効なダイ
バシテイ効果の得られる送受信方法である。
【図１】本発明のダイバシテイ無線送受信方法を実施す
るデジタル無線送受信システムの系統構成図。
るデジタル無線送受信システムの系統構成図。
【図２】従来の受信レベル変動検出による最少誤り情報
の選択切替えの簡易方法を説明する系統構成図。
の選択切替えの簡易方法を説明する系統構成図。
１０ 誤り制御符号器 ２１、２２ 誤り検出復号器 ３１、３２ 復調器 ４１、４２ メモリ ４０、５１、５２ アンテナ ５０ 比較器 ６０ 合成器 ７０ 誤り訂正復号器 Ｒｘ1 、Ｒｘ2 受信機 Ｔｘ 送信機 ｄ10、ｄ11 誤り検出情報 ｄ20、ｄ21 復調情報 ｄ 正しい情報
Claims (1)
- 【請求項１】固定局及び移動局間でのダイバシテイ方式
によるデジタル無線送受信方式において、送信機が送信
するデジタル情報について誤り検出並びに誤り訂正符号
化を施し、複数の受信機が各アンテナを介して受信した
夫々の情報を復調した後、誤り検出復合器に加えて最少
誤り情報を選択し、上記送信機により施された誤り訂正
符号長を有する上記受信情報並びに誤り検出結果を夫々
記憶し、上記受信情報とこれに対応する上記誤り検出結
果とをブロック毎に読取って比較するとともに、上記比
較結果が最少誤り率のブロック長となる如く、最少誤り
検出結果をブロック毎に組合わせて合成し、上記合成さ
れた出力信号に対して更に誤り訂正を施すことを特徴と
するダイバシテイ無線送受信方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3336665A JPH05167490A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | ダイバシテイ無線送受信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3336665A JPH05167490A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | ダイバシテイ無線送受信方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05167490A true JPH05167490A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18301534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3336665A Pending JPH05167490A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | ダイバシテイ無線送受信方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05167490A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007067707A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Toshiba Corp | 受信装置 |
| JP2007088875A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 誤り訂正処理方法及び伝送装置 |
| JP2009044583A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Asyst Technologies Japan Inc | 通信装置及び該通信装置における通信方法 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP3336665A patent/JPH05167490A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007067707A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Toshiba Corp | 受信装置 |
| US7826570B2 (en) | 2005-08-30 | 2010-11-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Receiver and receiving method for determining an output signal having minimum error among output signals |
| JP2007088875A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 誤り訂正処理方法及び伝送装置 |
| JP4558617B2 (ja) * | 2005-09-22 | 2010-10-06 | 株式会社日立国際電気 | 誤り訂正処理方法及び伝送装置 |
| JP2009044583A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Asyst Technologies Japan Inc | 通信装置及び該通信装置における通信方法 |
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