JPH05167165A - 短波長レーザ光源 - Google Patents
短波長レーザ光源Info
- Publication number
- JPH05167165A JPH05167165A JP3333235A JP33323591A JPH05167165A JP H05167165 A JPH05167165 A JP H05167165A JP 3333235 A JP3333235 A JP 3333235A JP 33323591 A JP33323591 A JP 33323591A JP H05167165 A JPH05167165 A JP H05167165A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- laser light
- light
- crystal
- wavelength
- Prior art date
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- Pending
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- Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】非線形光学結晶を使った短波長レーザの直線偏
光化。 【構成】内部共振器型第二高調波レーザの共振器内部
で、固体レーザ結晶,非線形光学結晶の次に四分の一波
長板、あるいは、偏光子を置き、発生する楕円偏光の第
二高調波を直線偏光にする。四分の一波長板について
は、ファスト軸,スロー軸を楕円偏光の長軸と短軸に平
行にする(順序不同)ことで、直線偏光を得る。偏光子
の場合はそれ自身が決める方向で直線偏光になる。 【効果】非線形光学結晶を使った短波長レーザが直線偏
光になり、これを光磁気ディスクシステムに使用すれ
ば、高密度に情報を記録再生できる。
光化。 【構成】内部共振器型第二高調波レーザの共振器内部
で、固体レーザ結晶,非線形光学結晶の次に四分の一波
長板、あるいは、偏光子を置き、発生する楕円偏光の第
二高調波を直線偏光にする。四分の一波長板について
は、ファスト軸,スロー軸を楕円偏光の長軸と短軸に平
行にする(順序不同)ことで、直線偏光を得る。偏光子
の場合はそれ自身が決める方向で直線偏光になる。 【効果】非線形光学結晶を使った短波長レーザが直線偏
光になり、これを光磁気ディスクシステムに使用すれ
ば、高密度に情報を記録再生できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は短波長レーザ光源におけ
るレーザ光の直線偏光化に係り、特に、レーザ光をレン
ズで絞り込んで記録媒体の状態を変化させ情報を記録す
る光ディスクシステムのデータの書き込み,読み取りに
関する。
るレーザ光の直線偏光化に係り、特に、レーザ光をレン
ズで絞り込んで記録媒体の状態を変化させ情報を記録す
る光ディスクシステムのデータの書き込み,読み取りに
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザを光ディスクシステム、特に、光
磁気ディスクシステムに用いる際、その光は直線偏光で
なければならない。非線形光学結晶を使用した短波長レ
ーザを光磁気ディスクシステムに応用する場合も、レー
ザ光は直線偏光でなければならない。しかし、現在は、
これらの短波長レーザの直線偏光化に対して、あまり注
意が向けられていない。
磁気ディスクシステムに用いる際、その光は直線偏光で
なければならない。非線形光学結晶を使用した短波長レ
ーザを光磁気ディスクシステムに応用する場合も、レー
ザ光は直線偏光でなければならない。しかし、現在は、
これらの短波長レーザの直線偏光化に対して、あまり注
意が向けられていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】非線形光学結晶を使用
した短波長レーザ光の偏光は、理論的には直線偏光であ
る。ところが、非線形光学結晶の結晶軸とレーザ進行方
向との、わずかのずれによって楕円偏光になる。そこで
本発明は、この楕円偏光を、直線偏光にさせるものであ
る。
した短波長レーザ光の偏光は、理論的には直線偏光であ
る。ところが、非線形光学結晶の結晶軸とレーザ進行方
向との、わずかのずれによって楕円偏光になる。そこで
本発明は、この楕円偏光を、直線偏光にさせるものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では短波長レーザ
の、楕円偏光の光を直線偏光化させるために、レーザ共
振器の内部、あるいは外部に、四分の一波長板を置き、
ファスト軸を楕円の長短軸にたいし、所定の角度になる
ようにし、そこに楕円偏光の光を入射させる。または、
四分の一波長板の替わりに、偏光子を置く。
の、楕円偏光の光を直線偏光化させるために、レーザ共
振器の内部、あるいは外部に、四分の一波長板を置き、
ファスト軸を楕円の長短軸にたいし、所定の角度になる
ようにし、そこに楕円偏光の光を入射させる。または、
四分の一波長板の替わりに、偏光子を置く。
【0005】
【作用】レーザ共振器の内部、あるいは、外部に、四分
の一波長板を配置する。つぎに、その四分の一波長板の
ファスト軸,スロー軸をそれぞれ楕円偏光の長軸,短軸
に平行にする、あるいは、四分の一波長板のファスト
軸,スロー軸をそれぞれ楕円偏光の短軸,長軸に平行に
すると、楕円偏光の電場の長軸,短軸方向の成分は、も
ともと90°位相がずれていて、四分の一波長板で、さ
らに90°位相がずれ、結局、直線偏光が得られる。こ
こで、四分の一波長板は、発振する短波長用のものを使
う。または、レーザ共振器の内部、あるいは、外部に、
偏光子を配置する。そうすれば、偏光子が決める方向に
直線偏光になる。
の一波長板を配置する。つぎに、その四分の一波長板の
ファスト軸,スロー軸をそれぞれ楕円偏光の長軸,短軸
に平行にする、あるいは、四分の一波長板のファスト
軸,スロー軸をそれぞれ楕円偏光の短軸,長軸に平行に
すると、楕円偏光の電場の長軸,短軸方向の成分は、も
ともと90°位相がずれていて、四分の一波長板で、さ
らに90°位相がずれ、結局、直線偏光が得られる。こ
こで、四分の一波長板は、発振する短波長用のものを使
う。または、レーザ共振器の内部、あるいは、外部に、
偏光子を配置する。そうすれば、偏光子が決める方向に
直線偏光になる。
【0006】
【実施例】<実施例1>図1において1は励起用レーザ
光源を示し、固体レーザとして例えば、Nd:YAGや
Nd:YVO4 を用いたレーザ結晶3の入射端面に1か
ら射出したレーザ光7を集光レンズ2を通して入射させ
ることによりレーザ結晶3を励起,発光させる。ここ
で、レーザ結晶3のレーザ光7が入射する面3Aはレー
ザ光7の波長に対して無反射コーティング(ARコー
ト)してある。発光した光はこの波長に対して高反射コ
ーティング(HRコート)してあるレーザ結晶3の入射
面3Aと、同じくHRコートしてある出力ミラー6の曲
面6Aを反射往復して基本波レーザとなる。この基本波
が、たとえば、KTPのような非線形光学結晶4に入射
して、一般的に楕円偏光8の第二高調波が発生する。こ
の光を、3Aと6Aからなるレーザ共振器の内部にある
四分の一波長板5を通すことで直線偏光9が得られる。
光源を示し、固体レーザとして例えば、Nd:YAGや
Nd:YVO4 を用いたレーザ結晶3の入射端面に1か
ら射出したレーザ光7を集光レンズ2を通して入射させ
ることによりレーザ結晶3を励起,発光させる。ここ
で、レーザ結晶3のレーザ光7が入射する面3Aはレー
ザ光7の波長に対して無反射コーティング(ARコー
ト)してある。発光した光はこの波長に対して高反射コ
ーティング(HRコート)してあるレーザ結晶3の入射
面3Aと、同じくHRコートしてある出力ミラー6の曲
面6Aを反射往復して基本波レーザとなる。この基本波
が、たとえば、KTPのような非線形光学結晶4に入射
して、一般的に楕円偏光8の第二高調波が発生する。こ
の光を、3Aと6Aからなるレーザ共振器の内部にある
四分の一波長板5を通すことで直線偏光9が得られる。
【0007】<実施例2>図2のように、上記実施例1
で四分の一波長板5をレーザ共振器外部におくことで直
線偏光9が得られる。
で四分の一波長板5をレーザ共振器外部におくことで直
線偏光9が得られる。
【0008】<実施例3>上記実施例1において四分の
一波長板5を偏光子に置き換えることで直線偏光9が得
られる。
一波長板5を偏光子に置き換えることで直線偏光9が得
られる。
【0009】<実施例4>上記実施例2において四分の
一波長板5を偏光子に置き換えることで直線偏光9が得
られる。
一波長板5を偏光子に置き換えることで直線偏光9が得
られる。
【0010】<実施例5>実施例1で発生する短波長レ
ーザ光を、光磁気ディスクシステムで情報の書き込み,
読み取りをするピックアップに使用する。短波長レーザ
光をレンズで絞り込めば、波長が短いためにより小さい
スポットに絞り込める。絞り込んだスポットの直径が小
さいほど記録の密度は高くなり、高密度記録のできる光
磁気ディスクシステムができる。
ーザ光を、光磁気ディスクシステムで情報の書き込み,
読み取りをするピックアップに使用する。短波長レーザ
光をレンズで絞り込めば、波長が短いためにより小さい
スポットに絞り込める。絞り込んだスポットの直径が小
さいほど記録の密度は高くなり、高密度記録のできる光
磁気ディスクシステムができる。
【0011】<実施例6>実施例2で発生する短波長レ
ーザ光を、光磁気ディスクシステムにおいて情報の書き
込み,読み取りをするピックアップに使用する。短波長
レーザ光をレンズで絞り込めば、波長が短いためにより
小さいスポットに絞り込める。絞り込んだスポットの直
径が小さいほど記録の密度は高くなり、高密度記録ので
きる光磁気ディスクシステムができる。
ーザ光を、光磁気ディスクシステムにおいて情報の書き
込み,読み取りをするピックアップに使用する。短波長
レーザ光をレンズで絞り込めば、波長が短いためにより
小さいスポットに絞り込める。絞り込んだスポットの直
径が小さいほど記録の密度は高くなり、高密度記録ので
きる光磁気ディスクシステムができる。
【0012】<実施例7>実施例3で発生する短波長レ
ーザ光を、光磁気ディスクシステムにおいて情報の書き
込み,読み取りをするピックアップに使用する。短波長
レーザ光をレンズで絞り込めば、波長が短いためにより
小さいスポットに絞り込める。絞り込んだスポットの直
径が小さいほど記録の密度は高くなり、高密度記録ので
きる光磁気ディスクシステムができる。
ーザ光を、光磁気ディスクシステムにおいて情報の書き
込み,読み取りをするピックアップに使用する。短波長
レーザ光をレンズで絞り込めば、波長が短いためにより
小さいスポットに絞り込める。絞り込んだスポットの直
径が小さいほど記録の密度は高くなり、高密度記録ので
きる光磁気ディスクシステムができる。
【0013】<実施例8>実施例4で発生する短波長レ
ーザ光を、光磁気ディスクシステムにおいて情報の書き
込み,読み取りをするピックアップに使用する。短波長
レーザ光をレンズで絞り込めば、波長が短いためにより
小さいスポットに絞り込める。絞り込んだスポットの直
径が小さいほど記録の密度は高くなり、高密度記録ので
きる光磁気ディスクシステムができる。
ーザ光を、光磁気ディスクシステムにおいて情報の書き
込み,読み取りをするピックアップに使用する。短波長
レーザ光をレンズで絞り込めば、波長が短いためにより
小さいスポットに絞り込める。絞り込んだスポットの直
径が小さいほど記録の密度は高くなり、高密度記録ので
きる光磁気ディスクシステムができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、非線形光学結晶を使っ
た短波長レーザが直線偏光になる。これを光磁気ディス
クシステムに使用すれば、高密度に情報を記録再生でき
る。
た短波長レーザが直線偏光になる。これを光磁気ディス
クシステムに使用すれば、高密度に情報を記録再生でき
る。
【図1】本発明の実施例1,3を示す説明図。
【図2】本発明の実施例2,4を示す説明図。
1…励起用レーザ光源、2…集光レンズ、3…固体レー
ザ結晶、3A…基本波に対するHRコート、4…非線形
光学結晶、5…四分の一波長板または偏光子、6…出力
ミラー、6A…基本波に対するHRコート、7…励起用
レーザ、8…楕円偏光第二高調波、9…直線偏光第二高
調波。
ザ結晶、3A…基本波に対するHRコート、4…非線形
光学結晶、5…四分の一波長板または偏光子、6…出力
ミラー、6A…基本波に対するHRコート、7…励起用
レーザ、8…楕円偏光第二高調波、9…直線偏光第二高
調波。
Claims (6)
- 【請求項1】非線形光学結晶を利用して発生させる高調
波あるいは、和周波の短波長レーザ光を、直線偏光にす
ることを特徴とする短波長レーザ光源。 - 【請求項2】請求項1において、レーザ共振器の内部
に、前記レーザ光を直線偏光化させるための光学部品が
配置されている短波長レーザ光源。 - 【請求項3】請求項1において、レーザ共振器の外部
に、前記レーザ光を直線偏光化させるための光学部品が
配置されている短波長レーザ光源。 - 【請求項4】請求項1において、前記レーザ光をレンズ
で記録媒体に絞り込み、その状態を変化させて情報を記
録する光ディスクシステムに前記短波長レーザ光源を使
用する光ディスクシステム。 - 【請求項5】請求項2において、前記レーザ光をレンズ
で記録媒体に絞り込み、その状態を変化させて情報を記
録する光ディスクシステムに前記短波長レーザ光源を使
用する光ディスクシステム。 - 【請求項6】請求項3において、前記レーザ光をレンズ
で記録媒体に絞り込み、その状態を変化させて情報を記
録する光ディスクシステムに前記短波長レーザ光源を使
用する光ディスクシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3333235A JPH05167165A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 短波長レーザ光源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3333235A JPH05167165A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 短波長レーザ光源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05167165A true JPH05167165A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18263838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3333235A Pending JPH05167165A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 短波長レーザ光源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05167165A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2175534A1 (en) * | 2007-07-30 | 2010-04-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Wavelength conversion laser device |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP3333235A patent/JPH05167165A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2175534A1 (en) * | 2007-07-30 | 2010-04-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Wavelength conversion laser device |
EP2175534A4 (en) * | 2007-07-30 | 2010-08-25 | Mitsubishi Electric Corp | WAVE LENGTH CONVERTING LASER DEVICE |
US8073024B2 (en) | 2007-07-30 | 2011-12-06 | Mitsubishi Electronics Corporation | Wavelength conversion laser device |
JP5127830B2 (ja) * | 2007-07-30 | 2013-01-23 | 三菱電機株式会社 | 波長変換レーザ装置 |
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